JPH0929027A - 清浄空気吹出装置 - Google Patents

清浄空気吹出装置

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JPH0929027A
JPH0929027A JP20384395A JP20384395A JPH0929027A JP H0929027 A JPH0929027 A JP H0929027A JP 20384395 A JP20384395 A JP 20384395A JP 20384395 A JP20384395 A JP 20384395A JP H0929027 A JPH0929027 A JP H0929027A
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JP
Japan
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plate
clean air
casing
air blowing
bent
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JP20384395A
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English (en)
Inventor
Yojiro Miyaji
洋二郎 宮地
Takayuki Nokura
隆行 野倉
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の軽量化が図られ、組立てから完成
までの工期が短縮されかつ製造コストが安い清浄空気吹
出装置を提供することにある。 【解決手段】 ケーシング内にフィルタを内蔵した清浄
空気吹出装置であって、前記ケーシングは、天井部を形
成する天板、側面部を形成する側板、前記側板の内壁面
に取り付けられるフィルタ受けフレームおよび前記天板
の外側面に取り付けられるダクト接続フランジからなる
ケーシング部材から構成され、これらのケーシング部材
の接合部分をリベット工法およびビス止め工法のいずれ
かまたは両方の工法を用いて固定することによって組み
立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内にフ
ィルタを内蔵した清浄空気吹出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の清浄空気吹出装置に用い
られるケーシングは、溶接工法により組み立てられ、組
立て後に溶接箇所を研磨、塗装をして仕上げる方式をと
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の清浄空気吹出装置には、以下記載するような問
題点がある。 (1)ケーシングを形成する各板材には、溶接による歪
みや溶接箇所の厚み減少による強度低下を防止するた
め、厚手の板材を使用せざるを得なかった。つまり、ケ
ーシングに使用上求められる強度を得るのに必要な板厚
よりも30%以上も余計な厚さのものを用いなければな
らなかった。このため、ケーシングの重量を高め、移送
や据付け等の取扱いに困難を来すとともに、材料費のコ
ストアップを生じる原因となっていた。
【0004】(2)溶接や研磨といった作業は、特殊技
能を要することや作業環境がクリーンでないことなどか
ら、若者に敬遠されがちで、若手技術者の育成が困難な
ものとなっていた。 (3)溶接や研磨といった作業の場合、上記したように
特殊技能を要する上、製品の品質コントロールは作業者
の技能に依存するところが大きいことなどから、品質管
理が容易ではなかった。 (4)溶接工法による場合、ケーシングを構成する各部
材への塗装は組立て後に行うことになるため、塗装に多
大な手間を要していた。
【0005】(5)ケーシングの組立てから完成までの
工程が複雑かつ長期を要することから、仕込み生産が困
難であり、短納期への対応が困難であった。 (6)ケーシング本体の側面部同士の接続部におけるシ
ーリングは線シールによってなされているので、シーリ
ングの確実性が良好ではなかった。 (7)溶接工法による場合、溶接時に、ケーシングに歪
みやスラグが発生することから、外観性や塗装性を低下
させる原因となっていた。 かくして、本発明の目的は、上記問題点を解消し、装置
全体の軽量化が図られ、組立てから完成までの工期が短
