JP3155105U - ダクトの構造 - Google Patents

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民生 中島
民生 中島
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株式会社ハイマート産業
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Abstract

【課題】薄鉄板を使用してもコーナー部から内部の水分が漏洩することがなく、その上、従来と比較して手間を要せずに、比較的短時間に作成でき、接合部の仕上がりも綺麗なダクトを提供する。【解決手段】ダクト本体10の底辺がダクトの側面の巾の長さで、立ち上がり部分がダクトの側面の巾のほぼ半分の長さを持つ二枚のコの字形に成形された薄鉄板11、12によって形成されている。それぞれの薄鉄板11、12のコ字の立ち上がり部分の先端は内側に曲げられた接合用当接面が形成され、ダクトの相対する側板のほぼ中央部分に位置して、一定間隔をおいて、スポット溶接またはボルト留め等の接合部2によって接合される。そして、その当接面をカバー材によって緊締する。【選択図】図1

Description

この考案は、厨房その他で発生する蒸気、煙などを排出するための排気ダクト、および、空調用、換気用ダクトの構造に関する。
従来から、これらのダクトは、通常、側板を形成する複数枚の鉄板の縁部を溶接してコーナー部を形成して、断面が四角形のような角筒状のダクトを製作していた。
ところが、コーナー部の溶接のためには、比較的厚い鉄板を必要とするばかりではなく、見た目も綺麗には仕上がらず、さらには、排ガス中の水分がコーナーの溶接部に溜まって、種々の障害を起こすという問題があった。
そのため、下記特許文献に記載のように、溶接位置をコーナー部分からずらして形成する方式も提案されているが、通常は、図8と図9に示すような溶接構造が採用されている。
図8はダクトの断面によって溶接構造8の位置を示すもので、図9は溶接構造8の詳細を示す。図9において、一方のダクトの一面を形成する鉄板11の端部にS字形の曲げ部分を形成し、他方の鉄板12の端部を折り曲げて、その折り曲げ先端を一方の鉄板の端部のS字形の曲げ部分内に挿入して点溶接した、いわゆる「ハゼ」と称する接合部8が形成される。これによって、構造的に強固なコーナー部が形成され、溶接部からの水分の漏れを少なくすることができる。
ところが、このような、コーナー部の「ハゼ」の形成とコーナー全長への溶接によるダクトの製作は、手間と時間を要するばかりではなく、溶接ムラによってはダクト中を流れる排気中の水分が外部に漏洩することもあり得る。
特開2004−144317号公報
本願考案の課題は、薄鉄板を使用してもコーナー部から内部の水分が漏洩することがなく、その上、従来と比較して手間を要せずに、比較的短時間に作成でき、接合部の仕上がりも綺麗なダクトを提供することにある。
本考案は、1mm以下、通常は0.8mm厚さの複数枚の薄鉄板を用いて必要強度を満たすダクトであって、その横断面をLの字状またはコの字状に折り曲げて、その折り曲げ先端に接合当接面を形成し、それぞれの薄鉄板の接合当接面にボルトまたは溶接による接合面を形成し、それぞれの接合面がダクト横断面において各側面の中央部に位置せしめるようにしたものである。
この接合部は、折り曲げ先端に形成される接合当接面をダクトの内面側と外面側に設けることができる。接合面を内面に形成することによって外観を綺麗に仕上げることができるし、また、接合面を外面に形成することによって作業効率を挙げることができる。
このように、本考案は薄鉄板によるダクトの構成板を、Lの字状またはコの字状に折り曲げ、その当接面を接合するものであるため、接合面はダクトの横断面から見て側板のほぼ中央位置で形成され、コーナー部には接合部はないので、ダクト内部の水分がコーナー部から流れ落ちる恐れはない。
また、両薄鉄板の当接面の両側面を緊締するカバー材を接合面の全長さへ設けることによって、全面溶接をスポット溶接とすることができ、また、ボルトの取り付け数も少なくすることによって、作業効率を高めることにもなる。
さらに、本願考案は、薄鉄板からなるダクト本体の端部の本体の鉄板を折り曲げて接合用フランジを形成し、隣接するダクト本体を連結して長尺のダクトとしたり、また、この接合用フランジの面の向きを調整することによって曲管ダクトとすることができる。
本考案のダクトは、断面が四角に限らず多くの多角形のダクトにも適用でき、コーナー部に接合箇所がなく、水漏れもなく、外見的にも優れたもので、比較的少ない工程で製作できるという効果を奏する。
本考案の実施例に係るダクトを断面によって示す図である。 接合部の詳細を示す図である。 薄鉄板の接合面をダクトの外面に形成した一態様を示す。 カバー材の取り付けの一態様を示す。 薄鉄板の接合のためにアングルを用いた例を示す。 ダクト本体の連結態様を示す。 ダクト本体の疑似曲面への連結態様を示す。 従来のダクトを横断面によって示す図である。 従来の接合部のハゼ構造を示す。
