JPH09273843A - 自動製氷装置、及び冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷装置、及び冷蔵庫

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JPH09273843A
JPH09273843A JP8034944A JP3494496A JPH09273843A JP H09273843 A JPH09273843 A JP H09273843A JP 8034944 A JP8034944 A JP 8034944A JP 3494496 A JP3494496 A JP 3494496A JP H09273843 A JPH09273843 A JP H09273843A
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water supply
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partition wall
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和 山本
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喜彦 児嶋
Katsuyoshi Fujisawa
活佳 藤沢
Katsumasa Sakamoto
克正 坂本
Hiroaki Yokouchi
宏明 横内
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/122General constructional features not provided for in other groups of this subclass the refrigerator is characterised by a water tank for the water/ice dispenser

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の自動製氷装置に対し、庫内食品保存
スペースを減じない構成で、空気浮遊菌や食品のにおい
の侵入を防止すること、騒音の発生を抑え且つ均一な吸
水量を確保すること、さらに、簡単な構造で給水タンク
の給水の有無を容易に確認することができるようにす
る。 【解決手段】 給水タンク10を仕切壁6の凹部に収納
し、給水タンク10内に一定量の水を計算する副室17
を設け、副室17から自給式ポンプ24を用いて一定量
の水を製氷皿27へ供給する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷皿へ水を供給
して製氷する自動製氷装置、及び自動製氷装置を設けた
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動製氷装置として、例えば特開
平6−300402号公報に記載されたものがある。図
41は従来の自動製氷装置を適用した冷凍冷蔵庫の外観
図であり、図42は従来の自動製氷装置を示した概略
図、図43は従来の自動製氷装置の要部詳細断面図であ
る。図41において冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵
室2の下に配設された冷凍室3とを備えている。そし
て、冷蔵室2の下部には給水タンクコーナー4が設けら
れ冷凍室3の上部には製氷コーナー5が設けられてお
り、これら給水タンクコーナー4と製氷コーナー5とに
自動製氷装置が装備されている。
【0003】図42に示すように、給水タンク40は給
水タンクコーナー4内に取り付けられており、給水タン
ク40の下側には手が入る程の大径の取付口41が設け
られている。そして、この取付口41に定量室42が装
着されている。定量室42は図43に示すように、取付
口41に螺合され中心部に流出口43を有するキャップ
44と、上部に流入口46を有する中ケース45と、活
性炭48を有する上ケース47とで構成されている。キ
ャップ44の流出口43には、流出口43を流入口46
を開閉するための連動弁49が装着されている。連動弁
49は、流出口43を塞ぐ流出弁50と、流入口46を
塞ぐ流入弁51とを有し、バネ52によって図の下方に
付勢されている。すなわち、連動弁49の下方から力が
加わらない場合には、バネ52によって、連動弁49が
下げられるので、流入口46が開き、流出口43が閉じ
た状態になる。
【0004】また、中ケース45は、キャップ44にネ
ジ止めまたは嵌め合い等で固定されており、その上部に
はエア抜き45aが設けられている。そして、この中ケ
ース45上に上ケース47がネジ止めまたは嵌め合い等
で取り付けられ、活性炭48を介して、給水タンク40
内の水を定量室42内に流入させるようになっている。
【0005】定量室42が装着された取付口41の下側
に、受け皿54が配設され、この受け皿54に設けられ
下降傾斜した給水路53に、駆動装置としての駆動機構
55が装着されている。駆動機構55は、内部の電磁ソ
レノイドの電磁作用によって作動軸56を上下させ、作
動軸56の先端に取り付けられたカサ57によって、定
量室42の連動弁49を上方に押すようになっている。
カサ57は、流出口43からの水が給水路53の取付孔
53a内に侵入しないようにするためのもので、シリコ
ン系の材質で形成されている。これにより、駆動機構5
5を作動させて、作動軸56を上昇させると、連動弁4
9が上方に押されて、流出口43が開くと共に流入口4
6が流入弁51によって閉じられることになる。
【0006】駆動機構55が装着された受け皿54に
は、図42に示すように、給水ポンプ58が設置され、
この給水ポンプ58の上端に押出ホース59が取り付け
られている。押出ホース59は、冷凍室3の製氷コーナ
ー5まで延出しており、その先端が製氷コーナー5内の
製氷皿27の上に至っている。なお、給水ポンプ58
は、渦巻式ではなく、自給式のポンプである。自給式の
ポンプは、ポンプモータ回転数と吐出流量が比例するの
で、ポンプモータの駆動時間により製氷皿への水の供給
量を制御することができる。
【0007】次に動作について説明する。駆動機構55
を作動させない状態では、定量室42の連動弁49にバ
ネ52の下方付勢力のみが働くので、流出口43が流出
弁50によって閉じられ、流入口46が開放された状態
にある。したがって、この状態では、給水タンク40内
の水が、活性炭48を通って上ケース47内に入り、流
入口46を通って中ケース45内に入り込み、定量室4
2は満水となる。この中ケース45内への水の流入は、
エア抜き45aの作用によってスムーズに行われる。
【0008】次に、駆動機構55を作動させると、作動
軸56が上昇し、カサ57が連動弁49の下端をバネ5
2の付勢力に抗して押し上げる。この結果、流出口43
が開き、流入口46が流入弁51によって塞がれるの
で、中ケース45内の水が流出口43から受け皿54に
流出する。この受け皿54上の水は、給水ポンプ58の
作用によって、押出ホース59から製氷皿27内に供給
される。このとき、流入口46が塞がれているので、受
け皿54に流出する水量はほぼ中ケース45の容積に等
しい。このため、中ケース45の容積に対応した定量の
水が製氷皿27に供給されることになる。なお、流出口
43には、エア抜き用の孔がないので、水の流出時間は
一定ではなく、受け皿54内の水量の変位は一定ではな
いが、自給式の給水ポンプ58によって直ちに吸入する
ので、受け皿54に水は残らない。すなわち、水の流出
時間にバラツキがあっても、水は受け皿54に留まるこ
となく、製氷皿27に定量給水される。
【0009】図44は、駆動機構55と給水ポンプ58
との動作を制御する制御基板を示す概略図であり、図4
5、図46は、そのタイムチャート図である。制御基板
60は、冷凍冷蔵庫1に設けられ、駆動機構55と給水
ポンプ58とに接続されている。なお、61は制御基板
60の電源である。
【0010】図45に示すように、この制御基板60か
ら給水開始信号が出力されると、駆動機構55がOFF
から一定時間ONになる。このとき、t1秒後に、給水
ポンプ58がOFFから一定時間ONになるようなタイ
ミングをとる。また、図46に示すように、駆動機構5
5がONの後、t2秒後に、給水ポンプ58がOFFか
ら一定時間ONになるようなタイミングをとるようにし
てもよい。
【0011】このような駆動機構55の動作により受け
皿54に溜まった水は、給水ポンプ58により吸水さ
れ、受け皿54内は空になる。なお、冷凍室3側に製氷
皿27を回転離氷させるためのギアボックス28があ
り、ここで貯氷箱に溜まる氷の量を検知しており、氷の
量が足りないときには、給水開始信号が制御基板60か
ら出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動製氷装置は
以上のように、冷蔵室2内または冷凍室3内に突出して
給水タンクコーナー4または製氷コーナー5が設けられ
ているので、本来食品を貯蔵するスペースを減少させて
しまうという問題があった。また、給水タンクコーナー
4として別部品のケースが必要であり、コストアップを
招いていた。また、ユーザーが中ケース45をキャップ
44に固定する際に緩みがあると、流入口46または流
出口43が確実に閉じず、製氷室27に定量の水が供給
できなくなるという問題があった。更に、押出ホース5
9内や給水タンク40内に水が残り、水の腐敗によって
ホース内が汚れる恐れがあった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、自動製氷装置搭載による食品貯
蔵スペースの減少を大幅に抑えることができると共に、
安価でかつユーザーの誤取り扱いが発生しても致命的な
故障にはつながらずに均一な給水量を確保することがで
き、配管内に残水がなく、更に、簡単な構造で給水タン
クの水の有無を容易に確認することができる自動製氷装
置を提供することを目的とする。又、この発明はスペー
スを有効に生かせる冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る自動製氷装置は、水を貯蔵する給水タンクと、氷を
