JP2552128Y2 - 移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置 - Google Patents
移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置Info
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- JP2552128Y2 JP2552128Y2 JP1991028342U JP2834291U JP2552128Y2 JP 2552128 Y2 JP2552128 Y2 JP 2552128Y2 JP 1991028342 U JP1991028342 U JP 1991028342U JP 2834291 U JP2834291 U JP 2834291U JP 2552128 Y2 JP2552128 Y2 JP 2552128Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動式クレーンの油圧
駆動ウインチの巻き上げ力低減装置に関するものであ
る。
駆動ウインチの巻き上げ力低減装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンは、図7に示す如く、油
圧駆動ウインチAからのワイヤーロープ6を、クレーン
ブーム1の先端のグースネック部2の左右の側板3、3
間に支軸4を介して配置した複数の先端滑車5と、フッ
クブロック7の左右の側板8、8間に支軸9を介して配
置した複数のフックブロック滑車10との間に懸け回す
ことで、クレーンブーム1の先端からフックブロック7
を吊下している。11は、グースネック部2の適所に取
り付けた前記ワイヤーロープ6の索端止めである。
圧駆動ウインチAからのワイヤーロープ6を、クレーン
ブーム1の先端のグースネック部2の左右の側板3、3
間に支軸4を介して配置した複数の先端滑車5と、フッ
クブロック7の左右の側板8、8間に支軸9を介して配
置した複数のフックブロック滑車10との間に懸け回す
ことで、クレーンブーム1の先端からフックブロック7
を吊下している。11は、グースネック部2の適所に取
り付けた前記ワイヤーロープ6の索端止めである。
【0003】この種の移動式クレーンには、走行移動時
におけるフックブロック7を含むクレーンブーム1先端
部の高さ寸法を小さくするためのフックブロック格納装
置が取り付けられている。このフックブロック格納装置
は図7に示す如く、前記グースネック2上の位置であっ
て前記先端滑車5の支軸4よりも前方下側位置に、その
下端部に前記フックブロック7に係合する係合部12を
備えたアームBの上端部を枢支部13を介して揺動自在
に吊下し、前記フックブロック7を巻き上げた際、前記
アームBの係合部12に係合したフックブロック7が、
アームBの回動に伴いクレーンブーム1の下側に格納さ
れる様に構成している。この様なフックブロックの格納
装置は、油圧駆動ウインチAを巻き上げ操作してフック
ブロック7をクレーンブーム1の下面に衝接して格納す
るものであるが、その際、油圧駆動ウインチAを必要以
上に巻き上げ操作(フックブロック7がクレーンブーム
1下面に衝接した後における更なる油圧駆動ウインチA
の巻き上げ操作)してもワイヤーロープ6およびフック
ブロック格納装置に過大な応力が発生しないようにする
ため、油圧駆動ウインチの巻き上げ力を低減する巻き上
げ力低減装置が取り付けられている。
におけるフックブロック7を含むクレーンブーム1先端
部の高さ寸法を小さくするためのフックブロック格納装
置が取り付けられている。このフックブロック格納装置
は図7に示す如く、前記グースネック2上の位置であっ
て前記先端滑車5の支軸4よりも前方下側位置に、その
下端部に前記フックブロック7に係合する係合部12を
備えたアームBの上端部を枢支部13を介して揺動自在
に吊下し、前記フックブロック7を巻き上げた際、前記
アームBの係合部12に係合したフックブロック7が、
アームBの回動に伴いクレーンブーム1の下側に格納さ
れる様に構成している。この様なフックブロックの格納
装置は、油圧駆動ウインチAを巻き上げ操作してフック
ブロック7をクレーンブーム1の下面に衝接して格納す
るものであるが、その際、油圧駆動ウインチAを必要以
上に巻き上げ操作(フックブロック7がクレーンブーム
1下面に衝接した後における更なる油圧駆動ウインチA
の巻き上げ操作)してもワイヤーロープ6およびフック
ブロック格納装置に過大な応力が発生しないようにする
ため、油圧駆動ウインチの巻き上げ力を低減する巻き上
げ力低減装置が取り付けられている。
【0004】従来の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減
装置は、図7に示す如く、油圧駆動ウインチAの油圧回
路にその作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低
減させる電磁制御弁14を介装すると共に、この電磁制
御弁14の作動・非作動をクレーンオペレータが手動ス
イッチ15で制御するよう構成している。油圧駆動ウイ
ンチAは、その油圧モータ16へ油圧ポンプ17からの
圧油を四方向三位置の油圧切換弁18を経て送油するよ
うになっており、油圧切換弁18を操作することで駆動
方向および駆動速度が制御されるようになっている。油
圧ポンプ17の吐出油路19とタンク20間には、その
ベント室をポペット型の高圧リリーフ弁21を介装した
ベント回路22で以てタンク20に接続したバランスピ
ストン型のリリーフ弁23が介装されており、油圧ポン
プ17の吐出油路の最高圧力をこのリリーフ弁23で規
制するようになっている。
装置は、図7に示す如く、油圧駆動ウインチAの油圧回
