JPH08303573A - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH08303573A
JPH08303573A JP7111772A JP11177295A JPH08303573A JP H08303573 A JPH08303573 A JP H08303573A JP 7111772 A JP7111772 A JP 7111772A JP 11177295 A JP11177295 A JP 11177295A JP H08303573 A JPH08303573 A JP H08303573A
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JP
Japan
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shift
valve
gear
output
pressure
Prior art date
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Application number
JP7111772A
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English (en)
Inventor
Toshiya Oishi
俊弥 大石
Tetsuo Hamashima
徹郎 浜嶋
Nobuaki Takahashi
信明 高橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の変速期間中において第2の変速判断が
行われたときその変速出力に起因する変速ショックが好
適に防止される車両用自動変速機の変速制御装置を提供
する。 【構成】 2→1変速の途中において第2速ギヤ段を達
成するための1→2変速の判断が行われた場合には、2
→1変速途中のイナーシャ相の開始前では直ちに第2速
ギヤ段を達成させるためのソレノイドパターンS2ND
(変速出力)が出力されるが、2→1変速途中のイナー
シャ相の開始後では上記2→1変速が完了した後に第2
速ギヤ段を達成させるためのソレノイドパターンS2N
D(変速出力)が出力されるので、上記ソレノイドパタ
ーンS2NDの出力に関連してブレーキB3が直ちに係
合させられても、クラッチ回転速度NCOの急変が発生せ
ず、変速ショックが好適に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機の変
速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1のギヤ段(第1速ギヤ段)と第2の
ギヤ段(第2速ギヤ段)との間の変速を達成するために
切り換えられるシフト弁(1−2シフト弁)と、それら
第1のギヤ段と第2のギヤ段との間の変速に際して解放
或いは係合させられる油圧式摩擦係合装置(ブレーキB
3)内の油圧をアキュムレータを用いないで直接的に制
御する調圧弁(B3コントロール弁)とを備えた形式の
車両用自動変速機の変速制御装置が知られている。たと
えば、特願平5−157991号の明細書に記載された
装置がそれである。
【0003】上記の変速制御装置では、上記油圧式摩擦
係合装置が解放させられる第1の変速(2→1変速)期
間内には、上記のシフト弁の第2−5速側から第1速側
への切り換えを第1の変速が完了するまで遅延させるこ
とにより、調圧弁には前進レンジ圧すなわちライン圧が
供給されるようにしてその調圧弁による調圧作動を確保
するようになっている。上記調圧弁は、制御圧に従っ
て、油圧式摩擦係合装置に連通するポートを上記ライン
圧が供給されたポートとドレンポートとに択一的に連通
させることにより、油圧式摩擦係合装置内の油圧を、ア
キュムレータが接続されているときと同様に緩やかに解
放させるように構成されているのである。
【0004】ところで、上記のような形式の変速制御装
置においては、油圧式摩擦係合装置を解放させることに
より達成される第1の変速途中において油圧式摩擦係合
装置が係合させられることにより達成される第2の変速
の判断が行われた場合には、シフト弁が第2−5速側に
保持されていることから、それまで油圧式摩擦係合装置
内から作動油を緩やかに放出させていた調圧弁がその油
圧式摩擦係合装置内へ作動油を流入させることにより緩
やかに油圧式摩擦係合装置内の油圧を高める作動を開始
させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、油圧式摩擦係合装置内の作動油を解放させる第
1の変速途中において第2の変速の出力が実行されるこ
とによりその油圧式摩擦係合装置内ヘ作動油を供給する
ようにされると、自動変速機の入力軸回転速度が急変し
て、変速ショックを発生させる可能性があった。すなわ
ち、第1の変速過程において油圧式摩擦係合装置の作動
により自動変速機の入力軸回転速度が変化する過程で上
記第2の変速の出力が実行されると、入力軸回転速度が
第2の変速達成時の値まで急変して変速ショックが発生
する場合があったのである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、第1の変速期間
中において第2の変速の変速判断が行われたとき、その