生成する製氷皿と、給水タンク内の水を吸水して製氷皿
へ供給する給水ポンプとを備え、給水タンクを冷蔵庫内
を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設
置したものである。
【0015】またこの発明の第2の発明に係る自動製氷
装置は、仕切壁の一方の面に形成された凹部により仕切
壁の他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を折り曲
げて形成し、仕切壁に形成された凸部の側方に製氷皿を
設けたものである。
【0016】またこの発明の第3の発明に係る自動製氷
装置は、仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉扉側に形成し、製
氷皿を仕切壁の凸部の後方に設置し、仕切壁の凹部に設
置した給水タンクと製氷皿とが、左右方向及び上下方向
で重なっているものである。
【0017】またこの発明の第4の発明に係る自動製氷
装置は、小穴を有する仕切板によって仕切られた主室と
副室を有する給水タンクと、氷を生成する製氷皿と、給
水タンクの副室内の水を吸水して製氷皿へ供給する給水
ポンプとを備え、給水タンクの副室の容量を製氷皿より
も小さくしたものである。
【0018】またこの発明の第5の発明に係る自動製氷
装置は、電源投入時に給水ポンプを逆転運転するように
したものである。
【0019】またこの発明の第6の発明に係る自動製氷
装置は、水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成する製氷
皿と、給水タンク内の水を吸水して製氷皿へ供給する給
水ポンプとを備え、給水ポンプを所定時間運転した後、
更に所定時間逆転運転するようにしたものである。
【0020】またこの発明の第7の発明に係る自動製氷
装置は、給水ポンプを自給式ポンプにしたものである。
【0021】またこの発明の第8の発明に係る自動製氷
装置は、庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けら
れた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに
固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷
を生成する製氷皿と、仕切壁を貫通し給水タンク内の水
を製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、給水タンクの
仕切壁への設置と同時に吸水パイプと供給パイプの接続
が行われるようにしたものである。
【0022】またこの発明の第9の発明に係る自動製氷
装置は、吸水パイプと供給パイプとが接続されていない
ときに供給パイプの開口部を覆う軟質材料のカバーを設
けたものである。
【0023】またこの発明の第10の発明に係る自動製
氷装置は、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切
壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給
水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パ
イプと、氷を生成する製氷皿と、吸水パイプに接続され
仕切壁を貫通して給水タンク内の水を製氷皿へ供給する
供給パイプとを備え、吸水パイプの供給パイプに接続さ
れる開口部が給水タンク内の最高水位より上方に位置し
ているものである。
【0024】またこの発明の第11の発明に係る自動製
氷装置は、給水タンクが透明な材料によって形成されて
いるものである。
【0025】またこの発明の第12の発明に係る自動製
氷装置は、給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁面に水
位表示を設けたものである。
【0026】またこの発明の第13の発明に係る自動製
氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水
タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留され
た給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動
する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を
備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポ
ンプに駆動するトルクを伝えるものである。
【0027】またこの発明の第14の発明に係る自動製
氷装置は、ポンプに設けられた磁石と、駆動装置に設け
られた磁石を対向させてトルクを伝えるものである。
【0028】またこの発明の第15の発明に係る自動製
氷装置は、駆動装置が、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫
内に設けられ給水タンクとは水的につながりのない給水
タンクを設置するタンク保持手段、に取り付けたもので
ある。
【0029】またこの発明の第16の発明に係る自動製
氷装置は、給水タンクと製氷皿の間に水受け部を設け、
ポンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐出口は
給水タンク最高水位より上方で、水受け部の上縁部より
下方に位置するものである。
【0030】またこの発明の第17の発明に係る自動製
氷装置は、ポンプ内の可動部はポンプ可動部を収納する
囲いであるケーシングに着脱可能に設けられたものであ
る。
【0031】またこの発明の第18の発明に係る自動製
氷装置は、給水タンク内に設けられたポンプ吸水口にフ
ィルターを着脱可能に設置したものである。
【0032】またこの発明の第19の発明に係る自動製
氷装置は、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設けられ
給水タンクを設置するタンク保持手段と給水タンクを部
分的に接触させて上記給水タンクの3方向の位置を固定
する位置決め手段を設けたものである。
【0033】またこの発明の第20の発明に係る自動製
氷装置は、ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受に回転
自在に支持され、また他端は、インペラに回転自在に保
持されているものである。
【0034】またこの発明の第21の発明に係る自動製
氷装置は、仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁より高
い、横方向に仕切る土手部を設けたものである。
【0035】またこの発明の第22の発明に係る自動製
氷装置は、仕切壁の凹部の淵全周を覆うフランジを給水
タンクに設けたものである。
【0036】またこの発明の第23の発明に係る自動製
氷装置は、給水タンク上部に給水タンク内部のタンク内
水量を目視可能な水位表示窓を設けたものである。
【0037】またこの発明の第24の発明に係る冷蔵庫
は、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁と、こ
の仕切壁に形成され給水タンクを収納する凹部と、仕切
壁に仕切られた給水タンクを設けた貯蔵室とは異なる貯
蔵室に配置され、給水タンクからの給水を受けて製氷す
る製氷皿と、を備えたものである。
【0038】またこの発明の第25の発明に係る冷蔵庫
は、仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたものである。
【0039】またこの発明の第26の発明に係る冷蔵庫
は、仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を決める突起を
設けたものである。
【0040】またこの発明の第27の発明に係る冷蔵庫
は、仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けられた冷媒凝縮
パイプからの熱を伝える熱伝導手段を設けたものであ
る。
【0041】またこの発明の第28の発明に係る冷蔵庫
は、仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒータを設け、
このON/OFFを冷蔵庫の逆転同期とするものであ
る。
【0042】またこの発明の第29の発明に係る冷蔵庫
は、仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部に、給水タンク
に直接冷気が当たらないように冷気を遮る扉ポケットを
設けたものである。
【0043】またこの発明の第30の発明に係る冷蔵庫
は、扉ポケットの底部に、仕切壁に密着する冷気遮蔽手
段を設けたものである。
【0044】またこの発明の第31の発明に係わる自動
製氷装置は、給水ポンプに一体に設けられたL形のアン
グルに、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定する
位置決め手段を設け、給水タンクに位置決め手段を係合
して固定する係合部を設けたものである。
【0045】またこの発明の第32の発明に係わる自動
製氷装置は、給水ポンプのケーシング内上部にあって、
吐出口より回転方向の位置に、吐出口の直径と同程度以
下のエア抜き穴を設けたものである。
【0046】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係る自動製氷装置が適用された冷蔵庫の横断面図で
あり、図2は本発明の実施の形態の自動製氷装置を示す
横断面図である。図1において、冷凍冷蔵庫1は冷蔵室
2とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えて
いる。そして、冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁
を折り曲げて形成した凹部に給水タンクコーナー4が配
設され、それによって生じた冷凍室3の凸部の後方に製
氷コーナー5が配設されている。
【0047】図2に示すように、給水タンク10は、冷
蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁6に設けられた給
水タンクコーナー4内に取り付けられ、給水タンク10
の上部の開口部は、小径の通気孔34を有するフタ12
によりパッキン11を間に介在させて閉じられている。
給水タンク10の中には、一定量の水を計量するための
副室17が給水タンク10と一体成形で設けられてお
り、その副室17の開口部はパッキンB16を間に介在
させた状態でパイプユニットで塞がれている。パイプユ
ニットは、副室17の開口部を閉じて給水タンク10内
を主室30と副室17に仕切る仕切板としてのフランジ
18、このフランジ18の周囲に取り付けられたパッキ
ンB16、給水タンク10の外へ水を吸水する吸水パイ
プ13、エア抜き14および給水タンク10の主室30
から副室17へと水を導く小径孔15が一体形成された
ものである。吸水パイプ13及びエア抜き14は給水タ
ンク10の外へ連通しており、パイプユニットの小径孔
15より主室30側には、活性炭浄水フィルタ23がフ
ィルタ固定部材33を用いて固定されている。また、副
室17の容量は製氷皿27のそれよりも若干小さくなる
ように形成されている。
【0048】給水タンク10の外へ出た吸水パイプ13
は、仕切壁6上面には突出しない状態で給水タンク10
の上方を通り、水路を下方向へターンさせ仕切壁6に固
定された吸入パイプ22とつながる。吸水パイプ13と
吸入パイプ22の間にはパッキンC21が取り付けられ
ており、その3者の密着を向上させるためのラッチ20
が吸入パイプ22にコイルバネ32と共に固定されてい
る。また、吸水パイプ13の吸入パイプ22側の末端部
13aは給水タンク10の中で水が満水となった水位よ
りも常に上方に位置している。
【0049】24は給水タンク10から製氷皿27へ水
を供給するためのポンプであり、この実施例においては
自給式ポンプを使用している。渦巻き式ポンプ等を使用
してもよいが、自給式ポンプを使用すれば給水タンク1
0の着脱の際の配線等が容易になる。吸入パイプ22と
自給式ポンプ24の間には、軟質かつ食品衛生法上支障
のない材料で成形されたサブパイプ25が介在してい
る。これは自給式ポンプ24の吐出側についても同様で
ある。このサブパイプ25により、自給式ポンプ24の
振動が吸入パイプ22、吐出パイプ26に伝わることが
極力抑えられる。吐出側のサブパイプ25には吐出パイ
プ26が接続されており、吐出パイプ26から冷凍室3
に位置している製氷皿27へ水が導かれる。吸入パイプ
22とサブパイプ25と吐出パイプ26は仕切壁6を貫
通しており、それぞれが接続されて、製氷皿27に水を
供給する配管である供給パイプを形成している。製氷皿
27は製氷皿27にねじりモーメントを与え離氷させる
ギアボックス28と共に仕切壁6に固定されている。仕
切壁6の冷凍室3側の仕切壁凸部29は、製氷皿27と
ギアボックス28と上下方向と左右方向で重なってい
る。また、給水タンク10と製氷皿27及びギアボック
ス28も、左右方向と上下方向で重なっている。
【0050】給水タンク10の給水タンクコーナー4へ
の取り付けは、給水タンク10内に水を入れ、パイプユ
ニットとパッキン11とフタ12を給水タンク10にセ
ットしてから行なう。給水タンク10の設置は、仕切壁
6の上方から行なわれ、設置と同時に、給水タンク10
側に固定されている吸水パイプ13と仕切壁6に固定さ
れている吸入パイプ22との接続が行われる。
【0051】パイプ13が吸入パイプ22に挿入され始
めると、吸入パイプ22に固定されたラッチ20をコイ
ルバネ32のバネ力に逆らって押し退ける。吸入パイプ
22内に固定されているパッキンC21をパイプ13が
圧縮し、気密性が確保できた状態でラッチ20がパイプ
13のストッパー19を乗り越えてパイプ13と吸入パ
イプ22を軸方向で固定する。このようにして、給水タ
ンク10は仕切壁6に設けられた凹部である給水タンク
コーナー4に完全に埋没する状態で設置される。タンク
10の取り外しの際は、前記の動作の逆を行ない、タン
ク10の取り外しによってパイプ13と吸入パイプ22
の接続も解除される。
【0052】次に、給水タンク10から製氷皿27への
水の供給の動作について説明する。自動製氷装置が動作
待機中は給水タンク10内の副室17は水で満たされて
いる。自動製氷装置が動作を開始し給水動作の段階にな
ると、自給式ポンプ24のギアが噛み合いながら製氷皿
27側へ水を送る方向で回り始める。自給式ポンプ24
の回転数に比例して副室17内の水量が減っていくが、
この時、副室17内への水の流入は小径孔15のみから
なので副室17から自給式ポンプ24によって運び出さ
れる水量に比べてわずかな量となる。副室17内の水位
がほぼゼロとなりパイプ13、吸入パイプ22、自給式
ポンプ24、吐出パイプ26内に水が残っていない状態
まで自給式ポンプ24が回り停止し、製氷皿27への水
の供給は終了する。
【0053】この動作について、図3及び図4を用いて
説明する。図3は自給式ポンプ24の動作を制御する制
御基板を示す概略図、図4はそのタイムチャート図であ
る。図3において、50は制御基板であり、自給式ポン
プ24、電源51が接続されており、冷凍冷蔵庫1に設
けられている。ギアボックス28が貯氷箱に溜まる氷の
量を検知し、氷の量が不足していることを検知すると、
制御基板50から給水開始信号が出力される。制御基板
50から給水開始信号が出力されると自給式ポンプ24
がOFFから一定時間ONになる。自給式ポンプ24が
動作すると、給水タンク10内の副室17の水は自給式
ポンプ24により吸水され、製氷皿27に供給される。
このとき副室17内は空になるが、副室17内に非常に
遅いスピードで小径孔15から水が侵入し、再び副室1
7内は満水となる。その後再び氷の量が不足すると、自
給式ポンプ24が動作し、製氷皿27に給水され、この
動作が繰り返される。
【0054】以上のように、本発明の実施の形態の自動
製氷装置によれば、給水タンク10は仕切壁6に凹状に
形成された給水タンクコーナー4内に上面がほぼ面一に
なるように設置されているため、冷蔵室2の床面に、つ
まり仕切壁6の上面に前後移動するようなケースを全巾
で設置することが可能になる。また、水の定量供給を構
造的に行ない、配管内に常に残水がないようにしている
ため水の腐敗による配管内の汚れを抑制することがで
き、製氷皿27に常に一定の水量を供給できる。そして
給水タンク10に取り付けられているパイプ13の吐出
側端部が給水タンク10内の満水水位よりも上方に位置
しているので自給式ポンプ24動作中に給水タンク10
が外されパイプ13と吸入パイプ22の接続が外れて
も、給水タンク10の外へ流出してしまう水の量は最小
に抑えられ水の流出が止まらないことを防ぐことができ
る。さらに、自給式ポンプ24の振動が冷凍冷蔵庫1に
伝わることを抑制しているので運転音が小さなシステム
を構成できる。
【0055】なお、上記発明の実施の形態1では、仕切
壁6を折り曲げて上部に凹部を形成すると共に下部に凸
部ができるように形成されているが、仕切壁6上部にの
み凹部を形成するようにしてもよい。また、凹部は仕切
壁の下部に形成してもよく、その場合は給水タンク10
を下方から取り付けるように構成すればよい。
【0056】また、上記発明の実施の形態1では、給水
タンク10に水を入れてからパイプユニット等をセット
するように構成しているが、フタ12に給水口を設け
て、パイプユニット、パッキン11、フタ12を給水タ
ンク10にセットしてから、給水口を通して給水タンク
10内に水を入れてもよい。この場合、給水口から主室
30に入った水は小径孔15を通って副室17内に入
り、副室17内のエアはエア抜き14を通って、給水タ
ンク10外へ排出される。また、給水タンク10に水を
入れる際にはフタ12に設けられた通気孔34からエア
が排出される。
【0057】発明の実施の形態2.発明の実施の形態2
は、上記発明の実施の形態1と同じ構成の自動製氷装置
を用いて、その制御方法を変えたものである。図5のフ
ローチャートを用いて、この発明の実施の形態における
動作を説明する。電源が投入されると、まず、自給式ポ
ンプ24は所定時間逆転運転を行ない、管内に残ってい
る水を給水タンク10側へ排出する。次にギアボックス
28により氷の量が不足していることが検知されると、
自給式ポンプ24は所定時間正転運転を行ない、製氷皿
27に水が供給される。管内の水が給水タンク10内に
排出されるとき、エア抜き14の径を大きくしておけ
ば、給水タンク10内の水がエア抜き14から外部に漏
れることはない。
【0058】この発明の実施の形態によれば、停電等で
自給式ポンプ24の動作中に冷凍冷蔵庫1への電力供給
が停止し、パイプ13、吸入パイプ22、自給式ポンプ
24、吐出パイプ26の管内に水が溜まったままとなっ
た場合でも、再び電力が投入されたときに自給式ポンプ
24が逆転運転を行ない、管内に残った水を給水タンク
10側へ排出するため、管内に残水はなくなり、常に定
量の水を製氷皿27に供給することができ、水が製氷皿
27の容量をオーバーして供給されることが防止され
る。
【0059】発明の実施の形態3.図6は、上記実発明
の実施の形態1とは設置位置の異なる自動製氷装置を搭
載した冷凍冷蔵庫を示す概略横断面図である。図6
(a)に示すように冷蔵室2の上部に冷凍室3を設け下
部に野菜室36を設けてもよいし、図6(b)に示すよ
うに冷蔵室2の上部に冷凍室3を設け下部にチルド室3
5や野菜室36を設けてもよい。すなわち、給水タンク
コーナー4がプラス温度帯の貯蔵室に設けられ、製氷コ
ーナー5が冷凍室に設けられれば、上記発明の実施の形
態と同様の作用効果を生じる。なお、図示してはいない
が、給水タンク10と製氷皿27を結ぶ配管は、仕切
壁、冷蔵庫本体の背面または側面を貫通させて設けられ
ている。
【0060】発明の実施の形態4.図7は本発明の実施
の形態4に係る自動製氷装置に適用される給水タンク1
0の構成を示す横断面図であり、図8はこの発明の実施
の形態の制御のタイムチャート図である。本発明の実施
の形態は給水タンク10内に副室17を設けず、自給式
ポンプ24の制御を変更した点が上記発明の実施の形態
1と異なる。なお、自給式ポンプは、ポンプモータ回転
数と吐出流量が比例するので、ポンプモータの駆動時間
により製氷皿への水の供給量を制御することができる。
