JPH07151453A - 組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置 - Google Patents
組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置Info
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- JPH07151453A JPH07151453A JP30063293A JP30063293A JPH07151453A JP H07151453 A JPH07151453 A JP H07151453A JP 30063293 A JP30063293 A JP 30063293A JP 30063293 A JP30063293 A JP 30063293A JP H07151453 A JPH07151453 A JP H07151453A
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- panels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストで、且つ組立作業が簡単な組立式断
熱箱体のパネル結合方法及び結合装置を提供する。 【構成】 結合する2枚のパネル3,6の一方に形成さ
れ、その内壁面3aからブレーカ13に至る傾斜した通
路10にネジ12を挿入し、このネジ12の頭部に通路
10から差し込まれて先端部17aが嵌合し、回動する
ことのできる専用工具17にてネジ12をブレーカ1
3,18に垂直にねじ込み、2枚のパネル3,6を結合
する。また、ブレーカ13,18と、通路10を形成す
る通路形成用部材15と、ネジ12と、専用工具17と
から結合装置を構成する。
熱箱体のパネル結合方法及び結合装置を提供する。 【構成】 結合する2枚のパネル3,6の一方に形成さ
れ、その内壁面3aからブレーカ13に至る傾斜した通
路10にネジ12を挿入し、このネジ12の頭部に通路
10から差し込まれて先端部17aが嵌合し、回動する
ことのできる専用工具17にてネジ12をブレーカ1
3,18に垂直にねじ込み、2枚のパネル3,6を結合
する。また、ブレーカ13,18と、通路10を形成す
る通路形成用部材15と、ネジ12と、専用工具17と
から結合装置を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱構造のパネルを結
合させて組み立てられる組立式断熱箱体に関する。
合させて組み立てられる組立式断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫等に冷凍食品を保存する等の
目的で設置される組立式断熱箱体があり、この組立式断
熱箱体は内外両板間に発泡断熱材を充填して構成される
断熱構造のパネルを結合させて組み立てられるようにな
っている。
目的で設置される組立式断熱箱体があり、この組立式断
熱箱体は内外両板間に発泡断熱材を充填して構成される
断熱構造のパネルを結合させて組み立てられるようにな
っている。
【0003】そして、この組立式断熱箱体の結合方法と
しては、ボルト固定方式と、所謂ロータリーロック方式
の2通りの方法がある。ここで、ボルト固定方式は、図
6に示すようにボルト1にて、断熱構造の天井パネル2
と側板パネル3を締め付け固定するようにしたものであ
る。なお、この結合の際は、例えば同図に示すように天
井パネル2の端部に形成された接続端面となる凹部4に
側板パネル3の上端面に形成された凸部5を係合させた
後、ボルト締めを行うようにしている。
しては、ボルト固定方式と、所謂ロータリーロック方式
の2通りの方法がある。ここで、ボルト固定方式は、図
6に示すようにボルト1にて、断熱構造の天井パネル2
と側板パネル3を締め付け固定するようにしたものであ
る。なお、この結合の際は、例えば同図に示すように天
井パネル2の端部に形成された接続端面となる凹部4に
側板パネル3の上端面に形成された凸部5を係合させた
後、ボルト締めを行うようにしている。
【0004】一方、ロータリーロック方式は、例えば特
開昭63−254384号公報に示されるもののよう
