JP2015157908A - シリカ分散体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、シリカ分散体が、単体であってもインキ組成物等への混合物であっても、シリカ分散体の経時安定性が良好であり、シリカの沈殿が発生しないシリカ分散体を提供することにある。
【解決手段】
本願発明者は、シリカを、セルロース系樹脂および有機溶剤とを含有する混合物で分散してなるシリカ分散体は、従来のセルロース系樹脂で分散していないシリカ添加物に比べ、経時安定性が良好であり、シリカの沈殿が発生しないことを見出し、本発明に至った。
【選択図】 なし

Description

本発明は、分散性が良好なシリカ分散体に関する。特に、シリカ分散体が、単体であってもインキ組成物等への混合物であっても、シリカ分散体の経時安定性が良好であり、シリカの沈殿が発生しないシリカ分散体に関する。
シリカは幅広い分野で不可欠な素材として利用されている。シリカを添加することにより、インキの吸収性が高まり、文字の滲みを抑え、或いはその発色や鮮明度を高めることが出来るため、ジアゾ感光紙・第二原図・写真印画紙・ホワイトボード及びインクジェット紙・静電記録紙・感熱紙・感圧紙・合成紙等の印字性能の付与や情報記録紙の印画の改善に広く利用されており、カラーコート紙の艶消しなどとしても使用される。さらに、印刷分野におけるブロッキング防止や接着剤の増強、増粘剤、マット剤などにも利用されるため、シリカはインキ組成物または接着剤、塗料、ワニス等へ混合されて使用される。
しかし、シリカは上記インキ組成物または接着剤、塗料、ワニス等と比較し比重が大きく、シリカ自身の極性により自己凝集し易いため、経時放置によりバインダー中のシリカの分離や沈殿が発生する問題がある。
シリカが沈殿することにより、使用前にディスパーなどで強攪拌後使用する必要があり、ハンドリング性が悪くなる。また、凝集してしまったシリカは簡単にもとの粒度に戻すことが困難であるため、粗粒が増えてしまい、印刷適性や塗工適性が悪くなる。また、硬い沈殿の場合は、シリカを元の均一の状態に戻すことができなくなり、本来の物性を発現することができなくなってしまう。
特許文献1に記載のセルロース分散体は筆記板用水性インキ中に使用されているが、経時安定性も不十分であり、体質顔料が沈殿してしまう。特に、有機溶剤系が主体となっているグラビアインキや一部のフレキソインキ、オフセットインキ、などに、上記シリカ分散体は経時安定性の観点から使用できない。
特開2003−292865号公報
本発明は、上記問題点を解決するべくなされたものであり、その目的は、シリカ分散体が、単体であってもインキ組成物等への混合物であっても、シリカ分散体の経時安定性が良好であり、シリカの沈殿が発生しないシリカ分散体を提供することにある。
本発明者らは、前記状況を鑑み鋭意検討を重ねた結果、シリカと、セルロース系樹脂と、有機溶剤とを含有し、シリカをセルロース系樹脂で分散してなるシリカ分散体は、経時安定性が良好であり、シリカの沈殿が発生しないことを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、シリカを、セルロース系樹脂及び有機溶剤を含有する混合物で分散してなるシリカ分散体に関する。
さらに、本発明は、セルロース系樹脂が、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートおよびニトロセルロースからなる群より選択される1以上の樹脂であることを特徴とする上記シリカ分散体に関する。
さらに、本発明は、セルロース系樹脂の重合度が50〜300であることを特徴とする上記シリカ分散体に関する。
さらに、本発明は、シリカの平均粒径が0.1μm〜15μmであることを特徴とする上記シリカ分散体に関する。
さらに、本発明は、シリカ分散体が、更に顔料を含有する場合において、シリカと顔料の重量比が1:0〜1:1であることを特徴とする上記シリカ分散体に関する。
さらに、本発明は、上記シリカ分散体を含有してなるインキ組成物に関する。
さらに、本発明は、シリカを、セルロース系樹脂及び有機溶剤を含有する混合物で分散する工程を有するシリカ分散体の製造方法に関する。
本発明のシリカ分散体はシリカの分離・沈殿が発生しないため、均一した状態を保持でき安定した物性を発現することができる。
さらに、本発明のシリカ分散体は、シリカ分散体の単体またはインキ組成物等への混合物であっても経時安定性が良好であり、強攪拌せずに使用できるためハンドリング性が向上する。
さらに、本発明のシリカ分散体は硬い沈殿が発生しない為、印刷適性や塗工適性が良好である。
本発明のシリカ分散体は、シリカと、セルロース系樹脂と、有機溶剤とを含有し、シリカをセルロース系樹脂で分散することによって得られる。
