JP2003222382A - 分割組立て式角型ダンパーケーシング - Google Patents

分割組立て式角型ダンパーケーシング

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JP2003222382A
JP2003222382A JP2002023119A JP2002023119A JP2003222382A JP 2003222382 A JP2003222382 A JP 2003222382A JP 2002023119 A JP2002023119 A JP 2002023119A JP 2002023119 A JP2002023119 A JP 2002023119A JP 2003222382 A JP2003222382 A JP 2003222382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角型ダンパーケーシングの部品を分割化及び
共用化することで、限られた部品の組合せで幾通りもの
ダンパーケーシングの製作を実現する。 【解決手段】 4個の同形状のコーナーケーシング4と
4個の中間ケーシング2,3からダンパーケーシング1
を形成し、コーナーケーシング4と中間ケーシング2,
3の組立ては、コーナーケーシング4に取り付けられた
接続部6の一部を中間ケーシング2,3の本体部2b、
フランジ部2c及び折り返し部2dの内面に挿入して所
定位置をリベットで固定することにより組立てられる。
プレート部材2,3は全長の異なるものを幾種類か用意
しておき、プレート部材2,3の組合せを変えることで
幾通りものダンパーケーシング1を形成することが可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルの空調設備等
に用いられるダンパーのケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、角型ダンパーケーシング
は1枚の帯状の鋼板を、所定の形状に曲げ加工して、端
部同士を溶接して四角筒状にした後、筒部の開口端の外
側全周にアングルを取り付けてフランジを形成してい
た。
【0003】また、別の方法として、帯状の鋼板をL字
形に曲げ加工した同形状のものを2個合体させて、対角
のコーナー部2箇所で溶接して四角筒状にした後、筒部
の開口端の外側全周にアングルを溶接してフランジを形
成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1枚の
帯状の鋼板を四角筒状に曲げ加工する方法は、加工前の
鋼板の大きさがダンパー4面分となり、製作するダンパ
ーケーシングのサイズによっては鋼板が広大な面積とな
り、それに伴って製作スペースや加工機も大きなものが
必要であった。
【0005】また、鋼板を四角筒状にした後に、フラン
ジ形成のためにアングルを筒部の開口端の外側全周に取
り付けることは、大変手数を要することであった。
【0006】さらに、従来ではダンパーケーシングを組
立てた後、塗装を行っていたが、筒部形成後にアングル
を取り付けていたので、筒部とアングルの接触面は塗装
がされないままの状態になり、その箇所から塗装が剥離
したり、錆が発生しやすい等の問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
分割組立て式角型ダンパーケーシングは、本体部が角筒
状で、その両端に環状のフランジを備えた形態を有する
ダンパーケーシングであって、角筒状の各角部を構成す
るとともに前記環状フランジとなるフランジ部を備える
複数のコーナーケーシングと、それらの各コーナーケー
シング同士を角筒状となるように互いに連結するととも
に前記環状フランジとなるフランジ部を有する複数の中
間ケーシングとが組み付けられて、前記環状フランジを
備えた角筒状に構成される。
【0008】そして、前記コーナーケーシングと前記中
間ケーシングは、前記コーナーケーシングに設けられた
接続部と前記中間ケーシングの接続部とが嵌め合わされ
た後、それらの接続部同士が固定手段により固定される
ことにより組立てられる
【0009】このようにして製作されるため、従来のよ
うな大きな鋼板の曲げ加工や、鋼板端部の接続部分の溶
