JP6497663B2 - 船舶 - Google Patents

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Description

本発明は、船舶に関する。
従来から、船舶から水中に放射される水中放射雑音の低減が求められている。水中放射雑音の音源の一つとしては、エンジン等の振動機器から発生する振動が挙げられる。
振動機器からの振動の伝達を抑制する技術としては、例えば、以下の特許文献1,2に記載されている技術がある。この技術では、床面等から振動機器を支持する支持部材を設け、この支持部材中に防振装置を設けている。このように、防振装置を設けることで、振動機器からの振動が支持部材、及び床面等を介して、水中に伝わる振動、言い換えると水中放射雑音を抑えることができる。
特開平6−193678 特開平4−224334
上記特許文献1,2に記載の技術では、前述したように、水中放射雑音を抑えることができる。しかしながら、船舶を運用する者からは、より水中放射雑音を抑えることが要望されている。
そこで、本発明は、水中放射雑音をより抑えることができる船舶を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための発明に係る第一態様としての船舶は、
左右一対の舷側及び船底を有する船体と、前記船体内に収容された振動機器と、前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、を備える。前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持する。前記支持部材の前記下端部が、前記振動機器における上下方向の重心位置を支持している。
当該船舶では、振動機器が下部構造物で支えられている場合よりも、振動機器から振動が船底まで伝播する振動伝播経路を長くすることができる。このため、当該船舶では、振動機器から振動が船底まで伝播する過程での振動減衰量を多くすることができる。
さらに、当該船舶では、支持部材における振動機器の支持位置でのモーメントを抑えることができる。このため、当該船舶では、振動伝播を抑えることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第二態様としての船舶は、
左右一対の舷側及び船底を有する船体と、前記船体内に収容された振動機器と、前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、前記支持部材における上端部と下端部との間に設けられ、設けられた位置における剛性を高める補強材と、を備える。前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持する。前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の前記下端部から前記補強材が設けられている位置までの距離をDとした際に、下記式が成立する。
D=N/4×λ
当該船舶では、振動機器が下部構造物で支えられている場合よりも、振動機器から振動が船底まで伝播する振動伝播経路を長くすることができる。このため、当該船舶では、振動機器から振動が船底まで伝播する過程での振動減衰量を多くすることができる。
また、当該船舶では、支持部材で補強材が設けられている部分における振動振幅が強制的に抑えられる。このため、当該船舶では、この部分で振動を減衰させることができる。
さらに、当該船舶では、支持部材中で振動波の腹になる部分に補強材が設けられることになる。このため、振動振幅を効果的に抑えることができ、この部分で振動を効果的に減衰させることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第三態様としての船舶は、
左右一対の舷側及び船底を有する船体と、前記船体内に収容された振動機器と、前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、を備える。前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持する。前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の上下方向の長さをLとした際に、下記式が成立する。
L=N/4×λ
当該船舶では、振動機器が下部構造物で支えられている場合よりも、振動機器から振動が船底まで伝播する振動伝播経路を長くすることができる。このため、当該船舶では、振動機器から振動が船底まで伝播する過程での振動減衰量を多くすることができる。
さらに、当該船舶では、上部構造物と支持部材との接続位置が振動波の腹になる。このため、振動振幅を効果的に抑えることができ、上部構造物と支持部材との接続位置で振動を効果的に減衰させることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第四態様としての船舶は、
