JP2794282B2 - 建物の外壁構成方法 - Google Patents

建物の外壁構成方法

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JP2794282B2
JP2794282B2 JP62086299A JP8629987A JP2794282B2 JP 2794282 B2 JP2794282 B2 JP 2794282B2 JP 62086299 A JP62086299 A JP 62086299A JP 8629987 A JP8629987 A JP 8629987A JP 2794282 B2 JP2794282 B2 JP 2794282B2
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惠一 冨山
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、パネル工法によって構築される建物の外
壁構成方法に関するものである。 従来の技術 予め工場で製作したパネルを現場へ搬入して、これら
を相互に接合して外壁を構成するパネル工法は従来から
広く行なわれている。この場合、従来においては、外壁
のX方向については、一部のパネルを、内部にブレース
を配した耐力壁パネルとし、この耐力壁パネルを要所要
所に使用することによって、このX方向の水平力に抵抗
させるとともに、Y方向については、柱間に梁等を連結
させたラーメン構造とし、これによって水平力に対抗さ
せるものがある。 発明が解決しようとする問題点 上記従来の耐力壁パネルを用いた外壁の構造において
は、Y方向の外壁部は、ブレース等によって邪魔される
ことなく大きな開口部を取れる利点があるが、その反
面、柱・梁という大型の構造材が必要であり、そのため
には、軽量形鋼のようなものでは不充分で、H形鋼等の
普通鋼材を使用することが必要となり、パネル以外にこ
の柱体という部品が増加するのみならず、仮に、この柱
体をパネルへ一体に備えて置くとしても、全体重量が非
常に重くなるという欠点がある。 この発明は、かかる従来の欠点を解消して、柱体を増
加させたり、或いはパネル重量を差程大きくすることな
く、X方向とY方向の水平荷重を支えるようにした建物
の外壁構成方法を実現したものである。 問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、この発明では、左右両
端にフランジを備えた水平断面コの字形のパネルを、そ
のフランジが外側となるようにして配置するとともに、
各パネルのフランジ同士を相互に重ね合わせて互いに接
合して、それらフランジの重なり部を柱体とし、各柱体
とその柱体間のパネル部分とでラーメン構造の壁を構成
し、更に、対向するパネル間に一体の床パネルを連結し
て前記の壁方向とは直角な方向の門型ラーメンを構成し
てなることを特徴とする。 作用 フランジ(3)を接合することによって、このフラン
ジ(3)部分が一つの柱体となり、例えば床パネル
(5)を連結することによって、大型のラーメン構造が
構成され、Y方向の水平荷重を支持することができる。
また、X方向に対しては、その壁を構成するパネル
(1)とそのパネル(1)間に取り付けた床パネル
(5)とで構成された門型ラーメンで支持する。 実施例 この発明の実施例を示す第1図及び第2図において、
(1)(1)…は、パネル本体(2)と、このパネル本
体(2)の両端において、略直角に外方に突出した一対
のフランジ(3)(3)とからなる、水平断面コの字形
の外壁パネルを示している。そして、この発明では、こ
のような外壁パネル(1)(1)…を、第2図でも示す
ように、そのX方向については、互いに隣接するパネル
(1)(1)のフランジ(3)(3)を互いに背中合わ
せに当接するようにして配列し、互いに当接されたこれ
らのフランジ(3)(3)を、例えばボルト等によって
相互に接合して一体化させるものである。なお、開口部
(4)の部分については、このようなパネル(1)を除
いて配置する。また、Y方向の壁に跨るコーナー部分に
おいては、その本体部(2)を断面L形に屈曲させたも
のを使用する。 上記において、各パネル(1)(1)…は、第1図で
示すように、1階から2階部分まで一体に連続した通し
パネルであり、その上下方向の中間部分に、対向するパ
ネル間まで一体に連続した2階の床パネル(5)を、そ
の端部において剛接し、これによって、Y方向について
は、上記フランジ(3)と床パネル(5)とによって、
門型に形成されたラーメン構造を構成し、Y方向の水平
力に対向させるものである。なお、第2図のように、開
口部(4)のある部分については、このような床パネル
(5)を連結することはできないが、この部分には、Y
方向に分割した床パネル(6)(6)…を、その両端部
において、隣接する床パネル(5)へ連結して支える。
更に、上記開口部(4)部分において、その一部或いは
全部に、両側のフランジ(3)(3)下端に跨って、バ
ルコニー(7)、窓台等を構築し、これらのフランジ
(3)(3)を、窓台或いはバルコニー(7)用の袖壁
或いは袖壁の一部として利用することができる。 上記において、各パネル(1)の大きさは、1・2階
通しパネルとした場合、その高さ約6メートルに対し幅
l=2メートル程度の大きさとする。そして、フランジ
(3)の幅を、パネル(1)の幅lに対し0.5〜0.7l程
度の大きさとする。パネル(1)の本体(2)部分につ
いては、例えば軽量形鋼の枠体内に斜材を配置した耐力
構造とし、同じくフランジ(3)部分についても、同様
に軽量形鋼の枠材にこのフランジ(3)の幅方向の斜材
を配した耐力構造とし、これを一体に連結して構成す
る。 発明の効果 この発明によれば、互いに接合される各パネルのフラ
ンジ部分が一体となって一つの柱体を構成し、この柱体
とその柱体間のパネル部分によってラーメン構造の耐力
壁を形成するため、従来のように、普通形鋼の柱や梁若
しくはブレースを用いる必要がなく、それだけ、部品数
が減少して作業性に優れたものが得られる。他方、前記
の壁方向とは直角な方向に対しては、パネル間に連結し
た一体の床パネルとその壁パネルとで門型のラーメン構
造を形成しているので、X方向及びY方向の何れの方向
に対しても水平力を支持することが出来る。また、この
発明の実施例でも示したように、上記フランジをバルコ
ニーや花台等の外壁張出部材の袖壁或いは袖壁の一部と
しても利用できるため、このような張出部材の構築が容
易である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明の実施例を示す外壁部分の要部の斜
視図、第2図は同じく水平断面図である。 (1)…外壁パネル、(3)…フランジ、(4)…開口
部、(5)…床パネル、(7)…バルコニー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 603 E04B 2/56 603C 603G 603Z 604 604A 605 605M 621 621A 621H 621Z 633 633A 641 641M

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.左右両端にフランジを備えた水平断面コの字形のパ
    ネルを、そのフランジが外側となるようにして配置する
    とともに、各パネルのフランジ同士を相互に重ね合わせ
    て互いに接合して、それらフランジの重なり部を柱体と
    し、各柱体とその柱体間のパネル部分とでラーメン構造
    の壁を構成し、更に、対向するパネル間に一体の床パネ
    ルを連結して前記の壁方向とは直角な方向の門型ラーメ
    ンを構成してなる建物の外壁構成方法。 2.各パネルが1階から2階まで一体に連続した通しパ
    ネルである特許請求の範囲第1項記載の建物の外壁構成
    方法。 3.一対のパネル間に空隙を設けて開口部を取るように
    した特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の建物の外
    壁構成方法。 4.上記開口部を挟んで向かい合う一対のフランジを、
    バルコニーまたは出窓等の外壁張出部用の袖壁として利
    用する特許請求の範囲第3項記載の建物の外壁構成方
    法。
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JPS63251550A JPS63251550A (ja) 1988-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS568615Y2 (ja) * 1973-06-08 1981-02-25
JPS6013878B2 (ja) * 1976-07-27 1985-04-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車の制動装置
JPS5491U (ja) * 1977-06-02 1979-01-05

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