JP3056236B2 - 感熱転写記録用インクシート - Google Patents

感熱転写記録用インクシート

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JP3056236B2 JP2272973A JP27297390A JP3056236B2 JP 3056236 B2 JP3056236 B2 JP 3056236B2 JP 2272973 A JP2272973 A JP 2272973A JP 27297390 A JP27297390 A JP 27297390A JP 3056236 B2 JP3056236 B2 JP 3056236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感熱転写記録用インクシートに関し、更に詳
しくは保存性とインク層における熱拡散性色素の分散性
を高め、かつ低熱エネルギーでも高濃度の画像を得るこ
とができる感熱転写記録用インクシートに関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] カラーハードコピーを得る方式として、インクジェッ
ト、電子写真、感熱転写等によるカラー記録技術が検討
されている。
これらのうち、特に感熱転写方式は、操作や保守が容
易であること、装置の小型化、低コスト化が可能である
こと等の利点を有している。
この感熱転写方式には、以下の二種類がある。
すなわち、支持体上に溶融性インク層を有する転写シ
ートをレーザーあるいは感熱ヘッドによりイメージワイ
ズに加熱して、該溶融性インク層を感熱転写記録用受像
シート上に溶融転写する方式と、支持体上に熱拡散性色
素(昇華性色素)を含むインク層を有する感熱転写記録
用インクシートを用いて、感熱転写記録用受像シートに
前記熱拡散性色素を拡散転写する熱拡散転写方式との二
種類である。
これらのうち、熱拡散転写方式は感熱ヘッドの熱的エ
ネルギーの変化に応じて、色素の転写量を変化させて画
像の階調をコントロールすることができるので、シア
ン、マゼンタ、イエローの重ね記録を行なうことによっ
て、色の濃淡に連続的な変化を有するカラー画像が得ら
れる方式として、近年注目されている。
しかしながら、この熱拡散転写方式には、第一の問題
点として、用いる感熱転写記録用インクシートの保存性
が良くないことが挙げられる。
すなわち、これまでの感熱転写記録用インクシートで
は、巻き重ねて保存すると時間の経過とともに熱拡散性
色素がバインダ−から遊離してインク層面上に蓄積さ
れ、しかもそれが接触しているシート裏面へ以降するの
で、記録の際にサーマルヘッドや被転写シート全体が色
素で汚染されること(地汚れ)がある。
第二の問題点は、熱拡散性色素がバインダーから遊離
してしまった感熱転写記録用インクシートは、その色素
濃度が低下するので、高エネルギーを与えない限り高濃
度の画像を得ることが難しいことである(低転写性)。
そして、高濃度の画像を得るため高エネルギーを与え
ると、印字のスピードが遅くなるばかりかサーマルヘッ
ドの寿命を短くする問題があった。
第三の問題点は、インク層における熱拡散性色素の分
散性が十分ではなく、画質に悪影響を及ぼすことであ
る。
本発明は上記各種の問題点を解決するためになされた
ものである。
すなわち、本発明の目的は、保存性とインク層におけ
る熱拡散性色素の分散性を改良するとともに、低熱エネ
ルギーでも高濃度の画像が得られるように転写性を改良
した感熱転写記録用インクシートを提供することにあ
る。
[前記課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための本発明は、ポリビニルブチ
ラール−アセトアセタール共重合体樹脂と熱拡散性色素
とを含有するインク層を支持体上に有し、前記ポリビニ
ルブチラール−アセトアセタール共重合体樹脂中に含ま
れるポリビニルブチラールセグメント量が41重量%以上
90重量%未満であり、ポリビニルアセトアセタールセグ
メント量が10重量%以上41重量%以下であることを特徴
とする感熱転写記録用インクシートである。
以下、本発明を詳細に説明する。
(1.)感熱転写記録用インクシート 本発明の感熱転写記録用インクシートは、支持体上に
インク層を積層した構造を有する。
−インク層− インク層は、基本的に熱拡散性色素とバインダ−とを
含有する。
1.熱拡散性色素 本発明に用いられる熱拡散性色素は、熱拡散性もしく
は昇華性である限り特に制限はない。
熱拡散性色素としては、シアン色素、マゼンタ色素、
イエロー色素を挙げることができる。
前記シアン色素としては、特開昭59−78896号、同59
−227948号、同60−24966号、同60−53563号、同60−13
0735号、同60−131292号、同60−239289号、同61−1939
6号、同61−22993号、同61−31292号、同61−31467号、