に、結合される2枚の断熱パネルの一方の断熱パネルに
設けられた固定用フックを他方の断熱パネルに設けられ
たピンにひっかけた後、この固定用フックを六角レンチ
等の工具にて断熱パネルに引き込んで固定するようにし
たものである。
開昭63−254384号公報に示されるもののよう
に、結合される2枚の断熱パネルの一方の断熱パネルに
設けられた固定用フックを他方の断熱パネルに設けられ
たピンにひっかけた後、この固定用フックを六角レンチ
等の工具にて断熱パネルに引き込んで固定するようにし
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の組立式断熱箱体の結合方法において、ボルト固定
方式では天井パネルを側板パネルに取り付けようとする
際、倉庫等の天井の高さが低い場合にはボルトの締め付
けに非常に手間がかかり、また床パネルと側板パネルと
はボルト締めができないため、同図に示すように床パネ
ル6の端部に形成された凹部7と側板パネル3の下端面
に形成された凸部8を係合させた後、接続端面を接着剤
にて固定しなければならないという問題点があった。
従来の組立式断熱箱体の結合方法において、ボルト固定
方式では天井パネルを側板パネルに取り付けようとする
際、倉庫等の天井の高さが低い場合にはボルトの締め付
けに非常に手間がかかり、また床パネルと側板パネルと
はボルト締めができないため、同図に示すように床パネ
ル6の端部に形成された凹部7と側板パネル3の下端面
に形成された凸部8を係合させた後、接続端面を接着剤
にて固定しなければならないという問題点があった。
【0006】一方、ロータリーロック方式の場合には、
一方の断熱パネルを他方の断熱パネルにひっかけるよう
にしているので設置場所の制限はないが、断熱パネルに
固定用フック及びピンを内装しなければならないためコ
ストが高くなるという問題点があった。さらに、この方
式では、これらの固定用フック等により反応液の流れが
阻止されて発泡断熱材の発泡状態が不均一となると共
に、パネル間の隙間調整ができないため大きな断熱箱体
を組み立てることができないという問題点もあった。
一方の断熱パネルを他方の断熱パネルにひっかけるよう
にしているので設置場所の制限はないが、断熱パネルに
固定用フック及びピンを内装しなければならないためコ
ストが高くなるという問題点があった。さらに、この方
式では、これらの固定用フック等により反応液の流れが
阻止されて発泡断熱材の発泡状態が不均一となると共
に、パネル間の隙間調整ができないため大きな断熱箱体
を組み立てることができないという問題点もあった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、低コストで、且つ組立
作業が簡単な組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合
装置を提供することを目的とするものである。
するためになされたものであり、低コストで、且つ組立
作業が簡単な組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱構造のパ
ネルを結合させて形成される組立式断熱箱体において、
結合する2枚の前記パネルの一方に、その内壁面から接
続端面に至る傾斜した通路を形成すると共に、前記通路
にネジを挿入し、このネジの頭部に該通路から差し込ま
れて先端部が嵌合し、回動することのできる専用工具に
て前記ネジを接続端面に垂直にねじ込み、前記2枚のパ
ネルを結合するようにしたものである。
ネルを結合させて形成される組立式断熱箱体において、
結合する2枚の前記パネルの一方に、その内壁面から接
続端面に至る傾斜した通路を形成すると共に、前記通路
にネジを挿入し、このネジの頭部に該通路から差し込ま
れて先端部が嵌合し、回動することのできる専用工具に
て前記ネジを接続端面に垂直にねじ込み、前記2枚のパ
ネルを結合するようにしたものである。
【0009】また本発明は、断熱構造のパネルを結合さ
せて形成される組立式断熱箱体において、結合する前記
パネルの接続端面にそれぞれ設けられ、ネジ案内部を有
している枠材と、前記結合する2枚のパネルの一方に、
その内壁面から接続端面に至る傾斜した通路を形成する
