JP3449108B2 - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置

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JP3449108B2
JP3449108B2 JP08944196A JP8944196A JP3449108B2 JP 3449108 B2 JP3449108 B2 JP 3449108B2 JP 08944196 A JP08944196 A JP 08944196A JP 8944196 A JP8944196 A JP 8944196A JP 3449108 B2 JP3449108 B2 JP 3449108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の油圧式摩擦係合装置の作動を組み
合わせることによって複数のギヤ段のうちの所望のギヤ
段を達成させる形式の自動変速機が知られている。この
ような自動変速機では、変速時のトルク変化を緩和させ
るために油圧式摩擦係合装置内の油圧の上昇或いは下降
を緩やかとするためのアキュムレータが用いられる場合
が多い。このアキュムレータは、そのピストンの裏面に
作用されるアキュム背圧に従って油圧式摩擦係合装置内
の油圧の変化を制御するようになっている。
【0003】しかしながら、上記アキュムレータはその
機能を充分に発揮させるために比較的大きな容積を必要
とすることから、アキュムレータを複数設けることによ
り自動変速機の形状が大きくなるので、油圧式摩擦係合
装置内の油圧をアキュムレータを用いないで直接的に制
御することが提案されている。たとえば、特開平6−3
41524号公報に記載された変速制御装置がそれであ
る。
【0004】上記のような変速制御装置では、たとえ
ば、制御圧を出力するリニヤソレノイド弁と、そのリニ
ヤソレノイド弁からの制御圧に基づいて前記油圧式摩擦
係合装置内の油圧を調圧する係合圧調圧弁とが備えら
れ、前記所定のギヤ段の達成に際しては電磁弁から出力
される制御圧に従って係合圧調圧弁が作動させられるこ
とにより油圧式摩擦係合装置の係合圧がアキュムレータ
を用いないで電子制御装置によって直接的に制御され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
変速制御装置の油圧式摩擦係合装置は、通常、トルクを
伝達するために摩擦係合させられる摩擦板と、油圧の作
用に基づいてそれを押圧するピストンと、そのピストン
を原位置に向かって付勢するリターンスプリングとを備
え、係合油圧の増加に伴ってピストンが前進させられる
ことにより係合させられるようになっている。このた
め、使用に伴う摩擦板の摩耗やピストンストロークが経
時的に増大するにも拘わらず変速過程において所定のタ
イミング或いは所定のパターンで係合油圧を増加させる
従来の変速制御装置では、油圧式摩擦制御装置の係合の
制御が旨くいかないという不都合があった。特に、一対
の油圧式摩擦係合装置の一方の解放と他方の係合とによ
って変速が実行される所謂クラッチツウクラッチ変速で
は、解放側の油圧式摩擦係合装置と係合側の油圧式摩擦
係合装置との両者の係合トルクでエンジン回転速度が決
まるために正確なピストンストロークを知ることが困難
であるため、上記の不都合が顕著となり、エンジンの一
時的な吹きの一因となっていた。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、変速時に作動さ
せられる油圧式摩擦係合装置のピストンストロークに応
じてその係合圧が制御される車両用自動変速機の変速制
御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、第1のギヤ段から第
2のギヤ段への変速に際して係合させられる油圧式摩擦
係合装置の係合圧を直接的に制御する係合圧調圧弁を有
する車両用自動変速機の変速制御装置であって、(a) 前
記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速状態が予め設
定された状態となるように前記係合圧調圧弁から出力さ
れる係合圧を補正するための学習補正値を決定する学習
補正値決定手段と、(b) 前記第1のギヤ段から第2のギ
ヤ段への変速期間内において、前記学習補正値を用いて
前記係合圧調圧弁を制御することにより前記油圧式摩擦
係合装置の係合圧を制御する第1の変速油圧制御手段
と、(c) 前記油圧式摩擦係合装置の作動に関連する変速
であって前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速と
は異なる第2のギヤ段と第3のギヤ段との間の第2の変
速期間内において、前記学習補正値に基づいて前記係合
圧調圧弁を制御することにより前記油圧式摩擦係合装置
の係合圧を制御する第2の変速油圧制御手段とを、含む
ことにある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、学習補正値決定手段
により、前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速状
態が予め設定された状態となるように前記係合圧調圧弁
から出力される係合圧を補正するための学習補正値が決
定されると、第1の変速油圧制御手段は、前記第1のギ
ヤ段から第2のギヤ段への変速期間内において、学習補
正値決定手段により決定された学習補正値を用いて前記
係合圧調圧弁を制御することにより前記油圧式摩擦係合
装置の係合圧を制御する一方、第2の変速油圧制御手段
は、前記油圧式摩擦係合装置の作動に関連する変速であ
って前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速とは異
なる第2のギヤ段と第3のギヤ段との間の第2の変速期
間内において、前記学習補正値に基づいて前記係合圧調
圧弁を制御することにより前記油圧式摩擦係合装置の係
合圧を制御する。このため、第1のギヤ段から第2のギ
ヤ段への変速のみならず、上記油圧式摩擦係合装置の作
動に関連する変速であって前記第1のギヤ段から第2の
ギヤ段への変速とは異なる第2のギヤ段と第3のギヤ段
との間の第2の変速についても、油圧式摩擦係合装置の
ピストンストロークに応じて係合圧調圧弁から出力され
る係合圧が制御される。したがって、その第2のギヤ段
と第3のギヤ段との間の第2の変速が所謂クラッチツウ
クラッチ変速である場合には、係合側の油圧式摩擦係合
装置の係合が摩擦板の摩擦特性やピストンストロークに
応じて行われ得るため、係合側の油圧式摩擦係合装置の
係合遅れに起因するエンジンの一時的な吹きが好適に防
止される。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記第1の変速
油圧制御手段は、前記第1のギヤ段から第2のギヤ段へ
の変速期間内において、油圧式摩擦係合装置に作動油を
急速に満たすために係合圧を所定の初期値に所定時間維
持する初期圧制御と、ピストンを前進させて上記油圧式