【0061】図7において給水タンク10は、フタ1
2、給水タンク10とフタ12との間に設けられたパッ
キン11、フタ12と一体形成された吸水パイプ13、
その吸水パイプ13の給水タンク10内の先端に固定す
るフィルタ固定部材33及び活性炭浄水フィルタ23に
て構成されている。それ以外の構成は上記発明の実施の
形態1と同一である。
【0062】次に動作について説明する。給水開始信号
が制御基板50より出力されると、自給式ポンプ24が
製氷皿27が満水となる一定時間OFFからONとな
る。そして次に逆転運転をある一定時間行って終了す
る。それ以外の動作は、上記発明の実施の形態1と同一
であるため説明を省略する。
【0063】以上のように、本発明の実施の形態の自動
製氷装置によれば、給水タンク10と製氷皿27との間
の配管に残水がなくなり、水の腐敗による管内の汚れを
抑制できる。
【0064】発明の実施の形態5.図9は本発明の発明
の実施の形態に係る自動製氷装置の配管接続部断面図で
ある。図9(a)は、給水タンク10を仕切壁凹部に挿
入前、図9(b)は、給水タンク10を仕切壁凹部に挿
入後の図である。本発明の実施の形態は、上記発明の実
施の形態1ないし発明の実施の形態4において、給水タ
ンク10に固定されている吸水パイプ13と仕切壁6に
固定されている吸入パイプ22との接続部に、吸入パイ
プ22側に異物が侵入することを防ぐカバー37を設け
たものである。
【0065】図9において、カバー37は仕切壁31に
固定され給水タンク10が設置されていない状態では、
吸入パイプ22の上方に水平に静止している。カバー3
7は軟質な材料で作られており給水タンク10側のパイ
プ吸水13が給水タンク10を仕切壁凹部に挿入と同時
にカバー37を変形させて吸入パイプ22の上方を開放
し吸水パイプ13と吸入パイプ22が接続する。上記吸
水パイプ13は吸入パイプ22より小径であり挿入され
ている。なお、吸水パイプ13を外すとカバー37は自
らの弾性力で元の水平位置に戻る。
【0066】吸入パイプ22に異物が侵入すると、ギア
に異物が詰まることにより回転しなくなり、自給式ポン
プ24がロックされてしまう場合もあるが、本発明の実
施の形態によれば、給水タンク10を外している間でも
吸入パイプ22への異物の侵入がなく、自給式ポンプ2
4のロックや配管の詰まりを防ぐことができる。
【0067】発明の実施の形態6.図10は本発明の発
明の実施の形態6に係る自動製氷装置の給水タンク10
及び給水タンク10を設置する給水タンクコーナー4の
要部を示した斜視図である。本実施例は、上記発明の実
施の形態1ないし発明の実施の形態5の自動製氷装置に
おいて、給水タンク10を透明材料で成形し、給水タン
ク10の外側の給水タンクコーナー4の壁面の冷凍冷蔵
庫1の前側から見て可視できる位置に、水位計38を備
えたものである。
【0068】図10において給水タンクコーナー4は仕
切壁6に凹部を形成することによって仕切壁6と一体に
設けられており、給水タンク10はその給水タンクコー
ナー4内に設置される。水位計38は仕切壁6の図示し
た位置に設けられており、図11に示すようにユーザー
の目で確認することができる。給水タンク10の中に水
があり、水位計38の途中の高さに水位が位置している
と水の屈折率の違いにより水位より下の水位計38の像
は見ることができない。これを用いて、水位が下がって
きて空になった時点で給水を促すような「給水」等の表
示を水位計38に施しておけばユーザーは、給水タンク
10への給水タイミングを知ることができる。上記動作
を図12で示し、図12(a)は満水時、図12(b)
は渇水時の図である。
【0069】以上のように本発明の実施の形態によれば
給水タンク10内の水の量をユーザーは容易に確認する
ことが可能で、渇水表示にLEDやリードSWを用いず
水の量をダイレクトに表示するため、信頼性が高く安価
な水量表示システムを得ることができる。
【0070】発明の実施の形態7.以下、本発明の発明
の実施の形態について図面を参照して説明する。図13
は、本発明の実施の形態7に係る自動製氷装置を示す横
断面図であり、図14は図13の要部拡大図である。図
13において冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁6
に設けられている給水タンクコーナー4に給水ポンプ6
9と、給水ポンプ69とつながっている吐出口68がセ
ットされた給水タンク10、がセットされていて、給水
タンクコーナー4に一体で設けられた水受け部70に吐
出口68が差し込まれている。水受け部70には一体で
設けられた流出口71が冷蔵室2と冷凍室3を貫通する
形で設けられており流出口71の先には製氷皿27が位
置している。また、吐出口68の先端は給水タンク10
の最高水位よりも上方で、水受け部70の上縁部よりも
下方に位置している。
【0071】次に図14を用いて給水ポンプ69周辺を
説明する。給水ポンプ69の中にはマグネット73と着
磁板74及びSUS303製の軸75とSUS304製
のボール76を有したインペラ77が給水ポンプ69と
一体で成形された軸受78に、軸75が差し込まれる形
で回転自在に保持されている。給水ポンプ69には軸受
側に吸込口79があり、その先端にはメッシュフィルタ
ー111が取り付けられている。給水ポンプ69には給
水ポンプ69の円周方向に吐出管の吐出口68がある。
給水ポンプ69の軸受側と反対側にはボール76がイン
ペラ77側に固定され、給水ポンプ69のケーシングと
接している。
【0072】次に動作について図15、16及び図17
を用いて説明する。図15は給水ポンプ69の動作状態
を示す図で図15(a)は給水ポンプ69を軸方向から
見た図、図15(b)はモータ72の横断面図、図15
(c)は平板状に2極以上で構成されている。図16は
モータ72の動作を制御する制御基板を示す概略図、図
17はそのタイムチャート図である。図16において、
82は制御基板であり、モータ72、電源83が接続さ
れており、冷凍冷蔵庫1に設けられている。ギアボック
ス28が貯氷箱に溜まる氷の量を検知し、氷の量が不足
していることを検知すると、制御基板82から給水開始
信号が出力される。制御基板82から給水開始信号が出
力されると、モータ72がOFFから一定時間ONにな
る。モータ72がONになるとモータ72に接続された
着磁板B81と着磁板B81に接着されたマグネットB
80が回転する。マグネットB80と給水ポンプ69側
のマグネット73は磁界を形成しており、磁力によって
お互い引き合っているため、マグネットB80とマグネ
ット73は同回転数で回転し、マグネット73が取り付
いているインペラ77も同様に回転する。図15(a)
に示すような方向にインペラ77が回転すると吐出口6
8から水が流出すると共に吸水口79から給水タンク1
0内の水を吸い込むが、給水タンク10内では、0.4
mm ×0.4mm以上の物体はメッシュフィルター1
11表面にホールドされる。一方、吐出口68から流出
した水は、水受け部70、流出口71を通って製氷皿2
7へ供給される。
【0073】マグネット73、80は図15(c)の如
く平板状に2極以上で構成されており、必要な磁力が得
られる材質、フェライト系や希土類系等が選択して選ば
れる。給水タンク10は凹部に形成した給水タンクコー
ナ4に挿入されるが、例えば数mm程度の隙間を持って
挿入しやすい構造となっている。一方給水ポンプ69が
給水タンク10に差し込まれた状態では給水タンクのフ
タの吐出口差し込み位置によりタンク内の位置が決めら
れるが、磁力により吸引されポンプのケーシングがタン
ク壁に接触してもポンプの回転には影響を与えない構造
となっている。
【0074】すなわち、インペラ77とケーシングとの
間にはボール76が存在し、しかもポンプが回転すると
ポンプ負圧によりインペラは軸受け78側へ引かれるた
め回転体すなわちボール76と固定部分であるケーシン
グとの摩擦を抑える構成となっている。タンクはプラス
チックや非磁性体、例えばステンレス、ガラス等で2m
m程度の厚みがある。また、モータ72側の磁石80と
タンク間は充分な隙間を設け、直接接触をさけ、かつ仕
切壁を介してもよい隙間としている。このようながたを
含めた全隙間、約10mm位を介してフェライト磁石7
3、80を対向させることで、モータの駆動力をポンプ
に伝えられると共に、一方ユーザーがタンクを凹部から
着脱したり、あるいはタンク内からポンプおよび吐出口
を着脱する際、磁力に妨げられずに簡単に行えるように
している。また、ポンプをセットしたことは磁気力の吸
引によりわかる、という効果もある。
【0075】また、給水タンクまわりの清掃は吐出口を
含めたタンクを凹部から外へ取り出して簡単に行える。
なお、フィルタ111はポンプへ圧入してあり、これを
引き抜いて清掃することができる。また、ポンプは吐出
口と一体のまま出入口を介して洗浄することができる。
【0076】以上のように、本発明の実施の形態の自動
製氷装置によれば、給水ポンプ69は給水タンク10の
中に設置されているため、給水ポンプ69はユーザーが
任意に洗浄することができる。また、吐出口71と水受
け部70、流出口71、製氷皿27は図のように位置し
ているので、水受け部70と吐出口68の間にはシール
等が要らない。そして、モータ72と給水ポンプ69は
非接触なので非常に静かなシステムを構成でき、メッシ
ュフィルター111が吸込口79に取り付けられている
ので異物の流入を抑えることができ、インペラ77がロ
ックするようなことはなくなる。
【0077】図35(a)は給水ポンプ69の斜視図で
あり、給水ポンプ69の吸水口79の吸水側周辺部に数
カ所凹部213を設けたものである。上記凹部213を
設けることにより、吸水口79が異物214で塞がれた
場合にも、図35(b)のように、上記凹部213から
水を吸水すること(バイパス)ができ、流量の大巾なダ
ウンをおさえることができる。
【0078】なお、上記発明の実施の形態7では仕切壁
6に設けられた給水タンクコーナー4に給水タンク10
がセットされているが、外付けの給水タンクコーナー4
でもよい。
【0079】発明の実施の形態8.発明の実施の形態8
は上記発明の実施の形態7の構成に対し、給水タンクコ
ーナー4の取り付け方法を変更したものである。発明の
実施の形態7においてモータ72は給水タンクコーナー