通路形成用部材と、頭部に嵌合穴が形成されると共に前
記通路に挿入され、前記ネジ案内部にねじ込まれるネジ
と、先端に前記ネジの嵌合穴に嵌合する嵌合部が形成さ
れ、前記通路から差し込まれて前記ネジをねじ込む専用
工具とから結合装置を構成するものである。
せて形成される組立式断熱箱体において、結合する前記
パネルの接続端面にそれぞれ設けられ、ネジ案内部を有
している枠材と、前記結合する2枚のパネルの一方に、
その内壁面から接続端面に至る傾斜した通路を形成する
通路形成用部材と、頭部に嵌合穴が形成されると共に前
記通路に挿入され、前記ネジ案内部にねじ込まれるネジ
と、先端に前記ネジの嵌合穴に嵌合する嵌合部が形成さ
れ、前記通路から差し込まれて前記ネジをねじ込む専用
工具とから結合装置を構成するものである。
【0010】
【作用】結合する2枚のパネルの一方に形成され、その
内壁面から接続端面に至る傾斜した通路にネジを挿入
し、このネジの頭部に通路から差し込まれて先端部が嵌
合し、回動することのできる専用工具にてネジを接続端
面に垂直にねじ込み、2枚のパネルを結合することがで
きる。
内壁面から接続端面に至る傾斜した通路にネジを挿入
し、このネジの頭部に通路から差し込まれて先端部が嵌
合し、回動することのできる専用工具にてネジを接続端
面に垂直にねじ込み、2枚のパネルを結合することがで
きる。
【0011】結合するパネルの接続端面にそれぞれ設け
られ、ネジ案内部を有している枠材と、結合する2枚の
パネルの一方に、その内壁面から接続端面に至る傾斜し
た通路を形成する通路形成用部材と、頭部に嵌合穴が形
成されると共に通路に挿入され、ネジ案内部にねじ込ま
れるネジと、先端に前記ネジの嵌合穴に嵌合する嵌合部
が形成され、通路から差し込まれてネジをねじ込む専用
工具とから構成される結合装置にて、断熱構造のパネル
を結合させて組立式断熱箱体を形成することができる。
られ、ネジ案内部を有している枠材と、結合する2枚の
パネルの一方に、その内壁面から接続端面に至る傾斜し
た通路を形成する通路形成用部材と、頭部に嵌合穴が形
成されると共に通路に挿入され、ネジ案内部にねじ込ま
れるネジと、先端に前記ネジの嵌合穴に嵌合する嵌合部
が形成され、通路から差し込まれてネジをねじ込む専用
工具とから構成される結合装置にて、断熱構造のパネル
を結合させて組立式断熱箱体を形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係るパネル結
合方法及び結合装置にて組み立てられた組立式断熱箱体
の要部側面断面図、図2はその要部拡大図である。同図
において、図6と同一符号は同一又は相当部分を示して
いる。
合方法及び結合装置にて組み立てられた組立式断熱箱体
の要部側面断面図、図2はその要部拡大図である。同図
において、図6と同一符号は同一又は相当部分を示して
いる。
【0014】図1,2において、9は内部に冷却貯蔵室
9aが形成された組立式断熱箱体の本体(以下本体とい
う)である。また、10は結合する2枚のパネルの一方
である側板パネル3内に形成されると共に、側板パネル
3の内壁面の上下端部にそれぞれ形成されている挿入口
11,11aから挿入された、例えば頭部に嵌合穴とし
て六角穴が形成されたネジ12を側板パネル3の上下の
接続端面に取り付けられた枠体である後述するブレーカ
13,14まで案内するための傾斜した案内通路であ
る。
9aが形成された組立式断熱箱体の本体(以下本体とい
う)である。また、10は結合する2枚のパネルの一方
である側板パネル3内に形成されると共に、側板パネル
3の内壁面の上下端部にそれぞれ形成されている挿入口
11,11aから挿入された、例えば頭部に嵌合穴とし
て六角穴が形成されたネジ12を側板パネル3の上下の
接続端面に取り付けられた枠体である後述するブレーカ
13,14まで案内するための傾斜した案内通路であ
る。
【0015】ここで、この案内通路10は、プラスチッ
ク等の樹脂にて形成された通路形成用部材である略円筒
状のパイプ体15の一方の開口を側板パネル3の組立
時、内壁面となる内板3aに形成され、組立後には挿入
口11,11aとなる開口に臨ませると共に、他方の開
口を側板パネル3の枠体であるブレーカ13,14に当
