JPH09277717A - 画像転写用インクリボン及びこれを用いて形成された画像転写体 - Google Patents

画像転写用インクリボン及びこれを用いて形成された画像転写体

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JPH09277717A
JPH09277717A JP8091600A JP9160096A JPH09277717A JP H09277717 A JPH09277717 A JP H09277717A JP 8091600 A JP8091600 A JP 8091600A JP 9160096 A JP9160096 A JP 9160096A JP H09277717 A JPH09277717 A JP H09277717A
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low
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ink ribbon
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JP8091600A
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English (en)
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Motohiro Mizumachi
元弘 水町
Kenichi Saito
健一 西塔
Satoru Shinohara
悟 篠原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像上に不要な着色が生じること防止し、色
再現性に優れた画像転写用インクリボンと、これを用い
て形成された画像転写体を提供する。 【解決手段】 画像転写用インクリボンは、基材フィル
ム上に少なくとも1以上のインク層と、画像保護層とが
順次形成されてなり、上記画像保護層の表面に低染着性
樹脂層が形成されている。また、画像転写用インクリボ
ンを用いて形成された画像転写体は、印画紙上に熱転写
によりインク画像が形成されるとともに、このインク画
像を覆って画像保護層が形成されてなり、上記画像保護
層のインク画像と接する面に、低染着性樹脂層が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材フィルム上に
画像を転写するインク層と、この転写されたインク画像
を保護する画像保護層とが同一面に設けられた画像転写
用インクリボンに関する。また、この画像転写用インク
リボンを用いることにより、印画紙等の被転写体上にイ
ンク画像と画像保護層とが熱転写された画像転写体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピューター等で作製した
画像情報を、印画紙上に形成する方法の1つとして、熱
転写方式がある。従来より、印画紙に形成された画像、
例えば昇華性或いは熱拡散性染料を使用した昇華型熱転
写方式により形成された画像には、そのインク画像保護
のために熱可塑製樹脂からなる画像保護層をラミネート
することがなされている。
【0003】ここで、これら画像保護層に求められてい
る機能としては、画像劣化の要因となるガスから画像を
遮断することや、紫外線吸収性能を持たせて画像の変退
色を防止することや、画像を形成しているインクが消し
ゴム等の各種可塑剤を含む物品へ移行することを防止す
るという耐可塑剤性の付与、耐摩耗性の付与、耐皮脂性
の付与と多岐にわたっている。さらに、画像保護層の機
能としては、画像保護機能以外にも、証明写真等の銀塩
写真の代替を目的として、水性スタンプ性の付与もあ
る。
【0004】この画像保護層を上記画像にラミネートす
る方法については、熱ローラを用いて被保護画像面に熱
圧着する方法や、常温で接着剤を用いて被保護画像面に
接着する方法などが知られている。また、基材フィルム
上に画像保護層を積層した転写型画像保護フィルムを用
意し、この転写型画像保護フィルムの画像保護層を被保
護画像に熱転写することにより、画像保護層をラミネー
トする方法も知られている。
【0005】このような転写型画像保護フィルムを用い
た場合には、熱転写時に加熱された部分のみを被保護画
像上にラミネートするので、ラミネート後に印画紙がカ
ールすることを防止できる。また、画像を形成するイン
ク層と画像保護層とを同一面に形成した画像転写用イン
クリボン、いわゆるラミネート一体型インクリボンを用
いた場合には、熱転写用プリンター内部で画像の形成に
引き続いて画像上に画像保護層をラミネートすることも
可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにインク層と画像保護層とが同一面に形成されたラミ
ネート一体型インクリボンの製造工程においては、一般