本発明におけるシリカは、ブロッキング防止や接着剤の増強、増粘性、マット性を付与できることが良く知られた材料である。また、インキの吸収性付与や、文字の滲みの抑制、色や鮮明度を高めることができ、ジアゾ感光紙・第二原図・写真印画紙・ホワイトボード及びインクジェット紙・静電記録紙・感熱紙・感圧紙・合成紙等の印字性能の付与や情報記録紙の印画の改善することができる。
上記シリカとは、二酸化ケイ素を主成分とする結晶構造を持たない粉末シリカの事を指し、インキ組成物に一般的に用いられるものをそのまま使用できる。また、表面に有機または無機処理や疎水性処理をしてあっても問題なく、球状または不定形でも問題なく使用できる。これらのシリカは、単独で、または2種以上を混合して用いることができ、分散性および耐ブロッキング性の観点からシリカ分散体におけるシリカの固形分として1〜40重量%が好ましい。
シリカ分散体の経時安定性及び耐ブロッキング性の観点から、上記シリカの平均粒径が0.1μm〜15μmであることが好ましい。なお、平均粒径は、レーザー回折・散乱法により測定したものをいう。
本発明において使用可能なセルロース系樹脂は、芳香族炭化水素を含有しない有機溶剤系でも良好な溶解性を有することがよく知られた材料である。そして、高いガラス転移温度を有し、皮膜が硬いため、耐ブロッキング性、耐熱性に優れるシリカ分散体が得ることができる。
上記セルロース系樹脂とはセルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ニトロセルロースなどを指し、セルロースと適当な有機酸・酸無水物との反応により得られる。即ち、セルロースを適当な有機酸・酸無水物・触媒と混合し、トリエステルが形成されるまで反応させる。完全にトリエステル化された後、希望の水酸基の水準にするために加水分解する。セルロースアセテートは酢酸でトリエステル化した後、加水分解して得られる。一般的にはアセチル化は0.6〜2 .5重量%、水酸基は1.8〜5.0%の樹脂が市販されている。セルロースアセテートプロピオネートは酢酸およびプロピオン酸でトリエステル化した後、加水分解して得られる。一般的にはアセチル化は0.6〜2.5重量% 、プロピオネート化は42.0〜46.0重量% 、水酸基は1.8〜5.0%の樹脂が市販されている。セルロースアセテートブチレートは酢酸および酪酸でトリエステル化した後、加水分解して得られる。一般的にはアセチル化は2.0〜30.0重量% 、ブチリル化は17.0〜53.0重量% 、水酸基は1.0〜5.0%の樹脂が市販されている。ニトロセルロースはセルロースの水酸基を一部または大部分を硝酸でエステル化することにより得られる。ニトロセルロースには様々な重合度の樹脂があり、一般的には、平均重合度35〜480の製品が市販されている。上記セルロース系樹脂は単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
これらセルロース系樹脂の水酸基に対する置換度などは、通常のインキ組成物や塗料で使用される範囲のものが、本発明でも支障なく利用できる。また、耐熱性の面からはニトロ基置換体の使用が有利であり、接着性の面からは低級アシル基置換体および低級アルキル基置換体が有利であるため、目的に応じて適宜選択して使用する事が好ましい。また、分散性の観点からシリカ分散体の総重量に対して、セルロース系樹脂が固形分換算で5〜60重量%が好ましい。
さらに、シリカ分散体の粘度及び経時安定性の観点から、上記セルロース系樹脂の重合度が50〜300であることが好ましい。
上記シリカ分散体に使用できる有機溶剤は、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエステル系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤などの公知の溶剤を、単独または複数使用でき、粘度やハンドリング性の観点からシリカ分散体の総重量に対して5〜60重量%が好ましい。
分散は公知の、例えばローラーミル、ボールミル、ペブルミル、アトライター、サンドミルなどを用いることができる。シリカ分散体の分散におけるハンドリング性や効率性からサンドミルを使用するのが好ましい。
本発明におけるシリカ分散体は用途や基材に応じて、様々な樹脂を併用することができる。用いられる樹脂の例としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ロジン系樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、テルペン樹脂、フェノール変性テルペン樹脂、ケトン樹脂、環化ゴム、塩化ゴム、ブチラール、石油樹脂、およびこれらの変性樹脂などを挙げることができる。これらの樹脂は、単独で、または2種以上を混合して用いることができ、その含有量は、シリカ分散体の総重量に対して、上記樹脂が固形分換算で0.5〜20重量%が好ましい。
