JP2519459Y2 - 鉄道車両における内張板の押面構造 - Google Patents

鉄道車両における内張板の押面構造

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JP2519459Y2
JP2519459Y2 JP9029590U JP9029590U JP2519459Y2 JP 2519459 Y2 JP2519459 Y2 JP 2519459Y2 JP 9029590 U JP9029590 U JP 9029590U JP 9029590 U JP9029590 U JP 9029590U JP 2519459 Y2 JP2519459 Y2 JP 2519459Y2
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祐也 若生
哲久 山形
博一 菅谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両における内張板の押面構造、特
に、内張板固定用として使用され、表面にビスの頭部を
隠す隠し面を取付けた押面の角部における構造に関す
る。
〔従来の技術〕
鉄道車両の内装は、第5図に示すように、周囲を内張
板1で覆うとともに、床2と接する内張板1を帯状に延
びる押面3で固定することによって一般に構成されてい
る。
この押面3は、第4図に示すように、例えばアルミニ
ウム形材等によって横断面略F字状に形成され、ビス4
によって鉄道車両の支持部材に取付けられるのである
が、このビス4の頭部を隠すため、幅方向の両側に長さ
方向に沿って直線状に延びる溝3a,3aが形成され、この
溝3a,3a内に隠し面5の両側縁部5a,5aを嵌入して、押面
3の表面に隠し面5を取付けるようなされている。
この隠し面5は、例えば塩化ビニル板等によって構成
され、この側縁5a,5aは、上記のように押面3の溝3a,3a
内に嵌入してこれを取付けることができるように、1段
下がった形状に形成されている。
ここに、内張板1を鉄道車両の内面に固定してゆく
と、第5図に示すように、角部Aができる場合があり、
この場合の押面3,3同志のぶつかりは、現場において、
端面同志を擦り合わせることによって行われている。
即ち、例えば直角に曲がっている角部においては、押
面3,3の端面を45℃面取りして、両者を継ぎ合わせ、更
に第6図に示すように、隠し面5,5の端面も45°面取り
して両者を継ぎ合わせることが一般に行われている。
また、上記面取り加工を除くため、第7図に示すよう
に、一方の押面3の端面に台形板状の縁材6を固着し、
この縁材6の端面に他方の押面3の端面を連結すること
も一般に行われていた。
また、内張板の固定手段としては、例えば実開昭61-1
19461号として、裏面に溝(支持掛合部)を形成した内
張板と、この内張板の縫目部に配置され各内装装置の支
持掛合部に嵌合するつなぎ具と、このつなぎ具を支持す
る支持部材とからなり、内張板の縫目部分に突出するも
のをなくして室内の見栄えを良くしたものが提案されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第6図に示すものの場合、隠し面
5の面取りがかなり面倒であるばかりでなく、この合せ
面は固定されていないため、横方向へのずれが発生し易
くなってしまう。更に、足元にあるために衝撃が加わっ
て角部のめくれや割れが生じてしまうこともある。
第7図に示すものは、このうような欠点を補っている
ものの、見栄えがかなり悪くなって美観を損ねるといっ
た問題点があった。
本考案は上記に鑑み、隠し面の面取りを不要となすと
ともに、衝撃力に強く、しかも美観を損ねてしまうこと
がないようにしたものを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係る鉄道車両にお
ける内張板の押面構造は、帯状に延びる両側に隠し面の
側縁部を嵌入する溝を有する押面をビスで止め、このビ
スの頭部を上記溝内に側縁部を嵌入して押面に取付けた
隠し面で隠すとともに、押面の継目で角部を形成する鉄
道車両における内張板の押面構造において、上記押面の
角部に、押面と同一材料で構成され上記隠し面と同一断
面形状で角部の角部に倣って曲げられた角部材の側縁部
を押面の溝内に嵌入して取付けるととともに、この角部
材の端面に隠し面の端面を当接させつつ該隠し面の側縁
部を上記溝内に嵌入して押面に取付けたものである。
