JPH09286U - 自走式クレーンのフック格納装置 - Google Patents

自走式クレーンのフック格納装置

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JPH09286U JP1247996U JP1247996U JPH09286U JP H09286 U JPH09286 U JP H09286U JP 1247996 U JP1247996 U JP 1247996U JP 1247996 U JP1247996 U JP 1247996U JP H09286 U JPH09286 U JP H09286U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーン作業中のフックとブーム先端部との
衝突の発生を強制的に防止するとともに、フックのブー
ム先端部への格納を容易にする。 【解決手段】 ウインチ12によりブーム4の先端部か
ら昇降可能に吊り下げたフック5を備え、フック5がブ
ーム4先端部に所定値以上近づいた場合に作動する巻過
検出スイッチ16を有する自走式クレーン1であって、
巻過検出スイッチ16の作動でウインチ12の駆動を停
止させる,巻過停止回路Mと、フック5の格納時に操作
することにより巻過停止回路Mの作動を禁止する格納ス
イッチ53とを有するものにおいて、ウインチ12を油
圧モータ26で駆動させるとともに、油圧モータ26を
駆動する油圧回路41には、油圧回路41を低圧状態と
するリリーフ弁42と,油圧回路41の流量を制限する
流量制御弁43とのすくなくとも一方を設置し、これを
巻過検出スイッチ16の作動に連動して作動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、トラッククレーン,ラフテレーンクレーンあるいはトラック搭載 型クレーン等の自走式クレーンに関し、とくにそのフックの格納に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
この種の自走式クレーンにおいては、ワイヤケーブルで吊り下げられているフ ックが走行状態において揺れることを防止するために、自走式クレーンの走行に 先だってフックをブームの先端に衝接定位させる(以下、格納という)ことが必 要である。
【0003】 一方、ワイヤケーブルと巻き取りドラムとで構成されたウインチでフックを昇 降させるクレーンにおいては、クレーン作業中にワイヤケーブルを巻き取りすぎ ると、フックがブームの先端部に衝突するおそれがある。
【0004】 かかるおそれに対し、ブームの先端部にフックが所定値以上近づいた場合に作 動する巻過検出スイッチを設け、この巻過検出スイッチの作動によって、警報を 行なうとともに、そのウインチの巻き上げ力を低減させるもの(実開平2−57 898号公報参照)があり、このものによれば前記フックの格納と,クレーン作 業中の衝突による損傷の軽減とが図られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術によれば、フックの格納が可能で、同時 にクレーン作業中の衝突による損傷の軽減は図られているが、衝突自体の発生を 強制的に防止することはできない。
【0006】 この考案は、かかる背景に基づいてなされたもので、クレーン作業中のフック とブーム先端部との衝突の発生を強制的に防止するとともに、フックのブーム先 端部への格納を容易にすることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1記載の考案は、ワイヤケーブルと巻き取 りドラムとで構成したウインチにより、ブームの先端部から昇降可能に吊り下げ たフックを備え、当該フックがそのブーム先端部に所定値以上近づいた場合に作 動する巻過検出スイッチを有する自走式クレーンであって、前記巻過検出スイッ チの作動で前記ウインチの駆動を停止させる,巻過停止回路と、フックの格納時 に操作することにより前記巻過停止回路の作動を禁止する格納スイッチとを有す るものにおいて、前記ウインチを油圧モータで駆動させるとともに、この油圧モ ータを駆動する油圧回路には、その油圧回路を低圧状態とするリリーフ弁と,そ の油圧回路の流量を制限する流量制御弁とのすくなくとも一方を設置し、これを 前記巻過検出スイッチの作動に連動して作動させることを特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面によりこの考案の実施の形態を説明するが、まず第2図によって この自走式クレーンの機械的全体構造の概略を説明し、その後に駆動装置を第1 図に示す回路図で説明する。
