JPH0533906Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0533906Y2
JPH0533906Y2 JP1987157238U JP15723887U JPH0533906Y2 JP H0533906 Y2 JPH0533906 Y2 JP H0533906Y2 JP 1987157238 U JP1987157238 U JP 1987157238U JP 15723887 U JP15723887 U JP 15723887U JP H0533906 Y2 JPH0533906 Y2 JP H0533906Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
frame
screw
frame material
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987157238U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0160189U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987157238U priority Critical patent/JPH0533906Y2/ja
Publication of JPH0160189U publication Critical patent/JPH0160189U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0533906Y2 publication Critical patent/JPH0533906Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、組立て式冷凍庫、冷蔵庫、温蔵庫
等における断熱パネルの連結装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来、この種の断熱パネルは、硬質合成樹脂製
の方形枠とこれの前後両面に被せられた表面板と
の間に断熱材が充填されているものであり、例え
ば天井パネルと側壁パネルのように相互に連結側
縁部が直角になるように配置された2つの断熱パ
ネルを連結するには、一方の側壁パネルの連結側
縁部に予めナツトを埋め込んでおき、天井パネル
の連結側縁部を横断するように貫通せしめたボル
トの先端部を該ナツトにねじ込むことにより連結
していた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の方法によれ
ば、側壁パネルの連結側縁部に予めナツトを埋め
込む作業が容易でなく、とくにその位置決めが非
常に面倒であるとともに、天井パネルの連結側縁
部にボルト挿通孔をナツトに対応して正確な位置
にあける必要があり、パネルの連結作業が容易で
ないという問題があつた。またこのようなボル
ト・ナツトを用いることなく、例えばコーチねじ
等の巻き先ねじを天井パネルの連結側縁部を横断
するように貫通せしめて、その先端部を側壁パネ
ルの連結側縁部に直接ねじ込むものとすると、該
連結側縁部の枠材の肉厚が薄いため、コーチねじ
先端部のいわゆるねじ込みしろ(有効ねじ込み長
さ)が非常に少なく、両パネルを強固に連結する
ことができないという恨みがあつた。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解
決し、相互に連結側縁部が直角となるように配置
された2つの断熱パネルを、コーチねじ等の巻き
先ねじを用いて非常に強固にかつ確実に連結する
ことができ、従つて従来のように精度が要求され
るナツトの埋込み作業およびボルト挿通孔の穿孔
作業を省略することができて、断熱パネルの連結
作業をきわめて容易に行ない得、しかも断熱パネ
ルの製造のさい、表面板と枠材とを仮止め装置に
より、非常に簡単に仮止めすることができて、非
常に便利である断熱パネルの連結装置を提供しよ
うとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、方
形枠と、これの両面に被せられた一対の表面板
と、枠および両表面板に囲まれた空〓部内に充填
された断熱材とによつてそれぞれ構成された第1
および第2断熱パネルが、それらの連結側縁部が
