JPH06294149A - 油圧ショベルの油圧駆動装置 - Google Patents

油圧ショベルの油圧駆動装置

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JPH06294149A
JPH06294149A JP8070293A JP8070293A JPH06294149A JP H06294149 A JPH06294149 A JP H06294149A JP 8070293 A JP8070293 A JP 8070293A JP 8070293 A JP8070293 A JP 8070293A JP H06294149 A JPH06294149 A JP H06294149A
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JP
Japan
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control valve
arm
cylinder
valve
boom
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JP8070293A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Mizoguchi
和彦 溝口
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータに連絡される管路の破損に伴
う作動体の形態変化を極力防ぐことができる油圧ショベ
ルの油圧駆動装置の提供。 【構成】 方向制御弁を含むコントロールバルブ17か
ら管路18,20,21を介してシリンダ11,12に
供給される圧油の流れを許容し、シリンダ11,12か
ら管路18,20,21を介してコントロールバルブ1
7に流れる圧油を阻止する第1の切換位置と、コントロ
ールバルブ17とシリンダ11,12とを管路18,2
0,21を介して連通させる第2の切換位置とを備えた
ホールディングバルブ23,及び24,25を、シリン
ダ11,及びシリンダ12に設けるとともに、操作レバ
ー26,27の中立時にホールディングバルブ23,2
4,25を上記第1の切換位置に切換えるホールディン
グバルブ駆動手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブームシリンダやアー
ムシリンダ等のアクチュエータを有する油圧ショベルに
備えられ、アクチュエータに接続される管路の破損によ
る当該アクチュエータの不測の作動を生じる懸念がある
油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2,図3は油圧ショベルの一例を示す
図で、図2は側面図、図3は平面図である。これらの図
に示すように、油圧ショベルは、運転室が設けられる旋
回体1と、この旋回体1の下方に設けられ、例えば左側
履帯4,右側履帯6からなる走行体2と、旋回体1に回
動可能に設けられるブーム8と、このブーム8に回動可
能に設けられるアーム9と、このアーム9に回動可能に
設けられるバケット10とを備えており、ブーム8,ア
ーム9,バケット10はフロントを構成している。この
フロント、上述した旋回体、及び走行体は、掘削等の各
種の作業を実施する作動体を構成している。また、アク
チュエータとして、旋回体1を旋回させる旋回モータ3
と、左側履帯4を駆動する左走行モータ5と、右側履帯
6を駆動する右走行モータ7と、ブーム8を回動させる
ブームシリンダ11と、アーム9を駆動するアームシリ
ンダ12と、バケット10を駆動するバケットシリンダ
13とを備えている。
【0003】図4は上述したような油圧ショベルに備え
られる従来の油圧駆動装置の一例を示す回路図で、同図
4中、11,12は前述したブームシリンダ,アームシ
リンダである。この油圧駆動装置は、ブームシリンダ1
1,アームシリンダ12,図示省略したアクチュエータ
の他に、原動機すなわちエンジン15と、このエンジン
1によって駆動する油圧ポンプ16と、タンク22と、
コントロールバルブ17と、このコントロールバルブ1
7とブームシリンダ11のボトム側11aを連絡する管
路18と、コントロールバルブ17とブームシリンダ1
1のロッド側11bとを連絡する管路19と、コントロ
ールバルブ17とアームシリンダ12のボトム側12a
とを連絡する管路20と、コントロールバルブ17とア
ームシリンダ12のロッド側12bとを連絡する管路2
1とを備えている。上述したコントロールバルブ17
は、ブームシリンダ11に供給される圧油の流れを制御
するブーム用方向制御弁、アームシリンダ12に供給さ
れる圧油の流れを制御するアーム用方向制御弁の他、図
示しない他のアクチュエータに供給される圧油の流れを
制御する方向制御弁を含んでいる。
【0004】このような油圧駆動装置を備えた油圧ショ
ベルにあっては、エンジン15を作動させて油圧ポンプ
16を駆動し、コントロールバルブ17を図示しない操
作手段を操作することによって適宜切り換えることによ
り、例えば油圧ポンプ16から吐出される圧油を管路1
