JP2001107467A - 建物ユニットの接合構造 - Google Patents

建物ユニットの接合構造

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JP2001107467A
JP2001107467A JP32007699A JP32007699A JP2001107467A JP 2001107467 A JP2001107467 A JP 2001107467A JP 32007699 A JP32007699 A JP 32007699A JP 32007699 A JP32007699 A JP 32007699A JP 2001107467 A JP2001107467 A JP 2001107467A
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JP
Japan
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unit
building unit
floor building
intermediate plate
upper plate
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JP32007699A
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Yoshihiro Ihara
良碩 伊原
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AIZEMU KK
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Abstract

(57)【要約】 建物ユニットの接合構造 【目的】 上下建物ユニットの結合後において、施工現
場での仕舞い作業を減少させるとともに、上階建物ユニ
ットと下階建物ユニットの適用階の制限もなく、上階建
物ユニットの支柱パイプ内に予めボルトを仮着して置か
なくてもよいユニット結合法を提供すること。 【構成】 ボックス状のユニットを複数接合してなるユ
ニット住宅のユニット接合構造であって、下階建物ユニ
ットの上部プレートと上階建物ユニットの下部プレート
との間に、上部プレートの工具を挿入する貫通穴部より
挿着し回動又は摺動させることによって係止させるナッ
ト又はボルト等を有した中間プレートを介在させること
によりユニットを結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、建物ユニットに係
り、上階建物ユニット及び下階建物ユニットの接合を容
易に実施できる建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】 プレハブ住宅において、工場生産化率
を高める手段としてボックス状のユニットを複数接合し
てなるユニット住宅が増加しつつある。ところが、従
来、上階建物ユニットと下階建物ユニットの接合は、図
9に示すように上階建物ユニットの下部フランジ25と
下階建物ユニットの上部フランジ26とをボルト・ナッ
トで留めることによりなされている。このため、この部
分は現地における接合作業後に、仕舞いをなさなければ
ならないという欠陥があった。そこで上下階のユニット
接合後の現地における仕舞い作業を少なくする接合方法
の出現が熱望されていた。
【0003】 また、第二従来例では、図10のように
上階建物ユニットの支柱パイプ30の上方から、専用工
具31を用いてボルト29を下階建物ユニットに取付け
られているナット28に締付けるという作業をしてい
る。しかし、この方法では、建物ユニットの支柱パイプ
30の上方に少なくとも専用工具31が挿入できる様な
穴が必要なため、上階建物ユニットと下階建物ユニット
の支柱パイプの構成要素が異なり、適用階の範囲も制限
されていた。
【0004】 また、第三従来例では、図11に示すよ
うに、上階建物ユニットと下階建物ユニットの支柱パイ
プの構成要素が同じなので、適用階の範囲の制限はなく
なるが、上部プレート33、37に固着してあるナット
34、38の内径dよりボルト39の頭部の外径Dの方
が大きいために、ボルト39を仮着用ゴムブッシュ40
などを用いて、予め上階支柱パイプ32の内部に仮着し
ておく必要が生じ、コスト的にも高いものになってい
た。またナットの内径dから専用工具35を挿入してボ
ルト39を締付けるという作業をするために、専用工具
35が非常に細くかつ長くならざるをえず、強い締付け
トルクを伝達することができないばかりか、専用工具3
5が頻繁に破損する欠陥があった。さらに、この方法で
はボルトのネジ部が破損した時や、専用工具が内部で破
損した時など上部プレートを切断しない限り改修の方法
がなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の課題に鑑みなされたものであって、上下建物ユニ
ットの結合後において、施工現場での仕舞い作業を減少
させるとともに、上階建物ユニットと下階建物ユニット
の適用階の制限もなく、上階建物ユニットの支柱パイプ
内に予めボルトを仮着して置かなくてもよいユニット結
合法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボックス状の
ユニットを複数接合してなるユニット住宅のユニット接
合構造であって、下階建物ユニットの上部プレートと上
階建物ユニットの下部プレートとの間に、上部プレート
の工具を挿入する貫通穴部より挿着し回動又は摺動させ
ることによって係止させるナット又はボルト等を有した
中間プレートを介在させることによりユニットを結合さ
せる。
【0007】
【実施例】 以下、本発明を図示した実施例に基づいて
詳説する。図1は本発明を適用した建物ユニットの締結
状態を示す一例の断面図である。図2は中間プレートの
立体図を示す。中間プレート5のベース部11にはナッ
ト6が溶着してある。図1に示すように、下階建物ユニ
ットの支柱パイプ1には上部プレート3が溶着してあ
る。上階建物ユニットの支柱パイプ2には下部プレート
4が溶着してある。そこで、まず図3に示すように、上
部プレート3の上部から中間プレート5を挿入し90度
回動させる。この時中間プレート5には、ストッパーフ
ランジ12が形成されており、しかもその幅Wは上部プ
レート3の切欠き部の幅mより大きいので中間プレート
5が下階支柱パイプ1の中に落下してしまうことはな