接させて取り付けた後、発泡断熱材16を発泡させて形
成されたものである。
ク等の樹脂にて形成された通路形成用部材である略円筒
状のパイプ体15の一方の開口を側板パネル3の組立
時、内壁面となる内板3aに形成され、組立後には挿入
口11,11aとなる開口に臨ませると共に、他方の開
口を側板パネル3の枠体であるブレーカ13,14に当
接させて取り付けた後、発泡断熱材16を発泡させて形
成されたものである。
【0016】なお、このパイプ体15は、挿入口11,
11aから上下方向に斜めに延びる傾斜部15aと、所
定箇所から側板パネル3のブレーカ13、14に向かっ
て真っ直ぐ延びるガイド部15bとからなっている。な
お、このガイド部15bの径は、図2のA−A断面図で
ある図3に示すように、ネジ12を遊嵌することができ
るような大きさとなっている。
11aから上下方向に斜めに延びる傾斜部15aと、所
定箇所から側板パネル3のブレーカ13、14に向かっ
て真っ直ぐ延びるガイド部15bとからなっている。な
お、このガイド部15bの径は、図2のA−A断面図で
ある図3に示すように、ネジ12を遊嵌することができ
るような大きさとなっている。
【0017】また、このガイド部15bの上下方向の長
さは挿入口11,11aから挿入され、傾斜部15aを
通過してきたネジ12を横方向にぶれることなくねじ込
み方向に移動することができるような長さとなってい
る。なお、同図において、12aは、ネジ12の六角穴
である。
さは挿入口11,11aから挿入され、傾斜部15aを
通過してきたネジ12を横方向にぶれることなくねじ込
み方向に移動することができるような長さとなってい
る。なお、同図において、12aは、ネジ12の六角穴
である。
【0018】一方、図1,2において、17は、案内通
路10に挿入されたネジ12をねじ込むためのボールド
ライバーと呼ばれる専用工具である。ここで、この専用
工具17は、挿入口11,11aから案内通路10に挿
入されたネジ12を冷却貯蔵室9a側から回すことので
きるようネジ12の六角穴に嵌まる先端部17aの形状
が、例えば一部球面を有する略14角形に形成されたも
のである。
路10に挿入されたネジ12をねじ込むためのボールド
ライバーと呼ばれる専用工具である。ここで、この専用
工具17は、挿入口11,11aから案内通路10に挿
入されたネジ12を冷却貯蔵室9a側から回すことので
きるようネジ12の六角穴に嵌まる先端部17aの形状
が、例えば一部球面を有する略14角形に形成されたも
のである。
【0019】そして、案内通路10にネジ12を挿入し
た後、挿入口11,11aから専用工具17を差し込ん
でその先端部17aをネジ12の六角穴に嵌合して専用
工具17を矢印方向に回動させると、ネジ12が側板パ
ネル3のブレーカ13、14に垂直にねじ込まれた後、
床パネル6及び天井パネル2のブレーカ18,19に垂
直にねじ込まれて側板パネル3と床パネル6及び天井パ
ネル2とが結合されるようになっている。
た後、挿入口11,11aから専用工具17を差し込ん
でその先端部17aをネジ12の六角穴に嵌合して専用
工具17を矢印方向に回動させると、ネジ12が側板パ
ネル3のブレーカ13、14に垂直にねじ込まれた後、
床パネル6及び天井パネル2のブレーカ18,19に垂
直にねじ込まれて側板パネル3と床パネル6及び天井パ
ネル2とが結合されるようになっている。
【0020】ところで、床パネル6及び天井パネル2の
ブレーカ18,19と、側板パネル3のブレーカ13,
14は、それぞれのパネル2,3,6の接続端面となる
ようになっており、したがってこれらのブレーカ13,
14,18,19には凹部又は凸部が形成されている。
ブレーカ18,19と、側板パネル3のブレーカ13,
14は、それぞれのパネル2,3,6の接続端面となる
ようになっており、したがってこれらのブレーカ13,
14,18,19には凹部又は凸部が形成されている。
【0021】なお、本実施例においては、床パネル6及
び天井パネル2のブレーカ18,19には凹部が、側板
パネル3のブレーカ13,14には、それぞれ凸部が形
成されるようになっている。そして、組立時には、これ
らのブレーカ13,14,18,19の凹凸部を係合さ
せた状態でパネル2,3,6を結合するようにしてい