【0009】 第2図において、1はクレーンを示し、基台2と、旋回台3と、ブーム4と、 フック5とを有する。
【0010】 基台2は、自動車の車体フレーム6上に固定して形成されており、この基台2 の中央部分の上面には図中矢印A方向に旋回可能に構成された旋回台3が垂直に 立設されるとともに、その内部には受信機7が設置されており、前記フック5の 格納ボタン8が設置され、前記受信機7に接続されている。
【0011】 また、この基台2の上面には、このクレーン1の作動を制御する,弁等の制御 装置11が設置されている。
【0012】 そして、旋回台3の上端部には枢軸を介してブーム4が枢支され、このブーム 4は図中矢印B方向に揺動可能に構成されている。また、この旋回台3の内部に は、後述のフック5を昇降駆動するウインチ12のワイヤーケーブル13用の巻 き取りドラム14が設置されている。
【0013】 前記ブーム4は、前記旋回台3の上端に枢支された外筒4aとその内部にテレ スコピックに収納された内筒4bとで構成され、図中矢印C方向に伸縮可能に構 成されている。
【0014】 このブーム4の内筒4bの先端部には、前記巻き取りドラム14から延びるワ イヤケーブル13を案内するガイドプーリ15と、ワイヤケーブル13の巻き取 り過ぎを検出する巻過検出スイッチ16とが設置されている。
【0015】 そして、この内筒4bの先端部下部には、前記ワイヤケーブル13の先端13 aが固定され、このワイヤケーブル13の先端13aから適宜の寸法だけ離間し たワイヤケーブル13上の位置には、重錘17が固定されており、この重錘17 より下方となる位置には、フック5がその内部に設置したプーリ18を介して吊 り下げられている。
【0016】 したがって、前記巻き取りドラム14によりワイヤケーブル13の巻き取り量 を変えることにより、フック5は図中矢印Dのように昇降駆動することができる 。
【0017】 そして、前記重錘17と巻過検出スイッチ16との間にはロープ19が張設さ れている。
【0018】 このロープ19は巻過検出スイッチ16の不図示の作動アームに連結されてお り、図示のごとき通常の場合には巻過検出スイッチ16はオフ状態で、前記重錘 17が持ち上げられた場合には、作動アームが変位することによって前記巻過検 出スイッチ16がオンとなるものである。そして、この巻過検出スイッチ16の オンにともなって、不図示の電気回路により警報ブザーが鳴るように構成されて いる。
【0019】 なお、第1図中、9は送信機であって、この実施の形態においては、この送信 機9にもフック5の格納ボタン8が設置されており、無線により前記各格納ボタ ン8と同様の作動を行えるようになっているが、場合によっては有線式リモコン 装置として構成しても良く、またリモコン装置の設置を省略し、前記基台2上に 設置された格納ボタン8のみとしてもよい。
【0020】 ところで、かかるクレーン1は、次に第1図により説明する駆動装置21によ り駆動される。
【0021】 すなわち、この駆動装置21は電気−油圧式に構成され、動力源である油圧ポ ンプ22と、前記旋回台3を回転駆動する旋回用油圧モータ23と、前記ブーム 4を起伏駆動する起伏用油圧シリンダ24と、前記ブーム4の内筒4bを外筒4 aに対して伸縮する伸縮用油圧シリンダ25と、前記フック5を昇降するウイン チ12の巻き取りドラム14を回転駆動する昇降用油圧モータ26とを有する。
【0022】 油圧ポンプ22の吐出口から延びる油路27には、それぞれ同様に構成された 6ポート3位置型の切換弁28が設置されており、これらを介して、前記の旋回 用油圧モータ23,起伏用油圧シリンダ24,伸縮用油圧シリンダ25および昇 降用油圧モータ26がそれぞれ接続されている。
【0023】 そして、これらの切換弁28より油圧ポンプ22の吐出口側の位置において、 前記油路27から分岐したドレン通路31が構成されており、このドレン通路3 1にはメインリリーフ弁32が装着されている。
【0024】 このメインリリーフ弁32は、パイロット通路33を有する,バランスピスト ン型リリーフ弁であって、そのパイロット通路33のドレン34側には常閉型の ソレノイド開閉弁35が介装されている。