相互に直角になるように配置され、第2断熱パネ
ルの連結側縁部に備えられた合成樹脂押出形材製
枠材の両側の係合部が、表面板の折返し縁部の内
側に係り合わせられ、同枠材に、パネル連結用巻
き先ねじの先端部をねじ込んで止めるべきねじ込
み用凸部が該枠材の長さ方向に設けられ、パネル
連結用巻き先ねじが第1断熱パネルの連結側縁部
を横断するように貫通せしめられて、その先端部
が第2断熱パネルの枠材のねじ込み用凸部にねじ
込まれている断熱パネルの連結装置において、第
2断熱パネルの枠材のねじ込み用凸部同志の間に
または凸部自体に、横断面U形の凹溝が設けら
れ、この凹溝の対向壁部の内面に、枠材仮止め兼
係合用突条が該枠材の長さ方向に対向状に設けら
れていることを特徴とする、断熱パネルの連結装
置を要旨としている。
作 用 上記断熱パネルの連結装置において、第1断熱
パネルと第2断熱パネルとを互いに連結するに
は、これら両パネルの連結側縁部が互いに直角と
なるように配置したのち、所要長さのコーチねじ
を第1断熱パネルの連結側縁部を横断するように
上から貫通せしめて、その先端部を第2断熱パネ
ルの枠材のねじ込み用凸部の凹溝の間にねじ込
む。ここで、コーチねじ先端部のねじ込みしろ
は、枠材の厚み+ねじ込み用凸部の高さとなるた
め、コーチねじのねじ込みによつてその先端部が
しつかりとねじ込み用凸部および枠材に食込み、
これによつて第1断熱パネルと第2断熱パネルと
が非常に強固に連結せられるものである。またこ
の場合、凸部同志の間または凸部自体に設けられ
た凹溝内面の枠材仮止め兼係合用突条にもコーチ
ねじの先端部が食い込むから、それだけねじ込み
しろが増えることになり、第1断熱パネルと第2
断熱パネルとの連結がより一層強固なものとな
る。またねじ込み用凸部および枠材仮止め兼係合
用突条は、第2断熱パネルの枠材の長さ方向に全
長にわたつて設けられているから、コーチねじを
第1断熱パネルの連結側縁部のどの箇所から第2
断熱パネルの枠材のねじ込み用凸部に対してねじ
込んでもよく、両パネルの連結作業をきわめて簡
単に行なうことができる。
そして第2断熱パネルは、これの枠材の左右両
側縁の係合部が、表面板の折返し縁部の内側に係
り合わせられているので、第2断熱パネルを製造
するさいには、最初に表面板と枠材とを仮止めす
る必要があるが、これは、枠材に設けられたねじ
込み用凸部と、凸部同志の間または凸部自体に設
けられた凹溝内面の枠材仮止め兼係合用突条とを
利用する仮止め装置により、表面板と枠材とを非
常に簡単に仮止めすることができ、またこのよう
な仮止め装置は、表面板の側縁部と枠材の長さ方
向に任意の箇所に取り付けることができ、非常に
便利である。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
この明細書において、前後おび左右は第1図を
規準とし、前とは第1図図面紙葉の表側、後とは
同裏側をいい、また左とは同図左側、右とは同右
側をいうものとする。
この考案を組立て式冷凍庫に適用した第1実施
例を示す第1図において、天井パネルと側壁パネ
ルを構成する第1および第2断熱パネル1,2
は、硬質塩化ビニル樹脂製の方形枠3とこれの前
後両面に被せられた一対のアルミニウム製の表面
板4とによつて囲まれた空〓部24内に発泡ポリ
ウレタン等の断熱材5が充填されているものであ
る。
これらの断熱パネル1,2は、相互に連結側縁
部1a,2aが直角となるように配置され、側壁
パネル2の連結側縁部2aに備えられた枠材3a
の幅中央部の上面に、パネル連結用コーチねじ6
の先端部6aをねじ込んで止めるべき左右一対の
ねじ込み用凸部7,7が、相互に所定間隔をあけ
て該枠材3aの長さ方向に平行状に設けられ、両
ねじ込み用凸部7,7同志の間に横断面U形の凹
溝13が設けられ、この凹溝13の対向壁部13
a,13aの内面に、枠材仮止め兼係合用突条2
7,27が該枠材3aの長さ方向に対向状に設け
られている。枠材3aの左右両側縁の鉤形係合部
8,8が、表面板4,4の折返し縁部4a,4a
の内側に係り合わせられているので、側壁パネル
2を製造するさいには、最初に表面板4と枠材3
aとを仮止めする必要があるが、この点について
は、後述する。
天井パネル1と側壁パネル2とを互いに連結す
るには、これら両パネル1,2の連結側縁部1
a,2aが互いに直角になるように配置したの
