JP4131000B2 - 外断熱用パネル部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の躯体の外側に断熱材を配するために使用する外断熱用パネル部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱エネルギーの無駄を省いて、暖房や冷房の効率を上げようとする、省エネルギーの観点から、建物の断熱が考慮される。この建物の断熱に関して、躯体のどの位置に断熱材を配するかに関して、建物躯体の内側に配する内断熱、外側に配する外断熱、更に中央に配する中断熱がある。ヨーロッパ各国では、外断熱が広く採用されているが、日本では殆ど内断熱が採用されて来た。
【0003】
断熱材は、建物内外の熱の移動を遮断し、冬は室内の熱を保持し、他方、夏は戸外の熱進入を止することにより、エネルギー消費の効率化を図ろうとするものである。
【0004】
このような断熱材を建物躯体の内側に配する内断熱には致命的な欠点があり、それは躯体内面及び躯体壁内に結露を発生させ、これに起因するダニやカビの発生を増長させることである。
【0005】
たとえば、冬季に於いて、暖房した室内の水蒸気圧は、戸外のそれより当然に高いので、室内から壁を通じて戸外に向かう水蒸気の移動が生じる。このとき、内断熱の建物にあっては、コンクリート壁は断熱材の外側にあり、戸外の温度に直接晒されてその温度になっているため、断熱材とコンクリート壁との境界面まで大きな水蒸気分圧が働く。上記断熱材はコンクリート壁に向かって徐々に低温となっているため、上記水蒸気は、断熱材を透湿する過程で、温度の低い部分で露点温度に達し、結露を生じるに至る。残った水蒸気もコンクリート壁に向かって更に温度が低くなると、残りの水蒸気も結露し、コンクリート壁内面まで結露を生じるに至る。
【0006】
これに対して、断熱材を建物躯体の外側に配する外断熱には上記のような欠点がない。
同様に、外断熱に於いても、暖房した室内の水蒸気圧は、戸外のそれより当然に高いので、室内から壁を通じて戸外に向かう水蒸気の移動が生じる。このとき、外断熱の建物にあっては、コンクリート壁は断熱材の内側にあり、このコンクリート壁の透湿抵抗が大きいので、室内の水蒸気は容易にこれを通過せず、僅かに通過した水蒸気は、通常透湿抵抗の小さな断熱材を通じて容易に戸外に排出されてしまうこととなる。それ故、殆ど結露が生じることがない。
【0007】
このように結露を発生させないと云う観点から、外断熱が優れたものであることが分かるが、更に建物全体をカバーすることが、内断熱よりも容易に行い得るため、完全な断熱を施し、エネルギー効率を高めることが容易にでき、加えて建物の躯体を外気温の変化に晒さないと云うことを通じて耐久性を高めることができるものでもある。
【0008】
このように外断熱は優れたものであるが、それにもかかわらず、これが採用されることが殆どないのは、云うまでもなく、これは、コンクリート躯体又は木造躯体の外側に断熱材を配するものであるため、更にその外側に外装材を取り付けることとなるためである。即ち、断熱材を介して上記外装材を建物外面に確実に固定する優れた手段が存在していないからである。
【0009】
たとえば、外断熱を実現しようとすると、木造建築物に於いては、柱や間柱に固設した耐力壁材の外側に断熱材を配し、RC造の建築物に於いては、コンクリート壁の外面に断熱材を配することとし、外装材は、これらの断熱材上に胴縁を取り付けた上で、該胴縁を介して取り付けることとなる。そして上記胴縁は、上記断熱材を通じて柱や間柱又はコンクリート壁に釘やボルト又はアンカー類によって固定するものである。
【0010】
ところが、前記断熱材は、その性質上、その内部に空間が多く、それ故、充分な強度を持たないのが普通であり、それ故、地震その他の外力による揺れが建物に伝達されると、これによる前記外装材及び胴縁の振動又は揺動により、断熱材は該当部位に於いて容易に潰れが生じることとなる。断熱材には弾力性はないので、潰れたままの状態になり、胴縁は緩み、釘やアンカー等により片持ち状態で保持されるに過ぎない状態になる。即ち、胴縁は極めて不安定な状態となり、したがってこれに支持される外装材等の仕上げ材は、極めて不安定な支持になってしまうものである。
【0011】
