JPH09290779A - 自転車駐車装置 - Google Patents
自転車駐車装置Info
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- JPH09290779A JPH09290779A JP13079596A JP13079596A JPH09290779A JP H09290779 A JPH09290779 A JP H09290779A JP 13079596 A JP13079596 A JP 13079596A JP 13079596 A JP13079596 A JP 13079596A JP H09290779 A JPH09290779 A JP H09290779A
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- JP
- Japan
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- bicycle
- bicycle parking
- hook
- rail
- locking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 女子、子供でも簡易な操作で、高所位置まで
自転車を吊上げた後、引続いてフックに自転車を係止さ
せ狭い駐車スペースを有効に活用でき、特別な保守点検
を要しない簡易な自転車駐車装置を得ること。 【解決手段】 立設された架台上端部に水平に渡され前
後に仕切られたレール部内に前後各一対の車輪が回動可
能に配設され、前記一方の一対の車輪間に固着された吊
下げ部材下部に係止口を有するフックを吊下した係止部
と、前記他方の一対の車輪間に固着された吊上げ部材下
部にロープが掛渡された上下部滑車を吊下し該下部滑車
軸に下部に係止口を有するフックを吊下した吊上げ部と
を備え、前記ロープの上下により前記下部滑車を上下動
可能とし、前記車輪のレール部内での滑動により前記係
止部と前記吊上げ部はそれぞれ独立に移動可能とされて
いる自転車駐車装置。
自転車を吊上げた後、引続いてフックに自転車を係止さ
せ狭い駐車スペースを有効に活用でき、特別な保守点検
を要しない簡易な自転車駐車装置を得ること。 【解決手段】 立設された架台上端部に水平に渡され前
後に仕切られたレール部内に前後各一対の車輪が回動可
能に配設され、前記一方の一対の車輪間に固着された吊
下げ部材下部に係止口を有するフックを吊下した係止部
と、前記他方の一対の車輪間に固着された吊上げ部材下
部にロープが掛渡された上下部滑車を吊下し該下部滑車
軸に下部に係止口を有するフックを吊下した吊上げ部と
を備え、前記ロープの上下により前記下部滑車を上下動
可能とし、前記車輪のレール部内での滑動により前記係
止部と前記吊上げ部はそれぞれ独立に移動可能とされて
いる自転車駐車装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易な自転車駐車
装置の改良に関する。
装置の改良に関する。
【０００２】従来、自転車駐車装置として用いられる各
種のものが提案されている。例えば、レールに取付けら
れたフックに自転車を係止させる装置（特開昭６３−１
１６９８５号公報）、ロープに取付けられたフックに自
転車を係止させる装置（実開平１−８９５５５号公報）
等がある。また、複雑な機構による自転車の高所レール
までの吊上げ保持装置（実開昭６４−３７８４９公報、
実開平５−２６７７１号公報）等がある。
種のものが提案されている。例えば、レールに取付けら
れたフックに自転車を係止させる装置（特開昭６３−１
１６９８５号公報）、ロープに取付けられたフックに自
転車を係止させる装置（実開平１−８９５５５号公報）
等がある。また、複雑な機構による自転車の高所レール
までの吊上げ保持装置（実開昭６４−３７８４９公報、
実開平５−２６７７１号公報）等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来例の係止装置では、高所のレール又はロープに取付
けられたフックまでに自転車を持上げるのに可なりの力
を要し、特に女子、子供では利用困難である。またこれ
ら従来例の吊上げ保持装置は、複雑な機構を有しており
一般大衆が短時間円滑に操作することは期待できず、ま
た保守点検にも労力を要する。本発明は、女子、子供で
も簡易な操作で、高所位置まで自転車を吊上げた後、引
続いてフックに自転車を係止させ、狭い駐車スペースを
有効に活用でき、特別な保守点検を要しない簡易な自転
車駐車装置を得ることを目的とする。
従来例の係止装置では、高所のレール又はロープに取付