4の給水タンク10と反対側の面に設置されていて、給
水タンクコーナー4と仕切壁6は一体であった。このま
まだと冷凍冷蔵庫1と比較して寿命の短い(一般的に)
モータ72が交換できない。そこで給水タンクコーナー
4を仕切壁6と別体としたタンクホルダ84を設け、タ
ンクホルダ84の裏側に図18の如くモータケース85
に固定されたモータ72をネジ87にて取り付ける。そ
して、そのタンクホルダ84を仕切壁6に全周にシール
86を配した形で取り付ける。タンクホルダ84と仕切
壁6との固定は再現性のあるネジ、爪、リベット等々の
もので行なうこととする。シール86は水密性を有した
ものである。
【0080】この発明の実施の形態によれば、タンクホ
ルダ84を仕切壁6と別体で構成したのでモータ72の
交換が可能なうえで、タンクホルダ84と仕切壁6の間
に水密性を有したシール86を設けたのでモータ72部
への水の侵入は抑えられたままとなる。
【0081】発明の実施の形態9.発明の実施の形態9
は発明の実施の形態7、8と同じ構成の自動製氷装置に
おいて、給水ポンプ69の位置精度に対しての配慮を付
加したものである。図19において88は給水ポンプ6
9と一体で設けたガイドであり、ガイド受89に係合さ
れ、スラスト方向と図示方向のラジアル方向の位置ずれ
を抑制する。また、給水タンク10にはガイド90が設
けられていて、タンクホルダ84もしくは給水タンクコ
ーナー4に設けられたガイド受91に係合され、図示し
た2方向の位置ずれを抑制する。図20に示すように、
給水ポンプ69からは吐出管の吐出口68が給水タンク
10のフランジ穴部110に係合されている。図20に
示すように給水タンク10の上部にフタ12があり、フ
タ12に一体で成形された押付部12bによって吐出管
の吐出口68を固定し、給水ポンプ69の図示方向の位
置ずれを抑制している。
【0082】図36(a)、図36(b)は本発明の実
施の形態9に係る自動製氷装置の要部断面図である。吐
出口68を軟質材料を用いて形成し、給水タンク10に
係合させるための引掛部212を設けた。引掛部212
を設けることにより、位置決めが正確に決まり、取付感
も良くなる。図36(b)のように、フタ12、吐出口
68、給水タンク69間の空間を極力狭く(ほぼ空間は
なし)することにより、吸水口68を給水タンク69に
セットし忘れた時でも、フタ12を閉めることにより、
吸水口68は給水タンク69に自動的にセットされる。
【0083】この発明の実施の形態によれば、給水ポン
プ69と給水タンク10がガイド88及びガイド受、フ
タ12に設けた押付部12bによって位置ずれを防止し
ており、また、給水タンク10とタンクホルダ84がガ
イド90及びガイド受91によって位置ずれを防止して
いるので、タンクホルダ84に発明の実施の形態8に示
すようなモータ72を取り付けた時にマグネット間の位
置ずれを防止でき、脱調することなく確実に動力を伝達
できる。
【0084】発明の実施の形態10.発明の実施の形態
10は発明の実施の形態7と同じ構成の自動製氷装置に
おいて、給水ポンプ69の構造を変更したものである。
図21において、92はインペラフタ、93はキャッ
プ、87は給水ポンプ69に一体で設けたネジ部であ
る。インペラ77にはフランジを有した軸75とボール
76と着磁板74とマグネット73が取り付けられイン
ペラフタ92によって完全に封入される。インペラフタ
92はインペラ77に接着もしくは、材料がPL 樹脂な
らば熱溶着等によって完全に接着されている。以上のよ
うに構成されたインペラ77の軸75が給水ポンプ69
の軸受78に挿入され、軸受78と反対側の開放部はキ
ャップ93によって閉じられ、ネジ部87によって締結
される。また、モータ72を駆動すると、インペラ77
が回転する。その際、軸75及びボール76はインペラ
に回転自在に保持されており軸受78により保持されて
いる。
【0085】この発明の実施の形態によれば、キャップ
93が取り外し可能であり、給水ポンプ69の内部は分
割可能なため、万が一給水ポンプ69内に異物が混入し
ても洗浄除去することが可能となる。
【0086】発明の実施の形態11.図22は本発明の
実施の形態11に係る自動製氷装置の斜視断面図であ
る。図22において、給水タンク10は給水タンクコー
ナー4に埋没する形でセットされている。給水タンク4
の淵には全周にわたって、横方向に仕切る、1mm〜5
mmの土手部110が仕切壁6と一体で設けられてい
る。
【0087】以上のように本発明の実施の形態の自動製
氷装置によれば、給水タンクコーナー4の淵に全周にわ
たって設けられた1mm〜5mmの土手部130がある
ため、仕切壁6にこぼれた食汁等の異物が給水タンクコ
ーナー4内に入り込むことを防止することができ、衛生
的なシステムを構成できる。
【0088】発明の実施の形態12.図23において、
給水タンク10の上部には全周にわたって給水タンク1
0を給水タンクコーナー4にセットした場合に生じるク
リアランスよりも大きいフランジB131を給水タンク
10と一体で設けた。このフランジB131により給水
タンクコーナー4と給水タンク10との隙間は完全に閉
塞される。
【0089】この発明の実施の形態によれば、使用者が
仕切壁6に食汁やゴミ等をこぼした場合でも、給水タン
ク10と給水タンクコーナー4の隙間が完全に塞がれて
いるため、食汁やゴミ等の流入を防止することができ、
衛生的なシステムを構成できる。
【0090】発明の実施の形態13.発明の実施の形態
13は、上記発明の実施の形態11もしくは12と同じ
構成の自動製氷装置を用いて、その構造にある要素を付
加したものである。図24において、給水タンクコーナ
ー4の底部には部分的に突起112が設けられている。
【0091】この発明の実施の形態によれば、給水タン
クコーナー4の底部にある突起112によって給水タン
ク10との間には任意の空間113が生じるので、給水
タンクコーナー4内に異物が流入してもある程度までは
その空間113内に貯められる。これにより異物侵入に
よる給水タンク10のセット不具合が防止できる。
【0092】発明の実施の形態14.図25は本発明の
実施の形態14に係る自動製氷装置に適用される給水タ
ンクの保温構造を示す横断面図であり、102はフロン
トカバー、103は凝縮パイプ、104は凝縮パイプ1
03をフロントカバー102に密接させるクッション、
107は凝縮パイプ103の熱を給水タンクコーナー4
に伝える、例えばアルミテープ等の熱伝導率の高い材料
を用いた熱伝導テープ、108はコードヒータ、なお、
仕切壁6は上下外郭をPL 、その間にPS−FOもしく
は硬質ポリウレタンフォームを充填させたサンドイッチ
構造となっている。
【0093】次に動作について説明する。図26は図2
5にて説明したコードヒータ108の動作を、冷凍冷蔵
庫の冷却運転状態と照らし合わせて表したタイミングチ
ャートである。COMP(図示せず)が動作し、かつ、
冷蔵室2を冷却する為に冷蔵室2への冷気供給を制御し
ている開閉ダンパ(図示せず)が開の場合には、コード
ヒータ108をONとし、上記状態から開閉ダンパが閉
となり、冷蔵室2に冷気が供給されなくなった場合には
COMPで圧縮された高温高圧の冷媒が凝縮パイプ10
3内で凝縮する際、熱が熱伝導テープ107を伝って給
水タンクコーナー4を加熱することのみなのでこれ以上
の給水タンク10の温度低下が起こらない。よって、コ
ードヒータ108をこの場合OFFとする。次に、CO
MPがOFFになった場合は、冷凍サイクル内の圧力バ
ランスが一定になる方向で変化していく為凝縮パイプ1
03からの放熱は次第に低下してゆく。この時は冷蔵室
2内の冷気が給水タンク10から熱を奪ってゆくことの
みなので、給水タンク10が必要以上に冷却される可能
性があるためで、ある一定時間(t1 )のみコードヒー
タ108をONにし、t1 経過後は再びOFFとする。
そして、再び庫内の温度上昇によってCOMPがONし
た場合は凝縮パイプ103からの放熱が始まるため、ま
だコードヒータ108はONせずOFFのままである。
そして再び開閉ダンパが開となった場合、再びコードヒ
ータ108をONする。以降、このサイクルを順不同で
繰り返す。
【0094】この発明の実施の形態によれば、給水タン
ク10は常にある一定温度以上に保て、熱源に冷媒の凝
縮熱を用いることで冷蔵庫の排熱を有効利用でき、ま
た、コードヒータ108を冷蔵庫の運転状態によってO
N/OFFすることを併せることにより省エネルギーが
はかれる。
【0095】発明の実施の形態15.図27は上記発明
の実施の形態14と同じ構成の自動製氷装置を用いて、
その構造にある要素を付加したものである。図27にお
いて、仕切壁6の前方には冷蔵室2及び冷凍室3の開放
部を閉塞する冷蔵庫扉100a、冷凍室扉100bがマ
グネットガスケット101を介して位置しており、冷蔵
室扉100aには食品を収納する扉ポケット105が取
り付けられている。扉ポケット105の下部奥側には仕
切壁6と冷蔵室扉100a閉状態で密接する冷房用遮蔽
手段であるパッキン109が取り付けられている。ま
た、扉ポケット105の奥壁面に冷気循環用の通風穴1
15が設けられている。
【0096】次に作用について説明する。扉ポケット1
05と仕切壁6の間には空間が存在しており、この空間
の温度は冷蔵室2の冷却運転状態により左右される。こ
こで、この空間を扉ポケット105に設けたパッキン1
09を仕切壁6に密接させて閉空間とすることで空気断
熱層にすることになる。そして、空間の温度は冷蔵室2
の冷却運転状態に左右されにくくなる。扉ポケット10
5の食品を冷却した冷気は通風穴115を通って循環す
る。
【0097】この発明の実施の形態によれば、給水タン
ク10の上部空間は空気断熱層となっているため、給水
タンク10から熱が奪われにくくなると共に、冷気循環
用の通風穴115を設けたことで食品の冷却性能は維持
される。
【0098】また、冷気を遮る扉ポケット105を設け
たことにより、扉ポケット105内の食品等の汁が給水
タンク10に滴下することがなくなる。
【0099】発明の実施の形態16.図28は本発明の
実施の形態16に係る自動製氷装置の給水タンク10の
構造を示す斜視外観図であり、図29はその要部断面図
である。図30は本発明の実施の形態の構造体の製造方
法を説明した断面図である。図27において、給水タン