近時、断熱材の改良が進められ、その硬度を高めたものが提供されつつあるが上記のような不安が解消されるまでには至っていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、建物の躯体の外側に断熱材を配しても、その外側に確実に外装材を固設することができ、建物の外断熱を容易に実現するために有用な外断熱用パネル部材を提供することを解決の課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の躯体の外側に固定するパネル状断熱材と、裏面側が直接に上記建物の躯体に固設し得、かつ前面側が胴縁を介して外装材を固設し得る、上記パネル状断熱材にスポット的に開口した開口部に配するブラケットとで構成した外断熱用パネル部材に於いて、
前記ブラケットを、筒状のブラケット本体と、その裏面側端部を閉じる端部閉塞板であって、その中央部に躯体との結合に利用する結合孔を開口した端部閉塞板と、前記ブラケット本体の前面側に進退自在に配した不陸調整部材と、前記ブラケット本体内に配する固定部材であって、上記不陸調整部材の前面に当接した胴縁を該ブラケット本体に固定するため及び該ブラケット本体の裏面側を躯体に固定するために利用する固定部材とで構成し、更に、前記不陸調整部材を、前端内側に張り出した鍔体を備え、外周に形成した雄ネジで、内周に雌ネジを形成した前記ブラケット本体の先端側に進退自在に螺合した筒状体に構成し、
前記固定部材を、長ナット状に構成して、前記不陸調整部材の内側に配し、該固定部材の内端側は前記端部閉塞板の結合孔を通じて躯体側から進入した結合用ボルトと螺合させ得、該固定部材の外端側は前記不陸調整部材の鍔体の中央に残った開口部から進入した胴縁固定用のボルトと螺合させ得るように構成した外断熱用パネル部材である。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は、基本的に、パネル状断熱材と、上記パネル状断熱材にスポット的に開口した開口部に配したブラケットとで構成した外断熱用パネル部材である。
【0022】
前記パネル状断熱材は、外断熱を実現するために、建物の躯体の外側に固定する断熱材であり、その厚みや堅さ又は材質等は問わない。対象となる建物又は用途に応じて適切に選択すれば良い。また、その裏面には、用途に応じて、たとえば、RC造以外の建物の外断熱用に用いる場合には、耐力壁材を接合するのが適当である。
【0023】
RC造の場合もパネル状断熱材の背後に同様に耐力壁材を接合することとしても良い。もっともRC造の場合はそのコンクリート壁面に全面的に接合する状態でパネル状断熱材を取り付けることとなるので、これを補強する必要性はそれほどない。したがって発泡ポリスチレン等の重合度の高い断熱材を用いることとすれば通常裏面側の耐力壁材が必要になることはない。
【0024】
またRC造用の外断熱用パネル部材として用いる場合には、前記パネル状断熱材をコンクリート打設用の型枠材に構成することができる。このように構成した場合は、建物の躯体構成用の型枠の内、外面側を構成する型枠として前記パネル状断熱材を用いることとすれば、コンクリートの硬化後は、これを取り外すことなくそのまま外断熱用の断熱材として用いることができる。後述するように、その更に外側に取り付ける外壁材をしっかりと固定できることも云うまでもない。
【0025】
更にRC造用の外断熱用パネル部材として用いる場合には、前記パネル状断熱材の裏面に建物の躯体の一部を構成するパネル部材を接合することとすることもできる。この場合には、これらのパネル部材で躯体を構成すると同時にその外面に取り付ける断熱材の取り付けも終了することとなり、施工上、容易にスピードアップが図れるため好都合である。
【0026】
なお前記パネル状断熱材の前面には不燃材を接合して不燃材層を形成するのが火災時の安全確保のため適当である。
【0027】
前記ブラケットは、その裏面側を直接に前記建物の躯体に固設し得るようにしたものであり、また前面側を胴縁を介して外装材を固設し得るように構成したものである。
【0028】
前記ブラケットは、基本的に、これを介して前記パネル状断熱材を建物の躯体に固設し、かつその前面側の不陸調整部材及び胴縁を介して外装材を建物の躯体に固設することができるものであることが必要である。また、前記ブラケットは、内部に配した固定部材に建物側のボルト類を結合することにより、その背面側で建物の躯体に固設可能なものであり、更にその前面側で前記不陸調整部材及び胴縁を介して外装材を固定することが可能なものであれば良い。前記ブラケットの前面側と胴縁との結合も内部の固定部材と外部のボルト類を結合することで行うことができるものであれば良い。