けられたフックまでに自転車を持上げるのに可なりの力
を要し、特に女子、子供では利用困難である。またこれ
ら従来例の吊上げ保持装置は、複雑な機構を有しており
一般大衆が短時間円滑に操作することは期待できず、ま
た保守点検にも労力を要する。本発明は、女子、子供で
も簡易な操作で、高所位置まで自転車を吊上げた後、引
続いてフックに自転車を係止させ、狭い駐車スペースを
有効に活用でき、特別な保守点検を要しない簡易な自転
車駐車装置を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、請
求項１の発明にあっては、立設された架台上端部に水平
に渡され前後に仕切られたレール部内に前後各一対の車
輪が回動可能に配設され、前記一方の一対の車輪間に固
着された吊下げ部材下部に係止口を有するフックを吊下
した係止部と、前記他方の一対の車輪間に固着された吊
上げ部材下部にロープが掛渡された上下部滑車を吊下し
該下部滑車軸に下部に係止口を有するフックを吊下した
吊上げ部とを備え、前記ロープの上下により前記下部滑
車を上下動可能とし、前記車輪のレール部内での滑動に
より前記係止部と前記吊上げ部はそれぞれ独立に移動可
能とされている自転車駐車装置により解決した。請求項
２の発明にあっては、請求項１に記載の自転車駐車装置
において、上部滑車は二段又は三段とされ下部滑車は二
段とされている自転車駐車装置とするのが望ましい。請
求項３の発明にあっては、請求項１又は２に記載の自転
車駐車装置において、フックが二股状とされている自転
車駐車装置とするのが望ましい。請求項３の発明にあっ
ては、請求項１、２又は３に記載の自転車駐車装置にお
いて、複数の係止部と単数の吊上げ部とを備えた自転車
駐車装置とするのが望ましい。
求項１の発明にあっては、立設された架台上端部に水平
に渡され前後に仕切られたレール部内に前後各一対の車
輪が回動可能に配設され、前記一方の一対の車輪間に固
着された吊下げ部材下部に係止口を有するフックを吊下
した係止部と、前記他方の一対の車輪間に固着された吊
上げ部材下部にロープが掛渡された上下部滑車を吊下し
該下部滑車軸に下部に係止口を有するフックを吊下した
吊上げ部とを備え、前記ロープの上下により前記下部滑
車を上下動可能とし、前記車輪のレール部内での滑動に
より前記係止部と前記吊上げ部はそれぞれ独立に移動可
能とされている自転車駐車装置により解決した。請求項
２の発明にあっては、請求項１に記載の自転車駐車装置
において、上部滑車は二段又は三段とされ下部滑車は二
段とされている自転車駐車装置とするのが望ましい。請
求項３の発明にあっては、請求項１又は２に記載の自転
車駐車装置において、フックが二股状とされている自転
車駐車装置とするのが望ましい。請求項３の発明にあっ
ては、請求項１、２又は３に記載の自転車駐車装置にお
いて、複数の係止部と単数の吊上げ部とを備えた自転車
駐車装置とするのが望ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は、本発明の自転車駐車装置に用い
る（ａ）レール部、可動部、係止部及び吊上げ部の一例
を示す概略説明図、（ｂ）レール部、可動部の他の例を
示す概略説明図である。図２は、本発明の自転車駐車装
置に用いる吊上げ部の他の例を示す概略説明図である。
図３（ａ）は図１（ａ）の、図３（ｂ）は図１（ｂ）の
それぞれ可動部、係止部及び吊上げ部の取付け状態を示
す概略説明図である。図４（ａ）は、図１の部材を用い
た自転車駐車装置の一例を示す概略説明図である。
（ｂ）、（ｃ）は、（ａ）の自転車駐車装置による自転
車保持状態を示す概略説明図である。図５は、図４
（ａ）の自転車駐車装置に用いる架台の一部を拡大して
示す概略説明図である。
して説明する。図１は、本発明の自転車駐車装置に用い
る（ａ）レール部、可動部、係止部及び吊上げ部の一例
を示す概略説明図、（ｂ）レール部、可動部の他の例を
示す概略説明図である。図２は、本発明の自転車駐車装
置に用いる吊上げ部の他の例を示す概略説明図である。
図３（ａ）は図１（ａ）の、図３（ｂ）は図１（ｂ）の
それぞれ可動部、係止部及び吊上げ部の取付け状態を示
す概略説明図である。図４（ａ）は、図１の部材を用い
た自転車駐車装置の一例を示す概略説明図である。
（ｂ）、（ｃ）は、（ａ）の自転車駐車装置による自転
車保持状態を示す概略説明図である。図５は、図４
（ａ）の自転車駐車装置に用いる架台の一部を拡大して
示す概略説明図である。
【０００６】以下において、本発明の自転車駐車装置１
を吊上げ部配設側正面よりみて、左右、前後として説明
を加える。本発明の自転車駐車装置１は、架台２とレー
ル部３と可動部６と係止部７と吊上げ部８とを備えてい