摩擦係合装置に僅かな係合トルクを発生させるために係
合圧を上記初期圧制御期間よりも低く設定された所定の
大きさの待機係合圧に所定期間維持する待機圧制御と、
上記油圧式摩擦係合装置の係合トルクを次第に高めるた
めに係合圧を連続的に増加させるスイープ制御とを順次
実行するものであり、学習補正値決定手段は、上記第1
のギヤ段から第2のギヤ段への変速出力から自動変速機
の入力軸回転速度の変化が発生するまでの回転速度変化
発生時間が予め設定された目標時間となるように、前記
待機係合圧を補正するための学習補正値を決定する。
【0010】また、前記第2の変速油圧制御手段は、第
2の油圧式摩擦係合装置の解放と前記油圧式摩擦係合装
置の係合とによって前記他のギヤ段から第2のギヤ段へ
の変速を実行させるに際し、その油圧式摩擦係合装置に
作動油を満たすために係合圧を所定の初期値に所定時間
維持する初期圧制御と、ピストンを前進させて上記油圧
式摩擦係合装置に僅かな係合トルクを発生させるために
係合圧を上記初期圧制御期間よりも低く設定された所定
の大きさの待機係合圧に所定期間維持する待機圧制御
と、上記油圧式摩擦係合装置の係合トルクを次第に高め
るために係合圧を連続的に増加させるスイープ制御とを
順次実行するものであり、予め定められた基本待機係合
圧を前記学習補正値を用いて補正することにより上記待
機圧制御区間における待機係合圧を発生させるものであ
る。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の変速制御装置
により変速制御される車両用自動変速機の一例を示す骨
子図である。図において、エンジン10の出力は、トル
クコンバータ12を介して自動変速機14に入力され、
図示しない差動歯車装置および車軸を介して駆動輪へ伝
達されるようになっている。
【0013】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16に連結されたポンプインペラ18
と、自動変速機14の入力軸20に連結されたタービン
ランナー22と、それらポンプインペラ18およびター
ビンランナー22の間を直結するロックアップクラッチ
24と、一方向クラッチ26によって一方向の回転が阻
止されているステータ28とを備えている。
【0014】上記自動変速機14は、ハイおよびローの
2段の切り換えを行う第1変速機30と、後進ギヤ段お
よび前進4段の切り換えが可能な第2変速機32を備え
ている。第1変速機30は、サンギヤS0、リングギヤ
R0、およびキャリヤK0に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされて
いる遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置34と、サ
ンギヤS0とキャリヤK0との間に設けられたクラッチ
C0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0および
ハウジング41間に設けられたブレーキB0とを備えて
いる。
【0015】第2変速機32は、サンギヤS1、リング
ギヤR1、およびキャリヤK1に回転可能に支持されて
それらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わさ
れている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置36
と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリヤK
2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリ
ングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成
る第2遊星歯車装置38と、サンギヤS3、リングギヤ
R3、およびキャリヤK3に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされて
いる遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置40とを備
えている。
【0016】上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに
一体的に連結され、リングギヤR1とキャリヤK2とキ
ャリヤK3とが一体的に連結され、そのキャリヤK3は
出力軸42に連結されている。また、リングギヤR2が
サンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リン
グギヤR2およびサンギヤS3と中間軸44との間にク
ラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS
2と中間軸44との間にクラッチC2が設けられてい
る。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止
めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング41
に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤ
S2とハウジング41との間には、一方向クラッチF1
およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方
向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が
入力軸20と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合
させられるように構成されている。
【0017】キャリヤK1とハウジング41との間には
ブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウ
ジング41との間には、ブレーキB4と一方向クラッチ
F2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF
2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合さ
せられるように構成されている。上記クラッチC0、C
1、C2およびブレーキB0、B1、B2、B3、B4
は、所謂油圧式摩擦係合装置の一種であって、図示はし
ないが、トルクを伝達するために摩擦係合させられる複
数枚の摩擦板と、油圧の作用に基づいてそれら複数枚の
摩擦板を押圧するピストンと、そのピストンを原位置に
向かって付勢するリターンスプリングとを備え、係合油
圧の増加に伴ってピストンが前進させられることにより
係合させられるようになっている。
【0018】以上のように構成された自動変速機14で
は、たとえば図2に示す作動表に従って後進1段および
変速比が順次異なる前進5段のギヤ段のいずれかに切り
換えられる。図2において○印は係合状態を示し、空欄
