JPH0449355Y2 - - Google Patents

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JPH0449355Y2
JPH0449355Y2 JP1986029994U JP2999486U JPH0449355Y2 JP H0449355 Y2 JPH0449355 Y2 JP H0449355Y2 JP 1986029994 U JP1986029994 U JP 1986029994U JP 2999486 U JP2999486 U JP 2999486U JP H0449355 Y2 JPH0449355 Y2 JP H0449355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、集合住宅の玄関などに用いられる鋼
板製の扉枠の改良技術に関するものである。
〔従来の技術〕
玄関扉などに用いられる従来の鋼板製扉枠とし
て、鋼板製の素材を折曲して戸当部が形成された
左右の縦枠と上枠とを例えば接合端部を45度の角
度で切断して、当該切断面部どうしを溶接連結す
ると共に、必要に応じて溶接の肉盛部にサンダー
をかけて見栄え良く平滑化処理し、然る後に錆止
用と化粧用の塗装を施したものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる扉枠を現場で作製するには、長時間にわ
たつて現場敷地を広く占有するなど他の作業との
兼ね合いが問題になつたり、塗装完了までに多く
の職種と手間とがかかつてコスト高になる等か
ら、一般に工場で作製されるのであるが、嵩のあ
る扉枠を現場に持ち込むのに輸送費が高くつき、
かつ、輸送途中で無理な力がかかつて扉枠が歪ん
だり、あるいは溶接による製作歪も生じやすく
て、而して、該歪を矯正することが困難であると
共に極端な場合は矯正が不能で製作コストが高く
つき、その上、溶接の手段をとることから、フア
ツシヨン性が豊かで且つ錆止めや化粧の塗装が不
要であるカラーシート貼着鋼板やカラー鋼板など
を採用し得ない欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、技術的に簡単な改良でありながら、
上記の欠点を悉く解消し得る鋼板製の扉枠を提供
することを目的としており、而して本考案による
扉枠は、凹溝状の戸当部と、該戸当部の対向側板
から互いに相反する外方向に延びる第1,2板部
と、該第1,2板部から前記戸当部とは反対側に
延びる第3,4板部と、該第3,4板部から夫々
内方に延びる第5,6板部、及び、該第5,6板
部から前記戸当部側に延びる第7,8板部が、鋼
板製の素材を夫々略直角に折曲して形成された左
右の縦枠と、該縦枠と同一構成の上枠とを、当該
縦枠及び上枠の第1,2板部と第5,6板部及び
第7,8板部の内面側に当接する第1,2面板が
形成された2個のL字状の連結部材で門型に仮連
結すると共に、前記上枠の戸当部内に位置して前
記2個の連結部材の両第1面板にわたつて貫通す
るボルトと該ボルトに螺合するナツトとにより、
前記左右の縦枠を前記上枠の両端部側に連結固定
した点に特徴がある。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、上枠と左右の縦枠と
に位置決め状態で嵌入するL字状の連結部材を介
して当該上枠と縦枠とを仮連結した上で、左右の
L字状連結部材にわたるボルトとこれに螺合する
ナツトとにより、前記左右の縦枠に上枠を連結固
定した門型の扉枠が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図は扉枠の全体図を示し、第2図はそ
の縦断面を示す。そして第3図は扉枠の要部の分
解斜視図を示すものであつて、図において、A,
Aは左右の縦枠で、木目模様等の印刷が施された
例えば塩化ビニルのカラーシート(図示せず)が
貼着された鋼板製素材を、前記カラーシートを外
面側に向ける状態で夫々所定通り略直角に折曲せ
しめて、凹溝状の戸当部A0と、該戸当部A0の対
向側板a1,a1の縁部から互いに相反する外方向に
延びる第1,2板部A1,2と、該第1,2板部A1,2
の縁部から前記戸当部A0とは反対側に延びる第
3,4板部A3,4と、該第3,4板部A3,4の縁部か
ら夫々内方に延びる第5,6板部A5,6と、この第
5,6板部A5,6の縁部から前記戸当部A0側に延び
る第7,8板部A7,8、及び、該第7,8板部A7,8
の縁部から夫々内方に延びる第9,10板部A9,10
を形成して成り、かつ前記第9,10板部A9,10
は、木軸取付用のボルト挿通dを穿設してある。
Bは上枠で、前記縦枠Aと略同一構成(前記縦
枠Aの戸当部A0と第1〜第10板部A0〜A10に相当
する構成部品に対応させてB0とB1〜B10を付して
説明を省略する)のものであり、該上枠Bの両端