る。架台２は、通常床面又は地表面等の設置場所に置か
れた方形枠材の底面フレーム２ｂと、底面フレーム２ｂ
の左右端に立設された台形のサイドフレーム２ａ、２ａ
と、サイドフレーム２ａ、２ａの下部に水平前後方向に
渡された左右横桟２ｄ、２ｄ及び左右方向に渡された後
横桟２ｃとを有する。各構成部材の材料は剛性を有する
材料であればよいが、通常形鋼特に好ましくはＬ形鋼を
用いている。
を吊上げ部配設側正面よりみて、左右、前後として説明
を加える。本発明の自転車駐車装置１は、架台２とレー
ル部３と可動部６と係止部７と吊上げ部８とを備えてい
る。架台２は、通常床面又は地表面等の設置場所に置か
れた方形枠材の底面フレーム２ｂと、底面フレーム２ｂ
の左右端に立設された台形のサイドフレーム２ａ、２ａ
と、サイドフレーム２ａ、２ａの下部に水平前後方向に
渡された左右横桟２ｄ、２ｄ及び左右方向に渡された後
横桟２ｃとを有する。各構成部材の材料は剛性を有する
材料であればよいが、通常形鋼特に好ましくはＬ形鋼を
用いている。
【０００７】図１（ａ）、図４（ａ）に示すレール部３
は、サイドフレーム２ａ、２ａの左右上端水平部材間に
左右方向水平に渡され固定板４を介して例えばボルトと
ナットの固着具５により固着された上面板３ａと、上面
板３ａの前後端にコ字形に下方に延びる側面板３ｂ、３
ｂと、側面板３ｂ、３ｂの下端に水平内側に延びる前後
底面板３ｃ、３ｃと、上面板３ａ内側前後方向略中央部
から側面板３ｂ、３ｂと平行に下方に延びる中央支持板
３ｄと、中央支持板３ｄの下端に内面が前後底面板３
ｃ、３ｃの内面と同一平面内に置いた中央底面板３ｅが
前後板３ｃ、３ｃと間隙ｄ1 、ｄ1 を存して固着され、
レール部３内は中央支持板３ｄで前後に仕切られ、各構
成部材は通常鋼板を用いている。
は、サイドフレーム２ａ、２ａの左右上端水平部材間に
左右方向水平に渡され固定板４を介して例えばボルトと
ナットの固着具５により固着された上面板３ａと、上面
板３ａの前後端にコ字形に下方に延びる側面板３ｂ、３
ｂと、側面板３ｂ、３ｂの下端に水平内側に延びる前後
底面板３ｃ、３ｃと、上面板３ａ内側前後方向略中央部
から側面板３ｂ、３ｂと平行に下方に延びる中央支持板
３ｄと、中央支持板３ｄの下端に内面が前後底面板３
ｃ、３ｃの内面と同一平面内に置いた中央底面板３ｅが
前後板３ｃ、３ｃと間隙ｄ1 、ｄ1 を存して固着され、
レール部３内は中央支持板３ｄで前後に仕切られ、各構
成部材は通常鋼板を用いている。
【０００８】図１（ａ）、図３（ａ）に示す可動部６
は、中央支持板３ｄで前後に仕切られたレール部３内の
後側に一対の車輪である平車６ａ、６ａの中間に吊下げ
部材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊下
げレバー７ａとその前後に一対の座金６ｂ、６ｂを配設
し、吊下げレバー７ａ、平車６ａ及び座金６ｂは一端に
頭を有する軸６ｃが貫通され他端がかしめられて軸６ｃ
を軸芯として回動可能とされている。可動部６の中央支
持板３ｄで前後に仕切られたレール部３内の前側には、
前記した可動部６の一方と同様に一対の平車６ａ、６ａ
の中間に吊上げ部材として端部に開口を有する板状の吊
上げレバー８ａとその前後に一対の座金６ｂ、６ｂを配
設し、吊上げレバー８ａ、平車６ａ及び座金６ｂは一端
に頭を有する軸６ｃが貫通され他端がかしめられて軸６
ｃを軸芯として回動可能とされている。 可動部６、６
の平車６ａ、６ａ各対がそれぞれ左右底面板３ｃ、３ｃ
及び中央底面板３ｅの上面に載置されて滑動可能とさ
れ、吊下げレバー７ａ及び吊上げレバー８ａがそれぞれ
独立にレール部３を左右に移動可能とされている。吊下
げレバー７ａ、吊上げレバー８ａ、平車６ａ、座金６ｂ
は通常金属製とするが、平車６ａは例えばナイロン等の
プラスチック製とするのが対磨耗性、滑動性よりして好
ましい。
は、中央支持板３ｄで前後に仕切られたレール部３内の
後側に一対の車輪である平車６ａ、６ａの中間に吊下げ
部材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊下
げレバー７ａとその前後に一対の座金６ｂ、６ｂを配設
し、吊下げレバー７ａ、平車６ａ及び座金６ｂは一端に
頭を有する軸６ｃが貫通され他端がかしめられて軸６ｃ
を軸芯として回動可能とされている。可動部６の中央支
持板３ｄで前後に仕切られたレール部３内の前側には、
前記した可動部６の一方と同様に一対の平車６ａ、６ａ
の中間に吊上げ部材として端部に開口を有する板状の吊
上げレバー８ａとその前後に一対の座金６ｂ、６ｂを配
設し、吊上げレバー８ａ、平車６ａ及び座金６ｂは一端
に頭を有する軸６ｃが貫通され他端がかしめられて軸６
