JP2556922Y2 - 移動式クレーンの巻過防止装置 - Google Patents

移動式クレーンの巻過防止装置

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JP2556922Y2
JP2556922Y2 JP6347591U JP6347591U JP2556922Y2 JP 2556922 Y2 JP2556922 Y2 JP 2556922Y2 JP 6347591 U JP6347591 U JP 6347591U JP 6347591 U JP6347591 U JP 6347591U JP 2556922 Y2 JP2556922 Y2 JP 2556922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動式クレーンに用い
られる巻過防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンは、図7に示す如く、油
圧駆動ウインチAからのワイヤーロープ6を、クレーン
ブーム1の先端のグースネック部2の左右の側板3、3
間に支軸4を介して配置した複数の先端滑車5と、フッ
クブロック7の左右の側板8、8間に支軸9を介して配
置した複数のフックブロック滑車10との間に懸け回す
ことで、クレーンブーム1の先端からフックブロック7
を吊下している。11は、グースネック部2の適所に取
り付けた前記ワイヤーロープ6の索端止めである。
【0003】この種の移動式クレーンには、走行移動時
におけるフックブロック7を含むクレーンブーム1先端
部の高さ寸法を小さくするためのフックブロック格納装
置が取り付けられている。このフックブロック格納装置
は図7に示す如く、前記グースネック2上の位置であっ
て前記先端滑車5の支軸4よりも前方下側位置に、その
下端部に前記フックブロック7に係合する係合部12を
備えたアームBの上端部を枢支部13を介して揺動自在
に吊下し、前記フックブロック7を巻き上げた際、前記
アームBの係合部12に係合したフックブロック7が、
アームBの回動と共にクレーンブーム1の下側に格納さ
れる様に構成している。油圧駆動ウインチAは、その油
圧モータ16へ油圧ポンプ17からの圧油を四方向三位
置の油圧切換弁18を経て送油するようになっており、
油圧切換弁18を操作することで駆動方向および駆動速
度が制御されるようになっている。油圧ポンプ17の吐
出油路19とタンク20間には、そのベント室をポペッ
ト型の高圧リリーフ弁21を介装したベント回路22で
以てタンク20に接続したバランスピストン型のリリー
フ弁23が介装されており、油圧ポンプ17の吐出油路
の最高圧力をこのリリーフ弁23と高圧リリーフ弁21
の共働作動で規制するようになっている。
【0004】このように構成した移動式クレーンには、
クレーンブームの先端構造物に対してフックブロック7
が所定値以下に近接した時、前記油圧駆動ウインチAの
巻き上げ動を停止させる巻過防止装置が取り付けられて
いる。
【0005】従来の移動式クレーンの巻過防止装置は、
グースネック部2に取り付けられた検出器24であっ
て、その作動アームにロープ25を介して重錘(グース
ネック部2とフックブロック7間のワイヤーロープ6に
外嵌した重錘)26を取り付けた検出器24と、当該検
出器24の検出結果で作動して油圧駆動ウインチAの巻
き上げ動を停止させる電磁制御弁14で構成されてい
る。前記ロープ25の長さは、フックブロック10がア
ームBに衝接する以前に重錘26を持ち上げる様な長さ
に設定されている。前記検出器24は、重錘26がフッ
クブロック10により持ち上げられた時に巻過状態を検
出するようになっている。
【0006】前記電磁制御弁14は、図7の例では前記
バランスピストン型のリリーフ弁23のベント回路22
における高圧リリーフ弁21の前段とタンク20間に介
装した常閉型の開閉弁で構成されており、そのソレノイ
ド14への通電回路中に介装した常開型のスイッチ15
を、前記検出器24の検出結果で閉成するようにしてい
る。15aは、ソレノイド14への通電回路中に前記ス
イッチ15と直列に介装された常閉型の手動式の巻過防
止解除スイッチである。
【0007】このように構成した従来の移動式クレーン
の巻過防止装置は、油圧駆動ウインチAを巻き上げ動に
よりフックブロック7が巻過状態にになると、重錘26
が持ち上げられて検出器24が巻過状態を検出してスイ
ッチ15を閉成するので、油圧駆動ウインチAの巻き上
げ動が自動的に停止するのである。勿論フックブロック
7をアームBの下端部に衝接し当該アームBの回動によ
りフックブロック7を格納しようとする場合は、巻過防
止機能を解除する必要があるが、この場合には、巻過防
止解除スイッチ15aを切って、検出器24の検出如何
に関わらず電磁制御弁14を閉じるのである。
【0008】ところで、従来の移動式クレーンの巻過防
止装置は、上述する如く検出器がフックブロック7の巻
過状態を、ロープ25の引っ張り力の減少を介して検出
すなわち間接的に検出しているので構造が複雑であるば
かりでなく、ロープ25がワイヤーロープ6に絡みつい
て故障する危険性があった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、従来