【0025】 そのため、このメインリリーフ弁32は、油圧ポンプ22の吐出圧が設定値を 越える場合および前記ソレノイド開閉弁35がパイロット通路33をドレン34 に連通させた場合に、ドレン通路31をドレン34に連通させて油路27中の油 圧を極めて低圧の状態とするものであって、この実施の形態では後述の巻過停止 動作を行なうものである。
【0026】 前記各切換弁28は、中立位置36においては油路27からの圧油をそれぞれ の弁内を経てドレン34に連通させるとともに前記旋回用油圧モータ23等を経 るそれぞれの油圧回路は閉止状態となっている。
【0027】 また、各切換弁28の第1のオフセット位置37においては、油路27からの 圧油をそれぞれの油圧回路内に導入して前記旋回用油圧モータ23等に所要の動 作を行なわせるとともに、これらの旋回用油圧モータ23等の動作に伴うリター ン油をドレン34に還流する油路を開放するものである。
【0028】 さらに、各切換弁28の第2のオフセット位置38においては、前記第1のオ フセット位置37の場合と逆向きに、各油圧回路内に圧油を導き、前記旋回用油 圧モータ23等を逆向きに駆動するものである。
【0029】 したがって、このクレーン1においては、各切換弁28は通常は油路27に中 立位置36で接続されており、各部が作動を要する場合には、これらの切換弁2 8のうち択一的に該当する切換弁28を第1のオフセット位置37または第2の オフセット位置38に切り換え、所要の動作を行なわせるものである。
【0030】 なお、この実施の形態における油路27と、この油路27から分岐した,昇降 用油圧モータ26への昇降用油路41とは、切換弁28a(以下、他の切換弁と の識別のため添え字aを付す)を経て昇降用油圧回路を構成している。
【0031】 そして、かかる実施の形態の前記昇降用油圧モータ26の昇降用油路41には 、低圧リリーフ弁42と、流量制御弁43とが設置されており、前記第1のオフ セット位置37においては昇降用油圧モータ26はフック5を上昇駆動し、前記 第2のオフセット位置38においては昇降用油圧駆動モータ26はフック5を下 降駆動するようになっている。
【0032】 低圧リリーフ弁42は、昇降用油路41から分岐して形成されたドレン通路4 7上に設置されたバランスピストン型リリーフ弁と逆止弁44およびパイロット 通路45からなり、このパイロット通路45のドレン34側には常閉型のソレノ イド開閉弁46が介装されている。
【0033】 そのため、この低圧リリーフ弁42は、前記ソレノイド開閉弁46がパイロッ ト通路45をドレン34に連通させた場合に、ドレン通路47をドレン34に連 通させ、昇降用油路41内の油圧を低圧状態に低減させるものである。
【0034】 なお、この低圧リリーフ弁は、前記メインリリーフ弁32と並列に油路27に 設置することとしてもよい。
【0035】 流量制御弁43は、ソレノイド式切換弁からなり、ノーマル位置48において は昇降用油路41に供給される圧油は実質的な抵抗を生じずそのまま流通できる ものであるが、ソレノイドが作動してオフセット位置49に切り変わると、一定 の絞りの下に圧油の流量を制限するものである。
【0036】 また、このような流量制御弁としては、前記油路27から昇降用油圧モータ2 6に至る昇降用油路41を分岐する切換弁28aを、電磁比例制御弁で構成し、 この電磁比例制御弁を半スプールの状態に制御することによって行なわせること としてもよい。
【0037】 このような油圧系における前記ソレノイド開閉弁35,46および流量制御弁 43は、次のような電気回路51で制御されるようになっている。
【0038】 この電気回路51は、電源52と巻過検出スイッチ16と前記格納ボタン8を 操作することによって閉止する格納スイッチ53とを有する。
【0039】 この格納スイッチ53は、前記格納ボタン8を押圧している時だけ接点を閉じ るように構成されている。これは、フック5の格納作業を行なっていることを作 業者に明確に意識させることが作業の安全上好ましいからである。
【0040】 そして、前記電気回路51には、前記ソレノイド開閉弁35等への通電を制御 するために、第1のリレー54とこの接点55,56および第2のリレー57と この接点58,59とが設けられている。