路にその作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低
減させる電磁制御弁14を介装すると共に、この電磁制
御弁14の作動・非作動をクレーンオペレータが手動ス
イッチ15で制御するよう構成している。油圧駆動ウイ
ンチAは、その油圧モータ16へ油圧ポンプ17からの
圧油を四方向三位置の油圧切換弁18を経て送油するよ
うになっており、油圧切換弁18を操作することで駆動
方向および駆動速度が制御されるようになっている。油
圧ポンプ17の吐出油路19とタンク20間には、その
ベント室をポペット型の高圧リリーフ弁21を介装した
ベント回路22で以てタンク20に接続したバランスピ
ストン型のリリーフ弁23が介装されており、油圧ポン
プ17の吐出油路の最高圧力をこのリリーフ弁23で規
制するようになっている。
【0005】リリーフ弁23のベント回路22に介装し
たポペット型の高圧リリーフ弁21と並列に、ポペット
型の低圧リリーフ弁24と電磁開閉弁25を直列に介装
した低圧ベント回路26が取り付けられている。電磁開
閉弁25を開とするとリリーフ弁23のリリーフ圧は低
圧になり、油圧駆動ウインチAの巻き上げ力はそれに対
応して低減する。この例の場合、リリーフ弁23、当該
リリーフ弁23のベント室に接続されポペット型の低圧
リリーフ弁24と電磁開閉弁25を直列に介装した低圧
ベント回路26が、油圧駆動ウインチAの油圧駆動回路
に介装されその作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ
力を低減させる電磁制御弁14に該当している。電磁制
御弁14の作動・非作動は、その電磁開閉弁25を手動
スイッチ15で開閉操作することで選択されるものであ
る。
たポペット型の高圧リリーフ弁21と並列に、ポペット
型の低圧リリーフ弁24と電磁開閉弁25を直列に介装
した低圧ベント回路26が取り付けられている。電磁開
閉弁25を開とするとリリーフ弁23のリリーフ圧は低
圧になり、油圧駆動ウインチAの巻き上げ力はそれに対
応して低減する。この例の場合、リリーフ弁23、当該
リリーフ弁23のベント室に接続されポペット型の低圧
リリーフ弁24と電磁開閉弁25を直列に介装した低圧
ベント回路26が、油圧駆動ウインチAの油圧駆動回路
に介装されその作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ
力を低減させる電磁制御弁14に該当している。電磁制
御弁14の作動・非作動は、その電磁開閉弁25を手動
スイッチ15で開閉操作することで選択されるものであ
る。
【0006】このように構成した従来の移動式クレーン
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、油圧駆動
ウインチAを巻き上げ操作してフックブロック7を格納
しようとする都度、手動スイッチ15を操作して当該巻
き上げ力低減装置を機能させる必要があり、その操作が
面倒であるという問題があった。
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、油圧駆動
ウインチAを巻き上げ操作してフックブロック7を格納
しようとする都度、手動スイッチ15を操作して当該巻
き上げ力低減装置を機能させる必要があり、その操作が
面倒であるという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
ものが持っていた問題点を解決し、フックブロック7を
格納する際に自動的に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力
が低減する油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置を提
供しようとするものである。
ものが持っていた問題点を解決し、フックブロック7を
格納する際に自動的に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力
が低減する油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の移動式クレーン
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、次の如き
移動式クレーン、即ち、油圧駆動ウインチAからのワイ
ヤーロープ6を、クレーンブーム1先端のグースネック
部2の左右の側板3,3間に支軸4を介して配置した複
数の先端滑車5と、フックブロック7に配置した複数の
フックブロック滑車10との間に懸け回すことで、クレ
−ンブーム1の先端からフックブロック7を吊下すると
共に、前記グースネック部2上の位置であって前記先端
滑車5の支軸4よりも前方下側位置に、その下端部に前
記フックブロック7に係合する係合部12を備えたアー
ムBの上端部を枢支部13を介して揺動自在に吊下し、
前記フックブロック7を巻き上げた際、前記アームBの
係合部12に係合したフックブロック7が、アームBの
回動に伴いクレーンブーム1の下側に格納されるよう構
成した移動式クレーンに適用されるものであって、以下
の4種類の形態がある。
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、次の如き
移動式クレーン、即ち、油圧駆動ウインチAからのワイ
ヤーロープ6を、クレーンブーム1先端のグースネック
部2の左右の側板3,3間に支軸4を介して配置した複
数の先端滑車5と、フックブロック7に配置した複数の
フックブロック滑車10との間に懸け回すことで、クレ
−ンブーム1の先端からフックブロック7を吊下すると
共に、前記グースネック部2上の位置であって前記先端