同61−35994号、同61−49893号、同61−148269号、同62
−191191号、同63−91288号、同63−91287号、同63−29
0793号等の各公報に記載されているナフトキノン系色
素、アントラキノン系色素、アゾメチン系色素等が挙げ
られる。
前記マゼンタ色素としては、特開昭59−78896号、特
開昭60−30392号、特開昭60−30394号、特開昭60−2535
95号、特開昭61−262190号、特開昭63−5992号、特開昭
63−205288号、特開昭64−159号、特開昭64−63194号等
の各公報に記載されているアントラキノン系色素、アゾ
色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
イエロー色素としては、特開昭59−78896号、特開昭6
0−27594号、特開昭60−31560号、特開昭60−53565号、
特開昭61−12394号、特開昭63−122594号等の各公報に
記載されているメチン系色素、アゾ系色素、キノフタロ
ン系色素、アントライソチアゾール系色素が挙げられ
る。
また、熱拡散性色素としては、開鎖型又は閉鎖型の活
性メチレン基を有する化合物をp−フェニレンジアミン
誘導体の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸
化体とのカップリング反応により得られるアゾメチン色
素、およびフェノールまたはナフトール誘導体またはp
−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp−アミノ
フェノール誘導体の酸化体のとのカップリング反応によ
り得られるインドアニリン色素も好適に使用することが
できる。
上記熱拡散性色素は、形成しようとする画像が単色で
あるならば、イエロー色素、マゼンタ色素、シアン色素
のいずれであってもよい。
また、形成しようとする画像の色調によっては、前記
三種の熱拡散性色素のいずれか二種以上もしくは他の色
を含んでいても良い。
本発明における前記熱拡散性色素の使用量は、支持体
1m2当たり通常0.1〜20g、好ましくは0.2〜5gである。
2.バインダ− 本発明では、インク層に用いるバインダ−はポリビニ
ルブチラール−アセトアセタール共重合体樹脂を必須成
分とする。
本発明において好ましいポリビニルブチラール−アセ
トアセタール共重合体樹脂は、その重合度が1,500以上
であり、特に1、500〜3,000である。重合度が1,500以
上であると、染料の分散性が良く、また感熱転写用記録
用インクシートの保存性が良好となって好都合である。
逆に、重合度が1,500未満であると、保存性が悪くなっ
て好ましくなく、重合度が3,000を超えると染料の分散
が困難となり、また十分に染料が転写せず高濃度の画像
を得るためには高エネルギーを与えることになり好まし
くない。
このようなポリビニルブチラール−アセトアセタール
共重合体樹脂は、たとえば、ポリビニルアルコールをア
セトアルデヒドとブチルアルデヒドによりアセタール化
することにより、製造することができる。
得られるポリビニルブチラール−アセトアセタール共
重合体樹脂は、ポリビニルブチラールセグメントとポリ
アセトアセタールセグメントとを有する。なお、本発明
における、前述のようにして得られたポリビニルブチラ
ール−アセトアセタール共重合体樹脂には、アセタール
化されないフリーの水酸基が残っている。また残存する
アセチル基の量は本発明の目的を達成するうえで本質的
な影響を及ぼすものではない。
ポリビニルブチラールセグメントは、通常20以上90重
量%未満、好ましくは20以上70重量%未満含有される。
また、ポリビニルアセトアセタールセグメントは、通常
10以上80重量%未満、好ましくは30以上80重量%未満含
有されている。
それぞれのセグメントが前記範囲内で含有されている
と染料の分散性が良好であるとともに、保存性も良好で
かつ高転写濃度となって好都合である。ポリビニルブチ
ラールセグメントの含有量が前記範囲を下回ると共に、
ポリビニルアセトアセタールセグメントの含有量が前記
範囲を超えると、十分な転写濃度が得られないことがあ
り、また、ポリビニルブチラールセグメントの含有量が
前記範囲を上回ると共に、ポリビニルアセトアセタール
セグメントの含有量が前記範囲を下回ると、保存性が悪
く地汚れや高濃度画像を得ることが困難になることがあ
る。
本発明において使用されるポリビニルブチラール−ア
セトアセタール共重合体樹脂は、前記ポリビニルアルコ
ールを同時にブチラール化とアセトアセタール化とを行
って、ポリビニルアルコールの水酸基がランダムにブチ
ラール化されあるいはアセトアセタール化された樹脂で
あっても良いし、それぞれのアセタール化反応を段階的
に行っても良い。
その場合のアセタール化部分の割合およびアセトアセ
タール化部分の割合は、前期したポリアセトアセタール
セグメントの含有量およびポリビニルブチラールセグメ
