JP2007040447A - 管継手構造 - Google Patents

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Masanori Nakayama
昌則 中山
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Abstract

【課題】 一対の管体同士を突合せ状態でフランジ締結によって接合するに際して、簡単且つ安価な構成によって信頼性の高い接合性能を実現し得る管継手構造を提供する。
【解決手段】 第1管体1には第1フランジ3を、第2管体2には第2フランジ4をそれぞれ取付けるとともに、これら各フランジ3,4に、複数のボルト孔34,44と、該ボルト孔34,44よりも径方向外側に位置して上記一対のフランジ3,4間に所定の対向間隔を形成する突出部32,42を設ける。係る構成とすることで、各フランジ3,4は、各ボルト孔34,44が設けられた部分において、各管体1、2の外周面への取付け部分と突出部32,42の間において両持梁構造とされ、その結果、各フランジ3,4はその板厚を所要の曲げ強度を確保し得る程度まで薄くすることができ、それだけ接合部の軽量化あるいは低コスト化が促進される。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、管体同士を突合せ状態で接合する管継手構造に関するものである。
管体同士の突合せ状態での接合部には、従来一般的に、フランジ式の管継手が採用される(特許文献1及び特許文献2参照)。
これら従来一般的な管継手構造は、同軸上に対向配置される一対の管体の端部外周面にそれぞれフランジを取付け、これら一対のフランジの対向面間に環状形体のパッキンを介在させ、これら一対のフランジを締結ボルトによって締結し上記パッキンを弾圧することで管体接合部のシ−ル性を確保するようにしている。
特開平9−209747号公報 実開平6−6878号公報。
ところが、特許文献1に示される管継手構造においては、
(イ) 管体の端部外周面とここに嵌合配置されたフランジとを全周溶接によって接合固定するようにしているので、溶接作業工数が多く、製造コストが高くつく、
(ロ) 全周溶接された一対のフランジ間にパッキンを挟圧して接合する構成であるので、該接合部全体としてのシール性を確保するためには、上記一対のフランジの全周溶接部位のそれぞれと、これらの間におけるパッキン挟圧部位の合計三箇所のシール性を共に確保することが必要であるなど、シール性の管理が難しい、
(ハ) 管体端部の外周面にフランジを溶接固定した一対の管体を、該フランジ同士を離間対向させ、これら両フランジの外端側同士を締結ボルトによって締結するようにしているので、該フランジは片持梁構造となり、上記締結ボルトの締結力を上記管体側へ効率よく伝達して、対向する一対のフランジ間における上記パッキンによるシール性を確保する必要上、上記フランジの板厚を厚くする必要があり、その結果、管体接合部の重量が嵩み、接合作業性が悪くなる、
(ニ) フランジの板厚が厚く、且つこの厚いフランジを上記管体外周面に対して溶接固定することから、これら両者の板厚差が大き過ぎると溶接性が損なわれる怖れがあり、このため、フランジの板厚に対応させて上記管体の板厚も強度上要求される板厚以上に厚く設定する必要があり、管体の重量化と高コスト化を招来する、
等の問題があった。
一方、特許文献2に示された管継手構造は、特許文献1における上記(イ)、(ロ)に記載の問題、即ち、フランジの全周溶接に起因する問題に対処すべく、上記フランジと管体端部の接合固定を溶接に依らずに、上記管体端部を拡径巻込みにより拡径し、この拡径部分とフランジとをカシメ加工によって接合固定するようにしたものである。
しかし、この管継手構造によれば、フランジの全周溶接に起因する問題にはある程度対処し得るものの、管体端部とフランジの間をカシメ加工することから、高価なカシメ型を必要とし且つ加工工数もかかることから、製造コストが高くつくという問題は依然として残るものである。
また、この特許文献2に示される管継手構造においても、上記フランジの締結部分が片持梁構造であることには変わりなく、従って、上記(ハ)に記載のような片持梁構造に起因する問題も依然として残るものである。
そこで本願発明は、一対の管体同士を突合せ状態でフランジ締結によって接合するに際して、簡単且つ安価な構成によって信頼性の高い接合性能を実現し得る管継手構造を提案することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、第1管体1と第2管体2を、各管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在せしめて突合せ状態で接合する管継手構造において、上記第1管体1には第1フランジ3を、上記第2管体2には第2フランジ4をそれぞれ取付けるとともに、上記各フランジ3,4に、複数のボルト孔34,44と、該ボルト孔34,44よりも径方向外側に位置して上記一対のフランジ3,4間に所定の対向間隔を形成する突出部32,42を設けたことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る管継手構造において、上記突出部32,42を上記各フランジ3,4に一体的に設けるものであって、上記第1フランジ3と第2フランジ4の組合せを、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せと、