JPH09292019A - 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置 - Google Patents

車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置

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JPH09292019A
JPH09292019A JP8104854A JP10485496A JPH09292019A JP H09292019 A JPH09292019 A JP H09292019A JP 8104854 A JP8104854 A JP 8104854A JP 10485496 A JP10485496 A JP 10485496A JP H09292019 A JPH09292019 A JP H09292019A
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slip control
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一之 椎葉
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Toru Matsubara
亨 松原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックアップスリップ制御および自動変速機
の降坂制御が実行される車両において、降坂路の減速走
行時に過大なエンジンブレーキを発生させない車両用ロ
ックアップクラッチのスリップ制御装置を提供する。 【解決手段】 減速スリップ制御開始条件判定手段20
0により減速スリップ制御開始条件が成立したと判定さ
れ、且つ降坂路走行判定手段196により車両の降坂路
走行が判定された場合には、減速度制御手段204によ
って、降坂制御手段198による降坂路走行の自動変速
機14の4→3ダウン変速が禁止される結果、減速スリ
ップ制御手段202によるロックアップクラッチ32の
減速スリップ制御が優先的に許容されるので、降坂路の
減速走行時に減速スリップ制御と降坂制御との両者によ
って過大なエンジンブレーキが発生させられることがな
く、好適な運転性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ロックアップク
ラッチのスリップ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロックアップクラッチ付トルクコンバー
タやロックアップクラッチ付フルードカップリングなど
のようなロックアップクラッチ付流体式伝動装置を備え
た車両において、アクセルペダルが非操作位置に戻され
る減速(惰行)走行時にエンジン回転速度がフューエル
カット領域内に入る状態を多くすることにより可及的に
燃費を改善することを目的として、上記ロックアップク
ラッチをスリップ状態に維持する減速スリップ制御を実
行する技術が提案されている。たとえば、特開平7−3
9993号公報に記載されたスリップ制御装置がそれで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の変速
制御装置には、運転性を高めることを目的として降坂路
におけるエンジンブレーキ作用を高めるように、車両の
走行路が平坦路から降坂路となると、それまでのギヤ段
からそれよりも低速側のギヤ段へ自動的にダウン変速さ
せる降坂制御を実行する機能が備えられる場合がある。
しかしながら、このような場合には、アクセルペダルが
非操作位置に戻される減速走行が降坂路において行われ
ると、降坂制御によるエンジンブレーキとロックアップ
クラッチのスリップ制御によるエンジンブレーキとが同
時に作用することになり、減速度が大きくなり過ぎて違
和感が発生し、運転性が損なわれるという不都合があっ
た。たとえば、最高速ギヤ段である第4速ギヤで走行中
に降坂路となってアクセルペダルが非操作位置に戻され
ると、降坂制御とロックアップクラッチ制御とによっ
て、第4速TC状態(第4速ギヤ段においてロックアッ
プクラッチ非係合状態)から第3速スリップ制御状態と
なって、たとえば図8に示すように、車両の減速度GN
が急速且つ大幅に大きくなるのである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、ロックアップス
リップ制御および自動変速機の降坂制御が実行される車
両において、降坂路の減速走行時に過大なエンジンブレ
ーキを発生させない車両用ロックアップクラッチのスリ
ップ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の、本発明の要旨とするところは、エンジンと自動変速
機との間の流体伝動装置がロックアップクラッチを有
し、車両の降坂路走行において自動変速機がそれまでの
ギヤ段から低速側のギヤ段へ自動的にダウン変速させら
れる形式の車両において、ロックアップクラッチを車両
の減速走行時にスリップさせる減速スリップ制御手段を
備える車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
であって、(a) 前記減速スリップ制御手段による減速ス
リップ制御開始条件が成立したか否かを判定する減速ス
リップ制御開始条件判定手段と、(b) 車両の降坂路走行
であるか否かを判定する降坂路走行判定手段と、(c) そ
の減速スリップ制御開始条件判定手段により減速スリッ
プ制御開始条件が成立したと判定され且つその降坂路走
行判定手段により車両の降坂路走行が判定された場合に
は、前記降坂路走行による自動変速機のダウン変速を禁
止する減速度制御手段とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、減速スリップ制御開
始条件判定手段により減速スリップ制御開始条件が成立
したと判定され、且つ降坂路走行判定手段により車両の
降坂路走行が判定された場合には、減速度制御手段によ
って、前記降坂路走行による自動変速機のダウン変速が
禁止される結果、前記減速スリップ制御手段によるロッ
クアップクラッチの減速スリップ制御が優先的に許容さ
れるので、降坂路の減速走行時に減速スリップ制御と降
坂制御との両者によって過大なエンジンブレーキが発生
させられることがなく、好適な運転性が得られる。ま
た、アクセルペダルを非操作位置へ戻し操作するだけで
開始される減速スリップ制御が優先されているので、変