ｃを軸芯として回動可能とされている。 可動部６、６
の平車６ａ、６ａ各対がそれぞれ左右底面板３ｃ、３ｃ
及び中央底面板３ｅの上面に載置されて滑動可能とさ
れ、吊下げレバー７ａ及び吊上げレバー８ａがそれぞれ
独立にレール部３を左右に移動可能とされている。吊下
げレバー７ａ、吊上げレバー８ａ、平車６ａ、座金６ｂ
は通常金属製とするが、平車６ａは例えばナイロン等の
プラスチック製とするのが対磨耗性、滑動性よりして好
ましい。
【０００９】図１（ｂ）に示すレール部３は、図１
（ａ）について前記したと同様にサイドフレーム２ａ、
２ａの左右上端水平部材間に左右方向水平に渡され固定
板４を介して固着具５により固着された上面板３ｆと、
上面板３ｆの前後端に断面コ字形に下方に延びる側面板
３ｇ、３ｇと、側面板３ｇ、３ｇの下端に斜め内側に延
びる前後底面板３ｈ、３ｈと、上面板３ｆ内側前後方向
略中央部から側面板３ｇ、３ｇと平行に下方に延びる中
央支持板３ｉと、中央支持板３ｉの下端に上端が前後底
面板３ｈ、３ｈの傾斜上端と同一平面内にある断面コ字
形の中央底面板３ｊの前後端面が前後底面板３ｈ、３ｈ
の傾斜上端と間隙ｄ2 、ｄ2 を存して固着され、レール
部３内は中央支持板３ｉで前後に仕切られており、各構
成部材は通常鋼板を用いている。
（ａ）について前記したと同様にサイドフレーム２ａ、
２ａの左右上端水平部材間に左右方向水平に渡され固定
板４を介して固着具５により固着された上面板３ｆと、
上面板３ｆの前後端に断面コ字形に下方に延びる側面板
３ｇ、３ｇと、側面板３ｇ、３ｇの下端に斜め内側に延
びる前後底面板３ｈ、３ｈと、上面板３ｆ内側前後方向
略中央部から側面板３ｇ、３ｇと平行に下方に延びる中
央支持板３ｉと、中央支持板３ｉの下端に上端が前後底
面板３ｈ、３ｈの傾斜上端と同一平面内にある断面コ字
形の中央底面板３ｊの前後端面が前後底面板３ｈ、３ｈ
の傾斜上端と間隙ｄ2 、ｄ2 を存して固着され、レール
部３内は中央支持板３ｉで前後に仕切られており、各構
成部材は通常鋼板を用いている。
【００１０】図１（ｂ）、図３（ｂ）に示す可動部６
は、中央支持板３ｉで前後に仕切られたレール部３内の
後側に一対の車輪である戸車６ｄ、６ｄの中間に吊下げ
部材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊下
げレバー７ａを配設し、戸車６ｄ、６ｄの枠材６ｅ、６
ｅ内面が吊下げレバー７ａ上端部に固着され、戸車６
ｄ、６ｄ軸芯及び吊下げレバー７ａの開口に一端に頭を
有する軸６ｆが貫通され他端がかしめられて、戸車６
ｄ、６ｄ及び吊下げレバー７ａは軸６ｆを軸芯として回
動可能とされている。可動部６の中央支持板３ｉで前後
に仕切られたレール部３内の前側には、前記した可動部
６と同様に前後一対の戸車６ｄ、６ｄの中間に吊上げ部
材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊上げ
レバー８ａを配設し、戸車６ｄ、６ｄは軸６ｆを軸芯と
して回動可能とされている。可動部６、６の戸車６ｄ、
６ｄ各対がそれぞれ前後底面板３ｈ、３ｈの傾斜上端及
び中央底面板３ｊの前後端面頂部に載置されて滑動可能
とされ、吊下げレバー７ａ及び吊上げレバー８ａがそれ
ぞれ独立にレール部３を左右に移動可能とされている。
戸車６ｄは通常金属製、プラスチック製とするが、例え
ばナイロン等のプラスチック製とするのが対磨耗性、滑
動性よりして好ましい。係止部７は、前記した吊下げレ
バー７ａの下部に穿設された開口にチェーン７ｂが自転
車を吊り下げた場合の高さにあわせた個数だけ数珠つな
ぎに吊設され、最下のチェーン７ｂに二股状のフック７
ｃ、７ｃが係止口を後向きに有して配設されている。
は、中央支持板３ｉで前後に仕切られたレール部３内の
後側に一対の車輪である戸車６ｄ、６ｄの中間に吊下げ
部材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊下
げレバー７ａを配設し、戸車６ｄ、６ｄの枠材６ｅ、６
ｅ内面が吊下げレバー７ａ上端部に固着され、戸車６
ｄ、６ｄ軸芯及び吊下げレバー７ａの開口に一端に頭を
有する軸６ｆが貫通され他端がかしめられて、戸車６
ｄ、６ｄ及び吊下げレバー７ａは軸６ｆを軸芯として回
動可能とされている。可動部６の中央支持板３ｉで前後
に仕切られたレール部３内の前側には、前記した可動部
６と同様に前後一対の戸車６ｄ、６ｄの中間に吊上げ部
材として上端部に穿設された開口を有する板状の吊上げ
レバー８ａを配設し、戸車６ｄ、６ｄは軸６ｆを軸芯と
して回動可能とされている。可動部６、６の戸車６ｄ、
６ｄ各対がそれぞれ前後底面板３ｈ、３ｈの傾斜上端及