滑車5の支軸4よりも前方下側位置に、その下端部に前
記フックブロック7に係合する係合部12を備えたアー
ムBの上端部を枢支部13を介して揺動自在に吊下し、
前記フックブロック7を巻き上げた際、前記アームBの
係合部12に係合したフックブロック7が、アームBの
回動に伴いクレーンブーム1の下側に格納されるよう構
成した移動式クレーンに適用されるものであって、以下
の4種類の形態がある。
【0009】第1の形態の移動式クレーンの油圧駆動ウ
インチの巻き上げ力低減装置は、アームBの適所に、フ
ックブロック7がアームBの係合部12に係合したこと
を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果
で、油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装されその作動
時には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低
減させる電磁制御弁14を作動させるようにしている。
インチの巻き上げ力低減装置は、アームBの適所に、フ
ックブロック7がアームBの係合部12に係合したこと
を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果
で、油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装されその作動
時には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低
減させる電磁制御弁14を作動させるようにしている。
【0010】第2の形態の移動式クレーンの油圧駆動ウ
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2また
はアームBの適所に、アームBの回動を検出する検出器
を取り付け、この検出器の検出結果で、前記油圧駆動ウ
インチAの油圧回路に介装されその作動時には少なくと
も油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制
御弁14を作動させるようにしている。
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2また
はアームBの適所に、アームBの回動を検出する検出器
を取り付け、この検出器の検出結果で、前記油圧駆動ウ
インチAの油圧回路に介装されその作動時には少なくと
も油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制
御弁14を作動させるようにしている。
【0011】第3の形態の移動式クレーンの油圧駆動ウ
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2に対
するアームB上端部の前記枢支部13をルーズに構成し
てア−ムBの係合部12に係合した後の前記フックブロ
ック7の巻き上げ動に伴いア−ムBが上方に若干量移動
される様構成すると共に、グースネック部2の適所また
はアームBの上端部に前記アームBの上方への移動を検
出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果で、前
記油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装されその作動時
には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減
させる電磁制御弁14を作動させるようにしている。
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2に対
するアームB上端部の前記枢支部13をルーズに構成し
てア−ムBの係合部12に係合した後の前記フックブロ
ック7の巻き上げ動に伴いア−ムBが上方に若干量移動
される様構成すると共に、グースネック部2の適所また
はアームBの上端部に前記アームBの上方への移動を検
出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果で、前
記油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装されその作動時
には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減
させる電磁制御弁14を作動させるようにしている。
【0012】第4の形態の移動式クレーンの油圧駆動ウ
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2に若
干量揺動自在にアーム支持ブラケットを取り付け、前記
アームBの上端部を、このアーム支持ブラケット上の位
置であって前記先端滑車5の支軸4よりも前方下側位置
に前記枢支部13を介して揺動自在に取り付け、ア−ム
Bの係合部12に係合した後の前記フックブロック7の
巻き上げ動に伴い前記アーム支持ブラケットが若干量揺
動される様構成すると共に、グースネック部2またはア
ーム支持ブラケットの適所に前記アーム支持ブラケット
の揺動を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出
結果で、前記油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装され
その作動時には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上
げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させるようにし
ている。
インチの巻き上げ力低減装置は、グースネック部2に若
