JP3114967B2 - 箱桁の組立方法 - Google Patents
箱桁の組立方法Info
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Description
る箱桁の組立方法に関する。
及び左右ウェブパネルを箱型に組み、内部に補強材や補
剛材を配した構造をなしている。この箱桁を製作する場
合、各パネルに予め補強材等を溶接した後、箱組立を行
うパネル工法が多く採用されている。
において、1、2は上下フランジパネル、3、4は左右
ウェブパネル、5は長手方向に平行な縦リブ、6は長手
方向に直交する横リブ、7は横リブ6の補強材(横リブ
フランジ)、8は垂直スチフナ、10はダイアフラム、
11はダイアフラム10の開口部の補強材(カラープレ
ート)である。ダイアフラム10と横リブ6及び垂直ス
チフナ8は箱桁の矩形断面を維持する補剛材であり、ダ
イアフラム10は四角形枠状をなし、中央に開口部を有
している。
ずパネル製作工程において、上下フランジパネル1、2
に縦リブ5を、左右ウェブパネル3、4に垂直スチフナ
8及び水平スチフナ9をそれぞれ溶接する。そして、横
リブ6の先端縁に補強材7(横リブフランジ)を断面T
字形に予め溶接しておき、横リブ6をフランジパネルに
仮付け溶接する。また、図9(a)に示すように、上フ
ランジパネル1(組立段階では下側に配置する)には、
予め四角形枠状に小組みしたダイアフラム10の一辺を
仮付け溶接して取り付けておく。
ら、四枚のパネル1、2、3、4で箱組を行い、箱内外
での本溶接を行って箱桁を完成させる。この場合、箱組
を行う前のパネル製作段階及び部材の小組段階で、全溶
接線長の約2/3が行われているが、残りは箱組時に行
われている。パネル製作工程では溶接ロボットの使用が
可能であるが、箱組工程では主に手溶接に頼っている。
内側での溶接と外側での溶接があり、箱の内側での溶接
は、きつい、汚い、危険の三悪条件下で行わなければな
らず、自動化、ロボット化の要請が強かった。
溶接箇所を極力減らすことにより、溶接作業の自動化及
び省力化を図ることのできる箱桁の組立方法を提供する
ことを目的とする。
載の箱桁の組立方法は、四角形枠状のダイアフラムを各
辺ごとに四分割し、各ダイアフラム構成片を前記上下フ
ランジパネル及び左右ウエブパネルの内面にそれぞれ取
り付けておき、四枚のパネルを箱型に組み立てるとき
に、隣接するダイアフラム構成片同士をスプライスプレ
ートを用いてボルトで機械的に接合してダイアフラムを
構成することを特徴とする。この方法は、パネル製作時
にダイアフラム構成片を予めパネルに本溶接しておくこ
とができるので、箱組時には、ダイアフラム構成片を隣
り同士ボルトで機械的に連結するだけでよく、箱組時の
箱内部での溶接作業を減らすことができる。また、パネ
ル製作工程でダイアフラム構成片の本溶接を行えるの
で、ロボットによる溶接が可能であり、溶接作業全体の
自動化及び省力化が図れる。
1記載の箱桁の組立方法において、ダイアフラムを構成
した後、ダイアフラムの開口部に補強材をボルトで機械
的に接合することを特徴とする。この方法では、ダイア
フラムの開口部の補強材をダイアフラムを構成した後か
ら取り付けるものの、ボルトにより機械的にダイアフラ
ムに接合するので、箱内部での溶接を減らせる。
基づいて説明する。図1は第1実施形態の組立方法の説
明図である。この組立方法では、(a)のパネル製作段
階、(b)の箱組段階を経て、(c)の箱桁を完成させ
る。箱桁の構成部材は従来とほぼ変わらず、上下フラン
ジパネル1、2、左右ウェブパネル3、4、ダイアフラ
ム10等からなる。パネルには縦リブ5、横リブ6、垂
直スチフナ8、水平スチフナ9等が取り付けられてい
る。
ラム10を予め小組した状態で上フランジパネル1に取
り付けるのではなく、図2に示すように、ダイアフラム
10を各辺ごとに四分割し、各ダイアフラム構成片10
A〜10Dを、上下フランジパネル1、2及び左右ウェ
ブパネル3、4の内面にそれぞれ本溶接により取り付け
ておく。そして、四枚のパネル1、2、3、4を箱型に
組み立てるときに、隣接するダイアフラム構成片10A
〜10Dを、スプライスプレート12を用いてボルトで
接合し、これにより四角形枠状のダイアフラム10を構
成する。次に、ダイアフラム10の開口部に、補強材と
して山形鋼11A〜11Dを同じくボルトで接合し、開
口部を補強する。横リブ6と垂直スチフナ8について
も、図3に示すように、補強材としての山形鋼7をボル
トで接合すると同時に、両者を相互に結合する。
アフラム10の四つの角部、及び横リブ6と垂直スチフ
ナ8からなる補剛材の四つの角部には、小型自動隅肉溶
接機が通過可能な大きな切欠(開口部)13、14が設
けられている。従って、この切欠13、14を利用し
て、パネル同士の隅肉溶接を、小型自動隅肉溶接機を用
いて無人で行うことができる。図4はダイアフラム10
部分の箱型の断面図、図5は横リブ6部分の箱桁の断面
図であり、図中P1で隅肉溶接箇所を示す。
フラム構成片10A〜10Dを予めパネル1〜4に本溶
接しているので、箱組時には、ダイアフラム構成片10
