JPH0622297Y2 - 離型材付き遮光シート - Google Patents

離型材付き遮光シート

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JPH0622297Y2
JPH0622297Y2 JP8784388U JP8784388U JPH0622297Y2 JP H0622297 Y2 JPH0622297 Y2 JP H0622297Y2 JP 8784388 U JP8784388 U JP 8784388U JP 8784388 U JP8784388 U JP 8784388U JP H0622297 Y2 JPH0622297 Y2 JP H0622297Y2
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sheet
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亨一 村田
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亨一 村田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物や自動車の窓ガラスやその他の透明な仕
切りに貼着して、遮光、プライバシーの保護等を行うよ
うにした離型材付き遮光シートに関し、より詳しく説明
すると、多数の貫通孔が穿設され、片面が光の反射率の
高い色に着色され、他面が光の反射率の低い色(吸収率
の高い色)に着色されて成る可撓性シートによって構成
した遮光シートの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の遮光シートは、サングラスと同じように透過光量
を減少する色、例えば、濃緑色、藍色、グレー、褐色、
その他の色に着色された着色透明シートであり、シート
全面の透過光量を絞ることによって、遮光効果と透視効
果を達成していた。
しかしながら、上記の従来例では、透過光量を絞る程、
換言すれば、濃い色を採用する程、透視効果が減少し、
建物や車の内外どちらの側からも見えにくくなるといっ
た欠点があった。殊に、自動車のサイドウインドに色の
濃い遮光シートを貼って使用した場合、外部から覗かれ
ることもなくなる代わりに、外部も非常に見えにくくな
り、左折や右折の際に、事故を起こす可能性が高く、問
題となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、このような欠点を解消し得る遮光シートを提
案している。これは、多数の貫通孔が穿設された可撓性
シートの片面が光の反射率の高い色(例えば、白)に着
色され、他面が光の反射率の低い(換言すれば、光の吸
収率の高い)色(例えば、黒)に着色されて成るもので
ある。
この遮光シートによれば、第6図(イ),(ロ)に示す
ように、光の反射率の高いAに着色されている側の面
を、例えば、自動車の窓ガラスGの内面に貼着して使用
することにより、外部からの他人の視線や太陽光などを
効果的に遮ることができ、それでいて、暗い内側から
は、表面が光の反射率の低い色Bであるため、不要な反
射がなく、多数の貫通孔a…をとおして外部を確実に透
視することができ、安全性を確保できる利点がある。
しかしながら、上記の遮光シートは、多数の貫通孔a…
を有し、この貫通孔a…をとおして透視する構造である
が故に、貫通孔a…の内部に塵埃が溜まりやすく、殊
に、濡れタオルやスエード等で拭き掃除するたびに、貫
通孔a…の内部に汚れX…が蓄積され、美観を損なうば
かりでなく、貫通孔a…の有効面積が次第に減少して長
期間所定の性能を発揮できず、この点に改善に余地があ
った。
本考案は、この点で改良された離型材付き遮光シートを
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案が講じた技術的手段
は次の通りである。即ち、本考案による離型材付き遮光
シートは、片面に透明の接着剤を介して離型材を貼着し
た遮光シートであって、多数の貫通孔が穿設され、片面
が光の反射率の高い色に着色され、他面が光の反射率の
低い色に着色されて成る可撓性シートの少なくとも離型
材貼着面と反対側の表面に平滑な無色透明の樹脂層を形
成して前記貫通孔を閉塞してあることを特徴とするもの
である。
〔作用〕
上記の構成によれば、離型材を剥がし、遮光シートを自
動車等の窓ガラスに貼着して使用することにより、外部
からの他人の視線や太陽光などを効果的に遮ることがで
き、それでいて、暗い内側からは、不要な反射がなく、
多数の貫通孔をとおして外部を確実に透視することがで
き、安全性を確保できる。
しかも、少なくとも窓ガラスに貼り付けた面とは反対側
の面に、平滑な無色透明の樹脂層が形成され、前記貫通
孔が当該樹脂層によって閉塞されているので、拭き掃除
の際、貫通孔の内部に汚れが溜る虞れがなく、長期間初
期の性能を維持できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図は本考案に係る離型材付き遮光シートの
一例を示す。1は、片面に透明の接着剤2を介して離型
材3を貼着した遮光シートである。遮光シート1は、多
数の貫通孔a…が穿設され、片面が光の反射率の高い色
(例えば、白)Aに着色され、他面が光の反射率の低い
色(例えば、黒)Bに着色され、離型材貼着面と反対側
の表面(この実施例では光の吸収率の高い色Bに着色さ
れている側の面)に表面の平滑な無色透明の樹脂層4を