変速出力に起因する変速ショックが好適に防止される車
両用自動変速機の変速制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、第1のギヤ段と第2
のギヤ段との間の変速を達成するために切り換えられる
シフト弁と、その第1のギヤ段と第2のギヤ段との間の
変速に際して解放或いは係合させられる油圧式摩擦係合
装置内の油圧を直接的に制御する調圧弁とを備え、上記
油圧式摩擦係合装置が解放させられることにより達成さ
れる第1の変速では上記調圧弁による調圧作動を確保す
るために前記シフト弁の切り換えを遅延させる形式の車
両用自動変速機の変速制御装置であって、(a) 前記第1
の変速の途中において前記油圧式摩擦係合装置が係合さ
せられることにより達成される第2の変速の判断が行わ
れた場合には、その第1の変速の期間におけるイナーシ
ャ相の開始前か否かを判定するイナーシャ相判定手段
と、(b) そのイナーシャ相判定手段による判定結果に基
づいて、前記第2の変速を実行させるための変速出力の
出力時期を変更する変速出力時期変更手段とを、含むこ
とにある。
【0008】
【作用】このようにすれば、第1の変速の途中において
前記油圧式摩擦係合装置が係合させられることにより達
成される第2の変速の判断が行われた場合には、その第
1の変速の期間におけるイナーシャ相の開始前か否かを
判定するイナーシャ相判定手段による判定結果に基づい
て、変速出力時期変更手段により、前記第2の変速を実
行させるための変速出力の出力時期が変更される。たと
えば、第1の変速途中のイナーシャ相の開始前では直ち
に第2の変速を実行させるための変速出力が実行される
が、第1の変速途中のイナーシャ相の開始後では第1の
変速が完了した後で第2の変速を実行させるための変速
出力が実行される。
【0009】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、上記のよ
うに第1の変速途中のイナーシャ相の開始前が判定され
たか否かに基づいて第2の変速を実行させるための変速
出力の出力時期が変更されることから、第2の変速のた
めに油圧式摩擦係合装置を係合させる出力が、第1の変
速により自動変速機の入力軸の回転変化が発生する前か
或いは第1の変速が終了した後に開始されるので、自動
変速機の入力軸回転速度の急変が発生せず、それに起因
する変速ショックが好適に防止される。
【0010】ここで、上記第1の変速途中のイナーシャ
相とは、第1の変速期間内において前記油圧式摩擦係合
装置の解放によって自動変速機の入力軸回転速度の回転
速度変化が発生する区間を意味するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の変速制御装置
により変速制御される車両用自動変速機の一例を示す骨
子図である。図において、エンジン10の出力は、トル
クコンバータ12を介して自動変速機14に入力され、
図示しない差動歯車装置および車軸を介して駆動輪へ伝
達されるようになっている。
【0013】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16に連結されたポンプインペラ18
と、自動変速機14の入力軸20に連結されたタービン
ランナー22と、それらポンプインペラ18およびター
ビンランナー22の間を直結するロックアップクラッチ
24と、一方向クラッチ26によって一方向の回転が阻
止されているステータ28とを備えている。
【0014】上記自動変速機14は、ハイおよびローの
2段の切り換えを行う第1変速機30と、後進ギヤ段お
よび前進4段の切り換えが可能な第2変速機32を備え
ている。第1変速機30は、サンギヤS0、リングギヤ
R0、およびキャリヤK0に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされて
いる遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置34と、サ
ンギヤS0とキャリヤK0との間に設けられたクラッチ
C0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0および
ハウジング41間に設けられたブレーキB0とを備えて
いる。
【0015】第2変速機32は、サンギヤS1、リング
ギヤR1、およびキャリヤK1に回転可能に支持されて
それらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わさ
れている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置36
と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリヤK
2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリ
ングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成
る第2遊星歯車装置38と、サンギヤS3、リングギヤ
R3、およびキャリヤK3に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされて
いる遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置40とを備
えている。
【0016】上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに
一体的に連結され、リングギヤR1とキャリヤK2とキ
ャリヤK3とが一体的に連結され、そのキャリヤK3は
出力軸42に連結されている。また、リングギヤR2が
サンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リン
グギヤR2およびサンギヤS3と中間軸44との間にク
ラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS
2と中間軸44との間にクラッチC2が設けられてい
る。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止
めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング41
に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤ
S2とハウジング41との間には、一方向クラッチF1
およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方
向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が
入力軸20と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合
させられるように構成されている。
【0017】キャリヤK1とハウジング41との間には
ブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウ
ジング41との間には、ブレーキB4と一方向クラッチ
F2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF
2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合さ
せられるように構成されている。
【0018】以上のように構成された自動変速機14で
は、たとえば図2に示す作動表に従って後進1段および
変速比が順次異なる前進5段のギヤ段のいずれかに切り
換えられる。図2において○印は係合状態を示し、空欄
は解放状態を示し、●はエンジンブレーキのときの係合
状態を示している。この図2からも明らかなように、ブ
レーキB3は、第1速ギヤ段或いは第3速ギヤ段から第
2速ギヤ段へ切り換える変速に際して係合させられると
ともに、第2速ギヤ段から第1速ギヤ段或いは第3速ギ
ヤ段へ切り換える変速に際して解放されるものである。
第2速ギヤ段と第3速ギヤ段との間の変速に際しては、
ブレーキB3の解放期間とブレーキB2の係合期間とが
オーバラップして行われる、所謂クラッチツウクラッチ
変速が行われるが、それ以外の変速では1つのクラッチ
またはブレーキの係合或いは解放作動だけで行われるよ
うになっている。
【0019】図3に示すように、車両のエンジン10の
吸気配管には、アクセルペダル50によって操作される
第1スロットル弁52とスロットルアクチュエータ54
によって操作される第2スロットル弁56とが設けられ
ている。また、エンジン10の回転速度NE を検出する
エンジン回転速度センサ58、エンジン10の吸入空気
量Qを検出する吸入空気量センサ60、吸入空気の温度
A を検出する吸入空気温度センサ62、上記第1スロ
ットル弁52の開度θTHを検出するスロットルセンサ6
4、出力軸42の回転速度NOUT すなわち車速Vを検出
する車速センサ66、エンジン10の冷却水温度TW
検出する冷却水温センサ68、ブレーキの作動を検出す
るブレーキスイッチ70、シフトレバー72の操作位置
SHを検出する操作位置センサ74、入力軸20の回転
速度NINすなわちクラッチC0の回転速度NC0を検出す
るクラッチC0回転センサ73、油圧制御回路84の作
動油温度TOIL を検出する油温センサ75などが設けら
れており、それらのセンサから、エンジン回転速度
E 、吸入空気量Q、吸入空気温度TA 、第1スロット
ル弁の開度θTH、車速V、エンジン冷却水温TW 、ブレ
ーキの作動状態BK、シフトレバー72の操作位置
SH、クラッチC0回転速度NC0、作動油温度TOIL
表す信号がエンジン用電子制御装置76或いは変速用電
子制御装置78に供給されるようになっている。
【0020】また、図4に示すように、上記シフトレバ
ー72は、車両の前後方向に位置するPレンジ、Rレン
ジ、Nレンジ、Dおよび4レンジ、3レンジ、2および
Lレンジへ操作されるとともに、Dレンジと4レンジの
間、および2レンジとLレンジとの間が車両の左右方向
に操作されるようにその支持機構が構成されている。
【0021】図3のエンジン用電子制御装置76は、C
PU、RAM、ROM、入出力インターフェースを備え
た所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAM
の一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理し、種々のエンジン制