また、本発明におけるシリカ分散体は必要に応じて、様々な添加剤を使用することができる。用いられる添加剤の例としては、極性ポリマーや界面活性剤などの分散体やレベリング剤、消泡剤、シリコンオイルなどの離型剤、ワックスなどが挙げることができる。これらの添加剤は、単独で、または2種以上を混合して用いることができ、その含有量は、シリカ分散体の総重量に対して、上記添加剤が固形分換算で0.1〜20重量%が好ましい。
また、本発明におけるシリカ分散体には、シリカ以外に顔料が含まれても構わない。例えば有機顔料としてアゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、キノフタロン系、アゾメチンアゾ系、ジクトピロロピロール系、イソインドリン系、無機顔料として酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、カーボンブラック、アルミニウム、マイカ(雲母)等が挙げられる。ただし、シリカ分散体に顔料が多量に含まれると、セルロース系樹脂が顔料を被覆するために使用されてしまう。すると、セルロース系樹脂がシリカを被覆することを阻害し、経時安定性が低下することがある。したがって、シリカ分散体に含まれるシリカと顔料の重量比は1:0(顔料を含まない)〜1:1であることが好ましい。かかる範囲であれば、吸油量の大きい顔料(例えばカーボンブラック)であっても、シリカ分散体の経時安定性に影響することなく併用することが出来る。
またシリカ分散体はインキ組成物等へ混合して使用することもできる。ここでのインキ組成物とは一般にグラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷に使用されるインキのことを指す。特にグラビアインキ、フレキソインキが好適である。本発明のシリカ分散体は、バインダー樹脂が例えばポリアミド、ニトロセルロース、ウレタン、アクリル等のグラビアインキ、フレキソインキに添加しても経時安定性は良好である。また、インキ組成物の経時安定性の観点から、インキ組成物中には、シリカ分散体中のシリカを0.1〜8重量%含有することが好ましい。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、本発明における部および%は、特に注釈の無い場合、重量部および重量%を表す。
<数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)>
数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)の測定は、昭和電工社製GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)「ShodexGPC System−21」を用いた。GPCは溶媒に溶解した物質をその分子サイズの差によって分離定量する液体クロマトグラフィーであり、溶媒としてはテトロヒドロフラン、重量平均分子量(Mw)の決定はポリスチレン換算で行った。
<水酸基価(OHV)>
共栓三角フラスコ中に試料、約1gを精密に量り採り、トルエン/エタノール(容量比:トルエン/エタノール=2/1)混合液100mlを加えて溶解する。更にアセチル化剤(無水酢酸25gをピリジンで溶解し、容量100mlとした溶液)を正確に5ml加え、約1時間攪拌した。これに、フェノールフタレイン試液を指示薬として加え、30秒間持続する。その後、溶液が淡紅色を呈するまで0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液で滴定する。
水酸基価は次式により求めた。水酸基価は樹脂の乾燥状態の数値とした(単位:mgKOH/g)。
水酸基価(mgKOH/g)=[{(b−a)×F×28.25}/S]/(不揮発分濃度/100)+D
ただし、S:試料の採取量(g)
a:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
b:空実験の0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
F:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の力価
D:酸価(mgKOH/g)
<酸価(AV)>
共栓三角フラスコ中に試料を、約1gを精密に量り採り、トルエン/エタノール(容積比:トルエン/エタノール=2/1)混合液100mlを加えて溶解した。これに、フェノールフタレイン試液を指示薬として加え、30秒間保持した後、溶液が淡紅色を呈するまで0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液で滴定した。