ち、所要長さのコーチねじ6を天井パネル1の連
結側縁部1aの枠材3aと断熱材5を横断するよ
うに上から貫通せしめて、その先端部6aを側壁
パネル2の枠材3aの2つのねじ込み用凸部7,
7の間にねじ込めばよい。ここで、両ねじ込み用
凸部7,7の間隔は、コーチねじ6幅よりも小さ
いように設定されており、コーチねじ先端部6a
のねじ込みしろは、枠材3の厚み+ねじ込み用凸
部7の高さとなるため、コーチねじ6のねじ込み
によつてその先端部6aがしつかりと両ねじ込み
用凸部7,7および枠材3aに食込み、これによ
つて天井パネル1と側壁パネル2とが非常に強固
に連結せられるものである。なおこの場合、凸部
7,7同志の間の凹溝13内面に向けられた枠材
仮止め兼係合用突条27,27にもコーチねじ6
の先端部6aが食い込むから、それだけねじ込み
しろが増えることになり、天井パネル1と側壁パ
ネル2との連結がより一層強固なものとなる。ま
た一対のねじ込み用凸部7,7および枠材仮止め
兼係合用突条27,27は、側壁パネル2の枠材
3aの長さ方向に全長にわたつて設けられている
から、コーチねじ6を天井パネル1の連結側縁部
1aのどの箇所から側壁パネル2の枠材3aのね
じ込み用凸部7,7に対してねじ込んでもよく、
両パネル1,2の連結作業をきわめて簡単に行な
うことができる。
側壁パネル2は、これの枠材3aの左右両側縁
の鉤形係合部8,8が、表面板4、4の折返し縁
部4a,4aの内側に係り合わせられているの
で、側壁パネル2を製造するさいには、最初に表
面板4と枠材3aとを仮止めする必要があるが、
これは、枠材3aの幅中央部の上面に設けられた
左右一対のねじ込み用凸部7,7と、凸部7,7
同志の間の凹溝13内面の枠材仮止め兼係合用突
条27,27とを利用する仮止め装置により、表
面板4と枠材3aとを非常に簡単に仮止めするこ
とができるものである。以下、この点について第
2図〜第5図に基づいて説明する。
同図おいて、仮止め装置は、枠材3aの左右両
側縁の鉤形係合部8,8にそれぞれ係り合わせら
れた一対の表面板4,4の折返し縁部4a,4a
を、該枠材3aを跨いで押える門形のアルミニウ
ム押出型材製押え部材15と、押え部材15の頂
壁16にあけられた貫通孔25より枠材3a上面
の左右一対のねじ込み用凸部7,7同志の間に形
成されら凹溝13内に差し込まれる係合先端部1
7aを有する連結棒17および連結棒17の他端
部17bにピン23で揺動自在に連結せられたレ
バー18よりなる鋼等金属製の締付け部材20と
を備えている。
ここで、連結棒17は環状頭部を有する雄ねじ
棒によつて構成され、その係合先端部17aの左
右両側に平坦部21,21が設けられていて、係
合先端部17aの左右の幅が凹溝13の幅すなわ
ち一対のねじ込み用凸部7,7同志の間隔より狭
いものとなされているとともに、前後両側にねじ
山よりなる係合突起22,22を備えていて、こ
れらの突起22,22を含む係合先端部17aの
前後の幅が凸部7,7同志の間の凹溝13の幅よ
り広いものとなされている。環状頭部よりなる連
結棒17の他端部17bには、連結ピン23が挿
通されている。
一方、レバー18のピン連結部19は側面より
みて略〓形を有しており、このピン連結部19の
前後両側壁のそれぞれ左右両側に、レバー18を
倒したさい押え部材15の頂壁16に当接して連
結棒17を持ち上げ得る大きさの張出部26,2
6が設けられている。
一対の表面板4,4と枠材3aとを仮止めする
には、まず第2図に示すように、相互に所定間隔
をおいて対向する一対の表面板4,4の周縁部に
枠材3aを配置し、表面板4,4の折返し縁部4
a,4aと、枠材3aの左右両側縁の鉤形係合部
8,8とを係り合わせ、枠材3aの所要箇所にお
いてこれを跨ぐ門形の押え部材15の左右両側壁
15a,15aの先端部を表面板4,4の折返し
縁部4a,4aの上にのせる。ついでこの押え部
材15の頂壁16の貫通孔25より締付け部材2
0の連結棒17を差し込んで、その係合先端部1
7aをこれの前後両側の係合突起22,22が凹
溝13の長さ方向に配されるように該凹溝13内
に差し込む。つぎに、第3図〜第5図に示すよう
に、連結棒17の係合先端部17aを90度回転せ
しめることにより、係合突起22,22を、凸部
7,7同志の間に形成された凹溝13の対向壁部
13a,13aに食い込ませて、上下両枠材仮止