【0030】
前記ブラケットは、筒状のブラケット本体と、その裏面側端部を閉じる端部閉塞板であって、その中央部に躯体との結合に利用する結合孔を開口した端部閉塞板と、前記ブラケット本体の前面側に進退自在に配した不陸調整部材と、前記のように、前記ブラケット本体内に配する固定部材であって、上記不陸調整部材の前面に当接した胴縁を該ブラケット本体に固定するため及び該ブラケット本体の裏面側を躯体に固定するために利用する固定部材とで構成するものである
【0031】
前記端部閉塞板の結合孔は、躯体側からアンカー又はセパレータのPコンから突出するボルトを進入させ、該ボルトとブラケット本体内に配した前記固定部材とを螺合させることにより該ブラケット本体を躯体側に固定するために利用することができる。
【0032】
前記不陸調整部材は、前端内側に鍔体を張り出した筒状体に構成し、その外周に雄ネジを形成すると共に、前記ブラケット本体の内面に雌ネジを形成して相互を螺合させることにより、進退自在に結合することができる構成とする。
【0034】
前記固定部材は、長ナット状に構成し、その内端側を前記端部閉塞板の結合孔を通じて躯体側から進入した結合用ボルト(躯体に固設したアンカーボルト又はセパレータのPコンから突出するボルト等)と螺合させ、外端側を前記不陸調整部材の鍔体の中央に残った開口部から進入したボルトと螺合させるようにする。後者のボルトは、当然、胴縁を前記不陸調整部材の前面に固定するためのボルトである。
【0035】
なお前記ブラケットは、そのブラケット本体の裏面側端部及び前面側端部に、それぞれ放射方向を向いた鍔体を張り出させ、それらの間に定角度間隔でリブを構成するのが、それ自体を強化する意味で好ましい。
【0036】
また前記ブラケットは、ヒートブリッジを減少させ、外断熱の効果を高めるためには、断熱性の材料で構成するのが適当である。もっとも火災の際の外装材の支持の確実性を確保するためには金属で構成するのが適当な場合もある。この場合は、必要な強度を確保するとともに、できるだけ熱伝導性の低い金属を採用することが適当である。たとえば、鉄の1/4程度の熱伝導性であるステンレススティール等を採用することができる。更にこの場合は、ブラケットと建物の躯体との接触面積をできるだけ少なくするような構成にするのが好ましい。
【0038】
したがって本発明の外断熱用パネル部材によれば、これを木造又はRC造等の建物の躯体の外側に固設すると、その固設が確実に行えると共に、更にその外側に取り付ける外装材について長期にわたって確実な取付状態を維持できるようにすることができる。即ち、簡単に外断熱を実現でき、かつ化粧材等の外装材の取り付けにも不安のないものとすることができる。
【0045】
本発明の外断熱用パネル部材をRC造の建物に適用する場合は、各場合に応じた適用の仕方を採用可能である。
新築で、コンクリートの型枠を構築する段階から採用する場合は、前記パネル状断熱材にスポット的に配するブラケットはセパレータの設置間隔に対応させたものを採用し、壁の外面側には本発明の外断熱用パネル部材を用い、内面側には従来からの型枠材を用いて型枠を構築する。セパレータは型枠材を用いた側は全く従来の用法そのものであり、本発明の外断熱用パネル部材を用いた側は、Pコンから突出するボルトをブラケットの裏面側から進入させ、内部の固定部材と結合させる。この場合の固定部材は長ナット状であり、これをPコンのボルトと螺合させ、更に長ナット状の固定部材に他のボルト部材を螺合して該ブラケットの前面側から突出させ、セパレータのパイプ抑え部の内端の雌ネジをこれに螺合するようにする。
【0046】
こうしてPコンとパイプ抑え部で抑えられた一対のパイプにより本発明の外断熱用パネル部材のパネル状断熱材を所定の位置に位置決めしつつ固定する。なお上記一対のパイプとパネル状断熱材との間には保護板を介在させるのが該パネル状断熱材を損傷させないために適当である。
【0047】
このようにして型枠を構築した場合は、コンクリートを打設し、該コンクリートが硬化した後に、云うまでもなく、セパレータのパイプ抑え部及びパイプを取り外し、内側の型枠材を取り除くこととするが、本発明の外断熱用パネル部材はそのまま躯体を構成する壁の外面側に接合状態を保持する。即ち、Pコンとブラケット内の長ナット状の固定部材との結合を維持することとする。外断熱用の断熱材と型枠材を兼ねるわけである。
【0048】