は解放状態を示し、●はエンジンブレーキのときの係合
状態を示している。この図2からも明らかなように、ブ
レーキB3は、第1速ギヤ段から第2速ギヤ段へ切り換
える変速に際して係合させられるようになっている。
【0019】図3に示すように、車両のエンジン10の
吸気配管には、アクセルペダル50によって操作される
第1スロットル弁52とスロットルアクチュエータ54
によって操作される第2スロットル弁56とが設けられ
ている。また、エンジン10の回転速度NE を検出する
エンジン回転速度センサ58、エンジン10の吸入空気
量Q/Nを検出する吸入空気量センサ60、吸入空気の
温度TA を検出する吸入空気温度センサ62、上記第1
スロットル弁52の開度θTHを検出するスロットルセン
サ64、出力軸42の回転速度NOUT すなわち車速Vを
検出する車速センサ66、エンジン10の冷却水温度T
W を検出する冷却水温センサ68、ブレーキの作動を検
出するブレーキスイッチ70、シフトレバー72の操作
位置PSHを検出する操作位置センサ74、入力軸20の
回転速度(タービン回転速度)すなわちクラッチC0の
回転速度NC0を検出するクラッチC0回転センサ73、
油圧制御回路84の作動油温度TOIL を検出する油温セ
ンサ75などが設けられており、それらのセンサから、
エンジン回転速度NE 、吸入空気量Q/N、吸入空気温
度TA 、第1スロットル弁の開度θTH、車速V、エンジ
ン冷却水温TW 、ブレーキの作動状態BK、シフトレバ
ー72の操作位置PSH、クラッチC0の回転速度NC0
作動油温度TOIL を表す信号がエンジン用電子制御装置
76或いは変速用電子制御装置78に供給されるように
なっている。
【0020】また、図4に示すように、上記シフトレバ
ー72は、車両の前後方向に位置するPレンジ、Rレン
ジ、Nレンジ、Dおよび4レンジ、3レンジ、2および
Lレンジへ操作されるとともに、Dレンジと4レンジの
間、および2レンジとLレンジとの間が車両の左右方向
に操作されるようにその支持機構が構成されている。
【0021】図3のエンジン用電子制御装置76は、C
PU、RAM、ROM、入出力インターフェースを備え
た所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAM
の一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理し、種々のエンジン制
御を実行する。たとえば、燃料噴射量制御のために燃料
噴射弁80を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ
82を制御し、アイドルスピード制御のために図示しな
いバイパス弁を制御し、トラクション制御のためにスロ
ットルアクチュエータ54により第2スロットル弁56
を制御し、エンジン回転速度NE が予め設定された過回
転領域(たとえばレッドゾーン)に入ると燃料噴射弁8
0を遮断してそれ以上のエンジン回転速度NE の上昇を
抑制する。このエンジン用電子制御装置76は、変速用
電子制御装置78と相互に通信可能に接続されており、
一方に必要な信号が他方から適宜送信されるようになっ
ている。
【0022】変速用電子制御装置78も、上記と同様の
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、油圧制御回路84の各電
磁弁或いはリニヤソレノイド弁を駆動する。たとえば、
変速用電子制御装置78は、第1スロットル弁52の開
度θTHに対応した大きさのスロットル圧PTHを発生させ
るためにリニヤソレノイド弁SLT を、アキュム背圧を制
御するためにリニヤソレノイド弁SLN を、ロックアップ
クラッチ24の係合、解放、スリップ量、ブレーキB3
の直接制御、およびクラッチツウクラッチのシフトを制
御するためにリニヤソレノイド弁SLU をそれぞれ駆動す
る。また、変速用電子制御装置78は、予め記憶された
変速線図から実際のスロットル弁開度θTHおよび車速V
に基づいて自動変速機14のギヤ段を決定し、この決定
されたギヤ段および係合状態が得られるように電磁弁S
1、S2、S3を駆動し、エンジンブレーキを発生させ
る際には電磁弁S4を駆動する。
【0023】図5および図6は上記油圧制御回路84の
要部を示している。図5および図6において、1−2シ
フト弁88および2−3シフト弁90は、電磁弁S1、
S2の出力圧に基づいて、第1速ギヤ段から第2速ギヤ
段への変速時および第2速ギヤ段から第3速ギヤ段への
変速時においてそれぞれ切り換えられる切換弁であり、
その切換位置を示す数値はギヤ段を示している。前進レ
ンジ圧PD は、シフトレバー72が前進レンジ(D、
4、3、2、L)へ操作されているときに図示しないマ
ニュアル弁から発生される圧であり、図示しないライン
圧調圧弁によりスロットル弁開度θTHに応じて高くなる
ように調圧されるライン圧PL を元圧としている。
【0024】第1速ギヤ段から第2速ギヤ段へ切り換え
る変速出力が出された時には、上記前進レンジ圧P
D は、1−2シフト弁88、2−3シフト弁90、油路
L01、B3コントロール弁92、油路L02を経てブ
レーキB3へ供給される。なお、94はライン圧PL
急激な供給に対して緩衝を行うダンパである。また、第
2速ギヤ段から第3速ギヤ段へ切り換える変速出力が出
された時には、前進レンジ圧PD は、2−3シフト弁9
0、油路L03を経て、ブレーキB2およびB2アキュ
ムレータ100へ供給されると同時に、ブレーキB3内
の作動油は、油路L02、B3コントロール弁92、油
路L01、2−3シフト弁90、戻り油路L04、2−
3タイミング弁98を経て調圧ドレンされるとともに、
戻り油路L04から分岐する分岐油路L05およびB2
オリフィスコントロール弁96を経て急速ドレンされる
ようになっている。
【0025】上記B2アキュムレータ100の背圧室1
00B には、リニヤソレノイド弁SLT の出力圧PSLT
リニヤソレノイド弁SLN の出力圧PSLN に基づいてアキ
ュム背圧PACC を発生させる図示しないアキュム背圧制
御弁からのアキュム背圧PAC C が、各変速に際して供給
される。
【0026】前記B3コントロール弁92は、油路L0
1と油路L02との間を開閉するスプール弁子104
と、スプリング106を挟んでスプール弁子104と同
心に設けられ且つそのスプール弁子104よりも大径の
プランジャ108と、スプリング106を収容し、前記
2−3シフト弁90が第3速側へ切り換えられたときに
それから出力される前進レンジ圧PD を油路L07を介
して受け入れる油室110と、プランジャ108の軸端
に設けられてリニヤソレノイド弁SLU の出力圧P SLU
受け入れる油室112とを備えている。このため、B3
コントロール弁92は、第2速ギヤ段の成立過程では、
リニヤソレノイド弁SLU の出力圧PSLU に従ってスプー
ル弁子104を中心線の左側に示す開位置に位置させて
ファーストフィルをその初期に行うとともに、その後は
油路L01からの作動油を油路L02に供給したり或い
