JPH09280725A - 断熱パネル同士の結合方法および装置 - Google Patents

断熱パネル同士の結合方法および装置

Info

Publication number
JPH09280725A
JPH09280725A JP8851596A JP8851596A JPH09280725A JP H09280725 A JPH09280725 A JP H09280725A JP 8851596 A JP8851596 A JP 8851596A JP 8851596 A JP8851596 A JP 8851596A JP H09280725 A JPH09280725 A JP H09280725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
clamp
heat insulation
heat insulating
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8851596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Misumi
昌是 三角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP8851596A priority Critical patent/JPH09280725A/ja
Publication of JPH09280725A publication Critical patent/JPH09280725A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種塗装ブースなどの高温用プレハブ式断熱
庫において、断熱パネル同士を、比較的広い所定の目地
幅を保ちかつ断熱性能を低下させることなく結合する。
また安全性にすぐれ、かつデザイン的にもすぐれている
うえに、庫内側および庫外側のどちらからでも断熱パネ
ルの連結作業を行なうことができて、断熱パネルの組立
て設置箇所が限定されない。 【解決手段】 所定間隔をおいて配置された断熱パネル
10,20 同士を、雄ねじ部2aを有する連結棒2 付き方形結
合プレート1 と、これに着脱自在に備えられたプレート
仮止め用クランプ30と、外部締付けプレート5 と、締付
けナット6 を用いて結合する。方形結合プレート1 に仮
止め用クランプ30を取り付け、該クランプ30のレバー33
の作用により両断熱パネル10,20 の接続縁部に結合プレ
ート1 を渡した状態に仮止めし、外部締付けプレート5
と締付けナット6 による本締め後、クランプ30を取り外
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば各種塗装
ブース、塗料乾燥室、環境試験室、高温用実験室、木材
乾燥庫、各種工業炉などの高温用プレハブ式断熱庫にお
いて、目地幅が比較的広い高温用断熱パネル同士を結合
する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高温用断熱パネル同士を
結合するには、比較的広い目地間隔をあけて配置された
断熱パネル同士の間に、左右両翼部と先端にナットを有
する軸部とよりなるT形金具を、これの左右両翼部を庫
内側において断熱パネルの表面に渡しかつナット付き軸
部を目地内に差し込むように配し、ついで庫外側より締
付けプレートを介して締付けボルトを目地内のT形金具
の軸部先端のナットにねじ込むことにより、断熱パネル
同士を結合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来法によれば、断熱パネル同士の目地において、
金属製のT形金具と締付けボルトが庫壁を内側から外側
に貫通しているため、庫内の高熱がT形金具と締付けボ
ルトを伝わって外部に放出されるばかりか、締付けボル
トの庫外側の頭部が伝達熱によって高温となり、人が触
れると非常に危険であるという問題があった。
【0004】また施工上、高温用断熱パネル同士の目地
幅を大きくとるが、従来法によれば、断熱パネルの接続
縁部を、庫内および庫外における断熱パネルの表面部分
をT形金具の左右両翼部および締付けプレートで挾むよ
うにして、結合しているため、高温による断熱パネルの
膨脹あるいは収縮の繰り返しにより、目地幅が一定せ
ず、断熱性能が不安定になるとともに、デザイン的にも
好ましくないという問題があった。
【0005】しかも断熱パネル同士の目地部分をT形金
具で庫内側よりかくすため、ボルトによる固定作業は庫
外側のみからしか行なうことができず、例えば断熱パネ
ルの組立て現場の条件によって、庫外側からの断熱パネ
ルの連結作業ができないような場合には、施工作業が不
可能であるため、ひいてはプレハブ式断熱庫の組立て設
置箇所が限定されるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、高温用断熱パネル同士の目地において、庫内
の高熱が断熱パネル結合装置を伝わって庫外に放出され
難く、断熱性能がすぐれており、かつパネル結合装置の
断熱パネル外面に露出したナットが高温になるようなこ
とがなく、安全性にすぐれており、しかも高温用断熱パ
ネル同士の目地幅を一定に保つことができて、デザイン
的にすぐれているうえに、庫内側および庫外側のどちら
からでも断熱パネルの連結作業を行なうことができて、
プレハブ式断熱庫の組立て設置箇所が限定されず、非常
に便利である、断熱パネル同士の結合方法および装置を
提供しようとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明による断熱パネル同士の結合方法は、相
互に所定間隔をおいて右側と左側に配置された断熱パネ
ル同士を、雄ねじ部を有する連結棒付き方形結合プレー
トと、これに着脱自在に備えられたプレート仮止め用ク