部側夫々において、第5,6板部B5,6を除く板部
B1〜B4,B7〜B10と戸当部B0がクランク状に切
除され、かつ、前記両縦枠A,Aの上端部側にお
いては戸当部A0が切除されている。
具体的には、第4図に示すように、前記縦枠A
の第1,5板部A1,5の外面間寸法l1に相当する寸
法分だけ、上枠Bの両端部側の板部B1〜B4,B7
〜B10が切除され、かつその切除面から更に、前
記縦枠Aの戸当部A0の高さ寸法l2に相当する分だ
け、戸当部B0の両端部側が切除されている。
一方、前記上枠Bの第1,5板部B1,5の外面間
寸法から板厚分を差し引いた寸法l3だけ、縦枠A
の上端部側の戸当部B0が切除されている。
第1図〜第3図に戻つて、図中のC,Cは前記
左右の縦枠A,Aと上枠Bとを位置決め状態で門
型に仮連結するためのL字状の連結部材であつ
て、前記縦枠A及び上枠Bの端部側に嵌入した状
態で、当該縦枠A及び上枠Bの第1,2板部
A1,2,B1,2と第7,8板部A7,8,B7,8の内面側夫々
に面当接する第1及び第2面板C1,C2,C2が形
成され、かつ、前記第2面板C2,C2の端縁C3
C3が縦枠A及び上枠Bの第5,6板部A5,6B5,6
内面側に当接するように寸法設定されている。
而して、該L字状連結部材Cを前記縦枠Aと上
枠Bとに嵌入した仮連結下において、前記縦枠A
の板部A1,3,5,7及びA2,4,6,8で囲まれた開口端部が上
枠Bの端部側の第5,6板部A5,6で閉じられ、か
つ縦枠Aの第1,2板部A1,2と戸当部A0に、前記
上枠Bの板部B1〜B4,B7〜B10と戸当部B0の切
除端面が当接するようになつている。
そして、上記仮連結下において前記上枠Bの戸
当部B0の空間端部に臨む部位の前記左右の縦枠
A,Aの戸当部側板a2,a2に、第1ボルト挿通孔
d1,d1を穿設すると共に、前記左右縦枠A,Aの
戸当部対向側板a2,a2に対応する前記L字状連結
部材Cの第1面板C1,C1に、前記第1ボルト挿
通孔d1と同芯の第2ボルト挿通孔d2,d2を穿設し
てあり、而して、前記左右のL字状連結部材C,
Cの第1面板C1,C1にわたる長さの総ねじの頭
無しボルト1を、前記上枠Bの戸当部B0内に位
置させた状態で、左右のL字状連結部材C,Cと
縦枠A,Aのボルト挿通孔d2,d1に貫通させると
共に、該ボルト1に螺合するナツト2,2を、前
記第1面板C1,C1を反力点にして締め込むこと
により、前記左右の縦枠A,Aを前記上枠Bの両
端部側に連結固定することができるようになつて
いる。
次に、Dは前記左右の両縦枠A,Aの下端部間
における間隔を規制するための間隔規制部材であ
つて、間隔規制のための所定長さの角筒3の両端
開口を板材4,4で閉塞すると共に、該閉塞板材
4,4の対角線中心部にボルト挿通孔d3を穿設
し、かつ、前記閉塞部材4,4の内面側に前記ボ
ルト挿通孔d3と同芯状になるようにナツト5,5
を溶着して成り、一方、前記左右の縦枠A,Aの
第2板部A2,A2の下端部には、当該第2板部
A2,A2の所定個所に前記間隔規制部材Dの端部
を当接させた状態で、前記ボルト挿通孔d3と同芯
状になるボルト挿通孔d4を穿設してあつて、前記
上枠Bと左右の縦枠A,Aとをボルト1・ナツト
2,2で連結固定した状態で、前記ボルト挿通孔
d4と前記閉塞部材のボルト挿通孔d3とを通して前
記ナツト5にボルト6を締め込んで、前記間隔規
制部材Dを介して前記左右の縦枠A,Aの下端部
どうしをボルト連結することにより、第1図に示
した縦長の扉枠を組み立て製作することができる
のである。
上記の如く組み立てた扉枠を所定位置にセツト
し、かつ第5図及び第6図に示すように、左右の
縦枠A,A及び上枠Bの第9,10板部A9,10
B9,10に木軸7をボルト・ナツト等で取付けると
共に、前記木軸7と第7,8板部A7,8,B7,8との
間に化粧ボード8を差し込み、当該化粧ボード8
を釘止め等によつて木軸7に止着するのである。
尚、前記両縦枠A,Aの下端部側にわたる間隔
規制部材Dのボルト連結作業は、前記上枠Bと左
右の縦枠A,Aとの連結作業と同時的に行つても
或いは先後して行つても良きもので、作業手順に
制約を受けるものではない。
また、前記上枠Bの両端側において該上枠Bの
戸当部B0を寸法l2分だけ切除させたが、この切除
に代えて前記戸当部B0の高さ寸法l4に相当する分
だけ、縦枠Aの上部側の戸当部A0を切除する等
に変更可能であつて、連結部における枠端部切除
の形態は不問である。
更に、左右のL字状連結部材C,Cの第1面板
C1,C1にわたつて総ねじの頭無しボルト1を用
いたが、ねじ部はナツト2の締め付けに必要な長
さだけあれば良く、かつ頭付きボルトにして片ナ
ツト2の形態をとるも良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による扉枠は、上枠
と左右の縦枠とをL字状連結部材を介して位置決