る。
び天井パネル2のブレーカ18,19には凹部が、側板
パネル3のブレーカ13,14には、それぞれ凸部が形
成されるようになっている。そして、組立時には、これ
らのブレーカ13,14,18,19の凹凸部を係合さ
せた状態でパネル2,3,6を結合するようにしてい
る。
【0022】一方、側板パネル3のブレーカ13,14
のパイプ体15の垂直部15bに対応する位置には、後
述する図4に示すようにネジ12の突出を案内するネジ
案内部である第1案内孔20が形成され、また床パネル
6及び天井パネル2のブレーカ18,19には、側板パ
ネル3から突出したネジ12を床パネル6及び天井パネ
ル2に案内するネジ案内部である第2案内孔21が形成
されている。そして、これらの第1,第2案内孔20,
21に案内されてネジ12は床パネル6及び天井パネル
2にねじ込まれるようになっている。
のパイプ体15の垂直部15bに対応する位置には、後
述する図4に示すようにネジ12の突出を案内するネジ
案内部である第1案内孔20が形成され、また床パネル
6及び天井パネル2のブレーカ18,19には、側板パ
ネル3から突出したネジ12を床パネル6及び天井パネ
ル2に案内するネジ案内部である第2案内孔21が形成
されている。そして、これらの第1,第2案内孔20,
21に案内されてネジ12は床パネル6及び天井パネル
2にねじ込まれるようになっている。
【0023】また、パイプ体15の垂直部15bの端部
と、側板パネル3のブレーカ13、14との間には、図
2に示すように座金23が取り付けられており、この座
金23により天井パネル2及び床パネル6と側板パネル
3とを結合した後、ネジ12が抜け出ないようにしてい
る。なお、同図において、24は側板パネル3の上下端
部に取り付けられたパッキンである。
と、側板パネル3のブレーカ13、14との間には、図
2に示すように座金23が取り付けられており、この座
金23により天井パネル2及び床パネル6と側板パネル
3とを結合した後、ネジ12が抜け出ないようにしてい
る。なお、同図において、24は側板パネル3の上下端
部に取り付けられたパッキンである。
【0024】次に、このように構成された組立式断熱箱
体の組立動作について説明する。
体の組立動作について説明する。
【0025】例えば、側板パネル3と床パネル6とを固
定する場合には、まず図4に示すように側板パネル3の
下方の挿入口11からネジ12を案内通路10に嵌め入
れた後、側板パネル3を、その下端部のブレーカ13が
床パネル6のブレーカ18に一致する位置に置く。
定する場合には、まず図4に示すように側板パネル3の
下方の挿入口11からネジ12を案内通路10に嵌め入
れた後、側板パネル3を、その下端部のブレーカ13が
床パネル6のブレーカ18に一致する位置に置く。
【0026】次に、挿入口11から案内通路10に専用
工具17を差し込んで先端部17aをネジ12の六角穴
に嵌めて専用工具17を回すと、ネジ12はガイド部1
5bに沿って下方に移動して側板パネル3のブレーカ1
3の第1案内孔20にねじ込まれ、やがて図5に示すよ
うに床パネル6のブレーカ18に設けられた第2案内孔
21にねじ込まれるようになる。
工具17を差し込んで先端部17aをネジ12の六角穴
に嵌めて専用工具17を回すと、ネジ12はガイド部1
5bに沿って下方に移動して側板パネル3のブレーカ1
3の第1案内孔20にねじ込まれ、やがて図5に示すよ
うに床パネル6のブレーカ18に設けられた第2案内孔
21にねじ込まれるようになる。
【0027】そして、この後さらに専用工具17を回す
と、第2案内孔21に案内されながらネジ12は床パネ
ル6内にねじ込まれ、これにより側板パネル3は、やが
て図1,2に示すように床パネル6に結合されるように
なる。
と、第2案内孔21に案内されながらネジ12は床パネ
ル6内にねじ込まれ、これにより側板パネル3は、やが
て図1,2に示すように床パネル6に結合されるように
なる。
【0028】一方、側板パネル3と天井パネル2とを結
合する場合は、側板パネル3の上方の挿入口11aから
ネジ12を案内通路10に嵌め入れた後、側板パネル3
を、その上端部のブレーカ14が天井パネル2のブレー
カ19に一致する位置に置き、次に、挿入口11aから
