JPH09278358A - 把持装置の油圧回路 - Google Patents

把持装置の油圧回路

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JPH09278358A
JPH09278358A JP9518396A JP9518396A JPH09278358A JP H09278358 A JPH09278358 A JP H09278358A JP 9518396 A JP9518396 A JP 9518396A JP 9518396 A JP9518396 A JP 9518396A JP H09278358 A JPH09278358 A JP H09278358A
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Kunihiko Yoshida
邦彦 吉田
Keiichi Shibanuma
圭一 柴沼
Hiroshi Tanigawa
弘 谷川
Seiichi Someno
誠一 染野
Akio Iwasaki
章夫 岩崎
Toshiyuki Kosaka
敏行 高坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮シリンダにより把持部を駆動して型鋼な
どを把持する把持装置において、型鋼を把持した状態で
伸縮シリンダへ圧油を供給する管路が破損しても、把持
力が低下しないようにする。 【解決手段】 油圧ポンプ10と把持部材に接続された
シリンダ1のボトム室1aとの間に、ボトム室1aへの
圧油の流入を許容し、ボトム室1aからの圧油の流出を
禁止するとともに、ロッド室1bへ圧油が供給されたと
きにのみボトム室1aからの圧油の流出を許容するパイ
ロットオペレートチェックバルブPCと、第1および第
2のチェックバルブCV1、CV2を並列に設ける。チ
ェックバルブCV1、CV2の間にアキュムレータAC
Cを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば杭の架設、
解体を行う架設解体機に用いられる把持装置の油圧回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】地下鉄工事やビルの地下階の工事などの
地下工事を行う際には、壁状に埋設される矢板などの土
留用の杭の膨らみや崩壊を防止するために、架設解体機
を用いて掘削された地下空間に架設して杭を支持する型
鋼の架設、解体を行うようにしている。架設解体機の油
圧ショベルのアームの先端には油圧により駆動可能なシ
リンダを備えた把持装置が上下、前後に移動可能なよう
に、また回転可能なように取付けられており、この把持
装置により型鋼を把持し、把持された型鋼を、上下、前
後位置に移動したり、回転するなどして作業を行ってい
る。また、把持装置のシリンダのボトム室に圧油を供給
する管路にはアキュムレータが接続されており、何らか
の原因により把持装置のシリンダのボトム室に圧油が供
給されなくなった場合に、ボトム室に圧を加えて把持さ
れた型鋼が把持装置から解放されてしまうことを防止す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな把持装置により型鋼を把持して作業を行っている際
には、把持装置は様々な方向に移動あるいは回転するた
め、把持装置のシリンダに圧油を供給するホースなどの
管路に無理な力が加わるなどして管路が破損することが
ある。油圧源とアキュムレータとの間にある管路が破損
した場合は、アキュムレータにより把持装置の解放が防
止されるが、アキュムレータとシリンダとの間にある管
路が破損した場合は、シリンダに圧油が供給されなくな
り、把持装置の把持力が低下する。
【0004】本発明の目的は、油圧源と把持装置との間
にある圧油の管路が破損した場合であっても、把持装置
の把持力を保持することができる把持装置の油圧回路を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態である図1
〜図4に対応づけて本発明を説明すると、請求項1によ
る本発明は、油圧源10からの圧油によって伸縮して把
持部54を駆動する少なくとも1つの伸縮シリンダ1
と、伸縮シリンダ1のボトム室1aおよびロッド室1b
に導かれる圧油の方向を切換える切換弁SV2と、伸縮
シリンダ1のボトム室1aに圧油を供給するアキュムレ
