JPH0721684Y2 - 木質パネルの接合構造 - Google Patents

木質パネルの接合構造

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JPH0721684Y2
JPH0721684Y2 JP1987032223U JP3222387U JPH0721684Y2 JP H0721684 Y2 JPH0721684 Y2 JP H0721684Y2 JP 1987032223 U JP1987032223 U JP 1987032223U JP 3222387 U JP3222387 U JP 3222387U JP H0721684 Y2 JPH0721684 Y2 JP H0721684Y2
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JP
Japan
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panel
plate
wood
joining
panels
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Application number
JP1987032223U
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JPS63138307U (ja
Inventor
明 岸
雅明 茂木
Original Assignee
ミサワホ−ム株式会社
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本案は、所定形状に組合せ形成された枠体を芯材として
その両面に合板を貼設して木質パネルを形成し、該パネ
ル同士を接続して所要の家屋を構築する場合の該パネル
の接合構造に関するものである。
〈従来の技術〉 一般に、この種の木質パネルを突合せ接合して壁,床,
屋根等を構成させる場合、その接続部はパネル部材とし
ての強度、或いは家屋としての耐力上等種々の理由か
ら、接着剤の他に釘,各種の接合金物(プレート,アン
カー,フック形状等々)等が利用されている。
しかしてパネル接合にあたり、該接合部を単なる接合と
してではなく、剪断耐力を付与させる必要がある場合に
は、プレート形状の接合金物を用いるのが通常である。
第3図にはその代表的形態を示しているが、木質パネル
1が壁パネルである場合、該パネルの接合部間に矩形の
接合プレート2を架設し、該プレートの片面側に切起し
た多数の爪片2aを利用してパネル面に打ち込み釘を併用
して固定する様にしている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この様な固定接合は実用上、又施工上か
らはいくつかの解決すべき問題点も存していた。すなわ
ち一つは後工程として仕上げに関連する点である。特
に、壁パネルとしての接合では、壁面をクロス貼り、モ
ルタル吹付け等で最終仕上げとするので、平坦に仕上げ
る場合に該接合部はプレート2の板厚分だで凸面にな
り、その被覆処理に手数を要するものであった。
又他の問題点としては利用部位の制限である。例えばパ
ネルの片側面に仕上げ処理が予め施してある場合等は未
処理側から取付けることになるが、そうすると片側面だ
けの施工となり、耐力等上不安の生じ易いものであっ
た。
〈考案の目的〉 以上の様な従来の問題点に鑑み、本案はパネル木口間に
プレートを介設するように構成することでプレートがパ
ネル表面に突出しない構造とし、又プレート自体を凹陥
に納めることでパネル継目にズレを生じさせない接合構
造を提供することを目的するものである。
〈実施例〉 第1図及び第2図は夫々本案実施例の構成分解斜視図と
組付図であるが、図において20は矩形状の板材からなる
接合プレートであり、その両面には夫々切起しによる爪
片21が多数無秩序の配列状態に設けられ又略中央面に後
述のボルト用の挿通孔22が形成されている。又木質パネ
ル1の前記接合プレート20の取付け位置近傍のパネル面
(合板面)には、後述する緊結ボルトの取付用口1aが切
欠してあり、同様にパネル1の対応する木口1cの位置に
ボルト挿通孔1dが穿たれている。3は、前記取付用口1a
から挿通孔1dに通して、所要時対応する隣接パネルの挿
通孔から一端を露呈させ、ナット部材4を利用して該パ
ネル枠、すなわちパネル同士を緊結するボルトである。
上記の如き部材及び構成により、パネル1同士を接合す
る場合には、先ず接合プレート20を一方のパネル1の取
付け位置となる木口1c面に両者のボルト挿通孔1d,22を
位置合わせして当て、適宜の工具で該プレートの当接面
側の爪片21がその木口1cに突き刺さる様に打ち付ける。
次いで接合しようとする他方側のパネル1を、その木口
を前記パネル木口1cに位置合わせして突き当てる。しか
して、ボルト3を一方のパネル面の取付用口1aから挿入
し、木口のボルト挿通孔1dと接合プレート20のボルト挿
通孔22を通して更に他方側の木口のボルト挿通孔からボ
ルト先端部を他方パネル内に露呈させる。次いでナット
部材4を該他方パネルの対応する取付用口からボルト先
端部に螺合し、パネル枠同士を挟んで緊締する。この緊
締作業で、該他方側パネルの木口面に当接状態であった
接合プレート20の他面側の爪片21は突き刺さることにな
る。
以上の作業により、接合プレート21を介して両パネル1,
1はボルト3で緊結され、接合を完了する。
尚、上記において、パネルの木口1cの接合プレート20が
介設される部分を、該プレートの外形と略等しい形状で
かつその板厚分(いずれか一方の木口面にのみ形成され
た座堀の深さ若しくは両木口面に形成された座堀の合計
深さ)だけ凹陥させると、木口面間において接合プレー
トが介設されない部分に隙間が生じない。
しかも接合プレート自体を凹陥内に納めることでプレー
トのズレすなわちパネル継目の経年的ズレが防止でき
る。
〈考案の効果〉 以上の通り本案構成による接合においては、接合プレー
トをパネル木口面間に介設するものであるから接合後の
パネル面には従来の如き凸面部の生じることはなく、後
処理仕上げ等を非常に体裁よく施すことができる。
又、接合プレートは両面全面を利用してパネルを接合す
るのであるから、従来の様な片面での両パネル架設より
も経済的にしてその剪断耐力を著しく高め得ることにな
る。
更に従来のボルトのみによる枠緊結の場合は両パネル間
にスベリが生じる不安も生じたが、本案によれば凹陥内
に納められた接合プレートの略中心を緊締するので安定
した接合状態が得られる。
更に又、パネル片面が予め仕上げ処理してある場合等に
も、木口面で均一的に接合できるから、耐力的にも或い
は施工性等にも何らの不具合が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案実施例要部の構成分解斜視図、 第2図は、その組付状態説明図、 第3図は、従来構成を略示しており(a)は組付状態を
示し、(b)は接合プレートの側面図である。 1……木質パネル,1a……ボルト取付用口,1b……パネル
枠,1c……木口,1d……ボルト挿通孔,20……接合プレー
ト,21……爪片,3……緊結プレート,4……ナット部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体に合板を貼設して木質パネルを形成
    し、 該パネルの木口を突き合わせるとともに接合プレートを
    介設して接続する構造において、 前記接合プレートは、両面に多数の爪片を起立させた矩
    形状の板材からなり、 前記木口間に適宜間隔で介設されるとともに、板材の略
    中央に挿通したボルトにて、該接合プレートを挟んだ状
    態の両枠体を緊結したものであって、 前記接合プレートが介設された木口の部分は板材の外形
    と略等しい形状でかつその板厚分丈凹陥していることを
    特徴とする木質パネルの接合構造。
JP1987032223U 1987-03-05 1987-03-05 木質パネルの接合構造 Expired - Lifetime JPH0721684Y2 (ja)

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JPS63138307U JPS63138307U (ja) 1988-09-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6443952B1 (ja) * 2017-11-24 2018-12-26 装建工業株式会社 構造材、構造材の接続構造および構造材の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243309U (ja) * 1975-09-22 1977-03-28
JPS57190810U (ja) * 1981-05-29 1982-12-03

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JPS63138307U (ja) 1988-09-12

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