の巻過防止装置が持っていた上記の問題点を解決した新
規な巻過防止装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の移動式クレーン
の巻過防止装置は、次の如き移動式クレーン、即ち、油
圧駆動ウインチAからのワイヤーロープ6を、クレーン
ブーム1先端のグースネック部2の左右の側板3,3間
に支軸4を介して配置した複数の先端滑車5と、フック
ブロック7に配置した複数のフックブロック滑車10と
の間に懸け回すことで、伸縮ブーム1の先端からフック
ブロック7を吊下してなる移動式クレーン、特に、前記
グースネック部2上の位置であって前記先端滑車5の支
軸4よりも前方下側位置に、その下端部に前記フックブ
ロック7に係合する係合部12を備えたアームBの上端
部を枢支部13を介して揺動自在に吊下し、前記フック
ブロック7を巻き上げた際、前記アームBの係合部12
に係合したフックブロック7が、アームBの回動と共に
クレーンブーム1の下側に格納するよう構成した移動式
クレーンに適用されるものであって、4種類の形態があ
る。
【0011】第1の形態の移動式クレーンの巻過防止装
置は、前記アームBの適所に、フックブロック7がアー
ムBの係合部に係合したことを検出する検出器を取り付
け、この検出器の検出結果で、油圧駆動ウインチの油圧
回路に介装されその作動時に少なくとも油圧駆動ウイン
チの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁14を作動さ
せるよう構成している。
【0012】第2の形態の移動式クレーンの巻過防止装
置は、グースネック部2またはアームBの適所に、フッ
クブロック7の巻き上げ動に伴うアームBの回動を検出
する検出器を取り付け、この検出器の検出結果で、油圧
駆動ウインチの油圧回路に介装されその作動時に少なく
とも油圧駆動ウインチの巻き上げ駆動を停止させる電磁
制御弁14を作動させるよう構成している。
【0013】第3の形態の移動式クレーンの巻過防止装
置は、前記グースネック部2に対するアームB上端部の
前記枢支部13をルーズに構成して前記フックブロック
7の巻き上げ時にアームBがその基端部方向に若干量移
動される様構成すると共に、グースネック部2の適所ま
たはアームBの基端部に前記アームBの基端部方向への
移動を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出結
果で、油圧駆動ウインチの油圧回路に介装されその作動
時に少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ駆動を停止
させる電磁制御弁14を作動させるよう構成している。
【0014】第4の形態の移動式クレーンの巻過防止装
置は、前記グースネック部2に若干量揺動自在にアーム
支持ブラケットを取り付け、前記アームBの上端部を、
このアーム支持ブラケット上の位置であって前記先端滑
車5の支軸4よりも前方下側位置に前記枢支部13を介
して揺動自在に取り付け、前記フックブロック7の巻き
上げ時に前記アーム支持ブラケットが若干量回動される
様構成すると共に、グースネック部2、アーム支持ブラ
ケット27またはアームBの適所に前記アーム支持ブラ
ケットの揺動を検出する検出器を取り付け、この検出器
の検出結果で、油圧駆動ウインチの油圧回路に介装され
その作動時に少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ駆
動を停止させる電磁制御弁14を作動させるよう構成し
ている。
【0015】
【作用】本考案の移動式クレーンの巻過防止装置は、い
ずれの形態のものにあっても、フックブロック7の巻過
状態を検出する検出器が、従来のもののようにロープ2
5を介することなく作動するものであるから、ロープ2
5および重錘26を省略できるのでロープ25の絡みつ
きによる故障は皆無となるのである。
【0016】
【実施例】以下本考案の移動式クレーンの油圧駆動ウイ
ンチの巻き上げ力低減装置の実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。
【0017】本考案の移動式クレーンの巻過防止装置は
従来のものに比べて、油圧駆動ウインチAの巻き上げ駆
動を停止させる電磁制御弁14の作動・非作動を制御す
る検出器24の取り付け構成が異なっているのみである
ので、その他の構成並びに作動については上記従来技術
の説明で用いたものをそのまま援用する。尚、以下の実
施例で、本考案の巻過防止装置が適用される移動式クレ
ーンは上記従来技術で説明したものと基本的な構成は同
じものであるが、クレーンブーム1のグースネック部
2、およびアームBの構成等の細部が異なっているので
先ずこの点について説明しておく。
【0018】図1および図2において、27は、グース
ネック部2に取り付けられたアーム支持ブラケットであ
り、このアーム支持ブラケット27は、先端滑車(この
例では、左右二枚の先端滑車を供えている)5の支軸4
に左右の先端滑車5間において支持されている。アーム
支持ブラケット27の支軸4回りでの揺動は、このアー
ム支持ブラケット27の上端部の凹部27aを、先端滑
車5の上側においてグースネック部2の両側板3,3間
に橋架して固定された橋架部材28に係合することで阻
止されている。アーム支持ブラケット27のグースネッ