に、第1の工程で、インク層と画像保護層とを基材フィ
ルム上に塗布し、これをロール状に巻取って製品幅に細
長く切る。そして、第2の工程で、最終形態であるリボ
ンスプールに小巻されて巻き直しが行われる。
【0007】上述した第1の巻取り工程では、基材フィ
ルム上の表側のインク層と裏側のバックコート層が接す
ることとなり、少なからずインク層の染料がバックコー
ト層に転写してしまう。そして、第2の巻取りの工程で
は、巻き直しが行われて巻径が順次変化し、インク層と
バックコート層との接触位置が変わるため、バックコー
ト層に転写した染料が画像保護層へ再転写するという現
象が起きる。
【0008】このため、上述した製造工程により製造さ
れたラミネート一体型インクリボンを用いて印画する場
合には、画像保護層に再転写した染料がラミネート時に
発色して画像上に不要な着色をしてしまう虞があった。
このような問題は、メディアの高感度化が進むにつれて
顕著となってくる。
【0009】また、このような問題は、例えばインク層
の塗布から小巻きまでの工程時間を短縮することである
程度の再転写の低減を図ることができるが、工程管理、
スケジュールが難しくなってしまう。さらに、バックコ
ート層の組成を染料の転写が起こりにくい組成に変える
ことで再転写の低減を図ることも可能であると考えられ
るが、バックコート層の機能として滑性が重要であり、
添加される滑剤の影響でどうしても染料の転写が起こり
やすくなってしまう。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めに提案されたものであり、インク層からバックコート
層に転写した染料が画像保護層へ再転写することによ
り、ラミネート時において画像上に不要な着色が行われ
ることを防止する画像転写用インクリボンを提供するこ
とを目的とする。
【0011】また、本発明は、上記の画像転写用インク
リボンを用いて、色再現性に優れた画像転写体を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像転写用
インクリボンは、基材フィルム上に少なくとも1以上の
インク層と、画像保護層とが順次形成されてなり、上記
画像保護層の表面に低染着性樹脂層が形成されている。
【0013】上記低染着性樹脂層の厚みは、0.3〜
2.0μmであることが好ましい。低染着性樹脂層は、
その厚みが0.3μm未満になると、低染着性の効果が
低下しやすく、その厚みが2.0μmを越えると、画像
保護層の被転写体への接着性が低下する。
【0014】この画像転写用インクリボンによれば、画
像保護層上に低染着性樹脂層が積層されてなることによ
り、この画像転写用インクリボンの製造工程において、
インク層からバックコート層に転写した染料が画像転写
体及び低染着性樹脂層へ再転写することを防止し、画像
上に不要な着色が起こることを防止する。
【0015】また、上記画像転写用インクリボンを用い
て形成された画像転写体は、印画紙上に熱転写によりイ
ンク画像が形成されるとともに、このインク画像を覆っ
て画像保護層が形成されてなり、上記画像保護層のイン
ク画像と接する面に、低染着性樹脂層が形成されてい
る。
【0016】この画像転写体によれば、インク画像上に
低染着性樹脂層を有する画像保護層が覆われて形成され
ることから、画像保護層に不要な着色が行われず、色再
現性に優れた効果を発揮する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱転写型画像
記録材料、いわゆるラミネート一体型インクリボンの好
適な実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】本発明を適用したラミネート一体型インク
リボン1は、例えば、図1に示すように、基材フィルム
2がその両端をリボンスプール3a、3bに小巻きされ
て使用される。このラミネート一体型インクリボン1
は、図1及び図2に示すように、その表面にプライマー
層4を形成し、プライマー層4の同一面上にイエロー
Y、マゼンダM、シアンCの3色からなるインク層5
と、センサーマーク6と、画像保護層7とが面順次に形
成されている。さらに、基材フィルム2の裏面には、耐
熱滑性層8が形成される。また、上記画像保護層7は、
剥離保護層7a、接着層7bから構成される。さらに、
画像保護層7上には、低染着性樹脂層9が形成される。
低染着性樹脂層9は、ラミネート一体型インクリボン1
がロール状に小巻きされて状態において、耐熱滑性層8
と接する。
【0019】上記プライマー層4は、基材フィルム2と
インク層5の接着性を高めるために設けられている。上
記耐熱滑性層8は、熱転写用プリンターで画像形成及び
画像保護層7の形成を行うに際して、プリンターのサー
マルヘッドに基材フィルム2が融着するのを防止し、ラ
ミネート一体型インクリボン1のスムーズな走行を確保
する。上記画像保護層7は、上述したようにインク画層
