JP2017077864A - 船舶 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】船舶10は、船体11と、船体11内に収容された振動機器20と、振動機器20の上方に配置された上部構造物14Bと、振動機器20の下方に配置された下部構造物17と、上部構造物14Bに接続され、上部構造物14Bから下方向に延びて、振動機器20が船体11の舷側13a,13b及び下部構造物17から空間を介して離間するよう、振動機器20を支持する支持部材30と、を備える。
【選択図】図1
Description
左右一対の舷側及び船底を有する船体と、前記船体内に収容された振動機器と、前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、を備える。
前記第一態様としての前記船舶において、前記上部構造物は、前記一対の舷側にわたって設けられていてもよい。
前記第一又は第二態様の前記船舶において、前記上部構造物は、甲板であってもよい。
前記第二又は第三態様の船舶において、前記上部構造物の両端は、前記舷側の満載喫水線よりも上方であってもよい。
前記第一態様の船舶において、前記下部構造物から上方に向かって延びる柱材を備え、前記上部構造物は、前記柱材に固定されている。
前記第一から第五のいずれかの一の態様の船舶において、前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持してもよい。
前記第一から第六のいずれかの一の態様の船舶において、前記支持部材は、前記振動機器の下端を下方から支持する下端部を有してもよい。
前記第六態様の船舶において、前記支持部材の前記下端部が、前記振動機器における上下方向の重心位置を支持してもよい。
前記第一から第六のいずれかの一の態様の船舶において、前記支持部材に設けられ、前記支持部材と自身とを組み合わせた上下方向の重心位置を、前記振動機器における上下方向の重心位置に合せる重心位置調節部材を備えてもよい。
前記第六から第九のいずれかの一の態様の船舶において、前記支持部材における上端部と下端部との間に設けられ、設けられた位置における剛性を高める補強材を備えてもよい。
前記第十態様の船舶において、前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の前記下端部から前記補強材が設けられている位置までの距離をDとした際に、下記式が成立してもよい。
D=N/4×λ
前記第六から第十一のいずれかの一の態様の船舶において、前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の上下方向の長さをLとした際に、下記式が成立する。
L=N/4×λ
前記第六から第十二のいずれかの一の態様の船舶において、前記振動機器と前記支持部材の前記下端部との間に介在する下部防振材を備えてもよい。
前記第一から第十三のいずれかの一の態様の船舶において、前記上部構造物と前記支持部材の上端部との間に介在する上部防振材を備えてもよい。
前記第一から第十四のいずれかの一の態様の船舶において、前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材の一部に設けられ、単位表面積当たりの質量が前記一部の単位表面積当たりの質量と異なるブロッキングマスを備えてもよい。
前記第一から第十五のいずれかの一の態様の船舶において、前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材に、前記振動伝播経路に沿って設けられた制振材を備えてもよい。
前記第十六態様の船舶において、前記制振材は、制振塗料であってもよい。
本発明の第一実施形態における船舶について、図1を参照して説明する。なお、図1は、本実施形態における船舶の、船首尾方向に対して直交する断面における断面図である。
本発明に係る第二実施形態における船舶について、図2を参照して説明する。
本発明に係る第三実施形態における船舶について、図3を参照して説明する。
L[m]=N/4×λ[m] ・・・(1)
(1)式で、N[−]は奇数、λは振動機器20の起振周波数における振動波の波長[m]を示す。起振周波数とは、対象となる振動機器20が発する、主要な振動モードにおける周波数のことである。
λ[m]=〔{π/(2×f[Hz])}
×(E[N/m2]×Z[m4]/w[kg/m])2〕2
上記式で、Eは支持部材のヤング率[N/m2]、Zは支持部材の断面二次係数[m4]、wは支持部材の単位長さあたりの質量[kg/m]を示す。
よって、起振周波数fと、支持部材の材料力学的特性とを把握することができれば、起振周波数における振動波の波長を求めることができる。
D[m]=N/4×λ[m] ・・・(2)
本発明に係る第四実施形態における船舶について、図4を参照して説明する。
本発明に係る第五実施形態における船舶について、図5を参照して説明する。
本発明に係る第六実施形態における船舶について、図6を参照して説明する。
本発明に係る第七実施形態における船舶について、図7を参照して説明する。
本発明に係る第八実施形態における船舶について、図8を参照して説明する。
11:船体
12:船底
13a,13b:舷側
14:甲板
14A:第一甲板
14B:第二甲板(単に甲板、上部構造物)
15:甲板本体
16:甲板リブ
17:内底板(下部構造物)
20:振動機器
30,30a,30b,30c:支持部材
30A:第一支持部材
30B:第二支持部材
31:支持本体
32:上部フランジ(上端部)
32a:上端部
33:下部フランジ(下端部)
35:柱材
36:梁材
37:支持組体
41,41c:下部防振材
42:上部防振材
43:制振材
45:補強リブ(補強材)
46:ブロッキングマス
47:重心位置調節部材
61:節
62a,62b:腹
C2:振動機器の重心位置
C3:支持組体の重心位置
M:満載喫水線
S:内部空間
Claims (17)
- 左右一対の舷側及び船底を有する船体と、
前記船体内に収容された振動機器と、
前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、
前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、
前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、
を備える船舶。 - 前記上部構造物は、前記一対の舷側にわたって設けられている、
請求項1に記載の船舶。 - 前記上部構造物は、甲板である、
請求項1又は2に記載の船舶。 - 前記上部構造物の両端は、前記舷側の満載喫水線よりも上方である、
請求項2又は3の記載の船舶。 - 前記下部構造物から上方に向かって延びる柱材を備え、
前記上部構造物は、前記柱材に固定されている、
請求項1に記載の船舶。 - 前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持している、
請求項1から5のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記支持部材は、前記振動機器の下端を下方から支持する下端部を有する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記支持部材の前記下端部が、前記振動機器における上下方向の重心位置を支持している請求項6に記載の船舶。
- 前記支持部材に設けられ、前記支持部材と自身とを組み合わせた上下方向の重心位置を、前記振動機器における上下方向の重心位置に合せる重心位置調節部材を備える、
請求項8に記載の船舶。 - 前記支持部材における上端部と下端部との間に設けられ、設けられた位置における剛性を高める補強材を備える、
請求項6から9のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の前記下端部から前記補強材が設けられている位置までの距離をDとした際に、下記式が成立する、
D=N/4×λ
請求項10に記載の船舶。 - 前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の上下方向の長さをLとした際に、下記式が成立する、
L=N/4×λ
請求項6から11のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記振動機器と前記支持部材の前記下端部との間に介在する下部防振材を備える、
請求項6から12のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記上部構造物と前記支持部材の上端部との間に介在する上部防振材を備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材の一部に設けられ、単位表面積当たりの質量が前記一部の単位表面積当たりの質量と異なるブロッキングマスを備える、
請求項1から14のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材に、前記振動伝播経路に沿って設けられた制振材を備える、
請求項1から15のいずれか一項に記載の船舶。 - 前記制振材は、制振塗料である、
請求項16に記載の船舶。
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CN114313100A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-04-12 | 中国人民解放军海军工程大学 | 振动局域化的耐压艇体的舱壁间距布置方法 |
Citations (3)
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US4678439A (en) * | 1984-07-17 | 1987-07-07 | Blohm & Voss Ag | Engine installation for use in a ship |
JPH07208540A (ja) * | 1994-01-12 | 1995-08-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 筒状構造物の防振装置 |
JP2009052837A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 空気調和機の室外機防振装置 |
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2015
- 2015-10-22 JP JP2015207926A patent/JP6497663B2/ja active Active
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