JP2009156271A - フランジコネクタおよびフランジコネクタの接続方法 - Google Patents

フランジコネクタおよびフランジコネクタの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 例えば高周波同軸ケーブルや各種ガス管における接続部分を確実に十分な密封状態とすることを可能とするフランジコネクタおよびそれを用いた接続方法を提供する。
【解決手段】 このフランジコネクタ1では、大内径部32を進行方向前面側に向けた状態で回転フランジ3を外殻胴体2の前端側とは反対側の後端側から前端側へと挿通させて行くと、係止用内向フランジ部31が外殻胴体2の係止用外向フランジ部21によって係止され、かつ回転フランジ3を外殻胴体2に対して前後移動可能であるように設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば高周波同軸ケーブルや各種ガス管等の接続に用いられるフランジコネクタおよびフランジコネクタの接続方法に関する。
従来、この種のフランジコネクタは、例えば高周波同軸ケーブルにおける接続部や、各種ガス管の接続部などに用いられている。
図9は、従来提案されている高周波同軸ケーブルコネクタの一例を示す図、図10は、その接続作業時に行われる接続動作の概要を示す図である。
この高周波同軸ケーブルコネクタは、基本的に、他の同軸ケーブル用コネクタと同様、EIAJ TT−3005Aの規定に準拠している。その接続作業では、高周波同軸ケーブル101aが接続されているフランジコネクタ100aと高周波同軸ケーブル101bが接続されているフランジコネクタ100bとを、それら両者の間にパッキン(Oリングあるいはシール材とも言う)103、絶縁体104を付設してなるアンカーコネクタ105(あるいは位相調整用接続装置)を介在させて突き合わせることで、いわゆる胴体部である外体106a、106bがパッキン103および絶縁体104ならびにアンカーコネクタ105をその内部に包容すると共に、内部導体107a、107bがアンカーコネクタ105に接続される(図10(a))。
そして、回転フランジ108aと回転フランジ108bとを突き合わせた状態で、複数組のボルト109、ワッシャ110、スプリングワッシャ111、ナット112を用いた締結により、フランジコネクタ100aとフランジコネクタ100bとを密封状態(気密
または水密状態)にして接続することができるようになっている。なお、図9、図10では、図示の簡潔化を図るために、ボルト109等は一組のみを描き、他は省略してある(図10(b))。
このようなフランジコネクタ100の主要部は、さらに詳細には、回転フランジ108、外体106、ストップリング102、内部導体107からなる。外体106の溝状の凹部113と回転フランジ108の溝状の凹部114との両方にストップリング102が嵌まり込むようにして係止されることで、外体106の前端側寄りの所定位置からずれることのないように回転フランジ108が組み付けられている。
外体106では、前端側に設けられた凹部115でパッキン103を受け、それよりも内周側の凹部116では絶縁体104を受け、凹部115と凹部116との間の凸部である平坦な最前面117が、接続される相手方の同じ部位と対面して隙間なく付き合わされるように設定されている。
内部導体107はアンカーコネクタ105が接続される、いわゆるコネクタ構造となっている。回転フランジ108の孔118は締結用のボルト109が挿通されるように設定されている。
各フランジコネクタ100と各高周波同軸ケーブル101との接続部分には、必要に応じて封止材119が用いられて、その部分の密封性がさらに確実に確保される。
このような構成のフランジコネクタによれば、絶縁体104と一体になっているアンカーコネクタ105を複数種類用意しておき、調整すべき所望の周波数に対応した最適な種類のアンカーコネクタ105を簡易に選択して用いることが可能となる(特許文献1)。
特開2005−175792号公報