接は不要となり、限られた種類のパーツ同士の、リベッ
トやボルトナットを用いた組立てで形成されるので、大
幅な作業工程の簡略化が図れる。作業スペースに関して
も、前記中間ケーシング1枚の大きさが従来の1枚もの
の曲げ加工、又はL字形に曲げる加工前の鋼板に比して
小さくなるので、小スペースでの加工や組立てが可能と
なる。
【0010】また、組立て後にダンパーケーシングの開
口端となる、前記コーナーケーシングと前記中間ケーシ
ングの各端部にフランジが設けられ、さらに前記フラン
ジの端部が双方のフランジの内向きに曲げられた形態を
なす。
【0011】前記コーナーケーシングと前記中間ケーシ
ングに予めフランジを設けることにより、従来アングル
を筒部両端の全周に溶接にて後付けしていた作業を省く
ことが可能となる。そして、前記コーナーケーシングと
前記中間ケーシングとも組立て前に塗装が可能になるの
で、従来有していた未塗装部分から生じる塗装剥がれが
生じにくいうえ、防錆効果も向上し、組立て後の外観も
美しく仕上がる。
【0012】また、ダンパーケーシングの開口端のフラ
ンジ端部を双方のフランジの内向きに曲げることで、従
来のアングルを取り付けた場合に比べてフランジ端部の
断面二次モーメントが大きくなるため、ダンパーケーシ
ングの変形をより抑えることができ、形状維持に効果を
発する。
【0013】さらに、前記コーナーケーシングと前記中
間ケーシングの接続の別の手段として、前記コーナーケ
ーシングと前記中間ケーシングとの一方に設けられた段
差部と、他方に設けられた前記段差部に対応した接合部
とが重ね合わせられて、固定手段で固定されて組立てら
れる。
【0014】また、前記ダンパーケーシングは矩形の4
角筒状をなし、前記複数の中間ケーシングのうち、対向
する中間ケーシング同士がそれぞれ同じ長さを有し、各
組の中間ケーシングの長さを変化させることで、幾通り
もの形状寸法のダンパーケーシングを形成することがで
き、さらに前記複数のコーナーケーシングが全て同形状
を有する。
【0015】これにより、対向する中間ケーシングの各
組の長さを幾通りか設定して、各種寸法のものを多数在
庫しておけば、ダンパーケーシングの製作寸法に応じて
所定寸法の中間ケーシングと、共通部品として使用でき
るコーナーケーシングとの組合せでダンパーケーシング
の製作が短時間で行える。
【0016】さらに、組立てられたダンパーケーシング
の前記中間ケーシングと前記中間ケーシングが接続され
たコーナーケーシングとの接続境界にまたがり、前記本
体部と前記フランジと前記フランジの折り返し部との内
側3面に接触する断面形状を有する補強材を取り付ける
こともできる。
【0017】この手段は特に前述した中間ケーシングに
設けられた段差部と、前記段差部に対応したコーナーケ
ーシングの接合部とを重ね合わせて、固定具で止める接
続方法の場合に有効である。その理由としては、ダンパ
ーケーシングの両端にフランジがあっても、フランジ同
士は連結固定されていないので、フランジが一体になっ
ている場合に比べてダンパーケーシングの剛性は劣り、
補強部材を接続された3部品(コーナーケーシング−中
間ケーシング−コーナーケーシング)の開口両端のフラ
ンジの内側に取り付けることで、フランジ同士が連結固
定されてダンパーケーシングの剛性が増し、さらに前記
補強部材が固着されることで前記補強部材自体の強度も
ダンパーケーシングの剛性に寄与することができるから
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1はダンパーケーシング
1の組立て完成図を、図2はダンパーケーシング1の分
解図を示している。
【0019】さらに図3は本発明のダンパーケーシング
1に羽根34等の内部部品を組み付けて、ダンパーが完
成した状態を示している。ここでダンパーケーシング1
の側面に突き出た回転軸31を回転させることで、ダン
パーケーシング1内部で回転軸31に取り付けられた羽
根34が回転する。そして、羽根34とその上下の羽根
35,35に連結桿33が連結金具36を介して連結さ
れることで、羽根35,35も軸32,32を中心にし
て羽根34と同様の回転をする。回転軸31及び軸3
2,32は後述する補強部材5に設けた軸受け穴5aで
回転可能に保持される。以上のような構成で、ダンパー