この後は、不陸調整部材進退させて不陸を調整し、そうした上で、胴縁を該不陸調整部材の先端に当接させ、かつ固定する。固定は、この場合は、該胴縁を通じてボルトを該不陸調整部材内に進入させ、前記長ナット状の固定部材に螺合することで行う。
【0049】
外装材は既存の技法により上記胴縁に固定することができる。
【0050】
本発明の外断熱用パネル部材をRC造の建物に適用する場合であって、新築ではあるが、型枠材としては用いない場合は、躯体壁面に接合固定する段階から採用することができる。この場合は、Pコンから突出するボルトをブラケット内に進入させ、これに長ナット状の固定部材を螺合させて本発明の外断熱用パネル部材を固定する。その後は、以上に説明したのと全く同様である。
【0051】
また本発明の外断熱用パネル部材をRC造の建物のリフォームに適用する場合は、躯体壁面には既にモルタル等が施されていたりして前記Pコンは利用できないのが普通であるので、この場合は、躯体の適所にアンカーを設置しそのボルトを前記Pコンのボルトに代えて利用し、躯体壁面に接合した外断熱用パネル部材を固定する。その他は、以上に説明したところと全く同様である。
【0052】
したがって本発明の外断熱用パネル部材によれば、断熱材を建物の躯体の外側にブラケットを介して確実に固定することができる。また該ブラケットに胴縁を確実に固定できるため、外装材を胴縁を介して躯体に確実に固定することができることとなる。このように胴縁及びこれに結合する外装材はブラケットを介して建物の躯体に固設されるものであり、間に断熱材が介在するものではないので、長期間にわたってその確実な結合が維持されることとなるものである。
なお胴縁の両側には、通気層が生じ、これを通じて湿気を排出することができる。
またこのように建物の躯体の外側に断熱材が確実に配され、躯体と胴縁等との間に介在されることとなるブラケットを断熱材で構成することとすれば、内外の断熱が確実なものとなり、エネルギーの効率を高めることができることとなる。ブラケットは金属で構成することもできるが、この場合は、これを建物の躯体との接触面積の小さくなるものに構成すれば、ヒートブリッジが小さくなり、熱エネルギーの損失を最小限に抑えることができるし、何よりも火災時にも外装材等に対する支持を容易に失わない利点が得られる。
【0053】
【実施例】
以下、本発明の実施例及び参考例を添付図を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の参考例1を示すもので、図1はその外断熱用パネル部材を木造建築物の躯体に取り付けた状態を示す一部切欠概略断面図、図2(a)は外断熱用パネル部材中のブラケットの拡大断面図、図2(b)は外断熱用パネル部材中のブラケットの拡大正面図、図3は外断熱用パネル部材中のブラケットの分解断面図である。
【0054】
図4は本発明の参考例1の外断熱用パネル部材中のブラケットのみを若干変更した参考例2を示すもので、図4(a)はそのブラケットの正面図、図4(b)はブラケットの分解断面図である。
【0055】
図5〜図7は本発明の実施例を示すもので、図5はRC造の建物の型枠の一部に使用した外断熱用パネル部材を示す一部切欠断面図、図6は外断熱用パネル部材をRC造の建物の躯体に取り付けた状態を示す一部切欠断面図、図7(a)はそのブラケットの拡大正面図、図7(b)はPコン及び胴縁との結合関係も示したブラケットの分解断面図である。
【0056】
図8は参考例3を示すもので、図8(a)は外断熱用パネル部材をRC造の建物の躯体に取り付けた状態の断面図、図8(b)はそのブラケットのみの正面図である。
【0057】
参考例1>
図1〜図3に示すように、この参考例1の外断熱用パネル部材は、木造の建物の外断熱用に用いるもので、基本的に、パネル状断熱材1と、上記パネル状断熱材1にスポット的に開口した開口部2、2…に配したブラケット3、3…とで構成したものである。
【0058】
上記パネル状断熱材1としてこの参考例1では発泡ポリスチレンを採用し、その裏面側に木質の耐力壁板4を接合固定した。
【0059】
前記開口部2、2…は、この参考例1では横方向には対象の建物の柱5及び間柱6の間隔で開口し、縦方向には取付強度の観点から適切な間隔に開口する。これらの開口部2、2…には、上記のように、ブラケット3、3…を固設する。
【0060】
前記ブラケット3は、特に図2(a)及び(b)に示すように、筒状のブラケット本体3aと、その裏面側端部の端部閉塞板3bの中央部に開口した結合孔3cと、上記ブラケット本体3aの内周の雌ネジに進退自在に螺合した筒状の不陸調整部材3dと、該不陸調整部材3d内に配した固定部材3eと、前記ブラケット本体3aの外周に90度の定角度間隔で構成したリブ3f、3f…とで構成したものである。
