JPH0413281Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0413281Y2
JPH0413281Y2 JP15725786U JP15725786U JPH0413281Y2 JP H0413281 Y2 JPH0413281 Y2 JP H0413281Y2 JP 15725786 U JP15725786 U JP 15725786U JP 15725786 U JP15725786 U JP 15725786U JP H0413281 Y2 JPH0413281 Y2 JP H0413281Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
heat insulating
insulating material
bolt
fully threaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15725786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6362506U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15725786U priority Critical patent/JPH0413281Y2/ja
Publication of JPS6362506U publication Critical patent/JPS6362506U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0413281Y2 publication Critical patent/JPH0413281Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は断熱資材の取付装置に関し、詳しくは
建物の外側に断熱材を装着する外断熱工法による
断熱材の取付装置に関している。
(従来の技術) 断熱材を建物の外側に装着する外断熱方式は、
熱容量の大きいコンクリート躯体が断熱材よりも
室内側に位置するため、コンクリート躯体が蓄熱
槽となり暖房を停止しても急激な室温の変化がな
く、冬は暖かく、夏は涼しく保つことができて快
適な室内空間が得られる。
また、外断熱方式では断熱材がコンクリート躯
体を包んでしまうので、外気温や日射の変動によ
る影響は小さく、躯体の温度が室温に近い分布で
保たれるため、ひび割れや凍害の危険性がほとん
どなくなり、躯体の耐久性を向上させる等、内断
熱方式に比べて有利なことが多い。
第4図は従来工法による断熱資材の取付装置で
あつて、コンクリート躯体1にアンカーボルト2
が打ち込まれており、このアンカーボルト2はね
じ部がコンクリート躯体1に貼着した断熱材3よ
りも突出する長さで装着される。そしてアンカー
ボルト2に継金具4がナツト5,6で連結され、
さらに継金具4に外装板7がタツピングねじによ
つて固定されている。
従来技術において、継金具4はアンカーボルト
のねじ部に前後をナツト5,6で締付けられて取
付けられていた。ところで、コンクリート躯体1
の表面が凹凸形状になつていても、外装板7は垂
直に装着されなければならないので、継金具4は
基準となる継金具に他を合わせ、全ての継金具は
外装取付面が同一面を構成するように施工される
必要がある。このため、継金具4の取付けはナツ
ト5で位置決めをし、次いでナツト6を締付けて
いた。
継金具4は、外装板を取付ける以前に全ての金
具が同一面を構成するように施工されなければな
らないが、継金具を取付けるときは既に断熱材が
コンクリート躯体に貼着されており、コンクリー
ト躯体に面したナツト5は断熱材の中なので、ナ
ツト5を回転する位置決め作業は手数を要する作
業であつた。すなわち、継金具4はナツト5を工
具で押えておいてナツト6を締付けるのである
が、断熱材3と接しているナツト5が工具で押え
にくいといつた問題があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記従来技術の問題点を解決するた
めのものであつて、外装板を任意の位置(コンク
リート躯体からの高さ)に固定することができる
と共に、断熱材の厚さの変化に対応して断熱材を
固定するワツシヤーの取付位置を変更できる取付
装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため、本考案はコンクリート躯体に打込む
アンカーと、アンカーから突出させて螺合する全
ネジボルトと、薄板による円板に切り込みによつ
て2枚の舌片を形成し、該舌片が円板の中心で向
い合い、かつ同じ方向に折り曲げられているワツ
