JP2698155B2 - キートツプの製造方法 - Google Patents

キートツプの製造方法

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JP2698155B2 JP1078478A JP7847889A JP2698155B2 JP 2698155 B2 JP2698155 B2 JP 2698155B2 JP 1078478 A JP1078478 A JP 1078478A JP 7847889 A JP7847889 A JP 7847889A JP 2698155 B2 JP2698155 B2 JP 2698155B2
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二三生 坂本
俊治 千葉
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車載用スイツチや各種入力装置等に備えら
れるキートツプの製造方法に係り、特に、夜間等におい
て表示部が照光する照光式キートツプの製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
キートツプの製造方法としては種々のものが知られて
いるが、それらのうち、表示部が照光するタイプのキー
トツプの製造方法としてレーザ加工法と呼ばれる手法が
広く採用されている。
第4図は従来のレーザ加工法によつて製造されたキー
トツプの平面図、第5図はその断面図、第6図(a)〜
(d)はその製造方法を示す工程図である。
第4図および第5図において、1はキートツプを総括
的に示し、該キートツプ1の天面には外部から目視する
ことのできる第1の表示部2と第2の表示部3とが形成
されている。前記キートツプ1は、アクリル樹脂等の透
明な合成樹脂で成形された母材4と、該母材4の表面に
設けられた光透過性の有色塗料からなる白色のベース層
5と、該ベース層5の表面に一部を除いて設けられた遮
光性塗料からなる黒色の外形層6とからなり、前記第1
および第2の表示部2,3は、黒色の外形層6内に露出す
る白色のベース層5によつて構成されている。従つて、
昼間等の明るい場所においては、外部光を利用してベー
ス層5と外形層6の色の違いを目視することにより、第
1および第2の表示部2,3を確認できる。また、夜間あ
るいはトンネル内等の暗所においては、キートツプ1内
に配置したランプ7を点燈させ、この光が母材4とベー
ス層5のみを透過して外部に達することを利用して、暗
所で照光する第1および第2の表示部2,3を確認でき
る。
前述の如く構成されたキートツプ1を製造するに際し
ては、まず第6図(a)に示すように、アクリル樹脂等
で所望形状の母材4を成形した後、同図(b)に示すよ
うに、該母材4の表面にベース層5を塗装し、さらに同
図(c)に示すように、ベース層5上に塗装、スパツタ
リングあるいは蒸着等の手段によつて外形層6を被着す
る。さらに同図(d)に示すように、外形層6の一部に
YAGレーザ光8を照射し、このレーザ光8によつて外形
層6を第1および第2の表示部2,3に対応する部分だけ
除去することで、第4図に示したキートツプ1が製造さ
れる。なお、キートツプの外側全面には、必要に応じて
透明なバードコート層(図示せず)が塗装、スパツタリ
ングあるいは蒸着等の手段で被着される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述した従来のキートツプの製造方法は、
ベース層5と外形層6におけるYAGレーザ光8の吸収率
の違いを利用し、上層の外形層6のみをYAGレーザ光8
で部分的に除去して表示部2,3を形成するものであるか
ら、白色のベース層5と黒色の外形層6以外の配色にす
ると、表示部2,3の外観が非常に悪くなるという問題が
あつた。
すなわち、例えば白色のベース層5と灰色の外形層6
の二層構造とし、YAGレーザ光8で上層の外形層6のみ
を除去すれば、理論上は灰色の外形層6内に白色のベー
ス層5が露出する表示部2,3を形成することができる。
しかしながら実際上は、黒色の外形層6に比べて灰色の
外形層6はYAGレーザ光を吸収しにくくなるため、YAGレ
ーザ光8のパワーが弱い場合、外形層6が完全に飛散さ
れずにベース層5上に薄く残り、反対にYAGレーザ8の
パワーが強い場合、外形層6と一緒にベース層5まで飛
んでしまい、いずれの場合においても表示品位は著しく
低下する。このようなことは、外形層6を黒色以外の色
にした場合に限らず、ベース層5を白色以外のオレンジ
色や緑色にした場合も、ベース層5と外形層6における
YAGレーザ光の吸収率の差が少なくなるため同様であ
り、ベース層5と外形層6を白色と黒色以外の組合わせ
に多色化することは困難であつた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、表示部や外装色の多色化が可能で表示
品位の高いキートツプを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、表面に形成さ
れた表示部が裏面側からの光によつて照光されるように
なつているキートツプの製造方法において、無色透明ま
たは有色透明な合成樹脂で成形された母材上に、光透過
性の有色塗料と遮光膜および非黒色の外装塗料とを下か
ら順に積層し、しかる後、前記外装塗料と遮光膜の一部
をYAGレーザ光で除去して前記有色塗料を露出させたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
アクリル等の透明樹脂からなる母材上に、光透過性有
色塗料、黒色の遮光性塗料等の遮光膜、非黒色の外装塗
料を下から順に積層した後、最上層の外装塗料にYAGレ
ーザ光を照射すると、中間層にYAGレーザ光が最も吸収
され易く飛散し易い遮光膜が介設されているため、YAG
レーザ光が照射された部分の外装塗料と遮光膜が除去さ
れ、最下層の光透過性有色塗料が露出する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るキートツプの平面