ントの含有量に相当する値であるのが好ましい。
このポリビニルブチラール−アセトアセタール共重合
体樹脂をインク層のバインダーに用いると、インク層に
おける熱拡散性色素の分散性は向上し、熱拡散性色素の
感熱転写記録用受像層への転写性が改良されるととも
に、酸熱転写記録用インクシートの保存性も向上する。
なお、本発明では、ポリビニルブチラール−アセトア
セタール共重合体樹脂は他の樹脂と併用することもでき
る。
その場合、ポリビニルブチラール−アセトアセタール
共重合体樹脂の含有量は、該樹脂と他の樹脂との合計量
に対し、通常50〜100重量%の範囲である。
ここに言う他の樹脂としては、ポリエステル系樹脂、
塩化ビニル又はその共重合体樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル系樹脂、スチレン系樹脂、セルロース系樹脂ポリカ
ーボネイト、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリアリレート、ポリパラバン酸、ポリアミド、ポ
リウレタンなどの一種または二種以上を挙げることがで
きる。
本発明におけるバイダーと前期熱拡散性色素とのイン
ク層における重量比は、1:10〜10:1が好ましい。
3.添加剤 本発明では、インク層に各種の添加剤を添加すること
ができる。
その添加剤としては、シリコーン樹脂、シリコーンオ
イル(反応硬化タイプも可)、シリコーン変性樹脂、フ
ッ素樹脂、界面活性剤、ワックス類等の剥離性化合物、
金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カーボンブラッ
ク、樹脂微粉末等のフィラー、バインダー成分と反応可
能な硬化剤(たとえばイソシアネート類やアクリル類や
エポキシ類等の放射線活性化合物)などを挙げることが
できる。
さらに、転写を促進するための熱溶融性物質、たとえ
ばワックスや高級脂肪酸エステルなど、特開昭59−1069
97号に記載された化合物を挙げることができる。
添加量は添加剤の種類、添加目的により一概に決めら
れないが、添加剤全体としては、通常、バインダー樹脂
に対して20重量%以下の範囲である。
4.インク層の形成 インク層は、前記バインダーおよび熱拡散性色素、さ
らに必要に応じて添加された任意の成分を溶媒に分散も
しくは溶解してインク層形成用塗工液を調製し、この塗
工液を支持体上に塗工、乾燥することにより形成するこ
とができる。
なお、前記バインダーは一種または二種以上を溶媒に
溶解して用いるだけでなく、ラテックス状に分散させて
もよい。
上記溶媒としては、水、アルコール類(例えばエタノ
ール、プロパノール)、セロソルブ類(例えばメチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブなど)、芳香族類(例えば
トルエン、キシレン、クロルベンゼンなど)、ケトン類
(例えばアセトン、メチルエチルケトンなど)、エステ
ル利(例えば酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、エーテル
類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、塩
素系溶媒(例えばクロロホルム、トリクロルエチレンな
ど)を挙げることができる。
上記塗工には通常知られたグラビアロールによる面順
次塗り分け塗布、押し出し塗布、ワイヤーバー塗布、ロ
ール塗布などを用いることができる。
インク層の膜厚は、通常0.2〜10μm、好ましくは、
0.3〜3μmである。
また、インク層は、バインダーとイエロー色素を含有
するイエローインク層、バイダーとマゼンタ色素を含有
するマゼンタインク層およびバインダーとシアン色素を
含有するシアンインク層が面方向に沿って一定の繰り返
しで支持体上に形成されている構成であるのが好まし
い。
また、面方向に沿って配列された前記三層のインク層
に加えて、黒色画像形成物質を含む黒色インク層が、水
平に隣接するいずれか二層間に介在していても良い。
特に、黒色インク層については、拡散転写型でも良い
が溶融転写型インクとしても、鮮明な文字や画像が得ら
れる。
−支持体− インク層は支持体上に塗設されることが好ましい。
本発明に用いられる支持体としては、寸法安定性がよ
く、感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えるものならば、
何でもよいが、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄
葉紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリスチレン、ポ
リイミドのような耐熱性のプラスチックフィルムを用い
ることができる。
支持体の厚さは、2〜10μmが好ましい。
−その他の層− インク層と支持体との間には、接着性等を高めるため