縮されかつ製造コストが安い清浄空気吹出装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の清浄空気吹出装
置は、ケーシング内にフィルタを内蔵した清浄空気吹出
装置であって、前記ケーシングは、天井部を形成する天
板、前記天板に取り付けられて側面部を形成する側板、
前記側板の内壁面に取り付けられるフィルタ受けフレー
ムおよび前記天板の外側面に取り付けられるダクト接続
フランジを含むケーシング部材から構成され、これらの
ケーシング部材の接合部分をリベット工法およびビス止
め工法のいずれかまたは両方の工法を用いて固定するこ
とによって組み立てられていることを特徴とする。
【0007】前記天板は、その周辺部が下方に垂直に折
り曲げられて、その折曲げ部が前記側板の上部を覆うよ
うにして側板に固定されていることを特徴とする。前記
側板は、4枚の板材から成り、そのうち2枚の板材は両
側端部に折曲げ部を有し、該折曲げ部において他の2枚
の板材と固定されており、また、前記側板には、それぞ
れの側板を形成する際に板材の下端部に天井取付フレー
ムとしての折曲げ部が形成されており、隣り合う前記天
井取付フレーム同士の突合せ部が突き合わされてLアン
グルで固定されていることを特徴とする。
【0008】前記フィルタ受けフレームは、一枚板から
の打抜きで形成され、かつ周辺部が折り曲げられて前記
側板にこの折曲げ部の先端を天井部側に向けて固定され
ていることを特徴とする。前記フィルタ受けフレームに
は、フィルタ固定用ボルトがシールガスケットと長ナッ
トを介して固定されていることを特徴とする。前記ダク
ト接続フランジに、ポップナットが取り付けられている
ことを特徴とする。
【0009】以下、前記構成によって奏される作用につ
いて説明する。本発明の清浄空気吹出装置では、ケーシ
ングを、従来の溶接工法によらず、接合する板材に、あ
らかじめ下穴を開けておき、リベットやビス等の接合部
品を用いて固定する方法、すなわちリベット工法やビス
止め工法によって組み立てることにより、板材の薄手化
を図ることができる。しかも、使用時にケーシング部材
の中で集中的に力が加わる天板には、周辺部に折曲げを
施し、該折曲げ部を側板の上部と重ね合わせて接合した
ことにより、天板にかかる力を効率的に側板へと分散で
きるので、ケーシングとしての必要強度を失うことな
く、板材の薄手化を図ることができる。
【0010】また、4枚の側板を用い、両側端部に90
゜の折曲げ部分を有する2枚が向き合うように、しかも
該折曲げ部分が折曲げを施さない残りの2枚の側板の端
部外側で重なるようにして組み合わせてケーシング本体
の側面部を形成することによって、ケーシング本体の側
板同士の接続部におけるシーリングには、面シールによ
るシールが可能となるので、シーリングの確実性が向上
する。また、側板の下端部に天井取付フレームを一体的
に設けることにより、別仕様の天井取付フレームを取り
付ける必要もなく、作業性が改良される。また、フィル
タ受けフレームを一枚板からの打ち抜きで形成したもの
を使用することにより、該フレームの歪み発生もなく、
作業性が改良される。
【0011】また、フィルタ固定用ボルトを、長ナット
を介してボルト締めによってフィルタ受けフレームに固
定することによって、フィルタの各種厚さ仕様に容易に
対応できる。また、ケーシングをリベット工法またはビ
ス止め工法によって組み立てることにより、鋼板の歪み
発生がなく、外観が良好となるとともに、組立て前の状
態において各部材に塗装を施すことが可能となるので、
塗装作業効率を大幅に向上できる。また、溶接、研磨、
塗装等の特殊技能を必要としたり品質管理が困難な工程
を省略または簡素化できるので、製造が容易となり大幅
なコストダウンが図れる。また、組立工程が大幅に簡略
化され、しかも組立て後の塗装工程が省略されたことに
より、組立てから完成までの工期を短縮でき、仕込み生
産が可能となる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例を図面に
基づき詳細に説明するが、本発明はこれら実施例の内容
に限定されるものではない。 (実施例)図1は、ケーシングの組立分解斜視図の一例
を示したものであり、図2はケーシングの断面図であ
り、図3はケーシングのダクト方向からみた断面図であ
る。
【0013】ケーシングの製作は以下に示す(1)〜
(13)の手順で行った。 (1)天板1、側板2およびLアングル3は、厚さ0.