ータACCとを備えた把持装置の油圧回路において、ボ
トム室1aへの圧油の供給を許容し、ボトム室1aから
の圧油の流出を禁止し、かつロッド室1bに圧油が供給
されたときにのみボトム室1aからの圧油の流出を許容
するパイロットオペレートチェックバルブPCと、ボト
ム室1aへの圧油の供給を許容し、ボトム室1aからの
圧油の流出を禁止する、パイロットオペレートチェック
バルブPCと並列に設けられ互いに直列接続された第1
および第2のチェックバルブCV1,CV2とを備え、
アキュムレータACCが第1および第2のチェックバル
ブCV1,CV2との間に接続されているものとするこ
とにより上記目的を達成する。
【0006】本発明による把持装置の油圧回路は、把持
部54による把持時には油圧源10からの圧油が切換弁
SV2、さらにはパイロットオペレートチェックバルブ
PCおよび第1、第2のチェックバルブCV1,CV2
を介して伸縮シリンダ1のボトム室1aに供給され、シ
リンダ1が伸長し把持が行われる。これとともに、アキ
ュムレータACCには圧油が供給され、アキュムレータ
ACC内に圧油が蓄積される。把持時に油圧源10から
ボトム室1aに圧油を供給する管路が破損すると、アキ
ュムレータACCからの圧油がボトム室1aに供給され
るため、シリンダ1が収縮することはなく、把持された
物体を確実に把持する。一方、アキュムレータACCか
らボトム室1aに圧油を供給する管路が破損しても、油
圧源10からの圧油がパイロットオペレートチェックバ
ルブPCならびに第1および第2のチェックバルブCV
1,CV2を介してボトム室1aに供給されるため、シ
リンダ1が収縮することはなく、同様に物体を確実に把
持する。シリンダ1の収縮時には切換弁SV2が切り換
えられ、油圧源10からの圧油はシリンダ1のロッド室
1bに供給されるとともに、パイロットオペレートチェ
ックバルブPCを介してボトム室1aの圧油が解放され
るため、シリンダ1は収縮し、把持部が解放する。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明による把持装置
の油圧回路の回路図、図2は本発明による把持装置の油
圧回路が適用される架設解体機の一実施の形態を示す側
面図、図3は図2の実施の形態の架設解体機の平面図、
図3は図2の実施の形態の架設解体機の把持装置の部分
断面側面図である。まず、図2および図3を参照して架
設解体機の構成について説明する。
【0009】図2および図3に示すように、油圧ショベ
ル本体23は、下部走行体20上に旋回装置21を介し
て上部旋回体22を設置することにより構成される。2
4は上部旋回体22に固定設置されたブラケットであ
り、油圧ショベルとして使用する場合においてはブーム
とブームシリンダがピンにより連結されるが、本実施例
においては、ブラケット24のピン穴を利用して、ピン
26,27によって、マスト25をブームやブームシリ
ンダと交換可能に取付けている。
【0010】マスト25の頂部には、俯仰用油圧シリン
ダ29によりピン28aを中心として俯仰自在に伸縮ア
ーム30を取付けている。より詳しくは、伸縮アーム3
0は外筒25bの上部にピン28aにより取付けられ、
俯仰シリンダ29のチューブ端は外筒25bの下部にピ
ン28bで取付けられる。伸縮アーム30は、マスト2
5にピン28aにより連結した外筒32と、この外筒3
2に摺動自在に嵌合した内筒31と、これらに内蔵した
伸縮用油圧シリンダ33とからなる。伸縮用油圧シリン
ダ33の基端は外筒32に、ピストンロッドは内筒31
にそれぞれ接続されている。伸縮アーム30のストロー
クは型鋼を把持した状態から型鋼を離すことができる移
動量、すなわち型鋼の幅より大きく設定する。
【0011】また伸縮アーム30の内筒31には後述す
る上下首振り用油圧シリンダ41が収容され、その基端
が内筒31に連結され、ピストンロッドは後述するリン
ク75に接続されている。
【0012】図2および図3に示すように、伸縮アーム
30の先端、すなわち内筒31の先端には、把持装置3
4が、上下首振り装置35、左右首振り装置36および
旋回装置37を介して取付けられている。上下首振り装
置35は、伸縮アーム30の内筒31の先端に取付けた
ブラケット38と、このブラケット38にピン39を中
心として上下動自在に取付けたブラケット40と、ブラ
ケット38および40に連結されたリンク機構75と、
リンク機構75と内筒31との間に取付けた上下首振り
