JPH09295868A - 窒化珪素系セラミックス摺動材料及びその製造方法 - Google Patents
窒化珪素系セラミックス摺動材料及びその製造方法Info
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Abstract
のモーターまたは自動車のエンジンの回転・摺動部位に
適用可能で耐摩擦摩耗特性に優れたセラミックス摺動材
料を提供する。 【解決手段】 空孔率が2〜10%かつ空孔の最大径が
20〜100μmの空孔制御された窒化珪素系セラミッ
クス摺動材料である。また同材料の中でもさらにその任
意の二次元断面内に存在する面積0.1〜10μm2の
範囲にある窒化珪素質結晶粒子総面積が全窒化珪素質結
晶粒子総面積に対し30〜90%の比率で存在し、かつ
同面内に存在するアスペクト比2〜10の粒子の全粒子
に対する個数比率が20%以上である組織構造に制御さ
れた窒化珪素系セラミックス摺動材料である。
Description
品・コンピューター機器及び自動車部品等のモーターや
エンジン等の回転・摺動部位に用いられ、特に室温下で
の耐摩耗性・摺動特性に優れた窒化珪素系セラミックス
摺動材料に関する。
べ軽量でかつ耐熱性・耐摩耗性に優れ、また他のセラミ
ックス材料に比べても機械的強度及び靭性の点でバラン
スのとれた材料であり、自動車のエンジン部品やOA機
器の摺動部品、さらにはガスタービンエンジンの耐熱・
耐摩耗部品として幅広い構造部品用途での実用化が期待
されている。
系セラミックス材料の研究開発では、主に材料自体の持
つ脆性と耐摩耗性の改善及び高温用途への展開に向けて
の高温での機械的強度の向上を目的とした材料開発が主
流を占めていた。
は、MgO、ZrO2、CeO2からなる焼結助剤を少量
加えたSi3N4との混合粉末を、MgOガス及びCOガ
スを含む窒素ガス雰囲気で二度焼結し、粒界相の量を抑
え理論密度まで緻密化した耐摩耗性の窒化珪素系セラミ
ックス材料が開示されている。同様に特開平5-155
662号公報には、Al化合物等の粒界ガラス相を少量
に抑えるとともに常圧の一次焼結後雰囲気加圧下で二次
焼結を行い、理論密度近辺まで緻密化し耐摩耗性を向上
させた窒化珪素系セラミックス材料が開示されている。
また特開昭63-55163号公報には、空孔率を3%
以下とし空孔サイズをコントロールし、摺動時の耐チッ
ピング性を向上させた窒化珪素系セラミックス材料が開
示されている。
は、等軸晶のα型粒子と針状晶のβ型粒子からなり、粒
界相が15体積%以下、長さ30μm当たりの線密度
(すなわち一断面を30μmの線分で切った時、同線分
によって切られる粒子の個数)が35以上、空孔率3%
以下の緻密質かつ微細組織を有する高強度の窒化珪素系
セラミックス製高速軸受材料が開示されている。さらに
以上の他に高温での機械的強度を上げるために、緻密質
に焼結後さらに熱処理を行って粒界ガラス相を部分的に
結晶化する方法も試みられてきた。
に初期の摺動抵抗を軽減するために表面を極めて平滑に
仕上げたり、基材に耐摩耗性または耐溶着性・耐凝着性
の材料を成膜することが盛んに試みられてきた。
は、いずれも空孔の発生を極力抑え緻密化すること、粒
界相である脆性ガラス相の量を極力抑えその組織を微細
化することまたは粒界相の一部を結晶化することによっ
て、常温・高温下摺動時の高負荷に耐えられるように機
械的強度と耐摩耗性を向上させたものである。また摺動
表面の改善については、表面の平滑化と代替材料表面を
新たに形成することによって、耐摩耗・耐摺動特性の向
上を図ったものである。
その用途によっては必ずしも高温または高負荷用途ばか
りでなく、室温下で上記に比べ比較的低負荷への応用が
数多くある。例えば電化製品・OA機器・コンピュータ
ー機器等のモーターの回転・摺動部位への利用がそれで
ある。また一部の自動車部品用途もある。このような分
野では高い靭性や強度を指向し、緻密化した従来のセラ
ミックス材料の組織設計が必ずしも適切ではない場合も
ある。例えば耐摩耗性を上げるため、ことさらに材料硬