前記第一から第三のいずれかの一の態様において、前記上部構造物は、前記一対の舷側にわたって設けられている。
当該船舶では、上部構造物の長さが左右方向で長くなるので、振動伝播経路を長くすることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第五態様としての船舶は、
前記第一から第四のいずれかの一の態様において、前記上部構造物は、甲板である。
当該船舶では、上部構造物が甲板であるため、振動伝播経路を長くすることができると共に、振動伝播経路の幅を部分的に広くすることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第六態様としての船舶は、
前記第四又は第五態様において、前記上部構造物の両端は、前記舷側の満載喫水線よりも上方である。
当該船舶では、振動伝播経路をより長くすることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第七態様としての船舶は、
前記第一から第三のいずれかの一の態様において、前記下部構造物から上方に向かって延びる柱材を備え、前記上部構造物は、前記柱材に固定されている。
当該船舶では、振動機器からの振動が、支持部材、上部構造物、柱材、及び下部構造物を介して、船底に伝播する。このため、当該船舶では、振動伝播経路の長さを長くすることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第八態様としての船舶は、
前記第一から第七のいずれかの一の態様において、前記振動機器と前記支持部材の前記下端部との間に介在する下部防振材を備えている。
当該船舶では、振動機器から支持部材に伝播する振動を抑制することができる。
前記目的を達成するための発明に係る第九態様としての船舶は、
前記第一から第八のいずれかの一の態様において、前記上部構造物と前記支持部材の上端部との間に介在する上部防振材を備えてもよい。
当該船舶では、支持部材から上部構造物に伝播する振動を抑制することができる。
前記目的を達成するための発明に係る第十態様としての船舶は、
前記第一から第九のいずれかの一の態様において、前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材の一部に設けられ、単位表面積当たりの質量が前記一部の単位表面積当たりの質量と異なるブロッキングマスを備えてもよい。
当該船舶では、振動伝播経路を伝播してきた振動の一部をブロッキングマスで反射させることができる。従って、当該船舶では、振動機器から船底への振動伝播を抑えることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第十一態様としての船舶は、
前記第一から第十のいずれかの一の態様において、前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材に、前記振動伝播経路に沿って設けられた制振材を備えてもよい。
当該船舶では、制振材により振動を減衰させることができる。
前記目的を達成するための発明に係る第十二態様としての船舶は、
前記第十一態様において、前記制振材は、制振塗料であってもよい。
当該船舶では、振動伝播経路を形成する部材に対して、容易に制振材を施工することができる。
本発明の一態様によれば、振動機器が発した振動が、船底に伝搬するのを抑制することができるため、水中放射雑音の低減を図ることができる。
本発明に係る第一実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第二実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第三実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第四実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第五実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第六実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第七実施形態における船舶の断面図である。 本発明に係る第八実施形態における船舶の断面図である。
以下、本発明に係る船舶の各種実施形態について、図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態における船舶について、図1を参照して説明する。なお、図1は、本実施形態における船舶の、船首尾方向に対して直交する断面における断面図である。