干量揺動自在にアーム支持ブラケットを取り付け、前記
アームBの上端部を、このアーム支持ブラケット上の位
置であって前記先端滑車5の支軸4よりも前方下側位置
に前記枢支部13を介して揺動自在に取り付け、ア−ム
Bの係合部12に係合した後の前記フックブロック7の
巻き上げ動に伴い前記アーム支持ブラケットが若干量揺
動される様構成すると共に、グースネック部2またはア
ーム支持ブラケットの適所に前記アーム支持ブラケット
の揺動を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出
結果で、前記油圧駆動ウインチAの油圧回路に介装され
その作動時には少なくとも油圧駆動ウインチAの巻き上
げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させるようにし
ている。
【0013】
【作用】本考案の移動式クレーンの油圧駆動ウインチの
巻き上げ力低減装置は、いずれの形態のものにあって
も、フックブロック7を格納する際に検出器の検出結果
で、巻き上げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させ
るので、フックブロック7の格納時に自動的に油圧駆動
ウインチAの巻き上げ力が低減するのである。第1の形
態のものはアームBに取り付けられた検出器が、アーム
Bの係合部12へのフックブロック7の係合を検出し、
この検出結果で電磁制御弁14を作動させるのである。
第2の形態のものは、グースネック部2またはアームB
の適所に取り付けられた検出器が、ア−ムBの係合部1
2に係合した後のフックブロック7の巻き上げ動に伴う
アームBの回動を検出し、この検出結果で電磁制御弁1
4を作動させるのである。第3の形態のものは、グース
ネック部2の適所またはアームBの上端部に取り付けた
検出器が、ア−ムBの係合部12に係合した後のフック
ブロック7の巻き上げ動に伴いフックブロック7に衝接
して持ち上げられるアームBの上方への移動を検出し、
この検出結果で電磁制御弁14を作動させるのである。
第4の形態のものは、グースネック部2またはアーム支
持ブラケットの適所に取り付けられた検出器が、ア−ム
Bの係合部12に係合した後のフックブロック7の巻き
上げ動に伴い揺動するアーム支持ブラケットの揺動を検
出し、この検出結果で電磁制御弁14を作動させるので
ある。
巻き上げ力低減装置は、いずれの形態のものにあって
も、フックブロック7を格納する際に検出器の検出結果
で、巻き上げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させ
るので、フックブロック7の格納時に自動的に油圧駆動
ウインチAの巻き上げ力が低減するのである。第1の形
態のものはアームBに取り付けられた検出器が、アーム
Bの係合部12へのフックブロック7の係合を検出し、
この検出結果で電磁制御弁14を作動させるのである。
第2の形態のものは、グースネック部2またはアームB
の適所に取り付けられた検出器が、ア−ムBの係合部1
2に係合した後のフックブロック7の巻き上げ動に伴う
アームBの回動を検出し、この検出結果で電磁制御弁1
4を作動させるのである。第3の形態のものは、グース
ネック部2の適所またはアームBの上端部に取り付けた
検出器が、ア−ムBの係合部12に係合した後のフック
ブロック7の巻き上げ動に伴いフックブロック7に衝接
して持ち上げられるアームBの上方への移動を検出し、
この検出結果で電磁制御弁14を作動させるのである。
第4の形態のものは、グースネック部2またはアーム支
持ブラケットの適所に取り付けられた検出器が、ア−ム
Bの係合部12に係合した後のフックブロック7の巻き
上げ動に伴い揺動するアーム支持ブラケットの揺動を検
出し、この検出結果で電磁制御弁14を作動させるので
ある。
【0014】
【実施例】以下本考案の移動式クレーンの油圧駆動ウイ
ンチの巻き上げ力低減装置の実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。
ンチの巻き上げ力低減装置の実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。
【0015】本考案は、上記した従来の移動式クレーン
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置において、そ
の作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させ
る電磁制御弁14の作動・非作動を制御する手動スイッ
チ15に代えて、フックブロック7の格納動を直接検出
する検出器を用いたところに特徴を有するものであるか
ら、その他の構成並びに符号は以下の説明に援用する。
尚、以下の実施例で、本考案の巻き上げ力低減装置が適
用される移動式クレーンは上記従来技術で説明したもの
と基本的な構成は同じものであるが、クレーンブーム1
のグースネック部2、およびアームBの構成等の細部が
異なっているので先ずこの点について説明しておく。
の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置において、そ
の作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させ
る電磁制御弁14の作動・非作動を制御する手動スイッ
チ15に代えて、フックブロック7の格納動を直接検出
する検出器を用いたところに特徴を有するものであるか
ら、その他の構成並びに符号は以下の説明に援用する。
尚、以下の実施例で、本考案の巻き上げ力低減装置が適
用される移動式クレーンは上記従来技術で説明したもの
と基本的な構成は同じものであるが、クレーンブーム1