び中央底面板３ｊの前後端面頂部に載置されて滑動可能
とされ、吊下げレバー７ａ及び吊上げレバー８ａがそれ
ぞれ独立にレール部３を左右に移動可能とされている。
戸車６ｄは通常金属製、プラスチック製とするが、例え
ばナイロン等のプラスチック製とするのが対磨耗性、滑
動性よりして好ましい。係止部７は、前記した吊下げレ
バー７ａの下部に穿設された開口にチェーン７ｂが自転
車を吊り下げた場合の高さにあわせた個数だけ数珠つな
ぎに吊設され、最下のチェーン７ｂに二股状のフック７
ｃ、７ｃが係止口を後向きに有して配設されている。
【００１１】図１（ａ）に示す吊上げ部８は、前記した
吊上げレバー８ａの下部に穿設された開口に下端が二股
で間隙を有するチェーン８ｂが吊設され、チェーン８ｂ
の二股下端部に軸８ｇによって上部二段滑車８ｄ、８ｄ
が回動可能に軸支されている。 上部二段滑車８ｄ、８
ｄの下方に間隔を置いて二股状のフック８ｃ、８ｃが係
止口を前向きに有して置かれ、フック８ｃ、８ｃの上端
部の二股で間隙を有するアーム８ｉに軸８ｈにより下部
二段滑車８ｅ、８ｅが回動可能に軸支され、チェーン８
ｂの下部一側に上部端末が結び付けられたロープ８ｆが
ロープ移動方向Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔに従って順次上部二
段滑車８ｄ、８ｄと下部二段滑車８ｅ、８ｅ間に掛渡さ
れ、ロープ８ｆの最終下部端末はアーム８ｉの前記上部
端末と反対側位置に結び付けられ、ロープ８ｆがロープ
移動方向Ｔに引張られると下部二段滑車８ｅ、８ｅは上
昇し、ロープ移動方向Ｔの反対に引張られると下部二段
滑車８ｅ、８ｅは下降するように作用する。吊下げ部
材、吊上げ部材として、吊下げレバー７ａ、吊上げレバ
ー８ａに代えて、それぞれチェーン７ｂ、８ｂを延長し
て連結してもよい。チェーン７ｂ、８ｂは通常金属製と
されている。ロープ８ｆは、通常鋼線、合成繊繊維糸、
天然繊維糸などが用い得る。フック７ｃ、８ｃは、通常
鋼製で表面鍍金か合成樹脂被覆処理するのが自転車の損
傷防止上から好ましい。
吊上げレバー８ａの下部に穿設された開口に下端が二股
で間隙を有するチェーン８ｂが吊設され、チェーン８ｂ
の二股下端部に軸８ｇによって上部二段滑車８ｄ、８ｄ
が回動可能に軸支されている。 上部二段滑車８ｄ、８
ｄの下方に間隔を置いて二股状のフック８ｃ、８ｃが係
止口を前向きに有して置かれ、フック８ｃ、８ｃの上端
部の二股で間隙を有するアーム８ｉに軸８ｈにより下部
二段滑車８ｅ、８ｅが回動可能に軸支され、チェーン８
ｂの下部一側に上部端末が結び付けられたロープ８ｆが
ロープ移動方向Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔに従って順次上部二
段滑車８ｄ、８ｄと下部二段滑車８ｅ、８ｅ間に掛渡さ
れ、ロープ８ｆの最終下部端末はアーム８ｉの前記上部
端末と反対側位置に結び付けられ、ロープ８ｆがロープ
移動方向Ｔに引張られると下部二段滑車８ｅ、８ｅは上
昇し、ロープ移動方向Ｔの反対に引張られると下部二段
滑車８ｅ、８ｅは下降するように作用する。吊下げ部
材、吊上げ部材として、吊下げレバー７ａ、吊上げレバ
ー８ａに代えて、それぞれチェーン７ｂ、８ｂを延長し
て連結してもよい。チェーン７ｂ、８ｂは通常金属製と
されている。ロープ８ｆは、通常鋼線、合成繊繊維糸、
天然繊維糸などが用い得る。フック７ｃ、８ｃは、通常
鋼製で表面鍍金か合成樹脂被覆処理するのが自転車の損
傷防止上から好ましい。
【００１２】図２に示す吊上げ部８′は、吊上げ部材と
しての吊上げレバー８ａ′の下部に穿設された開口に下
端が二股で間隙を有するチェーン８ｂ′が吊設され、チ
ェーン８ｂ′の二股下端部に軸８ｇ′によって上部三段
滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′が回動可能に軸支されてい
る。上部三段滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′の下方に間隔
を置いて前向きの係止口を有する二股状のフック８
ｃ′、８ｃ′が置かれ、フック８ｃ′、８ｃ′の上端部
の二股で間隙を有するアーム８ｉ′に軸８ｈ′に下部二
段滑車８ｅ′、８ｅ′が回動可能に軸支され、チェーン
８ｉ′の下部一側に下部一端末が結び付けられたロープ
８ｆ′がロープ移動方向Ｕ、Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔに従っ
て順次上部三段滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′と下部二段
滑車８ｅ′、８ｅ′間に掛渡され、ロープ８ｆ′の最終