は回転軸31を回転させることにより、3枚の羽根3
4,35,35の開閉を行い、通過する風量の調整がで
きる。
【0020】ダンパーケーシング1は角筒状で、その開
口両端の外側にフランジ部8を有し、さらにフランジ部
8の外周端部は双方のフランジ部8の対向する向きに折
り返し部9が設けられている。ダンパーケーシング1は
主に4つのコーナー部に位置する4個のコーナーケーシ
ング4と、角筒の4面を構成する4個の中間ケーシング
2,3と、筒部内側の短辺側2面(もしくは立ち上がり
部の2面)に取り付けられた複数(例えば2個)の補強
部材5とから構成されている。
【0021】コーナーケーシング4は4個とも全てが同
形状を有しており、等辺のL字形に曲げられて、ダンパ
ーケーシング1の筒部の一部を形成する本体部4aと、
本体部4aのL字の辺の両端の外側に設けられたフラン
ジ部4bと、フランジ部4bの外周端部に、双方のフラ
ンジ部4bの対向する向きに設けられた折り返し部4c
から構成されている。また、フランジ部4bの湾曲部に
沿って円弧帯状の補強板7が固定具12で取り付けられ
ている。そして補強板7の中央にはフランジ部4bを貫
通して、複数のダンパーケーシング1をつなぎ合わせる
ための接続固定用穴21が開けられており、補強板7は
接続固定部分の補強のために取り付けられる。さらに本
体部4aの2面に1個ずつ接続部6がスポット溶接等の
溶接により取り付けられている。接続部6は、本体部4
a、双方のフランジ部4b及び折り返し部4cの内面に
嵌合して、かつ補強板7の端部に接触するように配置さ
れる。
【0022】接続部6は図6に示すように、接続板部6
aと立ち上がり部6bとを備えている。接続部6は平板
の対向する2辺を折り曲げて立ち上がり部6bを形成
し、底面の立ち上がり部6bのない辺の片側を矩形状に
切り欠き、その結果コの字状になった部分で接続板部6
aを形成している。言い換えれば、長方形の平板の短辺
2辺に、前記短辺の長さよりも長いアングル(L字鋼)
を平板の片側に出っ張らせて一体化させたような形状と
なっている。
【0023】立ち上がり部6b,6b間の外幅及び高さ
はコーナーケーシング4のフランジ部4b、折り返し部
4cの内側に嵌合する寸法となっている。より具体的に
は、接続部6の底板部に相当する板部(両側の立ち上が
り部6b同士を連結する連結板部(6a))の先端側に
は、切欠6gが形成されている。この切欠6gが接続版
部6aの先端側(コーナーケーシング4の角部側を基端
側とすればこれとは反対側)に開口し、上記基端側へ向
かって一定の深さ(奥行き)を有している。
【0024】切欠6gは、この例では両側の立ち上がり
部6bの板面に沿って延びる両側縁部と、それら両側縁
部を上記基端側でつなぐ底側縁部とを備えている。この
ような切欠6gによって、両側の立ち上がり部6bの先
端側(中間ケーシング2へ挿入される又は中間ケーシン
グ2が挿入される側)が、それら両端の立ち上がり部6
b間の対向間隔を増減するように接近・離間方向に弾性
変形しやすくなる。その結果、コーナーケーシング4の
接続部6と中間ケーシング2の一端部(接続部)とを嵌
め合わせる(挿入する)際に、例えば接続部6の互いに
対向する立ち上がり部6bの外面間隔が中間ケーシング
2の内面間隔より多少大きい場合等、双方の組付部品間
にある程度の寸法誤差があっても、切欠6gにより両側
の立ち上がり部6bに一定範囲の弾性変形が許容され、
コーナーケーシング4と中間ケーシング2の組付・嵌合
をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0025】さらに後述するように、それら立ち上がり
部6bの先端側には、先端に向かって漸次立ち上がり部
6bの高さを低くする斜面(テーパ部)6c等の嵌合
(挿入組付)ガイド部が形成され、各斜面6cが中間ケ
ーシング2の後述する折り返し部2dの内面に接触した
場合は、その斜面6c(言い換えればカム)の作用によ
り、立ち上がり部6bが中間ケーシング2の本体板部
(底板部)に接近又は接するように誘導されつつ、コー
ナーケーシング4の立ち上がり部6bが相対的に中間ケ
ーシング2の一端部内側へ挿入される。このようにコー
ナーケーシング4の接続部6に形成された切欠6gによ
るある程度の弾性変形機能と、その接続部6の立ち上が
り部6bに形成された斜面(テーパ部)6cによる組付