本実施形態の船舶10は、船体11と、船体11内に設けられている甲板14及び内底板17と、甲板14と内底板17との間の内部空間Aに収容されている振動機器20と、振動機器20を支える支持部材30と、を備える。
船体11は、船底12と、左右一対の外板からなる舷側13a,13bと、を有する。右側の舷側13aは、船底12の右端から上方に向けって延びている。左側の舷側13bは、船底12の左端から上方に向かって延びている。このため、船体11は、船首尾方向に対して直交する断面での形状がU字状を成している。
甲板14は、互いに平行な第一甲板14Aと第二甲板14Bとを有する。第一甲板14Aは、第二甲板14Bの上側に位置する。各甲板14A,14Bは、いずれも、水平方向に広がり、左右の両端で舷側13a,13bに固定されている。言い換えると、各甲板14は、左右一対の舷側13a,13bにわたって設けられている。また、各甲板14A,14Bは、いずれも、満載喫水線Mよりも上方に位置する。なお、ここで言う満載喫水線Mとは、船舶10の積載限界における喫水線のことである。第二甲板14Bは、水平方向に広がっている甲板本体15と、この甲板本体15の下面に固定されている複数の甲板リブ16と、を有する。この甲板リブ16は、断面形状がL字状である。なお、甲板リブ16の断面形状は、L字状に限定されず、例えば、H字状、T字状等であってもよい。
内底板17は、船底12の内面に沿って設けられている。よって、この内底板17は、上下方向で船底12と第二甲板14Bとの間に配置されている。この内底板17の左右方向の端は、船底12に固定されている。
振動機器20は、上下方向における内底板17と第二甲板14Bとの間の内部空間Sに配置されている。よって、振動機器20にとって、第二甲板14Bが上部構造物を成し、内底板17が下部構造物を成す。振動機器20は、自身が起振力を発生する機器である。例えば、船舶10のエンジン、ポンプや圧縮機等の回転機械である。
支持部材30は、水平方向に互いの間隔をあけて配置されている第一支持部材30Aと第二支持部材30Bとを有する。振動機器20は、水平方向における第一支持部材30Aと第二支持部材30Bとの間に配置されている。第一支持部材30A及び第二支持部材30Bは、いずれも、上下方向に延びる支持本体31と、支持本体31の上端から水平方向に突出している上部フランジ(上端部)32と、支持本体31の下端から水平方向に突出している下部フランジ(下端部)33と、を有する。支持部材30の上端部である上部フランジ32は、上部構造物の一部を成す甲板リブ16に接続されている。支持本体31の上下方向の長さは、上下方向における内底板17と第二甲板14Bとの間の距離より短い。このため、下部フランジ33は、下部構造物である内底板17から上方に離間している。第一支持部材30Aの下部フランジ33の上面及び第二支持部材30Bの下部フランジ33の上面には、下部防振材41が設けられている。防振材は、例えば、ゴムである。各下部防振材41の上には、振動機器20が配置されている。振動機器20の下端は、この下部防振材41に接している。
防振材は、振動源から伝播する振動を減衰させる部材である。防振材としては、粘弾性を示す材料、又は、金属板やテープ等の基材に粘弾性を示す材料を貼り付けられたもの等がある。粘弾性を示す材料としては、アスファルト、ゴム、樹脂等の高分子材料がある。また、インピーダンスが互いに異なる材料で形成されている複数の層が積層されているものがある。さらに、近年では、防振材として、圧電セラミックス粉末等を用いて、圧電効果で振動エネルギーを電気エネルギーに変換した後、この電気エネルギーを熱エネルギーに変換するものもある。
振動機器20は、支持部材30により、下部防振材41を介して下方から支持されている。支持部材30で支持されている状態の振動機器20は、舷側13a,13b、下部構造物である内底板17、さらに上部構造物である第二甲板14Bから、空間を介して離間している。
ここで、仮に、振動機器20が内底板17に接し、この内底板17により下方から支持されているとする。この場合、振動機器20からの振動は、内底板17のみを介して船底12に伝播する。また、仮に、振動機器20が、防振材を介して、内底板17により下方から支持されているとする。この場合、振動機器20からの振動は、防振材及び内底板17のみを介して船底12に伝播する。
一方、本実施形態では、振動機器20が第二甲板14Bから下方に延びる支持部材30により支持されている。このため、振動機器20からの振動は、支持部材30、第二甲板14B、舷側13a,13bを介して船底12に伝播する。よって、本実施形態では、上記の場合に比べて、振動機器20から船底12までの振動伝播経路を長くすることができる。また、本実施形態では、上部構造物である第二甲板14Bから下方に延びる支持部材30により、振動機器20の下端を支持するので、支持部材30の上下方向の長さが長くなる。さらに、上部構造物である第二甲板14Bは、満水喫水線Mより上方に位置する。このため、本実施形態では、振動機器20からの船底12までの振動伝播経路をより長くすることができる。さらに、本実施形態では、上部構造物が甲板14Bであるため、振動伝播経路の幅を部分的に広くすることができる。