速ショックを伴う降坂走行時のダウン変速を優先する場
合に比較して、運転性が高められる。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、減速走行中にお
いて減速をさらに必要とする車両走行状態を判定する減
速要求状態判定手段がさらに設けられ、前記減速度制御
手段は、その減速要求状態判定手段により減速をさらに
必要とする車両走行状態と判定されるまで、前記降坂路
走行における自動変速機のダウン変速を禁止する。この
結果、減速要求状態判定手段によって減速をさらに必要
とする車両走行状態と判定された後には、減速度制御手
段により、降坂路走行における自動変速機のダウン変速
が許容されるので、減速スリップ制御と降坂制御との両
者によって大きなエンジンブレーキが発生させられる利
点がある。
【0008】また、好適には、前記減速度制御手段は、
前記降坂路走行判定手段により降坂路走行であると判定
された降坂路走行中において、前記減速スリップ制御手
段による減速スリップ制御が終了した場合には、降坂路
走行における自動変速機のダウン変速を許容する。この
ようにすれば、減速スリップ制御が実行される車速範囲
の下限値を実際の車速が下まわったことにより減速スリ
ップ制御が終了させられると、降坂制御によるダウン変
速が実行されることにより、減速スリップ制御に引き続
いて適度のエンジンブレーキ作用が得られる利点があ
る。
【0009】また、好適には、前記減速度制御手段は、
前記減速スリップ制御開始条件判定手段により減速スリ
ップ制御開始条件が成立していないと判定され且つ前記
降坂路走行判定手段により車両の降坂路走行が判定され
た場合には、降坂路走行によるダウン変速を許容すると
同時に、そのダウン変速後の前記減速スリップ制御手段
によるロックアップクラッチの減速スリップ制御を禁止
するものである。このようにすれば、減速スリップ制御
が実行されない降坂路走行では、降坂制御によるダウン
変速が許容されるので、そのダウン変速によるエンジン
ブレーキ作用が得られると同時に、ダウン変速後の減速
スリップ制御が禁止されるので、過大なエンジンブレー
キ作用が防止される。
【0010】また、好適には、上記減速度制御手段は、
前記減速要求状態判定手段により減速走行中において減
速をさらに必要とする車両走行状態であると判定された
場合に、降坂路走行によるダウン変速を許容すると同時
に、そのダウン変速後の前記減速スリップ制御手段によ
るロックアップクラッチの減速スリップ制御を禁止す
る。このようにすれば、減速走行中に減速をさらに必要
とする車両走行状態においてだけ降坂制御によるダウン
変速が許容されることになることから、さらに減速を必
要としない惰行走行状態においてその降坂制御によるダ
ウン変速が実行されないので、燃費および運転性が高め
られる。
【0011】
【発明の好適な実施の態様】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例が適用された車
両用動力伝達装置の骨子図である。図において、エンジ
ン10の動力はロックアップクラッチ付トルクコンバー
タ12、3組の遊星歯車ユニットなどから構成された有
段式自動変速機14を経て、図示しない差動歯車装置お
よび駆動輪へ伝達されるようになっている。
【0013】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16と連結され、外周部において断面U
字状に曲成されるとともにエンジン10側へ向かう方向
成分を有する作動油の流れを発生させる羽根を有するポ
ンプ翼車18と、上記自動変速機14の入力軸20に固
定され、ポンプ翼車18の羽根に対向する羽根を有し、
そのポンプ翼車18の羽根からのオイルを受けて回転さ
せられるタービン翼車22と、一方向クラッチ24を介
して非回転部材であるハウジング26に固定されたステ
ータ翼車28と、軸方向に移動可能且つ軸まわりに相対
回転不能にタービン翼車18のハブ部に設けられたピス
トン30を介して上記入力軸20に連結されたロックア
ップクラッチ32とを備えている。
【0014】トルクコンバータ12内においては、ピス
トン30により分割された係合側油室35および解放側
油室33のうちの解放側油室33内の油圧が高められ、
且つ係合側油室35内の油圧が解放されると、ピストン
30が後退させられてロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、係合側油室35内の油圧が高められ且つ解放側油室
33内の油圧が最低圧となると、上記ピストン30が前
進させられてロックアップクラッチ32がポンプ翼車1
8に押圧されて係合状態とされるので、トルクコンバー
タ12の入出力部材、すなわちクランク軸16および入
力軸20が直結状態とされる。また、係合側油室35内
の油圧が高められた状態で解放側油室33内の油圧が所
定圧に制御されると、ロックアップクラッチ32がポン
プ翼車18に略接触する位置までピストン30が前進さ
せられてスリップ係合させられるようになっている。
【0015】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と図示しない差動歯車装
置との間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40と
を備えている。それら遊星歯車装置34,36,38の
構成要素の一部は互いに一体的に連結されるだけでな
く、3つのクラッチC0,C1 ,C2 によって互いに選
択的に連結されている。また、上記遊星歯車装置34,
36,38の構成要素の一部は、4つのブレーキB0
1 ,B2 ,B3によってハウジング26に選択的に連
結されるとともに、さらに、構成要素の一部は3つの一
方向クラッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向に
より相互に若しくはハウジング26と係合させられるよ
うになっている。
【0016】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられるようになっており、後述の
変速用電子制御装置184によりそれ等の油圧アクチュ
エータの作動がそれぞれ制御されることにより、図2に
示されているように変速比I(=入力軸20の回転速度
/カウンタ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進4
段・後進1段の変速段が得られる。図2において、「1