ランプと、外部締付けプレートと、締付けナットを用い
て結合する方法であって、両断熱パネルの接続縁部に凹
溝を互いに対向してかつそれぞれ長手方向に設け、方形
結合プレートの中央部より左側上部に連結棒をプレート
に対して垂直状に固着し、方形結合プレートの中央部よ
り右側下部にクランプ取付け用ねじ孔を設け、プレート
仮止め用クランプが、方形結合プレートのねじ孔にねじ
込まれる雄ねじ部を有する芯棒と、芯棒先端の頭部にピ
ンを介して揺動自在に取り付けられた平面よりみて略U
形の接続端部を有するレバーとよりなり、レバーのU形
接続端部の両側壁部の上下両側のうち少なくとも下側に
張出部を設けて、レバーの回転の中心であるピンから両
側壁部の先端までの長さよりピンから張出部の先端まで
の長さの方を大きいものとしておき、連結棒付き方形結
合プレートに仮止め用クランプを取り付け、一方の右側
断熱パネルの接続縁部の凹溝に方形結合プレートの右側
縁部を嵌め入れて、クランプのレバーをパネルの外面と
略平行状に倒すことにより、連結棒付き方形結合プレー
トを同パネルの接続縁部に仮止めし、ついでこの右側断
熱パネルの接続縁部に対して、左側断熱パネルの接続縁
部を近付けて、該接続縁部の凹溝に方形結合プレートの
左側縁部を嵌め入れるとともに、左側断熱パネルの接続
縁部を連結棒に突き当てゝ、クランプのレバーの作用に
より両断熱パネルの接続縁部に方形結合プレートを渡し
た状態に仮止めし、さらに方形結合プレートを右回りに
所定角度回転させることにより、結合プレートの右側上
角部と左側下角部とを、両断熱パネル接続縁部の凹溝の
底壁にそれぞれ食い込ませるかまたは圧着させるととも
に、結合プレートに取り付けられた連結棒とクランプの
芯棒とを上下垂直線上に位置せしめて、両断熱パネルの
接続縁部同士の間に所定の目地間隙X を設け、かつこの
状態でクランプのレバーの作用により結合プレートを両
断熱パネルの接続縁部に再び仮止めし、方形結合プレー
トに具備された連結棒に締付けプレートを嵌め被せて、
該締付けプレートを両断熱パネルの接続縁部の外面同士
に渡した後、締付けプレートを貫通した連結棒の雄ねじ
部の先端にナットをねじ被せて締め付けることにより、
両断熱パネルの接続縁部同士を内側の方形結合プレート
と外部締付けプレートとで挾み付けて結合し、最後に方
形結合プレートからクランプを取り外すことを特徴とし
ている。
【0008】また、この発明による断熱パネル同士の結
合装置は、相互に所定間隔をおいて右側と左側に配置さ
れかつ接続縁部にそれぞれ長手方向にのびる凹溝が互い
に対向して設けられている断熱パネル同士を結合する装
置であって、両断熱パネルの接続縁部の凹溝に嵌め入れ
られて両接続縁部に渡される方形結合プレートと、これ
に固着されかつ雄ねじ部を有する連結棒と、方形結合プ
レートに着脱自在に具備せられるプレート仮止め用クラ
ンプと、外部締付けプレートと、締付けナットとを備え
ており連結棒が方形結合プレートの中央部より左側上部
に該プレートに対して垂直状に固着され、方形結合プレ
ートの中央部より右側下部にクランプ取付け用ねじ孔が
設けられ、プレート仮止め用クランプが、方形結合プレ
ートのねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部を有する芯棒と、
芯棒先端の頭部にピンを介して揺動自在に取り付けられ
た平面よりみて略U形の接続端部を有するレバーとより
なり、レバーのU形接続端部の両側壁部の上下両側のう
ち少なくとも下側に張出部が設けられて、レバーの回転
中心であるピンから両側壁部の先端までの長さよりピン
から張出部の先端までの長さの方が大きいものとなされ
ており、連結棒付き方形結合プレートに仮止め用クラン
プが取り付けられ、断熱パネルの接続縁部の凹溝に方形
結合プレートの側縁部が嵌め入れられて、クランプのレ
バーがパネルの外面と略平行状に倒されたさい、断熱パ
ネルの接続縁部の外面に張出部が当接し、相対的に仮止
め用芯棒が外側に引き出されて、該芯棒の先端部に取り
付けられた結合プレートがパネルの接続縁部の凹溝の側
壁部に圧接せしめられて、連結棒付き方形結合プレート
が同パネルの接続縁部に仮止めせられるようになされて
いることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0010】図1と図2に示すように、例えば塗装ブー
ス等の高温用プレハブ式断熱庫の庫壁を構成する高温用
断熱パネル(10)(20)は、所定間隔をおいて対向状に配置
された一対の表面板(14)(14)(24)(24)と、これらの表面
板(14)(14)(24)(24)の周縁部同志の間に介在せられたセ
ラミックやケイ酸カルシウムまたは金属製の枠部材(11)
(21)と、両表面板(14)(14)(24)(24)と枠部材(11)(21)と
の間に形成された空隙部間に充填された発泡ポリウレタ
ンやケイ酸カルシウムまたは発泡フェノール樹脂等の断
熱材(芯材)(13)(23)とによって構成されている。両断
熱パネル(10)(20)は、例えば50〜100mmの厚みを有
している。
【0011】なお、表面板(14)(14)(24)(24)としては、
アルミニウム板およびステンレス鋼板等の金属板、合成
樹脂板、あるいはセラミック板等が用いられる。各断熱
パネル(10)(20)の接続縁部には、通常、枠部材(11)(21)
が取り付けられるが、枠部材(11)(21)は設けられない場
合もある。
【0012】そして、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部
にそれぞれ長手方向にのびる凹溝(12)(22)を有してお
り、隣り合う断熱パネル(10)(20)同士が、相互に所定間
隔をおいてかつ接続縁部の凹溝(12)(22)が互いに対向す
るように、配置されている。
【0013】これら両断熱パネル(10)(20)同士を結合す