御を実行する。たとえば、燃料噴射量制御のために燃料
噴射弁80を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ
82を制御し、アイドルスピード制御のために図示しな
いバイパス弁を制御し、トラクション制御のためにスロ
ットルアクチュエータ54により第2スロットル弁56
を制御する。このエンジン用電子制御装置76は、変速
用電子制御装置78と相互に通信可能に接続されてお
り、一方に必要な信号が他方から適宜送信されるように
なっている。
【0022】変速用電子制御装置78も、上記と同様の
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、油圧制御回路84の各電
磁弁或いはリニヤソレノイド弁を駆動する。たとえば、
変速用電子制御装置78は、第1スロットル弁52の開
度θTHに対応した大きさのスロットル圧PTHを発生させ
るためにリニヤソレノイド弁SLT を、アキュム背圧を制
御するためにリニヤソレノイド弁SLN を、ロックアップ
クラッチ24の係合、解放、スリップ量、ブレーキB3
の直接圧制御、およびクラッチツウクラッチのシフトを
制御するためにリニヤソレノイド弁SLUをそれぞれ駆動
する。また、変速用電子制御装置78は、予め記憶され
た変速線図から実際のスロットル弁開度θTHおよび車速
Vに基づいて自動変速機14のギヤ段を決定し、この決
定されたギヤ段および係合状態が得られるように電磁弁
S1、S2、S3を駆動し、エンジンブレーキを発生さ
せる際には電磁弁S4を駆動する。
【0023】図5および図6は上記油圧制御回路84の
要部を示している。図5および図6において、1−2シ
フト弁88および2−3シフト弁90は、電磁弁S1、
S2の出力圧に基づいて、第1速ギヤ段から第2速ギヤ
段への1−2変速時および第2速ギヤ段から第3速ギヤ
段への2−3変速時においてそれぞれ切り換えられる切
換弁であり、その切換位置を示す数値はギヤ段を示して
いる。前進レンジ圧P D は、シフトレバー72が前進レ
ンジ(D、4、3、2、L)へ操作されているときに図
示しないマニュアル弁から発生される圧であり、図示し
ないライン圧調圧弁によりスロットル弁開度θTHに応じ
て高くなるように調圧されるライン圧P L を元圧として
いる。
【0024】第1速ギヤ段から第2速ギヤ段へ切り換え
る1→2変速出力が出された時には、上記前進レンジ圧
D は、1−2シフト弁88、2−3シフト弁90、油
路L01、B3コントロール弁92、油路L02を経て
ブレーキB3へ供給される。なお、94はライン圧PL
の急激な供給に対して緩衝を行うダンパである。また、
第2速ギヤ段から第3速ギヤ段へ切り換える変速出力が
出された時には、前進レンジ圧PD は、2−3シフト弁
90、油路L03を経て、ブレーキB2およびB2アキ
ュムレータ100へ供給されると同時に、ブレーキB3
内の作動油は、油路L02、B3コントロール弁92、
油路L01、2−3シフト弁90、戻り油路L04、2
−3タイミング弁98を経て調圧ドレンされるととも
に、戻り油路L04から分岐する分岐油路L05および
B2オリフィスコントロール弁96を経て急速ドレンさ
れるようになっている。
【0025】上記B2アキュムレータ100の背圧室1
00B には、リニヤソレノイド弁SLT の出力圧PSLT
リニヤソレノイド弁SLN の出力圧PSLN に基づいてアキ
ュム背圧PACC を発生させる図示しないアキュム背圧制
御弁からのアキュム背圧PAC C が、各変速に際して供給
される。
【0026】前記B3コントロール弁92は、油路L0
2を油路L01と排出油路L06とに択一的に連通させ
るスプール弁子104と、スプリング106を挟んでス
プール弁子104と同心に設けられ且つそのスプール弁
子104よりも大径のプランジャ108と、スプリング
106を収容し、前記2−3シフト弁90が第3速側へ
切り換えられたときにそれから出力される前進レンジ圧
D を油路L07を介して受け入れる油室110と、プ
ランジャ108の軸端に設けられてリニヤソレノイド弁
SLU の出力圧PSLU を受け入れる油室112とを備えて
いる。このため、B3コントロール弁92は、ブレーキ
B3内の係合圧をリニヤソレノイド弁SLU から出力圧P
SLU に従って調圧する調圧弁として機能する。すなわ
ち、B3コントロール弁92は、ブレーキB3の係合過
程では、リニヤソレノイド弁SLU の出力圧PSLU に従っ
て、ブレーキB3に連通する油路L02を1−2シフト
弁88および2−3シフト弁90を通して前進レンジ圧
D が供給される油路L01と排出油路L06とに択一
的に連通させることにより、ブレーキB3内の係合圧P
B3を数式1に基づいて直接的に調圧してアキュムレータ
による緩衝特性のように変化させる。なお、数式1にお
いて、S1 およびS2 はプランジャ108およびスプー
ル弁子104の断面積である。
【0027】
【数1】PB3=PSLU ・S1 /S2
【0028】また、B3コントロール弁92は、第3速
ギヤ段以上のギヤ段では、2−3シフト弁90から油室
110に供給される前進レンジ圧PD に従ってスプール
弁子104を中心線の左側に示す開位置にロックさせ