【0041】 この電気回路51による制御の内容は次のようである。
【0042】 まず、この実施の形態のクレーン1による通常のクレーン作業でフック5を昇 降する場合について説明すると、格納ボタン8は押圧操作されていないので、格 納スイッチ53はオフであり、第1のリレー54には通電されないので、第1の リレー54の開放接点55はオフ,閉止接点56はオンのままである。
【0043】 そのため、電源52からソレノイド切換弁46に至る回路は開放状態であり、 その結果低圧リリーフ弁42は作動不能の状態となっている。
【0044】 また、電源52からソレノイド切換弁35に至る回路と電源52から流量制御 弁43に至る回路中には第2のリレー57の開放接点58,59が設置されてい るので、第2のリレー57への通電,すなわち巻過検出スイッチ16のオン・オ フによってこれらのソレノイド切換弁35等への通電が制御されている。
【0045】 したがって、このクレーン作業時においては、ワイヤケーブル13aを巻き上 げすぎて、巻過検出スイッチ16がオンとなると、第2のリレー57に通電され 各開放接点58,59がオンとなり、メインリリーフ弁32のソレノイド開閉弁 35および流量制御弁43は同時に作動する。
【0046】 このソレノイド開閉弁35の作動により、パイロット通路33が開き、ドレン 通路31がドレン34に連通するので、油圧ポンプ22から吐出する圧油は、実 質上昇降用油路41に供給されず、昇降用油圧モータ26が停止し、フック5の 上昇の停止した巻過停止の状態となる。。
【0047】 その結果、クレーン作業中において、作業者の不注意等によりフック5をブー ム4の先端に衝突させることを確実に防止することができる。
【0048】 次に、フック5の格納作業の場合の動作を説明する。
【0049】 フック5の格納作業にあたって、作業者は例えば送信機9の格納ボタン8を押 圧操作する。
【0050】 これにより、基台2の受信機7を経て格納スイッチ53が閉止されるとともに 、不図示の音声回路により「ブームを走行姿勢にしてください。フックを格納し ます。」との音声警報が発せられる。
【0051】 ブーム4が走行姿勢でない場合には、作業者が格納ボタン8の押圧操作を停止 すれば、格納スイッチ8がオフとなって通常のクレーン作業中の状態に戻るので 、前記旋回用油圧モータ23等の切換弁28を操作してブーム4を所定の走行姿 勢にすればよい。
【0052】 そして、格納ボタン8の押圧操作による格納スイッチ53のオンにともなって 、第1のリレー54への通電が行なわれ、開放接点55が閉止するとともに、閉 止接点56が開放状態となる。
【0053】 これにより、メインリリーフ弁32は不作動状態となり、ウインチ12での通 常の巻き上げ動作等が禁止されるとともに、巻過停止の作動が禁止される。
【0054】 すなわち、この実施の形態において電源52とソレノイド開閉弁35とで構成 された巻過停止回路Mは、格納スイッチ53をオンすることによって前記閉止接 点56をオフとしてこの巻過停止回路Mの作動が禁止される。
【0055】 したがって、このフック5の格納作業時にはフック5は前記クレーン作業中の ように巻過位置で停止することはない。
【0056】 また、これと同時に低圧リリーフ弁42のソレノイド切換弁46がパイロット 通路45を連通状態とすることにより低圧リリーフ弁42は作動状態となる。
【0057】 そのため、このフック5の格納作業においては、昇降用油路41中の圧油は、 低圧リリーフ弁42の設定した低い圧力で昇降用油圧モータ26を駆動する。
【0058】 なお、前記格納スイッチ53のオンにともなって、昇降用油圧モータ26への 昇降用油路41の切換弁28aをソレノイド等により第1のオフセット位置37 に切り換えるようにすれば格納ボタン8のみの押圧操作でフック5の格納作業を 行なうことができる。
【0059】 そして、この際、前記格納スイッチ53のオンにともなって、ブーム4の伸張 やウインチ12の巻き上げ等の操作をロックさせることとすれば、格納作業の安 全性がより一層向上する。
【0060】 前記フック5が前記巻過位置より上方に達すると、巻過検出スイッチ16はオ ンとなり、前記と同様に、流量制御弁43は絞りを有するオフセット位置に切り 換えられるが、前記クレーン作業中のようにフック5は巻過位置では停止せず、 フック5はゆっくりブーム4の先端に格納される。
