JPH10317489A - 接合構造 - Google Patents

接合構造

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JPH10317489A
JPH10317489A JP14600697A JP14600697A JPH10317489A JP H10317489 A JPH10317489 A JP H10317489A JP 14600697 A JP14600697 A JP 14600697A JP 14600697 A JP14600697 A JP 14600697A JP H10317489 A JPH10317489 A JP H10317489A
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diaphragm
column
core
box
joint structure
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JP14600697A
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Seiji Kondo
静治 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕口処理に用いられる部品数が少なく、仕口
処理にあたっての溶接箇所が少なく、さらに仕口処理の
施された柱材の管理、輸送が容易であり、施工現場にお
ける梁の組付けが容易な接合構造の提供 【解決手段】 鋼構造における柱10と梁20との接合
であって、立設される柱10を構成しているコア12の
上下に備えられている一対のダイアフラム13が、該柱
10から側方に突き出すように延設された連設板部13
aを備えており、この上下に対をなすダイアフラム13
の連設板部13a間に梁20の側部を納め入れて、該梁
20の止着をなすようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼構造、特に、
柱と梁との接合構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通例、鋼構造(鉄骨構造)における柱と
梁との接合は、仕口処理の施された柱材を工場などにお
いて、前もって、用意し、この柱材を施工現場において
立設しながら、これに、各梁材を組付け構成していた。
【0003】かかる梁材102の組付けられる柱101
の仕口処理は、典型的には、図12に示されるように角
形鋼管柱などの柱101、特に柱シャフト材101Aに
対して両端部にダイアフラム104、104を備えるよ
うにコア103を裏当て金111を添装して突き合せ溶
接110で連設すると共に、このダイアフラム104の
側端にH形鋼ブラケット105を溶接により取り付ける
ようにしていた。
【0004】かかるダイアフラム104に対するブラケ
ット105の溶接にあっては、このブラケット105に
おけるH形鋼のウェブ部分に充分なスカーラップ106
を設けると共に裏当て金107を溶着準備し、ダイアフ
ラム104の先端と、開先処理の施されたブラケット1
05の先端フランジ部相互の突合せ溶接108をなし、
また、ウエブの先端縁を、コア103の側面に対してす
み肉溶接109で止着していた。
【0005】また、必要に応じて、前記柱材101Aの
備えられているコア103の反対側のダイアフラム10
4を利用して、前記柱シャフト材101Aと同様の手法
で柱シャフト材101Bを連設して柱101の仕口処理
をなし、これを施工現場に運び入れると共に、前記仕口
のブラケット105を利用して梁材102を止めつけて
いた。
【0006】かかる柱101に対する梁材102の接合
にあっては、H型鋼ブラケット105のフランジ及びウ
エブと、H型鋼梁材102におけるフランジ及びウエブ
とを突き合せの状態になすと共に、この各フランジ及び
ウエブ間を亘るように、この各フランジ及びウエブの両
側面に夫々スプライスプレート113、113を添装
し、この各フランジと各スプライスプレート113とを
ボルト112で締めつけ止着していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の柱、梁の接合にあっては、仕口の処理に際して、
溶接箇所が多く、この為、品質管理が難しく、しかも、
組付け部品数が多く、仕口処理に多くの作業手間を要す