8mmの亜鉛メッキ鋼板原板より、また、フィルタ受け
フレーム4およびダクト接続フランジ5は、厚さ2.0
mmの亜鉛メッキ鋼板原板より、それぞれNCタレット
パンチにて所定の形状に打ち抜くことにより作製され
る。尚、打抜きと同時に、天板1、側板2、Lアングル
3、フィルタ受けフレーム4およびダクト接続フランジ
5の各部材には、NCタレットパンチにて所定箇所にリ
ベット6およびポップナット7取付けのための穴が開け
られる。
【0014】(2)天板1、側板2、フィルタ受けフレ
ーム4およびダクト接続フランジ5のそれぞれの所定箇
所に、プレス機により折曲げを施す。すなわち、天板1
は、周辺部が下方に90゜折り曲げられる。側板2は、
両側端部に90゜の折り曲げ部を有しかつ上端部が内側
に90゜折り曲げられまた下端部が外側90゜、さらに
その先端部分が上方に90゜折り曲げられた2枚の側板
と、両側端部に折り曲げ部を有しないが上端部が内側に
90゜折り曲げられまた下端部が外側に90゜、さらに
その先端部分が上方に90゜折り曲げられた2枚の側板
とからなる。また、フィルタ受けフレーム4は、一枚板
の打抜きにより形成されかつ周辺部が垂直に折り曲げら
れている。 (3)天板1、側板2、Lアングル3、フィルタ受けフ
レーム4、ダクト接続フランジ5およびフィルタ固定用
ボルト8の各部材に、塗装を施す。ただし、板材にカラ
ー鋼板を用いる場合には、前記塗装工程を省略すること
ができる。
【0015】(4)4枚の側板2を、両側端部に90゜
の折り曲げが施された2枚が向き合うように、しかも該
折曲げ部が折り曲げを施さない側板2の端部外側で重な
るようにして組み合わせ、接続箇所をリベット6により
固定してケーシング本体側面部を形成する。この場合、
それぞれの側板2は、その上端部が内側に折り曲げら
れ、しかも折曲げ部の両端は45゜に斜めカットされ
て、隣り合う側板2と突き合って上部突合せ部9を形成
し、また、その下端部は外側に折り曲げられて天井取付
フレーム10を形成し、その天井取付フレーム10の先
端部は垂直に上方に立ち上げられており、しかも外側に
折り曲げられた部分の両端は隣り合う天井取付フレーム
10と突き合わされて下部突合せ部11を形成してい
る。
【0016】(5)上記(4)において形成されたケー
シング本体側面部の下部突合せ部11は、そのコーナ一
部分において、例えば、天井取付フレーム10の先端部
の上方に立ち上げられた部分において、Lアングル3を
用いてさらに固定される。 (6)フィルタ受けフレーム4を、折曲げ部先端を上方
に向けてケーシング本体側面部の内側面にリベットによ
り固定する。 (7)周辺部が下方に90゜折り曲げられた天板1を、
該折曲げ部が側板2の上端部を覆うようにして前記ケー
シング本体側面部と組み合わせ、接続箇所をリベットに
より固定してケーシング本体を形成する。 (8)側板2のダクト接続部短辺(接続部の左右側端
部)の内側縁面2ヶ所および天板1のコーナ一部分4ヶ
所の内側面に、それぞれ補強鋼板をリベットにより取り
付け、それぞれダクト接続および天井吊込み施工の際の
補強とする。
【0017】(9)ダクト接続フランジ5を、天板1の
外側面の所定位置にリベットにより取り付けて、ケーシ
ング本体と一体化する。 (10)ダクト続接部および吹出パンチング12の取付
け部の穴に、ポップナット7を取り付ける。 (11)フィルタ受けフレーム4の所定箇所に、フィル
タ固定用ボルト8を、シールガスケット13と長ナット
14を介して取り付ける。 (12)上記各部材の接続箇所、リベット取付け箇所お
よびフィルタ受けフレーム4のフィルタ固定用ボルト取
付け箇所に、シリコーン樹脂系コーキング剤を用いてシ
ールを施す。図2および図3において15はシール部の
例を示す。 (13)シリコーン樹脂系コーキング剤の十分な固乾を
もって完成とする。
【0018】上記手順により組み立てられたケーシング
(図2および図3)に、フィルタ16(図4)を組み込
み、さらに吹出パンチング12を取り付けて清浄空気吹
出装置を完成させた。図4には、この清浄空気吹出装置
の天井面17への据付け施工の一例を示す。図4におい
て18はダクト、19はガスケット、20はシール部、
21はフィルタ固定金具を示す。尚、上記ケーシングの
板材は、本清浄空気吹出装置の使用条件により、前記亜
鉛メッキ鋼板以外の材質を選択して用いることができ
る。すなわち、腐食を受け易い環境で使用する場合で防
錆性を重視する時には、ステンレス鋼板を、また、据付
けが困難な場所に設置する場合で軽量性を重視する時に
は、アルミ板を用いる。
【0019】(比較例)次に比較のために従来技術であ
る溶接工法によってケーシングを組立て、フィルタ、パ
ンチング板を組込んで清浄空気吹出装置を完成させて、
本発明の装置と比較する。図5は、従来技術におけるケ
ーシングの組立分解斜視図の一例を示したものであり、
図6はケーシングの断面図であり、図7はケーシングの
ダクト方向からみた断面図である。
【0020】ケーシングの製作は、以下に示す(a)〜
(p)の手順で行った。 (a)天板31、側板32および短管形成用鋼板33