度を高め靭性を犠牲にしたり、形状加工を難しくしてい
る面もある。したがって表面の鏡面研磨による平滑化に
多大な労力が必要になる。さらにこのような緻密質かつ
高強度の材料を得るためには、原料粉末の選定、混合・
成形条件、焼結条件の特定等コストアップにつながる多
くの製造管理が必要となる。また代替材料による耐摩耗
性表面部の形成には、形成のため余分な手間がかかるだ
けでなく、形成界面での接合強度劣化・熱膨張差による
膜の剥離の問題が絶えずつきまとっている。
かかえてはいるものの、窒化珪素系セラミックス材料は
前述のように金属材料に比べ焼き付きや融着・凝着は起
こし難く、そのメリットを生かした新しい摺動材料とし
て実用化が期待されている。しかしながら厳しい摺動条
件下では、上記高性能材料であっても摩耗は起こす。摺
動の条件によっては一旦摩耗が始まると削り取られた摩
耗粉が加速的に発生し、それによって摺動特性が急速に
悪化することもありうる。極端な場合には摺動面同士が
ロックされて動かなくなることも起こる。一般にこのよ
うなセラミックス摺動材料での摩擦摩耗現象は、摺動圧
力や摺動速度、温度や雰囲気といった摺動環境要因にも
左右されるが、特にその表面での耐摩耗性の良し悪しが
著しく影響する。当然ではあるが摺動時の表面構造によ
って大きく左右される。従来のセラミックス摺動材料の
開発は、既に述べたように、材料本体の改善については
摺動環境への対応が主体であり、また表面構造の改善で
は初期の表面粗さの調製または表面への耐摩耗性材被覆
によるアプローチが主体であった。
料を得るためには、材料本体の耐環境性改善と摺動表面
の平滑性の確保がその基本ではある。しかしこれらがあ
る程度満たされた状況下での摺動摩擦摩耗を抑えるため
には、特にその表面の耐摩耗性材料構造をいかに設計す
るかが重要である。摺動時の材料表面の耐摩耗性のメカ
ニズムに着目し、摺動状態下にあって安定した摺動特性
を効率良く発揮しうる材料の設計が望まれている。
を克服するための窒化珪素系セラミックスの材料開発を
進め、材料組織と耐摩擦摩耗特性との相関を定量的に解
析し、ある特定の材料組織・構造を実現することによっ
て、窒化珪素系セラミックス材料の摺動時の摩擦摩耗特
性が向上することを見出し、本発明に至った。
と粒界相からなる窒化珪素系セラミックス摺動材料であ
って、その空孔率が2〜10%であり、かつ空孔の最大
径が20〜100μmである窒化珪素系セラミックス摺
動材料である。さらに本発明は、(2)望ましくはこれ
に加え、その任意の二次元断面内に存在する全ての窒化
珪素質結晶粒子の面積をカウントした場合、面積0.1
〜10μm2の窒化珪素質結晶粒子の占める総面積が、
窒化珪素質結晶粒子全面積の30〜90%であり、なお
かつアスペクト比2〜10の窒化珪素質結晶粒子の全窒
化珪素質結晶粒子に占める個数比率が、20%以上であ
る組織構造を有する窒化珪素系セラミックス摺動材料で
ある。
は、純窒化珪素Si3N4からなる結晶粒子またはこれに
他元素、例えばAl、Mg、希土類元素、酸素等の固溶
したサイアロンを含んだ結晶粒子の総称である。本発明
では母相粒子または母相結晶粒子と記述する場合もあ
る。本発明のさらに好ましい態様によれば、(3)その
粒界相が15体積%以下(但し0は含まず)である窒化
珪素系セラミックス摺動材料である。さらに本発明は、
(4)特にその粒界にY、Al、Mg、Ti、Zrの少
なくとも1種を含む窒化珪素系セラミックス摺動材料で
ある。
の組織構造は、以下のように確認される。すなわち、先
ず材料の組織・構造を定量化するため次のような前処理
を行う。材料の任意の断面を鏡面状態に研磨し、その鏡
面をエッチング処理して窒化珪素質の母相結晶粒子と粒
界相との間に凹凸の差を形成させる。このエッチング処
理は、例えば三フッ化メタンCHF3と酸素O2の混合ガ
スを活性化したもので行う方法や塩酸HClと過酸化水
素水H2O2の混酸を用いて行う方法等があり、いずれの
方法を用いても良い。
間に凹凸差を形成した面の任意の箇所を、走査電子顕微
鏡を用いて5万倍以下の倍率(好ましくは1〜2万倍)
