JP3684621B2 - 画像保護層のラミネート方法及び熱転写用プリンター - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、印画紙等の被転写体に形成された画像の表面保護のために、その画像上に画像保護層をラミネートする方法及び熱転写用プリンターに関する。さらに詳しくは、本発明は、転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写することにより画像上に画像保護層をラミネートするにあたり、熱転写した画像保護層に不要なしわが生じることを抑制する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、印画紙等の被転写体に形成された画像、特に昇華性あるいは熱拡散性染料を使用した昇華型熱転写方式により形成された画像に対し、その画像の保護のために透明フィルムをラミネートすることがなされている。ここで、透明フィルムに求められている画像保護の態様としては、画像劣化の要因となるガスからの画像の遮断や、透明フィルムに紫外線吸収能をもたせることによる画像の変退色の防止や、画像を形成している染料が消しゴム等の各種可塑剤を含む物品へ移行することを防止するという耐可塑剤性の付与や、耐摩耗性の付与、耐皮脂性の付与等と多岐にわたっている。
【0003】
また、透明フィルムのラミネート方法についても種々の方法が知られており、例えば、透明フィルムを熱ローラーを用いて画像面に熱圧着するものや、常温で粘着剤を用いて接着させるものが知られている。また、基材フィルム上に熱可塑性樹脂からなる画像保護層を積層した転写型画像保護フィルムを用意し、この転写型画像保護フィルムの画像保護層を被保護画像上に熱転写することにより画像上に画像保護層(即ち、透明フィルム)を形成する方法も知られている(特開昭60−204397号公報、特開昭59−85793号公報、特開昭59−76298号公報)。このような転写型画像保護フィルムによると、極薄の画像保護層の転写が可能であり、かつ画像保護層のうち熱転写時に加熱された部分のみを被保護画像上にラミネートすることができるので、ラミネート後の印画紙のカールを防止することが可能となる。また、画像の形成に使用するインクリボン内に画像保護層を形成し、プリンター内部で画像形成に引き続いて画像保護層をラミネートすることも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インクリボンを用いてプリンターで印画紙に画像を形成する場合、インクリボンの走行性を確保するため、インクリボン又は印画紙の表面に離型剤を使用してそれらの間の離型性を高めることがなされている。
【0005】
しかし、印画紙表面又はインクリボン表面に離型剤を使用してそれらの間の離型性を高めても、画像形成後の印画紙と転写型画像保護フィルムの画像保護層との滑性が十分に高まることはない。そのため、画像保護層のラミネート時に熱収縮あるいは熱伸長した当該画像保護層のラミネート部分と、その周囲の画像保護層の非ラミネート部分との間に歪みが生じると、この歪みを効率的に逃がすことができない。よって、画像保護層の熱転写領域の周辺部にしわが発生しやすくなる。
【0006】
図4は、このようなしわの発生の典型的な態様を表したものである。同図のように、感熱ヘッド1の主走査方向xが転写型画像保護フィルム2の幅方向となり、感熱ヘッド1の副走査方向yが転写型画像保護フィルム2の長手方向になる場合(即ち、感熱ヘッド1が転写型画像保護フィルム2の長手方向に走行する場合)において、転写型画像保護フィルム2の画像保護層3の所定の熱転写領域(粗い斜線部分)3aを印画紙へ熱転写するとき、感熱ヘッド1は、画像保護層3を主走査方向xに図5に示したようなエネルギー分布で加熱し、画像保護層3の熱転写領域3aを熱転写させる。なお、図5において、1-1、1-2、1-3、…、1-nは、感熱ヘッド1を構成する個々の加熱素子を表している。そしてこのように画像保護層3を熱転写させると、熱転写後の画像保護層3の領域3aの副走査方向yの周縁部3a-p、3a-q(図4の熱転写領域3a内の細い斜線部分)にはしわが発生する。
【0007】