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備えたフランジと、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備えていないフランジの組合せと、上記ボルト孔34,44の一部の近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せ、の何れか一つの組合せとしたことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1の発明に係る管継手構造において、上記突出部32,42を上記各フランジ3,4と別体に形成し、これを該各フランジ3,4間に介在配置した構成であることを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第1、第2又は第3の発明に係る管継手構造において、上記第1管体1の管端部1aと上記第2管体2の管端部2aを共に拡径させ且つこれら各管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在された状態で、何れか一方の管端部1aを他方の管端部2aの内側へ嵌挿させた構成であることを特徴としている。
本願の第5の発明では、上記第1、第2、第3又は第4の発明に係る管継手構造において、上記各フランジ3,4を上記各管体1、2の各管端部1a,2aに掛止したことを特徴としている。
本願の第6の発明では、上記第1、第2、第3又は第4の発明に係る管継手構造において、上記各フランジ3,4を上記各管体1、2の各管端部1a,2aに接合固定したことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る管継手構造によれば、上記第1管体1には第1フランジ3を、上記第2管体2には第2フランジ4をそれぞれ取付けるとともに、上記各フランジ3,4に、複数のボルト孔34,44と、該ボルト孔34,44よりも径方向外側に位置して上記一対のフランジ3,4間に所定の対向間隔を形成する突出部32,42を設けているので、
(a−1)上記各フランジ3,4は、上記各ボルト孔34,44が設けられた部分、即ち、締結ボルト6による締結力が作用する部分においては、上記各管体1、2の外周面への取付け部分と上記突出部32,42の間において両持梁構造とされ、例えば、これが従来のように片持梁構造とされる場合に比して、上記締結ボルト6の締付力により発生する曲げモーメントが小さくなり、その結果、上記各フランジ3,4はその板厚を、上記曲げモーメントに対抗し得る程度まで(換言すれば、所要の曲げ強度を確保し得る程度まで)薄くすることができ、それだけ接合部の軽量化あるいは低コスト化が促進される。
(a−2) 上記シールパッキン5が、対向する上記各管体1,2の管端部1a,2a間に介在されるものであって、例えば、従来のように衝合される一対のフランジ間に挟圧介在される場合に比して、該シールパッキン5における受圧面積が小さくなり、例えば、所要のシール性を確保する上において要求される上記シールパッキン5に対する押圧力(即ち、シールパッキン5に作用する面圧)を同じと仮定すれば、シールパッキン5における受圧面積が小さい分だけ、より小さなボルト張力によって必要な面圧を確保して高いシール性を得ることができ、延いては締結ボルト6の小径化によるコストダウンが可能となる。
(a−3) 上記各フランジ3,4が取付けられた上記各管体1,2の管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在させ、該シールパッキン5によってシール性を確保するようにしているので、接合部全体としてのシール部位は、上記シールパッキン5の介在部のみとなり、例えば、フランジと管体を全周溶接により接合した従来の管継手構造のように二つの全周溶接部分と、一対のフランジ間におけるパッキン介在部の合計三箇所である場合に比して、シール管理が容易であり、接合部の製作作業の容易化及び製造コストの低減が可能となる。
(b) 本願の第2の発明に係る管継手構造によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記突出部32,42を上記各フランジ3,4の本体部31,41に一体的に設けたもので、上記第1フランジ3と第2フランジ4の組合せを、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せと、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42が備えられたフランジと、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42が備えられていないフランジの組合せと、上記ボルト孔34,44の一部の近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せ、の何れか一つの組合せとしているので、これらの組合せのうち、
(b−1) 上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せとした場合には、上記各フランジ3,4として同一構造のものを兼用でき、フランジの共用化によって部品点数の減少、延いては低コスト化が図れる。