乾燥状態の樹脂の値として、酸価(mgKOH/g)を次式により求めた。
酸価(mgKOH/g)={(5.611×a×F)/S}/(不揮発分濃度/100)
ただし、S:試料の採取量(g)
a:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
F:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の力価
(シリカ1)
サイリシア710 (富士シリシア化学社製) 平均粒径2.8μm
(シリカ2)
サイリシア380 (富士シリシア化学社製) 平均粒径9.0μm
(シリカ3)
ミズカシルP−73 (水澤化学社製) 平均粒径4μm
(シリカ4)
ミズカシルNP−8 (水澤化学社製) 平均粒径7μm
(シリカ5)
ミズカシルP−78F (水澤化学社製) 平均粒径18μm
(シリカ6)
アエロジル200 (Evonik Degussa社製) 平均粒径0.012μm
(顔料)
(カーボンブラック)
RAVEN1020POWDER(Columbian社製)
(ニトロセルロース樹脂1の調整)
ニトロセルロース樹脂〔稲畑産業株式会社、商品名 NC TR 1/4W、重合度55〜70〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のニトロセルロース樹脂1を得た。
(ニトロセルロース樹脂2の調整)
ニトロセルロース樹脂〔稲畑産業株式会社、商品名 NC TR 1、重合度95〜110〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のニトロセルロース樹脂2を得た。
(ニトロセルロース樹脂3の調整)
ニトロセルロース樹脂〔稲畑産業株式会社、商品名 NC TR 20、重合度250〜290〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のニトロセルロース樹脂3を得た。
(ニトロセルロース樹脂4の調整)
ニトロセルロース樹脂〔稲畑産業株式会社、商品名 NC TR 60、重合度330〜380 〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のニトロセルロース樹脂4を得た。
(ニトロセルロース樹脂5の調整)
ニトロセルロース樹脂〔稲畑産業株式会社、商品名 NC TR 1/16、重合度35〜45〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のニトロセルロース樹脂5を得た。
(セルロースアセテート樹脂の調整)
セルロースアセテート樹脂〔CA−398−3、Eastman社製、Hydroxyl含有3.5%、数平均分子量30,000、理論値重合度158〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のセルロースアセテート樹脂を得た。
(セルロースアセテートプロピオネート樹脂の調整)
セルロース・アセテート・プロピオネート樹脂〔CAP−482−0.5,Eastman社製、Acetyl含有2.5%、Propioyl含有45.0%、Hydroxyl含有2.6%、数平均分子量25,000、理論値重合度117〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のセルロースアセテートプロピオネート樹脂を得た。
(セルロースアセテートブチレート樹脂の調整)
セルロース・アセテート・ブチレート樹脂〔CAB−381−0.5、Eastman社製、Acetyl含有13.5%、Butyryl含有38.0%、Hydroxyl含有1.3%、数平均分子量30,000、理論値重合度131〕30部を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、固形分30%のセルロースアセテートブチレート樹脂を得た。
なお、セルロースアセテート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂の重合度は、各置換基含量及び数平均分子量を用い計算し、理論値重合度とした。
まず、グルコース単位あたりの分子量は(式1)を用いて算出した。
(グルコース単位当たり分子量)
(式1)
グルコース単位当たり分子量=(162.14−1.01×3.0)+((置換基Aの分子量×置換基Aの含量)の総和)/(1−換基Aの含量の総和)

162.14 :セルロースの繰り返し単位の分子量
1.01 :水素の原子量
3.0 :グルコース単位当たりに存在する水酸基の数
置換基Aの分子量:セルロースの2位、3位、6位の酸素に結合している置換基Aの分子量
置換基Aとは、Acetyl(分子量:43.0)、Butyryl(分子量71.1)、Propioyl(分子量:57.1)、Hydroxyl(分子量:1.01)を指す。