よって、本実施形態では、振動が振動伝播経路を伝播する過程で、振動の減衰量を多くすることができ、水中放射雑音を抑えることができる。また、本実施形態では、支持部材30と振動機器20との間に下部防振材41が介在しているため、この観点からも、水中放射雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態、及び後述の他の実施形態の船舶は、いずれも、二つの甲板14A,14Bを有するが、甲板の数はこれに限定されない。また、本実施形態、及び他の実施形態の船舶では、いずれも、内底板17と第二甲板14Bとの間に振動機器20が配置されている。しかしながら、振動機器20は、上下方向で隣接する二つの甲板の間に配置されてもよい。このように振動機器20を配置し、且つ上側の甲板に支持部材30を接続する場合、振動機器20にとって、上側の甲板が上部構造物を成し、下側の甲板が下部構造物を成す。
<第二実施形態>
本発明に係る第二実施形態における船舶について、図2を参照して説明する。
本実施形態の船舶10aも、第一実施形態の船舶10と同様、船体11と、甲板14と、内底板17と、振動機器20と、振動機器20を支える支持部材30aと、を備える。さらに、本実施形態の船舶10aは、内底板17から上方に向かって延びる柱材35と、柱材35の上端に接続されている梁材36と、を備える。
柱材35は、水平方向に互いの間隔をあけて配置されている第一柱材35Aと第二柱材35Bとを有する。梁材36は、第一柱材35Aから第二柱材35Bにわたって設けられている。この梁材36は、第二甲板14Bから下方に離間している。
支持部材30aは、第一実施形態と同様、第一支持部材30Aと第二支持部材30Bとを有する。第一支持部材30A及び第二支持部材30Bは、水平方向における第一柱材35Aと第二柱材35Bとの間に配置されている。第一支持部材30A及び第二支持部材30Bは、いずれも、梁材36に接続されている上端部32aと、この上端部32aから下方に延びている支持本体31と、支持本体31の下端から水平方向に突出している下部フランジ33と、を有する。振動機器20は、第一実施形態と同様に、支持部材30aの下部フランジ33により下方から支持されている。また、この振動機器20の上方には、梁材36が配置されている。よって、本実施形態では、振動機器20にとって、梁材36が上部構造物を成す。また、本実施形態では、この上部構造物が、柱材35及び内底板17を介して、船底12に間接的に固定されている。
第一支持部材30Aの下部フランジ33の上面及び第二支持部材30Bの下部フランジ33の上面には、第一実施形態と同様に、下部防振材41が設けられている。振動機器20の下端は、この下部防振材41に接している。
本実施形態の振動機器20は、舷側13a,13b、下部構造物である内底板17及び上部構造物である梁材36から離間して、下部防振材41を介して、支持部材30aにより支持されている。従って、本実施形態では、振動機器20からの振動が、下部防振材41、支持部材30a、梁材36、柱材35、内底板17を介して船底12に伝播する。このため、本実施形態でも、第一実施形態と同様に、振動機器20から船底12までの振動伝播経路を長くすることができ、水中放射雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態の内底板17の両端が船底12に固定されているが、内底板17の両端が舷側13a,13bに固定されていてもよい。この場合、上部構造物である梁材36は、柱材35及び内底板17を介して、舷側13a,13bに間接的に固定されていることになる。
<第三実施形態>
本発明に係る第三実施形態における船舶について、図3を参照して説明する。
本実施形態の船舶10bは、支持部材30bの上下方向の長さを調整した点と、支持部材30bに補強リブ(補強材)45を設けた点で、第一実施形態と異なり、その他の構成は第一実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。
本実施形態では、支持部材30bの上下方向の長さL[m]を、下記(1)式が成立するように調整している。
L[m]=N/4×λ[m] ・・・(1)
(1)式で、N[−]は奇数、λは振動機器20の起振周波数における振動波の波長[m]を示す。起振周波数とは、対象となる振動機器20が発する、主要な振動モードにおける周波数のことである。