形成して前記貫通孔a…を閉塞してある。
この遮光シート1を製造するにあたっては、例えば、1
枚の可撓性シートの両面に、前記の2種類の色A,Bを
印刷等の手段で塗ったり、あるいは材質自体をいずれか
一方の色(例えば、光の反射率の高い色)とした可撓性
シートの裏面に、他方の色(例えば、光の反射率の低い
色)を塗った後、透明樹脂層4を形成してもよいが、こ
の実施例では、光の反射率の高い色のシート1Aと光の吸
収率の高い色のシート1Bを貼り合わせて1枚の可撓性シ
ートとなし、これを、パンチングして、貫通孔a…を形
成した後、光の吸収率の高い色のシート1Bの表面に無色
透明の液状樹脂をコーティングして、当該樹脂で貫通孔
a…を充填すると共に、表面の平坦な無色透明の樹脂層
4を形成したものである。
上記の構成によれば、第3図に示すように、前記離型材
3を剥がし、自動車の側部や後部の窓ガラスG等に貼り
付けて使用することにより、外部からの視線や太陽光を
効果的に遮断し、暗い内部からは、不要な反射がないの
で、貫通孔a…をとおして外部を良く透視することがで
き、安全を確保できる。
第4図は本考案の別実施例を示し、可撓性シートの光の
反射率の低い色に着色された面(例えば前記光の反射率
の低い色のシート1Bの表面)に無色透明の樹脂フィルム
をラミネートして、前記樹脂層4を形成した点に特徴が
ある。
上記の実施例における遮光シート1は、いずれも、窓ガ
ラスG等の内側に貼り付けて使用するタイプであるた
め、反射率の高い色Aの側の面が離型材貼着面となって
いるが、窓ガラスG等の外側に貼り付けて使用するタイ
プである場合には、当然のことではあるが、反射率の低
い色Bの側の面が離型材貼着面となる。この場合、前記
樹脂層4は反射率の高い色Aの側の面に形成されること
になる。
また上記の実施例では、いずれも、片側のみに無色透明
の樹脂層4を形成したが、本考案は、コーティング、ラ
ミネート等、樹脂層形成手段の如何を問わず、第5図に
示すように、両面に無色透明の樹脂層4,4を形成して
実施することができる。
尚、離型材付き遮光シートは、予め、自動車の窓ガラス
G等の形状に対応する形状に形成してもよいが、対象物
に合わせて離型材3ごと裁断して使用するように構成す
ることが望ましい。また、離型材3は、可撓性のもので
もよく、比較的硬質の板状であってもよい。貫通孔a…
の形状は円形の他、三角形、四角形、多角形等々、任意
に設定でき、貫通孔a…の大きさ、配列、開孔率等につ
いても任意に設定できる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなるから、次の効果を奏し
得るのである。
即ち、離型材を剥がし、遮光シートを自動車等の窓ガラ
スに貼着して使用することにより、外部からの他人の視
線や太陽光などを効果的に遮ることができ、内側から
は、不要な反射がなく、多数の貫通孔をとおして外部を
確実に透視することができるので、安全性を確保でき、
それでいて、少なくとも窓ガラスに貼り付けた面とは反
対側の面に、表面の平滑な無色透明の樹脂層が形成さ
れ、前記貫通孔が当該樹脂層によって閉塞されているの
で、拭き掃除の際、貫通孔の内部に汚れが溜まって汚く
なることがなく、長期間初期の性能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
離型材付き遮光シートの斜視図、第2図は断面拡大図、
第3図は使用状態における断面拡大図である。第4図と
第5図は各々本考案の別実施例を示す断面拡大図であ
る。 第6図(イ),(ロ)を従来例の説明図である。 1……遮光シート、2……接着剤、3……離型材、4…
…樹脂層、A……光の反射率の高い色、B……光の反射
率の低い色、a……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に透明の接着剤を介して離型材を貼着
    した遮光シートであって、多数の貫通孔が穿設され、片
    面が光の反射率の高い色に着色され、他面が光の反射率
    の低い色に着色されて成る可撓性シートの少なくとも離
    型材貼着面と反対側の表面に平滑な無色透明の樹脂層を
    形成して前記貫通孔を閉塞してあることを特徴とする離
    型材付き遮光シート。
JP8784388U 1988-06-30 1988-06-30 離型材付き遮光シート Expired - Fee Related JPH0622297Y2 (ja)

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JPH029184U JPH029184U (ja) 1990-01-22
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JP2506532Y2 (ja) * 1990-07-03 1996-08-14 ニッケイ株式会社 ダンパのフランジ構造
JP2554709Y2 (ja) * 1992-05-18 1997-11-17 株式会社共栄機材 通風ダクト用継手部材
JP2013221360A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Sawaya:Kk シート材付きの窓及び窓用シート材
JP5266409B1 (ja) * 2012-05-09 2013-08-21 英生 高橋 窓用遮光・断熱パネル

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