る。これは、B3コントロール弁92の油室112と2
−3タイミング弁98の油室138とが接続されている
ことから、第2→3変速状態では、B3コントロール弁
92の油室112の容積変化を阻止して、2−3タイミ
ング弁98による調圧作動に影響を与えないようにする
ためである。
【0029】B2オリフィスコントロール弁96は、ブ
レーキB2およびB2アキュムレータ100と油路L0
3との間を開閉すると同時に排出油路L06とドレンポ
ート113との間を開閉するスプール弁子114と、ス
プール弁子114をファーストドレン位置へ向かって付
勢するスプリング116と、スプール弁子114の軸端
に設けられて第3電磁弁S3の出力圧PS3を3−4シフ
ト弁118を通して受け入れる油室120とを備えてい
る。これにより、3→2変速時などには第3電磁弁S3
がオン状態とされてその出力圧PS3が油室120に供給
されなくなるので、スプール弁子114によりブレーキ
B2およびB2アキュムレータ100と油路L03との
間を開かれて、それらブレーキB2およびB2アキュム
レータ100からの作動油の排出を速やかに行うファー
ストドレン作動が行われる。また、1→2変速において
は、上記第3電磁弁S3がオフ状態とされてその出力圧
S3が油室120に供給されることにより、B3コント
ロール弁92の調圧作動によりそれから排出される作動
油を排出させる排出油路L06とドレンポート113と
の間が開かれてそのB3コントロール弁92の調圧作動
が許容されるが、1→2変速が完了すると第3電磁弁S
3がオン状態とされて排出油路L06とドレンポート1
13との間が閉じられることによりB3コントロール弁
92の調圧作動が停止させられる。
【0030】2−3タイミング弁98は、第2速ギヤ段
から第3速ギヤ段への変速に関与し、ブレーキB3から
の解放圧をリニヤソレノイド弁SLU から出力圧PSLU
従って調圧する調圧弁として機能する。すなわち、2−
3タイミング弁98は、2→3変速が出力されたときに
2−3シフト弁90から出力された前進レンジ圧PD
3−4シフト弁118およびソレノイドリレー弁122
を通して供給される供給ポート124と、ドレンポート
126と、油路L04をその供給ポート124またはド
レンポート126に連通させることによりブレーキB3
のドレン期間の圧力PB3を調圧するスプール弁子128
と、スプリング130を介してスプール弁子128と同
心に設けられ且つそのスプール弁子128と同径の第1
プランジャ132と、スプール弁子128と同心に且つ
その一端に当接可能に設けられ且つそのスプール弁子1
28よりも大径の第2プランジャ134と、スプリング
130を収容し、前記2−3シフト弁90が第2速側へ
切り替えられたときにそれから出力される前進レンジ圧
D を油路L08を介して受け入れる油室136と、第
1プランジャ132の軸端に設けられ、リニヤソレノイ
ド弁SLU からの出力圧PSLU を受け入れる油室138
と、第2プランジャ134の軸端に設けられ、ブレーキ
B2内の油圧PB2を受け入れる油室140と、フィード
バック圧を受け入れるフィードバック油室142とを備
えている。
【0031】したがって、スプール弁子128および第
1プランジャ132の断面積をS3、スプール弁子12
8の第2プランジャ134側のランドの断面積をS4
第2プランジャ134の断面積をS5 とすると、2→3
変速出力が出された状態における解放過程のブレーキB
3の圧力PB3は、2−3タイミング弁98による調圧作
動により、数式2から、ブレーキB2の係合圧PB2の増
加に応じて減少し、リニヤソレノイド弁SLU の出力圧P
SLU に応じて増加するように調圧される。
【0032】
【数2】PB3=PSLU ・S3 /(S3 −S4 )−PB2
5 /(S3 −S4
【0033】また、上記2−3タイミング弁98は、第
2速側へ切り換えられた2−3シフト弁90から出力さ
れる前進レンジ圧PD が油室136へ供給されると、上
記スプール弁子128がロックされるようになってい
る。これも、2−3タイミング弁98の油室138とB
3コントロール弁92の油室112とが接続されている
ことから、第1速および第2速の状態では2−3タイミ
ング弁98の油室138の容積変化を阻止して、B3コ
ントロール弁92の調圧作動に影響を与えないようにす
るためである。
【0034】C0エキゾースト弁150は、第3電磁弁
S3の出力圧PS3および油路L01内の油圧に従って閉
位置に位置させられるが、第4電磁弁S4の出力圧PS4
に従って開位置に位置させられるスプール弁子152を
備え、図示しない4−5シフト弁が第4速以下の切り換
え状態であるときにそれを経由して供給されるライン圧
L を、第2速および第5速時以外のときにクラッチC
0およびC0アキュムレータ154に供給する。
【0035】以上のように構成された変速制御装置にお
いて、1→2変速判断が行われて第2速ギヤ段を達成す
るための変速出力が出された場合には、1−2シフト弁
88がその第1速側から第2速側へ切り換えられる。こ
れにより、前進レンジ圧PDが1−2シフト弁88、2
−3シフト弁90、油路L01、B3コントロール弁9
2を経てブレーキB3へ供給される。同時に、ブレーキ
B3内に速やかに作動油を満たすファーストフィルが行
われ、且つその後には自動変速機14の入力軸回転速度