下部他端末はアーム８ｉ′の前記下部一端末と反対側位
置に結び付けられ、ロープ８ｆ′がロープ移動方向Ｔに
引張られると下部二段滑車８ｅ′、８ｅ′は上昇し、ロ
ープ移動方向Ｔの反対に引張られると下部二段滑車８
ｅ′、８ｅ′は下降するように作用し、それにつれてフ
ック８ｃ′、８ｃ′が上下する。一方ロープ移動方向Ｕ
と反対方向にロープ８ｆ′が引張られるとロープ移動方
向Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔも反対方向に移動し、下部二段滑
車８ｅ′、８ｅ′は上昇し、ロープ移動方向Ｕに引張ら
れると下部二段滑車８ｅ′、８ｅ′は下降するように作
用し、それにつれてフック８ｃ′、８ｃ′が上下する。
したがって、吊上げ部８′ではロープ８ｆ′の下部端末
の左右いずれかを上下することによって、フック８
ｃ′、８ｃ′を上下することができので、上下動作に際
し特別の注意をする必要がない。
しての吊上げレバー８ａ′の下部に穿設された開口に下
端が二股で間隙を有するチェーン８ｂ′が吊設され、チ
ェーン８ｂ′の二股下端部に軸８ｇ′によって上部三段
滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′が回動可能に軸支されてい
る。上部三段滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′の下方に間隔
を置いて前向きの係止口を有する二股状のフック８
ｃ′、８ｃ′が置かれ、フック８ｃ′、８ｃ′の上端部
の二股で間隙を有するアーム８ｉ′に軸８ｈ′に下部二
段滑車８ｅ′、８ｅ′が回動可能に軸支され、チェーン
８ｉ′の下部一側に下部一端末が結び付けられたロープ
８ｆ′がロープ移動方向Ｕ、Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔに従っ
て順次上部三段滑車８ｄ′、８ｄ′、８ｄ′と下部二段
滑車８ｅ′、８ｅ′間に掛渡され、ロープ８ｆ′の最終
下部他端末はアーム８ｉ′の前記下部一端末と反対側位
置に結び付けられ、ロープ８ｆ′がロープ移動方向Ｔに
引張られると下部二段滑車８ｅ′、８ｅ′は上昇し、ロ
ープ移動方向Ｔの反対に引張られると下部二段滑車８
ｅ′、８ｅ′は下降するように作用し、それにつれてフ
ック８ｃ′、８ｃ′が上下する。一方ロープ移動方向Ｕ
と反対方向にロープ８ｆ′が引張られるとロープ移動方
向Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔも反対方向に移動し、下部二段滑
車８ｅ′、８ｅ′は上昇し、ロープ移動方向Ｕに引張ら
れると下部二段滑車８ｅ′、８ｅ′は下降するように作
用し、それにつれてフック８ｃ′、８ｃ′が上下する。
したがって、吊上げ部８′ではロープ８ｆ′の下部端末
の左右いずれかを上下することによって、フック８
ｃ′、８ｃ′を上下することができので、上下動作に際
し特別の注意をする必要がない。
【００１３】上部滑車と下部滑車の組合わせは必ずしも
二段と二段又は三段と二段に限定されず、各一段又は三
段以上としてもよいが、女子、子供でも簡易な操作で軽
く引っ張るだけで高所位置まで自転車を吊上げるという
本発明の目的と、できるだけ簡易な構造という観点から
して前記した通り二段と二段又は三段と二段とするのが
好ましい。吊上げた自転車は移替えができればよく、係
止部７と吊上げ部８の前後配設位置はそれぞれ入替えて
もよく、その場合はフック７ｃ、７ｃは係止口が前向き
であり、フック８ｃ、８ｃは係止口が後向きとなる。
又、フック７ｃ、７ｃ、と８ｃ、８ｃの各係止口は必ず
しも反対向きとする必要はなく、同じ向きであってもよ
い。フック７ｃ、８ｃの形状は特に限定はないが、二股
状とすることにより、図４（ｂ）、（ｃ）に示す如く、
通常ハンドル部を係止し吊り下げて自転車を安定的に保
持ことができるので望ましい。
二段と二段又は三段と二段に限定されず、各一段又は三
段以上としてもよいが、女子、子供でも簡易な操作で軽
く引っ張るだけで高所位置まで自転車を吊上げるという
本発明の目的と、できるだけ簡易な構造という観点から
して前記した通り二段と二段又は三段と二段とするのが
好ましい。吊上げた自転車は移替えができればよく、係
止部７と吊上げ部８の前後配設位置はそれぞれ入替えて
もよく、その場合はフック７ｃ、７ｃは係止口が前向き
であり、フック８ｃ、８ｃは係止口が後向きとなる。
又、フック７ｃ、７ｃ、と８ｃ、８ｃの各係止口は必ず
しも反対向きとする必要はなく、同じ向きであってもよ
い。フック７ｃ、８ｃの形状は特に限定はないが、二股
状とすることにより、図４（ｂ）、（ｃ）に示す如く、