る装置は、方形結合プレート(1) と、これに固着されか
つ雄ねじ部(2a)を有する連結棒(2) と、方形結合プレー
ト(1) に着脱自在に具備せられるプレート仮止め用クラ
ンプ(30)と、外部締付けプレート(5) と、締付けナット
(6) とを備えている。これら断熱パネル結合装置の各構
成部材は、通常、金属製であるが、例えば方形結合プレ
ート(1) には、ステンレス鋼または鋼製の耐熱板を使用
するのが、好ましい。
【0014】方形結合プレート(1) の中央部より左側上
部には連結棒(2) が該プレート(1)に対して垂直状に固
着され、かつ同プレート(1) の中央部より右側下部にク
ランプ取付け用ねじ孔(4) が設けられている。
【0015】一方、プレート仮止め用クランプ(30)は、
方形結合プレート(1) のねじ孔(4)にねじ込まれる雄ね
じ部(31a) を有する芯棒(31)と、芯棒(31)先端の頭部(3
2)にピン(34)を介して揺動自在に取り付けられた平面よ
りみて略U形の接続端部(35)を有するレバー(33)とより
なるものである。
【0016】レバー(33)のU形接続端部(35)の両側壁部
(35b)(35b)の上下両側に張出部(37)(37)が設けられて、
図3に示すように、レバー(33)の回転中心であるピン(3
4)から両側壁部(35b)(35b)の先端までの長さ(L1)よりピ
ン(34)から張出部(37)(37)の先端までの長さ(L2)(L2)の
方が大きいものとなされている。
【0017】なお、図示の張出部(37)(37)は、レバー(3
3)のU形接続端部(35)の両側壁部(35b)(35b)の上下両側
に設けられているが、上側の張出部(37)は方形結合プレ
ート(1) の仮止めには関与しないので、この張出部(37)
は、U形接続端部(35)の両側壁部(35b)(35b)の上下両側
のうち少なくとも下側に設けられておれば良い。
【0018】上記の結合装置を用いて、断熱パネル(10)
(20)同士を、つぎのようにして結合する。
【0019】まず図1〜図3に示すように、方形結合プ
レート(1) には、これの中央部より左側上部に連結棒
(2) が該プレート(1) に対して垂直状に固着されてい
る。
【0020】そして、この方形結合プレート(1) の中央
部より右側下部のねじ孔(4) に、仮止め用クランプ(30)
の芯棒(31)先端の雄ねじ部(31a) をねじ込んで、方形結
合プレート(1) に仮止め用クランプ(30)を略垂直状に取
り付ける。
【0021】ここで、方形結合プレート(1) に対する連
結棒(2) とプレート仮止め用クランプ(30)の芯棒(31)と
の取付位置は、垂直方向に所定間隔をおいて、かつ方形
結合プレート(1) の中央部を中心点として水平方向に所
定角度(例えば15°)ずれている。
【0022】つぎに、同図に示すように、この方形結合
プレート(1) の右側縁部を一方の右側断熱パネル(10)の
接続縁部の凹溝(12)に嵌め入れる。
【0023】ついでこの状態で、クランプ(30)のレバー
(33)をパネル(10)の外面と略平行状に倒すことにより、
図4と図5に示すように、連結棒(2) 付き方形結合プレ
ート(1) を同パネル(10)の接続縁部に仮止めする。すな
わち、クランプ(30)のレバー(33)をパネル(10)の外面と
略平行状に倒すと、断熱パネル(10)の接続縁部の外面に
レバー(33)のU形接続端部(35)の右側壁部(35b) の張出
部(37)が当接し、相対的に仮止め用芯棒(31)が外側に引
き出されて、該芯棒(31)の先端部に取り付けられた結合
プレート(1) がパネル(10)の接続縁部の凹溝(12)の側壁
部に圧接せしめられて、連結棒(2) 付き方形結合プレー
ト(1) が同パネル(10)の接続縁部に仮止めされるもので
ある。
【0024】さらにこの右側断熱パネル(10)の接続縁部
に対して左側断熱パネル(20)の接続縁部を、図4に示す
ように、近付けて、該接続縁部の凹溝(22)に方形結合プ
レート(1) の左側縁部を嵌め入れるとともに、左側断熱
パネル(20)の接続縁部を連結棒(2) に突き当てる。
【0025】なお、このとき、クランプ(30)のレバー(3
3)は、これを一旦プレート(1) に対して略垂直状に起こ
して、レバーU形接続端部(35)の張出部(37)と断熱パネ
ル(10)の接続縁部外面との係合を解除する。
【0026】そして、このクランプ(30)のレバー(33)を
再びパネル(10)の外面と略平行状に倒すことにより、図
6と図7に示すように、両断熱パネル(10)(20)の接続縁
部に方形結合プレート(1) を渡した状態に仮止めする。
【0027】図8と図9に示すように、方形結合プレー
ト(1) を右回りに所定角度(例えば15°)回転させる
ことにより、結合プレート(1) の右側上角部と左側下角
部とを、両断熱パネル(10)(20)接続縁部の凹溝(12)(22)
の底壁にそれぞれ食い込ませるかまたは圧着させるとと
もに、方形結合プレート(1) に取り付けられた連結棒
(2) とクランプ(30)の芯棒(31)とを上下垂直線上に位置
せしめて、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部同士の間
に、断熱パネル(10)(20)の熱膨脹を許容するための所定
の間隙(目地幅)(X) を設ける。この間隙(目地幅)
(X) は、例えば5〜20mm程度である。
【0028】なお、このような方形結合プレート(1) の
回転により、該プレート(1) の2つの角部が、両パネル
(10)(20)接続縁部の凹溝(12)(22)の底壁に食い込み得る
ように、各断熱パネル(10)(20)接続縁部の枠部材(11)(2
1)もしくは断熱材(芯材)(13)(23)(枠部材が無い場
合)の素材が、プレート(1) 角部の食込みを許容し得る
程度に若干軟質のものとなされているのが好ましいが、
プレート(1) の2つの角部が、両パネル(10)(20)接続縁