8を介してブームシリンダ11のボトム側11aに供給
し、ロッド側11bの圧油を管路19を介してタンク2
2に戻し、これによってブームシリンダ11を伸長させ
図2に示すブーム8を上げる動作を実施でき、また、例
えば油圧ポンプ16から吐出される圧油を管路20を介
してアームシリンダ12のボトム側12aに供給し、ロ
ッド側12bの圧油を管路21を介してタンク22に戻
してアームシリンダ12を伸長させることにより、アー
ム9の下げ動作すなわちアームクラウドを実施でき、油
圧ポンプ16から吐出される圧油を管路21を介してア
ームシリンダ12のロッド側12bに供給し、ボトム側
12aの圧油を管路20を介してタンク22に戻してア
ームシリンダ12を収縮させることによりアーム9の上
げ動作すなわちアームダンプを実施できる。このような
ブーム8やアーム9の動作、並びにバケット10の回動
動作、旋回体1の旋回、走行体2の走行等を組み合わせ
て複合操作することにより、掘削作業や荷の吊り上げ下
げ作業等の所望の作業をおこなうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した油
圧ショベルでは、例えば図2に示す形態に静止保持され
ているときに、何らかの原因により図4に示す管路21
に破損を生じた場合には、アーム9,バケット10等の
自重によってアームシリンダ12が伸ばされ、図2に示
すアーム9とバケット10が落下する事態を招き、ま
た、同図2に示す形態に静止保持されているときに、図
4に示す管路18に破損を生じた場合には、ブーム8,
アーム9,バケット10等の自重によってブームシリン
ダ11が収縮し、ブーム8とアーム9とバケット10と
が落下する事態を招き、オペレータの意図しないフロン
トの形態変化が発生し、危険な状況を生じる懸念があ
る。
【0006】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、アクチュエータ
に連絡される管路の破損に伴う作動体の形態変化を極力
防ぐことができる油圧ショベルの油圧駆動装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
される圧油によって駆動するアクチュエータと、上記油
圧ポンプから上記アクチュエータに供給される圧油の流
れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁と上記アク
チュエータとを接続する管路と、上記方向制御弁を切換
え操作する操作手段とを備えた油圧ショベルの油圧駆動
装置において、上記方向制御弁から上記管路を介して上
記アクチュエータに供給される圧油の流れを許容し、上
記アクチュエータから上記管路を介して上記方向制御弁
に流れる圧油を阻止する第1の切換位置と、上記方向制
御弁と上記アクチュエータとを上記管路を介して連通さ
せる第2の切換位置とを備えたホールディングバルブ
を、上記アクチュエータに設けるとともに、上記操作手
段が中立位置にあるときに上記ホールディングバルブを
上記第1の切換位置に切換え、上記操作手段が中立位置
から操作された状態にあるときに上記ホールディングバ
ルブを上記第2の切換位置に切り換えるホールディング
バルブ駆動手段を備えた構成にしてある。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成にしてあることから、アク
チュエータの駆動を意図して操作手段を切り換えた場合
には、ホールディングバルブ駆動手段が作動してホール
ディングバルブが第2の切換位置に切り換えられ、これ
により該当するアクチュエータと、このアクチュエータ
の駆動を制御する方向制御弁とが連通し、油圧ポンプか
ら吐出される圧油が方向制御弁、及びこの方向制御弁と
アクチュエータとを接続する管路を介してアクチュエー
タに供給され、これにより操作手段の操作料に応じてア
クチュエータが駆動し、このアクチュエータにの駆動に
伴って該当する作動体が作動し、所望の作業を実施する
ことができる。
【0009】そして、例えばこのような操作の間に何ら
かの理由により、方向制御弁とアクチュエータとを接続
する管路に破損を生じ、管路内の油が外部に流出し、ア
クチュエータの動作を介して作動体が下降等の形態変化
を生じようとするときには、操作手段を直ちに中立位置
に復帰させればよく、このように操作手段を中立位置に
戻すと、ホールディングバルブ駆動手段の作動によりホ
ールディングバルブは第1の切換位置に切り換えられ
る。この第1の切換位置への切り換えにより、アクチュ
エータから方向制御弁方向への圧油の流れが阻止され、
この圧油の流れによるアクチュエータの作動が阻止さ
れ、作動体の下降等の形態変化を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の油圧ショベルの油圧駆動装置
の実施例を図に基づいて説明する。 図1は本発明の一
実施例を示す回路図で、前述した図4に対応させて描い
てある。この図1に示す実施例において前述した図4に
示すものと同等のものは、同一の符号で示してある。
【0011】すなわち、図1に示す実施例にあっても、