【0061】
前記筒状の不陸調整部材3dは、図2(a)及び図3に示すように、前端に内側に張り出した張り出し部が形成してあり、その内部に装入された固定部材3eが抜け出さないようになっている。また前記固定部材3eはこの参考例1では硬質プラスチックで角柱状に形成したものであり、同様に内部空間を角柱状に形成した不陸調整部材3d内で回転しないようになっている。
【0062】
なお前記ブラケット3は、この参考例1では、各要素を、重合度の高い硬質のプラスチックによって形成した。
【0063】
したがってこの参考例1の外断熱用パネル部材によれば、これを木造の建物の躯体の外側に固設すると、その固設が確実に行え、かつその外側に取り付ける外装材についても長期にわたって確実な取付状態が維持できる。即ち、簡単に外断熱が実現でき、かつ化粧材等の外装材の取り付けにも不安のないものとすることができる。
【0064】
木造の建物にこの参考例1の外断熱用パネル部材を取り付ける場合は、図1に示すように、これを建物の躯体、即ち、柱5及び間柱6の外側に接合し、かつ前記各ブラケット3、3…を利用して固定する。
【0065】
図3に示すように、ブラケット本体3aから不陸調整部材3d及び固定部材3eを取り外し、図1及び図3に示すように、その裏面側の端部閉塞板3bの中央部に開口した結合孔3cを通じて前記柱5及び間柱6にそれぞれビス7又は釘をねじ込み又は打ち込んで固定する。こうして外断熱用パネル部材を木造の建物の柱5及び間柱6の外側に容易かつ確実に固定することができる。
【0066】
その後、前記不陸調整部材3dを、前記固定部材3eをその中に装入した状態で前記ブラケット本体3aに螺入し、その前方への突出状態の調整、即ち、不陸の調整を行い、図1及び図3に示すように、該不陸調整部材3dの先端に胴縁8を接合し、ビス9又は釘でこれを固定する。該ビス9又は釘は該胴縁8及び該不陸調整部材3dの先端開口部を通じて前記固定部材3eにねじ込み又は打ち込んで固定するものである。
【0067】
その後は、既存の技法により、上記胴縁8に種々の外装材10を固設することができる。
【0068】
したがってこの参考例1の外断熱用パネル部材によれば、パネル状断熱材1を建物の躯体、即ち、柱5や間柱6の外側にブラケット3を介して確実に固定することができる。また該ブラケット3に胴縁8を確実に固定できるため、外装材10を胴縁8を介して柱5や間柱6に確実に固定することができることとなる。このように胴縁8及びこれに結合する外装材10はブラケット3を介して建物の躯体に固設されるものであり、間に脆弱な断熱材が介在するものではないので、長期間にわたってその確実な結合が維持されることとなるものである。
なお前記胴縁8の両側には、通気層が生じ、これを通じて湿気を排出することができる。
【0069】
またこのように建物の躯体の外側にパネル状断熱材1が確実に配され、かつ柱5や間柱6と胴縁8等との間に介在されることとなるブラケット3もまた断熱材で構成したため、建物の内外の断熱が確実なものとなり、エネルギーの効率を高めることができることとなる。
【0070】
参考例2>
参考例2は、参考例1のブラケット3に代えて、図4(a)及び(b)に示すブラケット13を採用したものである。したがってこの参考例2は、ブラケット13についてのみ説明する。
【0071】
このブラケット13は、図4(a)及び(b)に示すように、筒状のブラケット本体13aと、その裏面側端部の端部閉塞板13bの中央部に開口した結合孔13cと、上記ブラケット本体13aの内周の雌ネジに進退自在に螺合した筒状の不陸調整部材13dと、該不陸調整部材13d内に配した固定部材13eと、前記ブラケット本体13a裏面側端で外方に張り出した鍔部13gと、前記ブラケット本体13aの外周に上下180度の角度間隔で構成したリブ13f、13fと、上記不陸調整部材13dに螺合するロックナット13hとで構成したものである。
【0072】
前記筒状の不陸調整部材13d及び前記固定部材13eの構成は、それぞれ参考例1の不陸調整部材3d及び固定部材3eと同様である。
前記リブ13f、13fは、下端は前記鍔部13gから立ち上がり、上端は前記ブラケット本体13aの上端に向かって伸びる斜面状になっている。
また前記ロックナット13hは、前記不陸調整部材13dを進退させて調整した不陸の調整状態を固定するために用いるものである。