部の凹溝(12)(22)の底壁に圧着することによっても、充
分固定し得るものである。
【0029】また、方形結合プレート(1) の回転のさい
には、クランプ(30)のレバー(33)を一旦プレート(1) に
対して略垂直状に起こして、レバーU形接続端部(35)の
張出部(37)と断熱パネル(10)の接続縁部外面との係合を
解除しておく。
【0030】そうして、この方形結合プレート(1) の連
結棒(2) とクランプ(30)の芯棒(31)とが上下垂直線上に
位置した状態で、図10に示すように、クランプ(30)の
レバー(33)を再びパネル(10)の外面と略平行状に倒すこ
とにより、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部の外面にレ
バー(33)のU形接続端部(35)の左右側壁部(35b)(35b)の
張出部(37)(37)を当接させて、方形結合プレート(1) を
再び仮止めする。
【0031】ついで、同図に示すように、方形結合プレ
ート(1) に具備された連結棒(2) に外部締付けプレート
(5) を嵌め被せて、連結棒(2) の雄ねじ部(2a)の先端
に、図示の袋ナット(6) あるいは六角ナット(図示略)
などよりなるナットをねじ被せて締め付けることによ
り、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部同士を、内側の方
形結合プレート(1) と外部締付けプレート(5) とで挾み
付けて結合する。
【0032】さらに、図11に示すように、仮止め用ク
ランプ(30)の芯棒(31)をねじと反対の方向に回して、こ
れの先端の雄ねじ部(31a) を、方形結合プレート(1) の
ねじ孔(4) より脱出させることにより、仮止め用クラン
プ(30)を取り外して、両断熱パネル(10)(20)の結合を完
了する。
【0033】こうして、袋ナット(6) の締付けにより、
両断熱パネル(10)(20)の接続が完了した時点で、連結棒
(2) と、両断熱パネル(10)(20)の接続端部との間の目地
部には、断熱パネル(10)(20)の熱膨脹を許容するための
間隙(X) があけられている。
【0034】なお、同図に示すように、両断熱パネル(1
0)(20)同士の間の目地部には、通常、コーキング材(シ
ール材)(7) が充填される。
【0035】また、上記のような断熱パネルの結合装置
は、結合するべき両断熱パネル(10)(20)の接続縁部の長
手方向に任意の箇所、通常は数箇所に取り付けるが、そ
の取付け数は、断熱パネル(10)(20)の大きさによって適
宜決定することができる。
【0036】上記のこの発明の方法と装置によれば、比
較的簡単に、高温用断熱パネル(10)(20)同士を、目地幅
(X) を広くして、しかもしっかりと連結することができ
る。
【0037】そして、袋ナット(6) の締付けにより、両
断熱パネル(10)(20)の接続を完了した時点で、パネル結
合装置の連結棒(2) と両断熱パネル(10)(20)の接続端部
との間に、断熱パネル(10)(20)の熱膨脹を許容するため
の所定の間隙(目地幅)(X)があけられているため、断
熱パネル(10)(20)の高温時の熱膨脹にも、もちろん問題
がない。このような間隙(目地幅)(X) は、方形結合プ
レート(1) の回転角度の大きさにより調整することがで
きる。ここで、方形結合プレート(1) の回転角度は、例
えば10〜30°程度が好ましい。
【0038】そして、高温用断熱パネル(10)(20)同士の
目地において、パネル結合装置が庫壁を庫内側から庫外
側に貫通していないので、庫内の高熱が断熱パネル結合
装置を伝わって庫外に放出され難く、断熱性能がすぐれ
ている。
【0039】また、パネル結合装置の断熱パネル(10)(2
0)外面に露出したナット(6) が高温になるようなことが
なく、安全性にすぐれている。
【0040】そして袋ナット(6) による締付け後、仮止
め用クランプ(30)を取り外すため、外部より見えるのは
外部締付けプレート(5) および袋ナット(6) のみであ
り、従ってデザイン的にも単純で外観がすぐれている。
【0041】しかも結合プレート(1) の右側上角部と左
側下角部とを、両断熱パネル(10)(20)接続縁部の凹溝(1
2)(22)の底壁にそれぞれ食い込むか圧着した状態で、こ
のパネル内部の方形結合プレート(1) と外部締付けプレ
ート(5) とで両断熱パネル(10)(20)の接続縁部同士を挾
み付けて結合しているので、高温による断熱パネル(10)
(20)の膨脹あるいは収縮の繰り返しによっても、両断熱
パネル(10)(20)同士の目地幅を一定に保つことができ
て、断熱性能が不安定になることなく、かつデザイン的
にもすぐれている。
【0042】さらに、プレハブ式断熱庫の内側および外
側のどちらからでも断熱パネル(10)(20)の連結作業を行
なうことができるので、断熱パネル(10)(20)の組立て現
場の条件によって、庫内側あるいは庫外側からの組立て
作業を選択することができ、プレハブ式断熱庫の設置箇
所が限定されず、非常に便利である。
【0043】なお、断熱パネル(10)(20)内部の方形結合
プレート(1) と外部締付けプレート(5) との間の間隔、
すなわち方形結合プレート(1) に固着される連結棒(2)
の長さ、および方形結合プレート(1) に着脱自在に具備
せられるプレート仮止め用クランプ(30)の芯棒(31)の長
さを変更することにより、どのような厚さの断熱パネル
(10)(20)にも対応することができて、各種断熱パネル(1
0)(20)の接続縁部同士を連結することができる。
【0044】また断熱パネル(10)(20)の熱膨脹を許容す
るための間隙(目地幅)(X) の設定値に合わせて、連結
棒(2) の太さあるいは結合プレート(1) における取付位
置を適宜設定すれば良いし、方形結合プレート(1) およ