(クラッチ回転速度NC0)と出力軸回転速度NOUT との
関係を用いて検知される第2速ギヤ段達成の進行度合に
応じてブレーキB3が滑らかに係合させられるように、
リニヤソレノイド弁SLU の出力圧PSLU がそのリニヤソ
レノイド弁SLU への指令値(駆動デューティ比)DSLU
に従って後述の図10に示すように変化させられる。
【0036】また、2→3変速(クラッチツウクラッチ
変速)判断が行われて第3速ギヤ段への変速出力が出さ
れた場合には、2−3シフト弁90がその第2速側から
第3速側へ切り替えられる。これにより、前進レンジ圧
D が2−3シフト弁90、油路L03を経てブレーキ
B2へ供給される。同時に、2−3シフト弁90からの
前進レンジ圧PD がB3コントロール弁92の油室11
0に供給されてそのスプール弁子104が開位置にロッ
クされる一方、これと同時に、2−3シフト弁90を介
して油路L01とL04との接続が行われるとともに、
2−3タイミング弁98の油室136内の作動油が油路
L04および2−3シフト弁90を通して排出され、ブ
レーキB3の解放圧が2−3タイミング弁98によりP
SLU に応じて調圧されつつ解放される。
【0037】図7は、自動変速機14の変速状態と電磁
弁S1、S2、およびシフト弁88、90の作動状態と
の相互関係を示す図表である。図において、1→2変速
中および2→1変速中では、電磁弁S1、S2、および
シフト弁88、90が第2速ギヤ段と同じ切り換え状態
とされる。1→2変速中および2→1変速中においては
B3コントロール弁92によるブレーキB3の調圧作動
を必要とするが、その調圧作動を確保するために油路L
01に前進レンジ圧PD が供給されている必要があるか
らである。
【0038】図8は、変速用電子制御装置78による制
御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図に
おいて、前述のように、1−2シフト弁88は、第1速
ギヤ段と第2速ギヤ段との間の1→2変速(第1の変
速)或いは2→1変速(第2の変速)を達成するために
切り換えられ、B3コントロール弁92は、2→1変速
および1→2変速に際して解放および係合させられるブ
レーキB3内の油圧を直接的に制御する。
【0039】変速制御手段160は、よく知られた変速
線図から実際のスロットル弁開度θ THおよび車速Vに基
づいて変速判断を行い、判断された変速を達成するため
の変速出力(ソレノイドパターン出力)を実行する一
方、変速過程において作動させる油圧式摩擦係合装置の
係合トルクを緩やかに変化させるようにその油圧式摩擦
係合装置内の作動油圧を緩やかに変化させて変速ショッ
クを抑制する。たとえば、B3コントロール弁92によ
って直接的に制御されるブレーキB3の解放或いは係合
により達成される2→1変速或いは1→2変速では、た
とえば図9或いは図10に示すように、予め設定された
手順に従ってブレーキB3を滑らかに解放或いは係合さ
せるための指令値DSLU を出力することにより、ブレー
キB3の係合圧を変速の進行度合に応じて制御する。上
記2→1変速においては、たとえば、クラッチ回転速度
COがスロットル弁開度θTHに応じて傾斜で減少させら
れる目標回転速度と一致するように指令値DSLU を制御
するフィードバック制御が実行され、クラッチ回転速度
COとNOUT ×i1 (i1 は第2速ギヤ段の変速比)と
が一致したと判断された場合には、指令値DSLU がその
最小値である0%まで減少させられてブレーキB3が完
全解放される。また、上記1→2変速においては、リニ
ヤソレノイド弁SLU への指令値DSLU が所定値に一時的
に高められてブレーキB3のファーストフィル制御が実
行され、次いで、スロットル弁開度θTH、出力軸回転速
度NOUT 、およびクラッチ回転速度NC0に基づいて指令
値DSLUを漸増させる初期油圧制御が実行され、クラッ
チ回転速度NCOがスロットル弁開度θTHに応じた傾斜で
増加させられる目標回転速度と一致するように指令値D
SL U を制御するフィードバック制御が実行され、クラッ
チ回転速度NCOとNOUT ×i2 (i2 は第2速ギヤ段の
変速比)とが一致したと判断された場合には、指令値D
SLU がその最大値である100%まで増加させられてブ
レーキB3が完全係合される。
【0040】イナーシャ相判定手段162は、上記2→
1変速の途中において、ブレーキB3が係合させられる
ことにより達成される1→2変速の判断が行われた場合
には、その2→1変速の期間におけるイナーシャ相の開
始前か否かを判定する。
【0041】変速出力時期変更手段164は、上記イナ
ーシャ相判定手段162による判定結果に基づいて、前
記1→2変速(第2の変速)を実行させるための変速出
力の出力時期を変更する。たとえば、変速出力時期変更
手段164では、2→1変速中においてクラッチ回転速
度NC0の回転速度変化が発生するイナーシャ相の開始前
に1→2変速判断が行われた場合には、直ちに1→2変
速を達成するための変速出力が行われるが、イナーシャ
相の開始後に1→2変速判断が行われた場合には、2→
1変速の完了後に1→2変速を達成するための変速出力
が行われる。
【0042】図11は、変速用電子制御装置78による