誘導機能との相乗効果により、コーナーケーシング4と
中間ケーシング2との組付性は一層向上する。
【0026】立ち上がり部6bにおいて、接続板部6a
の矩形状に切り欠かれた側のコーナー端部を斜めに切り
落とした、上記のような斜面(テーパ部)6cを有する
が、さらに、後述する中間ケーシング2の接続に用いる
リベット用の穴6e,6fをそれぞれ接続板部6aと立
ち上がり部6bに2個ずつ設ける。以上のような形状の
接続部6をコーナーケーシング4の所定位置に取り付け
ると、コーナーケーシング4の端部から接続板部6a
と、立ち上がり部6bを含んだアングル形状部2箇所と
が突出する形態となる。
【0027】中間ケーシング2は図5に示すように、ダ
ンパーケーシング1の筒部の一部を形成する本体部2b
と、コーナーケーシング4と接続しない2辺の外側に設
けられたフランジ部2cと折り返し部2dから構成され
ている。フランジ部2c及び折り返し部2dの断面形状
は、コーナーケーシング4のフランジ部4b及び折り返
し部4cと同一である。なお、中間ケーシング3につい
ても中間ケーシング2と同様の形態をなしており、前述
の符号2を3に置き換えることで、中間ケーシング3の
説明ができる。
【0028】コーナーケーシング4と中間ケーシング2
の接続は、図2に示すようにコーナーケーシング4から
突出した接続部6の接続板部6aと立ち上がり部6bを
含んだアングル形状部2箇所とを、中間ケーシング2の
本体部2b、フランジ部2c及び折り返し部2dの内面
に挿入し、コーナーケーシング4と中間ケーシング2の
接続端面同士が接触した状態で所定位置をリベットで固
定する。この接続作業の際に、接続部6の立ち上がり部
6bの先端に設けたテーパ部6cにより中間ケーシング
2への挿入がしやすくなり、作業性が向上する。ここで
コーナーケーシング4と中間ケーシング2,3の接続が
完了した状態を図4に示す。また、接続部6と中間ケー
シング2の接続部の断面図を図7に示す。以上の接続は
全ての接続箇所(8箇所)において同様に行われる。
【0029】ダンパーケーシング1の筒部内側の短辺側
2面(もしくは立ち上がり部の2面)には、図8に示す
ように垂直に補強部材5がスポット溶接にて取り付けら
れる。補強部材5は図8に示すように、中間部5bが箱
型に突出してその内側に空洞ができ、中間部5bの両側
のフランジ5cで中間ケーシング3の本体部3bに固定
され、言い換えればこのような箱形の断面となるように
鋼板を曲げ加工して形成されており、補強部材5にはコ
ーナーケーシング4、中間ケーシング3、コーナーケー
シング4の3部品が固着されるため、当該面の剛性が上
がり、そりや歪みを抑える効果がある。なお、前述した
ように補強部材5には穴5aが所定個数開けられてお
り、ダンパーケーシング1の組立て終了後に取り付けら
れる風量調整の羽根の軸受けも兼ねている。
【0030】図9はコーナーケーシング4と中間ケーシ
ング52の接続を前述の方法とは異なった方法を用いた
第2の実施例でのダンパーケーシング101の組立て完
成図を示し、図10はダンパーケーシング101の分解
図を示している。
【0031】第2の実施例においては、前述した中間ケ
ーシング2に替えて図11に示す中間ケーシング52を
採用し、コーナーケーシング4は図10に示すように第
1の実施例で用いた接続部6を設けていないコーナーケ
ーシング4を使用する。
【0032】中間ケーシング52はダンパーケーシング
1の筒部の一部を形成する本体部52bと、コーナーケ
ーシング4と接続しない2辺の外側に設けられたフラン
ジ部52cと折り返し部52dとから構成されており、
さらにコーナーケーシング4と接続する2辺には接続部
52aが設けられている。本体部52bと接続部52a
とは平行で、かつコーナーケーシング4の本体部4bの
板厚分だけ段違いになってつながっている。なお、図1
0中の中間ケーシング53についても中間ケーシング5
2と同様の形態をなしており、前述の符号52を53に
置き換えることで、中間ケーシング53の説明ができ
る。
【0033】コーナーケーシング4と中間ケーシング5
2の接続は図12に示すように、中間ケーシング52の
本体52bと接続部52aとの段差部分にコーナーケー
シング4の本体4aを嵌め合わせた後、重なった部分を