び外部締付けプレート(5) の大きさを適宜変更すること
により、どのような間隙(目地幅)(X) の大きさにも対
応することができる。
【0045】また袋ナット(6) による締付け後、仮止め
用クランプ(30)を取り外すので、これを別の方形結合プ
レート(1) に取り付けて、何回でも反復して使用可能で
あり、従って断熱パネル(10)(20)の結合のための総部品
数が少なくてすみ、非常に経済的である。
【0046】なお、図示の結合プレート(1) は方形であ
るが、断熱パネル(10)(20)接続縁部の枠部材(11)(21)も
しくは断熱材(芯材)(13)(23)(枠部材が無い場合)の
素材の硬さに応じて、結合プレート(1) の食い込むか圧
着する部分の形状を変更することができる。
【0047】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基いて説
明する。
【0048】まず図1において、例えば塗装ブースの庫
壁を構成する断熱パネル(10)(20)は、周縁に折込み縁部
(14a)(14a)(24a)(24a)を有しかつ所定間隔をおいて対向
状に配置された一対のアルミニウム製表面板(14)(14)(2
4)(24)と、これらの表面板(14)(14)(24)(24)の周縁部同
志の間に介在せられたセラミックやケイ酸カルシウムま
たは金属製の枠部材(11)(21)と、両表面板(14)(14)(24)
(24)と枠部材(11)(21)との間に形成された空隙部間に充
填された発泡ポリウレタンやケイ酸カルシウムまたは発
泡フェノール樹脂よりなる断熱材(13)(23)とによって構
成され、両断熱パネル(10)(20)は例えば50mmの厚みを
有している。
【0049】そして、図1と図2に示すように、相互に
所定間隔をおいて右側と左側に配置された断熱パネル(1
0)(20)の接続縁部には、それぞれ凹溝(12)(22)が両断熱
パネル(10)(20)の長手方向にかつ互いに対向するように
設けられている。
【0050】これら両断熱パネル(10)(20)同士を結合す
る装置は、方形結合プレート(1) と、これに固着されか
つ雄ねじ部(2a)を有する連結棒(2) と、方形結合プレー
ト(1) に着脱自在に具備せられるプレート仮止め用クラ
ンプ(30)と、外部締付けプレート(5) と、締付けナット
(6) とを備えている。
【0051】ここで、方形結合プレート(1) はステンレ
ス鋼または鋼製よりなるもので、例えば600℃の耐熱
性を有している。断熱パネル結合装置のその他の構成部
材は、ステンレス鋼製である。方形結合プレート(1) の
大きさは、例えば縦横いずれも32.5mmを有してい
て、正方形である。
【0052】そして、方形結合プレート(1) の中央部よ
り左側上部に貫通孔(3) があけられて、連結棒(2) の径
小の先端部が挿通され、該貫通孔(3) より外側の先端部
がかしめられて、連結棒(2) は方形結合プレート(1) に
対して垂直状に固着されている。また、同プレート(1)
の中央部より右側下部には、クランプ取付け用ねじ孔
(4) が設けられている。
【0053】プレート仮止め用クランプ(30)は、例えば
ステンレス鋼製であり、このクランプ(30)は、方形結合
プレート(1) のねじ孔(4) にねじ込まれる雄ねじ部(31
a) を有する芯棒(31)と、芯棒(31)先端の頭部(32)にピ
ン(34)を介して揺動自在に取り付けられた平面よりみて
略U形の接続端部(35)を有するレバー(33)とよりなるも
のである。
【0054】なお、レバー(33)の丸棒状部分の連結端部
は、U形接続端部(35)の頂部(35a)を貫通して、かしめ
止められている(図2参照)。
【0055】またレバー(33)のU形接続端部(35)の両側
壁部(35b)(35b)の上下両側に張出部(37)(37)が設けられ
て、レバー(33)の回転中心であるピン(34)から両側壁部
(35b)(35b)の先端までの長さ(L1)よりピン(34)から張出
部(37)(37)の先端までの長さ(L2)(L2)の方が大きいもの
となされている(図3参照)。
【0056】ここで、レバー(33)の回転中心であるピン
(34)から両側壁部(35b)(35b)の先端までの長さ(L1)を、
例えば5mmとし、ピン(34)から張出部(37)(37)の先端ま
での長さ(L2)(L2)を、これより大きい例えば9mmとし
た。
【0057】上記の結合装置を用いて断熱パネル(10)(2
0)同士を結合するには、まず図1〜図3に示すように、
プレート中央部より左側上部に連結棒(2) を有する方形
結合プレート(1) に対して、これの中央部より右側下部
のねじ孔(4) に、仮止め用クランプ(30)の芯棒(31)先端
の雄ねじ部(31a) をねじ込んで、結合プレート(1) に仮
止め用クランプ(30)を略垂直状に取り付ける。連結棒
(2) とクランプ(30)の芯棒(31)との取付位置は、垂直方
向に例えば略15mmの間隔をおいて、かつ方形結合プレ
ート(1) の中央部を中心点として水平方向に15°の角
度ずれている。
【0058】そして、この方形結合プレート(1) の右側
縁部を、右側断熱パネル(10)の接続縁部の凹溝(12)に嵌
め入れる。
【0059】ついでこの状態で、クランプ(30)のレバー
(33)をパネル(10)の外面と略平行状に倒す。これによ
り、断熱パネル(10)の接続縁部の外面にレバー(33)のU
形接続端部(35)の右側壁部(35b) の張出部(37)が当接
し、相対的に仮止め用芯棒(31)が外側に引き出されて、
該芯棒(31)の先端部に取り付けられた結合プレート(1)
がパネル(10)の接続縁部の凹溝(12)の側壁部に圧接せし
められて、連結棒(2) 付き方形結合プレート(1) が同パ
ネル(10)の接続縁部に仮止めされる(図4と図5参
照)。
【0060】つぎに、この右側断熱パネル(10)の接続縁