原動機すなわちエンジン15と、このエンジン15によ
って駆動する油圧ポンプ16と、タンク22と、アクチ
ュエータ例えばブームシリンダ11,アームシリンダ1
2と、これらのアクチュエータの駆動を制御するブーム
用方向制御弁,アーム用方向制御弁を含むコントロール
バルブ17と、このコントロールバルブ17に含まれる
ブーム用方向制御弁とブームシリンダ11のボトム側1
1aを接続する管路18、ブーム用方向制御弁とブーム
シリンダ11のロッド側11bを接続する管路19、コ
ントロールバルブ17に含まれるアーム用方向制御弁と
アームシリンダ12のボトム側12aを接続する管路2
0、アーム用方向制御弁とアームシリンダ12のロッド
側12bを接続する管路21とを備えている。
【0012】そして、この実施例では、ブームシリンダ
11のボトム側11aに例えば一体的にホールディング
バルブ23を設けてあり、アームシリンダ12のボトム
側12aにホールディングバルブ24を一体的に設けて
あり、アームシリンダ12のロッド側12bにホールデ
ィングバルブ25を一体的に設けてある。上記したホー
ルディングバルブ23は、コントロールバルブ17に含
まれるブーム用方向制御弁から管路18を介してブーム
シリンダ11のボトム側11aに供給される圧油の流れ
を許容し、ブームシリンダ11のボトム側11aから管
路18を介してブーム用方向制御弁に流れる圧油を阻止
する逆止弁を有する第1の切換位置23aと、ブーム用
方向制御弁とブームシリンダ11のボトム側11aとを
管路18を介して連通させる第2の切換位置23bとを
備えている。また、上記したホールディングバルブ24
は、コントロールバルブ17に含まれるアーム用方向制
御弁から管路20を介してアームシリンダ12のボトム
側12aに供給される圧油の流れを許容し、アームシリ
ンダ12のボトム側12aから管路20を介してアーム
用方向制御弁に流れる圧油を阻止する逆止弁を有する第
1の切換位置24aと、アーム用方向制御弁とアームシ
リンダ12のボトム側12aとを管路20を介して連通
させる第2の切換位置24bとを備えている。同様に、
上記したホールディングバルブ25は、アーム用方向制
御弁から管路21を介してアームシリンダ12のロッド
側12bに供給される圧油の流れを許容し、アームシリ
ンダ12のロッド側12bから管路21を介してアーム
用方向制御弁に流れる圧油を阻止する逆止弁を有する第
1の切換位置25aと、アーム用方向制御弁とアームシ
リンダ12のロッド側12bとを管路21を介して連通
させる第2の切換位置25bとを備えている。
【0013】また、コントロールバルブ17に含まれる
ブーム用方向制御弁を切り換える操作手段に含まれる操
作レバー27と、コントロールバルブ17に含まれるア
ーム用方向制御弁を切り換える操作手段に含まれる操作
レバー26とを備えている。操作レバー27が端子30
側に操作されたときはブーム下げ、すなわち管路19側
に油圧ポンプ16の圧油を供給してブームシリンダ11
が収縮するようにブーム用方向制御弁が切り換えられる
構成にしてある。操作レバー26が端子28側に操作さ
れたときはアームダンプ、すなわち管路21側に油圧ポ
ンプ16の圧油を供給してアームシリンダ12が収縮す
るようにアーム用方向制御弁が切り換えられる構成にし
てあり、また、操作レバー26が端子29側に操作され
たときはアームクラウド、すなわち管路20側に油圧ポ
ンプ16の圧油を供給してアームシリンダ12が伸長す
るようにアーム用方向制御弁が切り換えられる構成にし
てある。
【0014】また、ブーム用の操作レバー27が端子3
0側(ブーム下げ側)に操作されたことを検出する検出
手段、例えば圧力スイッチ33と、アーム用の操作レバ
ー26が端子28側(アームダンプ側)に操作されたこ
とを検出する検出手段、例えば圧力スイッチ31と、ア
ーム用の操作レバー26が端子29側(アームクラウド
側)に操作されたことを検出する検出手段、例えば圧力
スイッチ32とを備えている。また、上述した圧力スイ
ッチ33の作動信号に応じて信号線36を介してホール
ディングバルブ23の駆動部に駆動信号を出力し、圧力
スイッチ31の作動信号に応じて信号線34を介してホ
ールディングバルブ24の駆動部に駆動信号を出力し、
圧力スイッチ32の作動信号に応じて信号線35を介し
てホールディングバルブ25の駆動部に駆動信号を出力
する制御装置40を備えている。
【0015】上述した圧力スイッチ33、圧力スイッチ
31,32、制御装置40、及び信号線36,34,3
5は、操作レバー27,26が中立位置にあるときにホ
ールディングバルブ23、あるいはホールディングバル
ブ24,25を前述の第1の切換位置23a,24a,
25aに切換え、操作レバー27,26が中立位置から
操作された状態にあるときにホールディングバルブ2
3、あるいはホールディングバルブ24,25を前述の
第2の切換位置23b,24b,25bに切り換えるホ
ールディングバルブ駆動手段を構成している。
【0016】この実施例では、エンジン15を作動させ
て油圧ポンプ16を駆動している状態で例えば操作レバ
ー27を端子30側(ブーム下げ側)に操作すると、コ