図、第2図はその断面図、第3図(a)〜(d)はその
製造方法を示す工程図であり、第4図ないし第6図に対
応する部分には同一符号を付してある。
第1図に示すように、キートツプ1の天面には第1お
よび第2の表示部2,3が形成されており、これら表示部
2,3はキートツプ1の機能表示用として使用される。
第2図から明らかなように、前記キートツプ1は、ア
クリル樹脂等の透明な合成樹脂で成形された母材4と、
該母材4の表面に設けられた光透過性の有色塗料からな
る例えばオレンジ色の下地層9と、該下地層9の表面に
一部を除いて設けられた黒色の遮光性塗料やクロム等の
金属膜からなる中間層10と、該中間層10の表面に同じく
一部を除いて設けられた非黒色塗料からなる例えば灰色
の外形層11とからなり、前記第1および第2の表示部2,
3は、灰色の外形層11内に露出するオレンジ色の下地層
9によつて構成されている。
従つて、昼間等の明るい場所においては、外部光を利
用して下地層9と外形層11との色の違いを目視すること
により、灰色地にオレンジ色で表わされた両表示部2,3
を確認することができる。一方、夜間あるいはトンネル
内等の暗所においては、キートツプ1の内部に配置した
ランプ7を点燈させ、この光が母材4と下地層9とを透
過することを利用して、両利用部2,3がオレンジ色に照
光される。
次に、前述の如く構成されたキートツプ1の製造方法
を第3図とともに説明する。
まず第3図(a)に示すように、アクリル樹脂等で所
望形状に成形された母材4の表面に、オレンジ色の二色
硬化型塗料(アクリル系またはウレタン系)を約10〜20
μm厚塗装して下地層9を形成する。この下地層9は、
光を透過すると共に、後述するYAGレーザ光を吸収しに
くい性質をもつている。次いで同図(b)に示すよう
に、下地層9の上に黒色の二色硬化型塗料(アクリル系
またはウレタン系)を約10μm厚塗装するか、スパツタ
リングや蒸着によつてクロム等の金属膜を約0.2μm厚
成膜して中間層10を形成する。この中間層10は、光を遮
断すると共に、YAGレーザ光を吸収し易い性質をもつて
いる。次に同図(c)に示すように、中間層10の上に灰
色の二色硬化型塗料(アクリル系またはウレタン系)を
約10〜20μm厚塗装して外形層11を形成する。この外形
層11は、中間層10に比べるとYAGレーザ光を吸収しにく
い性質をもつている。しかる後、同図(d)に示すよう
に、外形層11の一部にYAGレーザ光8を照射し、このレ
ーザ光8によつて外形層11と中間層10を両表示部2,3に
対応する部分だけ除去することで、第1,2図に示したキ
ートツプ1が製造される。この場合、最上層の外形層11
と最下層の下地層9とにおけるYAGレーザ光8の吸収率
に大きな違いはないものの、両層9,11間にはYAGレーザ
光8を吸収し易い中間層10が存在するため、YAGレーザ
光8を照射された部分の外形層11と中間層10はきれいに
除去され、灰色の外形層11内にオレンジ色の下地層9が
露出する。
なお、上記一実施例では、灰色の外形層11とオレンジ
色の下地層9とで表示部2,3を構成した場合について説
明したが、これら色の組合わせは適宜選択可能であり、
要は中間層10として、黒色の塗料や金属膜等の上下2層
9,11に比べYAGレーザ光で飛び易い材料を用いれば良
い。
また、表示部2,3の形状や数が上記実施例に限定され
ないことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、表示品位を劣
化させることなく、表示色を黒色と白色以外の組合わせ
に多色化することができ、その実用的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係にキートツプの平面図、
第2図は同断面図、第3図はそのキートツプの製造工程
図、第4図は従来例に係るキートツプの平面図、第5図
は同断面図、第6図はそのキートツプの製造工程図であ
る。 1……キートツプ、2……第1の表示部、3……第2の
表示部、4……母材、8……YAGレーザ光、9……下地
層、10……中間層、11……外形層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 茂 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 伊藤 敦 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−186212(JP,A) 特開 昭60−255293(JP,A) 特開 昭62−83783(JP,A) 特開 昭62−203692(JP,A) 特開 昭63−10416(JP,A) 特開 昭63−181213(JP,A) 特開 昭63−205291(JP,A) 特開 平1−166984(JP,A) 特開 平1−175102(JP,A) 特開 平2−33816(JP,A) 特開 平2−100213(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に形成された表示部が裏面側からの光
    によつて照光されるようになつているキートツプの製造
    方法において、無色透明または有色透明な合成樹脂で成
    形された母材上に、光透過性の有色塗料と遮光膜および
    非黒色の外装塗料とを下から順に積層し、しかる後、前
    記外装塗料と遮光膜の一部をYAGレーザ光で除去して前
    記有色塗料を露出させたことを特徴とするキートツプの
    製造方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、前記遮光膜が黒色
    の遮光性塗料であることを特徴とするキートツプの製造
    方法。
  3. 【請求項3】請求項(1)において、前記遮光膜が金属
    膜であることを特徴とするキートツプの製造方法。
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