JP2506532Y2 - ダンパのフランジ構造 - Google Patents
ダンパのフランジ構造Info
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- JP2506532Y2 JP2506532Y2 JP1990071027U JP7102790U JP2506532Y2 JP 2506532 Y2 JP2506532 Y2 JP 2506532Y2 JP 1990071027 U JP1990071027 U JP 1990071027U JP 7102790 U JP7102790 U JP 7102790U JP 2506532 Y2 JP2506532 Y2 JP 2506532Y2
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- Japan
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- flange
- corner
- flange portion
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、空調などに用いられるダンパのフランジ
構造に関する。
構造に関する。
「従来の技術」 一般にビル建築物においては、各室内は区画壁により
仕切られており、各室内の空調は空調設備から空調用の
ダクトを介して各室ごとに行うようにしている。
仕切られており、各室内の空調は空調設備から空調用の
ダクトを介して各室ごとに行うようにしている。
かかるダクトは角筒状の形状を有するとともに、その
端部に周方向に連続するフランジ部を有し、フランジ部
同士をボルト等の手段により連結することによりダクト
同士またはダクトとダンパを接続するようになってい
る。
端部に周方向に連続するフランジ部を有し、フランジ部
同士をボルト等の手段により連結することによりダクト
同士またはダクトとダンパを接続するようになってい
る。
第5図ないし第7図はかかるダンパの従来におけるフ
ランジ構造をそれぞれ示している。
ランジ構造をそれぞれ示している。
第5図に示すダンパは、第8図に示す側板材1のフラ
ンジ部2を直角に折り曲げるとともに、隣接する側板材
3のフランジ部4を直角に折り曲げて側板材1、3同士
を直角に溶接するとともに、対応するフランジ部2、4
のコーナー部同士を溶接により結合したものである。
ンジ部2を直角に折り曲げるとともに、隣接する側板材
3のフランジ部4を直角に折り曲げて側板材1、3同士
を直角に溶接するとともに、対応するフランジ部2、4
のコーナー部同士を溶接により結合したものである。
なお、第6図に示すフランジ部5、6同士、第7図に
示すフランジ部7、8も同様な手段により接合するよう
になっている。
示すフランジ部7、8も同様な手段により接合するよう
になっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来のフランジ構造によれば、第
5図を例にとれば、フランジ部2、4のコーナー部の接
合形状が複雑であるため、第8図に示すように、ダンパ
の板取り形状も複雑なものとなっていた。したがってパ
ンチプレス機等を用いて加工を行う必要があり、ダンパ
の板取り加工が非常に面倒であった。さらにはコーナー
部は溶接により接合し、また穴明けを行うようにしてい
るため強度に不安が残る構造であった。また、材料損失
も多かった。
5図を例にとれば、フランジ部2、4のコーナー部の接
合形状が複雑であるため、第8図に示すように、ダンパ
の板取り形状も複雑なものとなっていた。したがってパ
ンチプレス機等を用いて加工を行う必要があり、ダンパ
の板取り加工が非常に面倒であった。さらにはコーナー
部は溶接により接合し、また穴明けを行うようにしてい
るため強度に不安が残る構造であった。また、材料損失
も多かった。
同様に第6図のフランジ構造においても、板取り加工
が面倒であり、さらにはコーナー部は溶接により接合
し、また一部に立ち上がり部が無いため、強度に不安が
残る構造であった。同様に第7図のフランジ構造におい
ても、板取り加工が面倒な欠点があった。
が面倒であり、さらにはコーナー部は溶接により接合
し、また一部に立ち上がり部が無いため、強度に不安が
残る構造であった。同様に第7図のフランジ構造におい
ても、板取り加工が面倒な欠点があった。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたものでダンパ
の板取り加工を簡単にするとともに、ダンパの製作も容