波長λ[m]と起振周波数f[Hz]との関係は、以下の式で示される関係がある。
λ[m]=〔{π/(2×f[Hz])}
×(E[N/m]×Z[m]/w[kg/m])
上記式で、Eは支持部材のヤング率[N/m]、Zは支持部材の断面二次係数[m]、wは支持部材の単位長さあたりの質量[kg/m]を示す。
よって、起振周波数fと、支持部材の材料力学的特性とを把握することができれば、起振周波数における振動波の波長を求めることができる。
また、本実施形態では、支持部材30bの下端部33から補強リブ45が設けられている位置までの距離D[m]を、下記(2)式が成立するように調整している。
D[m]=N/4×λ[m] ・・・(2)
(1)式と(2)式とは、求める対象(L,D)が異なることを除いて同一である。これらの(1)式、(2)式は、いずれも、振動機器20自身が発生する振動波の節61からいずれかの腹62a,62bまでの距離を求める式である。よって、(1)式が成立するように、支持部材30bの上下方向の長さLを調整すると、振動機器20自身が発生する振動波の腹62aが第二甲板14Bと支持部材30bとの接続部分の位置になる。この接続部分の剛性は、支持本体31のいずれの位置の剛性よりも高い。このため、本実施形態では、振動波の腹62aにおける振幅を強制的に抑えることができ、この接続部分で振動を効果的に減衰させることができる。また、(2)式が成立するように、支持部材30bの下端部33から補強リブ45を設ける位置までの距離Dを調整すると、振動波の腹62bが補強リブ45の位置になる。支持部材30bで補強リブ45が設けられている部分は、剛性が高い。このため、補強リブ45を設ける位置を調整することでも、振動波の腹62bにおける振幅を強制的に抑えることができ、補強リブ45が設けられている位置で振動を効果的に減衰させることができる。
従って、本実施形態では、振動機器20から船底12への振動伝播を抑えることができ、結果として、第一実施形態よりも水中放射雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態の補強リブ45の断面形状がL字状であるが、例えば、H字状、T字状等であってもよい。また、本実施形態では、支持部材30bの下端部から(2)式が成立する位置に補強リブ45を設けている。しかしながら、他の位置に補強リブ45を設けても、振動伝播を抑えることができる。但し、支持部材30bの下端部から(2)式が成立する位置に補強リブ45を設ける方が、前述の理由で振動伝播を抑える効果が高い。また、本実施形態では、補強リブ45を支持部材30bに設けているが、振動機器20から船底12までの振動伝播経路中であれば、他の部材に補強リブ45を設けてもよい。例えば、補強リブ45を第二甲板14Bに設けてもよい。
また、本実施形態では、第一実施形態の変形例である。しかしながら、他の実施形態においても、本実施形態と同様に、支持部材の上下方向の長さを調整し、振動機器20から船底12までの振動伝播経路中に補強リブ45を設けてもよい。
<第四実施形態>
本発明に係る第四実施形態における船舶について、図4を参照して説明する。
本実施形態の船舶10cは、振動伝播経路を形成する部材の一部にブロッキングマス46を設けた点で、第一実施形態と異なり、その他の構成は第一実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。
本実施形態では、振動伝播経路を形成する部材である甲板リブ16にブロッキングマス46を取り付けている。このブロッキングマス46とは、振動伝播経路を形成する部材中で、このブロッキングマス46が設けられている部分の単位表面積当たりの質量に対して、単位表面積当たりの質量が異なる部材である。単位表面積当たりの質量を異ならせる方法としては、比重の異なる材料を用いる方法、同じ比重の材料でも断面形状を変える方法等がある。例えば本実施形態のように、断面形状がL字状の甲板リブ16にブロッキングマス46を設ける場合、甲板リブ16と同じ断面形状でも、甲板リブ16を形成する材料と比重が異なる材料で形成された部材をブロッキグマス46として用いる方法がある。さらに、甲板リブ16を形成する材料と同じ材料で形成されているものの、断面形状が四角形状等、他の断面形状の部材をブロッキングマス46として用いる方法等がある。
本実施形態のように、振動伝播経路中にブロッキングマス46を設けることにより、この振動伝播経路を伝播してきた振動の一部をこのブロッキングマス46で反射させることができる。従って、本実施形態では、振動機器20から船底12への振動伝播を抑えることができ、結果として、第一実施形態よりも水中放射雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態では、ブロッキングマス46を甲板リブ16に設けたが、振動伝播経路を形成する部材であれば、例えば、支持部材30等に設けてもよい。