のグースネック部2、およびアームBの構成等の細部が
異なっているので先ずこの点について説明しておく。
【0016】図1および図2において、26は、グース
ネック部2に取り付けられたアーム支持ブラケットであ
り、このアーム支持ブラケット26は、先端滑車(この
例では、左右二枚の先端滑車を供えている)5の支軸4
に左右の先端滑車5間において支持されている。アーム
支持ブラケット26の支軸4回りでの揺動は、このアー
ム支持ブラケット26の上端部の凹部26aを、先端滑
車5の上側においてグースネック部2の両側板3,3間
に橋架して固定された橋架部材27に係合することで阻
止されている。アーム支持ブラケット26のグースネッ
ク部2への組み込みは、当該ブラケット26をグースネ
ック部2へ下側からはめ込み、凹部26aを橋架部材2
7に係合した状態で、支軸4を挿通して行うものであ
る。グースネック2上の位置であって先端滑車5の支軸
4よりも前方下側位置に、その上端部を揺動自在に吊下
されるアームBは、上記のアーム支持ブラケット26を
介してグースネック部2に取り付けられている。即ち、
グースネック部2に上記した様に配置されたアーム支持
ブラケット26上の位置であって支軸4よりも前方下方
位置に枢支部13を介してアームBの上端部が揺動自在
に取り付けられているのである。アームBの下端部の係
合部12は、後述するフックブロック側係合部30に係
合可能になっている。
ネック部2に取り付けられたアーム支持ブラケットであ
り、このアーム支持ブラケット26は、先端滑車(この
例では、左右二枚の先端滑車を供えている)5の支軸4
に左右の先端滑車5間において支持されている。アーム
支持ブラケット26の支軸4回りでの揺動は、このアー
ム支持ブラケット26の上端部の凹部26aを、先端滑
車5の上側においてグースネック部2の両側板3,3間
に橋架して固定された橋架部材27に係合することで阻
止されている。アーム支持ブラケット26のグースネッ
ク部2への組み込みは、当該ブラケット26をグースネ
ック部2へ下側からはめ込み、凹部26aを橋架部材2
7に係合した状態で、支軸4を挿通して行うものであ
る。グースネック2上の位置であって先端滑車5の支軸
4よりも前方下側位置に、その上端部を揺動自在に吊下
されるアームBは、上記のアーム支持ブラケット26を
介してグースネック部2に取り付けられている。即ち、
グースネック部2に上記した様に配置されたアーム支持
ブラケット26上の位置であって支軸4よりも前方下方
位置に枢支部13を介してアームBの上端部が揺動自在
に取り付けられているのである。アームBの下端部の係
合部12は、後述するフックブロック側係合部30に係
合可能になっている。
【0017】フックブロック7のフックブロック滑車1
0,10間には、互いに所定の間隔を保って支軸9に支
持された左右一対の板材28,28が取り付けられてい
る。左右一対の板材28,28は、その上端部において
前後一対の連結材29,29で連結されており、この前
後一対の連結材29,29および左右一対の板材28,
28によって前記フックブロック側係合部30が画定さ
れている。左右一対の板材28,28の支軸9回りの回
転動の規制は、フックブロック滑車10の前後位置にお
いて両側板8,8を連結する連結板31によって成され
ている。フックブロック側係合部30を画定するための
左右一対の板材28,28および前後一対の連結材2
9,29で構成された部分の、フックブロック7への組
み込みは、当該部分をフックブロック7の両側板8,8
間に上方からはめ込み、その左右一対の板材28,28
に支軸9を挿通して行うものである。
0,10間には、互いに所定の間隔を保って支軸9に支
持された左右一対の板材28,28が取り付けられてい
る。左右一対の板材28,28は、その上端部において
前後一対の連結材29,29で連結されており、この前
後一対の連結材29,29および左右一対の板材28,
28によって前記フックブロック側係合部30が画定さ
れている。左右一対の板材28,28の支軸9回りの回
転動の規制は、フックブロック滑車10の前後位置にお
いて両側板8,8を連結する連結板31によって成され
ている。フックブロック側係合部30を画定するための
左右一対の板材28,28および前後一対の連結材2
9,29で構成された部分の、フックブロック7への組
み込みは、当該部分をフックブロック7の両側板8,8
間に上方からはめ込み、その左右一対の板材28,28
に支軸9を挿通して行うものである。
【0018】アームBは、その懸垂状態においてその長
手方向全域が、先端滑車5、5とフックブロック滑車1
0,10間に掛け回されたワイヤーロープ6に囲まれた
空間内に位置するよう細径に形成されている。32は、
アームBの下端寄り位置に取り付けられた案内具であつ
て、この案内具32は、グースネック部2とフックブロ
ック7間のワイヤーロープ6に案内され該ワイヤーロー
プ6の揺動に追随して、アームBを揺動させるものであ
る。案内具32は、フックブロック7を巻き上げた際、
アームB下端部の係合部12とフックブロック側係合部
30が係合可能な位置に位置決めされるよう位置設定し
てアームBに取り付けられている。
手方向全域が、先端滑車5、5とフックブロック滑車1
0,10間に掛け回されたワイヤーロープ6に囲まれた
空間内に位置するよう細径に形成されている。32は、
アームBの下端寄り位置に取り付けられた案内具であつ
て、この案内具32は、グースネック部2とフックブロ
ック7間のワイヤーロープ6に案内され該ワイヤーロー
プ6の揺動に追随して、アームBを揺動させるものであ
る。案内具32は、フックブロック7を巻き上げた際、
アームB下端部の係合部12とフックブロック側係合部
30が係合可能な位置に位置決めされるよう位置設定し