る難があった。
【0008】また、施工現場における梁材などの組付け
に多くの作業手間を要する難があった。
【0009】更に、仕口処理の施された柱材、特に、H
形鋼ブラケットを備えた柱材は、その取扱いが難しく、
輸送、保管などの効率面において難があった。
【0010】この発明は、かかる従来の柱、梁の接合構
造における不都合を解消するものであって、仕口処理に
用いられる部品数が少なく、しかも、仕口処理にあたっ
ての溶接箇所が少なく、さらに仕口処理の施された柱材
の管理、輸送が容易であると共に、施工現場における梁
の組付けが容易な接合構造の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る接合構造
は、前記の目的を達成するために、鋼構造における柱と
梁との接合であって、立設される柱を構成しているコア
の上下に備えられている一対のダイアフラムが、該柱か
ら側方に突き出すように延設された連設板部を備えてお
り、この上下に対をなすダイアフラムの連設板部間に梁
の側部を納め入れて、該梁の止着をなすようにしてあ
る。
【0012】このように構成される接合構造において
は、柱の仕口処理にあたって、角形鋼管などの柱シャフ
ト材に対して、連設板部を備えたダイアフラムを両端部
分に備えるようにコアを連設することのみで、梁材の連
設部を構成することができる。
【0013】また、柱の仕口処理によって備えられたダ
イアフラムの各連設板部間に梁の側部を収め入れ、この
ダイアフラムの連設板部と梁材のフランジとを、夫々の
面を重ね合せの状態で接合することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る典型的な各実
施の形態について詳細に説明する。図1〜図4は第1の
実施の形態に係る接合構造を、図5〜図8は第2の実施
の形態に係る接合構造を、図9〜図11は、更に第3〜
第5の各実施の形態に係る接合構造を示している。
【0015】この典型的な実施の形態に係る接合構造
は、鋼構造(鉄骨構造)における柱10と梁20とを、
立設される柱10を構成しているコア12の上下に備え
られている一対のダイアフラム13、13が、該柱10
から側方に突き出すように延設された連設板部13aを
備えており、この上下に対をなすダイアフラム13、1
3の連設板部13a、13a間に梁20の側部を納め入
れて、該梁20の止着をなすようにしてある。
【0016】このように柱10と、梁20とを接合する
ことによって、柱10に対する梁20の連設を、溶接に
より組付けられるダイアフラム13の連設板部13a、
13a間に対する梁20の組込み、止着によりなすこと
が可能とされ、仕口処理の処理手間が僅かで良く、しか
も、少ない部材数により仕口処理をなすことができる。
【0017】また、仕口処理にあたっての溶接処理が、
基本的には、柱材11、ダイアフラム13、及びコア1
2の組付け部分のみであり、溶接手間が少なく、しか
も、その品質管理が容易とされる。
【0018】また、この柱10からの突出し部分が、ダ
イアフラム13の連設板部13aのみであり、仕口処理
の施された柱10を保管、あるいは輸送するにあたっ
て、この仕口部分の嵩張りによる不都合を生ずることが
ない。
【0019】(1)第1の実施の形態に係る接合構造 先ず、図1〜図4で示される第1の実施の形態に係る接
合構造について詳細に説明する。この第1の実施の形態
に係る接合構造は、鋼構造における柱10と梁20と
を、立設される柱10を構成しているコア12の上下に
備えられた一対のダイアフラム13、13が、該柱10
から側方に突き出すように延設された連設板部13aを
備えており、この上下に対をなすダイアフラム13、1
3の連設板部13a、13a間に梁20の側部を納め入
れて、該梁20の止着をなすようにしてある。
【0020】前記柱10は、各種形態よりなる鋼構造を
なす柱のいかなる形態の柱であっても良く、図示例にお
いては、そのもっとも典型的な事例として、箱形コア1
2’を備えた箱形柱10を示している。
【0021】この箱形柱10は、上下に通しダイアフラ
ムタイプにダイアフラム13、13を備え設けられるコ
ア12と、シャフト部材11とを備えたものとして構成
してある。
【0022】この柱10に備えられるダイアフラム13
は、箱形コア12’及び箱形柱を構成するシャフト部材
11の各開口を塞ぐと共に、夫々の周側板部から、外方
に突き出す鍔部13b’と、接合される梁20のフラン