で写真撮影し、それを画像処理によって解析する。画像
処理の解析方法としては、先ず写真視野中の母相結晶粒
子と粒界相を色の濃淡によって二値化して区別し、全て
の母相結晶粒子について各々1個ずつの長軸径と短軸径
の比すなわち粒子のアスペクト比及びその面積を計算す
る。また空孔の最大径及びその面積と粒界相の面積も計
算する。以上のデータ蓄積作業は通常市販の画像処理専
用のコンピューターソフトを使って行い、そのデータを
統計処理することによって、空孔率、空孔の最大径の分
布、母相結晶粒子面積の分布、一定範囲内のアスペクト
比を持つ母相結晶粒子の割合及び粒界相の体積割合を計
算する。
は、以下の製造方法で作られる。 (1)窒化珪素粉末と焼結助剤粉末とを混合し、その混
合物を成形後窒素を含む減圧下1000〜1500℃で
加熱処理し、その後非酸化性雰囲気中常圧下または同雰
囲気ガス加圧下1550〜1800℃で焼結する。さら
に好ましくは (2)当初調製する上記窒化珪素・焼結助剤の混合物
に、さらに平均粒径10μm以下のFeまたはFe元素
化合物の粉末を、Fe元素換算で0.0005〜0.0
5重量%添加する方法がある。さらに(2)の製造方法
に加えて (3)焼結助剤粉末の量を15体積%以下に抑える方法
もある。また焼結助剤は (4)特にY2O3とともにAl2O3・MgAl2O4・M
gO・TiO2・ZrO2の少なくとも1種以上を用いる
方法がある。
擦摩耗特性に優れた窒化珪素系セラミックス摺動材料を
提供することである。
は、空孔率が2〜10%でありかつその空孔の最大径が
20〜100μmの範囲内に制御された組織構造の窒化
珪素系焼結体からなる。なお空孔率は2〜4%とするの
が好ましい。空孔率及びその最大径をこの範囲とするこ
とによって摺動時の衝撃エネルギーの吸収が容易にな
り、叩き摩耗現象を伴った高速摺動においても優れた耐
摩耗性・耐チッピング性の摺動材料が得られる。空孔率
が2%に満たないかまたはその最大径が20μm未満の
場合には、衝撃エネルギーの吸収が難しくなる。また空
孔率が10%を越えるかまたはその最大径が100μm
を越えると、空孔が閉気孔から開気孔になるため、機械
的強度が低下するとともに焼結体に破損が生じやすくな
る。
に加え任意の二次元断面内に存在する面積0.1〜10
μm2の母相粒子総面積の全母相粒子面積に占める割合
が、30〜90%の範囲になるように同粒子サイズ分布
を制御するとともに、アスペクト比2〜10の母相粒子
の全母相粒子に占める個数比率が、20%以上になるよ
うに同粒子形状分布を制御するのが好ましい。粒子サイ
ズ分布及び粒子形状分布をこの範囲に制御することによ
って、耐摩擦摩耗性の点でさらに向上する。この場合面
積0.1〜10μm2の同粒子の占有面積率が30%未
満になると、母相粒子分布が大きい側と小さい側に分化
する。したがって過小面積粒子による局所剥離や過大面
積粒子による局所亀裂が生じ易くなる。したがって上記
粒子サイズ分布に制御するのが望ましい。なお上記粒子
サイズ分布範囲は50〜85%とするのがさらに望まし
い。
子形状を上記範囲内に制御する。このような範囲内とす
ることによって、上記粒子サイズ制御に加えて、アスペ
クト比の大きい棒状または針状粒子が互いに絡み合った
架橋構造組織となり、焼結体の骨格構造も強化され互い
の粒子間の結合力が強くなり、摩耗しても母相粒子の剥
離が生じ難くなる。この個数比率は好ましくは30%以
上である。
の分布を制御するとともに、さらに粒界相の量を15体
積%以下(但し0は含まず)に制御することによって、
耐摩擦摩耗性はより向上する。粒界相の量が15体積%
を越えると粒界相による摺動時の摩耗剥離が起こり易く
なる。より好ましい粒界相の量は5〜10体積%であ
る。なお焼結助剤としては、特にY2O3とともに、Mg
O・MgAl2O4・TiO2・ZrO2の少なくとも1種
を併用するのが望ましい。
方法について述べる。本発明の摺動材料は、窒化珪素粉
末と焼結助剤とを混合し、同混合粉末を成形した後、同
成形体を窒素を含む減圧下1000〜1500℃で加熱