このため、画像保護層をラミネートした後の美観が損なわれると共に、その部分で画像保護層の保護機能も低下するという問題があった。
【0008】
本発明はこのような従来技術の課題を解決しようとするものであり、転写型画像保護フィルムの画像保護層を印画紙等の被転写体に熱転写させたときに、熱転写させた画像保護層の周縁部に不要なしわが発生しないようにする画像保護層のラミネート方法及びこれを用いた熱転写用プリンターを提案することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、転写型画像保護フィルムの画像保護層を加熱し、画像保護層を印画紙等の被転写体に熱転写させる際に、画像保護層の熱転写領域の周縁部の加熱エネルギーを徐々に変化させ、非熱転写領域と熱転写領域との境界部の加熱温度が徐々に変化するようにすると、その部分でのしわの発生を抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
即ち、本発明の画像保護層のラミネート方法は、加熱素子を被転写体の幅方向に複数併設し、加熱素子の加熱エネルギーにより、この被転写体に形成された画像上に、転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写させ、被転写体をラミネートする画像保護層のラミネート方法であって、画像保護層の熱転写時の加熱素子の加熱エネルギーを、画像保護層の熱転写領域と非熱転写領域との境界領域で熱転写領域から非熱転写領域にかけて徐々に低下させるようにしたものである。
また、本発明の熱転写用プリンターは、加熱素子を被転写体の幅方向に複数併設し、加熱素子の加熱エネルギーにより、被転写体上に熱転写用インクリボンからインクを熱転写することで画像を形成する熱転写用プリンターであって、被転写体に形成された画像上に転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写する場合に、加熱素子の加熱エネルギーを画像保護層の熱転写領域と非熱転写領域の境界領域で、熱転写領域から非熱転写領域にかけて徐々に低下させ、画像保護層を被転写体に熱転写するようにしたものである。
【0011】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0012】
図3は、本発明の実施に使用することのできる転写型画像保護フィルムであって、転写型画像保護フィルムと昇華型熱転写用インクリボンとが一体になっているラミネート一体型リボンの一般的態様の平面図(同図(a))及び断面図(同図(b))である。
【0013】
本発明は、被転写体に形成された画像上に画像保護層をラミネートするにあたって、公知の転写型画像保護フィルムを使用して実施することができる。したがって、図3のリボン4は、公知のリボンと同様に、基材フィルム5上にプライマー層6を形成し、その上にイエローY、マゼンタM、シアンCの各色のインク層7及びセンサーマーク8を面順次に形成し、またこれらと同一面上に画像保護層3を形成し、さらに基材フィルム5の裏面に耐熱滑性層9を設けたものとすることができる。
【0014】
ここで、リボン4の各構成要素も公知のリボンと同様に構成することができ、例えば、基材フィルム5は、厚さ3〜20μmポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム等から形成することができる。
【0015】
プライマー層6は、基材フィルム5とインク層7との接着性を高めるために設けられている。プライマー層6の構成材料は、基材フィルム5やインク層7を構成する樹脂の種類等に応じて適宜選択することができるが、一般にはウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等から形成することができる。
【0016】
インク層7は、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン等のビニル系樹脂、その他各種ウレタン樹脂等に昇華性あるいは熱拡散性染料を分散させたものとすることができる。インク層7の厚さにも特に限定はなく、通常約0.5〜5μm程度とすることができる。
【0017】