部に対して左側断熱パネル(20)の接続縁部を近付けて、
該接続縁部の凹溝(22)に方形結合プレート(1) の左側縁
部を嵌め入れるとともに、左側断熱パネル(20)の接続縁
部を連結棒(2) に突き当てる(図4参照)。このとき、
クランプ(30)のレバー(33)を、一旦プレート(1) に対し
て略垂直状に起こしたのち、再びクランプ(30)のレバー
(33)を、パネル(10)の外面と略平行状に倒すことによ
り、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部に方形結合プレー
ト(1) を渡した状態に仮止めする(図6と図7参照)。
【0061】つぎに、方形結合プレート(1) を右回りに
15°回転させることにより、結合プレート(1) の右側
上角部と左側下角部とを、両断熱パネル(10)(20)接続縁
部の凹溝(12)(22)の底壁にそれぞれ食い込ませるかまた
は圧着させるとともに、方形結合プレート(1) に取り付
けられた連結棒(2) とクランプ(30)の芯棒(31)とを上下
垂直線上に位置せしめて、両断熱パネル(10)(20)の接続
縁部同士の間に、断熱パネル(10)(20)の熱膨脹を許容す
るための例えば10mm幅の間隙(X) を設けた(図8と図
9参照)。
【0062】なお、このような方形結合プレート(1) の
回転のさいには、クランプ(30)のレバー(33)を一旦プレ
ート(1) に対して略垂直状に起こして、レバーU形接続
端部(35)の張出部(37)と断熱パネル(10)の接続縁部外面
との係合を解除する。
【0063】そうして、この方形結合プレート(1) の連
結棒(2) とクランプ(30)の芯棒(31)とが上下垂直線上に
位置した状態で、クランプ(30)のレバー(33)を再びパネ
ル(10)の外面と略平行状に倒すことにより、方形結合プ
レート(1) を再び仮止めする(図10参照)。
【0064】ついで、方形結合プレート(1) に具備され
た連結棒(2) に、縦横20mmの正方形の外部締付けプレ
ート(5) を嵌め被せて、連結棒(2) の雄ねじ部(2a)の先
端に袋ナット(6) をねじ被せて締め付けることにより、
両断熱パネル(10)(20)の接続縁部同士を、内側の方形結
合プレート(1) と外部締付けプレート(5) とで挾み付け
て結合する(同図参照)。
【0065】最後に、仮止め用クランプ(30)の芯棒(31)
を方形結合プレート(1) のねじ孔(4) よりねじ外して、
仮止め用クランプ(30)を取り外し、両断熱パネル(10)(2
0)の結合を完了する(図11参照)。
【0066】なお、上記断熱パネルの結合装置は、両断
熱パネル(10)(20)の接続縁部の長手方向に数箇所取り付
けた。また、結合後の両断熱パネル(10)(20)同士の間の
目地部には、シリコーン系コーキング材(耐熱用シール
材)(7) を充填した。
【0067】
【発明の効果】この発明による断熱パネル同士の結合方
法および装置によれば、比較的簡単に、高温用断熱パネ
ル同士を、目地幅を広くして、しかもしっかりと連結す
ることができる。そして、袋ナットの締付けにより、両
断熱パネルの接続を完了した時点で、パネル結合装置の
連結棒と両断熱パネルの接続端部との間に、断熱パネル
の熱膨脹を許容するための所定の間隙(目地幅)があけ
られているため、断熱パネルの高温時の熱膨脹にも、も
ちろん問題がない。
【0068】そして、高温用断熱パネル同士の目地にお
いて、パネル結合装置が庫壁を庫内側から庫外側に貫通
していないので、庫内の高熱が断熱パネル結合装置を伝
わって庫外に放出され難く、断熱性能がすぐれている。
【0069】また、パネル結合装置の断熱パネル外面に
露出したナットが高温になるようなことがなく、従って
人が露出ナットに触れても火傷をする心配が全くなく、
非常に安全性が高いものである。
【0070】そしてナットによる締付け後、仮止め用ク
ランプを取り外すため、外部より見えるのは外部締付け
プレートとナットのみであり、従ってデザイン的にも単
純で外観がすぐれている。
【0071】また、結合プレートの2つの角部が両断熱
パネルの接続縁部の凹溝の底壁にそれぞれ食い込むか圧
着した状態で、両断熱パネルが結合されるので、高温に
よる断熱パネルの膨脹あるいは収縮の繰り返しによって
も、両断熱パネル同士の目地幅を一定に保つことができ
て、断熱性能が不安定になることなく、かつデザイン的
にもすぐれている。
【0072】さらに、プレハブ式断熱庫の内側および外
側のどちらからでも断熱パネルの連結作業を行なうこと
ができるので、断熱パネルの組立て現場の条件によっ
て、庫内側あるいは庫外側からの組立て作業を選択する
ことができ、プレハブ式断熱庫の設置箇所が限定され
ず、非常に便利である。
【0073】またナットによる締付け後、仮止め用クラ
ンプを取り外すので、これを何回でも反復して再使用す
ることが可能であり、従って断熱パネルの結合のための
総部品数が少なくてすみ、非常に経済的であるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】互いに結合すべき両断熱パネルのうち、一方の
右側断熱パネルの接続縁部に、方形結合プレートを仮止
め用クランプで仮止めする前の状態を示す要部斜視図で
ある。
【図2】同要部平面図である。
【図3】図1のAーA線に沿う矢視図である。
【図4】同要部斜視図で、クランプの作用により方形結
合プレートを仮止めした状態を示している。
【図5】図4のBーB線に沿う矢視図である。
【図6】仮止め後の方形結合プレートを備えた右側断熱
パネルの接続縁部に対し、左側断熱パネルの接続縁部を
組み合わせた状態を示す要部斜視図である。
【図7】同要部正面図である。
【図8】方形結合プレートを所定角度回転させた後、再
びクランプの作用により両断熱パネルの接続縁部に結合
プレートを仮止めした状態を示す要部斜視図である。
【図9】同要部正面図である。