所定の個数の固定具11で固定して行われる。その際、
前述したように中間ケーシング52の接続部52aはコ
ーナーケーシング4の本体部4aの板厚分だけ段違いに
なっているため、双方を嵌め合わせた時に接続部分の段
差をなくすことができる。なお、この接続は中間ケーシ
ング52の2つの接続部52a、52aとも同様に行わ
れる。
【0034】また、中間ケーシング53とコーナーケー
シング4との接続についても上述したのと同様に行わ
れ、これらの接続作業を合計8箇所で行われて図9に示
すようなダンパーケーシング101が1セット組立てら
れる。
【0035】以上のようにして組立てられたダンパーケ
ーシング101には、図10及び図13に示すように、
長辺側2面(もしくは上面及び下面の2面)のフランジ
部52c、本体部52b及び折り返し部52dの内側に
嵌合するようにC形鋼の補強部材60がスポット溶接等
の固定手段により合計4箇所に取り付けられる。補強用
C形鋼60の長さは、フランジ4bの湾曲部に取り付け
た補強板7の左右2個の内側に並列で取り付くように設
定する。これにより、ダンパーケーシング101の長手
方向について、補強部材60にコーナーケーシング4、
中間ケーシング52、コーナーケーシング4の3部品が
固着されるため、中間ケーシング52の接続部52aと
コーナーケーシング4の本体部4aとの接続をより強固
するとともに、当該面に剛性を付加することができ、そ
りや歪みの抑制に効果的である。
【0036】以上のような構成のダンパーケーシング1
は、図14に示すように4つの共通のコーナーケーシン
グ4と、4枚のうち対向する2組がそれぞれX,Yの長
さを有した中間ケーシング2,3の組合せによって様々
なサイズのものが作られる。ここで可変の寸法は、図5
の中間ケーシング2を例に挙げて説明すると、本体部2
b、フランジ部4b、折り返し部2dの長さXであり、
中間ケーシング2の幅Lは一定である。これらの寸法関
係の定義はプレート3についても同様である。
【0037】例えば、中間ケーシング2のX寸法を
,x,・・・,xのa通り(a種類)設定し
て、中間ケーシング3のY寸法をy,y,・・・,
のb通り(b種類)設定した場合、実際は中間ケー
シング2,3は同じ形態なので、全長だけが異なった合
計(a+b)種類の中間ケーシング2,3を用意すれば
よい。(ただしx,x,・・・,xとy
,・・・,yとで重複する寸法がない場合)従っ
て、これら(a+b)種類の中間ケーシング2,3でダ
ンパーケーシング1は(a×b)通りの組合せを構成す
ることができる。
【0038】さらに具体的には、図15に示すように中
間ケーシング2のX寸法がx,x ,xの3種類
(それぞれ中間ケーシング201,202,203)と
中間ケーシング3のY寸法がy,y,yの3種類
(それぞれ中間ケーシング301,302,303)を
用意した場合、これら6種類の長さの中間ケーシング
2,3の各2枚の2組から構成されるダンパーケーシン
グ1の組合せは合計9通りとなる。そのうちの数例を図
16に示す。(a)は中間ケーシング201と301を
各2枚組合せた例である。同様に(b)は中間ケーシン
グ202と302、(c)は中間ケーシング203と3
03を組合せた例である。前述したように組合せは合計
9通りなので、これら以外にも6通りの組合せが可能で
ある。
【0039】なお、以上の組合せ例は第二の実施例のダ
ンパーケーシング101についても同様に適用でき、そ
の場合の可変寸法は図11の中間ケーシング52におい
て、本体部52b、フランジ部54c、折り返し部52
dの長さXであり、2つの接続部52aの幅tと中間ケ
ーシング52の幅Lは一定である。これらの寸法関係の
定義はプレート53についても同様である。
【0040】このようにダンパーケーシング1または1
01は、限られた部品の組合せで多数の形状のケーシン
グが製作でき、さらに組立ても容易で、かつ十分な剛性
を有したものを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンパーケーシングの斜視図。
【図2】ダンパーケーシングの分解図。
【図3】ダンパーケーシングに内部部品を組み付けて完
成したダンパーの斜視図。
【図4】コーナーケーシングと中間ケーシングとを接続
した詳細を示す斜視図。
【図5】中間ケーシングの斜視図。