ク部2への組み込みは、当該ブラケット27をグースネ
ック部2へ下側からはめ込み、凹部27aを橋架部材2
8に係合した状態で、支軸4を挿通して行うものであ
る。
【0019】グースネック2上の位置であって先端滑車
5の支軸4よりも前方下側位置に、その上端部を揺動自
在に吊下されるアームBは、上記のアーム支持ブラケッ
ト27を介してグースネック部2に取り付けられてい
る。即ち、グースネック部2に上記した様に配置された
アーム支持ブラケット27上の位置であって支軸4より
も前方下方位置に枢支部13を介してアームBの上端部
が揺動自在に取り付けられているのである。アームBの
下端部の係合部12は、後述するフックブロック側係合
部30に係合可能になっている。
【0020】フックブロック7のフックブロック滑車1
0,10間には、互いに所定の間隔を保って支軸9に支
持された左右一対の板材29a,29aが取り付けられ
ている。左右一対の板材29a,29aは、その上端部
において前後一対の連結材29b,29bで連結されて
おり、この前後一対の連結材29b,29bおよび左右
一対の板材29a,29aによって前記フックブロック
側係合部30が画定されている。左右一対の板材29
a,29aの支軸9回りの回転動の規制は、フックブロ
ック滑車10の前後位置において両側板8,8を連結す
る連結板31によって成されている。フックブロック側
係合部30を画定するための左右一対の板材29a,2
9aおよび前後一対の連結材29b,29bで構成され
た部分の、フックブロック7への組み込みは、当該部分
をフックブロック7の両側板8,8間に上方からはめ込
み、その左右一対の板材29a,29aに支軸9を挿通
して行うものである。
【0021】アームBは、その懸垂状態においてその長
手方向全域が、先端滑車5、5とフックブロック滑車1
0,10間に掛け回されたワイヤーロープ6に囲まれた
空間内に位置するよう細径に形成されている。32は、
アームBの下端寄り位置に取り付けられた案内具であつ
て、この案内具32は、グースネック部2とフックブロ
ック7間のワイヤーロープ6に案内され該ワイヤーロー
プ6の揺動に追随して、アームBを揺動させるものであ
る。案内具32は、フックブロック7を巻き上げた際、
アームB下端部の係合部12とフックブロック側係合部
30が係合可能な位置に位置決めされるよう位置設定し
てアームBに取り付けられている。
【0022】油圧駆動ウインチAを巻き上げ駆動する
と、まず、アームBの下端部の係合部12にフックブロ
ック7のフックブロック側係合部を係合する。さらに油
圧駆動ウインチAを巻き上げ駆動するとフックブロック
7がアームBの回動(枢支部13を中心とする回動)に
伴ってクレーンブーム1の下側に格納されるのである。
【0023】次に図1〜図2の如く構成した移動式クレ
ーンに実施した本考案の巻過防止装置の特徴部分たる検
出器C(従来の検出器24に代わるもの)の取り付け構
成を図3〜図6に基づいて説明する。
【0024】(第1の形態) この形態のものは、図3に示す如く、油圧駆動ウインチ
Aの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁14の作動・
非作動を制御する検出器Cを、フックブロック7がアー
ムBの係合部12に係合したことを検出するようアーム
Bに取り付けるようにする。図示の例れでは、フックブ
ロック7の上端部がアームB側に取りつけた検出器C
(リミットスイッチ)の作動子を直接押すよう構成して
いるが、検出器CをアームBの上端寄りに配置する場合
は、アームBに沿い且つ当該アームBの長手方向に若干
量移動可能なよう配置した押し棒(図示せず)を介して
検出器Cの作動子を押す様にしてもよいこと勿論であ
る。
【0025】(第2の形態) この形態のものは、図4に示す如く、油圧駆動ウインチ
Aの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁14の作動・
非作動を制御する検出器Cを、フックブロック7の巻き
上げ動に伴うアームBの回動(枢支部13を中心とする
回動)を検出するようグースネック部2側(アーム支持
ブラケット27)に取り付けている。この場合、アーム
B自体が検出器Cのストライカーとして機能するように
なっている。勿論この検出器Cは、アームB側に取り付
けると共にグースネック部2側(アーム支持ブラケット
27)にこの検出器Cのストライカーを取り付けるよう
にしてもよい。
【0026】(第3の形態) この形態のものは、図5に示す如く、グースネック部2
に対するアームB上端部の前記枢支部13(アーム支持
ブラケット27への枢着部13)をルーズに構成して前
記フックブロック7の巻き上げ時にアームBがその基端
部方向に若干量移動される様構成すると共に、油圧駆動
ウインチAの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁14
の作動・非作動を制御する検出器Cをグースネック部2
側(アーム支持ブラケット27)に配置し、アームBの
基端部の上端面をストライカーとして作動させる様にす
る。勿論この検出器Cは、アームB側に取り付けると共
に、グースネック部2側(アーム支持ブラケット27)
にこの検出器Cのストライカーを取り付けるようにして
もよい。