用油圧シリンダ41とからなる。
【0013】左右首振り装置36は、図2、図3および
図4に示すように、ブラケット40にピン42を中心と
して左右に揺動自在に取付けたブラケット43と、これ
らのブラケット40,43の左右に取付けた一対の左右
揺動用油圧シリンダ44,45とにより構成され、左右
揺動シリンダ44,45の一方を伸長させると同時に他
方を収縮させることにより、ブラケット43を左右に揺
動させるものである。
【0014】旋回装置37は、図4に示すように、左右
首振り装置36のブラケット43に取付けた外輪46
と、この外輪46の内周に旋回自在に取付けられるとと
もに内歯歯車を有する内輪47と、ブラケット43に取
付けた旋回用油圧モータ48と、この旋回モータ48の
出力軸に取付けられ、内輪47の内歯歯車と噛合するピ
ニオン49と、この内輪47に固定された旋回フレーム
50とからなる。
【0015】把持装置34は、図2、図3および図4に
示すように、旋回フレーム50の両側に固定して取付け
た側板51と、各側板51の下部にそれぞれ取付けた固
定爪52と、平行リンク機構53を介して各側板51の
頂部に取付けられた可動爪54と、可動爪54の開閉用
油圧シリンダ装置62とにより構成される。なお、側板
51、固定爪52、平行リンク機構53、可動爪54お
よび開閉用油圧シリンダ装置62は図3に示すように一
組ずつ設けられる。平行リンク機構53は、各側板51
にそれぞれピン55,56により回動自在に取付けられ
たリンク57,58と、各リンク57,58の先端にピ
ン59,60により回動自在に連結され、可動爪54と
一体をなすブラケット61とからなり、ピン55,5
6,59,60を結ぶ線が平行四辺形を形成する。そし
て、開閉用油圧シリンダ装置62は、リンク57の後方
への延出部と旋回フレーム50との間に設けられる。
【0016】図1に示すように、把持装置34の可動爪
54を駆動する開閉用油圧シリンダ装置62を駆動する
ための油圧回路は、2つの開閉用油圧シリンダ装置62
に圧油を供給するための油圧ポンプ10と、油圧ポンプ
10からの圧油のタンクTへの流入を制御するための第
1の電磁弁SV1と、油圧ポンプ10から開閉用油圧シ
リンダ装置62に供給される圧油を切換えるための第2
の電磁弁SV2と、運転室に設けられる操作スイッチS
W1と、電源11と、開閉用油圧シリンダ装置62と外
部配管により接続されたプレッシャスイッチPSおよび
アキュムレータACCと、リリーフ弁RVとからなる。
【0017】開閉用油圧シリンダ装置62はシリンダ1
と、シリンダ1と油圧ポンプ10とを結ぶ管路に設けら
れたパイロットオペレートチェックバルブPCと、この
パイロットオペレートチェックバルブPCと並列に設け
られ互いに直列接続された第1および第2のチェックバ
ルブCV1,CV2とからなる。パイロットオペレート
チェックバルブPCは、シリンダ1のボトム室1aへの
圧油の流入を許容し、ボトム室1aからの圧油の流出を
禁止するが、シリンダ1のロッド室1bに圧油が供給さ
れた場合にのみ、ボトム室1aからの圧油の流出を許容
するよう構成されている。また、第1および第2のチェ
ックバルブCV1,CV2はシリンダ1のボトム室1a
への圧油の流入を許容し、圧油の流出を禁止するよう構
成されている。アキュムレータACCおよびプレッシャ
スイッチPSは第1のチェックバルブCV1と第2のチ
ェックバルブCV2との間の管路に接続されている。こ
こで、パイロットオペレートチェックバルブPCとチェ
ックバルブCV1,CV2とは一体となってシリンダ1
に設けられ、パイロットオペレートチェックバルブP
C、チェックバルブCV1、CV2およびシリンダ1
は、開閉用油圧シリンダ装置62内の内部配管により互
いに接続されている。また、開閉用油圧シリンダ装置6
2は把持装置34の駆動により回転するため、油圧ポン
プ10から開閉用油圧シリンダ装置62に圧油を供給す
る管路と、電源11からの電力をプレッシャスイッチP
Sに供給するための電線は、旋回フレーム50に設けら
れたスイベルジョイントSJ内に配されている。
【0018】次いで、本発明による把持装置の油圧回路
の動作について説明する。まず、把持装置34により型
鋼を把持する場合について説明する。操作スイッチSW
1をa側およびc側に切り換え、第2の電磁弁SV2を
励磁してg側に切換える。この状態においてプレッシャ
スイッチPSに一定以上の圧油が作用しないと、プレッ