の保護、銀塩写真の代替を目的として設けられる。画像
保護層中における剥離保護層7aは、基材フィルム2と
の剥離性の向上及び画層保護を目的としており、必ずし
も必要でない。
【0020】画像保護層7上に設けられた低染着性樹脂
層9には、ラミネート一体型インクリボン1がまき直し
されることにより、インク層5からバックコート層8に
転写した染料が接することになる。しかしながら、低染
着性樹脂層9は、染着性が低いことから、インク層から
の染料が再転写することがない。これにより、ラミネー
ト一体型インクリボン1は、ラミネート時において画像
保護層7に不要な着色が行われることを防止する。
【0021】また、低染着性樹脂層9は、その厚みが
0.3〜2.0μmの範囲で接着層7b上に形成される
のが好適である。その厚みが0.3μm未満になると、
接着層7b上に塗布形成される際に接着層7bと一部混
合して、低染着性の効果が低下しやすくなる。また、低
染着性樹脂層9は、その厚みが2.0μmを越えると、
画像保護層7の被転写体への接着性が低下する。すなわ
ち、画像保護層7が被転写体へ熱転写される際には、サ
ーマルヘッドの熱及び圧力により低染着樹脂層9、接着
層7b及び被転写体の染料受容層とが混合され、画像保
護層7が被転写体に接着しているものと考えられてい
る。しかしながら、単体の低染着性樹脂は、被転写体の
染料受容層との接着性の低いものが多いため、その厚み
が2.0μmを越えると画像保護層7と被転写体との接
着が困難になると考えられる。
【0022】上述したラミネート一体型インクリボンを
用いて形成された画像転写体は、印画紙上にインク画像
が形成されるとともに、インク画像を覆って画像保護層
7が形成されている。そして、画像保護層7のインク画
像と接する面には、低染着性樹脂層9が形成されてい
る。
【0023】上述したように、低染着性樹脂層9は、ラ
ミネート一体型インクリボンの製造工程において、イン
ク層5の染料が再転写することを防止する。したがっ
て、インク画像がこの低染着性樹脂層9を有する画像保
護層7により覆われた画像転写体は、画像保護層に不要
な着色が行われることなく色の再現性に優れる。
【0024】ここで、基材フィルム2としては、従来の
インクリボンとして使用されているものと同じ基材をそ
のまま使用することができるとともに、その他のものも
使用することが出来、特に制限されるものではなく、例
えばポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム等が使
用できる。基材フィルムの厚さは、3〜20μmに形成
されるのが好適である。
【0025】プライマー層4としては、基材フィルム2
やインク層5を構成する樹脂の種類に応じて適宜選択す
ることが出来、例えば、ウレタン系、アクリル系、ポリ
エステル系樹脂などが使用できる。
【0026】インク層5としては、例えば、メチルセル
ロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酪酸酢酸セ
ルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニル
アセトアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン等の
ビニル系樹脂、及びポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ウレタン系樹脂、各種樹脂から形成することができ
る。
【0027】耐熱滑性層8としては、酢酸セルロース、
ポリビニルブチラール系樹脂等の高軟化点の樹脂から形
成することができる。また、耐熱滑性層8には、必要に
応じてシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸、リン酸エ
ステル等の滑剤、及び有機系、無機系のフィラーが添加
されてもよい。
【0028】剥離保護層7aとしては、アクリル系樹
脂、セルロースエステル系樹脂、ポリビニルブチラール
系樹脂などの熱可塑性樹脂が使用できる。なお、剥離保
護層7aには、剥離性を向上させるために、シリコーン
オイル、フッ素系界面活性剤等の剥離剤を添加してもよ
い。また、剥離保護層7aには、帯電防止性を付与する
ために、陽イオン型界面活性剤(第4級アンモニア塩、
ポリアミン等)、陰イオン型界面活性剤(アルキルベン
ゼンスルフォネート、アルキル硫酸エステルナトリウム
塩等)両性イオン型界面活性剤、非イオン型界面活性剤
等の種々の界面活性剤を使用することができる。
【0029】接着層7bとしては、ポリエスエル系、セ
ルロースエステル系、、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等の
熱可塑性樹脂などから形成することができる。なお、接
着層7bの選択にあたっては、画像を形成している染料
がにじみでないことを確認する必要がある。
【0030】低染着性樹脂層9としては、アクリル系、