【0073】
したがってこの参考例2の外断熱用パネル部材によれば、これを参考例1のそれと同様に用いて木造の建築物に外断熱を適用することができる。既述のように、作業上の違いが生じるのは、不陸調整部材13dで不陸の調整を行った後、ロックナット13hでその調整状態の固定を行う作業のみである。なお参考例1の場合は、不陸調整部材3dで行った不陸の調整状態の固定は、必要に応じて、接着剤を付着させる等により容易に行うことができる。
【0074】
<実施
図5〜図7に示すように、この実施例の外断熱用パネル部材は、RC造の建物の外断熱に適する外断熱用パネル部材に関するもので、基本的に、パネル状断熱材21と、上記パネル状断熱材21にスポット的に開口した開口部22、22…に配したブラケット23、23…とで構成したものである。
【0075】
上記パネル状断熱材21としてこの実施例では重合度の高い硬質の発泡ポリスチレンを採用した。
【0076】
また前記開口部22、22…は、この実施例では、前記パネル状断熱材21にセパレータ30の設置間隔に対応させて開口し、これらの開口部22、22…に、上記のように、ブラケット23、23…を固設する。
【0077】
前記ブラケット23は、特に図7(a)及び(b)に示すように、筒状のブラケット本体23aと、その裏面側端部の端部閉塞板23bの中央部に開口した結合孔23cと、上記ブラケット本体23aの内周の雌ネジに進退自在に螺合した筒状の不陸調整部材23dと、該不陸調整部材23d内に配した長ナット状固定部材23eと、前記ブラケット本体23aの裏面側端及び前面側端の外周にそれぞれ張り出した鍔体23f1、23f2と、前記ブラケット本体23aの外周に45度の定角度間隔で構成したリブ23g、23g…とで構成したものである。
【0078】
前記筒状の不陸調整部材23dは、特に図7(b)に示すように、前端に内側に張り出した張り出し部が形成してある。
また前記リブ23g、23g…は、前記下方の鍔体23f1と上方の鍔体23f2との間に一体に配され、短い上方の鍔体23f2までの間は斜めに立ち上がる斜面状になっている。
なお前記ブラケット23は、この実施例では、各要素を、重合度の高い硬質のプラスチックによって形成した。
【0079】
この実施例の外断熱用パネル部材は以上のように構成したものであるから、RC造の建物の外断熱を構成する場合には、その躯体築造用の型枠を構築する段階から用いることができる。
【0080】
この場合の型枠の築造は、図5に示すように、コンクリート壁36の外面側に当たる位置にはこの実施例の外断熱用パネル部材を用い、内面側に当たる位置には従来からの型枠材32を用いて構築する。セパレータ30は型枠材32を用いた側は、同図に示すように、全く従来の用法そのものでこれを支持し、この実施例の外断熱用パネル部材を用いた側は、Pコン30aから突出するボルト30bをブラケット本体23aの端部閉塞板23bの中央部に開口した結合孔23cを通じてその内部に進入させ、前記長ナット状固定部材23eと螺合させる。勿論この段階では、前記不陸調整部材23dを取り外しておき、上記長ナット状固定部材23eを回転操作し得るようにしておくのは云うまでもない。
【0081】
その後、前記不陸調整部材23dをブラケット本体23aに螺合してその中に没入させ、更に前記不陸調整部材23dの前端開口部を通じて他のボルト部材33を進入させると共に、これを前記長ナット状固定部材23eに前端側から螺合させる。このボルト部材33を中央の開口部を通じて貫通させながら補強板34を前記ブラケット本体23aの前端及び前記パネル状断熱材21の前面に当接させ、上記補強板34の前面から支持用パイプ体35、35を当接させ、この支持用パイプ体35、35をその外側からパイプ抑え部30cで抑え、その中心軸30dの内端の袋ナット部を前記ボルト部材33の外端に螺合して締め付け、更に中心軸30dの外端のナット30eを締め付ける。
【0082】
こうしてこの実施例の外断熱用パネル部材の型枠としての取り付けは完了である。即ち、こうしてPコン30aとパイプ抑え部30cで抑えられた一対のパイプ体35、35によりこの実施例3の外断熱用パネル部材のパネル状断熱材21は所定の位置に位置決めされつつ固定される。
【0083】
このようにして型枠を構築した後は、コンクリートを打設し、該コンクリートが硬化した後に、云うまでもなく、セパレータ30のパイプ抑え部30c及びパイプ体35、35を取り外し、内側の型枠材32を取り除く。この取り外し方は説明するまでもないことと考える。