は油路L02内の作動油を排出油路L06へ流出させる
ことによりブレーキB3内の係合圧PB3の立ち上がりを
数式1から上記出力圧PSLUに基づき、アキュムレータ
による緩衝作用の如くに、直接的に調圧する。すなわ
ち、上記B3コントロール弁92は、出力圧PSLU に応
じてブレーキB3内の係合圧を直接的に調圧する係合圧
調圧弁として機能している。
【0027】
【数1】PB3=PSLU ・S1 /S2
【0028】前記リニヤソレノイド弁SLU は、その出力
圧PSLU が変速用電子制御装置78からリニヤソレノイ
ド弁SLU へ供給される指令値DSLU(駆動デューティ
比:単位は%)に応じて増加するように構成されている
一方、数式1から明らかなように、ブレーキB3内の係
合圧PB3とリニヤソレノイド弁SLU の出力圧PSLU とは
相互に比例的に対応しているので、上記指令値DSLU
とブレーキB3内の係合圧PB3とは一義的に対応してい
る。なお、数式1において、S1 およびS2 はプランジ
ャ108およびスプール弁子104の断面積である。
【0029】B2オリフィスコントロール弁96は、ブ
レーキB2およびB2アキュムレータ100と油路L0
3との間を開閉すると同時に排出油路L06とドレンポ
ート113との間を開閉するスプール弁子114と、ス
プール弁子114をファーストドレン位置へ向かって付
勢するスプリング116と、スプール弁子114の軸端
に設けられて第3電磁弁S3の出力圧PS3を3−4シフ
ト弁118を通して受け入れる油室120とを備えてい
る。これにより、3→2変速時などには第3電磁弁S3
がオン状態とされてその出力圧PS3が油室120に供給
されなくなるので、スプール弁子114によりブレーキ
B2およびB2アキュムレータ100と油路L03との
間を開かれて、それらブレーキB2およびB2アキュム
レータ100からの作動油の排出を速やかに行うファー
ストドレン作動が行われる。また、1→2変速において
は、上記第3電磁弁S3がオフ状態とされてその出力圧
S3が油室120に供給されることにより、B3コント
ロール弁92の調圧作動によりそれから排出される作動
油を排出させる排出油路L06とドレンポート113と
の間が開かれてそのB3コントロール弁92の調圧作動
が許容されるが、1→2変速が完了すると第3電磁弁S
3がオン状態とされて排出油路L06とドレンポート1
13との間が閉じられることによりB3コントロール弁
92の調圧作動が停止させられる。
【0030】2−3タイミング弁98は、第2速ギヤ段
から第3速ギヤ段への変速に関与し、ブレーキB3から
の解放圧をリニヤソレノイド弁SLU から出力圧PSLU
従って調圧する調圧弁として機能する。すなわち、2−
3タイミング弁98は、2→3変速が出力されたときに
2−3シフト弁90から出力された前進レンジ圧PD
3−4シフト弁118およびソレノイドリレー弁122
を通して供給される供給ポート124と、ドレンポート
126と、油路L04をその供給ポート124またはド
レンポート126に連通させることによりブレーキB3
のドレン期間の圧力PB3を調圧するスプール弁子128
と、スプリング130を介してスプール弁子128と同
心に設けられ且つそのスプール弁子128と同径の第1
プランジャ132と、スプール弁子128と同心に且つ
その一端に当接可能に設けられ且つそのスプール弁子1
28よりも大径の第2プランジャ134と、スプリング
130を収容し、前記2−3シフト弁90が第2速側へ
切り替えられたときにそれから出力される前進レンジ圧
D を油路L08を介して受け入れる油室136と、第
1プランジャ132の軸端に設けられ、リニヤソレノイ
ド弁SLU からの出力圧PSLU を受け入れる油室138
と、第2プランジャ134の軸端に設けられ、ブレーキ
B2内の油圧PB2を受け入れる油室140と、フィード
バック圧を受け入れるフィードバック油室142とを備
えている。
【0031】したがって、スプール弁子128および第
1プランジャ132の断面積をS3、スプール弁子12
8の第2プランジャ134側のランドの断面積をS4
第2プランジャ134の断面積をS5 とすると、2→3
変速出力が出された状態における解放過程のブレーキB
3の圧力PB3は、2−3タイミング弁98による調圧作
動により、数式2から、ブレーキB2の係合圧PB2の増
加に応じて減少し、リニヤソレノイド弁SLU の出力圧P
SLU に応じて増加するように調圧される。
【0032】
【数2】PB3=PSLU ・S3 /(S3 −S4 )−PB2
5 /(S3 −S4
【0033】また、上記2−3タイミング弁98は、第
2速側へ切り換えられた2−3シフト弁90から出力さ
れる前進レンジ圧PD が油室136へ供給されると、上
記スプール弁子128がロックされるようになってい
る。これも、2−3タイミング弁98の油室138とB
3コントロール弁92の油室112とが接続されている
ことから、第1速および第2速の状態では2−3タイミ
ング弁98の油室138の容積変化を阻止して、B3コ
ントロール弁92の調圧作動に影響を与えないようにす
るためである。
【0034】C0エキゾースト弁150は、第3電磁弁
S3の出力圧PS3および油路L01内の油圧に従って閉
位置に位置させられるが、第4電磁弁S4の出力圧PS4
に従って開位置に位置させられるスプール弁子152を
備え、図示しない4−5シフト弁が第4速以下の切り換
え状態であるときにそれを経由して供給されるライン圧
L を、第2速および第5速時以外のときにクラッチC
0およびC0アキュムレータ154に供給する。
【0035】以上のように構成された変速制御装置にお
いて、1→2変速判断が行われて第2速ギヤ段を達成す
るための変速出力が出された場合には、1−2シフト弁
88がその第1速側から第2速側へ切り換えられる。こ
れにより、前進レンジ圧PDが1−2シフト弁88、2
−3シフト弁90、油路L01、B3コントロール弁9
2を経てブレーキB3へ供給される。このような1→2
変速の変速期間では、図8に示すようにリニヤソレノイ
ド弁SLU へ供給される指令値DSLUが変化させられる
ことにより、B3コントロール弁92を用いてブレーキ
B3内の係合圧PB3が直接的に制御される。
【0036】また、2→3変速出力が行われた場合に
は、2−3シフト弁90がその第2速側から第3速側へ
切り換えられる。これにより、前進レンジ圧PD が2−
3シフト弁90、油路L03を経てブレーキB2へ供給
される。同時に、2−3シフト弁90からの前進レンジ
圧PD がB3コントロール弁92の油室110に供給さ
れてそのスプール弁子104が開位置にロックされる一
方、2−3シフト弁90を介して油路L01とL04と
の接続が行われるとともに2−3タイミング弁98の油
室136内の作動油が油路L08および2−3シフト弁
90を介して排出され、ブレーキB3内の圧PB3が2−
3タイミング弁98によりPSLU に応じて調圧されつつ
ブレーキB3が解放される。。また、ブレーキB2に接
続されたアキュムレータ100の背圧室100Bには、
クラッチツウクラッチ変速期間のイナーシャ相におい