以下、本考案を業用厨房のダクトに適用して、二枚の0.8mm厚の薄鉄板の接合部をダクトの周面の二箇所に形成した実施例によって本考案の実施の形態を説明する。
図1は本考案によって形成されたダクト本体10の組立て形態を横断面によって示す。
同図において、ダクト本体10は、底辺がダクトの側面の巾の長さで、立ち上がり部分がダクトの側面の巾のほぼ半分の長さを持つ、それぞれが、コの字形に成形された二枚の薄鉄板11、12を、ダクト内面の2カ所に接合部2を形成することによって組み立てられている。
この接合部2は、図2の拡大図に示すように、それぞれの薄鉄板11、12のコ字の立ち上がり部分の先端は内側に曲げられた接合用当接面13、14が形成され、ダクト10の相対する側板のほぼ中央部分に位置して、一定間隔をおいて、スポット溶接またはボルト留め等によって形成されている。
また、図1の場合は、薄鉄板11、12の当接面13、14は、ダクト本体10の内側に形成されているが、図3に示すように、ダクト10の外面に形成することができる。この場合は、2枚の薄鉄板11、12のコの字の立ち上がり部分を外側に曲げることによって形成できる。このように、接合面13、14をダクトの外面に形成することによって点溶接またはボルト留め作業が簡単になり、ダクト10の組立て作業の効率化を図ることができる。
この接合面13、14の溶接またはボルト止めによって接合できるが、この接合をより確実なものとするために、図示するように、両接合面13、14を外面から緊締するためのカバー材3を設けることができる。
このカバー材3は、両接合面13、14に格別の機構を施さず、そのままの状態で施しても強化機能を有することにはなるが、図4の断面に示すように、両接合面13、14の先端に突出部15,16を設けることによって、カバー材3の頂部に膨らみを設け座りを良くすることもできる。
また、前記ダクト本体10の成形薄鉄板11、12の端部内面または外面に形成された当接面13、14に代わって、図5に示すように、成形薄鉄板11、12の端部内面または外面に溶接あるいはボルト留めによって固定された接合用アングル4、5を形成し、これらのアングル4、5の当接面を溶接またはボルト留めして成形薄鉄板11、12を連結して、断面が4角形のダクト本体を同様に形成する。
図6はダクト本体10の図示しない他のダクト本体10との連結態様を示す。ダクト本体10は、薄鉄板によって作成されており、各種の加工も容易であることから、連結する両方のダクト本体10の端縁に曲げ加工によってフランジ6を形成し、このフランジ6の縁に多数のボルト穴61を設け、両方のフランジ6,7(他方のフランジ7は図示せず)に直接ボルトを通すか、図示しない補強用のフランジ板を設け、両方のフランジ6,7と、この補強用のフランジ板を通してボルトを設け、複数のダクト本体を連結することができる。
また、この図6に示す連結態様を利用して、図7に示すように疑似曲面状にダクト本体を連結することができる。この場合、必要とする曲率に沿って、作成されたダクト本体10−1,10−2,10−3の一辺を短くして、それぞれの端縁に図6に示すフランジ6を形成し、同図における説明と同様に、ダクト本体10−1,10−2,10−3を連結して、図7に示す疑似曲面を有するダクトを形成することができる。
10 10−1,10−2,10−3 ダクト本体
11、12 薄鉄板
13、14 当接面 15,16 突出部
2 接合部
3 カバー材
4、5 接合用アングル
6,7 フランジ 61 フランジのボルト穴
8 「ハゼ」接合部

Claims (6)

  1. 1mm以下厚みの複数枚の薄鉄板のそれぞれの断面をLの字状またはコの字状に折り曲げてダクトの側面を形成し、
    前記折り曲げた薄鉄板の先端に接合のための当接面を設け、
    それぞれの当接面をボルト留めまたは溶接によって接合し、
    それぞれの接合面がダクト断面において各側面の中央部に位置せしめたダクトの構造。
  2. 前記折り曲げた薄鉄板の先端の当接面が、その当接面の先端をさらに内方または外方に折り曲げて形成されている請求項1に記載のダクトの構造。
  3. 前記折り曲げた薄鉄板の先端の当接面が、薄鉄板の先端に取り付けられたアングルによって形成されている請求項1に記載のダクトの構造。
  4. 前記接合面が、ダクトの内面側または外面側に設けられている請求項1に記載のダクトの構造。
  5. 薄鉄板からなるダクト本体の端部に連接用フランジを形成し、それぞれ隣接する連接用フランジを連接して複数のダクト本体を連結した請求項1に記載のダクトの構造。
  6. 連結したダクト本体が疑似曲管を形成した請求項5に記載のダクトの構造。
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