【0084】
このとき、この実施例の外断熱用パネル部材はそのまま躯体を構成するコンクリート壁36の外面側に接合状態を保持する。即ち、Pコン30aとブラケット本体23a内の長ナット状固定部材23eとの螺合状態を維持することとする。この後はパネル状断熱材21は本来の外断熱用の断熱材として機能するようになるわけである。
【0085】
この後は、図6に示すように、前記不陸調整部材23dを進退させて不陸を調整し、その上で、胴縁37を該不陸調整部材23dの先端に当接させ、かつ固定する。固定は、この場合は、図6及び図7(b)に示すように、該胴縁37を通じて固定ボルト38を該不陸調整部材23d内に進入させ、前記長ナット状固定部材23eに螺合することで行う。
【0086】
上記胴縁37に既存の技法により外装材39を固定する。外装材39は所望のものを自由に取り付けることができる。
【0087】
したがってこの実施例の外断熱用パネル部材によれば、RC造の建築物の築造のための型枠の構築の段階からこれを使用することができるため、仕上がった躯体壁面に取り付ける作業が省略され、作業能率が向上する。
その他に関しては、先に参考例1、2の木造建築物に関して説明したのと全く同様の効果を得ることができる。
【0088】
参考例3
参考例3は、実施例のブラケット23に代えて、図8(a)及び(b)に示すステンレス製のブラケット43を採用したものである。したがってこの参考例3は、ブラケット43についてのみ説明する。
【0089】
このブラケット43は、図8(a)及び(b)に示すように、内端に袋ナット部43aを備えたボルト状ブラケット本体43bと、該ボルト状ブラケット本体43bに外装する補強筒体43cと、該補強筒体43cの外面から躯体外面方向に向かって斜めに伸びる3本の脚体43d、43d、43dと、該補強筒体43cの前記ボルト状ブラケット本体43bに於ける外端位置を固定する固定ナット43eと、上記ボルト状ブラケット本体43bの更にその外方に螺合した不陸調整用ナット43f及びその外側の胴縁固定用ナット43gとで構成したものである。
【0090】
前記袋ナット部43aは躯体であるコンクリート壁36から突出するPコン30aのボルト30bと適切に螺合するように構成したものである。前記脚体43d、43d、43dは、前記補強筒体43cを前記ボルト状ブラケット本体43bの適切な位置にセットし、かつ前記袋ナット部43aと前記ボルト30bとが螺合した場合に、その内端部がコンクリート壁36の前面に当接するように構成する。またこの脚体43d、43d、43dは薄板状とする。
【0091】
したがってこの参考例3の外断熱用パネル部材によれば、これを実施例のそれと同様に用いてRC造の建築物に外断熱を容易に適用することができる。実質的には実施例と同様であるが、作業上には若干の違いが生じる。
【0092】
この違いは、この参考例3では、前記のように、Pコン30aのボルト30bとの螺合をボルト状ブラケット本体43bの端部の袋ナット部43aとの間で行うこと、脚体43d、43d、43dの下端がコンクリート壁36に当接するように、前記固定ナット43eの位置を調節して置くこと、不陸調整を前記不陸調整用ナット43fの位置調整によって行うこと、胴縁37との結合を、前記不陸調整用ナット43f、ボルト状ブラケット本体43bおよび胴縁固定用ナット43gによって行うことである。
【0093】
このような違いはあるが、実施例と全く同様に用いることができ、同様の効果を得ることができることは容易に理解されるものと考える。
またこの場合は、前記ブラケット43をステンレススティール製としたため、火災の際の胴縁37及び外装材39の支持の確実性を確保することができる。ヒートブリッジに関しては、躯体であるコンクリート壁36面への接触面積を極力少なくしたのでその問題点は少ないものとなったと考える。
【0094】
【発明の効果】
したがって本発明によれば、建物の外断熱が容易に実現でき、しかもその外側に配される外装材の取り付けも確実なものとなる。
また本発明よれば、前記ブラケットを、筒状のブラケット本体と、その裏面側端部を閉じる端部閉塞板であって、その中央部に躯体との結合に利用する結合孔を開口した端部閉塞板と、前記ブラケット本体の前面側に進退自在に配した不陸調整部材と、前記ブラケット本体内に配する固定部材であって、上記不陸調整部材の前面に当接した胴縁を該ブラケット本体に固定するため及び該ブラケット本体の裏面側を躯体に固定するために利用する固定部材とで構成したため、簡明な構成で、確実にパネル状断熱材及び外装材を建物の躯体に取り付けることができる。