てアームBに取り付けられている。
【0019】油圧駆動ウインチAを巻き上げ駆動する
と、まず、アームBの下端部の係合部12にフックブロ
ック7のフックブロック側係合部を係合する。さらに油
圧駆動ウインチAを巻き上げ駆動するとフックブロック
7がアームBの回動(枢支部13を中心とする回動)に
伴ってクレーンブーム1の下側に格納されるのである。
と、まず、アームBの下端部の係合部12にフックブロ
ック7のフックブロック側係合部を係合する。さらに油
圧駆動ウインチAを巻き上げ駆動するとフックブロック
7がアームBの回動(枢支部13を中心とする回動)に
伴ってクレーンブーム1の下側に格納されるのである。
【0020】次に上記の如く構成した移動式クレーンに
実施した本考案の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装
置の特徴部分について説明する。本考案は、従来の移動
式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置に
おいて、その作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力
を低減させる電磁制御弁14の作動・非作動を制御する
のを手動スイッチ15で行っていたのに代えて、フック
ブロック7の格納動を直接検出する検出器を用いたとこ
ろに特徴を有するものである。以下、図1〜図2に示し
上述した移動式クレーンへの検出器の取り付け構成を図
3〜図6に基づいて説明する。
実施した本考案の油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装
置の特徴部分について説明する。本考案は、従来の移動
式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置に
おいて、その作動時に油圧駆動ウインチAの巻き上げ力
を低減させる電磁制御弁14の作動・非作動を制御する
のを手動スイッチ15で行っていたのに代えて、フック
ブロック7の格納動を直接検出する検出器を用いたとこ
ろに特徴を有するものである。以下、図1〜図2に示し
上述した移動式クレーンへの検出器の取り付け構成を図
3〜図6に基づいて説明する。
【0021】(第1の形態) この形態のものは、図3に示す如く、その作動時に油圧
駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御弁1
4を作動させるための検出器Cを、フックブロック7が
アームBの係合部12に係合したことを検出するようア
ームBに取り付けるようにする。この場合フックブロッ
ク7の上端部適所がこの検出器Cのストライカーとして
機能するようになっている。
駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御弁1
4を作動させるための検出器Cを、フックブロック7が
アームBの係合部12に係合したことを検出するようア
ームBに取り付けるようにする。この場合フックブロッ
ク7の上端部適所がこの検出器Cのストライカーとして
機能するようになっている。
【0022】(第2の形態) この形態のものは、図4に示す如く、その作動時に油圧
駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御弁1
4を作動させるための検出器Cを、ア−ムBの係合部1
2に係合した後のフックブロック7の巻き上げ動に伴う
アームBの回動(枢支部13を中心とする回動)を検出
するようグースネック部2に取り付けている。この場
合、アームB自体が検出器Cのストライカーとして機能
するようになっている。勿論この検出器Cは、アームB
側に取り付けると共にグースネック部2側にこの検出器
Cのストライカーを取り付けるようにしてもよい。
駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御弁1
4を作動させるための検出器Cを、ア−ムBの係合部1
2に係合した後のフックブロック7の巻き上げ動に伴う
アームBの回動(枢支部13を中心とする回動)を検出
するようグースネック部2に取り付けている。この場
合、アームB自体が検出器Cのストライカーとして機能
するようになっている。勿論この検出器Cは、アームB
側に取り付けると共にグースネック部2側にこの検出器
Cのストライカーを取り付けるようにしてもよい。
【0023】(第3の形態) この形態のものは、図5に示す如く、ア−ム支持フラケ
ット26に対するアームB上端部の前記枢支部13をルー
ズに構成してア−ムBの係合部12に係合した後の前記
フックブロック7の巻き上げ動に伴いアームBがその上
方に若干量移動される様構成すると共に、その作動時に
油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御
弁14を作動させるための検出器Cを当該ア−ムBの移
動を検出するようア−ム支持フラケット26に取り付け、
この検出器CをアームBの上端部の上端面をストライカ
ーとして作動させる様にする。この場合、アームBの上
端部の上端面は、アームBが上方に移動させられた状態
で当該アームBが枢支部13を中心に回動しても、検出
器Cの作動が維持されるような形状にしておくものとす
る。勿論この検出器Cは、アームB側に取り付けると共
に、ア−ム支持フラケット26にこの検出器Cのストライ
カーを取り付けるようにしてもよい。
ット26に対するアームB上端部の前記枢支部13をルー
ズに構成してア−ムBの係合部12に係合した後の前記
フックブロック7の巻き上げ動に伴いアームBがその上
方に若干量移動される様構成すると共に、その作動時に
油圧駆動ウインチAの巻き上げ力を低減させる電磁制御
弁14を作動させるための検出器Cを当該ア−ムBの移