め兼係合用突条27,27に確実に係り合わせ
る。その後、レバー18をピン23を中心に揺動
せしめて水平に倒す。すると、張出部26が押え
部材15の頂壁16上面に圧接せしめられて、連
結棒17が枠材3aと係り合つた状態で所定高さ
持ち上がり、これによつて枠材3aの鉤形係合部
8,8と表面板4,4の折返し縁部4a,4aと
がしつかりと締め付けられるものである。
一対の表面板4,4と枠材3aとが上記のよう
にして仮止めされたのち、これらによつて囲まれ
た空〓部24内に発泡性ポリウレタン等の合成樹
脂原料が注入されて、断熱材5が成形される。断
熱パネルの製造後、仮止め装置を取り外すのは、
上記の場合と逆の手順により行なえば良い。すな
わち締付け部材20のレバー18を垂直に起立さ
せたのち、連結棒17の係合先端部17aを90度
回転せしめる。これにより係合突起22,22
と、凸部7,7同志の間に形成された凹溝13両
側の対向壁部13a,13aの上下両枠材仮止め
兼係合用突条27,27との係合が外れ、門形押
え部材15と締付け部材20とを同時にきわめて
簡単に取り外すことができる。
なお、上記のような仮止め装置は、表面板4,
4の側縁部と枠材3aの長さ方向に任意の箇所に
取り付けることができ、またその取付け数も断熱
パネルの大きさによつて適宜決定することができ
る。
なお、上記において、張出部26はレバー18
のピン連結部19の左右両側のうち少なくとも一
方に設けられておればよい。なお、押え部材15
の頂壁16にあけられた貫通孔25は、押え部材
15の端部より切り込まれた切欠きであつてもよ
い。
第6図は、この考案を組立て式冷蔵庫に適用し
た第2実施例を示すものである。ここで、上記第
1実施例の場合と異なる点は、天井パネルと側壁
パネルを構成する第1および第2断熱パネル1,
2の厚みが薄くなされている点、および側壁パネ
ル2の枠材3aの形状にある。すなわち側壁パネ
ル2の連結側縁部2aに備えられた枠材3aの幅
中央部に長さ方向に設けられたねじ込み用凸部7
の形状が、下方に突出した横断面略U形となされ
ていて、ねじ込み用凸部7自体に、凹溝13が設
けられ、この凹溝13の対向壁部13a,13a
の内面に、枠材仮止め兼係合用突条27,27が
該枠材3aの長さ方向に対向状に設けられてい
る。
天井パネル1と側壁パネル2とを相互に連結す
るには、上記第1実施例の場合と同様に、所要長
さのコーチねじ6を天井パネル1の連結側縁部1
aを横断するように上から貫通せしめて、その先
端部6aを側壁パネル2の枠材3aの横断面略U
形ねじ込み用凸部7にこれの凹溝13に嵌り込む
ようにねじ込めばよい。ここで、ねじ込み用凸部
7の凹溝13の幅すなわち左右両対向壁部13
a,13aの間隔は、コーチねじ6の幅よりも小
さいように設定されているため、コーチねじ6の
ねじ込みによつてその先端部6aがしつかりとね
じ込み用凸部7に食込み、これによつて天井パネ
ル1と側壁パネル2とが非常に強固に連結せられ
るものである。
なお、上記第2実施例の側壁パネル2を製造す
るさいには、枠材3aの下方に突出した横断面略
U形のねじ込み用凸部7と、凸部7自体に設けら
れた凹溝13内面の枠材仮止め兼係合用突条2
7,27とを利用する仮止め装置により、上記第
1実施例の場合と同様に、表面板4と枠材3aと
を非常に簡単に仮止めすることができるものであ
る。
この第2実施例のその他の点は上記第1実施例
の場合と同様であり、図面において同一のものに
は同一の符号を付した。
なお、上記実施例においては、この考案を組立
て式冷凍庫に適用した場合について説明したが、
これに限らず、この考案は、その他組立て式温蔵
庫等にも適用可能である。
考案の効果 この考案による断熱パネルの連結装置は、上述
のように、方形枠と、これの両面に被せられた一
対の表面板と、枠および両表面板に囲まれた空〓
部内に充填された断熱材とによつてそれぞれ構成
された第1および第2断熱パネルが、それらの連
結側縁部が相互に直角になるように配置され、第
2断熱パネルの連結側縁部に備えられた合成樹脂
押出形材製枠材の両側の係合部が、表面板の折返
し縁部の内側に係り合わせられ、同枠材に、パネ
ル連結用巻き先ねじの先端部をねじ込んで止める
べきねじ込み用凸部が該枠材の長さ方向に設けら
れ、パネル連結用巻き先ねじが第1断熱パネルの
連結側縁部を横断するように貫通せしめられて、