シヤーと、板状の受金具に形成した凹部内に頭部
を収容し凹部の反対側に突出した連結ボルトによ
つて固定した雌ネジ管を具備し、コンクリート躯
体に断熱材を重合した後に、アンカーの全ネジボ
ルトに係合したワツシヤーによつて断熱材を固定
すると共に全ネジボルトに受金具の雌ねじ管を螺
合し、さらに受金具に外装板を固定することを特
徴としている (実施例) 10はコンクリート躯体、11はアンカーで、
コンクリート躯体10に穿孔した下穴に挿入し、
頭部を叩いて先端に装着したコーン12でアンカ
ー先端を拡張してコンクリート躯体に固着する。
また、アンカー11は頭部に雌ネジが設けられて
おり、該雌ネジに全ネジボルト13がねじ込ま
れ、ボルトはナツト14で固定されている。15
はコンクリート躯体10の表面に重合されたロツ
クウール等の断熱材、16は前記全ネジボルト1
3に装着したワツシヤーで、断熱材15を重合し
た後にボルト先端から装着するものである。
前記ワツシヤー16は第3図に示すように、薄
板による円板で切り込みによつて2枚の舌片1
7,17が円板の中心部で互いに向い合うように
形成され、さらに舌片17,17は同じ方向に折
り曲げられている。そして舌片17,17が突出
している方を後方にして全ネジボルト13内に挿
着すると、舌片17,17はネジの谷部に係合
し、後方には戻らなくなる。従つてコンクリート
躯体10に重合された断熱材15はワツシヤー1
6によつて固定される。
なお、ワツシヤー16は舌片17,17がネジ
の谷部に係合されているのでナツトなどと同様に
ワツシヤーを回転させれば、ワツシヤーは前方、
後方の何れにも移動するので、ワツシヤーを戻し
たり、取外す場合はネジと反対方向に回転させ
る。
18は板状の受金具で、中心部にボルト頭が収
容できる深さの凹部19を形成し、凹部の反対
側、すなわち、山部20に雌ネジ管21を接合
し、凹部19側から挿入した連結ボルト22で雌
ネジ管21を受金具18に固定する。なお、連結
ボルト22の頭部23は凹部19内に収容されて
受金具18の板面から突出しないようにすると共
に、連結ボルト22の長さは全部同一のものを使
用し、雌ネジ管21の深さを均一にする。
前記受金具18は外装板30,30を取付ける
ためのものであつて、外装板30,30はタツピ
ングネジによつて受金具18の板面に取付けられ
る。なお、外装板30,30の接合部には目地ジ
ヨイナー(シーリング用バツクアツプ部材)を設
けると共に、目地にコーキング31をする。
次に断熱壁を構築する作業順について説明す
る。まず、コンクリート躯体10に下孔を穿孔
し、下孔内にアンカー11を施工し、アンカーに
全ネジボルト13をねじ込む。前記全てのボルト
13の先端は全部のボルト先端が同一面を構成す
るように高さを調整してナツト14で固定する。
次いで、断熱材15を全ネジボルトに突きさしな
がらコンクリート躯体10に重合し、続いて全ネ
ジボルト13にワツシヤー16を装着して断熱材
15を固定する。
なお、断熱材15は全ネジボルト13に装着し
たワツシヤー16で固定されているが、全ネジボ
ルト13だけでは断熱材15がたるんでしまう虞
がある場合は、全ネジボルト13の取付箇所の中
間位置に断熱ピンをコンクリート躯体10に貼着
して断熱材を支持するとよい。
次に、受金具18の雌ネジ管21を断熱材15
から突出している全ネジボルト13にねじ込み、
雌ネジ管21を最後までねじ込んで全ネジボルト
13と連結ボルト22とが突合すれば、雌ネジ管
21はダブルナツトの効果を発揮し、ガタ付が無
くなると同時に全部の受金具18が同一高さに装
着される。
(考案の効果) 本考案は、外装板を固定する受金具にボルト頭
が収容できる深さの凹部を形成し、該凹部内にボ
ルト頭を収容し、凹部の反対側に突出させた連結
ボルトに雌ネジ管を設け、前記雌ネジ管と、コン
クリート躯体に打込んだアンカーにねじ込んだ全
ネジボルトとを螺合したものであつて、両者を螺
着するだけで全ての受金具が同一高さに取付けら
れる効果がある。
又、本考案は断熱材をアンカーの全ネジボルト
に挿着したワツシヤーで固定し、該ワツシヤーは
全ネジボルトの軸方向に移動可能なので、断熱材
の厚みの変化に対応してワツシヤーの取付位置が
変えられ、従つて各種の厚みの断熱材を取付ける
ことができる効果がある。
さらに又、本考案の受金具は、凹部内に頭部を
収容して凹部の反対側に突出させた連結ボルトに
よつて雌ネジ管を受金具に固定しているので、受
金具はプレス加工のみでよく、従つて製造コスト
を低減できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置により外断熱工法の構築物を形
成したときの断熱壁の断面図、第2図A、Bは受
金具で、Aは正面図、Bは一部断面の側面図、第