易なダンパのフランジ構造を提供することを目的として
いる。
の板取り加工を簡単にするとともに、ダンパの製作も容
易なダンパのフランジ構造を提供することを目的として
いる。
「課題を解決するための手段」 この考案にかかるダンパの内部に空気の流量を変える
羽根が回転軸を介して軸支される角筒状のダンパを形成
する各側板の端部がそれぞれ外側に屈曲されて、ダンパ
とダクトを接続するフランジ部が形成され、直角に隣接
する側板のフランジ部相互には平面L字形のコーナー部
材が重ねて取り付けられ、このコーナー部材の端部はそ
の長さ方向に対して交差して、前記コーナー部材の一縁
から他縁に直線で貫通するように斜めに形成されてお
り、前記フランジ部には板厚方向に締結部材の取付孔が
所定間隔で複数貫通し、前記コーナー部材には、規格寸
法の異なるダンパの取付孔に共通して締結部材を挿通可
能とする楕円孔が板厚方向に貫通しており、前記楕円孔
の長軸がコーナー部材の長さ方向とほぼ直交しているこ
とを特徴とする。
羽根が回転軸を介して軸支される角筒状のダンパを形成
する各側板の端部がそれぞれ外側に屈曲されて、ダンパ
とダクトを接続するフランジ部が形成され、直角に隣接
する側板のフランジ部相互には平面L字形のコーナー部
材が重ねて取り付けられ、このコーナー部材の端部はそ
の長さ方向に対して交差して、前記コーナー部材の一縁
から他縁に直線で貫通するように斜めに形成されてお
り、前記フランジ部には板厚方向に締結部材の取付孔が
所定間隔で複数貫通し、前記コーナー部材には、規格寸
法の異なるダンパの取付孔に共通して締結部材を挿通可
能とする楕円孔が板厚方向に貫通しており、前記楕円孔
の長軸がコーナー部材の長さ方向とほぼ直交しているこ
とを特徴とする。
「作用」 この考案によれば、ダンパの各側板部の端部を折り曲
げて形成したフランジ部は直角に隣接する他のフランジ
部とコーナー部材を介して互いに接合されるので、直接
フランジ部同士を溶接等の手段により接合する場合に比
較して、フランジ部のコーナー形状がより簡単なものと
なる。したがって、ダンパの板取り形状も極めて簡単な
ものとなり、板取り加工が容易になる。
げて形成したフランジ部は直角に隣接する他のフランジ
部とコーナー部材を介して互いに接合されるので、直接
フランジ部同士を溶接等の手段により接合する場合に比
較して、フランジ部のコーナー形状がより簡単なものと
なる。したがって、ダンパの板取り形状も極めて簡単な
ものとなり、板取り加工が容易になる。
また、フランジ部同士は高い強度を有するコーナー部
材で互いに接合することによりフランジ部のコーナー部
に十分な強度を持たせることができる。
材で互いに接合することによりフランジ部のコーナー部
に十分な強度を持たせることができる。
また、コーナー部材からフランジ部の取付孔に締結部
材を挿通する孔を規格寸法の異なるダンパの取付孔に共
通する楕円孔とすることにより、本願のコーナー部材を
様々な規格寸法のダンパに共通して使用することができ
る。また、楕円孔がその長軸がコーナー部材の長さ方向
とほぼ直交しているので、コーナー部材の長さが不要に
長くなることが防止できる。
材を挿通する孔を規格寸法の異なるダンパの取付孔に共
通する楕円孔とすることにより、本願のコーナー部材を
様々な規格寸法のダンパに共通して使用することができ
る。また、楕円孔がその長軸がコーナー部材の長さ方向
とほぼ直交しているので、コーナー部材の長さが不要に
長くなることが防止できる。
また、前記コーナー部材の端部はその長さ方向に対し
て交差して斜めに形成されているので、コーナー部材と
フランジ部との境界部に曲げ応力が作用した場合、コー
ナー部材が漸次曲げ変形し、フランジ部に連続的な応力
分布を与え、換言すれば、フランジ部に段階的な応力分
布が生ずることを防止することができる。
て交差して斜めに形成されているので、コーナー部材と
フランジ部との境界部に曲げ応力が作用した場合、コー
ナー部材が漸次曲げ変形し、フランジ部に連続的な応力
分布を与え、換言すれば、フランジ部に段階的な応力分
布が生ずることを防止することができる。
さらに、コーナー部材の端部はその長さ方向に対して
交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫通す
るように斜めに形成されているので、部材の端部を単に
直線的に切断すればよく、材料に無駄が生ぜず材料歩留
りを向上させることができる。
交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫通す