に、下引き層を設けることができる。さらに、インク層
の上には、融着防止層を設けることもできる。
その厚みは通常0.01〜5μm、好ましくは0.05〜1μ
mの範囲である。
この厚みが0.01μm未満では、融着の防止効果が十分
に発現しないし、また5μmを超えると、高速印字で高
濃度の画像が得られにくくなるので好ましくない。
融着防止層は通常、例えばポリエチレンワックス、ア
ミドワックス、テフロンパウダー等の固形ワックス類、
燐酸エステル系の界面活性剤、シリコーンオイル、シリ
コーン樹脂などにより形成することができる。
また、支持体の裏面(インク層とは反対側)には、ヘ
ッドが支持体に粘着やスティッキング、シワの発生する
のを防止する目的でスティッキング防止層を設けてもよ
い。
このスティッキング防止層の厚みは0.1〜1μmの範
囲にするのが好ましい。
さらに感熱転写記録用インクシートにパーフォレーシ
ョンを形成したり、あるいは色相の異なる区域の位置を
検出するための検知マークなどを設けることによって、
使用時の便を図ることもできる。
(2.)感熱転写記録用受像シート 画像の形成には、前記感熱転写記録用インクシートの
外に感熱転写記録用受像シートが必要である。
感熱転写記録用受像シートは、一般に器材とその上に
形成された受像層とで構成することができる。
また、場合によっては、自己支持性の受像層で感熱転
写記録用受像シートを形成することができる。
この自己支持性の受像層からなる感熱転写記録用受像
シートにおいては、特に基材を使用することがないの
で、部品点数や製造行程の低減を図ることができる。
−受像層− この受像層は、受像層用バインダーと各種の添加剤と
で形成することができる。
場合によっては、受像層用バインダーのみで受像層を
形成することができる。
1.受像層用バインダー 受像層用バインダーとしては、例えばポリ塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル系共重合体樹脂(たとえば塩化ビニル
−ビニルアルキルエーテル共重合体樹脂など)、ポリエ
ステル樹脂、アクリル酸エステルおよびその共重合体、
ポリビニルピロリドン、ポリカーボネート、三酢酸セル
ロース、スチレンアクリレート樹脂、ビニルトルエンア
クリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、
尿素樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マ
レイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂などが挙げる
ことができる。
中でも、塩化ビニル系共重合体(ポリ塩化ビニルを含
む)、ポリエステル系樹脂が好ましく、その中でも塩化
ビニル系共重合体特に塩化ビニルとエチレン、プロピレ
ン、マレイン酸、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ア
クリル、ビニルアルキルエーテルあるいはグリシジルエ
ーテルとの共重合体がより好ましい。
上記に上げた樹脂は、1種あるいは2種以上を組合わ
せて使用することもできる。
上記各種の樹脂は新たに合成して使用しても良いが、
市販品を使用することもできる。
いずれにしても、物性面から見ると、受像層用バイン
ダーとしては、特にガラス転移点(Tg)が−20〜150℃
の範囲にある樹脂、特に20〜120℃の範囲にある樹脂が
好ましく、また分子量の点る樹脂が好ましい。
なお、受像層の形成に際しては、上述した各種の樹脂
はその反応活性点を利用して(反応活性点が無い場合は
それを樹脂に付与する。)、放射線、熱、湿気、触媒等
により架橋もしくは硬化しても良い。
その場合には、エポキシ、アクリルの如き、放射線活
性モノマーや、イソシアナートの如き架橋剤を用いるこ
とができる。
2.添加剤 受像層には、剥離剤、酸化防止剤、UV吸収剤、光安定
剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂粒子)、顔料を添
加しても良い。また増感剤として可塑剤、熱溶剤などを
を添加しても良い。
剥離剤は、感熱転写記録用インクシートと感熱転写記
録用受像シートとの剥離性を向上させることができる。
このような剥離剤としては、シリコーンオイル(シリ
コーン樹脂と称されるものも含む。);ポリエチレンワ
ックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の固型ワ
ックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤等が上
げられ、中でもシリコーンオイルが好ましい。
このシリコーンオイルは、単に添加するタイプ(単純
添加型)と、硬化もしくは反応させるタイプ(硬化反応
型)とがある。
単純添加型の場合には、バインダーとの相溶性を向上