(b−2) 上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42が備えられたフランジと、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42が備えられていないフランジの組合せとした場合には、一方のフランジの上記突出部32,42を単に他方のフランジに当接させるという簡便な作業によって該各フランジ間の間隔を保持でき、例えば、ともに突出部32,42が備えられたフランジをその突出部32,42同士を当接させて間隔保持を行なう場合に比して、接合作業における作業性が向上する。また、上記突出部32,42が備えられていないフランジ側についてはその構造が簡単であることから低コスト化が図れる。
(b−3) 上記ボルト孔34,44の一部の近傍に上記突出部32,42を備えたフランジ同士の組合せとした場合には、上記ボルト孔34,44の全ての近傍に上記突出部32,42を備える場合に比して、該突出部32,42の数が少ない分だけ構造が簡単となり低コスト化が図れる。また、特に、上記ボルト孔34,44の数を偶数に設定し且つ上記突出部32,42を上記フランジの中心を通る直線に対して線対称位置にあるボルト孔の近傍に設ければ、同一構成のフランジを表裏反転させることで、第1フランジ3と第2フランジ4に兼用でき、フランジの共用化によって部品点数の減少、延いては低コスト化が図れる。
(c) 本願の第3の発明に係る管継手構造によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記突出部32,42を上記各フランジ3,4と別体に形成し、これを該各フランジ3,4間に介在配置するようにしているので、例えば、上記突出部32,42を上記各フランジ3,4と一体に形成する場合に比して、上記各フランジ3,4の構造が簡略化され、それだけ該各フランジ3,4の製造コストの低廉化が可能となる。
(d) 本願の第4の発明に係る管継手構造によれば、上記(a)、(b)又は(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第1管体1の管端部1aと上記第2管体2の管端部2aを共に拡径させ且つこれら各管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在された状態で、何れか一方の管端部1aを他方の管端部2aの内側へ嵌挿させた構成としているので、上記各管体1,2が突合せ状態で接合される構成でありながら、同径管を素材としその管端部のみを拡開させることでこれを上記管体1,2として用いることができる。従って、上記各管体1,2のそれぞれに取付けられるフランジ3,4として、その内径寸法、即ち、上記管嵌挿穴33,43の径寸法が同一のものを使用でき、その結果、上記フランジ3,4の共用化が可能となり、製作コストの低減化が促進される。
(e) 本願の第5の発明に係る管継手構造によれば、上記(a)、(b)、(c)又は(d)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記各フランジ3,4を上記各管体1、2の各管端部1a,2aに掛止するように構成しているので、例えば、従来のようなフランジと管体との全周溶接が不要となり、その分だけ作業工数の低減が図れ、延いては低コストの管継手構造を提供できる。
また、全周溶接を行なう場合のように、上記各管体1,2の肉厚を上記各フランジ3,4の肉厚に対応させて必要以上に厚くする必要がなく、上記各管体の肉厚の適正化が促進され、延いては素材コストの低減が可能となる。
(f) 本願の第6の発明に係る管継手構造によれば、上記(a)、(b)、(c)又は(d)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記各フランジ3,4を上記各管体1、2の各管端部1a,2aに接合固定しているので、例えば、上記各フランジ3,4が上記各管体1、2の各管端部1a,2aに対して非接合とされている場合に比して、管体の接合作業時における取り扱いが容易となり、それだけ作業性が向上し、延いては低コストの管継手構造を提供できる。
また、上記各フランジ3,4を上記各管体1、2の各管端部1a,2aに対して溶接によって接合する場合であっても、この接合部分にはシール性は要求されないことから、これを散点的な溶接とすることができ、例えば、全周溶接とする場合のように、上記各管体1,2の肉厚を上記各フランジ3,4の肉厚に対応させて必要以上に厚くする必要がなく、上記各管体の肉厚の適正化が促進され、延いては素材コストの低減が可能となる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
I:第1の実施形態
図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示しており、同各図において符号1及び2は接合対象である第1管体及び第2管体、符号3及び4は上記各管体1,2にそれぞれ配置される第1フランジ及び第2フランジ、符号5はシールパッキンである。
上記第1管体1は、所定径をもつ直管体でなる基材部1bの先端部分をバルジ加工等の拡径加工によって直管状態を維持したまま拡径させて管端部1aとしており、この管端部1aが次述の第2管体2との接合部となる。また、この拡径部11の根元部分は、肩部12とされ、その軸方向において、後述の第1フランジ3の管嵌挿穴33の口縁部に係合可能とされる。