st」,「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライブ)」
は、それぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ段,第
3速ギヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変速比は
第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って順次小
さくなる。なお、上記トルクコンバータ12および自動
変速機14は、軸線に対して対称的に構成されているた
め、図1においては入力軸20の回転軸線の下側および
カウンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示してあ
る。
【0017】図3は、車両の制御装置の構成を説明する
図である。図において、油圧制御回路44には、上記自
動変速機14のギヤ段を制御するための変速制御用油圧
制御回路と、ロックアップクラッチ32の係合を制御す
るためのロックアップクラッチ制御用油圧制御回路とが
設けられている。変速制御用油圧制御回路は、よく知ら
れているようにソレノイドNo.1およびソレノイドNo.2に
よってそれぞれオンオフ駆動される第1電磁弁S1およ
び第2電磁弁S2を備えており、それら第1電磁弁S1
および第2電磁弁S2の作動の組み合わせによって図2
に示すようにクラッチおよびブレーキが選択的に作動さ
せられて前記第1速ギヤ段乃至第4速ギヤ段のうちのい
ずれかが成立させられるようになっている。
【0018】また、上記ロックアップクラッチ制御用油
圧制御回路は、たとえば図4に示すように、ソレノイド
48によりオンオフ作動させられて切換用信号圧Psw
発生する第3電磁弁S3と、その切換用信号圧Pswに従
ってロックアップクラッチ32を解放状態とする解放側
位置とロックアップクラッチ32を係合状態とする係合
側位置とに切り換えられるロックアップリレー弁52
と、変速用電子制御装置184から供給される駆動電流
SLU に対応したスリップ制御用信号圧PSLU を発生す
るリニアソレノイド弁SLUと、リニアソレノイド弁S
LUから出力されるスリップ制御用信号圧PSLU に従っ
て係合側油室35および解放側油室33の圧力差ΔPを
調節し、ロックアップクラッチ32のスリップ量を制御
するロックアップコントロール弁56とを備えている。
【0019】上記図4において、図示しないタンクに還
流した作動油をストレーナ58を介して吸引して圧送す
るためのポンプ60はエンジン10によって回転駆動さ
れるようになっている。ポンプ60から圧送された作動
油圧は、オーバフロー形式の第1調圧弁62により第1
ライン圧Pl1に調圧されるようになっている。この第1
調圧弁62は、図示しないスロットル弁開度検知弁から
出力されたスロットル圧に対応して大きくなる第1ライ
ン圧Pl1を発生させ、第1ライン油路64を介して出力
する。第2調圧弁66は、オーバフロー形式の調圧弁で
あって、第1調圧弁62から流出させられた作動油を上
記スロットル圧に基づいて調圧することにより、エンジ
ン10の出力トルクに対応した第2ライン圧Pl2を発生
させる。第3調圧弁68は、上記第1ライン圧Pl1を元
圧とする減圧弁であって、一定の第3ライン圧Pl3を発
生させる。また、マニュアル弁70は、シフト操作レバ
ー174がRレンジであるときには、Rレンジ圧PR
発生する。そして、OR弁72は、第2速ギヤ段以上で
あるときに係合する前記ブレーキB2 を作動させる圧P
B2および上記Rレンジ圧PR のうちのいずれか高い側を
選択して出力する。
【0020】上記ロックアップリレー弁52は、解放側
油室33と連通する解放側ポート80、係合側油室35
と連通する係合側ポート82、第2ライン圧Pl2が供給
される入力ポート84、ロックアップクラッチ32の解
放時に係合側油室35内の作動油が排出される第1排出
ポート86、ロックアップクラッチ32の係合時に解放
側油室33内の作動油が排出される第2排出ポート8
8、第2調圧弁66から排出される作動油の一部がロッ
クアップクラッチ32の係合期間に冷却のために供給さ
れる供給ポート90と、それらのポートの接続状態を切
り換えるスプール弁子92と、そのスプール弁子92を
オフ側位置に向かって付勢するスプリング94と、スプ
ール弁子92のスプリング94側端部に当接可能に配置
されたプランジャ96と、それらスプール弁子92とプ
ランジャ96との端面にRレンジ圧PR を作用させるた
めにそれらの間に設けられた油室98と、プランジャ9
6の端面に作用させる第1ライン圧Pl1を受け入れる油
室100と、スプール弁子92の端面に第3電磁弁S3
からの切換用信号圧Pswを作用させてオン側位置へ向か
う推力を発生させるためにその切換用信号圧Pswを受け
入れる油室102とを備えている。
【0021】第3電磁弁S3は、非励磁状態(オフ状
態)では油室102とOR弁72との連通をその球状弁
子が遮断し且つ油室102をドレン圧とするが、励磁状
態(オン状態)では油室102とOR弁72とを連通さ
せて切換用信号圧Pswを油室102に作用させる。この
ため、第3電磁弁S3がオフ状態であるときには、油室
102には第3電磁弁S3からの切換用信号圧Pswが作
用させられず、スプール弁子92はスプリング94の付
勢力と油室100に作用する第1ライン圧Pl1とにした
がってオフ側位置に位置させられることから、入力ポー
ト84と解放側ポート80、係合側ポート82と第1排
出ポート86がそれぞれ連通させられるので、解放側油
室33内の油圧Poff は係合側油室35内の油圧Pon
りも高められてロックアップクラッチ32が解放される
と同時に、係合側油室35内の作動油は上記第1排出ポ
ート86、オイルクーラ104、および逆止弁106を
介してドレンへ排出される。
【0022】反対に、第3電磁弁S3がオン状態である
ときには、第3電磁弁S3からの切換用信号圧Pswが油
室102に作用させられてスプール弁子92はスプリン
グ94の付勢力と油室100に作用する第1ライン圧P
l1とに抗してオン側位置に位置させられることから、入
力ポート84と係合側ポート82、解放側ポート80と
第2排出ポート88、供給ポート90と第1排出ポート
86がそれぞれ連通させられるので、係合側油室35内
の油圧Ponは解放側油室33内の油圧Poff よりも高め
られてロックアップクラッチ32が係合されると同時
に、解放側油室33内の作動油は上記第2排出ポート8
8およびロックアップコントロール弁56を介してドレ