め状態に仮連結した上で、前記上枠を挟み付ける
ようにして該上枠の両端部に縦枠をボルト連結す
る組立式のものであつて、而して、簡単でかつ単
純な少ない労力で短時間に扉枠を組立製作できる
ので、他の作業との兼ね合いが余り問題にならな
いことから、該扉枠を現場で組み立てる手段をと
りやすくなり、そして、かかる現場組み立ての形
態をとれば、扉枠全体の嵩が小さくなつて輸送コ
ストを大幅にダウンすることができると共に、扉
枠の輸送歪や溶接歪に起因しての製作コストのア
ツプも無くなる。
その上、溶接を伴わないことから、上枠及び縦
枠形成用の鋼板製素材として、フアツシヨン性が
豊かで且つ錆止めや化粧塗装が不要なカラーシー
ト貼着鋼板やカラー塗装鋼板を採用することが可
能になり、延いては、塗装作業の削減によつて製
作コストならびに製作時数の低減を図ることがで
きる。
そして、前記L字状連結部材において、それの
第1,2面板を縦枠及び上枠の第1,2板部と第
7,8板部とに当接させた状態で、前記第2面板
の端縁を縦枠と上枠の第5,6板部の内面側に当
接させるようにしてあるので、前記第2面板が片
持ち状の第5,6板部の補強材として機能し、し
かも、前記上枠と縦枠及びこれらに嵌入するL字
状連結部材に製作誤差を生じたとしても、L字状
連結部材の第2面板あるいは上枠及び縦枠の第5
〜8板部を少し撓ませるようにすれば、上枠と縦
枠に対するL字状連結部材の嵌入連結が可能にな
る。
即ち、前記L字状連結部材の第2面板を上枠及
び縦枠の第3,4板部に当接させる構成にして
も、該L字状連結部材によつて上枠と縦枠とを位
置決め状態で嵌入連結し得るのであるが、第5,
6板部に対する補強機能を逸するだけでなく、前
記製作誤差を生じた場合に、L字状連結部材によ
る嵌入連結が不能になつたり、あるいは、L字状
連結部材を無理に嵌入させることによつて、外部
から丸見えになる第3,4板部のL字状連結部材
嵌入部が局部的にいびつに膨らんで、見栄えが悪
くなつてしまう虞があるのであり、この点にあつ
て本考案の特定構成によれば、上記の事態を未然
に防ぐことができるのであり、全体として、技術
的に簡単な改良でありながら、従来技術の溶接に
よる扉枠構造が内在するところの欠点を悉く解消
できると共に、更に見栄えの良い仕上がりを期し
得る扉枠を提供できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は扉枠
の全体正面図、第2図は扉枠の全体縦断側面図、
第3図は要部の分解斜視図、第4図は縦枠と上枠
との連結説明図、第5図は第1図のV−V線断面
図、第6図は第1図の−線断面図である。 A……縦枠、B……上枠、A0,B0……戸当部、
A1〜A8,B1〜B8……第1〜8板部、C……L字
状の連結部材、C1,2……第1,2面板、1……ボ
ルト、2……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凹溝状の戸当部と、該戸当部の対向側板から互
    いに相反する外方向に延びる第1,2板部と、該
    第1,2板部から前記戸当部とは反対側に延びる
    第3,4板部と、該第3,4板部から夫々内方に
    延びる第5,6板部、及び、該第5,6板部から
    前記戸当部側に延びる第7,8板部が、鋼板製の
    素材を夫々略直角に折曲して形成された左右の縦
    枠と、該縦枠と同一構成の上枠とを、当該縦枠及
    び上枠の第1,2板部と第5,6板部及び第7,
    8板部の内面側に当接する第1,2面板が形成さ
    れた2個のL字状の連結部材で門型に仮連結する
    と共に、前記上枠の戸当部内に位置して前記2個
    の連結部材の両第1面板にわたるボルトと該ボル
    トに螺合するナツトとにより、前記左右の縦枠を
    前記上枠の両端部側に連結固定して成る組立式扉
    枠。
JP1986029994U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0449355Y2 (ja)

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JPS62141891U JPS62141891U (ja) 1987-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS527704Y2 (ja) * 1972-02-29 1977-02-18
JPS5029047U (ja) * 1973-07-07 1975-04-02

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JPS62141891U (ja) 1987-09-07

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