上記第2管体2は、上記第1管体1と同径の直管体でなる基材部2bの先端部分をバルジ加工等の拡径加工によって直管状態を維持したまま拡径させてなる管端部2aとしており、この管端部2aが上記第1管体1との接合部となる。この場合、上記拡径部21は、上記第1管体1側の上記拡径部11の外径より僅かに大きな内径を有している。また、この拡径部21の根元部分は、肩部22とされ、その軸方向において、後述の第2フランジ4の管嵌挿穴43の口縁部に係合可能とされる。
上記シールパッキン5は、所定厚さの環状形体をもち、その外径は上記第2管体2の拡径部21の内周側に嵌挿可能な寸法に設定され、またその内径は上記第1管体1の基材部1bの内径より僅かに小さな寸法に設定されている。
上記第1フランジ3は、所定板厚の板材を用いて横長の六角形状に一体形成された本体部31を備えたものであって、該本体部31の中心位置には、上記第1管体1の基材部1bの外径より僅かに大きな内径をもつ管嵌挿穴33が形成されている。また、この本体部31の中心を挟んでその長軸方向において対向する左右一対の辺のそれぞれには、突出部32が形成されている。この突出部32は、上記本体部31の一部を、該本体部31の一方の側面側へ略直角に折曲延出させて構成され、その高さ寸法は左右の突出部32間において同一に設定されている。
また、上記本体部31の長軸上位置で、且つ上記管嵌挿穴33の口縁と上記突出部32の中間位置には、ボルト孔34がそれぞれ形成されている。この場合、上記ボルト孔34の上記管嵌挿穴33の口縁からの距離は、該ボルト孔34に挿通された締結ボルト6に螺合されるナット7に対してナットランナー(図示省略)を嵌合させ得る最小寸法近くに設定されている。また、上記管嵌挿穴33の口縁と上記突出部32との間隔は、上記ボルト孔34に挿通される締結ボルト6の頭部、或いはこれに螺合されるナット7を着座させ得る最小寸法近くに設定されている。
この実施形態では、上記第1管体1の管端部1aと上記第2管体2の管端部2aを共に拡径し且つこれら各管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在せしめた状態で、何れか一方の管端部1aを他方の管端部2aの内側へ嵌挿する構成であることから、上記各管体1,2が突合せ状態で接合される構成でありながら、同径管を素材としその管端部のみを拡開させることでこれを上記管体1,2として用いることができる。
また、上述のように、上記第1管体1と第2管体2が同径の基材部1b、2bをもつ直管で構成されていることから、上記第1管体1側の上記拡径部11の肩部12の根元外径と、上記第2管体2の上記拡径部21の肩部22の根元外径は同径とされる。従って、上記第1管体1側に取付けられる上記第1フランジ3を表裏反転させることで、これをそのまま上記第2フランジ4として用いることができ、このため、この実施形態では上記第1フランジ3のみを用意し、これを上記第1フランジ3と上記第2フランジ4のそれぞれとして用いるようにしている。即ち、フランジの共用化が実現され、その結果、上記フランジ3,4の共用化が可能となり、製作コストの低減化が促進される。
尚、ここでは説明の便宜上、上記第2フランジ4は上記第1フランジ3と別物であると考えて、上記第1フランジ3の本体部31、突出部32、管嵌挿穴33及びボルト孔34に対応する部位を、それぞれ本体部41、突出部42、管嵌挿穴43及びボルト孔44と標記している。
続いて、上記第1管体1と第2管体2を、上記第1フランジ3と第2フランジ4を用いて接合する場合の作業手順等を具体的に説明する。
上記第1管体1と第2管体2の接合に際しては、予めこれら第1管体1と第2管体2のそれぞれを、上記第1フランジ3と第2フランジ4の上記各管嵌挿穴33,43を嵌挿させておく。この場合、上記第1フランジ3と第2フランジ4は、共に、その突出部32,42を上記各管体1、2の管端部1a,1b側に向けた状態で嵌挿される。
次に、上記第2管体2の拡径部21の内周面側に上記シールパッキン5を嵌装する。この場合、上記シールパッキン5は、上記拡径部21と上記肩部22の隅部に嵌装されることから、ここに保持され、例え上記第2管体2が下方向きに配置されている場合であっても、該シールパッキン5が脱落するようなことがなく、作業性が良好ならしめられる。
この状態で、上記第1管体1の拡径部11を上記第2管体2の拡径部21内にその軸方向外側から嵌挿し、該第1管体1の拡径部11の端面11aを上記第2管体2の拡径部21内に嵌装された上記シールパッキン5に当接させる。
しかる後、上記各フランジ3,4を、それぞれ上記各管体1,2の拡径部11,21側に引き寄せ、該第1フランジ3側のボルト孔34と第2フランジ4側のボルト孔44を同軸上に対向させ、ここに締結ボルト6を挿通するとともに、該締結ボルト6に螺合されたナット7によって上記第1フランジ3と第2フランジ4を締結する。この締結状態を図2に示している。
上記締結ボルト6を締め込むと、上記各フランジ3,4が相互に引き寄せられるが、その場合、上記各フランジ3,4の各管嵌挿穴33,43が上記各管体1,2の各肩部12,22に係合することから、図2に示すように、上記各管体1,2も相互に引き寄せられ、上記シールパッキン5は上記第1管体1の拡径部11の端面11aと上記第2管体2の拡径部21の肩部22の内面との間で挟圧され、弾性変形する。
この場合、上記締結ボルト6の締め込みによって上記各フランジ3,4が相互に引き寄せられ、その突出部32,42同士が対向状態で当接する。このように上記シールパッキン5に適度の面圧が掛かった時点で、上記各突出部32,42同士が対向状態で当接するように、該各突出部32,42の高さ寸法が設定されている。