ンへ排出される。
【0023】前記リニアソレノイド弁SLUは、第3調
圧弁68で発生させられる一定の第3ライン圧Pl3を元
圧とする減圧弁であって、図5に示すように変速用電子
制御装置184からの駆動電流ISLU (すなわち駆動デ
ューティ比DSLU)に伴って小さくなるスリップ制御
用信号圧PSLU を発生させ、このスリップ制御用信号圧
SLU をロックアップコントロール弁56へ作用させ
る。リニアソレノイド弁SLUは、第3ライン圧Pl3
供給される供給ポート110およびスリップ制御用信号
圧PSLU を出力する出力ポート112と、それらを開閉
するスプール弁子114と、そのスプール弁子114を
閉弁方向へ付勢するスプリング115と、スプール弁子
114をスプリング115よりも小さい推力で開弁方向
へ付勢するスプリング116と、駆動電流ISLU に従っ
てスプール弁子114を開弁方向へ付勢するスリップ制
御用電磁ソレノイド118と、スプール弁子114に閉
弁方向の推力を発生させるためのフィードバック圧(ス
リップ制御用信号圧PSLU )を受け入れる油室120と
を備えており、スプール弁子114は電磁ソレノイド1
18およびスプリング116による開弁方向の付勢力と
スプリング115およびフィードバック圧による閉弁方
向の付勢力とが平衡するように作動させられる。
【0024】ロックアップコントロール弁56は、前記
第2ライン圧Pl2が供給されるライン圧ポート130、
前記第2排出ポート88から排出される解放側油室33
内の作動油を受け入れる受入ポート132、その受入ポ
ート132に受け入れられた作動油を排出するためのド
レンポート134と、受入ポート132とドレンポート
134との間を連通させて解放側油室33内の作動油を
排出させることにより係合側油室35および解放側油室
33の圧力差ΔP(=Pon−Poff )を増加させる第1
位置(図4の左側位置)へ向かう方向と受入ポート13
2とライン圧ポート130との間を連通させて解放側油
室33内に第2ライン圧Pl2を供給することにより上記
ΔPを減少させる第2位置(図4の右側位置)へ向かう
方向に向かって移動可能に設けられたスプール弁子13
6と、そのスプール弁子136を第1位置に向かって付
勢するためにそのスプール弁子136に当接可能に配置
されたプランジャ138と、そのプランジャ138にス
リップ制御用信号圧PSLUを作用させて第1位置に向か
う推力を発生させるためにスリップ制御用信号圧P SLU
を受け入れる信号圧油室140と、プランジャ138に
解放側油室33内の油圧Poff を作用させてプランジャ
138にスプール弁子136をその第1位置へ向かう方
向の推力を発生させるためにその油圧Poff を受け入れ
る油室142と、スプール弁子136に係合側油室35
内の油圧Ponを作用させてスプール弁子136にその第
2位置へ向かう方向の推力を発生させるために油圧Pon
を受け入れる油室144と、この油室144内に収容さ
れてスプール弁子136をその第2位置へ向かう方向へ
付勢するスプリング146とを、備えている。
【0025】ここで、上記プランジャ138には、油室
142側から順に大きくなる断面積A1 およびA2 を有
する第1ランド148および第2ランド150が形成さ
れており、また、スプール弁子136には、信号圧油室
140側から断面積A3 である第3ランド152、およ
び上記断面積A1 と同じ断面積である第4ランド154
が形成されている。したがって、プランジャ138はス
プール弁子136と当接して相互に一体的に作動し、ピ
ストン30の両側にスリップ制御用信号圧PSL U に対応
した大きさの圧力差ΔP(=Pon−Poff )が形成され
る。このとき、圧力差ΔPはスリップ制御用信号圧P
SLU に対して傾き〔(A2 −A1 )/A1〕に従って図
6に示すように変化する。
【0026】図6は、上記のように構成されているロッ
クアップコントロール弁56の作動により得られる圧力
差ΔPのスリップ制御用信号圧PSLU に対する変化特性
を示している。したがって、ロックアップリレー弁52
がオン状態にあるときは、スリップ制御用信号圧PSLU
が大きくなるに伴って係合側油室35と解放側油室33
との圧力差△P(Pon−Poff )が大きくなるので、ロ
ックアップクラッチ32のスリップ回転速度NSLPが
減少させられるが、反対に、スリップ制御用信号圧P
SLU が低くなるとスリップ回転速度NSLPが増加され
る。
【0027】図3に戻って、車両には、エンジン10の
回転速度NE すなわちポンプ翼車18の回転速度NP
検出するエンジン回転速度センサ160、吸気配管を通
してエンジン10へ吸気される吸入空気量Qを検出する
吸入空気量センサ162、吸気配管を通してエンジン1
0へ吸気される吸入空気の温度TAIR を検出する吸入空
気温度センサ164、アクセルペダル165の操作によ
り開閉されるスロットル弁166の全閉状態および開度
TAを検出するアイドルスイッチ付スロットルセンサ1
67、自動変速機14の出力軸の回転速度すなわち車速
Vを検出する車速センサ168、エンジン10の冷却水
温TWAを検出する冷却水温センサ170、ブレーキペダ
ルが操作されたことを検出するブレーキセンサ172、
シフト操作レバー174の操作位置Ps すなわちL、
S、D、N、R、Pレンジのいずれかを検出するための
操作位置センサ176、タービン翼車22の回転速度N
T すなわち自動変速機14の入力軸20の回転速度を検
出するタービン回転速度センサ178、油圧制御回路4
4の作動油の温度TOIL を検出する油温センサ180が
設けられている。そして、上記各センサから出力された
信号は、エンジン用の電子制御装置182および変速用
の電子制御装置184にそれぞれ直接または間接的に供
給されるようになっている。エンジン用の電子制御装置
182と変速用の電子制御装置184とは通信インター
フェイスを介して相互連結されており、入力信号などが
必要に応じて相互に供給されるようになっている。
【0028】変速用の電子制御装置184はCPU、R
OM、RAM、インターフェースなどから成る所謂マイ
クロコンピュータであって、そのCPUは、RAMの一
時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログ
ラムに従って入力信号を処理し、自動変速機14の変速
制御およびロックアップクラッチ32の係合制御を図示
しないメインルーチンに従って実行して、第1電磁弁S
1、第2電磁弁S2、第3電磁弁S3、およびリニアソ
レノイド弁SLUをそれぞれ制御する。