図3の画像保護層3は、単層の熱可塑性樹脂からなっており、熱転写時に印画紙等の被保護画像に接着する機能と、熱転写後に画像を紫外線、可塑剤、皮脂等から保護する機能とを兼ね備えたものとなっている。このような画像保護層3を形成する熱可塑性樹脂としては、熱転写により印画紙の画像形成面に良好に接着する樹脂であって、かつ、紫外線、可塑剤、皮脂等から画像を保護する保護層としての機能も有する樹脂を適宜使用することができる。例えば、セルロースアセテートブチレート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等、印画紙の染料受容層と同一あるいは相溶性の樹脂を使用することができる。なお、図3のリボン4の画像保護層3としては、上述のように接着層としての機能と画像の保護層としての機能とを兼ね備えた単層の画像保護層3を設けた態様を示したが、本発明は、画像保護層として、接着層と保護層とを別個の層として有するリボンにも適用することができる。
【0018】
耐熱滑性層9は、熱転写用プリンターで熱転写画像の形成及び画像保護層3の画像へのラミネートを行う場合に、そのプリンターのサーマルヘッドに基材フィルム5が融着することを防止し、リボン4のスムーズな走行性を確保するために設けられている。このような耐熱滑性層9は、例えば、酢酸セルロース、ポリビニルブチラール等の高軟化点の樹脂から形成することができる。またシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸アミド、リン酸エステル等の滑剤をそのような樹脂層上に塗布したり樹脂層内に添加したりしてもよく、フィラーを樹脂層内に添加したものとしてもよい。
【0019】
この図3のリボン4を用いてプリンターで画像形成し、その画像上に画像保護層をラミネートする場合、まず、プリンターの感熱ヘッドでイエローY、マゼンタM、シアンCの各色のインク層7を順次加熱して印画紙に画像を形成し、次いで画像保護層3を加熱し、その加熱部分の画像保護層を画像上に熱転写させる。
【0020】
本発明においては、この画像保護層3の熱転写時に、感熱ヘッドによる画像保護層3の主走査方向の加熱エネルギーを、図5に示したように、熱転写領域3aでは一定の高いレベル(100%)とし、非熱転写領域では0とするという1段のステップ状分布にさせるのではなく、画像保護層3の熱転写領域3aの周縁部で加熱エネルギーを徐々に変化させる。この場合、熱転写領域3aの周縁部における加熱エネルギーの変化の程度は、画像保護層3の表面素材等に応じて適宜定めることができるが、通常、熱転写領域3aの周縁(ラミネートエッジ)付近の幅0.3〜5mm、より好ましくは0.5〜2mmの範囲で加熱エネルギーが0%から100%まで変化するように設定することが好ましい。この幅は、300dpi、12本/mmの加熱素子からなる感熱ヘッドでは6〜24dotに相当する。
【0021】
加熱エネルギーを徐々に変化させる態様としては、特に制限はなく、熱転写領域3aの中央部から周縁方向に加熱エネルギーが連続的に減少するようにしてもよく、あるいは複数段のステップ状で減少するようにしてもよい。そこで、例えば図1(a)に示したように、画像保護層3の熱転写領域3aの中央部の加熱エネルギーを100%とした場合に、熱転写領域の中央部から周縁部に向けて感熱ヘッド1の主走査方向xに25%ずつ段階的に減らすことができる。この場合、熱転写領域3aのラミネートエッジは、例えば同図Aの位置となるようにすることができる。また、同図(b)に示したように、中央部の加熱エネルギーを100%とした場合に、熱転写領域の中央部から周縁部に向けて感熱ヘッド1の主走査方向xに10%、20%、20%、50%と順次エネルギーを減らしてもよい。この場合、熱転写領域3aのラミネートエッジは、例えば同図Bの位置となるようにすることができる。図1では、感熱ヘッドの主走査方向xに加熱エネルギーを徐々に変化させる態様を説明したが、感熱ヘッドの副走査方向yについては、画像保護層のラミネート不良がラミネート開始時の加熱エネルギーの立ち上がりで起こることが多いため、副走査方向yの加熱エネルギーの制御としては、例えば、立ち上がり時の加熱エネルギーをオーバーシュートぎみとし、その後一定にするかあるいは蓄熱補正のために徐々にエネルギーを低下させればよい。