ク10には透明材料からなる水位表示窓120が設けら
れており、図29に示すように使用者が前側から可視で
きる向きに傾斜している水位表示窓120は給水タンク
10の底部に近いところまでえぐられている。そして、
図30に示すように給水タンク10の上部裏側に熱溶着
によって水位表示窓120が接着されるが、この時、給
水タンク10の穴部にはまる形でカバー121を給水タ
ンク10と水位表示窓120との間に挟み込み係止す
る。なお、溶着部は給水タンク10穴部全周にわたって
いる。
【0100】水位表示窓120を設ける部分は、給水タ
ンク10を開閉可能に上部を別体化したフタ部122で
あってもよい。この構造を図31に示す。
【0101】この発明の実施の形態によれば、給水タン
ク10内壁に水滴が付着しても水位表示窓120には水
滴と水と2つの像の境界が表示されるため、ユーザーは
確実に給水タンク10内の水量を確認できる。
【0102】図37(a)は上記フタ部122形状を示
す図、図37(b)、図37(c)は手掛部216に右
手217を掛けた図である。図に示すように、上記フタ
122に設けられた水位表示窓120の形を変形させ手
掛部216を設け、上記手掛部216はフタ122の固
定手段であるフラップ211に右手217の親指が掛か
らない様に、例えばフラップ211に直行する方向に手
掛部216を設けると、図に示すように右手217を挿
入し、フタ122をつかんだ時に、フラップ211に誤
って手を引っ掛けることがなく、無意識にフラップ21
1を開放し給水タンク10を落とすことはなくなる。
【0103】図38(a)は上記フタ部122形状を示
す図である。図38(b)はフラップ211閉状態の側
面図、図38(c)はフラップ211開状態の側面図で
ある。図に示すように、フラップ211の両側部にガー
ド(リブ)210を設けたものである。上記ガード21
0は給水タンク10に一体に設けたものある。上記ガー
ド210を設けることにより、給水タンクを持ち運びす
るときに、物212等の角に当たりフラップ211が開
いてしまうのを防ぐことができる。
【0104】発明の実施の形態17.図32は本発明の
実施の形態17に係る自動製氷装置の給水タンク10と
給水ポンプ69の構造を示す斜視外観図である。給水ポ
ンプ69と一体成形のL形アングル201を設け、L形
アングル201に穴202を設け、ネジキャップ203
と給水タンク10のネジ部206の嵌合の間にL形アン
グル201を位置させることにより、給水タンク10に
給水ポンプ69を固定するものである。
【0105】図39は本発明の実施の形態17に係る自
動製氷装置の給水タンク10と給水ポンプ69の構造を
示す斜視外観図である。給水ポンプ69にキャップ93
が完全に閉まっていないときはL形アングル201が穴
に202挿入できないよう、図に示す矢印間の寸法を規
制した。上記寸法規制により、給水ポンプ69のキャッ
プ93の閉め忘れを防ぐことができる。
【0106】発明の実施の形態18.図33は給水ポン
プ69の動作状態を示す図で図34は図33の給水ポン
プ69のケーシング内の斜視外観図である。インペラ7
7が回転すると液が外周に集まりエア(気体)が図34
の矢印の部分、即ち軸75のセンターに集まり、停止す
るとケーシング内上部に集まる。この繰り返しによりケ
ーシング内のエアは抜けずエア溜まり部205が発生す
る。そこで、給水ポンプ69のケーシング内上部にあっ
て、吐出口より回転方向の位置に、吐出口の直径と同程
度以下のエア抜き穴204を設けることにより、エアの
有無による水流量の変動がなくなり給水量が安定する。
【0107】図40は、本発明の実施の形態18に係る
給水ポンプ69、吐出口68の斜視図である。給水ポン
プ69に設けられたエア抜き穴204から噴き出す水が
上方に上がらないように遮断するベロ部215を設けた
ものである。
【0108】
【発明の効果】以上説明したとおり第1の発明に係る自
動製氷装置によれば、給水タンクを冷蔵庫内を複数の貯
蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設置したの
で、給水タンクを設置するケースを別部品で設ける必要
がなく、また、食品の貯蔵スペースを減少させることが
ない。
【0109】また第2の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、仕切壁の一方の面に形成された凹部により仕切壁の
他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を折り曲げて
形成し、仕切壁に形成された凸部の側方に製氷皿を設け
たので、製氷皿が設けられた貯蔵室においても食品の貯
蔵スペースを減少させることがない。
【0110】また第3の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、給水タンクを設置する仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉
扉側に形成し、製氷皿を仕切壁の凸部の後方に設置し、
仕切壁の凹部に設置した給水タンクと製氷皿とが、左右
方向及び上下方向で重なっているため、食品の貯蔵スペ
ースを減少させることがなく、また、給水タンクを設置
しやすい。
【0111】また第4の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、小穴を有する仕切板によって仕切られた主室と副室
を有する給水タンクと、氷を生成する製氷皿と、給水タ
ンクの副室内の水を吸水して製氷皿へ供給する給水ポン
プとを備え、給水タンクの副室の容量を製氷皿よりも小
さくしたため、小穴から流入する水量は副室から流出す
る水量に比べてわずかであるので、製氷皿にはほぼ一定
の水量が供給される。
【0112】また第5の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、電源投入時に給水ポンプを逆転運転するようにした
ので、停電等で給水ポンプの動作中に電力供給が停止し
た場合でも、給水タンクと製氷皿の間の配管に水が残ら
ず、ほぼ一定の水量が製氷皿に供給でき、製氷皿の容量
をオーバーすることを防止できる。
【0113】また第6の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、凹部に設置する水を貯蔵する給水タンクと、氷を生
成する製氷皿と、給水タンク内の水を吸水して製氷皿へ
供給する給水ポンプとを備え、給水ポンプを所定時間運
転した後、更に所定時間逆転運転するようにしたのでス
ペースを有効に利用できるとともに、給水タンクと製氷
皿の間の配管に水が残らず、配管の汚れを防止できる。
【0114】また第7の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、給水ポンプを自給式ポンプにしたので、給水タンク
の着脱時に配線の接続等が必要なく、また、給水ポンプ
の駆動時間により製氷皿への給水量を制御できるので、
製氷皿へほぼ一定の水量を供給できる。
【0115】また第8の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、給水タンクの仕切壁凹部への設置と同時に吸水パイ
プと供給パイプの接続が行われるようにしたので、給水
タンク及びパイプの接続を容易に行なうことができる。
【0116】また第9の発明に係る自動製氷装置によれ
ば、吸水パイプと供給パイプとが接続されていないとき
に供給パイプの開口部を覆う軟質材料のカバーを設けた
ので、供給パイプ内に異物が侵入することを防止でき、
吸水ポンプのロックや配管の詰まりを防止できる。
【0117】また第10の発明に係る自動製氷装置によ
れば、吸水パイプの供給パイプに接続される開口部を給
水タンク内の最高水位より上方に位置させたので、給水
ポンプの動作中に給水タンクが外されても、給水タンク
内の水が流出することを最小限に抑えることができる。
【0118】また第11の発明に係る自動製氷装置によ
れば、給水タンクを透明な材料によって形成したので、
給水タンク内の水量が容易に確認できる。
【0119】また第12の発明に係る自動製氷装置によ
れば、給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁面に水位表
示を設けたので、安価な構成で給水タンク内の水量を容
易に確認できる。
【0120】また第13の発明に係る自動製氷装置にお
いては、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タ
ンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された
給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動す
る給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、
この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動する
トルクを伝えるものであるので、ユーザーが給水ポンプ
を含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電
気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、
静音化が図れる。
【0121】また第14の発明に係る自動製氷装置にお
いては、ポンプに設けられた磁石と、駆動装置に設けら
れた磁石を対向させてトルクを伝えるものであるので、
モータ部と給水ポンプが非接触で構成でき、安全かつ信
頼性の高い装置が得られる。
【0122】また第15の発明に係る自動製氷装置にお
いては、駆動装置が、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内
に設けられ給水タンクとは水的につながりのない給水タ
ンクを設置するタンク保持手段、に取り付けたものであ
るので、電気部品であるモータに給水タンク周辺の水等
が届くことなく、タンクホルダにモータを固定している
のでタンクホルダにセットする給水タンクとの位置精度
が出しやすい。
【0123】また第16の発明に係る自動製氷装置にお