そして、このように上記各フランジ3,4の上記各突出部32,42同士が当接した状態においては、上記各フランジ3,4の締結ボルト取付部分は、上記各管嵌挿穴33,43の口縁近傍と上記各突出部32,42の間においては両持梁構造となっている。このため、この両持梁構造部分においては、上記各突出部32,42の当接点回りに、上記各管嵌挿穴33,43の口縁部分を上記各管体1,2の各肩部12,22側へ押し付ける方向の回転モーメント力が作用し、上記シールパッキン5に対する押圧力が増大し、シール性が高められる。
この場合、上記シールパッキン5が、相互に嵌挿される上記各管体1,2の管端部1a,2a間に介在され、且つ上記第1管体1側の上記拡径部11の切り落とし状の端面と、上記第2管体2側の上記拡径部21の肩部22の内面との間で挟圧される構成であることから、例えば、従来のように衝合される一対のフランジ間に挟圧介在される場合に比して、該シールパッキン5における受圧面積が小さくなっている。このため、例えば、所要のシール性を確保する上において要求される上記シールパッキン5に対する押圧力を同じと仮定すれば、該シールパッキン5における受圧面積が小さい分だけ、より小さなボルト締結力によって必要な面圧を確保して高いシール性を得ることができることになる。また、これによって、上記締結ボルト6の小径化によるコストダウンが可能となる。
さらに、この実施形態では、上記各フランジ3,4が係合された上記各管体1,2の管端部1a,2a間にシールパッキン5を介在させ、該シールパッキン5によってシール性を確保するようにしているので、接合部全体としてのシール部位は、上記シールパッキン5の介在部のみとなり、例えば、フランジと管体を全周溶接により接合した従来の管継手構造のように二つの全周溶接部分と、一対のフランジ間におけるパッキン介在部の合計三箇所である場合に比して、シール管理が容易であり、接合部の製作作業の容易化及び製造コストの低減が可能となる。
また、例えば、上記締結ボルト6の締結力を一定とした場合、この実施形態のように締結ボルト取付部分を両持梁構造としたものにおいては、ここに発生する曲げモーメントの大きさが、例えば、従来のように締結ボルト取付部分を片持梁構造としたものに比して、小さくなる。従って、上記フランジ3,4の厚さは、この曲げモーメントに対処できる曲げ強度を確保できる範囲で薄くすることができ、例えば、従来の片持梁構造である場合のフランジ厚さに比して、その薄肉化が促進され、その軽量化が図れる。
さらに、この実施形態の管継手構造においては、上記各フランジ3,4の管嵌挿穴33,43を上記各管体1,2の拡径した管端部1a,2aに係合させることで上記各フランジ3,4を上記各管体1,2に取付ける構成とし、これによって従来のようなフランジと管体との全周溶接を不要としていることから、該全周溶接が不要である分だけ、作業工数が低減され低コスト化が促進される。また、これに関連して、上記各フランジ3,4と上記各管体1,2の管端部1a,2aとを全周溶接に依らずに接合する構成であることから、例えば、全周溶接を行なう場合のように、上記各管体1,2の肉厚を上記各フランジ3,4の肉厚に対応させて必要以上に厚くする必要がなく、上記各管体の肉厚の適正化が促進され、延いては素材コストの低減が可能となる。
II:第2の実施形態
図3及び図4には、本願発明の第2の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示している。この第2の実施形態に係る管継手構造は、その基本構成を上記第1の実施形態と同様とするものであって、これと異なる点は、上記第1管体1の管端部1aの構成である。
即ち、この実施形態に係る管継手構造においては、上記第1管体1の管端部1aを、上記第1の実施形態のようにバルジ加工等の拡開加工によって拡径させるのではなく、該管端部1aを径方向外側への巻込み加工によってその外径を拡径させ、その端部を二重直管状に折り返して折り返し部15としたものである。
そして、この第1管体1の折り返し部15を、上記第2管体2の拡径された拡径部21の内周側へ嵌挿させるとともに、該第1管体1の折り返し部15の先端面と上記第2管体2の肩部22の内面との間に介在させている。この状態で、上記第1管体1側に備えられた上記第1フランジ3と上記第2管体2側に備えられた上記第2フランジ4を締結ボルト6によって締結することで、上記第1管体1と第2管体2とが突合せ状態で接合される。
尚、この場合、上記第1管体1側においては、上記折り返し部15の端面15aが上記第1フランジ3に当接係合することで、該第1フランジ3側に作用する締結ボルト6の締結力が上記第1管体1側に伝達されるようになっている。
このように、内側に嵌挿される一方の管端部1aは径方向外側への巻込み加工により拡径され、外側に嵌挿される他方の管端部2aは拡径加工により拡径された構成とした場合、上記シールパッキン5は、内側に嵌挿される上記第1管体1の管端部1aの折り返し部15の曲面状の端面と、外側に嵌挿される上記第2管体2の管端部2aの肩部22の内面との間で挟圧されることから、例えば、シールパッキン5を上記一対のフランジ3,4間で挟圧する構成の場合に比して、上記シールパッキン5における受圧面積を小さくしてより小さなボルト締結力によって必要な面圧を確保して高いシール性を得ることができるとともに、該シールパッキン5の両側面に対する上記第1管体1側及び第2管体2側の接触状態が緩接触状態となり該シールパッキン5の耐久性が向上することになる。