【図6】接続部の斜視図。
【図7】コーナーケーシングと中間ケーシングの接続部
分の断面図。
【図8】ダンパーケーシングの短辺側の断面図。
【図9】第2実施例のダンパーケーシングの斜視図。
【図10】第2実施例のダンパーケーシングの分解図。
【図11】第2実施例の中間ケーシングの斜視図。
【図12】第2実施例のコーナーケーシングと中間ケー
シングの接続部分の断面図。
【図13】第2実施例のダンパーケーシングの長辺側の
断面図。
【図14】ダンパーケーシングの正面図を概念的に示し
た図。
【図15】ダンパーケーシングの長辺側及び短辺側の中
間ケーシングの概念図。
【図16】図15で示した中間ケーシングの組合せから
できるダンパーケーシングの例を示す概念図。
【符号の説明】
1,101 ダンパーケーシング 2,3 中間ケーシング 4 コーナーケーシング 5 補強部材 6 接続部 7 補強版 8 フランジ部 9 折り返し部 31 回転軸 32 軸 33 連結桿 34,35 羽根 36 連結金具 52,53 中間ケーシング 60 補強部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部が角筒状で、その両端に環状のフ
    ランジを備えた形態を有するダンパーケーシングであっ
    て、角筒状の各角部を構成するとともに前記環状フラン
    ジとなるフランジ部を備える複数のコーナーケーシング
    と、それらの各コーナーケーシング同士を角筒状となる
    ように互いに連結するとともに前記環状フランジとなる
    フランジ部を有する複数の中間ケーシングとが組み付け
    られて、前記環状フランジを備えた角筒状に構成される
    ことを特徴とする分割組立て式角型ダンパーケーシン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記コーナーケーシングと前記中間ケー
    シングは、前記コーナーケーシングに設けられた接続部
    と前記中間ケーシングの接続部とが嵌め合わされた後、
    それらの接続部同士が固定手段により固定されることに
    より組立てられることを特徴とする請求項1に記載の分
    割組立て式角型ダンパーケーシング。
  3. 【請求項3】 組立て後にダンパーケーシングの開口端
    となる、前記コーナーケーシングと前記中間ケーシング
    の各端部にフランジが設けられ、さらに前記フランジの
    端部が双方のフランジの内向きに曲げられた形態をなす
    ことを特徴とする請求項1及び2に記載の分割組立て式
    角型ダンパーケーシング。
  4. 【請求項4】 前記コーナーケーシングと前記中間ケー
    シングとの一方に設けられた段差部と、他方に設けられ
    た前記段差部に対応した接合部とが重ね合わせられて、
    固定手段で固定されて組立てられることを特徴とする請
    求項1または3に記載の分割組立て式角型ダンパーケー
    シング。
  5. 【請求項5】 前記ダンパーケーシングは矩形の4角筒
    状をなし、前記複数の中間ケーシングのうち、対向する
    中間ケーシング同士がそれぞれ同じ長さを有し、各組の
    中間ケーシングの長さを変化させることで、幾通りもの
    形状寸法のダンパーケーシングを形成することができる
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の分割組立て式
    角型ダンパーケーシング。
  6. 【請求項6】 前記複数のコーナーケーシングが全て同
    形状を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    分割組立て式角型ダンパーケーシング。
  7. 【請求項7】 組立てられたダンパーケーシングの前記
    中間ケーシングと前記中間ケーシングが接続されたコー
    ナーケーシングとの接続境界にまたがり、前記本体部と
    前記フランジと前記フランジの折り返し部との内側3面
    に接触する断面形状を有する補強材が取り付けられた請
    求項4に記載の分割組立て式角型ダンパーケーシング。
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