ところで、上記のような従来のフランジコネクタでは、例えば屋外の足場の悪い場所や揺れを伴う船上等のような作業環境が厳しい場所で接続作業を行う場合などに、パッキン103を外体106の凹部115の位置に確実に収めることができずに、例えば凹部115から部分的に逸脱したり捩れたりした状態でそのままボルト109等を締結してしまうと、十分な密封状態を得ることができなくなる虞がある。
しかも、そのようなパッキン103の位置ずれや収容不良等が生じているか否かを作業中に確認することは、上記のような従来の構造のフランジコネクタでは実際上極めて困難ないしは不可能であるため、十分な密封状態が得られないままに見過ごしてしまう虞もある。
また、上記のような高周波同軸ケーブルコネクタ以外にも、たとえば各種ガス管の接続用に用いられるフランジコネクタについても、上記と同様にパッキン103の位置ずれや収容不良あるいは捩れ等の見過ごしに起因して、十分な密封状態が得られなくなる虞がある。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたもので、その目的は、接続作業時に確実にパッキン103を外体106の凹部115のような所定位置に配置・収容した状態でフランジコネクタ100同士を接続することができ、その結果、例えば高周波同軸ケーブルや各種ガス管における接続部分を確実に十分な密封状態とすることを可能とするフランジコネクタおよびそれを用いた接続方法を提供することにある。
本発明のフランジコネクタは、同種の構造を有する他のフランジコネクタに対してパッキンを介して対面するように突き合わされて接続される、筒状の外殻胴体と当該外殻胴体の外周面の一部に設けられる環状の回転フランジとを有するフランジコネクタであって、前記外殻胴体は、前記他のフランジコネクタに対して突き合わされる前端側に、前記パッキンが嵌め込まれる凹部と、前記他のフランジコネクタに対面して突き合わされる平坦な最前面とを備えると共に、当該外殻胴体の外周面の一部から遠心方向に張り出した係止用外向フランジ部を備えており、前記回転フランジは、前記外殻胴体とは別体で形成されると共に、前記係止用外向フランジ部の直径よりも大きい内径を有する大内径部と、当該大内径部に隣接すると共に前記外殻胴体の直径よりも大きくかつ前記係止用外向フランジの直径以下の内径を有して前記大内径部の内周面よりも向心方向に張り出した係止用内向フランジ部とを備えており、前記大内径部が前記外殻胴体の前記最前面側に位置するとともに、前記係止用外向フランジ部に嵌合し、前記係止用外向フランジ部が前記係止用内向フランジ部を係止することを特徴としている。
また、本発明のフランジコネクタの接続方法は、筒状の外殻胴体および当該外殻胴体の外周面の一部に設けられる環状の回転フランジを有する2つのフランジコネクタ同士を、パッキンを介して突き合わせて接続する、フランジコネクタの接続方法であって、前記2つのフランジコネクタとしてそれぞれ、前記外殻胴体を、前記他のフランジコネクタに対して突き合わされる前端側に、前記パッキンが嵌め込まれる凹部と、前記他のフランジコネクタに突き合わされる平坦な最前面とを備えると共に、当該外殻胴体の外周面の一部から遠心方向に張り出した係止用外向フランジ部を備えるように形成しておき、かつ前記回転フランジを、前記外殻胴体とは別体で、前記係止用外向フランジ部の直径よりも大きい内径を有する大内径部と、当該大内径部に隣接すると共に前記外殻胴体の直径よりも大きくかつ前記係止用外向フランジの直径以下の内径を有して前記大内径部の内周面よりも向心方向に張り出した係止用内向フランジ部とを備えるように形成しておくことで、前記大内径部を進行方向前面に向けた状態で前記回転フランジを前記外殻胴体の前記前端側とは
反対側の後端側から前記前端側へと挿通させて行くと前記係止用内向フランジ部が前記外殻胴体の前記係止用外向フランジ部によって係止され、かつ前記回転フランジが前記外殻胴体に対して前後移動可能であるように設定しておき、前記凹部に前記パッキンを収容させ、前記回転フランジを前記後端側へと後退させた状態とすることで、前記パッキンを前記回転フランジで覆われておらず外側から見える状態にして、2つの前記外殻胴体の前端同士を突き合わせ、前記パッキンが前記凹部に正しく収容された状態にあることを確認した後、前記大内径部を進行方向前面に向けた状態で前記回転フランジを前記外殻胴体の前記前端側へと移動させて行き、前記係止用内向フランジ部が前記外殻胴体の前記係止用外向フランジ部によって係止された状態にして前記2つのフランジコネクタを接続することを特徴としている。