【図10】方形結合プレートに具備された連結棒に締付
けプレートを嵌め被せて、連結棒の雄ねじ部の先端にナ
ットをねじ被せることにより、両断熱パネルを結合した
状態を示す要部斜視図である。
【図11】さらに仮止め用クランプを取り外した両断熱
パネルの結合完成状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 方形結合プレート 2 連結棒 2a 雄ねじ部 4 クランプ取付け用ねじ孔 5 外部締付けプレート 6 締付けナット 10 右側断熱パネル 12 凹溝 20 左側断熱パネル 22 凹溝 30 プレート仮止め用クランプ 31a 雄ねじ部 31 芯棒 32 芯棒先端の頭部 33 レバー 34 ピン 35 平面よりみて略U形の接続端部 35b 側壁部 37 張出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に所定間隔をおいて右側と左側に配
    置された断熱パネル(10)(20)同士を、雄ねじ部(2a)を有
    する連結棒付き方形結合プレート(1) と、これに着脱自
    在に備えられたプレート仮止め用クランプ(30)と、外部
    締付けプレート(5) と、締付けナット(6) を用いて結合
    する方法であって、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部に
    凹溝(12)(22)を互いに対向してかつそれぞれ長手方向に
    設け、方形結合プレート(1) の中央部より左側上部に連
    結棒(2) をプレート(1) に対して垂直状に固着し、方形
    結合プレート(1) の中央部より右側下部にクランプ取付
    け用ねじ孔(4) を設け、プレート仮止め用クランプ(30)
    が、方形結合プレート(1) のねじ孔(4) にねじ込まれる
    雄ねじ部(31a) を有する芯棒(31)と、芯棒(31)先端の頭
    部(32)にピン(34)を介して揺動自在に取り付けられた平
    面よりみて略U形の接続端部(35)を有するレバー(33)と
    よりなり、レバー(33)のU形接続端部(35)の両側壁部(3
    5b)(35b)の上下両側のうち少なくとも下側に張出部(37)
    (37)を設けて、レバー(33)の回転の中心であるピン(34)
    から両側壁部(35b)(35b)の先端までの長さ(L1)よりピン
    (34)から張出部(37)(37)の先端までの長さ(L2)(L2)の方
    を大きいものとしておき、連結棒(2) 付き方形結合プレ
    ート(1) に仮止め用クランプ(30)を取り付け、一方の右
    側断熱パネル(10)の接続縁部の凹溝(12)に方形結合プレ
    ート(1) の右側縁部を嵌め入れて、クランプ(30)のレバ
    ー(33)をパネル(10)の外面と略平行状に倒すことによ
    り、連結棒(2) 付き方形結合プレート(1) を同パネル(1
    0)の接続縁部に仮止めし、ついでこの右側断熱パネル(1
    0)の接続縁部に対して、左側断熱パネル(20)の接続縁部
    を近付けて、該接続縁部の凹溝(22)に方形結合プレート
    (1) の左側縁部を嵌め入れるとともに、左側断熱パネル
    (20)の接続縁部を連結棒(2) に突き当てゝ、クランプ(3
    0)のレバー(33)の作用により両断熱パネル(10)(20)の接
    続縁部に方形結合プレート(1) を渡した状態に仮止め
    し、さらに方形結合プレート(1) を右回りに所定角度回
    転させることにより、結合プレート(1) の右側上角部と
    左側下角部とを、両断熱パネル(10)(20)接続縁部の凹溝
    (12)(22)の底壁にそれぞれ食い込ませるかまたは圧着さ
    せるとともに、結合プレート(1) に取り付けられた連結
    棒(2) とクランプ(30)の芯棒(31)とを上下垂直線上に位
    置せしめて、両断熱パネル(10)(20)の接続縁部同士の間
    に所定の目地間隙(X) を設け、かつこの状態でクランプ
    (30)のレバー(33)の作用により結合プレート(1) を両断
    熱パネル(10)(20)の接続縁部に再び仮止めし、方形結合
    プレート(1) に具備された連結棒(2) に締付けプレート
    (5) を嵌め被せて、該締付けプレート(5) を両断熱パネ
    ル(10)(20)の接続縁部の外面同士に渡した後、締付けプ
    レート(5) を貫通した連結棒(2) の雄ねじ部(2a)の先端
    にナット(6) をねじ被せて締め付けることにより、両断
    熱パネル(10)(20)の接続縁部同士を内側の方形結合プレ
    ート(1) と外部締付けプレート(5) とで挾み付けて結合
    し、最後に方形結合プレート(1) からクランプ(30)を取
    り外すことを特徴とする、断熱パネル同士の結合方法。
  2. 【請求項2】 相互に所定間隔をおいて右側と左側に配
    置されかつ接続縁部にそれぞれ長手方向にのびる凹溝(1
    2)(22)が互いに対向して設けられている断熱パネル(10)
    (20)同士を結合する装置であって、両断熱パネル(10)(2
    0)の接続縁部の凹溝(12)(22)に嵌め入れられて両接続縁
    部に渡される方形結合プレート(1) と、これに固着され
    かつ雄ねじ部(2a)を有する連結棒(2) と、方形結合プレ
    ート(1) に着脱自在に具備せられるプレート仮止め用ク
    ランプ(30)と、外部締付けプレート(5) と、締付けナッ
    ト(6) とを備えており、連結棒(2) が方形結合プレート
    (1) の中央部より左側上部に該プレート(1) に対して垂
    直状に固着され、方形結合プレート(1) の中央部より右