通常ハンドル部を係止し吊り下げて自転車を安定的に保
持ことができるので望ましい。
【００１４】図４（ａ）に自転車駐車装置１の全体を示
す。自転車駐車装置１は、係止部７のフック７ｃ、７ｃ
は係止口が後向きに、吊上げ部８のフック８ｃ、８ｃは
係止口が前向きの例が示され、係止部７及び吊上げ部８
はレール部３から吊下された吊下げレバー７ａ及び吊上
げレバー８ａによってそれぞれ独立にレール部３を左右
に移動可能であり、通常吊上げ部８は１個、係止部７は
複数個が備えられるが、その個数選定は自転車駐車装置
１の設置スペース、収納自転車の台数に応じて選択すれ
ばよい。レール部３は通常高さ１．８ｍ前後で、左右幅
は収納自転車の台数に応じて選択すればよい。自転車を
駐車する際の動作としては、先ず収納しようとする自転
車１０の位置まで吊上げレバー８ａを移動し、図４
（ｂ）、（ｃ）に示すようにハンドル１０ａ、１０ａを
フック８ｃ、８ｃの係止口に掛けてロープ８ｆをロープ
移動方向Ｔに引張ることによって吊上げた後、空いてい
るフック７ｃ、７ｃに移して係止することにより行う
が、ロープの引張りは滑車作用により女子、子供でも簡
易な操作で高所位置まで吊上げることができ、狭いスペ
ースに多数の自転車を収容駐車させることができる。フ
ック７ｃ、７ｃに自転車１０をキーでロックするとによ
り盗難防止も容易に可能となる。
す。自転車駐車装置１は、係止部７のフック７ｃ、７ｃ
は係止口が後向きに、吊上げ部８のフック８ｃ、８ｃは
係止口が前向きの例が示され、係止部７及び吊上げ部８
はレール部３から吊下された吊下げレバー７ａ及び吊上
げレバー８ａによってそれぞれ独立にレール部３を左右
に移動可能であり、通常吊上げ部８は１個、係止部７は
複数個が備えられるが、その個数選定は自転車駐車装置
１の設置スペース、収納自転車の台数に応じて選択すれ
ばよい。レール部３は通常高さ１．８ｍ前後で、左右幅
は収納自転車の台数に応じて選択すればよい。自転車を
駐車する際の動作としては、先ず収納しようとする自転
車１０の位置まで吊上げレバー８ａを移動し、図４
（ｂ）、（ｃ）に示すようにハンドル１０ａ、１０ａを
フック８ｃ、８ｃの係止口に掛けてロープ８ｆをロープ
移動方向Ｔに引張ることによって吊上げた後、空いてい
るフック７ｃ、７ｃに移して係止することにより行う
が、ロープの引張りは滑車作用により女子、子供でも簡
易な操作で高所位置まで吊上げることができ、狭いスペ
ースに多数の自転車を収容駐車させることができる。フ
ック７ｃ、７ｃに自転車１０をキーでロックするとによ
り盗難防止も容易に可能となる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の自転車駐車装置は、特別な保守
点検を要しない簡易な構造で、女子、子供でも簡易な操
作で高所位置まで自転車を吊上げた後、引続いてフック
に自転車を係止させ、狭い駐車スペースを有効に活用で
きる。
点検を要しない簡易な構造で、女子、子供でも簡易な操
作で高所位置まで自転車を吊上げた後、引続いてフック
に自転車を係止させ、狭い駐車スペースを有効に活用で
きる。
【図１】本発明の自転車駐車装置に用いる（ａ）レール
部、可動部、係止部及び吊上げ部の一例を示す概略説明
図、（ｂ）レール部、可動部の他の例を示す概略説明図
である。
部、可動部、係止部及び吊上げ部の一例を示す概略説明
図、（ｂ）レール部、可動部の他の例を示す概略説明図
である。
【図２】本発明の自転車駐車装置に用いる吊上げ部の他
の例を示す概略説明図である。
の例を示す概略説明図である。
【図３】（ａ）は図１（ａ）の、（ｂ）は図１（ｂ）の
それぞれ可動部、係止部及び吊上げ部の取付け状態を示
す概略説明図である。
それぞれ可動部、係止部及び吊上げ部の取付け状態を示
す概略説明図である。
【図４】図１の部材を用いた自転車駐車装置の一例を示
す概略説明図である。（ｂ）、（ｃ）は、（ａ）の自転
車駐車装置による自転車保持状態を示す概略説明図であ
る。
す概略説明図である。（ｂ）、（ｃ）は、（ａ）の自転
車駐車装置による自転車保持状態を示す概略説明図であ
る。
【図５】図４（ａ）の自転車駐車装置に用いる架台の一
部を拡大して示す概略説明図である。
部を拡大して示す概略説明図である。
１ 自転車駐車装置 ２ 架台 ２ａ サイドフレーム ２ｂ 底面フレーム ２ｃ 後横桟 ２ｄ 左右横桟 ３ レール部 ３ａ、３ｆ 上面板 ３ｂ、３ｇ 側面板 ３ｃ、３ｈ 前後底面板 ３ｄ、３ｉ 中央支持板 ３ｅ、３ｊ 中央底面板 ４ 固定板 ５ 固着具 ６ 可動部 ６ａ 平車 ６ｂ 座金 ６ｃ、６ｆ、８ｇ、８ｈ、８ｇ′、８ｈ′ 軸 ６ｄ 戸車 ６ｅ 枠材 ７ 係止部 ７ａ、 吊下げレバー ７ｂ、８ｂ、８ｂ′ チェーン ７ｃ、８ｃ、８ｃ′ フック ８、８′ 吊上げ部 ８ａ、８ａ′ 吊上げレバー ８ｄ、８ｅ、８ｄ′、８ｅ′ 滑車 ８ｆ、８ｆ′ ロープ ８ｉ、８ｉ′ アーム １０ 自転車 １０ａ ハンドル ｄ1 、ｄ2 間隙 Ｐ、Ｑ、Ｒ、Ｓ、Ｔ、Ｕ ロープ移動方向