なお、本発明のフランジコネクタは、特に前記外殻胴体が、前記後端側に外部のケーブルと接続される接続部品を備えると共に、他の同種のフランジコネクタに対して電気的に接続されるコネクタ構造を内部に備えるようにすれば、ケーブルを接続するために用いられるものとして好適に利用可能である。
あるいは、前記外殻胴体が、前記後端側に外部のガス管と接続される接続部品を備えると共に、内部に前記ガス管と連続する流路を備えるようにすれば、ガス管を接続するために用いられるものとして好適に利用可能である。
本発明によれば、外殻胴体を、他のフランジコネクタに対して突き合わされる前端側に、パッキンが嵌め込まれる凹部と、他のフランジコネクタに対面して突き合わされる平坦な最前面とを備えると共に、この外殻胴体自体の外周面の一部から遠心方向に張り出した係止用外向フランジ部を備えたものとし、かつ回転フランジを、外殻胴体とは別体で形成し、係止用外向フランジ部の直径よりも大きい内径を有する大内径部と、その大内径部に隣接すると共に外殻胴体の直径よりも大きくかつ係止用外向フランジの直径以下の内径を有して大内径部の内周面よりも向心方向に張り出した係止用内向フランジ部とを備えており、大内径部を進行方向前面側に向けた状態で回転フランジを外殻胴体の前端側とは反対側の後端側から前端側へと挿通させて行くと係止用内向フランジ部が外殻胴体の前記係止用外向フランジ部によって係止され、かつ回転フランジが外殻胴体に対して前後移動可能となるようにフランジコネクタを構成した。これにより、パッキンがずれたり捩れたりすることなく正しい位置に正しい姿勢で収容されているか否かを、目視等により確認しながら接続作業を行うことや、突き合わせを行った後に追確認することが可能となり、その結果、パッキン収容不良の発生や見逃し等の虞なく、このフランジコネクタを用いた接続部分を確実に十分な密封状態とすることができる。
以下、本実施の形態に係るフランジコネクタおよびそのフランジコネクタの接続方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るフランジコネクタ全体の概要構成を示す図、図2は、図1に示したフランジコネクタを外殻胴体と回転フランジとに分解して示す図、図3および図4は、本実施の形態に係るフランジコネクタを高周波ケーブル接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図、図5は、図3、図4に示した接続作業によって両フランジコネクタが接続された状態を示す図である。また、図6および図7は、本実施の形態に係るフランジコネクタをガス管接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図、図8は、図6、図7に示した接続作業によって両フランジコネクタが接続された状態を示す図である。
個々のフランジコネクタ1(例えば図3、図4、図5では1a)は、図1に示したように、同種の構造を有する他のフランジコネクタ1(例えば図3、図4、図5では1b)に対して、適度な柔軟性および耐候性を有すると共に高い密封性を有するシール用合成ゴム
のような材質からなるパッキン5を介して対面するように突き合わされて接続される、外形がほぼ筒状の外殻胴体2と、外形がほぼ環状の回転フランジ3とを有しており、その外殻胴体2の後端側には、高周波同軸ケーブル6のような可撓被覆電線または可撓材質からなるガス管14などを接続するための接続部品4が設けられている。