また、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。しかしながら、他の実施形態においても、本実施形態と同様に、振動伝播経路を形成する部材の一部にブロッキングマス46を設けてもよい。
<第五実施形態>
本発明に係る第五実施形態における船舶について、図5を参照して説明する。
本実施形態の船舶10dは、支持部材30の上部フランジ32と甲板リブ16との接続部分に上部防振材42を介在させた点で、第一実施形態と異なり、その他の構成は第一実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。
上部防振材42は、前述した下部防振材41を構成する防振材と同じものである。よって、本実施形態では、この上部防振材42により、船底12に伝わる振動エネルギーが小さくなり、結果として、第一実施形態よりも水中雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。しかしながら、他の実施形態においても、本実施形態と同様に、支持部材30と上部構造物との接続部分に上部防振材42を介在させてもよい。
<第六実施形態>
本発明に係る第六実施形態における船舶について、図6を参照して説明する。
本実施形態の船舶10eは、振動伝播経路を形成する部材の表面の一部に、この振動伝播経路に沿って制振材43を設けた点で、第一実施形態と異なり、その他の構成は第一実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。
本実施形態では、支持部材30の支持本体31の上下方向の全体に亘って、支持本体31の表面に制振材43を設けている。制振材43は、これを形成する材料のずり変形により、振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、振動エネルギーを小さくする部材である。制振材としては、前述の防振材と同様、粘弾性を示す材料、又は、金属板やテープ等の基材に粘弾性を示す材料を貼り付けられたもの等がある。粘弾性を示す材料としては、アスファルト、ゴム、樹脂等の高分子材料がある。また、制振材として、圧電セラミックス粉末等を用いて、圧電効果で振動エネルギーを電気エネルギーに変換した後、この電気エネルギーを熱エネルギーに変換するものもある。
制振材43が自身の形状を保持できる場合、制振材43の施工時には、振動伝播経路を形成する部材の表面にこの制振材43を貼り付ける。自身の形状を保持できる制振材としては、粘弾性を示す材料のうちで、固体状又はゲル状のもの等がある。さらに、このような制振材として、前述したように基材を含むもの等がある。また、制振材43が自身の形状を保持できない液状のものである場合、制振材43の施工時には、振動伝播経路を形成する部材の表面にこの制振材43を塗布する。制振材が自身の形状を保持できない液状のものとしては、例えば、前述の高分子材料を含む制振塗料等がある。制振塗料は、対象に塗布された後、放置又は熱処理等で自身の形状を保持できる状態になる。この制振塗料を用いると、振動伝播経路を形成する部材に対して、容易に制振材を施工することができる。
本実施形態では、振動伝播経路を形成する部材の一部に、この振動伝播経路に沿って制振材43を設けたことにより、船底12に伝わる振動エネルギーが小さくなり、結果として、第一実施形態よりも水中雑音を抑えることができる。
なお、本実施形態では、支持本体31の上下方向の全体に亘って制振材43を設けている。しかしながら、例えば、支持本体31の一部に制振材43を設けてもよいし、上部フランジ32や下部フランジ33に制振材43を設けてもよい。また、本実施形態では、支持部材30に制振材43を設けているが、振動伝播経路を形成する部材であれば、他の部材に制振材を設けてもよく、例えば、第二甲板14Bに制振材43を設けてもよい。但し、以上の場合、支持部材30の下端部(下部フランジ)33から制振材43が設けられる位置までの振動伝播経路上の距離を、上記(2)式が成立することが好ましい。上記(2)式が成立する位置は、前述した様に、振動波の腹62bの位置であるため、この制振材43により振動を効果的に減衰させることができる。また、本実施形態では、振動伝播経路を形成する部材の表面に制振材を設けたが、振動伝播経路を形成する部材の内部に制振材43を設けてもよい。この場合、部材を中空材とし、この中空材の内部に制振材43を配置する。
また、本実施形態では、第一実施形態の変形例である。しかしながら、他の実施形態においても、本実施形態と同様に、振動伝播経路を形成する部材の一部に制振材43を設けてもよい。
<第七実施形態>
本発明に係る第七実施形態における船舶について、図7を参照して説明する。