て、タービン回転速度NT の減少率が予めスロットル開
度θTHに応じて設定された目標範囲内となるように決定
されたアキュム背圧PACC が作用される。
【0037】図7は、変速用電子制御装置78による制
御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図に
おいて、自動変速機14には、第2速ギヤ段を達成する
ため係合させられ或いは第1速ギヤ段を達成するために
解放させられる油圧式摩擦係合装置(ブレーキB3)
と、そのブレーキB3内の油圧PB3を直接的に調圧する
係合圧調圧弁(B3コントロール弁92)とが設けられ
ている。
【0038】自動変速制御手段158は、各ギヤ段間の
変速の種類に対応する複数本のアップシフト用変速線お
よびダウンシフト用変速線から成る予め記憶された基本
変速線図から実際のスロットル弁開度θTHおよび車速V
に基づいて自動変速機14の変速判断を実行し、その変
速判断されたシフト先のギヤ段を達成させるように電磁
弁S1、S2、S3を駆動するための駆動信号の出力す
なわち変速出力を実行する。上記基本変速線図は、自動
変速機の制御装置においてよく知られたものである。
【0039】学習補正値決定手段160は、第1変速油
圧制御手段162によりブレーキB3の係合圧が制御さ
れ且つそのブレーキB3の係合により達成される第1速
ギヤ段から第2速ギヤ段への1→2変速の状態が予め設
定された状態となるように、たとえば第1速ギヤ段から
第2速ギヤ段への1→2変速の出力から自動変速機14
の入力軸回転速度すなわちクラッチ回転速度NC0の変化
(低下開始)が発生するまでの回転速度変化発生時間T
14が予め設定された目標時間T14M となるように、1→
2変速過程の待機制御期間TBAにおける待機係合圧すな
わち指令値DSLU23A を補正するための学習補正値Δ
DSLU23A を決定する。
【0040】第1変速油圧制御手段162は、自動変速
制御手段158から上記1→2変速の出力が開始される
と、B3コントロール弁92を制御するための指令値D
SLUを図9に示すようにリニヤソレノイド弁SLU へ出
力してブレーキB3の係合圧PB3を制御する。これによ
り、1→2変速期間内では、初期圧制御期間TA 内にお
いてブレーキB3内に速やかに作動油を満たすための初
期圧制御、待機制御期間TB 内においてブレーキB3の
ピストンを係合直前位置まで前進させることにより僅か
な係合トルクが発生する待機係合圧に係合圧PB3を維持
する待機制御、ブレーキB3の係合トルクをエンジン負
荷に拘わらず滑らかに増加させるためにクラッチ回転速
度NC0の低下が検出されるまでブレーキB3内の係合圧
B3をそのときのエンジン負荷すなわちスロットル弁開
度θTHに応じた大きさおよび変化率で上昇させるスイー
プ制御、ブレーキB3の完全係合が検出されるまでクラ
ッチ回転速度NC0の低下速度が所定の目標値となるよう
にブレーキB3内の係合圧PB3を制御するフィードバッ
ク制御が順次実行される。
【0041】また、上記第1変速油圧制御手段162
は、ブレーキB3の摩擦板の摩耗などによるピストンス
トロークの増加に拘わらず上記待機制御期間TB 内にお
いてブレーキB3のピストンを係合直前位置まで前進さ
せるように、前記学習補正値決定手段160により決定
された学習補正値ΔDSLU23A を用いて、1→2変速
過程の待機制御期間TBAにおける待機係合圧すなわち指
令値DSLU23A を補正し、その補正後の値(DSLU
23A +ΔDSLU23A )を出力する。これにより、スイ
ープ制御開始時においてはブレーキB3のピストンが係
合直前位置に位置させられるので、1→2変速状態、す
なわち1→2変速の出力からクラッチ回転速度NC0の低
下開始点までの時間T14が一定の目標時間T14M とされ
る。
【0042】さらに、上記第1変速油圧制御手段162
は、エンジン負荷に拘わらず1→2変速を一定の変速状
態とするために上記ブレーキB3内の油圧PB3を増加さ
せる上記スイープ制御期間において、エンジン負荷たと
えばスロットル弁開度θTHに対応して増加する関数であ
るステップ値DST(θTH)と、上記スロットル弁開度
θTHに対応して大きくなる増加率R(θTH)で増加する
増加値R(θTH)・t THとを加算した値DSLU〔=D
ST(θTH)+R(θTH)・tTH〕を、上記ブレーキB
3の係合圧の指令値DSLUとして出力する。なお、t
THは所定のスロットル弁開度θTHについてのスイープ制
御(係合圧連続上昇制御)の開始点からの経過時間であ
る。
【0043】第2変速油圧制御手段164は、自動変速
制御手段158から上記3→2変速の出力が開始される
と、B3コントロール弁92を制御するための指令値D
SLUを図14に示すようにリニヤソレノイド弁SLU へ
出力してブレーキB3の係合圧PB3を制御する。これに
より、3→2変速期間内において、初期圧制御期間T AB
内においてブレーキB3内に速やかに作動油を満たすた
めの初期圧制御、待機制御期間TBB内においてブレーキ
B3のピストンを係合直前位置まで前進させることによ
り僅かな係合トルクが発生する待機係合圧に係合圧PB3
を維持する待機制御、ブレーキB3の係合トルクを所定
の速度で緩やかに増加させるためにブレーキB3内の係
合圧PB3をそのときのエンジン負荷すなわちスロットル
弁開度θ THに応じた大きさおよび変化率で上昇させるス
イープ制御が順次実行される。
【0044】また、上記第2変速油圧制御手段164
は、ブレーキB3の摩擦板の摩耗などによるピストンス
トロークの増加に拘わらず上記待機制御期間TBB内にお
いてブレーキB3のピストンを係合直前位置まで前進さ
せるように、前記学習補正値決定手段160により実際
の1→2変速状態から決定された学習補正値ΔDSLU
23A を用いて、3→2変速過程の待機制御期間TBBにお
ける待機係合圧すなわち指令値DSLU23B を補正し、
その補正後の値(DSLU23B +ΔDSLU23A)を出
力する。
【0045】図8は、変速用電子制御装置78による制
御作動の要部を説明するフローチャートであり、ブレー
キB3の係合により達成される1→2変速期間内の油圧
を制御するルーチンを示している。なお、前記自動変速
制御手段158に対応するフローチャートはよく知られ
たものであるので省略されている。
【0046】図8において、SA1では、前記自動変速
制御手段158により1→2変速出力が行われたか否か
が判断される。このSA1の判断が否定された場合は本
ルーチンが終了させられるが、肯定された場合には、ブ
レーキB3の係合圧PB3が所定の手順に従って高められ
ることにより第2速ギヤ段を係合させるためのSA2以
下の実行が開始される。図9のt1 時点はこの状態を示
す。
【0047】続くSA2では、初期圧制御が実行される
ことにより、指令値DSLUが予め設定されたステップ
指令値DSLU12A に予め設定された初期圧制御期間T
AAだけ維持される。このステップ指令値DSLU12A
よび初期圧制御期間TAAは、ブレーキB3内へ速やかに