Claims (4)
- 【請求項１】 立設された架台上端部に水平に渡され前
後に仕切られたレール部内に前後各一対の車輪が回動可
能に配設され、前記一方の一対の車輪間に固着された吊
下げ部材下部に係止口を有するフックを吊下した係止部
と、前記他方の一対の車輪間に固着された吊上げ部材下
部にロープが掛渡された上下部滑車を吊下し該下部滑車
軸に下部に係止口を有するフックを吊下した吊上げ部と
を備え、前記ロープの上下により前記下部滑車を上下動
可能とし、前記車輪のレール部内での滑動により前記係
止部と前記吊上げ部はそれぞれ独立に移動可能とされて
いることを特徴とする自転車駐車装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の自転車駐車装置におい
て、上部滑車は二段又は三段とされ下部滑車は二段とさ
れていることを特徴とする自転車駐車装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載の自転車駐車装置
において、フックが二股状とされていることを特徴とす
る自転車駐車装置。 - 【請求項４】 請求項１、２又は３に記載の自転車駐車
装置において、複数の係止部と単数の吊上げ部とを備え
たことを特徴とする自転車駐車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13079596A JPH09290779A (ja) | 1996-04-27 | 1996-04-27 | 自転車駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13079596A JPH09290779A (ja) | 1996-04-27 | 1996-04-27 | 自転車駐車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290779A true JPH09290779A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15042882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13079596A Pending JPH09290779A (ja) | 1996-04-27 | 1996-04-27 | 自転車駐車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290779A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107165444A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-15 | 东北大学 | 基于triz的共享单车停车装置及其设计方法 |
| CN107804392A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-03-16 | 天津城建大学 | 直立式自行车停车装置及其工作方法 |
| CN109305258A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-02-05 | 宁波腾隆户外用品有限公司 | 自动车停放装置 |
-
1996
- 1996-04-27 JP JP13079596A patent/JPH09290779A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107165444A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-15 | 东北大学 | 基于triz的共享单车停车装置及其设计方法 |
| CN107804392A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-03-16 | 天津城建大学 | 直立式自行车停车装置及其工作方法 |
| CN109305258A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-02-05 | 宁波腾隆户外用品有限公司 | 自动车停放装置 |
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