外殻胴体2は、この外殻胴体2の外周面の一部から遠心方向に張り出すように設けられた係止用外向フランジ部21を備えると共に、他のフランジコネクタ1に対して突き合わされる前端側に、パッキン5が嵌め込まれるように設定された凹部22と、他のフランジコネクタ1に対面して突き合わされる平坦な最前面23とを備えている。また、このフランジコネクタ1が、ガス管14の接続に用いられるものである場合には、外殻胴体2の内部の空洞24はガス管14と連続してガスが流れる流路となっており、高周波同軸ケーブルの接続に用いられるものである場合には、その空洞24が絶縁体81を収容するための凹部となっていると共にその空洞24内に他の同種のフランジコネクタ1に対して電気的に接続されるコネクタ構造7が設けられている。そして、この外殻胴体2における、回転フランジ3の最も後退可能な位置よりも後端側寄りの所定位置に溝25が設けられていて、この溝25に、例えばブチルゴムのような適度な弾性および強度を有する材質からなる脱落防止リング34が嵌め込まれている。この脱落防止リング34は、それ以上後方に回転フランジ3が後退して外殻胴体2から脱落することを防止するためのものである。
回転フランジ3は、外殻胴体2とは別体で、係止用外向フランジ部21の直径よりも大きい内径を有する大内径部32と、外殻胴体2の直径よりも大きくかつ係止用外向フランジ21の直径以下の内径を有して大内径部32の内周面よりも向心方向に(つまり内向きに)張り出した係止用内向フランジ部31とを備えている。この係止用内向フランジ部31が、外殻胴体2の係止用外向フランジ部21に係止されるように設定されている。この回転フランジ3には、ボルト9を挿通可能な前後方向に貫通する孔33が複数個所に設けられている。なお、図1〜図5では図示の簡潔化のために、ボルト9、ワッシャ10、スプリングワッシャ11、ナット12は1組のみを描いており他は省略してある。
大内径部32の長さDは、最前面23から係止用外向フランジ部21の後端までの長さdよりも小さくなるように(D<d)設定することが望ましい。これにより、回転フランジ3a、3bに設けられた係止用内向フランジ部31a、31bが係止用外向フランジ部21a、21bに係止された状態でフランジコネクタ1a、1b同士をボルト9やナット12等を用いて接続することができる。従って、フランジコネクタ1a、1bにそれぞれ設けられた最前面23a、23b同士を突き合わせて接続することができ、またフランジコネクタ1a、1bを接続した後に回転フランジ3a、3bが外殻胴体2a、2bに対して前後方向に移動することはない。
また、大内径部32の長さDは、係止用外向フランジ部21の長さd以上となるように(d≦D)設定することが望ましい。これにより、パッキン5が回転フランジ3a、3b間の所定位置に収容されているか否かを確認する際に、回転フランジ3a、3bをそれぞれ後端側(図2で矢印「後端側」として示す)に移動させても、大内径部32が係止用外向フランジ部21に嵌合した状態であるので、その状態でパッキン5の収容を確認した後、回転フランジ3a、3bをそれぞれ前端側(図2で矢印「前端側」として示す)へと移動させるだけで、回転フランジ3a、3b同士を付き合わせることができ、接続作業を容易かつ確実に行うことができる。
この回転フランジ3を、大内径部32を進行方向前面側に向けた状態で外殻胴体2の前端側とは反対側の後端側からその前端側へと挿通させて行くと、最終的に係止用内向フランジ部31(の前面向きの面)が外殻胴体2の係止用外向フランジ部21(の後端向きの面)によって係止されるように設定されている。また、少なくとも大内径部32の長さが係止用外向フランジ部21の長さよりも長い分の距離だけ、回転フランジ3が外殻胴体2に対して前後移動可能であるように設定されている。その回転フランジ3の前後移動は、上記のように前方向には外殻胴体2の係止用外向フランジ部21によって止められ、後方
向には脱落防止リング34によって止められる。
このようなフランジコネクタ1が、高周波同軸ケーブルを接続するために用いられるように設定されたものである場合には、図3、図4、図5に示したような接続作業状態を経て、確実な密封(水密)状態を実現する接続が行われる。
すなわち、図3に示したように、それぞれ高周波同軸ケーブル6a、6bが接続された2つのフランジコネクタ1a、1bの間に、絶縁体81およびアンカーコネクタ82等からなる位相調整用接続装置8と、パッキン5とを介在させるように、それらの各部品を用意する。