処理し、その後1550〜1800℃の温度、非酸化性
雰囲気中常圧下または非酸化性雰囲気ガス加圧下で焼結
することによって得られる。
いが、α晶含有率が70%以上で、平均粒径が10μm
以下のものを用いる。より好ましくはα晶含有率が90
%以上で平均粒径が1μm以下である。α晶含有率及び
平均粒径を上記範囲とすることによって、上記加熱処理
との組み合わせで本発明の焼結粒子サイズ分布並びに焼
結粒子形状分布のものがより得易くなる。焼結助剤粉末
も同程度の平均粒径のものとするのが望ましい。焼結助
剤としては、例えばY2O3等の希土類元素化合物ととも
に、AI2O3、AlN等のAl元素化合物、MgO等の
アルカリ土類元素化合物、MgAl2O4等のアルカリ土
類元素とAl元素の化合物、IVa・Va・VIa族他
種々の遷移金属元素化合物(例えばTiO2、ZrO2、
WO3、V2O5)等の1種以上とを併用し、適宜組み合わ
せる。
0〜1500℃で加熱処理するのは、焼結後の空孔率と
空孔の最大径を前記範囲に制御するためである。なおこ
の処理は焼結の加熱過程内で行い、引き続いて適切な非
酸化性雰囲気に調製し昇温して焼結しても良い。従来よ
り焼結体の空孔制御は、主として粉末中の成形用有機バ
インダー成分とその量の調節、同バインダー抜きの条件
の調節、粉末への同バインダー以外の高温揮発成分の添
加によって行われている。しかしこれらの方法は主に高
い空孔率確保を目的としたものであり、空孔率の比較的
小さい領域で、空孔率とともに空孔サイズ分布をも制御
する方法は見出されていない。
形体が焼結温度よりも低い温度域で液相生成に起因する
ガスを発生することから、同温度域内の特定の温度範囲
で焼結前に減圧下で加熱処理することによって、前記し
た焼結後の空孔率並びに最大空孔径の制御が可能である
ことを見出した。処理温度が1000℃より低いとガス
が殆ど発生しないため、本発明の目的とする空孔状態の
形成ができない。また同温度が1500℃より高くなる
と単位時間当たりのガスの発生量が多くなり過ぎて、焼
結後の空孔の最大径が100μmを越えるため好ましく
ない。加えて本発明の焼結前加熱処理を行わない場合に
は空孔率及び空孔の最大径が増大し、本発明外の高い空
孔率及び大きな最大空孔径のものとなる。なお熱処理の
時間は、0.5〜10時間の範囲とするのが好ましい。
短すぎると上記の空孔制御効果が得難く、長すぎてもそ
の効果の上昇は余り期待できない。したがってこの範囲
とするのが望ましい。通常は1〜5時間程度とする。
るため非酸化性雰囲気で行う。その場合の温度は155
0〜1800℃とする。1550℃未満の温度では焼結
が不十分で本発明の目的とする組織構造のものが得られ
ない。また1800℃を越えると組織が粗大化し易くな
るとともに、本発明の目的とする空孔構造のものが得ら
れない。したがっていずれの場合も良好な摺動特性は得
られない。また場合によっては常圧焼結後の空孔率が高
い場合、空孔を潰すために焼結後さらに熱間静水圧処理
(HIP)を行うことも考えられる。しかしながら比較
的高い空孔率の常圧焼結体では同焼結時のバラツキで、
ロットによって開気孔品が残る場合もあり、HIP処理
による空孔制御は必ずしも適切ではない。但し本発明に
おいても空孔の最大径が20〜100μmの範囲にあっ
て、それらが閉気孔であり、あえて空孔制御する必要が
あれば、HIP処理を行っても良い。
空孔状態の制御は可能となるが、これに加え当初の窒化
珪素粉末並びに焼結助剤粉末からなる混合物に、さらに
平均粒径10μm以下のFeまたはFe元素化合物粉末
を、Fe元素換算で0.0005〜0.05重量%添加
することによって、より耐摩擦摩耗性に優れた摺動材料
が得られる。FeまたはFe元素化合物を微量添加する
ことによって、材料中の窒化珪素質結晶粒子すなわち母
相粒子のサイズ分布及び同粒子の形状を制御することが
できる。すなわち材料中の任意の二次元断面内に存在す
る面積が0.1〜10μm2の範囲に入る全母相粒子の
占める総面積が、全母相粒子面積の30〜90%であ