ジ20aの外側にある面20a’に接する連設板部13
aとを一体に備えた平板状の鋼板によって構成してあ
る。
【0023】即ち、この図示例にあっては、ダイアフラ
ム13を、直角四辺形の断面形状の筒体によって構成さ
れる箱形コア12’の筒体開口よりも大きい直角四角形
よりなる板部13bと、この板部13bの向き合ってい
る一対の辺側から、更に突き出すように延設されている
等脚台形々状の連設板部13a、13aとを備えた構成
とし、箱形コア12’に対する溶接、及び、シャフト部
材11に対する溶接に伴って、この箱形コア12’及び
シャフト部材11から、この箱形コア12’、シャフト
部材11の外周を巡るように突き出す部分を鍔部13
b’として構成してある。なお、この図示例と異なっ
て、梁外面と柱外面とを合わせるように組み付ける接合
構造にあっては、前記の連設板部は等脚台形形状以外の
形状のものとして構成される。
【0024】また、このダイアフラム13を構成する連
設板部13aは、柱10に連設される梁20、この図示
例にあってはH形鋼よりなる梁20のフランジ20aの
外側にある面20a’に密着して用いられる構成として
あると共に、その先端側が、このフランジ20aの幅寸
法に略一致する幅寸法となるように狭められた台形々状
に構成してある。また、梁20のウエブ20bから外れ
た位置のフランジ20部分に設けられている梁20連設
用のボルト挿通孔21〜21に対応したボルト挿通孔1
3c〜13cを、この連設板部13aの突き出し方向に
向けて2列に並ぶように設けてある。
【0025】かかる構成よりなるダイアフラム13を、
裏当て金14が溶接され、しかも、夫々の開口縁に開先
加工の施された箱形コア12’の上下開口縁に添装し
て、突合せ溶接xにより固着する。
【0026】ここで、箱形コア12’に備えられるダイ
アフラム13、13は、箱形コア12’に対して平行を
保って備えられており、この図示例にあっては、箱形コ
ア12’の向き合った一対の側縁から連設板部13a、
13aを突き出すように設けてあり、特に、上部ダイア
フラム13と、下部ダイアフラム13とが同一の側縁か
ら突き出すように設けられ、しかも、互に向き合って設
けられる構成としてある。
【0027】また、この実施の形態に係る箱形コア1
2’に備えられる各ダイアフラム13、13は、この各
ダイアフラム13、13の各連設板部13a、13a間
に梁20が都合良く収まり入る形態に構成してある。
【0028】また、この各ダイアフラム13、13の各
連設板部13a、13a間にある箱形コア12’の外周
面に、この連設板部13a、13a間に外側から組込ま
れる梁20を組付けるためのガセットプレート15を、
この梁20のウエブ厚相当分、組付け内側に偏らした状
態ですみ肉溶接yにより固着してある。なお、この図示
例と異なって、梁20を内側から組み付ける場合にあっ
ては、前記のガセットプレート15を、箱形コア12’
の外周面に、この連設板部13a、13a間に内側から
組込まれる梁20を組付ける位置、即ち、この梁20の
ウエブ厚相当分、組付け外側に偏らした状態ですみ肉溶
接yにより固着するようにして構成する。
【0029】かかるダイアフラム13、13を備えた箱
形コア12’に体して一方側、又は、その両方側に箱形
柱材としてのシャフト部材11を溶着する。
【0030】このシャフト部材11を箱形コア12’と
の溶着は、シャフト部材11の溶接側の開口縁に開先加
工を施すと共に裏当て金16を溶着準備し、この両者
を、突合せ溶接xにより固着する。
【0031】このようにして構成される柱10を、施工
現場で立設すると共に、この柱10におけるコア12の
両端に備えられているダイアフラム13、13の互に向
き合っている各連設板部13a、13a間に、構築物の
外方からH形鋼材よりなる梁20の側端部分を収め入
れ、この梁20におけるウエブ20bを、コア12にお
けるガセットプレート15に当接させる。
【0032】また、各ダイアフラム13に設けられてい
るボルト挿通孔13cと、梁20の各フランジ20aに
設けられているボルト挿通孔21との位置合せをなすと
共に、必要に応じて、フランジ20aの内側面にボルト
挿通孔23aを備えた補強プレート23を、この補強プ
レート23におけるボルト挿通孔23aが前記各ボルト
挿通孔21、13cに連通状態となるように添装溶接
し、この各ボルト挿通孔13c、21、23aにボルト
30を挿通、ナット31で締めつけ固定する。
【0033】また、ガセットプレート15に設けたボル