作動油を供給して充填することによりその応答性を高め
るために予め実験的に求められたものである。これによ
り、B3コントロール弁92を通して作動油がブレーキ
B3内へ速やかに供給される。図9のt2 時点はこの状
態を示す。
【0048】続くSA3では、待機圧制御が実行される
ことにより、指令値DSLUが予め設定された基本値で
ある待機指令値DSLU23A と前回のサイクルのSA9
において求められた学習補正値ΔDSLU23A との加算
値に予め設定された期間TBAだけ維持される。上記待機
指令値DSLU23A は、ブレーキB3のピストンがリタ
ーンスプリングの付勢力に抗して係合直前の待機位置に
位置させられるように、すなわちブレーキB3に僅かな
係合トルクが発生するように予め実験的に求められたも
のである。また、上記期間TBAは、上記待機指令値DS
LU23A に対応する大きさのリニヤソレノイド弁SLU の
出力圧PSLU がB3コントロール弁92に供給され且つ
その出力圧PSLU に対応する大きさの係合圧PB3が発生
させられたとき、上記ピストンが上記待機位置に到達す
るまでの時間よりも所定値大きい値に決定されたもので
ある。これにより、ブレーキB3のピストンが待機位置
に位置させられる。図9のt3 時点はこの状態を示す。
なお、上記期間TAAおよびTBAは図示しないソフト上の
タイマーにより時間制御される。
【0049】続くSA4では、ブレーキB3の係合圧P
B3すなわち係合トルクをエンジン負荷に応じて次第に増
加させるスイープ制御が実行される。すなわち、このス
イープ制御では、たとえば図10および図11に示す予
め記憶された関係から実際のエンジン負荷に対応するス
ロットル弁開度θTHに基づいてステップ値DSTおよび
増加率Rが決定される一方、そのステップ値DSTおよ
び増加率Rにより指令値DSLUが増加させられる結
果、スロットル弁開度θTHが小さくなるほどブレーキB
3の係合圧PB3が緩やかに増加させられる一方、スロッ
トル弁開度θTHが大きくなるほど係合圧PB3が比較的速
やかに増加させられるので、スロットル弁開度θTHに拘
わらず略一定とされる。
【0050】以上のようにして通常のスイープ制御が実
行された後は、SA5において、クラッチ回転速度NC0
の低下が開始したか否かが、たとえばクラッチ回転速度
C0の折点或いは上ピークを判定するよく知られたアル
ゴリズムを利用して判断される。このSA5の判断が否
定された場合には前記SA4以下が繰り返し実行される
が、肯定された場合は、ブレーキB3の係合トルクの増
加によって入力軸20などの回転部材の回転速度変化が
開始された状態であるので、SA6のフィードバック制
御が実行される。図9のt4 はこのフィードバック制御
の開始点を示している。
【0051】上記SA6のフィードバック制御では、予
め設定されたクラッチ回転速度NC0の目標低下速度と実
際の低下速度とが比較され、それらの差すなわち制御偏
差が解消されるように予め設定されたフィードバック制
御式に従って、リニヤソレノイド弁SLU に対する指令値
DSLUが制御偏差の大きさや制御偏差の変化速度に対
応して逐次調節される。
【0052】次いで、SA7では、ブレーキB3が完全
係合状態となったか否かが、たとえば自動変速機14の
入力軸回転速度NINすなわちNC0と出力軸回転速度N
OUT との比である実際の変速比γ(=NIN/NOUT )が
第2速ギヤ段の変速比γ2 と一致したか否かに基づいて
判断される。このSA7の判断が否定された場合には前
記SA6以下が繰り返し実行されるが、肯定された場合
は、SA8において指令値DSLUが最大値DSLU
max とされ、ブレーキB3の係合圧PB3がその最大値で
ある前進レンジ圧PD (=ライン圧PL )とされる。図
9のt5 はこの時点を示している。なお、SA2乃至S
A8は、1→2変速に際してブレーキB3の係合圧PB3
を所定の手順で制御することから、前記図7の第1変速
油圧制御手段162に対応している。
【0053】そして、前記図7の学習補正値決定手段1
60に対応するSA9において、1→2変速の変速状態
が予め設定された目標状態となるように、換言すれば、
1→2変速出力からクラッチ回転速度NC0の低下開始点
までの時間T14が予め設定された目標時間T14M となる
ように予め設定された、実際の時間T14と目標時間T
14M と偏差(T14M −T14)と学習補正値ΔDSLU
23A との関係から、実際の偏差(T14M −T14)に基づ
いて、1→2変速過程の待機制御期間TBAにおける待機
係合圧すなわち指令値DSLU23A を補正するための学
習補正値ΔDSLU 23A が決定される。たとえば、上記
関係は、図12に示すように、上記偏差(T 14M
14)が零であれば学習補正値ΔDSLU23A も零とさ
れるが、たとえば偏差(T14M −T14)が正となると学
習補正値ΔDSLU23A が負の方向に小さくなるように
設定され、その偏差が解消されるようになっている。な
お、上記目標時間T14M は、エンジン負荷に対応するス
ロットル弁開度θTHに応じて決定される。
【0054】図13は、ブレーキB2の解放とブレーキ
B3の係合とにより達成される3→2変速中のブレーキ
B3の係合圧PB3を制御する作動を説明するフローチャ
ートである。SB1において、前記自動変速制御手段1
58により3→2変速出力が行われたか否かが判断され
る。このSB1の判断が否定された場合は本ルーチンが
終了させられるが、肯定された場合には、ブレーキB3
の係合圧PB3が所定の手順に従って昇圧制御されること
により第2速ギヤ段を係合させるためのSB2以下の実
行が開始される。図14のt1 時点はこの状態を示す。
【0055】続くSB2では、初期圧制御が実行される
ことにより、指令値DSLUが予め設定されたステップ
指令値DSLU12B に維持される。このステップ指令値
DSLU12B および初期圧制御期間TABは、ブレーキB
3内へ速やかに作動油を供給して充填することによりそ
の応答性を高めるために予め実験的に求められたもので
ある。これにより、B3コントロール弁92を通して作
動油がブレーキB3内へ速やかに供給される。図14の
2 時点はこの状態を示す。そして、SB3では上記初
期圧制御の終了条件が成立したか否か、たとえば80ms
ec程度に予め設定された初期圧制御期間TABが経過した
か否かが判断される。
【0056】上記SB3の判断が否定される場合はSB
2が繰り返し実行されるが、肯定された場合には、SB
4において待機圧制御が実行されることにより、指令値
DSLUが予め設定された基本値である待機指令値DS
LU23B と既にSA9において求められた学習補正値Δ
DSLU23A との加算値(DSLU23B +ΔDSLU
23A )に維持される。上記待機指令値DSLU23B は、
ブレーキB3のピストンがリターンスプリングの付勢力
に抗して係合直前の待機位置に位置させられるように、
すなわちブレーキB3に僅かな係合トルクが発生するよ
うに予め実験的に求められたものである。そして、SB
5では上記待機制御の終了条件が成立したか否か、たと