これ以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態の場合と同一であるので、図3及び図4に、第1の実施形態の図1及び図2における部材に対応させて同位置符号を付すことで、該第1の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでの説明を省略する。
III:第3の実施形態
図5及び図6には、本願発明の第3の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示している。この第3の実施形態に係る管継手構造は、その基本構成を上記第1の実施形態と同様とするものであって、これと異なる点は、上記第1管体1の管端部1aの構成と、上記各フランジ3,4の構成である。
即ち、この実施形態では、上記第1管体1の管端部1aを拡径加工によって拡径させる場合に、単にこれを直管状に拡径させるのではなく、拡径された拡径部11の端面11a寄り部分をさらに径方向内側へ偏位するように湾曲成形している。
このように、上記第1管体1の拡径部11の端面11a寄り部分をさらに径方向内側へ偏位させることで、図6に示すように、この偏位分だけ上記管端部1aの上記シールパッキン5に対する当接位置、即ち、上記拡径部11の端面11aが、該シールパッキン5の径方向内側へ移り、その結果、該端面11aが上記シールパッキン5に対してより安定的に接触することとなり、該シールパッキン5によるシール性の更なる向上が期待できるものである。
一方、上記各フランジ3,4の構成であるが、上記第1の実施形態においては、これら各フランジ3,4として、共に本体部31の中心を挟んで径方向に対向する二辺にそれぞれ突出部32,42を備えた構成のフランジを採用し、これを表裏反転して用いるようにしていた。
しかし、この実施形態では、図5及び図6に示すように、上記第1フランジ3は、これを六角板状の本体部31のみで、上記突出部32を備えていない構成としている。また、上記第2フランジ4は、これを六角板状の本体部41とその両端に設けられた突出部42で構成するものの、該突出部42の高さ寸法を、上記第1の実施形態における突出部32,42の高さの2倍の高さに設定している。この結果、本体部31のみで構成された上記第1フランジ3に、本体部41と突出部42とを備えた上記第2フランジ4を、該第2管体2が上記第1フランジ3側へ指向するようにして対向配置し、上記第2フランジ4側の上記突出部42を上記第1フランジ3に当接させることで、上記第1フランジ3と第2フランジ4の対向間隔が、上記第1の実施形態において上記第1フランジ3側の突出部32と第2フランジ4側の突出部42が対向状態で当接することで確保される上記第1フランジ3と第2フランジ4の対向間隔と同等とされる。
このように、一対のフランジの組合せを、突出部32を備えない上記第1フランジ3と上記突出部42を備えた上記第2フランジ4の組合せとした場合には、上記第2フランジ4の上記突出部42を、上記第1フランジ3に対して単に当接させるという簡便な作業によって、該各フランジ3,4間の間隔を所定間隔に保持することができるので、例えば、第1の実施形態のように、共に、上記突出部32,42が備えられた第1フランジ3と第2フランジ4の組合せとし、該各突出部32,42同士を当接させて間隔保持を行なう場合に比して、接合作業における作業性が格段に向上する。また、上記第1フランジ3においては、突出部32が備えられていない分だけその構造が簡単でありその低コスト化が図れるとともに、上記突出部32,42の高さ寸法についての製作誤差も半減されその高精度化が促進される。
尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態の場合と同一であるので、図5及び図6に、第1の実施形態の図1及び図2における部材に対応させて同位置符号を付すことで、該第1の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでの説明を省略する。
IV:第4の実施形態
図7及び図8には、本願発明の第4の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示している。この第4の実施形態に係る管継手構造は、その基本構成を上記第3の実施形態と同様とするものであって、これと異なる点は、上記各フランジ3,4の構成である。
即ち、この実施形態では、上記第1フランジ3を、六角板状の本体部31の一端側のみに上記突出部32を設け、該本体部31の他端側には上記突出部32を設けない構成としている。そして、この第1フランジ3を表裏反転し、且つこれをその軸心回りに180°回転させることで、上記第2フランジ4として使用するようにしている。
従って、これら第1フランジ3と第2フランジ4を、該第1フランジ3側の突出部32が上記第2フランジ4側の平端部側(即ち、上記突出部42が設けられていない側)に対向し、また上記第2フランジ4側の突出部42が上記第1フランジ3側の平端部側(即ち、上記突出部32が設けられていない側)に対向するようにして、対向配置することで、上記第1フランジ3側の突出部32と上記第2フランジ4側の突出部42の双方によって、これら第1フランジ3と第2フランジ4の対向間隔が所定間隔に設定され且つ保持される。