変速制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【0043】図11において、ステップSA1(以下、
ステップを省略する)では、シフトレバー72がDレン
ジへ操作されているか否かが判断される。このSA1の
判断が否定された場合は他の変速制御ルーチンが実行さ
れるが、肯定された場合は、SA2において2→1変速
が判断されたか否かが判断される。このSA2の判断が
否定された場合は他の変速制御ルーチンが実行される
が、肯定された場合は、SA3において、2→1変速中
のソレノイドパターンS1STTRが出力される。この
ソレノイドパターンS1STTRでは、図7および図9
に示すように、ソレノイドS1およびS2がオン状態と
される結果、1−2シフト弁88が2速側へ切り換えら
れ且つ2−3シフト弁90が1,2速側へ切り換えられ
た状態とされるので、B3コントロール弁92には油路
L01を介して前進レンジ圧PD が供給され、B3コン
トロール弁92のブレーキB3に対する調圧作動が可能
とされる。
【0044】次いで、前記変速制御手段160に対応す
るSA4では、2→1変速制御が実行され、リニヤソレ
ノイド弁SLU に対する指令値DSLU が図9に示すように
変化させられ、B3コントロール弁92の調圧作動に従
ってブレーキB3内の作動油圧が調圧されることによ
り、ブレーキB3を滑らかに解放させるためのフィード
バック制御などが実行される。続くSA5では、上記2
→1変速中において第2速ギヤ段へアップシフトさせる
多重変速の判断が行われたか否かが判断される。
【0045】多重変速ではない場合には上記SA5の判
断が否定されるので、SA6において2→1変速制御が
終了したか否かが判断される。このSA6の判断が否定
された場合は前記SA3以下が繰り返し実行されるが、
肯定された場合は、SA7において第1速ギヤ段を達成
するためのソレノイドパターンS1STが出力されるこ
とにより、電磁弁S1が作動させられると同時に電磁弁
S2が非作動とされて、1−2シフト弁88がその第1
速側へ切り換えられる。
【0046】前記SA5の判断が肯定された場合は、2
→1変速中において第2速ギヤ段を達成させる1→2変
速判断が行われた状態であるので、前記イナーシャ相判
定手段162に対応するSA8では、上記2→1変速中
におけるイナーシャ相の開始前であるか否か、すなわち
ブレーキB3の解放に関連するクラッチ回転速度NCO
変曲点Aが検出される前であるか否かが判断される。
【0047】上記SA8の判断が肯定された場合は、2
→1変速中にクラッチ回転速度NCOの変化が発生する前
であることから、2→1変速が実質的に開始されていな
い状態であるので、SA9において2→1変速制御が直
ちに中止されるとともに、SA10において、ソレノイ
ドパターンS2NDが直ちに出力されてブレーキB3が
速やかに係合させられることにより、第2速ギヤ段が速
やかに達成される。
【0048】しかし、SA8の判断が否定された場合
は、2→1変速中にクラッチ回転速度NCOの変化が発生
した後であることから、2→1変速が実質的に開始され
ている状態であるので、SA11において2→1変速制
御が継続されるとともに、SA12において、2→1変
速制御が終了したか否かがたとえば入力軸回転速度NC0
とNOUT ×i1 とが一致するか否かに基づいて判断され
る。このSA12の判断が否定された場合は上記SA1
1以下が繰り返し実行されるが、肯定された場合は、S
A13においてたとえば図10の1→2変速中期間に示
すような1→2変速制御が実行された後、SA10にお
いてソレノイドパターンS2NDが出力されてブレーキ
B3が係合させられることにより、第2速ギヤ段が達成
される。本実施例では、上記SA13およびSA10
が、多重変速判断がイナーシャ相の開始後である場合に
は、2→1変速が実質的に終了するまで第2速ギヤ段を
達成させるために変速出力を遅延させる変速出力時期変
更手段164に対応している。
【0049】上述のように、本実施例によれば、2→1
変速の途中において第2速ギヤ段を達成するための1→
2変速の判断が行われた場合には、その2→1変速期間
におけるイナーシャ相の開始前か否かを判定するイナー
シャ相判定手段162(SA8)による判定結果に基づ
いて、変速出力時期変更手段164(SA13、SA1
0)により、1→2変速の変速出力の出力時期が変更さ
れる。すなわち、2→1変速途中のイナーシャ相の開始
前では直ちに第2速ギヤ段を達成させるためのソレノイ
ドパターンS2ND(変速出力)が出力されるが、2→
1変速途中のイナーシャ相の開始後では上記2→1変速
が完了した後に第2速ギヤ段を達成させるためのソレノ
イドパターンS2ND(変速出力)が出力される。この
ように、第2速ギヤ段を達成させるためのソレノイドパ
ターンS2NDは、2→1変速が実質的に開始される前
のクラッチ回転速度NCOの変化前、或いは2→1変速が
実質的に終了した後に出力されるので、上記ソレノイド
パターンS2NDの出力に関連してブレーキB3が直ち
に係合させられても、クラッチ回転速度NCOの急変が発
生せず、変速ショックが好適に防止される。
【0050】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0051】たとえば、前述の実施例のイナーシャ相判
