JP3297989B2 - ダンプトラックのベッセルにおける中空押出形材製側壁 - Google Patents

ダンプトラックのベッセルにおける中空押出形材製側壁

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JP3297989B2 JP16126397A JP16126397A JP3297989B2 JP 3297989 B2 JP3297989 B2 JP 3297989B2 JP 16126397 A JP16126397 A JP 16126397A JP 16126397 A JP16126397 A JP 16126397A JP 3297989 B2 JP3297989 B2 JP 3297989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンプトラックの
ベッセルにおける中空押出形材製側壁に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来、ダンプトラッ
クのベッセルは、床板(51)の側縁に側壁板(52)の下端部
(52a) が溶接され、側壁板(52)の上端部(52b) にはトッ
プレール(53)が溶接されており、またトップレール(53)
の下方における側壁板(52)の外面には横断面逆コ字形の
補強部材(54)(55)(56)が溶接され、また各補強部材(54)
(55)(56)同士も溶接されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベッセルの側壁では、上述したように、側壁板(52)、ト
ップレール(53)および補強部材(54)(55)(56)等の多数の
構成部材が必要であり、また各部材同士の結合のために
多くの箇所について溶接作業が必要となるため、製造に
多大な手間と時間を要するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、溶接工数を大巾に減らす
ことができ、また構成部材の数も大巾に削減することが
できるダンプトラックのベッセルにおける中空押出形材
製側壁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダンプトラ
ックのベッセルにおける側壁は、複数の中空押出形材製
の側壁構成部材よりなり、上下に隣り合う側壁構成部材
のうち、上側の側壁構成部材の下面に嵌合凸部が設けら
れ、下側の側壁構成部材の上面に嵌合凹部が設けられ、
嵌合凹部の両側面のうち、荷台側と反対側面の下部には
溝が設けられ、嵌合凸部の両側面のうち、荷台側と反対
側面の下部には溝に入れられる側方突出部が設けられて
おり、溝より上方の嵌合凹部両側面の間隔が嵌合凸部の
側方突出部における幅よりも広くなされており、嵌合凸
部と嵌合凹部とを嵌め合わせると共に嵌合凸部を荷台側
と反対側へ移動させて、側方突出部を溝に嵌め入れ、上
側の側壁構成部材と下側の側壁構成部材の荷台側面にお
ける継ぎ目部分を溶接することにより、上側の側壁構成
部材と下側の側壁構成部材とが結合されているものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。図1および図2において、側壁は、ア
ルミニウム合金からなる2つの中空押出形材製の側壁構
成部材(1) (2) よりなり、上部側壁構成部材(1) の下面
に嵌合凸部(3) が設けられ、下部側壁構成部材(2) の上
面に嵌合凹部(4) が設けられ、嵌合凹部(4) の両側面の
うち、荷台(5) 側と反対側面(6a)の下部には溝(7) が設
けられ、嵌合凸部(3) の両側面のうち、荷台(5) 側と反
対側面(9a)の下部には溝(7) に入れられる側方突出部
(8) が設けられており、溝(7) より上方における嵌合凹
部(4) の両側面(6a)(6b)の間隔(L) が嵌合凸部(3) の側
方突出部(8) における幅(W) よりも広くなされており、
嵌合凸部(3) と嵌合凹部(4) とを嵌め合わせると共に嵌
合凸部(3) を荷台(5) 側と反対側へ移動させて、側方突
出部(8) を溝(7) に嵌め入れ、嵌合凸部(3) の荷台側面
(9b)と嵌合凹部(4) の荷台側面(6b)に形成された隙間(1
1)にスペーサ(12)を挿入すると共に上部側壁構成部材
(1) と下部側壁構成部材(2) の荷台側面(1a)(2a)におけ
る継ぎ目部分(13)を溶接することにより、上部側壁構成
部材(1) と下部側壁構成部材(2) とが結合されているも
のである。
【0007】嵌合凸部(3) の荷台側面(9b)と嵌合凹部
(4) の荷台側面(6b)には、対向するスペーサ挿入用凹溝
(14a)(14b)が設けられ、図2に示すように、両凹溝(14
a)(14b)内にスペーサ(12)の対応する側面がそれぞれ当
接するようになされている。そして、本実施形態では、
このようなスペーサ挿入用凹溝(14a)(14b)を設けること
により、スペーサ(12)が両凹溝(14a)(14b)内に保持され
た状態となるため、ダンプトラックの走行時の振動等に
よってスペーサ(12)が動いたりすることが全くない。