は、厚さ1.2mmの亜鉛メッキ鋼板原板より、また、
フィルタ受けフレーム34形成用鋼板は、厚さ3.2m
mの亜鉛メッキ鋼板原板より、それぞれNCタレットパ
ンチにて所定形状に打ち抜くことにより作製される。 (b)所定形状に打ち抜かれた側板32、短管形成用鋼
板33およびフィルタ受けフレーム34形成用鋼板の所
定箇所に、図5に示すように、プレス機により折曲げを
施す。
【0021】(c)天井取付フレーム35およびダクト
接続フランジ36を、厚さ3.0mmの一般構造用圧延
鋼板より成る等辺山形鋼(30mm×30mm)を所定
の寸法に切断することにより形成する。 (d)4枚のフィルタ受けフレーム34形成用鋼板を、
連続溶接により接合し、フィルタ受けフレーム34を形
成する。 (e)32のダクト接続部短辺(接続部の左右端)に、
短管形成用鋼板33を点溶接により接合し、ダクト接統
用短管37を形成する。尚、長辺(接続部の上下端)の
短管形成用鋼板33は、天板31または側板32との一
体構造で形成されている。
【0022】(f)上記(e)において形成されたダク
ト接続用短管37の先端部分に、ダクト接続フランジ3
6を連続溶接により接合し、天井吊込み施工の際の補強
とする。 (g)2枚のL字状断面の側板32を、側端部の折曲げ
部がもう1枚の側板32の端部内側(折曲げを施してい
ない側端部)で重なるようにして組み合わせ、接続部分
を点溶接により接合してケーシング本体側面部を形成す
る。 (h)上記(g)により形成されたケーシング本体側面
部に、天板31を、側板32の上部折曲げ部を覆うよう
にして組み合わせ、接続部分を点溶接により接合してケ
ーシング本体を形成する。 (i)天板31の内側面のコーナ一部分4ヶ所に、補強
鋼板を点溶接により接合し、天井吊込み施工の際の補強
とする。
【0023】(j)前記(d)において形成されたフィ
ルタ受けフレーム34を、折曲げ部先端を下方に向けて
ケーシング本体側面部の内側面に点溶接により接合す
る。 (k)フィルタ受けフレーム34の所定箇所に、フィル
タ固定用ボルト38を連続溶接により接合する。 (l)ケーシング本体側面部の下端部分に、天井取付フ
レーム35を連続溶接により接合する。 (m)上記(d)〜(l)において溶接を施した箇所に
研磨を施し、溶接により生じたスラグを取り除き表面を
平滑に整える。 (n)上記(d)〜(m)により形成されたケーシング
に塗装を施す。
【0024】(o)連続溶接による接合部以外の接合部
に、シリコーン樹脂系コーキング剤を用いてシールを施
す。図6において、39はシール部を示す。 (p)シリコーン樹脂系コーキング剤の十分な固乾をも
って完成とする。 上記手順により組み立てられたケーシング(図6および
7)に、実施例の場合と同様に、フィルタを組み込み、
さらに吹出パンチング40を取り付けて従来技術による
清浄空気吹出装置を完成させた。上記実施例により得ら
れた清浄空気吹出装置と従来技術による装置とについ
て、装置重量および標準工期を比較し、表1にその結果
を示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、本発明の清浄空
気吹出装置の場合、従来技術の装置に比べ、装置全体で
20%以上の軽量化が図れるとともに、製作にかかる期
間を30%以上短縮できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。 (l)ケーシング板材の薄手化により、装置全体で20
%以上の軽量化が図れるので、製作時および施工時にお
ける取扱性を大幅に向上できるとともに、材料費のコス
トダウン化が図れる。 (2)ケーシングをリベット工法またはビス止め工法に
よって組み立てることにより、組立て前の状態において
各部材に塗装を施すことが可能となるので、塗装作業効
率を大幅に向上できる。 (3)溶接、研磨、塗装等の特殊技能を必要としたり品
質管理が困難な工程を省略または簡素化できるので、製
造が容易となり大幅なコストダウンが図れる。 (4)フィルタ固定用ボルトは、長ナットを介してボル
ト締めによってフィルタ受けフレームに固定されている
ので、フィルタの各種厚さ仕様に容易に対応できる。
【0028】(5)ダクト接続用短管がないので、天井
面への据付けが容易に行える。 (6)溶接工程を省略できるので、作業環境の良化が図
れるとともに、作業スペースを有効に活用できる。 (7)組立工程が大幅に簡略化され、しかも組立て後の
塗装工程が省略されたことにより、組立てから完成まで
の工期を短縮でき、仕込み生産が可能となる。 (8)ケーシングの組立ては、リベット工法またはビス
止め工法によるため、リベットまたはビス取付け用穴の
穴開け精度さえ確実にコントロールすれば、組立て後の
ケーシングの寸法管理は容易かつ確実に行える。 (9)ケーシングをリベット工法またはビス止め工法に
よって組み立てることにより、鋼板の歪み発生がなく、
外観が良好となる。 (10)ケーシング本体の側面部同士の接続部における
シーリングには、面シールが可能となるため、シーリン