更に前記固定部材を、長ナット状に構成して、前記不陸調整部材の内側に配し、該固定部材の内端側は前記端部閉塞板の結合孔を通じて躯体側から進入した結合用ボルトと螺合させ得、該固定部材の外端側は前記不陸調整部材の鍔体の中央に残った開口部から進入した胴縁固定用のボルトと螺合させ得るように構成したため、型枠として用いた場合に、これは、内側はPコンから突出するボルトと該固定部材を結合することで結合可能であり、外側も該固定部材に他のボルト部材を結合し、外面側の補強板を貫通させ、該補強板を二本の支持用パイプ体を介して支持するパイプ抑え部を固定することができる。
外側は、型枠としての使用の終了後は、云うまでもなく、胴縁をボルトを用いて容易に結合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1の外断熱用パネル部材を木造建築物の躯体に取り付けた状態を示す一部切欠概略断面図。
【図2】 (a)は参考例1の外断熱用パネル部材中のブラケットの拡大断面図。
(b)は参考例1の外断熱用パネル部材中のブラケットの拡大正面図。
【図3】 参考例1の外断熱用パネル部材中のブラケットの分解断面図。
【図4】 (a)は参考例2のブラケットの正面図。
(b)は参考例2のブラケットの分解断面図。
【図5】 RC造の建物の型枠の一部に使用した実施例の外断熱用パネル部材を示す一部切欠断面図。
【図6】 実施例の外断熱用パネル部材をRC造の建物の躯体に取り付けた状態を示す一部切欠断面図。
【図7】 (a)は実施例の外断熱用パネル部材に於けるブラケットの拡大正面図。
(b)はPコン及び胴縁との結合関係も示した実施例の外断熱用パネル部材に於けるブラケットの分解断面図。
【図8】 (a)は参考例3の外断熱用パネル部材をRC造の建物の躯体に取り付けた状態を示す断面図。
(b)は参考例3の外断熱用パネル部材のブラケットのみの正面図。
【符号の説明】
1、13、21 パネル状断熱材
2、22 開口部
3、23 ブラケット
3a、13a、23a ブラケット本体
3b、13b、23b 端部閉塞板
3c、13c、23c 結合孔
3d、13d、23d 不陸調整部材
3e、13e 固定部材
3f、13f リブ
4 耐力壁板
5 柱
6 間柱
7 ビス
8 胴縁
9 ビス
10 外装材
13g 鍔部
13h ロックナット
23e 長ナット状固定部材
23f1、23f2 鍔体
23g リブ
30 セパレータ
30a Pコン
30b ボルト
30c パイプ抑え部
30d 中心軸
30e ナット
32 型枠材
33 ボルト部材
34 補強板
35 支持用パイプ体
36 コンクリート壁
37 胴縁
38 固定ボルト
39 外装材
43 ブラケット
43a 袋ナット部
43b ボルト状ブラケット本体
43c 補強筒体
43d 脚体
43e 固定ナット
43f 不陸調整用ナット
43g 胴縁固定用ナット

Claims (1)

  1. 建物の躯体の外側に固定するパネル状断熱材と、裏面側が直接に上記建物の躯体に固設し得、かつ前面側が胴縁を介して外装材を固設し得る、上記パネル状断熱材にスポット的に開口した開口部に配するブラケットとで構成した外断熱用パネル部材に於いて、
    前記ブラケットを、筒状のブラケット本体と、その裏面側端部を閉じる端部閉塞板であって、その中央部に躯体との結合に利用する結合孔を開口した端部閉塞板と、前記ブラケット本体の前面側に進退自在に配した不陸調整部材と、前記ブラケット本体内に配する固定部材であって、上記不陸調整部材の前面に当接した胴縁を該ブラケット本体に固定するため及び該ブラケット本体の裏面側を躯体に固定するために利用する固定部材とで構成し、更に、前記不陸調整部材を、前端内側に張り出した鍔体を備え、外周に形成した雄ネジで、内周に雌ネジを形成した前記ブラケット本体の先端側に進退自在に螺合した筒状体に構成し、
    前記固定部材を、長ナット状に構成して、前記不陸調整部材の内側に配し、該固定部材の内端側は前記端部閉塞板の結合孔を通じて躯体側から進入した結合用ボルトと螺合させ得、該固定部材の外端側は前記不陸調整部材の鍔体の中央に残った開口部から進入した胴縁固定用のボルトと螺合させ得るように構成した外断熱用パネル部材。
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