させるために、変性シリコーンオイルを使用するのが好
ましい。
変性シリコーンオイルとしては、ポリエステル変性シ
リコン樹脂(もしくは、シリコン変性ポリエステル樹
脂)、アクリル変性シリコン樹脂(もしくは、シリコン
変性アクリル樹脂)、ウレタン変性シリコン樹脂(もし
くは、シリコン変性ウレタン樹脂)、セルロース変性シ
リコン樹脂(もしくは、シリコン変性セルロース樹
脂)、アルキッド変性シリコン樹脂(もしくは、シリコ
ン変性アルキッド樹脂)、エポキシ変性シリコン樹脂
(もしくは、シリコン変性エポキシ樹脂)などを挙げる
ことができる。
すなわち、主鎖中にポリシロキサン樹脂を含有し、ブ
ロック状にポリエステルを共重合せしめてなるポリエス
テル変性シリコン樹脂、ポリエステル主鎖に結合する側
鎖としてジメチルポリシロキサン部分を有するシリコン
変性ポリエステル樹脂、ジメチルポリシロキサンとポリ
エステルとのブロック共重合体、交互共重合体、グラフ
ト共重合体、ランダム共重合体等も、変性シリコーンオ
イルまたは樹脂として使用することができる。
特に、本発明においては、ポリエステル変性シリコン
樹脂を添加することが好ましい。
代表的なポリエステル変性シリコン樹脂としては、た
とえばジオールと二塩基酸との共重合体もしくはカプロ
ラクトンの開環重合体であるポリエステルとジメチルポ
リシロキサンとのブロック共重合体(ジメチルポリシロ
キサンの両末端または片末端が上記ポリエステル部分で
ブロックされている、あるいは逆に上記ポリエステルが
ジメチルポリシロキサンでブロックされている共重合体
を含む。)、あるいは上記ポリエステルを主鎖として側
鎖に(ジメチル)ポリシロキサンを結合せしめてなる共
重合体を挙げることができる。
これらの単純添加型のシリコーンオイルの添加量は、
その種類に応じて様々に変化することがあるから一律に
決定することができないが、一般的にいうと、通常、受
像層用バインダーに対して0.5〜50重量%であり、好ま
しくは1〜20重量%である。
硬化反応型のシリコーンオイルとしては、反応硬化
型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
反応硬化型シリコーンオイルとしては、アミノ変性シ
リコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルとを反
応硬化させたものがある。
また、触媒硬化型あるいは光硬化型シリコーンオイル
としてはKS−705F−PS、KS−705F−PS−1、KS−770−P
L−3[いずれも触媒硬化型シリコーンオイル:信越化
学工業(株)製]、KS−720、KS−774−PL−3[いずれ
も光硬化型シリコーンオイル:信越化学工業(株)製]
等が挙げられる。
これら硬化型シリコーンオイルの添加量は受像層用バ
インダーの0.5〜30重量%が好ましい。
なお、受像層の表面の一部に、上記剥離剤を適当な溶
媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥させる等
によって剥離剤層を設けることもできる。
次に前記酸化防止剤としては、特開昭59−182785、同
60−130735、特開平1−127387等に記載の酸化防止剤、
および写真その他の画像記録材料における画像耐久性を
改善するものとして公知の化合物を挙げることができ
る。
前記UV吸収剤および光安定剤としては、特開昭59−15
8287、同63−74686、同63−145089、同59−196292、同6
2−229594、同63−122596、同61−283595、特開平1−2
04788に記載の化合物、および写真その他の画像記録材
料における画像耐久性を改善するものとして公知の化合
物を挙げることができる。
前記フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂粒子を
挙げることができる。
この無機微粒子としてはシリカゲル、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、酸性白土、活性白土、アルミナ等を挙
げることができ、有機微粒子としてはフッ素樹脂粒子、
グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂
粒子等の樹脂粒子を挙げることができる。これらの無機
・有機樹脂粒子は比重により異なるが、0.1〜70重量%
の添加が好ましい。
前記顔料としては、代表例としてチタンホワイト、炭
酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タル
ク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土などを挙げ
ることができる。
前記可塑剤としてはフタル酸エステル類(例えばフタ
ル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ジデシルなど)、トリメリット酸エステル
