JPH09280316A - 防振構造 - Google Patents

防振構造

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JPH09280316A
JPH09280316A JP8090653A JP9065396A JPH09280316A JP H09280316 A JPH09280316 A JP H09280316A JP 8090653 A JP8090653 A JP 8090653A JP 9065396 A JP9065396 A JP 9065396A JP H09280316 A JPH09280316 A JP H09280316A
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JP
Japan
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vibration
support
hull
damping material
damping
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JP8090653A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Shiyuuri
英幸 修理
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動源からの振動を効果的に減衰させ得る防
振構造を提供する。 【解決手段】 船体1の両支持部1aに、両端部が支持
されたU字形状でかつボックス状の支持体11の支持本体
部11bの中央底部上に、防振ゴム13を介して主機4を支
持し、かつ支持本体部11bの内壁面に制振材を貼り付け
たものである。この構成により、主機から船体までの支
持部分の距離が長くなり、船体側に伝わる振動を減衰さ
せることができ、しかも支持本体部内に貼り付けられた
制振材により、主機から伝達される振動がより効果的に
減衰させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶、海洋構造物
内に設置される駆動機器などから発生される振動、騒音
などの低減を図るための防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶、海洋構造物内に設置される
駆動機器、例えば小型の高速艇に配置された主機(エン
ジン)から発生される振動、騒音などの低減を図るため
に、防振構造が採用されている。
【0003】この防振構造は、例えば図5に示すよう
に、船体51に一体化した、すなわち船体51の内面に
固定された断面がT字形(または、L字形)の構造部材
52により構成された支持台53と、この支持台53上
に載置された防振ゴム54とから構成されたもので、こ
の防振ゴム54上に振動源である主機55が載置されて
いた。
【0004】また、図6に示すように、支持台61の上
に所定の剛体質量を有する中間部材62を介して、上下
二段に防振ゴム63、64を配置する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した防振
構造によると、船体内に、直接、防振ゴムを介して振動
源である主機を載置する構造であるため、船体側に伝わ
る振動を十分に減衰させることができないという問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、振動源からの振動を効
果的に減衰させ得る防振構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の防振構造は、構造部材の両側位置に
設けられた両支持部に、両端部が支持されたU字形状の
支持体の中央底部上面に弾性材を介して振動源を支持
し、かつ上記支持体を、中空状のボックス部材により構
成するとともに、この内壁面に制振材を貼り付けたもの
である。
【0008】また、本発明の第2の防振構造は、構造部
材の両側位置に設けられた両支持部に、両端部が支持さ
れたU字形状の支持体の中央底部上面に弾性材を介して
振動源を支持し、かつ上記支持体を、中空状のボックス
部材により構成するとともに、この中空部内に制振材を
充填したものであり、さらに上記支持体の中空部内に充
填される制振材を部分的に配置したものである。
【0009】上記の防振構造によると、振動源を弾性材
を介して載置する支持体を、U字形状にするとともに、
振動源を載置する位置からその支持箇所までの距離を長
くしたので、構造部材側に伝わる振動を支持体で減衰さ
せることができ、しかも支持体内の空間部の内壁面に制
振材を貼り付けたので、振動源から伝達される振動を効
果的に減衰させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
における防振構造を、図1および図2に基づき説明す
る。
【0011】本第1の実施の形態においては、例えば高
速艇の船体に搭載された主機(エンジン)からの振動
を、船体側に伝わるのを防止するための防振構造につい
て説明する。
【0012】図1および図2において、1は高速艇の船
体(構造部材の一例)で、その機関室2には、本発明に
係る防振構造3を介して主機4が配置されている。この
防振構造3は、船体1の両側位置の内壁面から突設され
た両支持部1aに、その両端部が載置されて吊持(支
持)された正面視がU字形状にされかつ内部が中空状に
された断面がボックス状の鋼製の支持体(ボックス部材
の一例)11と、この支持体11の中空部の内面に貼り
付けられた制振材12と、上記支持体11の中央底部の
上面に配置された防振ゴム(弾性材の一例で、ばね体で
もよい)13とから構成されている。
【0013】なお、上記支持体11と支持部1aとの間