ントロールバルブ17に含まれるブーム用方向制御弁が
切り換えられて油圧ポンプ16の圧油が管路19に供給
されるとともに、操作レバー27が端子30側に操作さ
れたことが圧力スイッチ33で検出され、制御装置40
から信号線36を介してホールディングバルブ23の駆
動部に駆動信号が出力され、ホールディングバルブ23
が連通位置である第2の切換位置23bに切り換えられ
る。これにより、管路19からブームシリンダ11のロ
ッド側11bに圧油が供給され、ボトム側11aの圧油
がホールディングバルブ23,管路18,コントロール
バルブ17のブーム用方向制御弁を介してタンク22に
戻される。この動作により、ブームシリンダ11が収縮
し、前述した図2に示すブーム8の下げが実施される。
【0017】また、例えば操作レバー26を端子28側
(アームダンプ側)に操作すると、コントロールバルブ
17に含まれるアーム用方向制御弁が切り換えられて油
圧ポンプ16の圧油が管路21に供給されるとともに、
操作レバー26が端子28側に操作されたことが圧力ス
イッチ31で検出され、制御装置40から信号線34を
介してホールディングバルブ24の駆動部に駆動信号が
出力され、ホールディングバルブ24が連通位置である
第2の切換位置24bに切り換えられる。これにより、
管路21からアームシリンダ12のロッド側12bに圧
油が供給され、ボトム側12aの圧油がホールディング
バルブ24,管路20,コントロールバルブ17のブー
ム用方向制御弁を介してタンク22に戻される。この動
作により、アームシリンダ12が収縮し、前述した図2
に示すアーム9の上方向への回動(アームダンプ)が実
施される。
【0018】また、例えば操作レバー26を端子29側
(アームクラウド側)に操作すると、コントロールバル
ブ17に含まれるアーム用方向制御弁が切り換えられて
油圧ポンプ16の圧油が管路20に供給されるととも
に、操作レバー26が端子29側に操作されたことが圧
力スイッチ32で検出され、制御装置40から信号線3
5を介してホールディングバルブ25の駆動部に駆動信
号が出力され、ホールディングバルブ25が連通位置で
ある第2の切換位置25bに切り換えられる。これによ
り、管路20からアームシリンダ12のボトム側12a
に圧油が供給され、ロッド側12bの圧油がホールディ
ングバルブ25,管路21,コントロールバルブ17の
ブーム用方向制御弁を介してタンク22に戻される。こ
の動作により、アームシリンダ12が伸長し、前述した
図2に示すアーム9の下方向への回動(アームクラウ
ド)が実施される。
【0019】上述したブーム下げ、あるいは説明を省略
したブーム上げ、アームダンプ、アームクラウド、説明
を省略したバケットの回動、旋回体の旋回、走行体の走
行等を複合させて、所望の掘削作業、荷の吊り上げ作業
などの各種の作業がおこなわれる。
【0020】このような動作の間に、何らかの理由によ
り、例えば旋回体を旋回させながらブーム下げをおこな
っている場合に障害物が管路18に衝突することによ
り、この管路18が破損したときには、図2に示したブ
ーム8等の自重によりブームシリンダ11が収縮し、ブ
ーム8等が落下する事態を生じる。このとき、図1に示
す操作レバー27を直ちに中立位置に戻すと、圧力スイ
ッチ33がこれを検出し、制御装置40から信号線36
を介してホールディングバルブ23の駆動部に出力され
ていた駆動信号が停止し、ホールディングバルブ23は
第1の切換位置23aに復帰する。これによりブームシ
リンダ11のボトム側11aから管路18方向への圧油
の流れが第1の切換位置23a内の逆止弁で阻止され、
ブームシリンダ11の収縮が止まり、図2に示したブー
ム8等の落下を止めることができる。
【0021】また、図2に示すアーム9を同図2に示す
状態よりも十分に旋回体1側に巻き込んだ状態から、図
1に示す操作レバー26を端子28側に操作してアーム
ダンプをおこなおうとした場合に管路20が破損したと
きには、図2に示したアーム9等の自重によりアームシ
リンダ12等が落下しようとするが、このとき、操作レ
バー26を直ちに中立位置に戻すと、圧力スイッチ31
がこれを検出し、制御装置40から信号線34を介して
ホールディングバルブ24の駆動部に出力されていた駆
動信号が停止し、ホールディングバルブ24は第1の切
換位置24aに復帰する。これによりアームシリンダ1
2のボトム側12aから管路20方向への圧油の流れが
第1の切換位置24a内の逆止弁で阻止され、アームシ
リンダ12の収縮が止まり、図2に示したアーム9等の
落下を止めることができる。
【0022】また、図2に示すアーム9を十分に上方に
上げた状態から、図1に示す操作レバー26を端子29
側に操作してアームクラウドをおこなおうとした場合に
管路21が破損したときには、図2に示したアーム9等
の自重によりアームシリンダ12等が落下しようとする
が、このとき、操作レバー26を直ちに中立位置に戻す
と、圧力スイッチ32がこれを検出し、制御装置40か
ら信号線35を介してホールディングバルブ25の駆動
部に出力されていた駆動信号が停止し、ホールディング