3図は断熱材を押えるワツシヤーの斜視図、第4
図は従来工法による断熱壁の断面図である。 10……コンクリート躯体、11……アンカ
ー、12……コーン、13……全ネジボルト、1
4……ナツト、15……断熱材、16……ワツシ
ヤー、17……舌片、18……受金具、19……
凹部、20……山部、21……雌ネジ管、22…
…連結ボルト、23……頭部、30……外装板、
31……コーキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート躯体に打込むアンカーと、アンカ
    ーから突出させて螺合する全ネジボルトと、薄板
    による円板に切り込みによつて2枚の舌片を形成
    し、該舌片が円板の中心で向い合い、かつ同じ方
    向に折り曲げられているワツシヤーと、板状の受
    金具に形成した凹部内に頭部を収容し凹部の反対
    側に突出させた連結ボルトによつて固定した雌ネ
    ジ管を具備し、コンクリート躯体に断熱材を重合
    した後にアンカーの全ネジボルトに係合したワツ
    シヤーによつて断熱材を固定すると共に全ネジボ
    ルトに受金具の雌ネジ管を螺合し、さらに受金具
    に外装板を固定したことを特徴とする断熱資材の
    取付装置。
JP15725786U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0413281Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15725786U JPH0413281Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15725786U JPH0413281Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6362506U JPS6362506U (ja) 1988-04-25
JPH0413281Y2 true JPH0413281Y2 (ja) 1992-03-27

Family

ID=31079635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15725786U Expired JPH0413281Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0413281Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3425550B2 (ja) * 2000-04-21 2003-07-14 猛雄 小林 建物の外壁改装構造及び外壁改装工法
JP4072072B2 (ja) * 2003-02-20 2008-04-02 株式会社ヒロコーポレーション 胴縁固定用ブラケット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6362506U (ja) 1988-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100037552A1 (en) Side mounted drill bolt and threaded anchor system for veneer wall tie connection
CN219175537U (zh) 一种装配式建筑保温墙体
JPH0413281Y2 (ja)
JP4131000B2 (ja) 外断熱用パネル部材
JPS6326491Y2 (ja)
JPH0638963Y2 (ja) 断熱資材の取り付け構造
CN110499882B (zh) 一种建筑保温装饰一体化系统
CN211597296U (zh) 一种玻璃幕墙保温结构
JPH0322962Y2 (ja)
JPH0448244Y2 (ja)
CN221194047U (zh) 一种用于保温装饰一体板的锚固件
CN219219435U (zh) 一种绿色建筑物具有保温结构的外墙
JPS6225666Y2 (ja)
JPH0122811Y2 (ja)
CN218148993U (zh) 一种大跨度建筑空间的保温隔热构造
JPS5920620Y2 (ja) パネル支持用固定具
CN219953064U (zh) 一种铝合金门框
JPS627764Y2 (ja)
JPS604062Y2 (ja) 断熱パネル
CN218374565U (zh) 隔墙与地面连接结构
CN221193744U (zh) 一种断热桥连接座
JPS6336101Y2 (ja)
JPS6135907Y2 (ja)
JPS5851587Y2 (ja) 断熱パネル取付具
JPS597447Y2 (ja) 構築用パネルの取り付け構造