(理論値重合度)
上記により算出されたグルコース単位当たり分子量および平均分子量を用いて、(式2)により平均重合度を算出した。
(式2)
平均重合度=平均分子量/グルコース単位当たり分子量
一例として、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂〔CAB−381−0.5、Eastman社製、Acetyl含有13.5%、Butyryl含有38.0%、Hydroxyl含有1.3%、数平均分子量30,000〕の場合について計算式を(式3)に示す。
(式3)
平均重合度=平均分子量/グルコース単位当たり分子量=30,000/(162.14−1.01×3.0)+(43.0×0.135+71.1×0.38+1.01×0.013)/(1−(0.135+0.38+0.013)=131
(ポリエステルジオールの合成例)
攪拌機、温度計、分水器および窒素ガス導入管を備えた丸底フラスコに、2−ブチル−2−エチル−1、3−プロパンジオール(以下BEPGと略す)56.846部、アジピン酸43.152部、テトラブチルチタネート0.002部を仕込み、窒素気流下に230℃で縮合により生じる水を除去しながらエステル化を8時間行った。ポリエステルの酸価が15以下になったことを確認後、真空ポンプにより徐々に真空度を上げ反応を終了した。これにより水酸基価56.1mgKOH/g(水酸基価から算出される数平均分子量2000)、酸価0.3mgKOH/gのポリエステルジオ−ルを得た。
(ウレタン樹脂合成例)
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、先述のポリエステルジオ−ル22.226部、イソホロンジイソシアネート5.434部、酢酸エチル7.500部を仕込み、窒素気流下に120℃で6時間反応させ、酢酸エチル7.500部を加え冷却し、末端イソシアネートプレポリマーの溶液42.663部を得た。次いでイソホロンジアミン2.203部、ジn−ブチルアミン0.138部、酢酸エチル20.000部およびエタノール20.000部を混合したものへ、得られた末端イソシアネートプレポリマーの溶剤溶液42.663部を室温で徐々に添加し、次に50℃で1時間反応させ、エタノール15.000部を添加し、固形分30.0%、重量平均分子量24000、アミン価4.0mgKOH/樹脂1gのウレタン樹脂を得た。
(アクリル樹脂の合成例)
アクリルモノマーとして、メタクリル酸メチル〔単独重合体のガラス転移温度Tg=+105℃〕37部、およびメタクリル酸ブチル〔単独重合体のガラス転移温度Tg=+20℃〕60部、アクリル酸〔単独重合体のガラス転移温度Tg=+106℃〕3部の組成比となるように共重合し、重量平均分子量50000、Tg50℃となるアクリル系樹脂を作製した。作製したアクリル系樹脂を、イソプロピルアルコールと酢酸エチルを等量ずつ混合した混合溶剤中に溶解させ、アクリル系樹脂固形分が30%のアクリル樹脂を作製した。
(ポリアミド樹脂)
ダイマー酸系ポリアミド VERSAMID950(BASF社製)、軟化点95℃、固形分100%
[実施例1]
(分散体1)
シリカ1を30.0部、ニトロセルロース樹脂2 30.0部、酢酸エチル 5.0部、エタノール 5.0部を撹拌混合しサンドミルで練肉した後、ニトロセルロース樹脂2 30.0部を攪拌混合し、シリカ分散体(分散体1)を得た。
(インキ組成物1)
カーボンブラック15.0部、ポリアミド樹脂10.0部、酢酸エチル15.0部、エタノール15.0部を撹拌混合しサンドミルで練肉した後、ポリアミド樹脂5.0部、酢酸エチル15.0部、エタノール15.0部、“分散体1”10.0部を攪拌混合しインキ組成物1を得た。
[実施例2〜6]
(インキ組成物2〜6)
表2に記載された配合により、分散体1を用い、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物2〜6を得た。
[実施例7〜22]
(分散体2〜17)
表1に記載された配合により、分散体1と同様の方法で、分散体2〜17を得た。
(インキ組成物7〜22)
表2に記載された配合により、分散体2〜17を用い、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物7〜22を得た。
[実施例23、24]
(分散体18、19)
表1に記載された配合の通り、シリカ以外に顔料(カーボンブラック)を加え、分散体1と同様の方法で、分散体18、19を得た。
(インキ組成物23、24)
表2に記載された配合により、分散体18、19を用い、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物23、24を得た。
[比較例1、2]
(分散体20、21)