るように斜めに形成されているので、部材の端部を単に
直線的に切断すればよく、材料に無駄が生ぜず材料歩留
りを向上させることができる。
「実施例」 以下、図面を参照しながら実施例について説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示すもの
で、これらの図において、符号10はダンパ、符号10Aは
ダクトを示している。
で、これらの図において、符号10はダンパ、符号10Aは
ダクトを示している。
ダンパ10は、4つの側板部11から構成される角筒状の
形状を有し、各側板部11の端部にはダンパ10とダクト10
Aを接続するフランジ部12…が外側に直角に折り曲げる
形でそれぞれ形成されている。フランジ部12の板厚方向
には等ピッチでボルト1の取付孔13…が貫通し、隣接す
るダンパ10、ダクト10Aのフランジ部12、12同士を取付
孔13、13に挿通したボルトにより互いに緊結するように
なっている。なお、フランジ部12の先端部はさらに後方
に折り曲げられて水平部14とされている。また、ダンパ
10の内部には空気の流量を変える羽根20が回動軸21を介
して側板部11の内面に軸支されている。
形状を有し、各側板部11の端部にはダンパ10とダクト10
Aを接続するフランジ部12…が外側に直角に折り曲げる
形でそれぞれ形成されている。フランジ部12の板厚方向
には等ピッチでボルト1の取付孔13…が貫通し、隣接す
るダンパ10、ダクト10Aのフランジ部12、12同士を取付
孔13、13に挿通したボルトにより互いに緊結するように
なっている。なお、フランジ部12の先端部はさらに後方
に折り曲げられて水平部14とされている。また、ダンパ
10の内部には空気の流量を変える羽根20が回動軸21を介
して側板部11の内面に軸支されている。
かかるダンパ10、ダクト10Aの隣接する側板部11、11
のフランジ部12、12相互にはフランジ部12の四隅に位置
する平面L字形のコーナー部材15が重ねて取付けられて
いる。
のフランジ部12、12相互にはフランジ部12の四隅に位置
する平面L字形のコーナー部材15が重ねて取付けられて
いる。
コーナー部材15は、本願の特徴となるもので、互いに
直角方向に延びる取付片16、16と、これらの取付片16、
16を互いに連結する角部17とが一体に構成されたもの
で、鋼板等の成形性に優れた金属を一体に成形して作ら
れている。また、コーナー部材15の端部はその長さ方向
に対して交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線
で貫通するように斜めに形成されている。各取付片16、
16にはそれぞれフランジ部12の取付孔14に対応する位置
に楕円孔18が複数(本実施例では2つ)板厚方向に貫通
し、角部17には板厚方向に同じくボルト孔19が貫通して
いる。この楕円孔18は、規格の異なるダンパ10の取付孔
13に共通してボルトを挿通できるような楕円形状とされ
ている。前記楕円孔18の長軸はコーナー部材15の長さ方
向とほぼ直交している。
直角方向に延びる取付片16、16と、これらの取付片16、
16を互いに連結する角部17とが一体に構成されたもの
で、鋼板等の成形性に優れた金属を一体に成形して作ら
れている。また、コーナー部材15の端部はその長さ方向
に対して交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線
で貫通するように斜めに形成されている。各取付片16、
16にはそれぞれフランジ部12の取付孔14に対応する位置
に楕円孔18が複数(本実施例では2つ)板厚方向に貫通
し、角部17には板厚方向に同じくボルト孔19が貫通して
いる。この楕円孔18は、規格の異なるダンパ10の取付孔
13に共通してボルトを挿通できるような楕円形状とされ
ている。前記楕円孔18の長軸はコーナー部材15の長さ方
向とほぼ直交している。
このようなコーナー部材15は、直角に隣接するフラン
ジ部12、12の間に角部17が位置し、各取付片17、17が対
応するフランジ部12、12の同一の片側の端部に位置し、
各取付片17、17がフランジ部12、12の片側に溶接等の手
段により固定されることにより、フランジ12、12に一体
に取り付けられるようになっている。したがって、フラ
ンジ部12、12のコーナー部毎に、合わせて4つのコーナ
ー部材15を取り付けるようになっている。
ジ部12、12の間に角部17が位置し、各取付片17、17が対
応するフランジ部12、12の同一の片側の端部に位置し、