ト挿通孔15aを梁20のウエブ20bに設けたボルト
挿通孔22に連通状態とし、これにボルト32を挿通、
ナット33で締めつけ固定することで、柱10の両側方
に、互に同一直線上に位置するように梁20、20を設
け、例えば、中間部の柱、梁構造を構成する。
【0034】尚、このように構成される接合構造にあっ
ては、ダイアフラム13に対して、梁20を構成するH
形鋼材のフランジ20aを、互に面的な重なりの状態
で、直接ボルト接合によって接合することができ、当該
部分のボルト31に生ずる剪断力が、このダイアフラム
13と、フランジ20aの面接合位置においてのみ生ず
ることゝなる。
【0035】(2)第2の実施の形態に係る接合構造 次いで、図5〜図8で示される、第2の実施の形態に係
る柱、梁の接合構造について詳細に説明する。
【0036】この第2の実施の形態に係る柱、梁の接合
構造は、鋼構造における柱10と梁20とを、立設され
る柱10を構成しているコア12の上下に備えられた一
対のダイアフラム13、13が、該柱10から側方に突
き出すように延設された連設板部13aを備えており、
この上下に対をなすダイアフラム13、13の連設板部
13a、13a間に梁20の側部を納め入れて、該梁2
0の止着をなすようにしてある。
【0037】この第2の実施の形態に係る接合構造は、
前記第1の実施の形態に係る接合構造が柱10の両側方
に、同一直線上となるように梁20、20を設けたのに
対し、この梁20、20を、直角の状態に備えつけるも
のであって、かかる柱10に対して、各梁20、20が
直角の向きに備えつけられるようにダイアフラム13の
連設板部13aの突き出しの向きを変更した以外の構成
を、前記第1の実施の形態に係る接合構造の構成と同
一、又は実質的に同一の構成としてある。
【0038】従って、前記第1の実施の形態に係る接合
構造の構成と同一、又は実質的に同一の構成部分につい
ては同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0039】この実施の形態に係るダイアフラム13
は、コア12、この図示例にあっては、直角四辺形の断
面形状をなす箱形コア12’の開口よりも稍々大きい直
角四辺形々状の板部13bと、この板部13bの相隣り
合っている一対の辺側から、更に突き出すように延設さ
れている等脚台形々状の連設板部13a、13aとを備
えたL字状の形状としてあり、この連設板部13a、1
3aの備えられていない板部13bの各辺部分が、前記
箱形コア12’の開口よりも稍々大き目に構成されて、
この箱形コア12’に対する溶着に際して、この箱形コ
ア12’から外方に突き出す鍔部13b’として構成し
てある。
【0040】かかる形状のダイアフラム13を備えた柱
10を用いることで、例えば、コーナー部の柱、梁構造
を構成することができる。
【0041】(3)第3の実施の形態に係る接合構造 次いで、図9に示される第3の実施の形態に係る柱、梁
の接合構造に用いられるダイアフラム13について説明
する。
【0042】この第3の実施の形態に係る接合構造は、
そのダイアフラム13が、前記図5〜図8で示されてい
る第2の実施の形態に係る接合構造のダイアフラム13
の変形例、特に、柱10の両側方に、梁20、20を鋭
角の状態で備えつけた接合構造に対応する形態のダイア
フラム13を備えたものとして構成したものであって、
この鋭角に備えられる各梁20、20の連設に対応可能
に、該ダイアフラム13の各連設板部13a、13aの
突き出しの向きを、変更した以外の構成を、前記第2の
実施の形態に係る接合構造におけるダイアフラム13の
構成と、同一、又は実質的に同一の構成としてある。
【0043】従って、前記第2の実施の形態に係る接合
構造におけると同一、又は実質的に同一の構成部分につ
いては同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0044】この第3の実施の形態に係る接合構造にあ
っては、これを構成するダイアフラム13が、コア1
2、この図示例にあっては、直角四辺形の断面形状をな
す箱形コア12’の開口よりも稍々大きい直角四辺形々
状の板部13bと、この板部13bの相隣り合っている
一対の一方の辺側から、更に突き出すように延設されて
いる台形々状の連設板部13aと、他方の辺側から、前
記連設板部13aとの間で鋭角を構成するように延設さ
れている台形々状の連設板部13aとを備えたく字状の