いては、給水タンクと製氷皿の間に水受け部を設け、ポ
ンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐出口は給
水タンク最高水位より上方で、水受け部の上縁部より下
方に位置するものであるので、給水ポンプ停止時に吐出
口先端で水が切れ、かつ、水受け部から水があふれでる
ことはない。
【0124】また第17の発明に係る自動製氷装置にお
いては、ポンプ内の可動部はポンプ可動部を収納する囲
いであるケーシングに着脱可能に設けられたものである
ので、ユーザーは給水ポンプの内部まで洗浄することが
できる。
【0125】また第18の発明に係る自動製氷装置にお
いては、給水タンク内に設けられたポンプ吸水口にフィ
ルターを着脱可能に設置したものであるので、インペラ
部がロックしてしまうような大きさのゴミをインペラ部
に到達前に防ぐことができ、かつ洗浄可能である。
【0126】また第19の発明に係る自動製氷装置にお
いては、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設けられ給
水タンクを設置するタンク保持手段と給水タンクを部分
的に接触させて上記給水タンクの3方向の位置を固定す
る位置決め手段を設けたものであるので、マグネットの
脱調現象が起こりにくくなる。
【0127】また第20の発明に係る自動製氷装置にお
いては、ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受に回転自
在に支持され、また他端は、インペラに回転自在に保持
されているものであり、分解後の部品点数が減少する。
【0128】また第21の発明に係る自動製氷装置によ
れば、仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁より高い、
横方向に仕切る土手部を設けたものであり、仕切壁にこ
ぼれた食汁等の流入を防止できる。
【0129】また第22の発明に係る自動製氷装置によ
れば、仕切壁の凹部の淵全周を覆い、給水タンクに給水
タンクコーナーとの間に生じる隙間より大きいフランジ
を設けたことで、隙間を閉塞することが可能となり、給
水タンクコーナーへの異物の流入を防止できる。
【0130】また第23の発明に係る自動製氷装置によ
れば、給水タンク上部に給水タンク内部のタンク内水量
を目視可能な水位表示窓を設けたことにより、給水タン
ク壁面で水滴が付着しても、ユーザーは水滴群と水との
像の境界部で水位を認識できる。
【0131】また第24の発明に係る冷蔵庫によれば、
冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁と、この仕
切壁に形成され給水タンクを収納する凹部と、仕切壁に
仕切られた給水タンクを設けた貯蔵室とは異なる貯蔵室
に配置され、給水タンクからの給水を受けて製氷する製
氷皿と、を備えたものであり、スペースを有効に活用で
きるものである。
【0132】また第25の発明に係る冷蔵庫によれば、
仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたものであり、仕切壁に
こぼれた食汁等の流入を防止できる。
【0133】また第26の発明に係る冷蔵庫によれば、
仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を決める突起を設け
たものであり、給水タンクとの間に空間が生じ、ある程
度、異物が流入しても給水タンクのセット不具合が生じ
ないようにできる。
【0134】また第27の発明に係る冷蔵庫によれば、
仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けられた冷媒凝縮パイ
プからの熱を伝える熱伝導手段を設けたものであるの
で、熱が熱伝導テープを伝って給水タンクコーナを加熱
することのみなので給水タンクの温度低下がおこらな
い。
【0135】また第28の発明に係る冷蔵庫によれば、
仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒータを設け、この
ON/OFFを冷蔵庫の逆転同期としたものであるの
で、給水タンクの保温に凝縮パイプの熱を再利用し、コ
ードヒータを適度にON/OFFさせることで、省エネ
をはかることができる。
【0136】また第29の発明に係る冷蔵庫において
は、仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部に、給水タンク
に直接冷気が当たらないように冷気を遮る扉ポケットを
設けたものであり、給水タンクの凍結を防止するととも
に、扉ポケット内の食品などの汁が給水タンクに滴下す
ることを防ぐことができる。
【0137】また第30の発明に係る冷蔵庫において
は、扉ポケットの底部に、仕切壁に密着する冷気遮蔽手
段を設けたものであり、扉ポケットと給水タンクとの間
の空間をパッキンを用いて空気断熱層としたことで給水
タンクの保温がより低入力でまかなえる。
【0138】また第31の発明に係る自動製氷装置にお
いては、給水ポンプに一体に設けられたL形のアングル
に、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定する位置
決め手段を設け、給水タンクにこの位置決め手段を係合
して固定する係合部を設けたものであり、給水タンクに
給水ポンプをしっかり固定できる。
【0139】また第32の発明に係る自動製氷装置にお
いては、給水ポンプのケーシング内上部にあって、吐出
口より回転方向の位置に、吐出口の直径と同程度以下の
エア抜き穴を設けたものであり、エアを抜くことによ
り、エアの有無による水流量の変動を防ぎ給水量が安定
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動製氷装置が適用される冷凍冷蔵
庫の横断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における自動製氷装置
を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に適用される制御基板
を示す概略図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における給水ポンプの
動作を示すタイムチャート図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の自動製氷装置の制御
を示すフローチャート図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における自動製氷装置
の設置位置を変えた冷凍冷蔵庫の断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における自動製氷装置
を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4における給水ポンプの
動作を示すタイムチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態5における給水タンク1
0を仕切壁凹部に挿入前、挿入後の図である。
【図10】 本発明の実施の形態6における給水タンク
を示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態6における給水タンク
の断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態6における満水時、渇
水時の吸水タンクの斜視図である。
【図13】 本発明の実施の形態7における自動製氷装
置を示す断面図である。
【図14】 図13の要部拡大図である。
【図15】 本発明の実施の形態7における給水ポンプ
を示す断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態7における給水ポンプ
の制御部を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態7における給水ポンプ
の動作を示すタイムチャート図である。
【図18】 本発明の実施の形態8における自動製氷装
置を示す斜視断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態9における自動製氷装
置を示す斜視図である。
【図20】 本発明の実施の形態9における自動製氷装
置を示す局部断面図である。
【図21】 本発明の実施の形態10における給水ポン
プを示す断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態11における自動製氷
装置を示す斜視断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態12における自動製氷
装置を示す斜視断面図である。
【図24】 本発明の実施の形態13における自動製氷
装置を示す横断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態14における自動製氷
装置を示す横断面図である。
【図26】 本発明の実施の形態14における自動製氷
装置の動作を表すタイミングチャート図である。
【図27】 本発明の実施の形態15における自動製氷
装置を示す横断面図である。
【図28】 本発明の実施の形態16における給水タン
クを示す斜視図である。
【図29】 本発明の実施の形態16における給水タン
クを示す横断面図である。
【図30】 本発明の実施の形態16における給水タン
クの作り方を示した断面図である。
【図31】 本発明の実施の形態16のその他の例を示
した斜視図である。
【図32】 本発明の実施の形態17の自動製氷装置の
斜視外観図である。
【図33】 本発明の実施の形態18における給水ポン
プを示す断面図である。
【図34】 本発明の実施の形態18における給水ポン
プのケーシング内の斜視外観図である。
【図35】 本発明の実施の形態7における給水ポンプ
の斜視図である。
【図36】 本発明の実施の形態9における自動製氷装
置の要部断面図である。
【図37】 本発明の実施の形態16におけるフタ部の
斜視図である。
