JP2522883Y2 - 透視可能な化粧スクリーン - Google Patents

透視可能な化粧スクリーン

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JP2522883Y2
JP2522883Y2 JP1994005176U JP517694U JP2522883Y2 JP 2522883 Y2 JP2522883 Y2 JP 2522883Y2 JP 1994005176 U JP1994005176 U JP 1994005176U JP 517694 U JP517694 U JP 517694U JP 2522883 Y2 JP2522883 Y2 JP 2522883Y2
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憲介 青山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表裏それぞれ異なった
絵柄を有し、しかもそれを通して向う側がみえる化粧ス
クリーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば建物の窓ガラスに貼ってこれを
保護する目的で、基材シートの片側に反射性物質を塗り
無数の透孔を設けたもの（実開昭５１−８６０４９号）
や、建物の内部を外部から遮蔽するため、内層が暗色の
合成樹脂シートにアルミ箔などを重ねて透孔を多数設け
たもの(実開昭５４−９３２５５号)が提案されている。
【０００３】これらは、建物の中からは外がみえるが、
外から中はみえにくいようにしたものである。
【０００４】透孔によらず、一方向の透視性を得たパネ
ルもある（特開昭６１−９３５０３号、同６２−２２２
８８３号）。
【０００５】一方、ガラスやアクリル樹脂の透明なドア
に対して、その透視性を妨げずに、内と外から異なる表
示をしたいという希望がある。 同様の希望は、室内の
間仕切りなどについてもある。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上記
のような希望にこたえて、表裏それぞれ異なった絵柄を
有し、しかもそれを通して双方向から透視可能な化粧ス
クリーンを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案の表裏異なる絵柄
を有し透視可能な化粧スクリーンは、図面に示すよう
に、不透明な基材１の両側に、それぞれインキ２による
表からみる絵柄７(図１)およびインキ４による裏からみ
る絵柄８（図２）を印刷し、全体に多数の透孔５を設け
てなることを特徴とする。
【０００８】それぞれの絵柄は、基材の色をバックに利
用することにより、最少限１色で構成できる。 図１の
表からみる絵柄７はインキ２Ａおよび２Ｂからなり、図
２の裏からみる絵柄８はインキ３Ａおよび３Ｂからなる
が、２色以上のインキを使用して構成してもよいことは
もちろんである。
【０００９】不透明な基材１は、着色または無着色の合
成樹脂のシートが適当である。 インキの選択および印
刷法は、既知の技術に従えばよい。
【００１０】多数の透孔５は、パンチプレスのような手
段で設ける。 形状や分布は任意であるが、小径のもの
を多数にする方が、絵柄を損わず、かつ透視しやすい点
で好ましい。 透視しやすさを求めるならば開口率を高
く、絵柄による表示を重視するのであれば低くすべきこ
とはいうまでもない。
【００１１】所望により、表面および裏面の一方または
両方に、適宜の合成樹脂等を使用して透明な保護層を設
けることができる。 また、表面または裏面に、透明な
粘着剤または接着剤を塗布して、剥離紙を当てたものも
使用に好都合である。
【００１２】
【作用】本考案の化粧スクリーンを表側（図３で右側）
からみると、図１に示すようにインキ２で印刷された絵
柄７(文字Ｄ)がみえ、裏側（図３で左側）からみると、
図２に示すようにインキ３で印刷された絵柄８（文字
Ｎ）がみえる。 表と裏との間は、多数の透孔５の存在
により、どちら側からも透視可能である。
【００１３】
【考案の効果】本考案の透視可能な化粧スクリーンは、
表裏それぞれの側から別々の絵柄がみえるから、住宅、
事務所の透明ドアや間仕切りパネルに有用である。 ま
た、店舗のディスプレイに利用しても効果的である。
【００１４】使用に当っては、前記した表面または裏面
に設けた透明な粘着剤または接着剤の層を利用して透明
な基材上に直接貼りつけてもよいし、別の透明な基材と
積層した上で貼りつけてもよい。
【００１５】本考案の化粧スクリーンは、基材として剛
体を使用すればそのままパネルに使用できる。 一方、
基材にフレキシブルなものを用い裏面に保護層を設ける
か、または別の透明なフレキシブルな基材と積層して、
ロールブラインドとすることもできる。
【００１６】そのほか、建物の窓に貼ったり、自動車の
ウインドのステッカーとしたり、多くの用途がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案の化粧スクリーンの一例を示すもので
あって、表側からみた平面図。
【図２】 図１の化粧スクリーンを裏側からみた平面
図。
【図３】 図１のＩ−Ｉ方向かつ図２のII−II方向の模
式的な断面図。
【符号の説明】
１ 基材 ２Ａ，２Ｂ 表側のインキ ３Ａ，３Ｂ 裏側のインキ ５ 透孔 ７ 表側の絵柄 ８ 裏側の絵柄

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 不透明な基材１の両側に、それぞれイン
    キ２による表からみる絵柄７およびインキ４による裏か
    らみる絵柄８を印刷し、全体に多数の透孔５を設けてな
    ることを特徴とする、表裏異なる絵柄を有し透視可能な
    化粧スクリーン。
  2. 【請求項２】 表からみる絵柄７および（または）裏か
    らみる絵柄８の上に透明な保護層５を設けた請求項１の
    化粧スクリーン。
  3. 【請求項３】 表からみる絵柄７または裏からみる絵柄
    ８のいずれかの上に、粘着剤または接着剤の層を有する
    請求項１の化粧スクリーン。
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JPH0667791U JPH0667791U (ja) 1994-09-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5312457A (en) * 1976-07-19 1978-02-03 Fuji System Method of producing soybean milk
JPS57290A (en) * 1980-06-03 1982-01-05 Yoshida Kogyo Kk Mounting of joint material for telescoped member
GB8419312D0 (en) * 1984-07-28 1984-08-30 Campbell P L Transparent panels

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