り、なおかつアスペクト比2〜10の母相粒子の個数比
率が20%以上である組織構造の材料を得ることができ
る。その理由は明らかではないが、FeまたはFe元素
化合物は、焼結過程で窒化珪素結晶粒子の粒界相に生成
した液相中に溶解し液相の組成や粘性を変化させる作用
があるため、その液相への溶解再析出によって起こる母
相粒子の粒成長・再配列に何らかの影響を及ぼしている
ものと思われる。
の平均粒径が10μmより大きいと焼成過程での液相へ
の溶解が難しくなることもありうる。したがってこれら
の結果、耐摩耗性・靭性を低下させ摺動特性にかえって
悪影響を及ぼすこともありうる。したがってその粒径は
小さい程望ましく少なくとも10μm以下とするのが好
ましい。より好ましくは1μm以下である。添加量が
0.0005重量%未満では前記の組織制御の効果が得
にくい。また0.05重量%を越えると母相結晶粒子の
異常粒成長や粒界相の必要以上の増加を招き易い。した
がってその添加量は上記範囲内とするのが望ましい。さ
らに好ましくは0.001〜0.02重量%である。と
ころで市販の原料粉末によっては、同粉末中に不純物と
して上記程度の少量のFe成分粒子を含むものがある。
この粒子は10μm以上、通常数十μmの大きな粒子と
なっており焼結時に液相に溶解せず残留し摺動特性を劣
化させるので、このような場合には予め磁気フィルター
等によって徐去し、その後細粒のFe成分粉末を添加す
るのが望ましい。
る空孔制御とFe成分添加による組織制御に加え焼結助
剤添加量を一定値以下に抑えることにより、さらに優れ
た摺動特性の材料を得ることができる。すなわち当初の
粉末混合時に予め焼結助剤の合計添加量を15体積%以
下とする。実際の原料配合では、主成分の窒化珪素及び
個々の添加物の成分毎の秤取重量を各々の理論密度で割
った体積値によって、その添加体積%を見積もって行
う。これによって最終焼結体での粒界相量を15体積%
以下に抑えることができる。焼結助剤としては、希土類
元素化合物ではY2O3が、Al元素化合物ではAl2O3
が、アルカリ土類元素化合物ではMgOが、また遷移金
属元素化合物ではTiO2、ZrO2が特に好ましい焼結
助剤として挙げられる。これらは例えばY2O3は必須添
加成分とし、これとAl2O3、MgO、MgAl2O4、
TiO2、ZrO2の内の1種以上とを併用する。
Si3N4粉末(α晶含有率95%、平均粒径0.5μ
m)91重量%と平均粒径0.6μmのY2O3粉末4.
5重量%、平均粒径0.7μmのAl2O3粉末4.5重
量%(この場合の焼結助剤の体積比率は、Si3N4、Y
2O3、Al2O3の理論密度をそれぞれ3.4g/c
m3、5.0g/cm3、4.0g/cm3とすると、
7.0体積%となる)の混合粉末のみ(すなわち下記表
1のNo.1、2、29、34及び38)または同粉末
に各種平均粒径のFe粉末を表1に示す量で添加混合し
た粉末(すなわち表1のNo.3〜28及び30〜3
3)をそれぞれ成形し、その成形体を同表に示すように
窒素減圧下、各種温度・時間で熱処理をした。併せ熱処
理しないもの(すなわち表1のNo.1及び13)も用
意し、その後窒素常圧下、1700℃で3時間(すなわ
ち表1のNo.1〜24)またはその温度を変えて(す
なわちNo.25〜28)焼結した。
に、同じSi3N4粉末に上記以外の成分でその平均粒径
が0.5μmの各種焼結助剤粉末を加えた混合粉末及び
同表のNo.30〜33のように、上記と同じSi
3N4、Y2O3、Al2O3粉末を用い、その配合量を変化
させた混合粉末を同表記載の各種熱処理・焼結条件で作
製した。なお比較のため、市販の緻密な窒化珪素質焼結
体(No.41)、相対密度99%以上の前記従来材相
当の高強度焼結体(No.43、常圧焼結後HIP処理
品)及び相対密度89%でNo.43のHIP処理前常
圧焼結体(No.42)も準備した。
面状態に研磨し、その鏡面をエッチング処理した。エッ
チング処理は反応性イオンエッチング装置(略称RI
E)を用い、条件はプロセスガスとして95%四フッ化
メタンCF4、5%酸素O2の混合ガスを使用、RFパワ