動を検出するようア−ム支持フラケット26に取り付け、
この検出器CをアームBの上端部の上端面をストライカ
ーとして作動させる様にする。この場合、アームBの上
端部の上端面は、アームBが上方に移動させられた状態
で当該アームBが枢支部13を中心に回動しても、検出
器Cの作動が維持されるような形状にしておくものとす
る。勿論この検出器Cは、アームB側に取り付けると共
に、ア−ム支持フラケット26にこの検出器Cのストライ
カーを取り付けるようにしてもよい。
【0024】(第4の形態) この形態のものは、図6に示す如く、アーム支持ブラケ
ット26の凹部26aと橋架部材27の係合をルーズに
し、アーム支持ブラケット26が先端滑車5の支軸4を
中心に若干量揺動できるようにして、ア−ムBの係合部
12に係合した後の前記フックブロック7の巻き上げ動
に伴い前記アーム支持ブラケット26が若干量揺動され
る様構成すると共に、その作動時に油圧駆動ウインチA
の巻き上げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させる
ための検出器Cを、アーム支持ブラケット26の揺動を
検出するようグースネック部2に取り付ける。この場
合、フックブロック7の巻き上げ動に伴い上方へ移動す
るアームBによりアーム支持ブラケット26が揺動した
とき、当該アーム支持ブラケット26の適所が検出器C
を作動させるストライカーとして機能するようになって
いる。勿論この検出器Cは、アーム支持ブラケット26
側に取り付けると共に、グースネック部2側にこの検出
器Cを作動させるストライカーを取り付ける様にしても
よい。
ット26の凹部26aと橋架部材27の係合をルーズに
し、アーム支持ブラケット26が先端滑車5の支軸4を
中心に若干量揺動できるようにして、ア−ムBの係合部
12に係合した後の前記フックブロック7の巻き上げ動
に伴い前記アーム支持ブラケット26が若干量揺動され
る様構成すると共に、その作動時に油圧駆動ウインチA
の巻き上げ力を低減させる電磁制御弁14を作動させる
ための検出器Cを、アーム支持ブラケット26の揺動を
検出するようグースネック部2に取り付ける。この場
合、フックブロック7の巻き上げ動に伴い上方へ移動す
るアームBによりアーム支持ブラケット26が揺動した
とき、当該アーム支持ブラケット26の適所が検出器C
を作動させるストライカーとして機能するようになって
いる。勿論この検出器Cは、アーム支持ブラケット26
側に取り付けると共に、グースネック部2側にこの検出
器Cを作動させるストライカーを取り付ける様にしても
よい。
【0025】
【考案の効果】以上の如く構成した本考案の移動式クレ
ーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、フッ
クブロック7を格納する際に自動的に油圧駆動ウインチ
Aの巻き上げ力が低減するものであるから、従来のもの
のようにフックブロックの格納時にその都度巻き上げ力
を低減させる操作を必要としないので、フックブロック
の格納操作が極めて簡単になるという効果を持つもので
ある。
ーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置は、フッ
クブロック7を格納する際に自動的に油圧駆動ウインチ
Aの巻き上げ力が低減するものであるから、従来のもの
のようにフックブロックの格納時にその都度巻き上げ力
を低減させる操作を必要としないので、フックブロック
の格納操作が極めて簡単になるという効果を持つもので
ある。
【図1】本考案が適用される移動式クレーンのクレーン
ブーム先端部の説明図。
ブーム先端部の説明図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】本考案の第1の実施例の要部説明図。
【図4】本考案の第2の実施例の要部説明図。
【図5】本考案の第3の実施例の要部説明図。
【図6】本考案の第4の実施例の要部説明図。
【図7】従来の移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻
き上げ力低減装置の説明図。
き上げ力低減装置の説明図。
A 油圧駆動ウインチ 1 クレーンブーム 2 グースネック部 3 側板 4 支軸 5 先端滑車 6 ワイヤーロープ 7 フックブロック B アーム 12 係合部 13 枢支部 14 電磁制御弁 C 検出器
Claims (4)
- 【請求項1】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
クを吊下すると共に、前記グースネック上の位置であっ
て前記先端滑車の支軸よりも前方下側位置に、その下端
部に前記フックブロックに係合する係合部を備えたアー
ムの上端部を枢支部を介して揺動自在に吊下し、前記フ
ックブロックを巻き上げた際、前記アームの係合部に係
合したフックブロックが、アームの回動に伴いクレーン
ブームの下側に格納される様にした移動式クレ−ンにお
いて、 前記アームの適所に、フックブロックがアームの係合部
に係合したことを検出する検出器を取り付け、この検出
器の検出結果で、前記油圧駆動ウインチの油圧回路に介
装されその作動時には少なくとも油圧駆動ウインチの巻
き上げ力を低減させる電磁制御弁を作動させるよう構成
したことを特徴とする移動式クレーンの油圧駆動ウイン
チの巻き上げ力低減装置。 - 【請求項2】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
クを吊下すると共に、前記グースネック上の位置であっ
て前記先端滑車の支軸よりも前方下側位置に、その下端
部に前記フックブロックに係合する係合部を備えたアー
ムの上端部を枢支部を介して揺動自在に吊下し、前記フ