類(例えばトリメリット酸オクチルエステル、トリメリ
ット酸イソノニルエステル、トリメリット酸イソデソル
エステルなど)、ピロメリット酸オクチルエステルなど
のピロメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類
(アジピン酸ジオクチル、アジピン酸メチルラウリル、
アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸エチル
ラウリルなど)、その他オレイン酸エステル類、コハク
酸エステル類、マレイン酸エステル類、セバチン酸エス
テル類、クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポ
キシ化アマニ油、エポキシステアリイン酸エポキシ類、
さらには、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジルな
どの正リン酸エステル類、トリフェニルホスファイト、
トリス・トリデシルホスファイト、ジブチル・ハイドロ
ジエン・ホスファイトなどの亜燐酸エステル類、エチル
フタリルエスチルグリコレート、ブチルフタリルブチル
グリコレートなどのグリコールエステル類などがあげら
れる。
なお、本発明では、添加剤全体の添加量は、通常、受
像層用バインダーに対して0.1〜50重量%の範囲であ
る。
3.受像層の形成 受像層は、たとえば前記受像層を形成する成分を溶媒
に分散あるいは溶解して受像層用塗工液を調製し、この
受像層用塗工液を基材の表面に塗布し、乾燥する塗工法
や、前記受像層を形成する成分を有する混合物を溶融押
出し、基材の表面にラミネートするラミネート法等によ
り、形成することができる。
上記塗工法に用いる溶媒としては、テトラヒドロフラ
ン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、クロロ
ホルム、ジオキサン、アセトン、シクロヘキサン、酢酸
ノルマルブチルなどを挙げることができる。上記ラミネ
ート法を採用するときは、基材が後述するように合成樹
脂である場合、共押出法を採用することもできる。受像
層は、基材の表面全体に渡って形成されていても良い
し、表面の一部に成形されていても良い。
受像層の厚みは、一般に3〜50μm、好ましくは5〜
15μm程度である。
一方、受像層が自己支持性であるが故に受像層そのも
のが感熱転写記録用受像シートを形成する場合には、受
像層の厚みは通常60〜200μm、好ましくは90〜150μm
程度である。
−基材− この基材としては、たとえば紙、コート紙、合成紙
(ポリプロピレン、ポリスチレンもしくは、それらを紙
とはり合せた複合材料)、白色のポリエチレンテレフタ
レートベースフィルム、透明ポリエチレンテレフタレー
トベースフィルム、ポリオレフィン被覆紙を挙げること
ができる。
基材の厚みは、通常30〜300μm、好ましくは80〜200
μmである。
−その他の層− 感熱転写記録用受像シートの表面には、融着防止、画
像保存性改良等を目的にして、オーバーコート層が積層
されていても良い。
この層は、グラビア塗布、ワイヤーバー塗布、ロール
塗布その他公知の塗布方式あるいはラミネート法などに
より形成することができる。この層の厚みは通常、0.05
〜5μmである。
また、感熱転写記録用受像シートの前記基材と受像層
との間には、ノイズを少なくし画像情報に対応した画像
を再現性良く転写記録するために、クッション層を設け
ることができる。
このクッション層を構成する材質としては、例えばウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタジエ
ンラバー、エポキシ樹脂等が挙げられる。
クッション層の厚さは5〜25μmが好ましい。
(3.)画像の形成 画像形成を行なうには、本発明の感熱転写記録用イン
クシートのインク層面と、前記感熱転写記録用受像シー
トの受像層面とを接触するように重ね合わせてから、こ
の界面に熱エネルギ−をイメージワイズに加える。
そうすると、感熱転写記録用インクシート中の熱拡散
性色素は、与えられた熱エネルギーに応じた量だけ気化
あるいは昇華し、感熱転写記録用受像シート側に移行
し、受像層に定着してそこに画像を形成する。
上記熱エネルギーを与える熱源としては、一般にサー
マルヘッドが用いられるが、この他にレーザー光、赤外
線フラッシュ、熱ペンなど公知の熱源を使用することが
できる。
熱エネルギーの与え方としては、感熱転写記録用受像
シートから行なうことも、感熱転写記録用インクシート
側から行なうことも、あるいは双方から行なうこともで
きる。
ただし、熱エネルギーの有効利用の観点からみると、
感熱転写記録用インクシート側から行なうのがよい。
また、熱エネルギーを制御して画像の濃淡の階調を表
現したり、あるいは色素の感熱転写記録用受像シートヘ
の拡散を促進して画像の連続階調の表現をより確実化す