【0061】 以上のように、この実施の形態のクレーン1においては、格納ボタン8を設け 、これを押圧操作しない場合にはワイヤケーブル13を巻き過ぎた場合に、フッ ク5の上昇を巻過停止させ、また、格納ボタン8を押圧操作している場合には、 フック5の巻過停止を禁止してゆっくりとしたフック5の上昇が行なわれるので 、自走式クレーンの取り扱いが容易となる。
【0062】 以上説明した実施の形態においては、格納ボタン8の押圧操作によってメイン リリーフ弁32に代えて低圧リリーフ弁42を作動させることとし、巻過検出ス イッチ16の作動により流量制御弁43を作動させることとしたが、この考案は これを逆にし、格納ボタン8の押圧操作で流量制御弁を作動させ、巻過検出スイ ッチ16の作動によりメインリリーフ弁32に代えて低圧リリーフ弁42を作動 させることとしてもよい。
【0063】 また、この考案は、昇降用油路41中あるいは油路27中に前記と同様の低圧 リリーフ弁42あるいは流動制御弁43のいずれか一方のみを設置し、これを格 納スイッチ8の押圧操作あるいは巻過検出スイッチ16の操作のいずれかにより 作動させることとしてもよい。
【0064】 すなわち、これらの変形例においては、格納ボタン8の押圧操作で巻過停止動 作を禁止し、この格納ボタン8の押圧操作あるいは巻過検出スイッチ16の作動 で低圧リリーフ弁と流量制御弁の少なくとも一方を作動させるものであり、クレ ーン作業中のフックのブーム先端への衝突防止とともにフックのブーム先端への 格納作業の円滑が図られるものである。
【0065】 そして、前記実施の形態において用いた格納スイッチ53は、格納ボタン8を 押圧している時だけ格納スイッチ53の接点を閉じるように構成したものである が、本願はこれに限らず、例えば、格納ボタン8を押圧する毎に交互にオンある いはオフとなるものであっても実施することができ、また単なるスイッチを用い ても実施することができる。
【0066】 単なるスイッチを用いて格納スイッチを構成する場合、これとは別に格納解除 スイッチを設置し、スイッチの操作性の向上を図ることが好ましい。
【0067】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、クレーン作業中に、作 業者は格納スイッチを操作しないので、ワイヤーロープが巻過ぎの状態となった 場合には、巻過停止回路が作動してウインチの巻き取り動作が強制的に停止され 、フックがブームの先端部に衝突することがない。
【0068】 そして、フックの格納作業時には、作業者が格納スイッチを操作することによ って、フックの格納作業であることの意識付けができるとともに、巻過停止回路 の作動が禁止されるので、巻過停止がなされず,円滑にフックの格納作業が行な われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動装置の回路図である。
【図2】自走式クレーンの概略説明図である。
【符号の説明】
M 巻過停止回路、 1 自走式クレーン 4 ブーム 5 フック 12 ウインチ 13 ワイヤケーブル 14 巻き取りドラム 16 巻過検出スイッチ 26 (昇降用)油圧モータ 41 昇降用油路 42 低圧リリーフ弁 43 流量制御弁 53 格納スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤケーブルと巻き取りドラムとで構
    成したウインチにより、ブームの先端部から昇降可能に
    吊り下げたフックを備え、当該フックがそのブーム先端
    部に所定値以上近づいた場合に作動する巻過検出スイッ
    チを有する自走式クレーンであって、前記巻過検出スイ
    ッチの作動で前記ウインチの駆動を停止させる,巻過停
    止回路と、フックの格納時に操作することにより前記巻
    過停止回路の作動を禁止する格納スイッチとを有するも
    のにおいて、 前記ウインチを油圧モータで駆動させるとともに、この
    油圧モータを駆動する油圧回路には、その油圧回路を低
    圧状態とするリリーフ弁と,その油圧回路の流量を制限
    する流量制御弁とのすくなくとも一方を設置し、これを
    前記巻過検出スイッチの作動に連動して作動させること
    を特徴とする自走式クレーンのフック格納装置。
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