各取付片17、17がフランジ部12、12の片側に溶接等の手
段により固定されることにより、フランジ12、12に一体
に取り付けられるようになっている。したがって、フラ
ンジ部12、12のコーナー部毎に、合わせて4つのコーナ
ー部材15を取り付けるようになっている。
また、コーナー部材15の取付状態においては、コーナ
ー部材15の各楕円孔18はその下に位置するフランジ部12
の取付孔14と互いに連通状態となっており、ボルトをコ
ーナー部材15の楕円孔18を通してフランジ部12、12の取
付孔14に挿通することによりフランジ部12、12同士を互
いに連結可能としている。
ー部材15の各楕円孔18はその下に位置するフランジ部12
の取付孔14と互いに連通状態となっており、ボルトをコ
ーナー部材15の楕円孔18を通してフランジ部12、12の取
付孔14に挿通することによりフランジ部12、12同士を互
いに連結可能としている。
本実施例によれば、本願のコーナー部材15を用いるこ
とにより、ダンパ10を製作するための板取り加工が非常
に容易なものとなる。すなわち、隣接するフランジ部1
2、12間のコーナー部はフランジ部材12、12自体を何等
処理する必要がなく、したがって、第4図に示すよう
に、板取り加工用の側板材11は四角形状の非常にシンプ
ルな形状となり、アングル工法と同様に鋼板の切断のみ
で板取り加工でき、材料損失も生じることがない。
とにより、ダンパ10を製作するための板取り加工が非常
に容易なものとなる。すなわち、隣接するフランジ部1
2、12間のコーナー部はフランジ部材12、12自体を何等
処理する必要がなく、したがって、第4図に示すよう
に、板取り加工用の側板材11は四角形状の非常にシンプ
ルな形状となり、アングル工法と同様に鋼板の切断のみ
で板取り加工でき、材料損失も生じることがない。
また、フランジ部12、12間のコーナー部は、コーナー
部材15を取り付けることにより補強されてその強度を向
上させることができる。
部材15を取り付けることにより補強されてその強度を向
上させることができる。
さらには、通常フランジ部12の取付孔のピッチは100
ピッチの寸法であるが、ダクト寸法にり50ピッチである
と両側のピッチが2通りとなる。またこれらの規格には
JISA4009による規格、全国ダクト工業団体連合会標準仕
様、ダクト寸法の呼寸法の延なし寸法など種々の規格寸
法が存在する。そこで本実施例のコーナー部材15は、フ
ランジ部12の取付孔13にボルトを挿通する楕円孔18をダ
クトの拡径方向へそれぞれ楕円状に延ばして設けること
で、前記した規格寸法の異なる取付孔に共通して対応さ
せるようにし、これにより取付孔13の規格寸法の異なる
ダクトに対して、本願のコーナー部材15を共通して使用
できる。
ピッチの寸法であるが、ダクト寸法にり50ピッチである
と両側のピッチが2通りとなる。またこれらの規格には
JISA4009による規格、全国ダクト工業団体連合会標準仕
様、ダクト寸法の呼寸法の延なし寸法など種々の規格寸
法が存在する。そこで本実施例のコーナー部材15は、フ
ランジ部12の取付孔13にボルトを挿通する楕円孔18をダ
クトの拡径方向へそれぞれ楕円状に延ばして設けること
で、前記した規格寸法の異なる取付孔に共通して対応さ
せるようにし、これにより取付孔13の規格寸法の異なる
ダクトに対して、本願のコーナー部材15を共通して使用
できる。
また、本実施例のコーナー部材15は鋼板またはアルミ
などの成形性の良好な金属をプレス等して大量生産が可
能であるから、かかるコーナー部材15を安価に製作で
き、合わせてダンパの製作費用の低減化を図ることもで
きる。
などの成形性の良好な金属をプレス等して大量生産が可
能であるから、かかるコーナー部材15を安価に製作で
き、合わせてダンパの製作費用の低減化を図ることもで
きる。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、本考案のダンパのフラン
ジ構造は、内部に空気の流量を変える羽根が回転軸を介
して軸支される角筒状のダンパを形成する各側板の端部
がそれぞれ外側に屈曲されて、ダンパとダクトを接続す
るフランジ部が形成され、直角に隣接する側板のフラン
ジ部相互には平面L字形のコーナー部材が重ねて取付け
られ、このコーナー部材の端部はその長さ方向に対して
交差して、前記コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫
通するように斜めに形成されており、前記フランジ部に
は板厚方向に締結部材の取付孔が所定間隔で複数貫通