〔作用〕
上記のように構成した本考案によれば、押面の角部は
押面と同じ材料で構成された角部材に覆われて補強さ
れ、しかもこの角部材の端面と隠し面の端面とを平坦部
において当接させることにより、隠し面の面取り作業を
不要となすことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を参照して
説明する。
本実施例において、上記従来例と異なる点は、以下の
通りである。
即ち、押面3は、第4図に示す上記従来例と同じ形状
を有し、ビス4によって鉄道車両の支持部材に止められ
るとともに、溝3a,3a内に隠し面5の両側縁5a,5aを嵌入
させることにより押面3の表面に隠し面5が取付けら
れ、これによってビス4の頭部が隠されるようなされて
いるのであるが、本実施例においては、押面3,3の継目
で形成される角部には、角部材7が備えられている。
この角部材7は、上記押面3と同じ材料、即ち例えば
アルミニウムによって構成されているとともに、その横
断面は上記隠し面5と同一形状に、即ち、上下の側縁部
7a,7aが一段下がった形状に形成されている。
更に、この角部材7は、例えば第2図に示すように、
中央の屈曲線7bを境として左右に斜めに延びる展開略扇
形に形成されているとともに、側縁部7a,7aのこの屈曲
線7bに隣接する位置には、この屈曲を阻害することがな
いよう切欠き7c,7cが設けられている。
そして、この角部材7は、押面3,3の角部の角度に倣
って屈曲線7bに沿って曲げられ、この両側部7a,7aを各
押面3の溝3a,3a内に嵌入して取付けられる。
更に、隠し面5は、その端面を上記角部材7の端面と
当接させつつ、側縁部5a,5aを押面3の溝3a,3a内に嵌入
して取付けられる。
このように、隠し面5の端面を角部材7の端面とを平
坦部において当接させることにより、隠し面5の端面を
直角にして、この面取りを省略することができる。
しかも、この角部は、アルミニウム製等の角部材7で
補強され、これによって衝撃力に対する強度を高めると
ともに、美観を損ねてしまうことを防止するようなされ
ている。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成であるので、隠し面の端面
は角部材の端面との合わせ角度に対する制約を受けず、
従って平面に対して直角で良く、面取りも不要となる。
しかも、角部を角部材に補強することにより、衝撃力
に対する強化を図るとともに、隠し面の端部を押面の溝
でしっかり保持して、このずれやめくれ等を防止すると
ともに、美観が損なわれてしまうことを防止することが
できる。
更に、加工も比較的簡単で、加工工数の低減を図るこ
とができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
要部斜視図(第5図のA部拡大図)、第2図は角部材の
展開図、第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は
押面の横断面図、第5図は車両の内装を示す斜視図、第
6図及び第7図は夫々異なる従来例を示す要部斜視図
(第5図のA部拡大図)である。 1……内張板、3……押面、3a……同溝、4……ビス、
5……隠し面、5a……同側縁部、7……角部材、7a……
同側縁部、7b……同屈曲線、7c……同切欠き。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状に延び両側に隠し面の側縁部を嵌入す
    る溝を有する押面をビスで止め、このビスの頭部を上記
    溝内に側縁部を嵌入して押面に取付けた隠し面で隠すと
    ともに、押面の継目で角部を形成する鉄道車両における
    内張板の押面構造において、上記押面の角部に、押面と
    同一材料で構成され上記隠し面と同一断面形状で角部の
    角度に倣って曲げられた角部材の側縁部を押面の溝内に
    嵌入して取付けるとともに、この角部材の端面に隠し面
    の端面を当接させつつ該隠し面の側縁部を上記溝内に嵌
    入して押面に取付けたことを特徴とする鉄道車両におけ
    る内張板の押面構造。
JP9029590U 1990-08-29 1990-08-29 鉄道車両における内張板の押面構造 Expired - Lifetime JP2519459Y2 (ja)

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