【0027】(第4の形態) この形態のものは、図6に示す如く、アーム支持ブラケ
ット27の凹部27aと橋架部材28の係合をルーズに
し、アーム支持ブラケット27が先端滑車5の支軸4を
中心に若干量揺動できるようにして、フックブロック7
の巻き上げ時に前記アーム支持ブラケット27が若干量
回動される様構成すると共に、油圧駆動ウインチAの巻
き上げ駆動を停止させる電磁制御弁14の作動・非作動
を制御する検出器Cを、アーム支持ブラケット26の揺
動を検出するようグースネック部2に取り付ける。この
場合、フックブロック7により基端方向へ移動するアー
ムBによりアーム支持ブラケット27が揺動したとき、
当該アーム支持ブラケット27の適所が検出器Cを作動
させるストライカーとして機能するようになっている。
勿論この検出器Cは、アーム支持ブラケット27側に取
り付けると共に、グースネック部2側にこの検出器Cを
作動させるストライカーを取り付ける様にしてもよい。
また、アーム支持ブラケット27適所とアームBの基端
部間に検出器Cとこの検出器Cを作動させるストライカ
ーを取り付け、アーム支持フラケット27の揺動を、当
該アーム支持フラケット27とアームBの枢支部13を
中心とする相対回動を検出するようにしてもよい。
【0028】
【考案の効果】以上の如く構成した本考案の移動式クレ
ーンの巻過防止装置は、油圧駆動ウインチAの巻き上げ
駆動を停止させる電磁制御弁14の作動・非作動を制御
する検出器Cが、従来のもののようにロープ25を介す
ることなく直接作動するものであるから信頼性が高ま
り、且つロープ25および重錘26を省略できるので構
造が簡単となりしかもロープ25の絡みつきによる故障
は皆無となるという優れた効果をもつものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される移動式クレーンのクレーン
ブーム先端部の説明図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】本考案の第1の実施例の要部説明図。
【図4】本考案の第2の実施例の要部説明図。
【図5】本考案の第3の実施例の要部説明図。
【図6】本考案の第4の実施例の要部説明図。
【図7】従来の移動式クレーンの巻過防止装置の説明
図。
【符号の説明】
A 油圧駆動ウインチ 1 クレーンブーム 2 グースネック部 3 側板 4 支軸 5 先端滑車 6 ワイヤーロープ 7 フックブロック B アーム 12 係合部 13 枢支部 14 電磁制御弁 C 検出器

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
    を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
    間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
    ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
    け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
    クを吊下してなる移動式クレーン、特に、前記グースネ
    ック上の位置であって前記先端滑車の支軸よりも前方下
    側位置に、その下端部に前記フックブロックに係合する
    係合部を備えたアームの上端部を枢支部を介して揺動自
    在に吊下し、前記フックブロックを巻き上げた際、前記
    アームの係合部に係合したフックブロックが、アームの
    回動と共にクレーンブームの下側に格納されるよう構成
    した移動式クレーンに用いられる巻過防止装置であっ
    て、 前記アームの適所に、フックブロックがアームの係合部
    に係合したことを検出する検出器を取り付け、この検出
    器の検出結果で、油圧駆動ウインチの油圧回路に介装さ
    れその作動時に少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ
    駆動を停止させる電磁制御弁を作動させるよう構成した
    ことを特徴とする移動式クレーンの巻過防止装置。
  2. 【請求項2】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
    を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
    間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
    ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
    け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
    クを吊下してなる移動式クレーン、特に、前記グースネ
    ック上の位置であって前記先端滑車の支軸よりも前方下
    側位置に、その下端部に前記フックブロックに係合する
    係合部を備えたアームの上端部を枢支部を介して揺動自
    在に吊下し、前記フックブロックを巻き上げた際、前記
    アームの係合部に係合したフックブロックが、アームの