ポリビニルアルキルアセタール系、アセチルセルロース
系、スチレン系樹脂などがあげられる。
【0031】また、上記剥離保護層7a、接着層7b、
及び低染着性樹脂層9には、画像の保存性を向上させる
ために、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤などの添
加剤を必要に応じて添加することができる。紫外線吸収
剤としては、例えば、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノ
ン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、しゅう酸アリニ
ド誘導体等が使用できる。光安定剤としては、例えば、
ヒンダードアミン系等が使用できる。酸化防止剤として
は、例えば、ヒンダードフェノール系、亜リン酸エステ
ル系等を使用できる。また、有機系、無機系フィラーを
添加してもよい。
【0032】また、本発明に係るラミネート一体型イン
クリボンは、図1及び図2に示した構成に限定されるも
のではなく、図3に示すように、イエローY、マゼンダ
M、シアンC、ブラックBの4色からなるインク層11
を形成したラミネート一体型インクリボン10でもよ
い。また、本発明に係るラミネート一体型インクリボン
は、図4に示すように、ブラックBのみからなるインク
層21を形成したラミネート一体型インクリボン20で
もよい。なお、本明細書において、同一符号は、同一ま
たは同等の構成要素を表している。
【0033】また、これらラミネート一体型インクリボ
ンは、定法により製造することができる。例えば、ラミ
ネート一体型インクリボン1は、マルチヘッドのグラビ
アコーターにより、耐熱滑性層8、プライマー層4、イ
ンク層5、剥離保護層7a、接着層7b、低染着性樹脂
層9をインラインにて塗布して製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、上述したラミネート一体型インクリボ
ン1の構成からなる画像記録材料を作製した実施例につ
いて、具体的に説明する。
【0035】<実施例1>基材フィルム2に6μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを使用した。この基
材フィルム2の一方の面には、組成(a)からなる耐熱
滑性層8の形成用塗料を乾燥厚1μmになるようにグラ
ビアコーターにて塗布し、120時間、50℃にて硬化
を行った。また、基材フィルム2のもう一方の面には、
組成(b)からなるプライマー層4の形成用塗料を乾燥
厚0.1μmになるようにグラビアコーターにて塗布し
た。さらに、このプライマー層4上には、組成
(cY)、組成(cM)、組成(cC)からなるインク層
5の形成用塗料を乾燥厚1μmとなるようにグラビアコ
ーターにて、面順次に塗布し、同時に、組成(d)から
なる画像保護層7の形成用塗料を乾燥厚3μmとなるよ
うに塗布乾燥させた。さらに、画像保護層7上には、組
成(e)からなる低染着性樹脂層9の形成用塗料を乾燥
厚1.0μmとなるように塗布乾燥させ、ラミネート一
体型インクリボン(実施例1)を作製した。
【0036】 組成(a):耐熱滑性層8の形成用塗料 ポリビニルブチラール(エスレックBX−55z、積水化学工業(株)) 5.7重量% 炭酸カルシウム(白艶華DD、白石工業(株)) 0.6重量% リン酸エステル(フォスファノールRD−720、東邦化学工業(株)) 0.6重量% リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬(株))1.1重量% ポリイソシアネート(コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)) 3.0重量% メチルエチルケトン 44.5重量% トルエン 44.5重量% 組成(b):プライマー層4の形成用塗料 ポリウレタン(NP−3151、日本ポリウレタン工業(株)) 6.0重量% ポリイソシアネート(コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)) 0.7重量% メチルエチルケトン 42.5重量% トルエン 42.5重量% シクロヘキサノン 8.3重量% 組成(cY):イエローインク層Yの形成用塗料 イエロー染料(ESCイエロー155、住友化学(株)) 5.0重量% ブチラール樹脂(デンカブチラール3000K、電気化学工業(株)) 5.0重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% 組成(cM):マゼンダインク層Mの形成用塗料 マゼンダ染料(ESCボルドー451、住友化学工業(株)) 2.5重量% マゼンダ染料(BAYFAX VP SN2670(株)バイエル) 2.5重量% ブチラール樹脂(デンカブチラール3000K、電気化学工業(株)) 