表1に記載された配合により、分散体1と同様の方法で、分散体20、21を得た。
(インキ組成物25、26)
表3に記載された配合により、分散体20、21を用い、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物25、26を得た。
[比較例3〜6]
(インキ組成物27〜30)
表3に記載された配合により、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物27〜30を得た。ただし、シリカ分散体は用いない。
[比較例7〜13]
(インキ組成物31〜37)
表3に記載された配合により、インキ組成物1と同様の方法で、インキ組成物31〜37を得た。ただし、シリカ分散体の代わりにシリカ1〜6を使用している。また、シリカ1〜6は顔料を分散した後に添加し攪拌混合をしており、サンドミルで錬肉は行っていない。
得られたシリカ分散体(分散体1〜21)およびインキ組成物(インキ組成物1〜37)について、経時安定性試験および耐ブロッキング性試験を行った。試験方法は以下の通りである。
<経時安定性試験>
シリカ分散体(分散体1〜21)およびインキ組成物(インキ組成物1〜37)を、200gマヨネーズ瓶に150g充填した後密閉し、40℃2週間静置した後の沈殿や分離の状態を確認した。
◎:全く沈殿がなかったもの
○:沈殿は無く分離したもの
△:沈殿や分離があるが振れば元に戻るもの
×:沈殿が振っても戻らないもの
<耐ブロッキング性試験>
まず、シリカ分散体(分散体1〜21)およびインキ組成物(インキ組成物1〜37)を、それぞれ次の印刷条件の下で、PETフィルム(東洋紡社製・ポリエステルフィルムE5100−20μ)の処理面に印刷を行った。
[印刷条件]
印刷機:富士機械工業株式会社製グラビア印刷機
圧胴:ゴム硬度80HsのNBR(ニトリルブタジエンゴム)製
ドクター:刃先の厚みが60μmのセラミックメッキドクターブレード(母材の厚み40μm、片側セラミック層の厚み10μm)
版:東洋プリプレス株式会社製のクロム硬度1050Hvの電子彫刻版(スタイラス角度130度、175線/inch)
印圧:2kg/cm2
ドクター圧:2kg/cm2
印刷速度:60m/分
乾燥温度:50℃
希釈溶剤:酢酸エチル/エタノール=1/1溶剤
印刷粘度:ザーンカップ#3−15秒
次に得られた印刷物およびPETフィルムを4cm×4cmの大きさに切り、印刷物の印刷面と、PETフィルムの非印刷面とを重ね合わせて、10.0kg/cm2の荷重をかけ、50℃、80%RHの雰囲気で一週間放置後、重ね合わせた印刷物とPETフィルムを引き剥がし、剥離抵抗や印刷面の移行の程度から耐ブロッキング性を評価した。
◎:全く剥離抵抗がなかったもの
○:剥離抵抗はあるが、印刷面の移行が無かったもの
△:印刷面の移行面積が1〜50%のもの
×:印刷面の移行面積が50〜100%のもの
評価結果を表2および表3にまとめる。実施例1〜24のシリカ分散体およびインキ組成物は、比較例1〜13に比べて、経時安定性、耐ブロッキング性が良好であった。さらに、シリカ分散体ではセルロース系樹脂の重合度が50〜300、シリカの平均粒径が0.1μm〜15μmの場合、インキ組成物ではインキ組成物におけるシリカ分散体中のシリカが0.1〜8重量%の場合に、経時安定性、耐ブロッキング性がより良好であった。
Figure 2015157908
Figure 2015157908
Figure 2015157908

Claims (7)

  1. シリカを、セルロース系樹脂及び有機溶剤を含有する混合物で分散してなるシリカ分散体。
  2. セルロース系樹脂が、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートおよびニトロセルロースからなる群より選択される1以上の樹脂であることを特徴とする請求項1記載のシリカ分散体。
  3. セルロース系樹脂の重合度が50〜300であることを特徴とする請求項1または2記載のシリカ分散体。
  4. シリカの平均粒径が0.1μm〜15μmであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のシリカ分散体。
  5. シリカ分散体が、更に顔料を含有する場合において、シリカと顔料の重量比が1:0〜1:1であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のシリカ分散体
  6. 請求項1〜5いずれか記載のシリカ分散体を含有してなるインキ組成物。
  7. シリカを、セルロース系樹脂及び有機溶剤を含有する混合物で分散する工程を有するシリカ分散体の製造方法。



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