し、前記コーナー部材には、規格寸法の異なるダンパの
取付孔に共通して締結部材を挿通可能とする楕円孔が板
厚方向に貫通しており、前記楕円孔の長軸がコーナー部
材の長さ方向とほぼ直交しているので、直角に隣接する
フランジ部同士をコーナー部において直接接合する必要
がなく、フランジ部同士のコーナー部の強度を向上させ
ることができる。しかもフランジ部のコーナー部が簡単
な形状となって、ダンパの板取り形状を簡単なものとす
ることができ、板取り加工を容易にでき、部材損失もな
い。
ジ構造は、内部に空気の流量を変える羽根が回転軸を介
して軸支される角筒状のダンパを形成する各側板の端部
がそれぞれ外側に屈曲されて、ダンパとダクトを接続す
るフランジ部が形成され、直角に隣接する側板のフラン
ジ部相互には平面L字形のコーナー部材が重ねて取付け
られ、このコーナー部材の端部はその長さ方向に対して
交差して、前記コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫
通するように斜めに形成されており、前記フランジ部に
は板厚方向に締結部材の取付孔が所定間隔で複数貫通
し、前記コーナー部材には、規格寸法の異なるダンパの
取付孔に共通して締結部材を挿通可能とする楕円孔が板
厚方向に貫通しており、前記楕円孔の長軸がコーナー部
材の長さ方向とほぼ直交しているので、直角に隣接する
フランジ部同士をコーナー部において直接接合する必要
がなく、フランジ部同士のコーナー部の強度を向上させ
ることができる。しかもフランジ部のコーナー部が簡単
な形状となって、ダンパの板取り形状を簡単なものとす
ることができ、板取り加工を容易にでき、部材損失もな
い。
また、前記フランジ部の板厚方向にダクト接続用の取
付孔を所定の間隔で複数貫通させ、前記コーナー部材の
楕円孔を介して締結部材をその下の取付孔に挿通するよ
うにしたから、取付孔の規格寸法が異なるフランジ部を
有するダクトに共通してコーナー部材を使用できる効果
を奏する。また、楕円孔がその長軸がコーナー部材の長
さ方向とほぼ直交しているので、コーナー部材の長さが
不要に長くなることが防止できる。
付孔を所定の間隔で複数貫通させ、前記コーナー部材の
楕円孔を介して締結部材をその下の取付孔に挿通するよ
うにしたから、取付孔の規格寸法が異なるフランジ部を
有するダクトに共通してコーナー部材を使用できる効果
を奏する。また、楕円孔がその長軸がコーナー部材の長
さ方向とほぼ直交しているので、コーナー部材の長さが
不要に長くなることが防止できる。
また、前記コーナー部材の端部はその長さ方向に対し
て交差して斜めに形成されているので、コーナー部材と
フランジ部との境界部に曲げ応力が作用した場合、コー
ナー部材が漸次曲げ変形し、フランジ部に連続的な応力
分布を与え、換言すれば、フランジ部に段階的な応力分
布が生ずることを防止することができる。
て交差して斜めに形成されているので、コーナー部材と
フランジ部との境界部に曲げ応力が作用した場合、コー
ナー部材が漸次曲げ変形し、フランジ部に連続的な応力
分布を与え、換言すれば、フランジ部に段階的な応力分
布が生ずることを防止することができる。
さらに、コーナー部材の端部はその長さ方向に対して
交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫通す
るように斜めに形成されているので、部材の端部を単に
直線的に切断すればよく、材料に無駄が生ぜず材料歩留
りを向上させることができる。
交差して、コーナー部材の一縁から他縁に直線で貫通す
るように斜めに形成されているので、部材の端部を単に
直線的に切断すればよく、材料に無駄が生ぜず材料歩留
りを向上させることができる。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図はダンパとダクトの接続構造の斜視図、第2
図はおよび第3図はコーナー部材の正面図および側面
図、第4図は本実施例のダンパの板取り図、第5図ない
し第8図は本実施例の従来例を示すもので、第5図
(イ)〜第7図(イ)はそれぞれフランジ部のコーナー
部材の要部正面図、第5図(ロ)〜第7図(ロ)はそれ
ぞれ断面図、第8図は第5図に示すダンパの板取り図で
ある。 10……ダンパ、11……側板、12……フランジ部、13……
取付孔、15……コーナー部材、18……楕円孔。
で、第1図はダンパとダクトの接続構造の斜視図、第2
図はおよび第3図はコーナー部材の正面図および側面
図、第4図は本実施例のダンパの板取り図、第5図ない