ー100W、処理時間1分で行った。このようにして母
相粒子と粒界相との間に凹凸差を形成した。この面を走
査電子顕微鏡を用いて1万倍の倍率で写真撮影し、その
写真を汎用画像処理装置(東洋紡製イメージアナライザ
ーでTOKS法による自動二値化技術を採用)を用いて
画像処理した。そして母相粒子について得られた各々1
個ずつの面積、長軸径/短軸径の比(アスペクト比)の
データ及び粒界相の総面積を集計、統計処理した。表2
にそれぞれの条件で作製した焼結体の(a)空孔率、
(b)最大径、(c)粒子面積0.1〜10μm2の範
囲の母相粒子の面積和の全母相粒子面積に対する割合、
(d)アスペクト比(略称AR)2〜10の母相粒子の
全母相粒子に占める個数比率及び(e)粒界相の体積割
合を示した。また同表には、各試料と同一条件で作製し
加工した試験片によるJISR1601に準拠した
(f)四点曲げ強度値と(g)シャルピー衝撃値も示
す。
を評価するためJIS R1613の規定に順じて、セ
ラミックス同士のボールオンディスク法による摩耗試験
を行い、その際の各試料の室温での摩擦係数、ボールの
摩耗量及びチッピングの有無を比較した結果についても
表2に示す。
施例の摩擦摩耗試験条件下ではチッピングは発生しなか
ったが、同試料は本発明品に比べるとシャルピー衝撃値
が低く耐衝撃性に劣るため、叩き摩耗現象を伴った高速
摺動条件下においては、よりチッピングが発生しやすく
なるものと考えられる。以上の結果より、独自の空孔並
びに粒子・粒界構造を有する本発明の窒化珪素系セラミ
ックス摺動材料は、従来材に比べ摩擦係数が低く比摩耗
量が少なくかつ摺動時の耐衝撃性も高く、優れた耐摩擦
摩耗性を示すことが分かる。
珪素系セラミックス摺動材料を提供することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 窒化珪素質結晶粒子と粒界相からなる窒
化珪素系セラミックス摺動材料であって、その空孔率が
2〜10%、かつ空孔の最大径が20〜100μmであ
ることを特徴とする窒化珪素系セラミックス摺動材料。 - 【請求項2】 任意の二次元断面内に存在する全ての窒
化珪素質結晶粒子の面積をカウントした場合、面積0.
1〜10μm2の窒化珪素質結晶粒子の占める総面積が
窒化珪素質結晶粒子総面積の30〜90%であり、アス
ペクト比2〜10の窒化珪素質結晶粒子の全窒化珪素質
結晶粒子に占める個数比率が、20%以上であることを
特徴とする請求項1に記載の窒化珪素系セラミックス摺
動材料。 - 【請求項3】 粒界相が15体積%以下(0は含まず)
であることを特徴とする請求項2に記載の窒化珪素系セ
ラミックス摺動材料。 - 【請求項4】 粒界相がYとAl、Mg、Ti、Zrの
少なくとも1種からなる元素を含むことを特徴とする請
求項3に記載の窒化珪素系セラミックス摺動材料。 - 【請求項5】 窒化珪素粉末と焼結助剤粉末とを混合し
混合物とし、該混合物を成形して成形体とした後、該成
形体を窒素を含む減圧下1000〜1500℃で加熱処
理し、その後1550〜1800℃の温度範囲、非酸化
性雰囲気中常圧下または非酸化性雰囲気ガス加圧下で焼
結することを特徴とする窒化珪素系セラミックス摺動材
料の製造方法。 - 【請求項6】 前記混合物は、窒化珪素粉末と焼結助剤
に加えさらに平均粒径10μm以下のFeまたはFe元
素化合物粉末をFe元素換算で0.0005〜0.05
重量%添加することを特徴とする請求項5に記載の窒化
珪素系セラミックス摺動材料の製造方法。 - 【請求項7】 前記混合物中の焼結助剤粉末の量を15
体積%以下とすることを特徴とする請求項5に記載の窒
化珪素系セラミックス摺動材料の製造方法。 - 【請求項8】 焼結助剤粉末としてY2O3粉末とともに
Al2O3・MgO・MgAl2O4・TiO2・ZrO2の
少なくとも1種を混合することを特徴とする請求項7に
記載の窒化珪素系セラミックス摺動材料の製造方法。
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