専用工具17を差し込んでネジ12を回すと、図1に示
すように側板パネル3のブレーカ14にネジ12がねじ
込まれ、やがて天井パネル2のブレーカ19にねじ込ま
れる。
合する場合は、側板パネル3の上方の挿入口11aから
ネジ12を案内通路10に嵌め入れた後、側板パネル3
を、その上端部のブレーカ14が天井パネル2のブレー
カ19に一致する位置に置き、次に、挿入口11aから
専用工具17を差し込んでネジ12を回すと、図1に示
すように側板パネル3のブレーカ14にネジ12がねじ
込まれ、やがて天井パネル2のブレーカ19にねじ込ま
れる。
【0029】そして、この後さらに専用工具17を回す
と、ネジ12は天井パネル2にさらにねじ込まれ、これ
により側板パネル3は、やがて天井パネル2に結合され
る。なお、図示はしないが側板パネル3には、側板パネ
ル3同士を結合させるための案内通路が形成されてお
り、この案内通路にビスを挿入した後、このビスを専用
工具17にて回すことにより、側板パネル3同士を結合
させることができる。
と、ネジ12は天井パネル2にさらにねじ込まれ、これ
により側板パネル3は、やがて天井パネル2に結合され
る。なお、図示はしないが側板パネル3には、側板パネ
ル3同士を結合させるための案内通路が形成されてお
り、この案内通路にビスを挿入した後、このビスを専用
工具17にて回すことにより、側板パネル3同士を結合
させることができる。
【0030】このように、側板パネル3に内壁面3aか
らブレーカ13,14に至る傾斜した案内通路10を形
成し、この案内通路10に挿入したネジ12を、この案
内通路10に差し込んだ専用工具17にて側板パネル3
のブレーカ13,14に垂直にねじ込んだ後、床パネル
6のブレーカ18及び天井パネル2のブレーカ19に垂
直にねじ込みむことにより、側板パネル3と床パネル6
及び天井パネル2を結合することができる。
らブレーカ13,14に至る傾斜した案内通路10を形
成し、この案内通路10に挿入したネジ12を、この案
内通路10に差し込んだ専用工具17にて側板パネル3
のブレーカ13,14に垂直にねじ込んだ後、床パネル
6のブレーカ18及び天井パネル2のブレーカ19に垂
直にねじ込みむことにより、側板パネル3と床パネル6
及び天井パネル2を結合することができる。
【0031】なお、これまでの説明においては、側板パ
ネル3に案内通路10を形成するものとして述べてきた
が、本発明はこれに限らず床パネル6及び天井パネル2
にも形成しても良いのは当然である。そして、このよう
に床パネル6及び天井パネル2に案内通路10を形成す
ることにより、床パネル6同士及び天井パネル2同士の
結合が可能となる。
ネル3に案内通路10を形成するものとして述べてきた
が、本発明はこれに限らず床パネル6及び天井パネル2
にも形成しても良いのは当然である。そして、このよう
に床パネル6及び天井パネル2に案内通路10を形成す
ることにより、床パネル6同士及び天井パネル2同士の
結合が可能となる。
【0032】また、ネジ案内部として、これまでは案内
孔20,21を形成するものとして述べてきたが、本発
明はこれに限らず、ネジのねじ込みを案内できるもので
あれば、孔でなくとも溝、スリットあるいは窪みを形成
するようにしてもよい。
孔20,21を形成するものとして述べてきたが、本発
明はこれに限らず、ネジのねじ込みを案内できるもので
あれば、孔でなくとも溝、スリットあるいは窪みを形成
するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、結合する
2枚のパネルの一方に、その内壁面から接続端面に至る
傾斜した通路を形成し、この通路に挿入されたネジを専
用工具にて接続端面に垂直にねじ込むことにより、2枚
のパネルを結合することができるので組立作業が簡単と
なる。また、パネルをボルトにて結合することができる
ので低コストとすることができる。
2枚のパネルの一方に、その内壁面から接続端面に至る
傾斜した通路を形成し、この通路に挿入されたネジを専
用工具にて接続端面に垂直にねじ込むことにより、2枚
のパネルを結合することができるので組立作業が簡単と
なる。また、パネルをボルトにて結合することができる