る目的から言うと、感熱転写記録用受像シートの側から
熱エネルギーを与える方が好ましい。
さらに、上記二者の方法の利点を同時に享受すること
ができるという意味では、感熱転写記録用インクシート
側と感熱転写記録用受像シート側とから行なうのが好ま
しい。
熱エネルギーを与える熱源としてサーマルヘッドを用
いるときは、サーマルヘッドに印加する電圧あるいはパ
ルス巾を変調することにより、与える熱エネルギーを連
続的にあるいは多段階に変化させることができる。
熱エネルギーを与える熱源としてレーザー光を用いる
ときは、レーザー光の光量や照射面積を変化させること
により、与える熱エネルギーを変化させることができ
る。
音響光学素子を内蔵したドットジェネレーターを用い
れば、網点の大小に応じた熱エネルギーを与えることも
できる。
なお、熱源としてレーザー光を用いるときは、感熱転
写記録用インクシートと感熱転写記録用受像シートとを
充分に密着させることが望ましく、またレーザー光が照
射する面はレーザー光の吸収をよくするためにたとえば
黒色に着色しておくとよい。
熱エネルギーを与える熱源として赤外線フラッシュラ
ンプを用いるときは、ランプの照射をレーザー光を用い
る場合と同様、黒色などの着色層を介して行なうとよ
い。
また、このランプの照射は、黒色などの画像の濃淡を
連続的に表現したパターンあるいは網点パターンを介し
て行なうことができるし、一面の黒色などの着色層と前
記パターンのネガに相当するネガパターンとを組み合わ
せて行なうこともできる。
このようにして熱エネルギーを与えると、そのエネル
ギー量に応じた量の色素が感熱転写記録用インクシート
から感熱転写記録用受像シートの受像層に熱転写され
て、そこに1色の画像を記録することができるが、、感
熱転写記録用インクシートを取り換えると、カラー写真
調のカラー画像を得ることもできる。
たとえばイエロー、マゼンタ、シアンおよび必要に応
じてブラックの感熱転写記録用インクシートを順次取り
換えて各色に応じた熱転写を行なえば、各色のかけあわ
せからなるカラー写真調のカラー画像を得ることもでき
る。
なお、このように各色の感熱転写記録用インクシート
を用いる代わりに、次のようにすることもできる。
すなわち、予め各色に塗り分けて形成した区画を有す
る感熱転写記録用インクシートを準備し、まずイエロー
の区域を用いてイエローの分色画像を熱転写し、次にマ
ゼンタの区域を用いてマゼンタの分色画像を熱転写行
し、以後、この操作を順次に繰り返すことによりイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び必要によりブラックと分色
画像を熱転写する。
この方法には、感熱転写記録用インクシートの交換が
不要になるという利点がある。
[実施例] 次に実施例に基いて本発明をさらに具体的に説明す
る。
なお、以下において「部」は「重量部」を表わす。
(実施例1) バックコート層として厚み1μmのシリコーン硬化樹
脂膜を表面に設けた厚み6μmのポリエチレンテレフタ
レートシートの表面に、下記の組成を有するインク層形
成用塗工液を塗布、乾燥して厚み約1μmのインク層を
形成した。
インク層形成用塗工液; ポリビニルブチラール−アセトアセタール 共重合体樹脂・・・・・・・・・・・・15部 [重合度 2400、ビニルブチラール含有量:41重量
%、アセトアセタール含有量:41重量%] シアン昇華性分散染料・・・・・・・・15部 [商品名;カヤセットブルー714;日本化薬(株)製] メチルエチルケトン・・・・・・・・180部 トルエン・・・・・・・・・・・・・180部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・20部 下記の成分を混合分散して受像層形成用塗工液を調製
した。
受像層形成用塗工液; 塩化ビニル−ビニルイソブチルエーテル 共重合体・・・・・・・・・・・・・15部 [商品名;ラロフレックスMP25;BASF社製] ポリエステル変性ポリシロキサン・・・1部 [商品名;X−24−8300;信越シリコーン(株)製] メチルエチルケトン・・・・・・・・120部 シクロヘキサノン ・・・・・・・・・・30部 次に、上記受像層形成用塗工液をワイヤ−バ−を用い
て厚み約150μmの合成紙(商品名ユポFPG;王子油化合
成紙(株)製)上に塗布し、温度100℃、15分間乾燥し
て、合成紙上に厚み約6μmの受像層を形成してなる感
熱転写記録用受像シートを得た。
次に、こうして得られた感熱転写記録用インクシート
を温度60℃、相対湿度70%の環境下に72時間保存してか
ら、この感熱転写記録用インクシートと前記感熱転写記
録用受像シートとを、前者のインク層表面と後者の受像
層表面とが対向するように重ね合わせ、感熱転写記録用
インクシートの背面(裏面)側からサーマルヘッドを用
いて加熱することにより画像記録を行なった。
なお、サーマルヘッドの記録密度は8ドット/mmであ