えば300msec程度に予め設定された待機制御期間TBB
が経過したか否かが判断される。上記期間TBBは、上記
待機指令値DSLU23B に対応する大きさのリニヤソレ
ノイド弁SLU の出力圧PSLU がB3コントロール弁92
に供給され且つその出力圧PSLU に対応する大きさの係
合圧PB3が発生させられたとき、上記ピストンが上記待
機位置に到達するまでの時間よりも十分に大きい値に決
定されたものである。
【0057】上記SB5の判断が否定される場合はSB
4が繰り返し実行されるが、肯定された場合には、SB
6においてスイープ制御が開始される。図14のt3
点はこの状態を示す。このスイープ制御では、前述のS
A4と同様に、スロットル弁開度θTHにより代表される
エンジン負荷に応じて、ブレーキB3の係合圧PB3がそ
の最大値に向かって次第に増加させられ、それに伴って
ブレーキB3の係合トルクが増加させられる。なお、S
B2乃至SB6は、3→2変速に際してブレーキB3の
係合圧PB3を所定の手順で制御することから、前記図7
の第2変速油圧制御手段164に対応している。
【0058】図15は、ブレーキB3の解放とブレーキ
B2の係合とにより達成されるパワーオフ(θTH=0)
時の2→3変速中のブレーキB3の係合圧PB3を制御す
る作動を説明するフローチャートである。SC1におい
て、前記自動変速制御手段158により2→3変速出力
が行われたか否かが判断される。このSC1の判断が否
定された場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定さ
れた場合には、ブレーキB3の係合圧PB3が所定の手順
に従って減圧制御されることにより第3速ギヤ段を達成
させるためのSC2以下の実行が開始される。図16の
1 時点はこの状態を示す。
【0059】続くSC2では、再加速操作が行われたと
きのエンジンの吹きに対処するための待機制御が実行さ
れることにより、指令値DSLUが予め設定された基本
値である待機指令値DSLU12C と既にSA9において
求められた学習補正値ΔDSLU23A との加算値(DS
LU12C +ΔDSLU23A )に維持される。上記待機指
令値DSLU12C は、ブレーキB3のピストンがリター
ンスプリングの付勢力に抗して係合直前の待機位置に位
置させられるように、すなわちブレーキB3に僅かな係
合トルクが発生するように予め実験的に求められたもの
である。そして、続くSC3では上記待機制御の終了条
件が成立したか否か、たとえば400msec程度に予め設
定された待機制御期間TBCが経過したか否かが判断され
る。上記期間TBCは、上記待機指令値DSLU12C に対
応する大きさのリニヤソレノイド弁SLU の出力圧PSLU
がB3コントロール弁92に供給され且つその出力圧P
SL U に対応する大きさの係合圧PB3が発生させられたと
き、上記ピストンがその押圧位置から上記待機位置に到
達するまでの時間よりも十分に大きい値に決定されたも
のである。
【0060】上記SC3の判断が否定される場合はSC
2が繰り返し実行されるが、肯定された場合には、SC
4において、予め設定された遅れ時間TX 後にブレーキ
B3の係合圧PB3が解放させられる。なお、SC2乃至
SC4は、2→3変速に際してブレーキB3の係合圧P
B3を所定の手順で制御することから、前記図7の第2変
速油圧制御手段164に対応している。また、この2→
3変速におけるブレーキB2の係合圧PB2はそれに接続
されたアキュムレータ100の背圧が制御されることに
より変化させられる。
【0061】上述のように、本実施例によれば、学習補
正値決定手段160(SA9)により、第1速ギヤ段か
ら第2速ギヤ段への1→2変速状態が予め設定された状
態となるようにB3コントロール弁92から出力される
係合圧PB3を補正するための学習補正値ΔDSLU23A
が決定されると、第1変速油圧制御手段162(SA2
乃至SA8)は、上記第1速ギヤ段から第2速ギヤ段へ
の1→2変速期間内において、学習補正値決定手段16
0により決定された学習補正値ΔDSLU23Aを用いて
B3コントロール弁92を制御することによりブレーキ
B3の係合圧P B3を制御する一方、第2変速油圧制御手
段164(SB2乃至SB6、SC2乃至SC4)は、
ブレーキB3の作動に関連する変速であって第1速ギヤ
段から第2速ギヤ段への1→2変速とは異なる他の3→
2変速或いは2→3変速期間内において、上記学習補正
値ΔDSLU23A に基づいてB3コントロール弁92を
制御することによりブレーキB3の係合圧PB3を制御す
る。このため、1→2変速のみならず、その他の3→2
変速或いは2→3変速についても、ブレーキB3のピス
トンストロークに応じてB3コントロール弁92から出
力される係合圧PB3が制御される。したがって、所謂ク
ラッチツウクラッチ変速である上記3→2変速では、係
合側のブレーキB3の係合がピストンストロークに応じ
て行われ得るため、そのブレーキB3の係合遅れに起因
するエンジンの一時的な吹きが好適に防止される。ま
た、上記パワーオフ時の2→3変速でも、変速期間内に
おいて再加速操作が行われても直ちにブレーキB3を係
合させることができ、エンジンの吹きが好適に防止され
る。
【0062】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0063】たとえば、前述の実施例では、待機制御期
間T23A 、T23B 、T12C の待機係合圧DSLU23A
DSLU23B 、DSLU12C が学習補正値ΔDSLU
23A が加算されることにより補正されていたが、スイー
プ期間におけるステップ値DST(θTH)や増加率R
(θTH)が学習によって補正されていてもよい。また、
上記待機係合圧DSLU23A 、DSLU23B 、DSLU
12C の補正は、学習補正値ΔDSLU23A がそのまま用
いられるのではなく、学習補正値ΔDSLU23A から加
工された値が用いられてもよい。要するに、学習補正値
ΔDSLU23A に基づいて補正されればよいのである。
【0064】また、前述の実施例の学習補正値決定手段
160は、1→2変速出力からNCOの低下開始点(スト
ローク終了点)までの時間T14が目標値T14M となるよ
うに学習補正値ΔDSLU23A を決定していたが、1→
2変速出力からブレーキB3の係合完了までの時間T15
が目標値T15M となるように学習補正値ΔDSLU23 A
を決定するものであってもよい。
【0065】また、前述の実施例では、上記目標値T
14M はスロットル弁開度θTHに応じて決定されたもので
あったが、一定値であっても差し支えない。
【0066】また、前述の実施例では、エンジン負荷と
してスロットル弁開度θTHが用いられていたが、それに
替えて、アクセルペダル50の操作量、エンジン吸気管
内の負圧、エンジンの出力トルクなどが用いられ得る。
【0067】また、前述の実施例では、ブレーキB3の
係合によって達成される変速について説明されていた
が、係合圧が直接制御されるものであればブレーキB3