バルブ25は第1の切換位置25aに復帰する。これに
よりアームシリンダ12のロッド側12bから管路21
方向への圧油の流れが第1の切換位置25a内の逆止弁
で阻止され、アームシリンダ12の伸長が止まり、図2
に示したアーム9等の落下を止めることができる。
【0023】このように、上記実施例にあっては、ブー
ム下げ時に管路18が破損した場合、アームダンプ時に
管路20が破損した場合、あるいはアームククラウド時
に管路21が破損した場合には、操作レバー27あるい
は操作レバー26を直ちに中立位置に戻すことにより、
ブームあるいはアーム等の落下、すなわちオペレータの
意図しない形態変化を極力防ぐことができ、この形態変
化による危険な状況の発生を未然に防ぐことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、アクチュエータに連絡される管路の破損に伴う作動
体の形態変化を極力防ぐことができ、この作動体の形態
変化による危険な状況の発生を未然に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ショベルの油圧駆動装置の一実施
例を示す回路図である。
【図2】油圧ショベルの一例を示す側面図である。
【図3】図2に示した油圧ショベルの平面図である。
【図4】従来の油圧ショベルの油圧駆動装置を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 旋回体 2 走行体 3 旋回モータ 4 左側履帯 5 左走行モータ 6 右側履帯 7 右走行モータ 8 ブーム 9 アーム 10 バケット 11 ブームシリンダ 11a ボトム側 11b ロッド側 12 アームシリンダ 12a ボトム側 12b ロッド側 13 バケットシリンダ 15 エンジン 16 油圧ポンプ 17 コントロールバルブ 18 管路 19 管路 20 管路 21 管路 22 タンク 23 ホールディングバルブ 23a 第1の切換位置 23b 第2の切換位置 24 ホールディングバルブ 24a 第1の切換位置 24b 第2の切換位置 25 ホールディングバルブ 25a 第1の切換位置 25b 第2の切換位置 26 操作レバー 27 操作レバー 28 端子 29 端子 30 端子 31 圧力スイッチ 32 圧力スイッチ 33 圧力スイッチ 34 信号線 35 信号線 36 信号線 40 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
    される圧油によって駆動するアクチュエータと、上記油
    圧ポンプから上記アクチュエータに供給される圧油の流
    れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁と上記アク
    チュエータとを接続する管路と、上記方向制御弁を切換
    え操作する操作手段とを備えた油圧ショベルの油圧駆動
    装置において、 上記方向制御弁から上記管路を介して上記アクチュエー
    タに供給される圧油の流れを許容し、上記アクチュエー
    タから上記管路を介して上記方向制御弁に流れる圧油を
    阻止する第1の切換位置と、上記方向制御弁と上記アク
    チュエータとを上記管路を介して連通させる第2の切換
    位置とを備えたホールディングバルブを、上記アクチュ
    エータに設けるとともに、 上記操作手段が中立位置にあるときに上記ホールディン
    グバルブを上記第1の切換位置に切換え、上記操作手段
    が中立位置から操作された状態にあるときに上記ホール
    ディングバルブを上記第2の切換位置に切り換えるホー
    ルディングバルブ駆動手段を備えたことを特徴とする油
    圧ショベルの油圧駆動装置。
JP8070293A 1993-04-07 1993-04-07 油圧ショベルの油圧駆動装置 Pending JPH06294149A (ja)

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JP8070293A Pending JPH06294149A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 油圧ショベルの油圧駆動装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100760595B1 (ko) * 2001-07-25 2007-09-20 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 매달기훅을 구비한 유압셔블
KR100760732B1 (ko) * 2001-07-02 2007-09-21 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 유압셔블
KR100813779B1 (ko) * 2001-12-31 2008-03-13 두산인프라코어 주식회사 굴삭기의 붐제어장치

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