【0022】
本発明は、感熱ヘッドで画像保護層を加熱して被転写体に熱転写させるタイプの転写型画像保護フィルムである限り、図3に示したリボン以外にも種々の態様のリボンに対して適用することができる。例えば、図3に示したリボンではインク層7として、イエローY、マゼンタM、シアンCの各色のインク層が面順次に形成されている例を示したが、さらにブラック等のインク層が形成されていてもよく、任意の単一色のみのインク層が形成されていてもよい。あるいはインク層をもたないためにインクリボンの機能がなく、画像保護機能のみを有する転写型画像保護フィルムであってもよい。
【0023】
【作用】
本発明の画像保護層のラミネート方法によれば、画像保護層を熱転写させる際の加熱エネルギーを、画像保護層の熱転写領域の周縁部で徐々に変化させるので、熱転写時に画像保護層の熱転写領域がその周縁部(ラミネートエッジ付近)で急激に熱収縮することを抑制することができる。したがって、画像保護層の熱転写後にその熱転写領域の周縁部に不要なしわが発生することを抑制できる。
また、本発明の熱転写用プリンターによれば、被転写体の幅方向に複数併設した加熱素子により画像保護層を熱転写させる際の加熱エネルギーを、画像保護層の熱転写領域の周縁部で徐々に変化させることができるため、被写体に形成された画像上に転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写する時に画像保護層の熱転写領域がその周縁部(ラミネートエッジ付近)で急激に熱収縮することが抑制され、画像保護層の熱転写後にその熱転写領域の周縁部に不要なしわが発生することを抑制することができる。
【0024】
【実施例】
実施例1〜3、比較例1
裏面に耐熱処理を施したPETフィルムの表面に、次の組成(a)の画像保護層用塗料を乾燥厚3μmとなるようにグラビアコーターで塗布し、その上に組成(b)の接着層用塗料を乾燥厚2μmとなるようにグラビアコーターで塗布することにより2層構造の画像保護層を形成し、これにより転写型画像保護フィルムを形成した。
【0025】
[画像保護層用塗料:組成(a)] (重量%)
セルロースアセテートブチレート 10
(CAB551-0.01 、イーストマンケミカル社製)
セルロースアセテートブチレート 10
(CAB500-5、イーストマンケミカル社製)
UV吸収剤(チヌビン900 、チバガイギー社製) 1
メチルエチルケトン 39
トルエン 40
【0026】
[接着層用塗料:組成(b)] (重量%)
セルロースアセテートブチレート 25
(CAB551-0.01 、イーストマンケミカル社製)
メチルエチルケトン 35
トルエン 40
【0027】
一方、合成紙(ユポFPG−150、王子油化合成紙(株)製)に次の組成(c)の染料受容層形成用塗料を乾燥厚5μmとなるように塗布し、印画紙を形成した。
【0028】
[染料受容層形成用塗料:組成(c)] (重量%)
セルロースアセテートブチレート 10
(CAB551-0.01 、イーストマンケミカル社製)
セルロースアセテートブチレート 10
(CAB500-5、イーストマンケミカル社製)
ジシクロヘキシルフタレート(DCHP) 4
シリコーンオイル(SF8427、東レダウコーニングシリコーン社製) 0.6
ポリイソシアネート(コロネートL、日本ポリウレタン(株)製) 0.6
メチルエチルケトン 37.4
トルエン 37.4
【0029】
そして、得られた印画紙に上記の転写型画像保護フィルムを重ね、平均抵抗3kΩの抵抗体6本/mmからなる感熱ヘッドで、印加電圧19V、印画パルス幅20msec/line、ヘッド圧400g/cmで画像保護層を印画紙へラミネートした。この場合、ラミネートエネルギーの分布は、図2(a)〜(d)のように設定した。
【0030】
その結果、比較例1では印画紙上にしわが観察されたが、実施例1及び2には全くしわが認められなかった。また、実施例3では、画像保護層を熱転写させた後の転写型画像保護フィルム(画像保護層が転写により抜け出た後に残ったフィルム)にはしわが認められたが、印画紙上にはしわは認められなかった。したがって、この系ではラミネートエッジ付近の加熱エネルギーを実施例1〜3のように変化させると印画紙上にしわは発生しないが、実施例3よりも急峻に変化させると印画紙上にもしわの現れることが予測される。