本実施形態の船舶10fは、振動機器20における上下方向の重心位置C2を支持部材30cで支持する点で、第一実施形態と異なり、その他の構成は基本的に第一実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。
以上の実施形態では、いずれも、支持部材が振動機器20の下端を下方から支持している。本実施形態は、支持部材30cが、振動機器20における上下方向の重心位置C2を側方から支持している。このため、本実施形態の支持本体31の上下方向の長さは、第一実施形態の支持本体31の上下方向の長さより短い。
支持部材30cの下部フランジ33と振動機器20との間には、以上の実施形態と同様に、下部防振材41cが介在している。
第一実施形態のように、振動機器20の下端を支持部材30で支える場合、振動機器20から受けるモーメントのモーメントアーム長さであって、支持位置を基準にした上下方向におけるモーメントアームの長さは、上下方向における振動機器20の下端から振動機器20の重心位置C2までの長さになる。一方、本実施形態のように、振動機器20における上下方向の重心位置C2を支持部材30cで支える場合、振動機器20から受けるモーメントのモーメントアーム長さであって、支持位置を基準にした上下方向におけるモーメントアームの長さは、実質的に0になる。よって、本実施形態では、支持部材30cにおける振動機器20の支持位置に作用するモーメントを抑えることができる。このため、本実施形態では、振動機器20から支持部材30cへの振動伝播を抑えることができ、結果として、第一実施形態よりも水中放射雑音を抑えることができる。
第一実施形態では、振動機器20の下端を下方から支持部材30で支持している。このため、第一実施形態では、振動機器20と支持部材30との間に介在している下部防振材41には、振動機器20の荷重が圧縮力として作用する。一方、本実施形態では、振動機器20の重心位置C2を振動機器20を側方から支持している。このため、本実施形態では、振動機器20と支持部材30cとの間に介在している下部防振材41cには、振動機器20の荷重がせん断力として作用する。よって、本実施形態では、下部防振材41cの剛性が第一実施形態よりも低下し、下部防振材41による制振効果を高めることができる。
なお、本実施形態は、第一実施形態の変形例である。しかしながら、他の実施形態においても、本実施形態と同様に、支持部材30cで、振動機器20の上下方向における重心位置C2を支持してもよい。
<第八実施形態>
本発明に係る第八実施形態における船舶について、図8を参照して説明する。
本実施形態の船舶10gは、第七実施形態の支持部材30cに重心位置調節部材47が設けられている点で、第七実施形態と異なり、その他の構成は第七実施形態と同様である。すなわち、本実施形態は、第七実施形態の変形例である。
重心位置調節部材47は、支持部材30cの下端部に設けられ、支持部材30cと組み合わせた上下方向の重心位置C3を、振動機器20の上下方向における重心位置C2に合せる。ここで、支持部材30cと重心位置調節部材47とを組み合わせたものを支持組体37と言うことにする。
支持組体37から受けるモーメントのモーメントアーム長さであって、支持組体37による振動機器20の支持位置を基準にした上下方向におけるモーメントアームの長さは、支持位置から支持組体37における上下方向の重心位置C3までの長さになる。第七実施形態では、支持組体(重心位置調節部材47を含まない)における上下方向の重心位置は、支持組体の上下方向のほぼ中間位置になる。このため、上記モーメントアームの長さは、支持組体の上下方向の長さのほぼ半分の長さになる。一方、本実施形態における支持組体37の上下方向における重心位置C3は、振動機器20の上下方向における重心位置C2である。このため、本実施形態では、上記モーメントアームの長さは、実質的に0になる。よって、本実施形態では、支持部材30cにおける振動機器20の支持位置に作用するモーメントを第七実施形態よりも抑えることができる。このため、本実施形態では、第七実施形態よりも、振動機器20から支持組体37への振動伝播を抑えることができ、結果として、第七実施形態よりも水中放射雑音を抑えることができる。
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g:船舶
11:船体
12:船底
13a,13b:舷側
14:甲板
14A:第一甲板
14B:第二甲板(単に甲板、上部構造物)
15:甲板本体
16:甲板リブ
17:内底板(下部構造物)
20:振動機器
30,30a,30b,30c:支持部材
30A:第一支持部材
30B:第二支持部材
31:支持本体
32:上部フランジ(上端部)
32a:上端部
33:下部フランジ(下端部)
35:柱材
36:梁材
37:支持組体
41,41c:下部防振材
42:上部防振材
43:制振材
45:補強リブ(補強材)