そして、図4に示したように、回転フランジ3a、3bを外殻胴体2a、2bの後端側へと後退させた状態とすることで、外殻胴体2a、2bの前端のパッキン5が収容される部分付近が外部から目視確認できるようにしておき、目視しながら外殻胴体2a、2bの凹部22a、22b内にパッキン5を確実に収容させた状態を保ちつつ、それら両外殻胴体2a、2bを突き合わせる。このとき、回転フランジ3a、3bの後退方向への移動は、実質的に脱落防止リング34によって止められるので、この脱落防止リング34によって、それ以上後方に回転フランジ3が後退して外殻胴体2から脱落することが防止される。
このようにしてパッキン5が凹部22a、22bに正しく収容された状態にあることが確認できたならば、その後、回転フランジ3a、3bを、それぞれ外殻胴体2a、2bの前端側へと移動させて行く。この移動は、最終的に係止用内向フランジ部31a、31bがそれぞれ外殻胴体2a、2bの係止用外向フランジ部21a、21bによって係止されて、その前方への移動が止められる状態になるまで続ける。そして、その移動が止められる状態になったときに、パッキン5が正しい位置および姿勢で凹部22a、22b内に収容されていれば、回転フランジ3aと回転フランジ3bとが互いに隙間なく突き合わされた状態となるように設定されている。
あるいは、両外殻胴体2a、2bを突き合わせる際に、目視にて確認したところパッキン5が凹部22a、22bに正しく収容された状態にはなっておらず、例えば部分的にパッキン5の一部が凹部22a、22bから逸脱したり捩れたりしていることが確認された場合には、そのときの突き合わせの作業を中断して、パッキン5を凹部22a、22bに正しく収容された状態とした後、再度の突き合わせ作業を行うようにする。
そして、図4〜図5に示したように、回転フランジ3a、3bの前後方向に貫通するように設けられた孔33a、33bにボルト9を挿通させ、ワッシャ10、スプリングワッシャ11と共にナット12を用いた、いわゆるボルト締結を行うことで、回転フランジ3a、3bを突き合わせた状態で固定させて、フランジコネクタ1aとフランジコネクタ1bとの接続作業の実質的な主要部が完了する。
その後、各フランジコネクタ1と高周波同軸ケーブル6との接続部分(つまり接続部品4の付近)は、その部分の密封性をさらに確実に確保するための必要に応じて、絶縁性および耐候性に優れた材質の樹脂等からなる封止材119を用いて封止される。
このフランジコネクタ1が、各種ガス管を接続するために用いられるように設定されたものである場合には、図6、図7、図8に示したような接続作業状態を経て、確実な密封(気密)状態を実現する接続が行われる。
すなわち、図6に示したように、まず、それぞれガス管14a、14bが接続された2つのフランジコネクタ1a、1b、パッキン5、複数組の締結部品(ボルト9、ワッシャ10、スプリングワッシャ11、ナット12)を用意する。
そして、図7に示したように、回転フランジ3a、3bを外殻胴体2a、2bの後端側
へと後退させた状態とすることで、外殻胴体2a、2bの前端のパッキン5が収容される部分付近が外部から目視確認できるようにしておき、外殻胴体2a、2bの凹部22a、22b内にパッキン5を確実に収容させたことを目視にて確認しながら、それら両外殻胴体2a、2bを突き合わせる。このとき、回転フランジ3a、3bの後退方向への移動は、実質的に脱落防止リング34によって止められるので、この脱落防止リング34によって、それ以上後方に回転フランジ3が後退して外殻胴体2から脱落することが防止されることは、高周波同軸ケーブルの接続の場合と全く同様である。
このとき、パッキン5が凹部22a、22bに正しく収容された状態にあることが確認できた場合には、その後、大内径部32a、32bを進行方向前面に向けた状態で回転フランジ3a、3bを、それぞれ外殻胴体2a、2bの前端側へと移動させて行く。この移動は、最終的に係止用内向フランジ部31a、31bがそれぞれ外殻胴体2a、2bの係止用外向フランジ部21a、21bによって係止されて、その前方への移動が止められる状態になるまで続ける。その移動が止められる状態になったときに、パッキン5が正しい位置および姿勢で凹部22a、22b内に収容されていれば、回転フランジ3aと回転フランジ3bとが互いに隙間なく突き合わされた状態となる。このような接続作業の主要部は高周波同軸ケーブルの接続の場合と全く同様である。