にも、防振ゴム(弾性材の一例で、ばね体でもよい)1
4が介在され、またこの支持体11は、支持部1aに直
接載置される端部構造部11aと、これら両端部構造部
11a間に所定間隔置きに複数個例えば3個櫛状でかつ
U字形状に形成された中空ボックス状の支持本体部11
bとから構成されており、これら支持本体部11bの中
空部内壁面に、制振材12が貼り付けられている。
【0014】この制振材12は、鋼板に制振性の優れた
樹脂材料を貼り付けることによって鋼板の振動を減衰さ
せる効果を有するもの、または二枚の鋼板の間に制振性
に優れた合成樹脂が挿入されて、振動を減衰させる効果
を有するもので、また二枚の鋼板により遮音の効果も発
揮するものである。
【0015】上述したように、主機4を船体1側に支持
するための防振構造として、主機4を防振ゴム13を介
して載置する支持体11をU字形状にするとともに、船
体1側の支持部1aから支持体11の端部構造部11a
の支持箇所までの距離を長くすることにより、船体1側
に伝わる振動を減衰させるようになし、かつ支持体11
内を中空ボックス状にするとともにその内壁面に制振材
12を貼り付けたので、主機4で発生する振動などを効
果的に減衰させることができる。
【0016】すなわち、上記の防振構造により、船体な
どの構造部材を伝播する距離が同一の場合には、振動の
減衰効果が増加し、一方、減衰効果を同一にすれば、伝
播距離を短くすることができるので、防振構造自体を小
型化することができる。
【0017】次に、本発明の第2の実施の形態を図面に
基づき説明する。上記第1の実施の形態においては、支
持体の支持本体部の中空部内壁面に、制振材を貼り付け
るようにしたが、本第2の実施の形態においては、図3
に示すように、支持本体部11bの中空部自体に、コン
クリート、粘弾性樹脂などの制振効果のある材料すなわ
ち制振材21を全体的に充填させたものである。この場
合も、上記第1の実施の形態と同様に、制振の効果を十
分に発揮し得る。
【0018】さらに、図4に示すように、支持本体部1
1bの中空部内に、コンクリート、粘弾性材料などの制
振材(砂、スラグなどでもよい)31を、部分的にすな
わち複数箇所に配置したものである。
【0019】この場合にも、支持体11内の振動の伝搬
構造の変化および反射などにより、効果的に振動が減衰
される。また、上記第1および第2の実施の形態におい
て、支持体内の空間部に、ロックウール、若しくはグラ
スウールなどの吸音材を充填することによって、空間内
の共鳴または音の伝搬を低減させることができ、より振
動の伝搬減衰が増加される。
【0020】また、上記各実施の形態においては、支持
体の内、支持本体部内に制振材を配置するように説明し
たが、勿論、端部構造部の内部をボックス状にすること
により、その中空部内にも制振材を配置することができ
る。
【0021】また、上記各実施の形態においては、船体
に載置される主機からの振動を抑制する場合について説
明したが、例えば海洋構造物などの他の構造部材にも、
適用することができ、また騒音源についても、同様に適
用し得るものである。
【0022】さらに、支持体の断面形状は、ボックス形
以外には、円形など任意の形状も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の防振構造による
と、振動源は(たは騒音源)を弾性材を介して載置する
支持体を、U字形状にするとともに、その支持箇所まで
の距離を長くして、構造部材側に伝わる振動(または騒
音)を減衰させるようになし、しかも支持体を中空状に
するとともにその中空部の内壁面に制振材を貼り付けた
ので、振動源(または騒音源)から伝達される振動(ま
たは騒音)などを効果的に減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における防振構造の
斜視図である。
【図2】同第1の実施の形態における防振構造の要部斜
視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における防振構造の
要部斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における防振構造の
要部斜視図である。
【図5】従来例における防振構造の断面図である。
【図6】従来例における防振構造の断面図である。
【符号の説明】
1 船体 1a 支持部 3 防振構造 4 主機 11 支持体 11a 端部構造部 11b 支持本体部 12 制振材 13,14 防振ゴム 21 制振材 31 制振材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造部材の両側位置に設けられた両支持部
    に、両端部が支持されたU字形状の支持体の中央底部上
    面に弾性材を介して振動源を支持し、かつ上記支持体
    を、中空状のボックス部材により構成するとともに、こ
    の内壁面に制振材を貼り付けたことを特徴とする防振構
    造。
  2. 【請求項2】構造部材の両側位置に設けられた両支持部
    に、両端部が支持されたU字形状の支持体の中央底部上
    面に弾性材を介して振動源を支持し、かつ上記支持体
    を、中空状のボックス部材により構成するとともに、こ
    の支持体の中空部内に、制振材を充填したことを特徴と
    する防振構造。
  3. 【請求項3】支持体の中空部内に充填される制振材を、
    部分的に配置したことを特徴とする請求項2記載の防振
    構造。
JP8090653A 1996-04-12 1996-04-12 防振構造 Pending JPH09280316A (ja)

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