46:ブロッキングマス
47:重心位置調節部材
61:節
62a,62b:腹
C2:振動機器の重心位置
C3:支持組体の重心位置
M:満載喫水線
S:内部空間

Claims (12)

  1. 左右一対の舷側及び船底を有する船体と、
    前記船体内に収容された振動機器と、
    前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、
    前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、
    前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持し、
    前記支持部材の前記下端部が、前記振動機器における上下方向の重心位置を支持している船舶。
  2. 左右一対の舷側及び船底を有する船体と、
    前記船体内に収容された振動機器と、
    前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、
    前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、
    前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、
    前記支持部材における上端部と下端部との間に設けられ、設けられた位置における剛性を高める補強材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持し、
    前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の前記下端部から前記補強材が設けられている位置までの距離をDとした際に、下記式が成立する、
    D=N/4×λ
    舶。
  3. 左右一対の舷側及び船底を有する船体と、
    前記船体内に収容された振動機器と、
    前記舷側又は前記船底に対して直接又は間接的に固定され、前記振動機器の上方に配置された上部構造物と、
    前記舷側又は前記船底に対して固定され、前記振動機器の下方に配置された下部構造物と、
    前記上部構造物に接続され、前記上部構造物から下方向に延びて、前記振動機器が前記舷側及び前記下部構造物から空間を介して離間するよう、前記振動機器を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材の下端部で前記振動機器を支持し、
    前記振動機器の起振周波数における振動波の波長をλ、奇数をN、前記支持部材の上下方向の長さをLとした際に、下記式が成立する、
    L=N/4×λ
    舶。
  4. 前記上部構造物は、前記一対の舷側にわたって設けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の船舶。
  5. 前記上部構造物は、甲板である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の船舶。
  6. 前記上部構造物の両端は、前記舷側の満載喫水線よりも上方である、
    請求項4又は5の記載の船舶。
  7. 前記下部構造物から上方に向かって延びる柱材を備え、
    前記上部構造物は、前記柱材に固定されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の船舶。
  8. 前記振動機器と前記支持部材の前記下端部との間に介在する下部防振材を備える、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の船舶。
  9. 前記上部構造物と前記支持部材の上端部との間に介在する上部防振材を備える、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の船舶。
  10. 前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材の一部に設けられ、単位表面積当たりの質量が前記一部の単位表面積当たりの質量と異なるブロッキングマスを備える、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の船舶。
  11. 前記振動機器から振動が前記船底に伝播する経路である振動伝播経路を形成する部材に、前記振動伝播経路に沿って設けられた制振材を備える、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の船舶。
  12. 前記制振材は、制振塗料である、
    請求項11に記載の船舶。
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