シャスイッチPSはオンの状態を維持するため、第1の
電磁弁SV1は電源11と連通して励磁されe側に切り
換えられる。このように第1および第2の電磁弁SV
1、SV2が切り換わると、油圧ポンプ10からの圧油
がパイロットオペレートチェックバルブPCおよび第
1、第2のチェックバルブCV1、CV2を介してシリ
ンダ1のボトム室1aに供給される。これによりシリン
ダ1は伸長し、把持装置34の可動爪54が閉じ、可動
爪54と固定爪52との間に配される型鋼が把持装置3
4に把持される。
【0019】一方、アキュムレータACCおよびプレッ
シャスイッチPSは第1のチェックバルブCV1と第2
のチェックバルブCV2との間の管路に接続されている
ため、油圧ポンプ10から供給される圧油の一部がアキ
ュムレータACCおよびプレッシャスイッチPSに供給
される。このため、アキュムレータACC内に圧油が蓄
積される。可動爪54により型鋼が完全に把持される
と、シリンダ1はそれ以上伸長しなくなるため、ボトム
室1a内の圧油はより高圧となり、したがって、アキュ
ムレータACCおよびプレッシャスイッチPSに供給さ
れる圧油の圧力もより高くなる。これにより、アキュム
レータACCにはより圧油が蓄積される一方で、所定圧
力以上になると、プレッシャスイッチPSがオフとされ
る。プレッシャスイッチPSがオフとされると、電源1
1と第1の電磁弁SV1との電気的な接続が解除され、
電磁弁SV1は消磁されてf側に切り換わる。そしてこ
れにより、油圧ポンプ10とタンクTとが連通するた
め、ボトム室1aにはこれ以上の圧油が供給されなくな
り、可動爪54が過剰な把持圧により型鋼を把持するこ
とが防止される。
【0020】このようにボトム室1aに圧油が供給され
なくなった状態においては、パイロットオペレートチェ
ックバルブPCおよび第1、第2のチェックバルブCV
1、CV2によりボトム室1aからの圧油の流出が禁止
され、さらにアキュムレータACCに蓄積された圧油が
第1のチェックバルブCV1を介してボトム室1aに供
給されるため、シリンダ1が収縮することはなく、把持
装置34は適正な把持圧により型鋼を把持した状態を維
持する。また、把持圧が低下すると、プレッシャスイッ
チPSに供給される圧油の圧が小さくなってプレッシャ
スイッチPSがオンとなるため、第1の電磁弁SV1が
励磁されて油圧ポンプ10からパイロットオペレートチ
ェックバルブPCおよび第1、第2のチェックバルブC
V1、CV2を介してボトム室1aに圧油が供給され、
これにより把持装置34はまた適正な把持圧により型鋼
を把持することができる。
【0021】このように型鋼を把持した状態において、
油圧ポンプ10とシリンダ1のボトム室1aとの間の管
路が破損した場合、アキュムレータACCからの圧油が
第1のチェックバルブCV1を介してボトム室1aに供
給されるとともに、パイロットオペレートチェックバル
ブPCおよび第1、第2のチェックバルブCV1、CV
2によりボトム室1aからの圧油の流出が禁止されるた
め、シリンダ1が急激に収縮することはなく、したがっ
て把持装置34は所定の把持力を維持する。
【0022】一方、アキュムレータACCと開閉用油圧
シリンダ装置62との間の管路が破損した場合、パイロ
ットオペレートチェックバルブPCおよび第1、第2の
チェックバルブCV1、CV2によりボトム室1aから
の圧油の流出が禁止され、さらにプレッシャスイッチP
Sに供給される圧油の圧が小さくなってプレッシャスイ
ッチPSがオンとなるため、第1の電磁弁SV1が励磁
されて油圧ポンプ10からパイロットオペレートチェッ
クバルブPCおよび第1、第2のチェックバルブCV
1、CV2を介してボトム室1aに圧油が供給されるた
め、把持装置34は型鋼を把持し続けることができる。
【0023】把持装置34による型鋼の把持を解放する
場合は、操作スイッチSW1をb側およびc側に切り換
え、第2の電磁弁SV2を消磁してh側に切換える。こ
の状態においてプレッシャスイッチPSに一定以上の圧
油が作用しないと、プレッシャスイッチPSはオンの状
態となり、第1の電磁弁SV1は電源11と連通して励
磁されるためe側に切り換わる。このように第1および
第2の電磁弁SV1、SV2が切り換わると、油圧ポン
プ10からの圧油がシリンダ1のロッド室1bに供給さ
れる。これと同時にパイロットオペレートチェックバル
ブPCの油圧ポンプ10側のパイロットポートに圧油が