ので低コストとすることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るパネル結合方法及び結
合装置にて組み立てられた組立式断熱箱体の要部側面断
面図。
合装置にて組み立てられた組立式断熱箱体の要部側面断
面図。
【図2】上記組立式断熱箱体の要部側面断面図。
【図3】上記組立式断熱箱体のA−A断面図。
【図4】上記組立式断熱箱体の側面パネルの案内通路に
ネジを挿入した様子を示す図。
ネジを挿入した様子を示す図。
【図5】上記ネジが上記組立式断熱箱体の床パネルにね
じ込まれる様子を示す図。
じ込まれる様子を示す図。
【図6】従来のパネル結合方法にて組み立てられた組立
式断熱箱体の要部側面断面図。
式断熱箱体の要部側面断面図。
1,12 ボルト 2 天井パネル 3 側板パネル 6 床パネル 10 案内通路 13,14、18,19 ブレーカ 17 専用工具
Claims (2)
- 【請求項1】 断熱構造のパネルを結合させて形成され
る組立式断熱箱体において、 結合する2枚の前記パネルの一方に、その内壁面から接
続端面に至る傾斜した通路を形成すると共に、前記通路
にネジを挿入し、このネジの頭部に該通路から差し込ま
れて先端部が嵌合し、回動することのできる専用工具に
て前記ネジを接続端面に垂直にねじ込み、前記2枚のパ
ネルを結合するようにしたことを特徴とする組立式断熱
箱体のパネル結合方法。 - 【請求項2】 断熱構造のパネルを結合させて形成され
る組立式断熱箱体において、 結合する前記パネルの接続端面にそれぞれ設けられ、ネ
ジ案内部を有している枠材と、 前記結合する2枚のパネルの一方に、その内壁面から接
続端面に至る傾斜した通路を形成する通路形成用部材
と、 頭部に嵌合穴が形成されると共に前記通路に挿入され、
前記ネジ案内部にねじ込まれるネジと、 先端に前記ネジの嵌合穴に嵌合する嵌合部が形成され、
前記通路から差し込まれて前記ネジをねじ込む専用工具
とからなることを特徴とする組立式断熱箱体の結合装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30063293A JPH07151453A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30063293A JPH07151453A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151453A true JPH07151453A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17887206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30063293A Pending JPH07151453A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 組立式断熱箱体のパネル結合方法及び結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151453A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010143390A1 (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | ダイキン工業株式会社 | トレーラ用冷凍装置 |
WO2016125211A1 (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-11 | 日軽パネルシステム株式会社 | パネルの接合構造 |
JP2018146148A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | クボタ空調株式会社 | 空気調和機のパネル固定構造 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30063293A patent/JPH07151453A/ja active Pending
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