このように、一対のフランジの組合せを、その一端側のみに上記突出部32,42を備えた上記第1フランジ3と上記第2フランジ4の組合せとした場合には、例えば、上記第1の実施形態のように、上記各フランジ3,4の何れもが突出部32,42を備えた構成とされる場合に比して、該突出部32,42の数が少ない分だけフランジの構造が簡単となり低コスト化が図れるとともに、上記突出部32,42の高さ寸法についての製作誤差も半減されその高精度化が促進される。また、上記第1フランジ3を表裏反転させることで、これを上記第2フランジ4として利用できることから、これら各フランジ3,4の共用化が可能となり、それだけ、部品点数の減少によるコストダウンを図ることができる。
尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1及び第3の実施形態の場合と同一であるので、図7及び図8に、第1及び第3の実施形態の図1、図2及び図5、図6における部材に対応させて同位置符号を付すことで、該第1及び第3の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでの説明を省略する。
V:第5の実施形態
図9及び図10には、本願発明の第5の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示している。この第5の実施形態に係る管継手構造は、その基本構成を上記第1の実施形態と同様とするものであって、これと異なる点は、上記各管体1,2に対する上記各フランジ3,4の取付構造である。
即ち、上記第1の実施形態においては、上記各管体1,2と上記各フランジ3,4を相互に非接合とし、該各管体1,2相互の接合時には拡径された上記各管体1,2の各管端部1a,2aに、上記各フランジ3,4の各管嵌挿穴33,43の口縁部を掛止させ、これら各掛止部と上記各突出部32、42との間で上記各フランジ3,4を両持支持するように構成している。これに対して、この実施形態においては、上記各管体1,2の各管端部1a,2aに上記各フランジ3,4を掛止した状態で、この掛止部分を溶接にて接合固定して、これらを一体化している。この場合、この掛止部分は、上記各管体1,2の接合部のシール性には何ら関与せず、接合されていれば足りる部分であることから、この実施形態では、この掛止部分に全周溶接を行なうのではなく、散点的な溶接としている。
係る構成とすることで、例えば、上記各フランジ3,4が上記各管体1、2の各管端部1a,2aに対して接合されていない場合に比して、管体の接合作業時における取り扱いが容易となり、それだけ接合作業における作業性が向上し、延いては低コストの管継手構造を提供できる。
また、上記各フランジ3,4と上記各管体1、2の各管端部1a,2aとを、散点的な溶接とすることで、例えば、全周溶接とする場合のように、上記各管体1,2の肉厚を上記各フランジ3,4の肉厚に対応させて必要以上に厚くする必要がなく、上記各管体1,2の肉厚の適正化が促進され、延いては素材コストの低減が可能となる。
尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態の場合と同一であるので、図9及び図10に、第1の実施形態の図1、図2における部材に対応させて同位置符号を付すことで、第1の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでの説明を省略する。
VI:第6の実施形態
図11及び図12には、本願発明の第6の実施形態に係る管継手構造が適用された管接合部を示している。この第6の実施形態に係る管継手構造は、その基本構成を上記第1の実施形態と同様とするものであって、これと異なる点は、上記各フランジ3,4の構成である。
即ち、上記第1の実施形態においては、上記各フランジ3,4の各本体部材31,41の外端部をそれぞれ折曲させて上記各突出部32、42を形成していたのに対して、この実施形態では、上記各フランジ3,4を平板状の本体部31,41のみで構成するとともに、上記突出部を、該本体部31,41とは別体に形成された次述のスペーサ45で構成している。
上記スペーサ45は、板材を「コ」字形に折曲させて構成されるものであって、縦壁46と該縦壁46の上下両端に連続して略直交状態に延出する上下一対の横壁47,47を備えて構成される。また、上記横壁47には、ボルト孔48が設けられている。
そして、上記各フランジ3,4を締結ボルト6によって締結する際、これら一対のフランジ3,4間に上記スペーサ45を、その各横壁47,47をそれぞれ上記フランジ3,4に対向させるとともに上記ボルト孔48に上記締結ボルト6を挿通させ、且つ上記縦壁46が上記ボルト孔48よりも外側に位置するようにして介在させる。従って、この状態で上記締結ボルト6が締め込まれると、上記各スペーサ45の上記縦壁46によって、上記各フランジ3,4の対向間隔が規定され、上記各フランジ3,4は、上記スペーサ45の上記縦壁46部分と上記各管体1,2の管端部1a,2aの間で両持ち状態で支持されることになる。
係る構成によれば、例えば、上記突出部を上記各フランジ3,4と一体に形成する場合に比して、上記各フランジ3,4の構造が簡略化され、それだけ該各フランジ3,4の製造コストの低廉化が可能となる。
尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態の場合と同一であるので、図11及び図12に、第1の実施形態の図1、図2における部材に対応させて同位置符号を付すことで、第1の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでの説明を省略する。
VII:その他