5.0重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% 組成(cC):シアンインク層Cの形成用塗料 シアン染料(Foron Brillianto Blue SR−PI、(株 )サンド) 5.0重量% ブチラール樹脂(デンカブチラール3000K 電気化学工業(株)) 5.0重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% 組成(d):画像保護層7の形成用塗料 セルロースアセテートブチレート(CAB551−0.01、イーストマンケミ カル) 16.0重量% セルロースアセテートブチレート(CAB500−5、イーストマンケミカル) 4.0重量% メチルエチルケトン 40.0重量% トルエン 40.0重量% 組成(e):低染着性樹脂層9の形成用塗料 アクリル樹脂(デルパウダー560F、旭化成工業(株)) 9.4重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.6重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% 一方、印画紙を次にように作製した。厚み80μのポリ
プロピレン系合成紙YUPO FPG−80(王子油化
合成紙(株))と、104g/m3のコート紙と、厚み
75μmのYUPOパール(王子油化合成紙(株))と
をポリエステル系接着剤を用いて張り合わせて3層の積
層体を作製し、YUPOパール面に組成(f)からなる
インク受容層用塗料を乾燥厚8μ厚になるように塗布
し、乾燥させた。
【0037】 組成(f):インク受容層の形成用塗料 セルロースアセテートブチレート(CAB551−0.01、イーストマンケミ カル) 10.0重量% セルロースアセテートブチレート(CAB500−5、イーストマンケミカル) 10.0重量% シリコーンオイル(SF8427、東レダウコーニングシリコーン(株)) 0.5重量% ジシクロヘキシルフタレート 4.0重量% ポリイソシアネート(コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)) 0.5重量% メチルエチルケトン 37.5重量% トルエン 37.5重量% <実施例2>組成(e)からなる低染着性樹脂層9を乾
燥厚0.4μmで形成した以外は、実施例1と同様にし
てラミネート一体型インクリボン(実施例2)を作製し
た。また、印画紙も実施例1と同様のものを作製した。
【0038】<実施例3>組成(e)からなる低染着性
樹脂層9を乾燥厚1.8μmで形成した以外は、実施例
1と同様にしてラミネート一体型インクリボン(実施例
3)を作製した。また、印画紙も実施例1と同様のもの
を作製した。
【0039】<実施例4>組成(g)からなる低染着性
樹脂層9を形成した以外は、実施例1と同様にしてラミ
ネート一体型インクリボン(実施例4)を作製した。ま
た、印画紙も実施例1と同様のものを作製した。
【0040】 組成(g):低染着性樹脂層9の形成用塗料 ポリビニルアセトアセタール樹脂(デンカブチラール6000AS、電気化学工 業(株)) 4.8重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.2重量% メチルエチルケトン 47.5重量% トルエン 47.5重量% <実施例5>組成(h)からなる低染着性樹脂層9を形
成した以外は、実施例1と同様にしてラミネート一体型
インクリボン(実施例5)を作製した。また、印画紙も
実施例1と同様のものを作製した。
【0041】 組成(h):低染着性樹脂層9の形成用塗料 酢酸セルロース樹脂(CA398−3、イーストマンケミカル) 4.8重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.2重量% メチルエチルケトン 47.5重量% トルエン 47.5重量% <実施例6>組成(i)からなる低染着性樹脂層9を形
成した以外は、実施例1と同様にしてラミネート一体型
インクリボン(実施例6)を作製した。そして、印画紙
も実施例1と同様ものものを作製した。
【0042】 組成(i):低染着性樹脂層9の形成用塗料 ポリスチレン樹脂(デンカスチロールQP−3、電気化学工業(株)) 9.5重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.5重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% <実施例7>組成(j)からなる低染着性樹脂層9を形
成した以外は、実施例1と同様にしてラミネート一体型
インクリボン(実施例7)を作製した。また、印画紙も
実施例1と同様のものを作製した。