    側下部にクランプ取付け用ねじ孔(4) が設けられ、プレ
    ート仮止め用クランプ(30)が、方形結合プレート(1) の
    ねじ孔(4) にねじ込まれる雄ねじ部(31a) を有する芯棒
    (31)と、芯棒(31)先端の頭部(32)にピン(34)を介して揺
    動自在に取り付けられた平面よりみて略U形の接続端部
    (35)を有するレバー(33)とよりなり、レバー(33)のU形
    接続端部(35)の両側壁部(35b)(35b)の上下両側のうち少
    なくとも下側に張出部(37)(37)が設けられて、レバー(3
    3)の回転中心であるピン(34)から両側壁部(35b)(35b)の
    先端までの長さ(L1)よりピン(34)から張出部(37)(37)の
    先端までの長さ(L2)(L2)の方が大きいものとなされてお
    り、連結棒(2) 付き方形結合プレート(1) に仮止め用ク
    ランプ(30)が取り付けられ、断熱パネル(10)の接続縁部
    の凹溝(12)に方形結合プレート(1) の側縁部が嵌め入れ
    られて、クランプ(30)のレバー(33)がパネル(10)の外面
    と略平行状に倒されたさい、断熱パネル(10)の接続縁部
    の外面に張出部(37)が当接し、相対的に仮止め用芯棒(3
    1)が外側に引き出されて、該芯棒(31)の先端部に取り付
    けられた結合プレート(1) がパネル(10)の接続縁部の凹
    溝(12)の側壁部に圧接せしめられて、連結棒(2) 付き方
    形結合プレート(1) が同パネル(10)の接続縁部に仮止め
    せられるようになされていることを特徴とする、断熱パ
    ネル同士の結合装置。
JP8851596A 1996-04-10 1996-04-10 断熱パネル同士の結合方法および装置 Withdrawn JPH09280725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8851596A JPH09280725A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 断熱パネル同士の結合方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8851596A JPH09280725A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 断熱パネル同士の結合方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09280725A true JPH09280725A (ja) 1997-10-31

Family

ID=13944973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8851596A Withdrawn JPH09280725A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 断熱パネル同士の結合方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09280725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103290923A (zh) * 2013-06-05 2013-09-11 张家港市盛港绿色防火建材有限公司 一种集成房屋立柱与横梁固定结构
CN107514861A (zh) * 2017-08-24 2017-12-26 滁州银兴新材料科技有限公司 一种用于免胶粘结的真空绝热板安装卡槽

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103290923A (zh) * 2013-06-05 2013-09-11 张家港市盛港绿色防火建材有限公司 一种集成房屋立柱与横梁固定结构
CN107514861A (zh) * 2017-08-24 2017-12-26 滁州银兴新材料科技有限公司 一种用于免胶粘结的真空绝热板安装卡槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100037552A1 (en) Side mounted drill bolt and threaded anchor system for veneer wall tie connection
JPS58180812A (ja) 係止装置付き断熱材取付け具
JPH0120638Y2 (ja)
EP0071376B1 (en) Fittings for anchoring elongate members to fixed structures
JPH09280725A (ja) 断熱パネル同士の結合方法および装置
JPS6113604Y2 (ja)
JPH0533906Y2 (ja)
JPS6135437B2 (ja)
JPH078889Y2 (ja) 蟻溝用あと付けボルト
JPS6345443Y2 (ja)
JPH0413281Y2 (ja)
JPS627763Y2 (ja)
JPS627764Y2 (ja)
JPS637830Y2 (ja)
JPS6134414Y2 (ja)
JPS6135630Y2 (ja)
JPS6310057Y2 (ja)
JPH0635008Y2 (ja) 屋根板取付装置および断熱二重屋根
JPH0421403Y2 (ja)
JPS6114489Y2 (ja)
JPS5836727Y2 (ja) 固定金具
JPS6336086Y2 (ja)
JP2942788B2 (ja) 二重折板屋根用連結具
JPS6244028Y2 (ja)
JPH0230561Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701