以外の他の摩擦係合装置の係合によって達成される変速
に用いられても差し支えない。
【0068】また、前述の実施例の学習補正値ΔDSL
23A 、ステップ値DST(θTH)や増加率R(θTH
は、エンジン10或いは変速機14の油温TOIL に基づ
いて補正されてもよい。
【0069】また、前述の図8、図13、図15のフロ
ーチャートは、同様の制御機能を達成する範囲でステッ
プが追加されたり、或いはステップ内容の変更が行われ
ても差支えない。
【0070】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて、種々の変更、改良を加えた態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の変速制御装置によって制御
される車両用自動変速機の構成を説明する骨子図であ
る。
【図2】図1の自動変速機における、複数の摩擦係合装
置の作動の組合わせとそれにより成立するギヤ段との関
係を示す図表である。
【図3】図1の自動変速機を制御する油圧制御回路およ
び電気制御回路を含むブロック線図である。
【図4】図3のシフトレバーの操作位置を説明する図で
ある。
【図5】図3の油圧制御回路の要部を説明する図であ
る。
【図6】図3の油圧制御回路の要部を説明する図であ
る。
【図7】図3の変速用電子制御装置の制御機能の要部を
説明する機能ブロック線図である。
【図8】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部で
あって、1→2変速制御を説明するフローチャートであ
る。
【図9】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部で
あって、1→2変速制御を説明するタイムチャートであ
る。
【図10】図8のスイープ制御においてステップ値DS
Tを決定するために用いられる関係を示す図である。
【図11】図8のスイープ制御において増加率Rを決定
するために用いられる関係を説明する図である。
【図12】図8の学習補正値決定ステップにおいて、学
習補正値ΔDSLU23A を決定するために用いられる関
係を示す図である。
【図13】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
であって、3→2変速制御を説明するフローチャートで
ある。
【図14】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
であって、3→2変速制御を説明するタイムチャートで
ある。
【図15】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
であって、2→3変速制御を説明するフローチャートで
ある。
【図16】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部
であって、2→3変速制御を説明するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
14:自動変速機 92:B3コントロール弁(係合圧調圧弁) 158:自動変速制御手段 160:学習補正値決定手段 162:第1変速油圧制御手段 164:第2変速油圧制御手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速
    に際して係合させられる油圧式摩擦係合装置の係合圧を
    直接的に制御する係合圧調圧弁を有する車両用自動変速
    機の変速制御装置であって、 前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速状態が予め
    設定された状態となるように前記係合圧調圧弁から出力
    される係合圧を補正するための学習補正値を決定する学
    習補正値決定手段と、 前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速期間内にお
    いて、前記学習補正値を用いて前記係合圧調圧弁を制御
    することにより前記油圧式摩擦係合装置の係合圧を制御
    する第1の変速油圧制御手段と、 前記油圧式摩擦係合装置の作動に関連する変速であって
    前記第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速とは異なる
    該第2のギヤ段と第3のギヤ段との間の第2の変速期間
    内において、前記学習補正値に基づいて前記係合圧調圧
    弁を制御することにより前記油圧式摩擦係合装置の係合
    圧を制御する第2の変速油圧制御手段とを、含むことを
    特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変速油圧制御手段は、前記第
    1のギヤ段から第2のギヤ段への変速期間内において、
    油圧式摩擦係合装置に作動油を急速に満たすために係合
    圧を所定の初期値に所定時間維持する初期圧制御と、ピ
    ストンを前進させて上記油圧式摩擦係合装置に僅かな係
    合トルクを発生させるために係合圧を上記初期圧制御期
    間よりも低く設定された所定の大きさの待機係合圧に所
    定期間維持する待機圧制御と、上記油圧式摩擦係合装置
    の係合トルクを次第に高めるために係合圧を連続的に増
    加させるスイープ制御とを順次実行するものであり、学
    習補正値決定手段は、上記第1のギヤ段から第2のギヤ
    段への変速出力から自動変速機の入力軸回転速度の変化
    が発生するまでの回転速度変化発生時間が予め設定され
    た目標時間となるように、前記待機係合圧を補正するた
    めの学習補正値を決定するものである請求項1の車両用
    自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の変速油圧制御手段は、第2の
    油圧式摩擦係合装置の解放と前記油圧式摩擦係合装置の
    係合とによって前記他のギヤ段から第2のギヤ段への変
    速を実行させるに際し、該油圧式摩擦係合装置に作動油
    を満たすために係 合圧を所定の初期値に所定時間維持す
    る初期圧制御と、ピストンを前進させて上記油圧式摩擦
    係合装置に僅かな係合トルクを発生させるために係合圧
    を上記初期圧制御期間よりも低く設定された所定の大き
    さの待機係合圧に所定期間維持する待機圧制御と、上記
    油圧式摩擦係合装置の係合トルクを次第に高めるために
    係合圧を連続的に増加させるスイープ制御とを順次実行
    するものであり、予め定められた基本待機係合圧を前記
    学習補正値を用いて補正することにより上記待機圧制御
    区間における待機係合圧を発生させるものである請求項
    1または2の車両用自動変速機の変速制御装置。
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