【0031】
【発明の効果】
本発明の画像保護層のラミネート方法によれば、転写型画像保護フィルムの画像保護層を被転写体に熱転写させた場合に、不要なしわが発生することを抑制できる。
また、本発明の熱転写用プリンターによれば、不要なしわが発生することを抑制された状態で転写型画像保護フィルムの画像保護層を被転写体に熱転写させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像保護層の加熱エネルギー分布の説明図である。
【図2】実施例及び比較例の画像保護層の加熱エネルギー分布の説明図である。
【図3】転写型画像保護フィルム(ラミネート一体型リボン)の説明図(同図(a)平面図)、同図(b)断面図)である。
【図4】従来の転写型ラミネートフィルムにおけるしわの発生の説明図である。
【図5】従来の画像保護層の加熱エネルギー分布の説明図である。
【符号の説明】
1 感熱ヘッド
2 転写型画像保護フィルム
3 画像保護層
4 ラミネート一体型リボン
5 基材フィルム
6 プライマー層
7 インク層
8 センサーマーク
9 耐熱滑性層
x 主走査方向
y 副走査方向
Claims (8)
- 加熱素子を被転写体の幅方向に複数併設し、前記加熱素子の加熱エネルギーにより、前記被転写体に形成された画像上に、転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写させ、前記被転写体をラミネートする画像保護層のラミネート方法であって、前記画像保護層の熱転写時の前記加熱素子の加熱エネルギーを、前記画像保護層の熱転写領域と非熱転写領域との境界領域で前記熱転写領域から前記非熱転写領域にかけて徐々に低下させることを特徴とする画像保護層のラミネート方法。
- 請求項1記載の画像保護層のラミネート方法において、
前記熱転写領域と前記非熱転写領域との境界での前記加熱素子の加熱エネルギーを、前記熱転写領域の中央部の前記加熱素子の加熱エネルギーに対して75%以内とすることを特徴とする画像保護層のラミネート方法。 - 請求項1記載の画像保護層のラミネート方法において、
前記境界領域において、前記熱転写領域から前記非熱転写領域にかけて前記各加熱素子の加熱エネルギーを25%以内の低下率で変化させることを特徴とする画像保護層のラミネート方法。 - 請求項1記載の画像保護層のラミネート方法において、
前記被転写体への前記画像保護層の熱転写開始時の前記複数の加熱素子の加熱エネルギーを前記熱転写開始時以外の加熱エネルギーより高くすることを特徴とする画像保護層のラミネート方法。 - 加熱素子を被転写体の幅方向に複数併設し、前記加熱素子の加熱エネルギーにより、前記被転写体上に熱転写用インクリボンからインクを熱転写することで画像を形成する熱転写用プリンターであって、
前記被転写体に形成された画像上に転写型画像保護フィルムの画像保護層を熱転写する場合に、前記加熱素子の加熱エネルギーを前記画像保護層の熱転写領域と非熱転写領域の境界領域で、前記熱転写領域から前記非熱転写領域にかけて徐々に低下させ、前記画像保護層を前記被転写体に熱転写することを特徴とする熱転写用プリンター。 - 請求項5記載の熱転写用プリンターにおいて、
前記熱転写領域と前記非熱転写領域の境界での前記加熱素子の加熱エネルギーを前記熱転写領域の中央部の前記加熱素子の加熱エネルギーに対して75%以内とすることを特徴とする熱転写用プリンター。 - 請求項5記載の熱転写用プリンターにおいて、
前記境界領域において、前記熱転写領域から前記非熱転写領域にかけて前記各加熱素子の加熱エネルギーを25%以内の低下率で変化させることを特徴とする熱転写用プリンター。 - 請求項5記載の熱転写用プリンターにおいて、
前記被転写体への前記画像保護層の熱転写開始時の前記複数の加熱素子の加熱エネルギーを前記熱転写開始時以外の加熱エネルギーより高くすることを特徴とする熱転写用プリンター。
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