【0008】嵌合凹部(4) の荷台側面(6b)における凹溝
(14a) の上部は、斜め荷台側上方へ伸びる第1傾斜面(1
5)となされ、この第1傾斜面(15)の存在によって、上部
側壁構成部材(1) の嵌合凸部(3) を下部側壁構成部材
(2) の嵌合凹部(4) に嵌め入れる際、嵌合凸部(3) の荷
台側先端角部(3a)が上記第1傾斜面(15)に当接しつつ、
嵌合凹部(4) 内へ導かれるため、嵌合凸部(3) の嵌め込
みが一層容易に行える。また、下部側壁構成部材(2) の
荷台(5) 側と反対側面(2b)の上部には、第2傾斜面(16)
が設けられ、これが上部側壁構成部材(1) の下面に設け
られた第3傾斜面(17)と当接されており、かかる傾斜面
(16)(17)の当接によって、下部側壁構成部材(2) の嵌合
凹部(4) 内への雨水等の流入が阻止され得る。
【0009】この他、下部側壁構成部材(2) の荷台側面
(2a)の上部には、第4傾斜面(18)が設けられ、これが上
部側壁構成部材(1) の下面に設けられた第5傾斜面(19)
と当接するようになされている。
【0010】本実施形態では、嵌合凸部(3) の側方突出
部(8) を嵌合凹部(4) の溝(7) に嵌め入れ、嵌合凸部
(3) の荷台側面(9b)と嵌合凹部(4) の荷台側面(6b)に形
成された隙間(11)にスペーサ(12)を挿入する構造とした
が、スペーサ(12)を挿入せずに、上部側壁構成部材(1)
と下部側壁構成部材(2) の荷台側面(1a)(2a)における継
ぎ目部分(13)を溶接することにより、上部側壁構成部材
(1) と下部側壁構成部材(2) とを結合するようにしても
良い。
【0011】また、側壁は、上部側壁構成部材(1) と下
部側壁構成部材(2) の二部材構成としたが、両部材(1)
(2)の中間に更に側壁構成部材を介在させても良く、側
壁構成部材の数は特に限定されない。
【0012】
【発明の効果】本発明は、複数の中空押出形材製の側壁
構成部材よりなり、その上側の側壁構成部材に設けられ
た嵌合凸部と下側の側壁構成部材に設けられた嵌合凹部
とを嵌め合わせると共に嵌合凸部を荷台側と反対側へ移
動させて、その側方突出部を嵌合凹部の溝に嵌め入れ、
上側の側壁構成部材と下側の側壁構成部材の荷台側面に
おける継ぎ目部分を溶接することにより、上側の側壁構
成部材と下側の側壁構成部材とが結合されてなるもので
ある。そのため、従来のダンプトラックのベッセルにお
ける側壁に比べて、構成部材の数が大巾に削減され、ま
た各部材同士の溶接作業も、実質的に上側の側壁構成部
材と下側の側壁構成部材の荷台側面における継ぎ目部分
だけで済むため、製造作業に要する手間と時間が大巾に
削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すベッセル側壁部の横
断面図である。
【図2】図1の実施形態において、側壁構成部材同士の
結合状態を示す部分横断面図である。
【図3】従来例を示すベッセル側壁部の横断面図であ
る。
【符号の説明】
(1) : 上部側壁構成部材 (2) : 下部側壁構成部材 (3) : 嵌合凸部 (4) : 嵌合凹部 (5) : 荷台 (6a): 嵌合凹部の荷台側と反対側面 (6b): 嵌合凹部の荷台側面 (7) : 溝 (8) : 側方突出部 (9a): 嵌合凸部の荷台側と反対側面 (9a): 嵌合凸部の荷台側面 (11): 嵌合凸部の荷台側面と嵌合凹部の荷台側面に
形成された隙間 (12): スペーサ (13): 上部側壁構成部材と下部側壁構成部材の継ぎ
目部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−244654(JP,A) 特開 平8−253174(JP,A) 実開 昭51−116514(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 33/023

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中空押出形材製の側壁構成部材よ
    りなり、上下に隣り合う側壁構成部材のうち、上側の側
    壁構成部材の下面に嵌合凸部が設けられ、下側の側壁構
    成部材の上面に嵌合凹部が設けられ、嵌合凹部の両側面
    のうち、荷台側と反対側面の下部には溝が設けられ、嵌
    合凸部の両側面のうち、荷台側と反対側面の下部には溝
    に入れられる側方突出部が設けられており、溝より上方
    の嵌合凹部両側面の間隔が嵌合凸部の側方突出部におけ
    る幅よりも広くなされており、嵌合凸部と嵌合凹部とを
    嵌め合わせると共に嵌合凸部を荷台側と反対側へ移動さ
    せて、側方突出部を溝に嵌め入れ、上側の側壁構成部材
    と下側の側壁構成部材の荷台側面における継ぎ目部分を
    溶接することにより、上側の側壁構成部材と下側の側壁
    構成部材とが結合されている、ダンプトラックのベッセ
    ルにおける中空押出形材製側壁。
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