【0029】上記変速制御では、予めROMに記憶され
た複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対応した
変速線図が選択され、その変速線図から車両の走行状
態、たとえばスロットル弁開度TAと車速Vとに基づい
て変速ギヤ段が決定され、その変速ギヤ段が得られるよ
うに第1電磁弁S1、第2電磁弁S2が駆動されること
により、自動変速機14のクラッチC0 ,C1 ,C2
およびブレーキB0 ,B 1 ,B2 ,B3 の作動が制御さ
れて前進4段のうちのいずれかのギヤ段が成立させられ
る。
【0030】上記ロックアップクラッチ32の係合制御
は、たとえば第3速ギヤ段および第4速ギヤ段での走行
中に実行されるものであり、その係合制御においては、
予めROMに記憶された図7に示す関係から、車両の走
行状態たとえば出力軸回転速度(車速)Nout およびス
ロットル弁開度TAに基づいてロックアップクラッチ3
2の解放領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれで
あるかが判断される。このスリップ制御領域は、運転性
を損なうことなく燃費を可及的によくすることを目的と
してエンジン10のトルク変動を吸収しつつ連結させる
ようにロックアップクラッチ32がスリップ状態に維持
される。図7は車両の加速走行中において用いられるも
のである。
【0031】また、車両の減速惰行走行中でも、エンジ
ン回転速度NE がたとえば2000r.p.m.程度に設定さ
れたフューエルカット回転速度NCUT 以上であるときに
燃料供給を遮断するフューエルカット制御の制御域を拡
大することを目的として、上記ロックアップクラッチ3
2のスリップ制御が実行される。この場合のスリップ制
御は、スロットル弁開度TAが零である減速惰行走行状
態で実行されるので、専ら車速Vにより特定されるスリ
ップ領域が用いられる。たとえば第4速ギヤ段では50
〜90km/h程度の車速範囲内がスリップ領域とされ、そ
の範囲外は解放される。
【0032】上記車両の走行状態が上記係合領域内にあ
ると判断されると、第3電磁弁S3が励磁されてロック
アップリレー弁52がオン状態とされると同時にリニア
ソレノイド弁SLUに対する駆動電流ISLU が最小駆動
電流(定格値)に設定されるので、ロックアップクラッ
チ32が係合させられる。また、車両の走行状態が上記
解放領域内にあると判断されると、第3電磁弁S3が非
励磁とされてロックアップリレー弁52がオフ状態とさ
れるので、リニアソレノイド弁SLUに対する駆動電流
SLU に拘わらず、ロックアップクラッチ32が解放さ
れる。そして、車両の走行状態が上記スリップ制御領域
内にあると判断されると、第3電磁弁S3が励磁されて
ロックアップリレー弁52がオン状態とされると同時
に、リニアソレノイド弁SLUに対する駆動電流ISLU
がよく知られたフィードバック制御式に従って調節され
る。すなわち、この制御式は、たとえば目標スリップ回
転速度TNSLPBDと実際のスリップ回転速度NSL
P(=NE −NT )との偏差ΔE(=NSLP−TNS
LPBD)が解消されるように駆動電流ISLU を算出す
るものであり、必要に応じて、応答性を改善するために
エンジン出力トルク値などに対応する大きさの操作量を
加えるためのフィードフォワード項や、ロックアップク
ラッチ32の摩擦特性の経時変化に対処するための学習
補正項が設けられる。
【0033】また、エンジン用の電子制御装置182
も、変速用の電子制御装置184と同様のマイクロコン
ピュータであって、そのCPUは予めROMに記憶され
たプログラムに従って入力信号を処理することにより種
々のエンジン制御を実行する。たとえば、燃料噴射量制
御では燃焼状態を最適とするために燃料噴射弁186を
制御し、点火時期制御では、遅角量を適切とするために
イグナイタ188を制御し、トラクション制御では、車
両の駆動力を抑制するためにスロットルアクチュエータ
190により第2スロットル弁192を制御し、フュー
エルカット制御では、燃費を高めるために惰行走行にお
いてエンジン回転速度NE が予め設定されたフューエル
カット回転速度NCUT を上まわる期間だけ燃料噴射弁1
86を閉じる。
【0034】図8は、アクセルペダル165が非操作位
置に戻された車両の減速走行における車両の減速度GN
(負の加速度)を、第4速ギヤ段および第3速ギヤにつ
いてスリップ制御中であるか否かのそれぞれについて示
している。図8において、○印の間の破線は第4速ギヤ
段のTC(トルコン)状態を示し、○印の間の実線は第
4速ギヤ段のスリップ制御状態を示し、□印の間の破線
は第3速ギヤ段のTC(トルコン)状態を示し、□印の
間の実線は第3速ギヤ段のスリップ制御状態を示してい
る。
【0035】図9は、上記変速用電子制御装置184の
制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図
9において、変速制御手段194は、予めROMに記憶
された複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対応
した変速線図を選択し、その変速線図から実際の車両の
走行状態たとえばスロットル弁開度TAと車速Vとに基
づいて変速判断を行い、その判断された変速ギヤ段が得
られるように第1電磁弁S1、第2電磁弁S2を駆動す
るための変速出力を行う。
【0036】降坂路走行判定手段196は、スロットル
弁開度TA毎に予め記憶された平坦路における基準加速
度よりも実際の加速度が上回ったことに基づいて、降坂
路走行を判定する。この加速度はたとえば車速センサ1
68から出力されるパルス間隔の変化に基づいて求めら
れる。降坂制御手段198は、降坂路走行判定手段19
6によって降坂路であると判定された場合は、アクセル
ペダル165が非操作位置に戻されている状態すなわち
スロットル弁開度TAが零或いはスロットルセンサ16
7のアイドルスイッチがオン状態であり、且つ第4速ギ
ヤ段であることを条件として、上記変速制御手段194
の変速制御に優先して、最高速ギヤ段である第4速ギヤ
段からそれよりも1段低速側の第3速ギヤ段へのダウン
変速を実行する。
【0037】減速スリップ制御開始条件判定手段200
は、スロットル弁開度TAが零或いはスロットルセンサ
167のアイドルスイッチがオン状態である減速走行で
あること、車速Vが50〜90km/h程度に予め設定され
た車速範囲内であること、作動油温度TOIL が60〜1
10°C程度に予め設定された温度範囲内であることな