り、記録出力は0.35W/ドットである。
画像記録後、感熱転写記録用受像シートの受像層表面
の未印字部における地汚れ、受像層表面の転写濃度につ
いて下記の基準で評価した。
結果を第1表に示す。
地汚れ: ○・・・・受像層表面の未印字部における色素によ
る汚染が皆無であった。
X・・・・同未印字部が色素で汚染されていた。
転写濃度: 一定エネルギ−(0.35W/ドット)による転写濃度(反
射OD値)を測定した。
(実施例2) 下記に示すインク層形成用塗工液を使用した外は前記
実施例1と同様にして感熱転写記録用インクシートを製
造した。そして前記実施例1と同様にして、感熱転写記
録用受像シートとこの感熱転写記録用インクシートを使
用して画像を記録し、評価した。
インク層形成用塗工液; ポリビニルブチラール−アセトアセタ−ル 共重合体樹脂・・・・・・・・・・・15部 [重合度 2000、ビニルブチラール含有量:65重量
%、アセトアセタール含有量:32重量%] シアン昇華性分散染料・・・・・・・・15部 [商品名;カヤセットブルー714;日本化薬(株)製] メチルエチルケトン・・・・・・・・ 180部 トルエン・・・・・・・・・・・・・ 180部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・20部 (比較例1) 下記に示すインク層形成用塗工液を使用した外は前記
実施例1と同様にして感熱転写記録用インクシートを製
造した。そして前記実施例1と同様にして、感熱転写記
録用受像シートとこの感熱転写記録用インクシートを使
用して画像を記録し、評価した。
インク層形成用塗工液; ポリビニルブチラール・・・・・・・・15部 [商品名エスレックBX−1、積水化学工業(株)製、
重合度1700] シアン昇華性分散染料・・・・・・・・15部 [商品名;カヤセットブルー714;日本化薬(株)製] メチルエチルケトン・・・・・・・・180部 トルエン・・・・・・・・・・・・・180部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・20部 結果を第1表に示す。
(比較例2) 下記に示すインク層形成用塗工液を使用した外は前記
実施例1と同様にして感熱転写記録用インクシートを製
造した。そして前記実施例1と同様にして、感熱転写記
録用受像シートとこの感熱転写記録用インクシートを使
用して画像を記録し、評価した。
インク層形成用塗工液; ポリビニルアセトアセタール・・・・・15部 [商品名エスレックKS−5、積水化学(株)製、重合
度2400] シアン昇華性分散染料・・・・・・・・15部 メチルエチルケトン・・・・・・・・180部 トルエン・・・・・・・・・・・・・180部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・20部 結果を第1表に示した。
(比較例3) 下記に示すインク層形成用塗工液を使用した外は前記
実施例1と同様にして感熱転写記録用インクシートを製
造した。そして前記実施例1と同様にして、感熱転写記
録用受像シートとこの感熱転写記録用インクシートを使
用して画像を記録し、評価した。
インク層形成用塗工液; ポリビニルブチラール−アセトアセタール 共重合体樹脂・・・・・・・・・・・15部 [重合度 1000、ビニルブチラール含有量:20重量
%、アセトアセタール含有量:70重量%] シアン昇華性分散染料・・・・・・・・15部 [商品名;カヤセットブルー714;日本化薬(株)製] メチルエチルケトン・・・・・・・・180部 トルエン・・・・・・・・・・・・・180部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・20部 [発明の効果] 本発明の感熱転写記録用インクシートは、保存性が確
実に改良され、感熱転写記録用受像シートの地汚れの発
生を防止するとともに、低熱エネルギーでも高濃度の画
像が得られ、しかもインク層における熱拡散性色素の分
散性が良好であるので、高画質を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリビニルブチラール−アセトアセタール
    共重合体樹脂と熱拡散性色素とを含有するインク層を支
    持体上に有し、前記ポリビニルブチラール−アセトアセ
    タール共重合体樹脂中に含まれるポリビニルブチラール
    セグメント量が41重量%以上90重量%未満であり、ポリ
    ビニルアセトアセタールセグメント量が10重量%以上41
    重量%以下であることを特徴とする感熱転写記録用イン
    クシート。
  2. 【請求項2】前記ポリビニルブチラール−アセトアセタ
    ール共重合体樹脂の重合度が1500以上である前記請求項
    1に記載の感熱転写記録用インクシート。
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