形状としてあり、この連設板部13a、13aの備えら
れていない板部13bの各辺部分が、前記箱形コア1
2’の開口よりも稍々大き目に構成されて、この箱形コ
ア12’に対する溶着に際して、この箱形コア12’か
ら外方に突き出す鍔部13b’として構成してある。
【0045】かかる形状のダイアフラム13を備えた柱
10を用いると共に、コア12に対して、前記ダイアフ
ラム13の屈曲側にある連設板部13aの側に取付けら
れる梁20の取付け用のガセットプレート15を、コア
12に対して、所定角度で傾けた状態で溶接、備えつけ
る構成としてあり、例えば、直角でないコーナー部の
柱、梁構造を構成することができる。
【0046】(4)第4の実施の形態に係る接合構造 次いで、図10に示される第4の実施の形態に係る柱、
梁の接合構造に用いられるダイアフラム13について説
明する。
【0047】この第4の実施の形態に係るダイアフラム
13を用いた鋼構造における柱、梁の接合構造は、立設
される柱10を構成しているコア12の上下に備えられ
た一対のダイアフラム13、13が、該柱10から側方
に突き出すように延設された連設板部13aを備えてお
り、この上下に対をなすダイアフラム13、13の連設
板部13a、13a間に梁20の側部を納め入れて、該
梁20の止着をなすようにしてある。
【0048】この第4の実施の形態に係るダイアフラム
13を用いた柱、梁の接合構造は、前記第1の実施の形
態に係る柱、梁の接合構造において、この第1の実施の
形態に係る接合構造で用いられたダイアフラム13を、
この図10で示される形状のダイアフラム13に変更し
た以外の構成を、該第1の実施の形態に係る柱、梁の接
合構造の構成と同一、又は実質的に同一としている。
【0049】従って、前記第1の実施の形態に係る接合
構造の構成と同一、又は実質的に同一の構成部分につい
ては同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0050】この実施の形態に係るダイアフラム13
は、コア12、この図示例にあっては、直角四辺形の断
面形状をなす箱形コア12’の開口よりも稍々大きい直
角四角形々状の板部13bと、この板部13bの三つの
辺側から、更に突き出すように延設されている等脚台形
々状の連設板部13aとを備えた構成としてあり、この
連設板部13aの備えられていない板部13bの辺部
が、前記箱形コア12’の開口よりも稍々大き目に構成
されて、この箱形コア12’に対する溶接に際して、こ
の箱形コア12’から外方に突き出す鍔部13b’とし
て構成してある。
【0051】かかるダイアフラム13を備えた柱10を
用いることで、例えば、三方に梁を備えた間仕切り壁な
どの中間部の柱、梁構造を構成することができる。
【0052】(5)第5の実施の形態に係る接合構造 次いで、図11に示される第5の実施の形態に係る柱、
梁の接合構造に用いられるダイアフラム13について説
明する。
【0053】この第5の実施の形態に係るダイアフラム
13を用いた鋼構造における柱、梁の接合構造は、立設
される柱10を構成しているコア12の上下に備えられ
た一対のダイアフラム13、13が、該柱10から側方
に突き出すように延設された連設板部13aを備えてお
り、この上下に対をなすダイアフラム13、13の連設
板部13a、13a間に梁20の側部を納め入れて、該
梁20の止着をなすようにしてある。
【0054】この第5の実施の形態に係るダイアフラム
13を用いた柱、梁の接合構造は、前記第1の実施の形
態に係る柱、梁の接合構造において、この第1の実施の
形態に係る接合構造で用いられたダイアフラム13を、
この図11で示される形状のダイアフラム13に変更し
た以外の構成を、該第1の実施の形態に係る柱、梁の接
合構造の構成と同一、又は実質的に同一としている。
【0055】従って、前記第1の実施の形態に係る接合
構造の構成と同一、又は実質的に同一の構成部分につい
ては同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0056】この実施の形態に係るダイアフラム13
は、コア12、この図示例にあっては、直角四辺形の断
面形状をなす箱形コア12’の開口よりも稍々大きい直
角四角形々状の板部13bと、この板部13bの夫々の
辺側から、更に突き出すように延設されている等脚台形
々状の連設板部13a〜13aとを備えた構成としてあ
り、この連設板部13a間にある板部13b部分が、前