上記各実施形態においては、上記フランジ3,4として、上記ボルト孔34,44が該各フランジの軸心を径方向に挟んで対向する二位置に設けられたものを例として示したが、本願発明は係る構成に限定されるものではなく、例えば、上記ボルト孔34,44を三個以上備えるものにも適用できるものである。この場合には、上記各ボルト孔34,44を、上記各管体1,2の軸心位置を中心とするピッチ円上に等ピッチで設けることで、第1フランジ3と第2フランジ4に兼用できることから、フランジの共用化による部品点数の減少、延いては低コスト化が図れる。
本願発明の第1の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図1に示した管継手部分の一部断面側面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図3に示した管継手部分の一部断面側面図である。 本願発明の第3の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図5に示した管継手部分の一部断面側面図である。 本願発明の第4の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図7に示した管継手部分の一部断面側面図である。 本願発明の第5の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図9に示した管継手部分の一部断面側面図である。 本願発明の第6の実施形態に係る構造が適用された管継手部分の分解斜視図である。 図11に示した管継手部分の一部断面側面図である。
符号の説明
1 ・・第1管体
2 ・・第2管体
3 ・・第1フランジ
4 ・・第2フランジ
5 ・・シールパッキン
6 ・・締結ボルト
7 ・・ナット
11 ・・拡径部
12 ・・肩部
15 ・・折り返し部
21 ・・拡径部
22 ・・肩部
31 ・・本体部
32 ・・突出部
33 ・・管嵌挿穴
34 ・・ボルト孔
41 ・・本体部
42 ・・突出部
43 ・・管嵌挿穴
44 ・・ボルト孔
45 ・・スペーサ
46 ・・縦壁
47 ・・横壁
48 ・・ボルト孔

Claims (6)

  1. 第1管体(1)と第2管体(2)を、各管端部(1a),(2a)間にシールパッキン(5)を介在せしめて突合せ状態で接合する管継手構造であって、
    上記第1管体(1)には第1フランジ(3)が、上記第2管体(2)には第2フランジ(4)がそれぞれ取付けられるとともに、
    上記各フランジ(3),(4)には、複数のボルト孔(34),(44)と、該ボルト孔(34),(44)よりも径方向外側に位置して上記一対のフランジ(3),(4)間に所定の対向間隔を形成する突出部(32),(42)が設けられていることを特徴とする管継手構造。
  2. 請求項1において、
    上記突出部(32),(42)が上記各フランジ(3),(4)に一体的に設けられるものであって、
    上記第1フランジ(3)と第2フランジ(4)の組合せが、
    上記ボルト孔(34),(44)の全ての近傍に上記突出部(32),(42)が備えられたフランジ同士の組合せと、
    上記ボルト孔(34),(44)の全ての近傍に上記突出部(32),(42)が備えられたフランジと、上記ボルト孔(34),(44)の全ての近傍に上記突出部(32),(42)が備えられていないフランジの組合せと、
    上記ボルト孔(34),(44)の一部の近傍に上記突出部(32),(42)が備えられたフランジ同士の組合せ、
    の何れか一つの組合せであることを特徴とする管継手構造。
  3. 請求項1において、
    上記突出部(32),(42)が、上記各フランジ(3),(4)と別体に形成され、且つ該各フランジ(3),(4)間に介在配置される構成であることを特徴とする管継手構造。
  4. 請求項1、2又は3において、
    上記第1管体(1)の管端部(1a)と上記第2管体(2)の管端部(2a)が共に拡径され且つこれら各管端部(1a),(2a)間にシールパッキン(5)が介在された状態で、何れか一方の管端部(1a)が他方の管端部(2a)の内側へ嵌挿された構成であることを特徴とする管継手構造。
  5. 請求項1、2、3又は4において、
    上記各フランジ(3),(4)が上記各管体(1)、(2)の各管端部(1a),(2a)に掛止されていることを特徴とする管継手構造。
  6. 請求項1、2、3又は4において、
    上記各フランジ(3),(4)が上記各管体(1)、(2)の各管端部(1a),(2a)に接合固定されていることを特徴とする管継手構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009156271A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Hitachi Cable Ltd フランジコネクタおよびフランジコネクタの接続方法
CN103742496A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 安徽铜冠机械股份有限公司 天井钻机法兰盘
JP2019502077A (ja) * 2016-01-15 2019-01-24 テーイー オートモーティブ エンジニアリング センター(ハイデルベルク) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 空調システム及び移動式空調システムの接続構成

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