その先端部が第2断熱パネルの枠材のねじ込み用
凸部にねじ込まれている断熱パネルの連結装置に
おいて、第2断熱パネルの枠材のねじ込み用凸部
同志の間にまたは凸部自体に、横断面U形の凹溝
が設けられ、この凹溝の対向壁部の内面に、枠材
仮止め兼係合用突条が該枠材の長さ方向に対向状
に設けられているものであるから、第1およだい
第2断熱パネルとを互いに連結するさい、これら
両パネルの連結側縁部が互いに直角となるように
配置したのち、コーチねじを第1断熱パネルの連
結側縁部を横断するように上から貫通せしめて、
その先端部を第2断熱パネルの枠材の2つのねじ
込み用凸部の間にねじ込むと、コーチねじ先端部
のねじ込みしろは、枠材の厚み+ねじ込み用凸部
の高さとなるため、コーチねじのねじ込みによつ
てその先端部がしつかりとねじ込み用凸部および
枠材に食込み、これによつて2つの断熱パネルを
非常に強固にかつ確実に連結することができる。
従つて従来のように一方の断熱パネルの連結側縁
部に予めナツトを埋め込むといつた面倒な作業を
する必要がないし、また他方の断熱パネルの連結
側縁部にボルト挿通孔を正確な位置にあける必要
もなく、断熱パネルの連結作業がきわめて容易で
ある。またこの場合、凸部同志の間または凸部自
体に設けられた凹溝内面の枠材仮止め兼係合用突
条にもコーチねじの先端部が食い込むから、それ
だけねじ込みしろが増えることになり、2つの断
熱パネルの連結がより一層強固なものとなる。ま
たねじ込み用凸部および枠材仮止め兼係合用突条
は、第2断熱パネルの枠材の長さ方向に全長にわ
たつて設けられているから、コーチねじを第1断
熱パネルの連結側縁部のどの箇所から第2断熱パ
ネルの枠材のねじ込み用凸部に対してねじ込んで
も、両パネルを確実に連結することができ、従つ
て非常に作業性がよいという効果を奏する。
また、上記第2断熱パネルは、これの枠材の左
右両側縁の係合部が、表面板の折返し縁部の内側
に係り合わせられているので、第2断熱パネルを
製造するさいには、最初に表面板と枠材とを仮止
めする必要があるが、これは、枠材に設けられた
ねじ込み用凸部と、凸部同志の間または凸部自体
に設けられた凹溝内面の枠材仮止め兼係合用突条
とを利用する仮止め装置により、表面板と枠材と
を非常に簡単に仮止めすることができ、またこの
ような仮止め装置は、表面板の側縁部と枠材の長
さ方向に任意の箇所に取り付けることができ、非
常に便利であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は第1実施例の組立て式冷凍庫の断熱パネルの連
結状態を示す垂直断面図、第2図〜第5図は断熱
パネルの製造のさい表面板と枠材とを仮止めする
状態を示しており、第2図は仮止め前の断面図、
第3図は仮止め後の断面図、第4図は第3図−
に沿う断面図、第5図は第3図の要部拡大断面
図である。第6図は第2実施例の組立て式冷蔵庫
の断熱パネルの連結状態を示す垂直断面図であ
る。 1……天井パネル(第1断熱パネル)、2……
側壁パネル(第2断熱パネル)、1a,2a……
連結側縁部、3……枠、3a……枠材、4……表
面板、4a……折返し縁部4a、5……断熱材、
6……パネル連結用巻き先ねじ(コーチねじ)、
6a……先端部、7……ねじ込み用凸部、8……
係合部、13……凹溝、13a,13a……対向
壁部、27……枠材仮止め兼係合用突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形枠3と、これの両面に被せられた一対の表
    面板4と、枠3および両表面板4に囲まれた空〓
    部24内に充填された断熱材5とによつてそれぞ
    れ構成された第1および第2断熱パネル1,2
    が、それらの連結側縁部1a,2aが相互に直角
    となるように配置され、第2断熱パネル2の連結
    側縁部2aに備えられた合成樹脂押出形材製枠材
    3aの両側の係合部8,8が、表面板4,4の折
    返し縁部4a,4aの内側に係り合わせられ、同
    枠材3aに、パネル連結用巻き先ねじ6の先端部
    6aをねじ込んで止めるべきねじ込み用凸部7が
    該枠材3aの長さ方向に設けられ、パネル連結用
    巻き先ねじ6が第1断熱パネル1の連結側縁部1
    aを横断するように貫通せしめられて、その先端
    部6aが第2断熱パネル2の枠材3aのねじ込み