【0043】 組成(j):低染着性樹脂層9の形成用塗料 アクリロニトリルスチレン樹脂(スタイラック AT15、旭化成工業(株)) 9.5重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.5重量% メチルエチルケトン 45.0重量% トルエン 45.0重量% <実施例8>組成(k)からなる低染着性樹脂層9を形
成した以外は、実施例1と同様にしてラミネート一体型
インクリボン(実施例8)を作製した。また、印画紙も
実施例1と同様のものを作製した。
【0044】 組成(k):低染着性樹脂層9の形成用塗料 アクリル樹脂(LM−406、藤倉化成(株)) 23.5重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.5重量% メチルエチルケトン 38.0重量% トルエン 38.0重量% <実施例9>組成(l)からなる低染着性樹脂層9を形
成した以外は、実施例1と同様にしてラミネート一体型
インクリボン(実施例9)を作製した。また、印画紙も
実施例1と同様のものを作製した。
【0045】 組成(l):低染着性樹脂層9の形成用塗料 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−55Z、積水化学)4.8重量% シリカ(ニップシールE200A、日本シリカ工業((株)) 0.2重量% メチルエチルケトン 47.5重量% トルエン 47.5重量% <実施例10>実施例1と同様に、基材フィルム2上に
耐熱活性層8、プライマー層4、インク層7を形成し
た。そして、画像保護層7を組成(m)からなる剥離保
護層7aと、組成(n)からなる接着層7bとから形成
した。接着層7b上には、組成(e)からなる低染着性
樹脂層9を形成し、ラミネート一体型インクリボン(実
施例10)を作製した。さらに、組成(O)からなる染
料受容層の形成用塗料を塗布した印画紙を作製した。
【0046】 組成(m):剥離保護層7aの形成用塗料 セルロースアセテートブチレート(CAB551−0.01、イーストマンケミ カル) 9.7重量% セルロースアセテートブチレート(CAB500−5、イーストマンケミカル) 9.7重量% 紫外線吸収剤(シーソーブ703、シプロ化成) 0.6重量% メチルエチルケトン 40.0重量% トルエン 40.0重量% 組成(n):接着層7bの形成用塗料 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(デンカビニル#1000D、電気化学工業( 株)) 20.0重量% メチルエチルケトン 40.0重量% トルエン 40.0重量% 組成(o):インク受容層の形成用塗料 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(デンカビニル#1000AKT、電気化学工 業(株)) 20.0重量% シリコーンオイル(SF8427、東レダウコーニングシリコーン(株)) 0.5重量% ジシクロヘキシルフタレート 4.0重量% ポリイソシアネート(コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)) 0.5重量% メチルエチルケトン 37.5重量% トルエン 37.5重量% <比較例1>低染着性樹脂層9を設けない以外は、実施
例1と同様にラミネート一体型インクリボン(比較例
1)を作製した。また、印画紙も実施例1と同様にして
作製した。
【0047】<比較例2>組成(e)からなる低染着性
樹脂層9を乾燥厚0.2μmで形成した以外は、実施例
1と同様にしてラミネート一体型インクリボン(比較例
2)を作製した。また、印画紙も実施例1と同様にして
作製した。
【0048】<比較例3>組成(e)からなる低染着性
樹脂層9を乾燥厚2.5μmで形成した以外は、実施例
1と同様にしてラミネート一体型インクリボン(比較例
3)を作製した。また、印画紙も実施例1と同様にして
作製した。
【0049】<比較例4>低染着性樹脂層9を設けない
以外は、実施例10と同様にラミネート一体型インクリ
ボン(比較例4)を作製した。また、印画紙も実施例1
0と同様にして作製した。
【0050】以上のように作製された実施例1〜実施例
10及び比較例1〜比較例4のラミネート一体型インク
リボンを、それぞれの塗料がコーティングされた直後に
製品幅に細長く切り、パンケーキ(長さ5000m)の
状態で常温下にて、1カ月放置した。そして、、実施例
1〜実施例10及び比較例1〜比較例4までのラミネー
ト一体型インクリボンをそれぞれリボンスプールに小巻
きにして巻き直した。その後、48時間、50℃にて、
転写加速試験を行った。
【0051】そして、上述した各ラミネート一体型イン
クリボンと各印画紙とをソニー(株)製カラープリンタ
ーUP−D7000にセットし、白紙の印画紙に画像を
形成せずに画像保護層7及び低染着性樹脂層9をラミネ
ートし、これにより形成された画像転写体の着色度合い
を調べた。その結果を表1に示す。なお、表1における
×印は、インク層5の染料の再転写が発生して色差が
2.0以上あるものを示す。また、△印は、色差が2.