ックブロックを巻き上げた際、前記アームの係合部に係
合したフックブロックが、アームの回動に伴いクレーン
ブームの下側に格納される様にした移動式クレ−ンにお
いて、前記 グースネック部またはアームの適所に、アームの回
動を検出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果
で、前記油圧駆動ウインチの油圧回路に介装されその作
動時には少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ力を低
減させる電磁制御弁を作動させるよう構成したことを特
徴とする移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ
力低減装置。 - 【請求項3】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
クを吊下すると共に、前記グースネック上の位置であっ
て前記先端滑車の支軸よりも前方下側位置に、その下端
部に前記フックブロックに係合する係合部を備えたアー
ムの上端部を枢支部を介して揺動自在に吊下し、前記フ
ックブロックを巻き上げた際、前記アームの係合部に係
合したフックブロックが、アームの回動に伴いクレーン
ブームの下側に格納される様にした移動式クレ−ンにお
いて、 前記グースネック部に対するアーム上端部の前記枢支部
をルーズに構成してアームの係合部に係合した後の前記
フックブロックの巻き上げ動に伴いアームが上方に若干
量移動される様構成すると共に、グースネック部の適所
またはアームの上端部に前記アームの上方への移動を検
出する検出器を取り付け、この検出器の検出結果で、前
記油圧駆動ウインチの油圧回路に介装されその作動時に
は少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ力を低減させ
る電磁制御弁を作動させるよう構成したことを特徴とす
る移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減
装置。 - 【請求項4】 油圧駆動ウインチからのワイヤーロープ
を、クレーンブーム先端のグースネック部の左右の側板
間に支軸を介して配置した複数の先端滑車と、フックブ
ロックに配置した複数のフックブロック滑車との間に懸
け回すことで、クレーンブームの先端からフックブロッ
クを吊下すると共に、前記グースネック上の位置であっ
て前記先端滑車の支軸よりも前方下側位置に、その下端
部に前記フックブロックに係合する係合部を備えたアー
ムの上端部を枢支部を介して揺動自在に吊下し、前記フ
ックブロックを巻き上げた際、前記アームの係合部に係
合したフックブロックが、アームの回動に伴いクレーン
ブームの下側に格納される様にした移動式クレ−ンにお
いて、 前記グースネック部に若干量揺動自在にアーム支持ブラ
ケットを取り付け、前記アームの上端部を、このアーム
支持ブラケット上の位置であって前記先端滑車の支軸よ
りも前方下側位置に前記枢支部を介して揺動自在に取り
付け、アームの 係合部に係合した後の前記フックブロッ
クの巻き上げ動に伴い前記アーム支持ブラケットが若干
量揺動される様構成すると共に、グースネック部または
アーム支持ブラケットの適所に前記アーム支持ブラケッ
トの揺動を検出する検出器を取り付け、この検出器の検
出結果で、前記油圧駆動ウインチの油圧回路に介装され
その作動時には少なくとも油圧駆動ウインチの巻き上げ
力を低減させる電磁制御弁を作動させるよう構成したこ
とを特徴とする移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻
き上げ力低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028342U JP2552128Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028342U JP2552128Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117896U JPH04117896U (ja) | 1992-10-21 |
JP2552128Y2 true JP2552128Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31912458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991028342U Expired - Lifetime JP2552128Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 移動式クレーンの油圧駆動ウインチの巻き上げ力低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552128Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132868U (ja) * | 1974-09-03 | 1976-03-10 | ||
JPH0638857Y2 (ja) * | 1988-10-21 | 1994-10-12 | 株式会社タダノ | 自走式クレーン |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP1991028342U patent/JP2552128Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117896U (ja) | 1992-10-21 |
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