グの確実性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清浄空気吹出装置のケーシングの組立
分解斜視図。
【図2】本発明の清浄空気吹出装置のケーシングの断面
図。
【図3】本発明の清浄空気吹出装置のケーシングのダク
ト方向からみた断面図。
【図4】ケーシングにフィルタおよび吹出パンチングを
取付けて得た本発明の清浄空気吹出装置の断面図。
【図5】従来技術による清浄空気吹出装置のケーシング
の組立分解斜視図。
【図6】従来技術による清浄空気吹出装置のケーシング
の断面図。
【図7】従来技術による清浄空気吹出装置のケーシング
のダクト方向からみた断面図。
【符号の説明】
1 天板 2 側板 3 Lアングル 4 フィルタ受けフレーム 5 ダクト接続フランジ 6 リベット 7 ポップナット 8 フィルタ固定用ボルト 9 上部突合せ部 10 天井取付フレーム 11 下部突合せ部 12 吹出パンチング 13 シールガスケット 14 長ナット 15 シール部 16 フィルタ 17 天井 18 ダクト 19 ガスケット 20 シール部 21 フィルタ固定金具 31 天井 32 側板 33 短管形成用鋼板 34 フィルタ受けフレーム 35 天井取付フレーム 36 ダクト接続フランジ 37 ダクト接続用短管 38 フィルタ固定用ボルト 39 シール部 40 吹出パンチング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にフィルタを内蔵した清浄
    空気吹出装置であって、前記ケーシングは、天井部を形
    成する天板、前記天板に取り付けられて側面部を形成す
    る側板、前記側板の内壁面に取り付けられるフィルタ受
    けフレームおよび前記天板の外側面に取り付けられるダ
    クト接続フランジを含むケーシング部材から構成され、
    これらのケーシング部材の接合部分をリベット工法およ
    びビス止め工法のいずれかまたは両方の工法を用いて固
    定することによって組み立てられていることを特徴とす
    る清浄空気吹出装置。
  2. 【請求項2】 前記天板は、その周辺部が下方に垂直に
    折り曲げられて、その折曲げ部が前記側板の上部を覆う
    ようにして側板に固定されていることを特徴とする請求
    項1記載の清浄空気吹出装置。
  3. 【請求項3】 前記側板は、4枚の板材から成り、その
    うち2枚の板材は両側端部に折曲げ部を有し、該折曲げ
    部において他の2枚の板材と固定されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の清浄空気吹出装置。
  4. 【請求項4】 前記側板には、それぞれの側板を形成す
    る際に板材の下端部に天井取付フレームとしての折曲げ
    部が形成されており、隣り合う前記天井取付フレーム同
    士の突合せ部が突き合わされてLアングルで固定されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の清浄空気吹出装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ受けフレームは、一枚板か
    らの打抜きで形成され、かつ周辺部が折り曲げられて前
    記側板にこの折曲げ部の先端を天井部側に向けて固定さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の清浄空気吹出装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ受けフレームには、フィル
    タ固定用ボルトがシールガスケットと長ナットを介して
    固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の清浄空気吹出装置。
  7. 【請求項7】 前記ダクト接続フランジに、ポップナッ
    トが取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の清浄空気吹出装置。
JP20384395A 1995-07-18 1995-07-18 清浄空気吹出装置 Pending JPH0929027A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279903A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Nitta Ind Corp エアフィルタ取付枠
JP2018520748A (ja) * 2016-03-17 2018-08-02 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co.,Limited 調理器具用内鍋及びその製造方法、調理器具
KR101960534B1 (ko) * 2018-09-03 2019-07-15 (주)코리스에어 에어타이트 역풍방지댐퍼

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