A〜10Dを隣り同士スプライスプレート12を用いて
ボルトで機械的に連結するだけで、ダイアフラム10の
取り付けを終えることができ、箱組時の箱内部での溶接
作業を減らすことができる。補強材としての山形鋼11
A〜11Dや、横リブ6と垂直スチフナ8についても同
様である。また、ダイアフラム10等の四隅に存在する
切欠13、14を利用することにより、小型自動隅肉溶
接機でパネル相互の内部隅肉溶接を行うことができるの
で、人手による溶接作業をほとんど要せずに箱組を行う
ことができる。
形鋼を箱組時にボルトで取り付けていたが、図6〜図8
の第2実施形態では、パネル製作工程の段階で、ダイア
フラム構成片10A〜10Dや横リブ6に、補強材であ
るカラープレート21A〜21Dおよび横リブフランジ
7を溶接により取り付けておく。
ラム10を構成した際に開口部の縁に相当する部分(ダ
イアフラム構成片10A〜10Dの先端縁)にカラープ
レート21A〜21Dを溶接しておき、箱組時に、隣接
するダイアフラム構成片10A〜10D同士をスプライ
スプレート12を用いてボルト接合する。隣接する横リ
ブ6と垂直スチフナ8についても、図8に示すようにス
プライスプレート12を用いてボルト接合する。その他
は第1実施形態と同様である。
て、補強材を予めダイアフラム構成片10A〜10Dや
横リブ6に溶接して取り付けておくので、箱組時の補強
材の取り付けがほとんど不要になり、箱内部での作業軽
減を図ることができる。
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の設計変更等
が可能である。
立方法によれば、次のような効果を奏することができ
る。
れば、四角形枠状のダイアフラムを各辺ごとに四分割
し、各ダイアフラム構成片を上下フランジパネル及び左
右ウエブパネルの内面にそれぞれ取り付けておき、四枚
のパネルを箱型に組み立てるときに、隣接するダイアフ
ラム構成片同士をスプライスプレートを用いてボルトで
機械的に接合してダイアフラムを構成するようにしてい
るので、パネル製作時にダイアフラム構成片を予めパネ
ルに本溶接しておくことができ、箱組時には、ダイアフ
ラム構成片を隣り同士ボルトで機械的に連結するだけで
よく、箱組時の箱内部での溶接作業を減らすことができ
る。また、パネル製作工程でダイアフラム構成片の本溶
接を行えるので、ロボットによる溶接が可能であり、溶
接作業全体の自動化及び省力化が図れる。
れば、ダイアフラムを構成した後、ダイアフラムの開口
部に補強材をボルトで機械的に接合するので、箱内部で
の溶接作業を減らすことができる。
ネル製作工程を終了した幾つかのパネルを示す斜視図、
(b)は箱組を行っている状態を示す斜視図、(c)は
箱組が完了した状態を示す斜視図である。
分の組立手順の説明図で、(a)はパネル製作段階の正
面図、(b)は箱組段階の正面図、(c)は補強材を取
り付けた段階の正面図である。
チフナの結合手順の説明図で、(a)はパネル製作段階
の正面図、(b)は箱組段階で補強材を取り付けた状態
を示す正面図である。
た箱桁のダイアフラム部分の正面図である。
た箱桁の横リブと垂直スチフナ部分の正面図である。
ネル製作工程を終了した幾つかのパネルを示す斜視図、
(b)は箱組を行っている状態を示す斜視図、(c)は
箱組が完了した状態を示す斜視図である。
た箱桁のダイアフラム部分の正面図である。
た箱桁の横リブと垂直スチフナ部分の正面図である。
ネル製作工程を終了した幾つかのパネルを示す斜視図、
(b)は箱組を行っている状態を示す斜視図、(c)は
箱組が完了した状態を示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下のフランジパネル及び左右のウエブ
パネルを有する箱型をなし、且つ、内部に補鋼材として
の四角形枠状のダイアフラムを有した箱桁の組立方法に
おいて、 前記四角形枠状のダイアフラムを各辺ごとに四分割し、
各ダイアフラム構成片を前記上下フランジパネル及び左
右ウエブパネルの内面にそれぞれ取り付けておき、四枚
のパネルを箱型に組み立てるときに、隣接するダイアフ
ラム構成片同士をスプライスプレートを用いてボルトで
機械的に接合してダイアフラムを構成することを特徴と
する箱桁の組立方法。 - 【請求項2】 前記ダイアフラムを構成した後、ダイア
フラムの開口部に補強材をボルトで機械的に接合するこ
とを特徴とする請求項1記載の箱桁の組立方法。
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JP32948997A JP3114967B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 箱桁の組立方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32948997A JP3114967B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 箱桁の組立方法 |
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