    回動と共にクレーンブームの下側に格納されるよう構成
    した移動式クレーンに用いられる巻過防止装置であっ
    て、 グースネック部またはアームの適所に、フックブロック
    の巻き上げ動に伴うアームの回動を検出する検出器を取
    り付け、この検出器の検出結果で、油圧駆動ウインチの
    油圧回路に介装されその作動時に少なくとも油圧駆動ウ
    インチの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁を作動さ
    せるよう構成したことを特徴とする移動式クレーンの巻
    過防止装置。
  3. 【請求項3】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
    を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
    間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
    ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
    け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
    クを吊下してなる移動式クレーン、特に、前記グースネ
    ック上の位置であって前記先端滑車の支軸よりも前方下
    側位置に、その下端部に前記フックブロックに係合する
    係合部を備えたアームの上端部を枢支部を介して揺動自
    在に吊下し、前記フックブロックを巻き上げた際、前記
    アームの係合部に係合したフックブロックが、アームの
    回動と共にクレーンブームの下側に格納されるよう構成
    した移動式クレーンに用いられる巻過防止装置であっ
    て、 前記グースネック部に対するアーム上端部の前記枢支部
    をルーズに構成して前記フックブロックの巻き上げ時に
    アームがその基端部方向に若干量移動される様構成する
    と共に、グースネック部の適所またはアームの基端部に
    前記アームの基端部方向への移動を検出する検出器を取
    り付け、この検出器の検出結果で、油圧駆動ウインチの
    油圧回路に介装されその作動時に少なくとも油圧駆動ウ
    インチの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁を作動さ
    せるよう構成したことを特徴とする移動式クレーンの巻
    過防止装置。
  4. 【請求項4】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
    を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
    間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
    ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
    け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
    クを吊下してなる移動式クレーン、特に、前記グースネ
    ック上の位置であって前記先端滑車の支軸よりも前方下
    側位置に、その下端部に前記フックブロックに係合する
    係合部を備えたアームの上端部を枢支部を介して揺動自
    在に吊下し、前記フックブロックを巻き上げた際、前記
    アームの係合部に係合したフックブロックが、アームの
    回動と共にクレーンブームの下側に格納されるよう構成
    した移動式クレーンに用いられる巻過防止装置であっ
    て、 前記グースネック部に若干量揺動自在にアーム支持ブラ
    ケットを取り付け、前記アームの上端部を、このアーム
    支持ブラケット上の位置であって前記先端滑車の支軸よ
    りも前方下側位置に前記枢支部を介して揺動自在に取り
    付け、前記フックブロックの巻き上げ時に前記アーム支
    持ブラケットが若干量回動される様構成すると共に、グ
    ースネック部、アーム支持ブラケットまたはアームの適
    所に前記アーム支持ブラケットの揺動を検出する検出器
    を取り付け、この検出器の検出結果で、油圧駆動ウイン
    チの油圧回路に介装されその作動時に少なくとも油圧駆
    動ウインチの巻き上げ駆動を停止させる電磁制御弁を作
    動させるよう構成したことを特徴とする移動式クレーン
    の巻過防止装置。
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JP6347591U Expired - Lifetime JP2556922Y2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 移動式クレーンの巻過防止装置

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JPH055798U (ja) 1993-01-26

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