    用凸部7にねじ込まれている断熱パネルの連結装
    置において、第2断熱パネル2の枠材3aのねじ
    込み用凸部7同志の間にまたは凸部7自体に、横
    断面U形の凹溝13が設けられ、この凹溝13の
    対向壁部13a,13aの内面に、枠材仮止め兼
    係合用突条27,27が該枠材3aの長さ方向に
    対向状に設けられていることを特徴とする、断熱
    パネルの連結装置。
JP1987157238U 1987-10-13 1987-10-13 Expired - Lifetime JPH0533906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987157238U JPH0533906Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987157238U JPH0533906Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0160189U JPH0160189U (ja) 1989-04-17
JPH0533906Y2 true JPH0533906Y2 (ja) 1993-08-27

Family

ID=31436507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987157238U Expired - Lifetime JPH0533906Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0533906Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6414849B2 (ja) * 2015-02-06 2018-10-31 日軽パネルシステム株式会社 パネルの接合構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848535U (ja) * 1981-09-30 1983-04-01 富士重工業株式会社 自動車の座席構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48113756U (ja) * 1972-03-30 1973-12-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848535U (ja) * 1981-09-30 1983-04-01 富士重工業株式会社 自動車の座席構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0160189U (ja) 1989-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4689930A (en) Partition structure
JPH0533906Y2 (ja)
JPS59138643A (ja) 浴室ユニツト
JPS6113604Y2 (ja)
JPS6336101Y2 (ja)
JPS623481Y2 (ja)
JPS5837470B2 (ja) 板状の建築材の取付構造
JPS5853435Y2 (ja) 押縁取付装置
JPH0413281Y2 (ja)
JPH06506Y2 (ja) 建築板継手部材
JPH0526468Y2 (ja)
JPS6350329Y2 (ja)
JPS637830Y2 (ja)
JPH07151453A (ja) 組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置
JPH0627690Y2 (ja) 天井パネルの取付け構造
JPH0960177A (ja) パネルの取付構造
JPS5824143Y2 (ja) 断熱パネルにおける補強用ブロックの取付け装置
JPH075123Y2 (ja) 断熱パネル
JPS6037927Y2 (ja) パネル取り付け具
JPS6326708Y2 (ja)
JPS6037928Y2 (ja) パネル取り付け具
JPS6114489Y2 (ja)
JPH10131489A (ja) セパレータおよびその取付構造
JPS5836727Y2 (ja) 固定金具
JPH072810Y2 (ja) 断熱パネル