どの減速スリップ制御の開始条件が成立したか否かを判
定する。減速スリップ制御手段202は、上記減速スリ
ップ制御開始条件判定手段200によって減速スリップ
制御の開始条件が成立したと判定された場合には、惰行
走行中におけるロックアップクラッチ32のスリップ量
NSLPが目標スリップ回転速度TNSLPBDと一致
するように換言すればそれらの偏差ΔE(=NSLP−
TNSLPBD)が解消されるように駆動電流ISLU
調節する。
【0038】減速度制御手段204は、上記の減速スリ
ップ制御開始条件判定手段200により減速スリップ制
御開始条件が成立したと判定され且つ降坂路走行判定手
段196により車両の降坂路走行が判定された場合或い
は降坂制御開始条件が成立した場合には、降坂路走行に
よる自動変速機のダウン変速すなわち降坂制御手段19
8によりダウン変速を禁止する。
【0039】減速要求状態判定手段206は、急な下り
勾配の降坂路や制動操作時のような、車両の減速走行中
において減速をさらに必要とする車両走行状態であるか
否かを、実加速度と基準加速度との比較による勾配判定
やブレーキセンサ172からの信号の有無に基づいて判
定する。前記減速度制御手段204は、この減速要求状
態判定手段206によって減速をさらに必要とする車両
走行状態と判定されるまで、変速制御手段194による
降坂路走行でのダウン変速を禁止する。
【0040】また、前記減速度制御手段204は、前記
降坂路走行判定手段196により降坂路走行が判定され
た降坂路走行中において、減速スリップ制御手段202
による減速スリップ制御が終了した場合には、それまで
禁止されていた変速制御手段194による降坂走行時の
ダウン変速を許容する。
【0041】そして、減速度制御手段204は、ロック
アップクラッチ32の解放状態で降坂制御手段198に
よる降坂制御が実行される場合、すなわち減速スリップ
制御開始条件判定手段200により減速スリップ制御開
始条件が成立していないと判定され且つ降坂路走行判定
手段196により車両の降坂路走行が判定された場合に
は、降坂制御手段198によるダウン変速を許容すると
同時に、そのダウン変速後の第3速ギヤ段における減速
スリップ制御手段202の減速スリップ制御を禁止す
る。
【0042】さらに、上記減速度制御手段204は、前
記減速要求状態判定手段206により減速走行中におい
て減速をさらに必要とする車両走行状態であると判定さ
れた場合に、降坂制御手段198によるダウン変速を許
容すると同時に、そのダウン変速後の第3速ギヤ段にお
ける減速スリップ制御手段202によるロックアップク
ラッチ32の減速スリップ制御を禁止するが、減速要求
状態判定手段206により減速走行中において減速をさ
らに必要とする車両走行状態でないと判定された場合に
は、降坂制御手段198による降坂ダウン変速制御およ
び減速スリップ制御手段202による減速スリップ制御
を共に禁止する。
【0043】以下、変速用の電子制御装置184の制御
作動の要部を、図10および図11のフローチャートを
用いて説明する。図10は降坂制御によるエンジンブレ
ーキ作用と減速スリップ制御によるエンジンブレーキ作
用とを適切に選択するために第4速ギヤ段であるときに
実行される減速度制御ルーチンを示し、図11は実際の
車速Vが減速スリップ制御が許容される車速範囲の下限
値を下回わると降坂制御を許容してエンジンブレーキ作
用を継続させるための減速継続制御ルーチンを示してい
る。なお、前記変速制御手段194、降坂制御手段19
8、減速スリップ制御手段202に対応するフローチャ
ートは、たとえば特公昭61−48019号公報、特開
平7−39993号公報に記載されているように、よく
知られたものであるので省略されている。
【0044】図10において、図9の降坂路走行判定手
段196に対応するステップSA1(以下、ステップを
省略する。)では、車両の走行路面が降坂路であるか否
かが、予め記憶された平坦路の基準加速度を実際の加速
度が上まわることに基づいて判断される。このSA1の
判断が否定された場合には本ルーチンが終了させられる
が、肯定された場合には、SA2において、スロットル
弁166が全閉であるか否かすなわちスロットル弁開度
TAが零である減速走行であるか否かが、スロットルセ
ンサ167からの信号に基づいて判断される。このSA
2の判断が否定された場合には本ルーチンが終了させら
れるが、肯定された場合には、SA3において、車速V
が50〜90km/h程度に予め設定された車速範囲内であ
ること、作動油温度TOIL が60〜110°C程度に予
め設定された温度範囲内であることなどの他の減速スリ
ップ制御開始条件が成立したか否かが判断される。上記
SA2およびSA3は、図9の減速スリップ制御開始条
件判定手段200に対応している。
【0045】車速V或いは作動油温度TOIL が上記減速
スリップ制御開始条件として設定された範囲内にない場
合には、上記SA3の判断が否定されるので、SA4に
おいてブレーキ操作が行われたか否かがブレーキセンサ
172からの信号に基づいて判断される。このSA4
は、このような減速走行においてさらにエンジンブレー
キ作用を必要とするか否かを判断するためのものである
から、図9の減速要求状態判定手段206に対応してい
る。上記SA4の判断が否定された場合は、さらなる減
速要求をしていない状態であるので、SA5において変
速制御手段194による通常変速制御状態とされて第4
速TC状態とされる。この状態では、降坂制御および減
速スリップ制御が共に禁止され、ロックアップクラッチ
32が非係合とされた第4速ギヤ段での惰行走行が得ら
れる。
【0046】しかし、上記減速走行中にブレーキ操作が
行われた場合には上記SA4の判断が肯定されるので、
SA6において、降坂制御手段198による降坂制御が
実行され、自動変速機14がそれまでの第4速ギヤ段か
ら第3速ギヤ段へ切り換えられるとともに、減速スリッ
プ制御手段202による第3速ギヤ段の減速スリップ制
御が実質的に禁止される。
【0047】車速V或いは作動油温度TOIL が上記減速
スリップ制御開始条件として設定された範囲内にある場
合には、上記SA3の判断が肯定されるので、SA7に
おいて、前記減速スリップ制御手段202による第4速
ギヤ段での減速スリップ制御が実行され、ロックアップ
クラッチ32のスリップ量NSLPが目標スリップ回転
速度TNSLPBDと一致するように制御されてエンジ
ン回転速度が引き上げられることにより、好適なエンジ
ンブレーキ作用が発生させられる。
【0048】次いで、減速要求状態判定手段206に対