い。また、上部プレート3には回転防止ノッチ13が形
成されているので、中間プレート5のベース部11が係
止される。
【0009】次にガイドピン7を中間プレート5に固定
した後に、上階建物ユニットを下階建物ユニットに積み
重ねる。そこで、上階支柱パイプ2の上部プレート9に
あけられた穴Bから、専用工具10を使用してボルト8
で上階建物ユニットと下階建物ユニットを締結する。こ
の時、穴Bはボルト8の外形形状及び専用工具10の頭
部より大きいので、ボルト8を従来技術の三例のように
上階建物ユニットの支柱パイプ内に予めボルトを仮着し
て置かなくてもよい。本適用例では、上階建物ユニット
の下部プレート4には、円錐台形状の凹部が形成され、
この凹部はガイドピン7と嵌合可能な形状に構成されて
いるので、上階建物ユニットの位置決め作業が容易にな
っている。
【0010】図6は本発明を適用した建物ユニットの締
結状態を示す二例の断面図である。本実施例では一例で
示したガイドピン7に相当するものを省いた例である。
【0011】図7は本発明を適用した建物ユニットの締
結状態を示す三例の断面図である。本実施例では中間プ
レート17にネジ部の代わりにボルト18を固着し、ナ
ット19で締結している。
【0012】図8は本発明を適用した建物ユニットの締
結状態を示す四例の断面図である。本実施例では中間プ
レート20を上部プレート23の上部から挿着する時、
中間プレート20が下階支柱パイプ24の中に落下して
しまうのを防ぐために、一例のストッパーフランジ12
の代わりの機能をなすストッパー21を上部プレート2
3に設けたものである。
【0013】
【発明の効果】 以上のように、本発明による、建物ユ
ニットの締結法を用いれば、建物ユニットの支柱パイプ
内に予めボルトを仮着して置かなくてもよいばかりでな
く、上階建物ユニットと下階建物ユニットの結合におい
て適用階の範囲が制限されず、かつ、施工現場での仕舞
い作業を減少させるとともに、建物ユニットの工場生産
化率を向上させることができる建物ユニット結合法が容
易に得られる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一例の断面図
【図2】 中間プレートの立体図
【図3】 本発明を適用した一例の上面図
【図4】 回転防止ノッチ部状態断面図
【図5】 上部プレート部の穴形状図
【図6】 本発明を適用した二例の断面図
【図7】 本発明を適用した三例の断面図
【図8】 本発明を適用した四例の断面図
【図9】 従来一例の建物ユニット結合状態図
【図10】 従来二例の建物ユニット結合状態図
【図11】 従来三例の建物ユニット結合状態図
【符号の説明】
1……下階支柱パイプ、 2……上階支柱パイプ、 3
……上部プレート、4……下部プレート、 5……中間
プレート、 6……ナット、7……ガイドピン、 8…
…ボルト、 9……上部プレート、10……専用工具、
11……ベース部、 12……ストッパーフランジ、
13……回転防止ノッチ、 14……中間プレート、
15……ナット、16……ボルト、 17……中間プレ
ート、 18……ボルト、19……ナット、 20……
中間プレート、 21……ストッパー 22……ナット、 23……上部プレート、 24……
支柱パイプ 25……下部フランジ、 26……上部フランジ、 2
7……上部プレート 28……ナット、 29……ボルト、 30……支柱パ
イプ 31……専用工具、 32……支柱パイプ、 33……
上部プレート 34……ナット、 35……専用工具、 36……支柱
パイプ 37……上部プレート、 38……ナット、 39……
ボルト 40……仮着用ゴムブッシュ B……上部プレートにあけられた穴 d……ナットの内径、 D……ボルト頭部の外径 m……上部プレートの切欠き部の幅、 W……ストッパ
ーフランジの幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス状のユニットを複数接合してな
    るユニット住宅のユニット接合構造であって、下階建物
    ユニットに取付けられた上部プレートと上階建物ユニッ
    トの下部プレートとの間に、ユニット接合用ボルトと直
    接又は間接的に螺合するネジ部を有し、上部プレートの
    工具を挿入する貫通穴部より挿着し回動又は摺動させる
    ことによって係止させた、中間プレートを介在させるこ
    とにより、上階建物ユニットに取付けられた上部プレー
    トの工具を挿入する貫通穴部を、螺合するネジ部よりも
    大きくしたユニット接合構造。
  2. 【請求項2】 上記住宅ユニットの接合構造において用
    いる中間プレートに、螺合するネジ部の代わりにユニッ
    ト接合用ボルトを固着した請求項1に記載のユニット接
    合構造。
  3. 【請求項3】 上記住宅ユニットの接合構造において用
    いる中間プレートが、上部プレートの工具を挿入する貫
    通穴部より落下しないように、中間プレートに落下防止
    用のフランジ又は突起部を形成した請求項1に記載のユ
    ニット接合構造。
  4. 【請求項4】 上記住宅ユニットの接合構造において用
    いる中間プレートが、上部プレートの工具を挿入する貫
    通穴部より落下しないように、上部プレートの裏面に落
    下防止用のフランジ又は突起部を形成した請求項1に記
    載のユニット接合構造。
  5. 【請求項5】 上記住宅ユニットの接合構造において用
    いる中間プレートが、上部プレートの工具を挿入する貫
    通穴部より落下しないように、住宅ユニットの支柱パイ
    プ内部に落下防止用のフランジ又は突起部を形成した請
    求項1に記載のユニット接合構造。
JP32007699A 1999-10-05 1999-10-05 建物ユニットの接合構造 Pending JP2001107467A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109440926A (zh) * 2018-12-05 2019-03-08 中国矿业大学 一种模块化钢结构建筑的梁柱无开孔连接节点与组装方法
EP4100583A4 (en) * 2020-02-07 2024-03-13 Assembly Osm Inc CONNECTING NODES FOR MODULAR BUILDING STRUCTURES

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