記箱形コア12’の開口よりも稍々大き目に構成され
て、この箱形コア12’に対する溶接に際して、この箱
形コア12’から外方に突き出す鍔部13b’として構
成してある。
【0057】かかるダイアフラム13を備えた柱10を
用いることで、例えば、四方に梁を備えた中間部分の
柱、梁構造を構成することができる。
【0058】
【発明の効果】この発明に係る接合構造は、鋼構造にお
ける柱10と梁20とを、立設される柱10を構成して
いるコア12の上下に備えられている一対のダイアフラ
ム13、13が、該柱10から側方に突き出すように延
設された連設板部13aを備えており、この上下に対を
なすダイアフラム13、13の連設板部13a、13a
間に梁20の側部を納め入れて、該梁20の止着をなす
ようにしてあることから、柱10に対する梁20の連設
を、溶接により組付けられるダイアフラム13の連設板
部13a、13a間に対する梁20の組込み、止着によ
りなすことが可能とされ、仕口処理の処理手間が僅かで
済み、しかも、少ない部材数により仕口処理をなすこと
ができる特長を有している。
【0059】また、仕口処理にあたっての溶接処理が、
基本的には、柱材11、ダイアフラム13、及びコア1
2の組付け部分のみであり、溶接手間が少なく、しか
も、その品質管理が容易とされる特長を有している。
【0060】また、この柱10からの突出し部分が、ダ
イアフラム13の連設板部13aのみであり、仕口処理
の施された柱10を、保管、あるいは輸送するにあたっ
て、この仕口部分の嵩張りによる不都合を生ずることが
ない特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な第1の実施の形態に係る接合構造の構
成部品の分離斜視図
【図2】同コア部分を仮想線で示したダイアフラムの平
面図
【図3】同ダイアフラムの上方にシャフト部材を備えつ
けると共に梁を連設した状態の縦断面図
【図4】同ダイアフラムの上方で切断した横断面図
【図5】典型的な第2の実施の形態に係る接合構造の構
成部品の分離斜視図
【図6】同コア部分を仮想線で示したダイアフラムの平
面図
【図7】同ダイアフラムの上方にシャフト部材を備えつ
けると共に梁を連設した状態の縦断面図
【図8】同ダイアフラムの上方で切断した横断面図
【図9】第3の実施の形態に係る接合構造をダイアフラ
ムの上方で切断した横断面図
【図10】コア部分を仮想線で示した第4の実施の形態
に係るダイアフラムの平面図
【図11】コア部分を仮想線で示した第5の実施の形態
に係るダイアフラムの平面図
【図12】従来の接合構造における縦断面図
【符号の説明】
10 柱 12 コア 13 ダイアフラム 13a 連設板部 20 梁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼構造における柱と梁との接合であっ
    て、立設される柱を構成しているコアの上下に備えられ
    ている一対のダイアフラムが、該柱から側方に突き出す
    ように延設された連設板部を備えており、この上下に対
    をなすダイアフラムの連設板部間に梁の側部を納め入れ
    て、該梁の止着をなすようにしてあることを特徴とする
    接合構造。
JP14600697A 1997-05-21 1997-05-21 接合構造 Pending JPH10317489A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082763A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Nkk Corp 柱梁接合構造およびその設計方法
JP2012167462A (ja) * 2011-02-13 2012-09-06 Hirayama Setsubi Kogyo Co Ltd 仕口部材とこれを用いた仕口構造、並びに鉄骨建築物
KR101299023B1 (ko) * 2011-08-04 2013-08-27 (주)서한종합건축사사무소 다이아프램을 매개로 하여 각형강관의 이음위치와 철골보의 상부레벨을 서로 일치시키는 접합구조
KR101421824B1 (ko) * 2012-12-06 2014-07-24 대림산업 주식회사 원심성형 기둥용 철골보 및 기둥 동시 접합구조
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