応するSA8において、上記のような減速走行において
さらなる減速が必要であるか否かが、実加速度と基準加
速度との比較による勾配判定やブレーキセンサ172か
らの信号の有無に基づいて判断される。このSA8の判
断が否定された場合は本ルーチンが終了されて減速スリ
ップ制御が継続されるが、肯定された場合は、SA9に
おいて、降坂制御手段198による降坂制御が減速スリ
ップ制御手段202による減速スリップ制御に加えて実
行されるので、自動変速機14がそれまでの第4速ギヤ
段から第3速ギヤ段へ切り換えられるとともに、その第
3速ギヤ段での減速スリップ制御が実行される。
【0049】図11の減速継続制御ルーチンにおいて、
SA10では、第4速スリップ制御中であるか否かが判
断される。このSA10の判断が否定される場合は本ル
ーチンが終了させられるが、肯定された場合には、SA
11において、前記SA1と同様にして降坂路走行であ
るか否かが判断される。このSA11の判断が否定され
る場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定された場
合には、SA12において、車速低下により減速スリッ
プ制御手段202による減速スリップ制御が終了させら
れたか否かが判断される。
【0050】上記SA12の判断が否定される場合は本
ルーチンが終了させられるが、肯定された場合には、S
A13において、降坂制御手段198による第4速ギヤ
段から第3速ギヤ段へのダウン変速が実行されるととも
に、第3速ギヤ段における減速スップ制御が禁止され、
第3速TC状態とされる。本実施例では、上記SA5、
SA6、SA7、SA9、SA13が、図9の減速度制
御手段204に対応している。
【0051】上述のように、本実施例によれば、減速ス
リップ制御開始条件判定手段200(SA2、SA3)
により減速スリップ制御開始条件が成立したと判定さ
れ、且つ降坂路走行判定手段196(SA1)により車
両の降坂路走行が判定された場合には、減速度制御手段
204(SA7)によって、降坂制御手段198による
降坂路走行の自動変速機14の4→3ダウン変速が禁止
される結果、減速スリップ制御手段202によるロック
アップクラッチ32の減速スリップ制御が優先的に許容
されるので、降坂路の減速走行時に減速スリップ制御と
降坂制御との両者によって過大なエンジンブレーキが発
生させられることがなく、好適な運転性が得られる。た
とえば、車両の減速走行中に、降坂制御手段198の降
坂制御と減速スリップ制御手段202による減速スリッ
プ制御とが同時に実行される従来の場合には、減速度G
N がたとえば図8のA点からC点へ大幅に増加していた
のであるが、本実施例によれば、図8のA点からB点へ
増加幅が比較的小さくされるのである。
【0052】また、本実施例によれば、減速走行時にお
いて、上記減速度制御手段204(SA7)により、ア
クセルペダル165を非操作位置へ戻し操作するだけで
開始される減速スリップ制御が優先されているので、変
速ショックを伴う降坂走行時のダウン変速を優先する場
合に比較して、運転性が高められる利点がある。
【0053】また、本実施例によれば、減速走行中にお
いて減速をさらに必要とする車両走行状態を判定する減
速要求状態判定手段206(SA8)がさらに設けら
れ、前記減速度制御手段204(SA7)は、その減速
要求状態判定手段206により減速をさらに必要とする
車両走行状態と判定されるまで、降坂制御手段198に
よる降坂路走行の自動変速機14のダウン変速を禁止す
る。この結果、減速要求状態判定手段206によって減
速をさらに必要とする車両走行状態と判定された後に
は、減速度制御手段204(SA9)により、降坂制御
手段198による自動変速機14のダウン変速が許容さ
れるので、減速スリップ制御と降坂制御との両者によ
り、たとえば図8のA点からC点へ減速度GN が増加さ
せられて、大きなエンジンブレーキが発生させられる利
点がある。
【0054】また、本実施例によれば、減速度制御手段
204(SA13)は、降坂路走行判定手段196によ
り降坂路走行であると判定された降坂路走行中におい
て、減速スリップ制御手段202による減速スリップ制
御が終了した場合には、降坂制御手段198による降坂
路走行の自動変速機14のダウン変速を許容する。この
ため、減速スリップ制御が実行される車速範囲の下限値
を実際の車速Vが下まわったことにより減速スリップ制
御が終了させられると、降坂制御手段198によるダウ
ン変速が実行されることにより、たとえば図8のB点か
らC点へ減速度G N がさらに増加させられて、減速スリ
ップ制御に引き続いて適度のエンジンブレーキ作用が得
られる利点がある。
【0055】また、本実施例によれば、減速度制御手段
204(SA6)は、減速スリップ制御開始条件判定手
段200により減速スリップ制御開始条件が成立してい
ないと判定され且つ降坂路走行判定手段196により車
両の降坂路走行が判定された場合には、降坂制御手段1
98による降坂路走行のダウン変速を許容すると同時
に、そのダウン変速後の減速スリップ制御手段202に
よるロックアップクラッチ32の減速スリップ制御を禁
止するものである。このため、減速スリップ制御が実行
されない降坂路走行では、降坂制御によるダウン変速が
許容されるので、そのダウン変速によるエンジンブレー
キ作用が得られると同時に、ダウン変速後の減速スリッ
プ制御が禁止されるので、過大なエンジンブレーキ作用
が防止される。
【0056】また、本実施例によれば、上記減速度制御
手段204(SA5、SA6)は、減速要求状態判定手
段206(SA4)により減速走行中において減速をさ
らに必要とする車両走行状態であると判定された場合
に、降坂制御手段198による降坂路走行のダウン変速
を許容すると同時に、そのダウン変速後の減速スリップ
制御手段202によるロックアップクラッチの減速スリ
ップ制御を禁止するが、減速要求状態判定手段206
(SA4)により減速走行中において減速をさらに必要
とする車両走行状態でないと判定された場合には、降坂
制御手段198による降坂ダウン変速制御および減速ス
リップ制御手段202による減速スリップ制御を共に禁
止する。このため、減速走行中に減速をさらに必要とす
る車両走行状態においてだけ降坂制御によるダウン変速
が許容されることになることから、さらに減速を必要と
しない惰行走行状態においてその降坂制御によるダウン
変速が実行されないので、燃費および運転性が高められ
る。
【0057】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0058】たとえば、前述の実施例の自動変速機14