あるいは、両外殻胴体2a、2bの突き合わせる際に、目視にて確認したところパッキン5が凹部22a、22bに正しい状態では収容されておらず、例えば部分的にパッキン5の一部が凹部22a、22bから逸脱したり捩れたりしていることが確認された場合には、そのときの突き合わせの作業を中断して、パッキン5を凹部22a、22bに正しく収容された状態に直した後、再度の突き合わせ作業を行うようにする。
そして、図7〜図8に示したように、回転フランジ3a、3bの前後方向に貫通するように設けられた孔33a、33bにボルト9を挿通させ、ワッシャ10、スプリングワッシャ11と共にナット12を用いたいわゆるボルト締結を行って、フランジコネクタ1aとフランジコネクタ1bとの接続作業の実質的に主要な手順が完了する。
以上のような、本実施の形態に係るフランジコネクタおよびそのフランジコネクタの接続方法によれば、回転フランジ3を外殻胴体2とは別体とし、大内径部32を進行方向前面に向けた状態で回転フランジ3を外殻胴体2の前端側とは反対側の後端側から前端側へと挿通させて行くと、最終的に係止用内向フランジ部31が外殻胴体2の係止用外向フランジ部21によって係止されると共に2つの回転フランジ3同士が突き合わされた状態となる。また、少なくとも大内径部32の長さDが係止用外向フランジ部21の長さd以上となるように設定したので回転フランジ3が外殻胴体2に対してその前後方向に移動可能で2つの回転フランジ3同士の間を開くことができる。そのため、パッキン5が正しい位置である凹部22からずれたり捩れたりすることなく凹部22内に正しい姿勢で収容されているか否かを、目視等により確認しながら接続作業を行うことや、突き合わせを行った後に追確認することができ、その結果、パッキン5の収容不良の発生およびその見逃し等の虞なく、このフランジコネクタ1を用いた接続部分を確実に十分な密封状態(水密または気密)とすることが可能となる。
また、本実施の形態に係るフランジコネクタでは、回転フランジ3を外殻胴体2とは別体としたので、回転フランジ3が外殻胴体2に対して着脱可能となっている。これにより、例えば回転フランジ3として材質や外形寸法あるいは固定方式等の異なる複数種類のものを用意しておき、用途先の必要や要請に応じて適宜に最適な種類のものを選択して用いることが可能となる、といった副次的なメリットも得ることができる。あるいは、特に回転フランジ3の部分のみを交換することが可能となるので、例えば特に回転フランジ3に著しい経年変化や劣化等が発生した場合には、このフランジコネクタ全体を取り替えなくとも、その劣化した回転フランジ3のみを取り替えるだけで済む、といった副次的なメリ
ットも得ることができる。
なお、上記の実施の形態では、回転フランジ3同士を突き合わせた状態で固定させる手段として、ボルト9等を用いたボルト締結方式を採用した場合を想定して説明したが、固定手段としてはこの他の方式のものを用いることも可能である。
また、このフランジコネクタを用い手接続可能な高周波同軸ケーブルとしては、上記のような位相調整用接続装置8を用いるものの他にも、位相調整機能を有さないアンカーコネクタを用いるものなども可能であることは勿論である。
また、高周波同軸ケーブルやガス管以外のものを接続する場合でも、本実施の形態に係るフランジコネクタおよびその接続方法を適用可能であることは言うまでもない。
本実施の形態に係るフランジコネクタ全体の主要構成を示す図である。 図1に示したフランジコネクタを外殻胴体と回転フランジとに分解して示す図である。 本実施の形態に係るフランジコネクタを高周波ケーブル接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図である。 図3に引き続いて、本実施の形態に係るフランジコネクタを高周波ケーブル接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図である。 図3、図4に示したような接続作業によって両フランジコネクタが接続された状態を示す図である。 本実施の形態に係るフランジコネクタをガス管接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図である。 図6に引き続いて、本実施の形態に係るフランジコネクタを高周波ケーブル接続用のフランジコネクタとして用いる場合における接続作業時の状態を示す図である。 図6、図7に示したような接続作業によって両フランジコネクタが接続された状態を示す図である。 従来提案されている高周波同軸ケーブルコネクタの一例を示す図である。 図9に示した高周波同軸ケーブルコネクタの接続作業時に行われる接続作業時の状態を示す図である。