0未満1.0以上のものを示し、○印は、色差が1.0
未満のものを示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1の結果から、画像保護層7上に厚み
0.3〜2.0μmからなる低染着性樹脂層9を有した
ラミネート一体型インクリボン(実施例1〜実施例1
0)を使用して画像転写体を形成した場合には、色の再
現性のよい画像転写体を得られることがわかった。すな
わち、画像保護層上7の低染着性樹脂層9は、第1の工
程において巻き取られた状態でインク層5から耐熱滑性
層9に転写した染料が、第2の工程で巻き直しが行われ
て画像保護層7に再び転写することを防止する。
【0054】したがって、低染着性樹脂層9を有したラ
ミネート一体型インクリボン(実施例1〜実施例10)
から形成された画像転写体は、ラミネート一体型インク
リボンの製造工程で画像保護層7に染料が再転写するこ
とがなく、画像上にラミネートされるので、色の再現性
に優れる。
【0055】また、低染着性樹脂層9の厚みが0.2μ
mであるラミネート一体型インクリボン(比較例2)を
用いた場合には、低染着性樹脂層9を設けた効果が低下
し、低染着性樹脂層9及び画像保護層7への染料の再転
写が起こって不要な着色が発生し、色の再現性が低下す
る。一方、低染着性樹脂層9の厚みが2.5μmである
ラミネート一体型インクリボン(比較例3)を用いた場
合には、低染着性樹脂層9の印画紙への接着性が弱く、
画像保護層7をラミネートすることが困難となる。した
がって、低染着性樹脂層9の厚みは、0.3〜2.0μ
mであることが好ましい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る画像転写用インクリボンは、画像保護層上に低
染着性樹脂層が積層されてなることにより、この画像転
写用インクリボンの製造工程において、インク層からバ
ックコート層に転写した染料が画像転写体及び低染着性
樹脂層へ再転写することを防止し、画像上に不要な着色
が起こることを防止する。
【0057】また、本発明に係る画像転写体は、インク
画像が低染着性樹脂層を有する画像保護層に覆われて形
成されることから、画像保護層に不要な着色が行われ
ず、色再現性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したラミネート一体型インクリボ
ンの形状を示す図である。
【図2】上記ラミネート一体型インクリボンの要部断面
図と、要部平面図である。
【図3】別のラミネート一体型インクリボンの要部平面
図である。
【図4】別のラミネート一体型インクリボンの要部平面
図である。
【符号の説明】
1 ラミネート一体型インクリボン、2 基材フィル
ム、3 リボンスプール、4 プライマー層、5 イン
ク層、6 センサーマーク、7 画像保護層、8耐熱滑
性層、9 低染着性樹脂層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルム上に少なくとも1以上のイ
    ンク層と、画像保護層とが順次形成された画像転写用イ
    ンクリボンにおいて、 上記画像保護層の表面に、低染着性樹脂層が形成されて
    いることを特徴とする画像転写用インクリボン。
  2. 【請求項2】 上記低染着性樹脂層の厚みが0.3〜
    2.0μmであることを特徴とする請求項1記載の画像
    転写用インクリボン。
  3. 【請求項3】 上記低染着性樹脂層が、アクリル系樹脂
    からなることを特徴とする請求項1記載の画像転写用イ
    ンクリボン。
  4. 【請求項4】 上記低染着性樹脂層が、アセチルセルロ
    ース系樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の画
    像転写用インクリボン。
  5. 【請求項5】 上記低染着性樹脂層が、ポリビニルアル
    キルアセタール系樹脂からなることを特徴とする請求項
    1記載の画像転写用インクリボン。
  6. 【請求項6】 上記低染着性樹脂層が、スチレン系樹脂
    からなることを特徴とする請求項1記載の画像転写用イ
    ンクリボン。
  7. 【請求項7】 印画紙上に熱転写によりインク画像が形
    成されるとともに、このインク画像を覆って画像保護層
    が形成されてなる画像転写体において、 上記画像保護層のインク画像と接する面には、低染着性
    樹脂層が形成されていることを特徴とする画像転写体。
  8. 【請求項8】 上記低染着性樹脂層の厚みが0.3〜
    2.0μmであることを特徴とする請求項7記載の画像
    転写体。
  9. 【請求項9】 上記低染着性樹脂層が、アクリル系樹脂
    からなることを特徴とする請求項7記載の画像転写体。
  10. 【請求項10】 上記低染着性樹脂層が、アセチルセル
    ロース系樹脂からなることを特徴とする請求項7記載の
    画像転写体。
  11. 【請求項11】 上記低染着性樹脂層が、ポリビニルア
    ルキルアセタール系樹脂からなることを特徴とする請求
    項7記載の画像転写体。
  12. 【請求項12】 上記低染着性樹脂層が、スチレン系樹
    脂からなることを特徴とする請求項7記載の画像転写
    体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103828A (ja) * 2000-09-28 2002-04-09 Dainippon Printing Co Ltd 染料層インキ及び熱転写シート
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JP2013075497A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート及び印画物
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