は前進4段のギヤ段を備えたものであったが、前進3段
以下或いは5段以上のギヤ段を備えたものであってもよ
い。自動変速機14が前進5段のギヤ段を備えたもので
ある場合には、降坂制御手段198によるダウン変速に
より第5速ギヤ段から第4速ギヤ段へ切り換えられる。
【0059】また、前述の実施例の減速スリップ制御開
始条件判定手段200は、SA2およびSA3に対応す
るものであったが、SA2およびSA3の一方に対応す
るものであってもよいし、他の条件が付与されていても
差し支えない。
【0060】また、前述の実施例において、減速要求状
態判定手段206は、アクセルペダルの戻し速度、アク
セルペダルの戻し操作からブレーキ操作までの時間など
に基づいて、加速を重視した運転指向であることが判定
されたときに、減速走行におけるさらなる減速が必要で
ある状態と判定するものであってもよい。
【0061】また、前述の実施例において、スロットル
弁開度TAに替えて、エンジン負荷量を示す値、たとえ
ばアクセルペダル操作量、燃料噴射量、吸入空気量など
が用いられてもよい。
【0062】また、前述の実施例において、図11の減
速継続制御ルーチンは、図10の減速度制御ルーチンと
は独立に実行されていたが、その図10のルーチンの一
部に組み込まれていてもよい。
【0063】また、前述の実施例において、ロックアッ
プクラッチ32付のトルクコンバータ12について説明
されていたが、ロックアップクラッチ32付のフルード
カップリングであってもよい。要するに、ロックアップ
クラッチを有する流体式伝動装置であればよいのであ
る。
【0064】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスリップ制御装置が適用さ
れた車両用動力伝達装置を示す図である。
【図2】図1のロックアップクラッチ付トルクコンバー
タを備えた自動変速機において、第1電磁弁および第2
電磁弁の作動の組み合わせとそれにより得られる変速段
との関係を説明する図表である。
【図3】図1の車両に備えられている制御装置の構成を
説明するブロック線図である。
【図4】図3の油圧制御回路の要部構成を説明する図で
ある。
【図5】図4のリニアソレノイド弁の出力特性を示す図
である。
【図6】図4の油圧制御回路に設けられたスリップ制御
弁の特性であって、係合用油室および解放用油室との圧
力差ΔPとスリップ制御用信号圧PSLU との関係を説明
する図である。
【図7】図3の変速用電子制御装置に記憶されている、
車両の走行状態とロックアップクラッチの係合状態との
関係を示す図である。
【図8】減速走行時における減速度GN の大きさを説明
するである。
【図9】図3の変速用電子制御装置の制御機能の要部を
説明する機能ブロック線図である。
【図10】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
を説明するフローチャートであって減速度制御ルーチン
を示す図である。
【図11】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
を説明するフローチャートであって減速継続制御ルーチ
ンを示す図である。
【符号の説明】
10:エンジン 32:ロックアップクラッチ 196:降坂路走行判定手段 198:降坂制御手段 200:減速スリップ制御開始条件判定手段 202:減速スリップ制御手段 204:減速度制御手段 206:減速要求状態判定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと自動変速機との間の流体伝動
    装置がロックアップクラッチを有し、車両の降坂路走行
    において該自動変速機がそれまでのギヤ段から低速側の
    ギヤ段へ自動的にダウン変速させられる形式の車両にお
    いて、該ロックアップクラッチを車両の減速走行時にス
    リップさせる減速スリップ制御手段を備える車両用ロッ
    クアップクラッチのスリップ制御装置であって、 前記減速スリップ制御手段による減速スリップ制御開始
    条件が成立したか否かを判定する減速スリップ制御開始
    条件判定手段と、 車両の降坂路走行であるか否かを判定する降坂路走行判
    定手段と、 該減速スリップ制御開始条件判定手段により減速スリッ
    プ制御開始条件が成立したと判定され且つ該降坂路走行
    判定手段により車両の降坂路走行が判定された場合に
    は、前記降坂路走行による自動変速機のダウン変速を禁
    止する減速度制御手段とを、含むことを特徴とする車両
    用ロックアップクラッチのスリップ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両の減速中において減速をさらに
    必要とする車両走行状態を判定する減速要求状態判定手
    段を含み、前記減速度制御手段は、該減速要求状態判定
    手段により減速をさらに必要とする車両走行状態と判定
    されるまで、前記降坂路走行における自動変速機のダウ
    ン変速を禁止するものである請求項1の車両用ロックア
    ップクラッチのスリップ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記減速度制御手段は、前記降坂路走行
    判定手段により降坂路走行であると判定された降坂路走
    行中において、前記減速スリップ制御手段による減速ス
    リップ制御が終了した場合には、前記降坂路走行におけ
    る自動変速機のダウン変速を許容するものである請求項
    1または2の車両用ロックアップクラッチのスリップ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記減速度制御手段は、前記減速スリッ
    プ制御開始条件判定手段により減速スリップ制御開始条
    件が成立していないと判定され且つ該降坂路走行判定手
    段により車両の降坂路走行が判定された場合には、前記
    降坂路走行において前記自動変速機がそれまでのギヤ段
    から低速側のギヤ段へ自動的にダウン変速されることを
    許容し、そのダウン変速後の前記減速スリップ制御手段
    によるロックアップクラッチの減速スリップ制御を禁止
    するものである請求項1乃至3のいずれかの車両用ロッ
    クアップクラッチのスリップ制御装置。
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