し第8図は本実施例の従来例を示すもので、第5図
(イ)〜第7図(イ)はそれぞれフランジ部のコーナー
部材の要部正面図、第5図(ロ)〜第7図(ロ)はそれ
ぞれ断面図、第8図は第5図に示すダンパの板取り図で
ある。 10……ダンパ、11……側板、12……フランジ部、13……
取付孔、15……コーナー部材、18……楕円孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 会田 幸蔵 千葉県野田市目吹617 日恵機材株式会 社野田工場内 (72)考案者 三ツ橋 信夫 東京都大田区京浜島2丁目7番6 (56)参考文献 特開 昭52−72923(JP,A) 実公 平2−9184(JP,Y2) 実公 昭49−42856(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】内部に空気の流量を変える羽根が回転軸を
介して軸支される角筒状のダンパを形成する各側板の端
部がそれぞれ外側に屈曲されて、ダンパとダクトを接続
するフランジ部が形成され、直角に隣接する側板のフラ
ンジ部相互には平面L字形のコーナー部材が重ねて取付
けられ、このコーナー部材の端部はその長さ方向に対し
て交差して、前記コーナー部材の一縁から他縁に直線で
貫通するように斜めに形成されており、前記フランジ部
には板厚方向に締結部材の取付孔が所定間隔で複数貫通
し、前記コーナー部材には、規格寸法の異なるダンパの
取付孔に共通して締結部材を挿通可能とする楕円孔が板
厚方向に貫通しており、前記楕円孔の長軸がコーナー部
材の長さ方向とほぼ直交していることを特徴とするダン
パのフランジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071027U JP2506532Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | ダンパのフランジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071027U JP2506532Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | ダンパのフランジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430388U JPH0430388U (ja) | 1992-03-11 |
JP2506532Y2 true JP2506532Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31607696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990071027U Expired - Fee Related JP2506532Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | ダンパのフランジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506532Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4942856U (ja) * | 1972-07-18 | 1974-04-15 | ||
DE2556167A1 (de) * | 1975-12-13 | 1977-06-16 | Guenter Smitka | Flanschverbindung zum gegenseitigen befestigen von im querschnitt im wesentlichen rechteckigen kanalteilstuecken aus blech, insbesondere fuer lufttechnische hochdruckanlagen |
JPH0622297Y2 (ja) * | 1988-06-30 | 1994-06-15 | 亨一 村田 | 離型材付き遮光シート |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP1990071027U patent/JP2506532Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430388U (ja) | 1992-03-11 |
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