符号の説明
1 フランジコネクタ
2 外殻胴体
3 回転フランジ
4 接続部品
5 パッキン
6 高周波同軸ケーブル
7 コネクタ構造
9 ボルト
10 ワッシャ
11 スプリングワッシャ
12 ナット
22 凹部
34 脱落防止リング

Claims (3)

  1. 同種の構造を有する他のフランジコネクタに対してパッキンを介して対面するように突き合わされて接続される、筒状の外殻胴体と当該外殻胴体の外周面の一部に設けられる環状の回転フランジとを有するフランジコネクタであって、
    前記外殻胴体は、前記他のフランジコネクタに対して突き合わされる前端側に、前記パッキンが嵌め込まれる凹部と、前記他のフランジコネクタに対面して突き合わされる平坦な最前面とを備えると共に、当該外殻胴体の外周面の一部から遠心方向に張り出した係止用外向フランジ部を備えており、
    前記回転フランジは、前記外殻胴体とは別体で形成されると共に、前記係止用外向フランジ部の直径よりも大きい内径を有する大内径部と、当該大内径部に隣接すると共に前記外殻胴体の直径よりも大きくかつ前記係止用外向フランジの直径以下の内径を有して前記大内径部の内周面よりも向心方向に張り出した係止用内向フランジ部とを備えており、
    前記大内径部が前記外殻胴体の前記最前面側に位置するとともに、前記係止用外向フランジ部に嵌合し、前記係止用外向フランジ部が前記係止用内向フランジ部を係止する
    ことを特徴とするフランジコネクタ。
  2. 請求項1記載のフランジコネクタにおいて、
    前記外殻胴体の前記後端側の外周面に溝が形成され、前記外殻胴体に前記回転フランジが挿通されて、前記溝に脱落防止リングが取り付けられた
    ことを特徴とするフランジコネクタ。
  3. 筒状の外殻胴体および当該外殻胴体の外周面の一部に設けられる環状の回転フランジを有する2つのフランジコネクタ同士を、パッキンを介して突き合わせて接続する、フランジコネクタの接続方法であって、
    前記2つのフランジコネクタとしてそれぞれ、前記外殻胴体を、前記他のフランジコネクタに対して突き合わされる前端側に、前記パッキンが嵌め込まれる凹部と、前記他のフランジコネクタに突き合わされる平坦な最前面とを備えると共に、当該外殻胴体の外周面の一部から遠心方向に張り出した係止用外向フランジ部を備えるように形成しておき、かつ前記回転フランジを、前記外殻胴体とは別体で、前記係止用外向フランジ部の直径よりも大きい内径を有する大内径部と、当該大内径部に隣接すると共に前記外殻胴体の直径よりも大きくかつ前記係止用外向フランジの直径以下の内径を有して前記大内径部の内周面よりも向心方向に張り出した係止用内向フランジ部とを備えるように形成しておくことで、前記大内径部を進行方向前面に向けた状態で前記回転フランジを前記外殻胴体の前記前端側とは反対側の後端側から前記前端側へと挿通させて行くと前記係止用内向フランジ部が前記外殻胴体の前記係止用外向フランジ部によって係止され、かつ前記回転フランジが前記外殻胴体に対して前後移動可能であるように設定しておき、
    前記凹部に前記パッキンを収容させ、前記回転フランジを前記後端側へと後退させた状態とすることで、前記パッキンを前記回転フランジで覆われておらず外側から見える状態にして、2つの前記外殻胴体の前端同士を突き合わせ、前記パッキンが前記凹部に正しく収容された状態にあることを確認した後、前記大内径部を進行方向前面に向けた状態で前記回転フランジを前記外殻胴体の前記前端側へと移動させて行き、前記係止用内向フランジ部が前記外殻胴体の前記係止用外向フランジ部によって係止された状態にして前記2つのフランジコネクタを接続する
    ことを特徴とするフランジコネクタの接続方法。
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