供給されるため、シリンダ1のボトム室1aからの圧油
がパイロットオペレートチェックバルブPCおよび第2
の電磁弁SV2を介してタンクTに流入する。したがっ
て、シリンダ1は収縮し、これにより把持装置34の可
動爪54が開き、可動爪54と固定爪52との間に配さ
れる型鋼が把持装置34による把持から解放される。
【0024】なお、上記実施の形態においては、シリン
ダが2つ設けられている把持装置について説明したが、
これに限定されるものではなく、本発明は1つあるいは
3つ以上のシリンダを有する把持装置にも適用できる。
【0025】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、油圧ポンプ10が油圧源を、可動爪54および固定
爪52が把持部を、シリンダ1が伸縮シリンダを、第2
の電磁弁SV2が切換弁をそれぞれ構成する。
【0026】
【発明の効果】本発明による架設解体機によれば、型鋼
を把持した状態において、伸縮シリンダに圧油を供給す
る管路が破損しても、アキュムレータからの圧油を用い
て把持装置による把持力が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による把持装置の油圧回路の回路図
【図2】本発明による把持装置の油圧回路を適用した架
設解体機の一実施の形態を示す側面図
【図3】図2の架設解体機の平面図
【図4】図2の架設解体機の把持装置の部分断面側面図
【符号の説明】
1 シリンダ 1a ボトム室 1b ロッド室 10 油圧ポンプ 11 電源 20 下部走行体 21 旋回装置 22 上部旋回体 23 本体 23C 運転室 25 マスト 25a 内筒 25b 外筒 25c マスト伸縮用油圧シリンダ 29 俯仰シリンダ 30 伸縮アーム 31 内筒 32 外筒 34 把持装置 35 上下首振り装置 36 左右首振り装置 37 旋回装置 41 上下首振り用油圧シリンダ 44,45 左右首振りシリンダ 52 固定爪 54 可動爪 62 開閉シリンダ装置 75 リンク機構 PC パイロットオペレートチェックバルブ ACC アキュムレータ PS プレッシャスイッチ SJ スイベルジョイント SV1,SV2 電磁弁 SW1 操作スイッチ RV リリーフ弁
フロントページの続き (72)発明者 染野 誠一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社 (72)発明者 岩崎 章夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社 (72)発明者 高坂 敏行 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源からの圧油によって伸縮して把持
    部を駆動する少なくとも1つの伸縮シリンダと、該伸縮
    シリンダのボトム室およびロッド室に導かれる圧油の方
    向を切換える切換弁と、前記伸縮シリンダのボトム室に
    圧油を供給するアキュムレータとを備えた把持装置の油
    圧回路において、 前記ボトム室への圧油の供給を許容し、該ボトム室から
    の圧油の流出を禁止し、かつ前記ロッド室に圧油が供給
    されたときにのみ前記ボトム室からの圧油の流出を許容
    するパイロットオペレートチェックバルブと、前記ボト
    ム室への圧油の供給を許容し、該ボトム室からの圧油の
    流出を禁止する、前記パイロットオペレートチェックバ
    ルブと並列に設けられ互いに直列接続された第1および
    第2のチェックバルブとを備え、 前記アキュムレータが前記第1および第2のチェックバ
    ルブとの間に接続されていることを特徴とする把持装置
    の油圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109366483A (zh) * 2018-12-28 2019-02-22 中铁工程装备集团有限公司 一种tbm钢骨架抓取装置

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CN109366483A (zh) * 2018-12-28 2019-02-22 中铁工程装备集团有限公司 一种tbm钢骨架抓取装置

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