定手段162は、入力軸回転速度N C0の変曲点を求める
ことによりイナーシャ相発生前を判定していたが、入力
軸回転速度NC0がNOUT ×i1 (第1速ギヤ段の変速
比)とNOUT ×i2 (第2速ギヤ段の変速比)との間に
あることに基づいて判定しても差支えない。
【0052】また、前述の実施例の変速出力時期変更手
段164は、2→1変速の終了後に第2速ギヤ段を達成
させるための変速出力(ソレノイドパターンS2ND)
を実行していたが、上記2→1変速が実質的に終了して
いれば、入力軸回転速度NC0がNOUT ×i1 と一致した
と判定される前であっても差支えない。
【0053】また、前述の実施例のB3コントロール弁
92からブレーキB3内の作動油を排出する油路L06
は、B2オリフィスコントロール弁96を介してドレン
されていたが、直接ドレンされる油路であっても差支え
ない。
【0054】また、前述の実施例では、ブレーキB3の
解放および係合により2→1変速および1→2変速が達
成される場合において、2→1変速中に1→2変速が判
断された多重変速が説明されていたが、他の油圧式摩擦
係合装置を係合させることにより達成される変速に対し
ても本発明は適用され得る。
【0055】また、前述の図11のフローチャートは、
同様の制御機能を達成する範囲でステップが追加された
り、或いはステップ内容の変更が行われても差支えな
い。
【0056】また、前述の実施例では、エンジン用電子
制御装置76と変速用電子制御装置78とは相互に独立
して構成されていたが、共通の演算制御装置によって構
成されていてもよい。
【0057】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて、種々の変更、改良を加えた態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の変速制御装置によって制御
される車両用自動変速機の構成を説明する骨子図であ
る。
【図2】図1の自動変速機における、複数の摩擦係合装
置の作動の組合わせとそれにより成立するギヤ段との関
係を示す図表である。
【図3】図1の自動変速機を制御する油圧制御回路およ
び電気制御回路を含むブロック線図である。
【図4】図3のシフトレバーの操作位置を説明する図で
ある。
【図5】図3の油圧制御回路の要部を説明する図であ
る。
【図6】図3の油圧制御回路の要部を説明する図であ
る。
【図7】図3の変速用電子制御装置の変速出力と自動変
速機の変速状態との関係を説明する図表である。
【図8】図3の変速用電子制御装置の制御機能の要部を
説明する機能ブロック線図である。
【図9】図3の変速用電子制御装置の変速制御作動であ
って、2→1変速作動を説明するタイムチャートであ
る。
【図10】図3の変速用電子制御装置の変速制御作動で
あって、1→2変速作動を説明するタイムチャートであ
る。
【図11】図3の変速用電子制御装置の変速制御作動の
要部を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
14:自動変速機 88:1−2シフト弁(シフト弁) 92:B3コントロール弁(調圧弁) 160:変速制御手段 162:イナーシャ相判定手段 164:変速出力時期変更手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のギヤ段と第2のギヤ段との間の変
    速を達成するために切り換えられるシフト弁と、該第1
    のギヤ段と第2のギヤ段との間の変速に際して解放或い
    は係合させられる油圧式摩擦係合装置内の油圧を直接的
    に制御する調圧弁とを備え、該油圧式摩擦係合装置が解
    放させられることにより達成される第1の変速では該調
    圧弁による調圧作動を確保するために前記シフト弁の切
    り換えを遅延させる形式の車両用自動変速機の変速制御
    装置であって、 前記第1の変速の途中において前記油圧式摩擦係合装置
    が係合させられることにより達成される第2の変速の判
    断が行われた場合には、該第1の変速の期間におけるイ
    ナーシャ相の開始前か否かを判定するイナーシャ相判定
    手段と、 該イナーシャ相判定手段による判定結果に基づいて、前
    記第2の変速を実行させるための変速出力の出力時期を
    変更する変速出力時期変更手段とを、含むことを特徴と
    する車両用自動変速機の変速制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057672A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toyota Motor Corp 変速制御装置
JP2008115950A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Denso Corp 自動変速機の制御装置
JP2021089044A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 トヨタ自動車株式会社 変速制御装置

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