【図38】 本発明の実施の形態16におけるフタ部の
斜視図である。
【図39】 本発明の実施の形態17における自動製氷
装置の要部斜視図である。
【図40】 本発明の実施の形態18における自動製氷
装置の要部斜視図である。
【図41】 従来の自動製氷装置を適用した冷凍冷蔵庫
の外観図である。
【図42】 従来の自動製氷装置を示す概略断面図であ
る。
【図43】 従来の自動製氷装置を示す要部詳細断面図
である。
【図44】 従来例に適用される制御基板を示す概略図
である。
【図45】 従来例の制御基板による駆動機構、給水ポ
ンプの動作を示すタイムチャート図である。
【図46】 従来例の制御基板による他の動作を示すタ
イムチャート図である。
【符号の説明】
1 冷凍冷蔵庫、2 冷蔵室、3 冷凍室、4 給水タ
ンクコーナー、5 製氷コーナー、6 仕切壁、10
給水タンク、11 パッキン、12 フタ、12b 押
付部、13 吸水パイプ、13a 吐出側端部、14
エア抜き、15小径孔、16 パッキンB、17 副
室、18 フランジ、19 ストッパー、20 ラッ
チ、21 パッキンC、22 吸入パイプ、23 活性
炭浄水フィルタ、24 自給式ポンプ、25 サブパイ
プ、26 吐出パイプ、27 製氷皿、28 ギアボッ
クス、29 仕切壁凸部、30 主室、34 通気孔、
35チルド室、36 野菜室、37 カバー、38 水
位計、40 給水タンク、41 インペラ、68 吐出
口、69 給水ポンプ、70 水受け部、71 流出
口、72 モータ、73 マグネット、74 着磁板、
75 軸、76 ボール、77 インペラ、78 軸
受、79 吸込口、80 マグネットB、81着磁板、
84 タンクホルダ、85 モータケース、86 シー
ル、87 ネジ、88 ガイド、89 ガイド受、90
ガイド、91 ガイド受、92 インペラフタ、93
キャップ、94 フランジ、95 ネジ、100a
冷蔵室扉、100b 冷凍室扉、101 マグネットガ
スケット、102 フロントカバー、103 凝縮パイ
プ、104 クッション、105 扉ポケット、106
穴、107 熱伝導テープ、108 コードヒータ、1
09 パッキン、110穴、111 メッシュフィルタ
ー、112 突起、113 空間、115 通風穴、1
20 水位表示窓、121 カバー、122 フタ、1
30 土手部、131 フランジ 201 L形アング
ル、202 穴、203 ネジキャップ、204 エア
抜き穴、205 エア溜まり部、206 ネジ部、21
0 ガード、211 フラップ、213 凹部、214
異物、215 ベロ部、216手掛部、217 右
手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 克正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 横内 宏明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成す
    る製氷皿と、上記給水タンク内の水を吸水して上記製氷
    皿へ供給する給水ポンプとを備え、上記給水タンクを冷
    蔵庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹
    部に設置したことを特徴とする自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 仕切壁の一方の面に形成された凹部によ
    り仕切壁の他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を
    折り曲げて形成し、上記仕切壁に形成された凸部の側方
    に製氷皿を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動
    製氷装置。
  3. 【請求項3】 仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉扉側に形成
    し、製氷皿を上記仕切壁の凸部の後方に設置し、上記仕
    切壁の凹部に設置した給水タンクと上記製氷皿とが、左
    右方向及び上下方向で重なっていることを特徴とする請
    求項2記載の自動製氷装置。
  4. 【請求項4】 小穴を有する仕切板によって仕切られた
    主室と副室を有する給水タンクと、氷を生成する製氷皿
    と、上記給水タンクの副室内の水を吸水して上記製氷皿
    へ供給する給水ポンプとを備え、上記給水タンクの副室
    が上記製氷皿よりも容量の小さいものであることを特徴
    とする自動製氷装置。
  5. 【請求項5】 電源投入時に給水ポンプを逆転運転する
    ことを特徴とする請求項4記載の自動製氷装置。
  6. 【請求項6】 水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成す
    る製氷皿と、上記給水タンク内の水を吸水して上記製氷
    皿へ供給する給水ポンプとを備え、上記給水ポンプを所
    定時間運転した後、更に所定時間逆転運転することを特
    徴とする自動製氷装置。
  7. 【請求項7】 給水ポンプが自給式ポンプであることを
    特徴とする請求項4または請求項6記載の自動製氷装
    置。
  8. 【請求項8】 庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に
    設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タ
    ンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプ
    と、氷を生成する製氷皿と、上記仕切壁を貫通し上記給
    水タンク内の水を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを
    備え、上記給水タンクの上記仕切壁への設置と同時に上
    記吸水パイプと上記供給パイプの接続が行われることを
    特徴とする自動製氷装置。
  9. 【請求項9】 吸水パイプと供給パイプとが接続されて
    いないときに上記供給パイプの開口部を覆う軟質材料の
    カバーを設けたことを特徴とする請求項8記載の自動製
    氷装置。
  10. 【請求項10】 冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に区画す
    る仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、
    この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する
    吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、上記吸水パイプ
    に接続され上記仕切壁を貫通して上記給水タンク内の水
    を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、上記吸水
    パイプの上記供給パイプに接続される開口部が上記給水
    タンク内の最高水位より上方に位置していることを特徴
    とする自動製氷装置。
  11. 【請求項11】 給水タンクが透明な材料によって形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の自動製氷装
    置。
  12. 【請求項12】 給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁
    面に水位表示を設けたことを特徴とする請求項11記載
    の自動製氷装置。
  13. 【請求項13】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留す
    る給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯
    留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプ
    を駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置
    と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で
    上記ポンプに駆動するトルクを伝えることを特徴とする
    自動製氷装置。
  14. 【請求項14】 ポンプに設けられた磁石と、駆動装置
    に設けられた磁石を対向させてトルクを伝えることを特
    徴とする請求項13記載の自動製氷装置。
  15. 【請求項15】 駆動装置は、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵
    庫の庫内に設けられ給水タンクとは水的につながりのな
    い給水タンクを設置するタンク保持手段、に取り付けた
    ことを特徴とする請求項13又は14記載の自動製氷装
    置。
  16. 【請求項16】 給水タンクと製氷皿の間に水受け部を
    設け、ポンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐
    出口は前記給水タンク最高水位より上方で、上記水受け
    部の上縁部より下方に位置することを特徴とする請求項
    13又は14又は15に記載の自動製氷装置。
  17. 【請求項17】 ポンプ内の可動部はポンプ可動部を収
    納する囲いであるケーシングに着脱可能に設けられたこ
    とを特徴とする請求項13又は14又は15又は16記
    載の自動製氷装置。
  18. 【請求項18】 給水タンク内に設けられたポンプ吸水
    口にフィルターを着脱可能に設置したことを特徴とする
    請求項13又は14又は15又は16又は17記載の自
    動製氷装置。
  19. 【請求項19】 冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設
    けられ給水タンクを設置するタンク保持手段と給水タン
    クを部分的に接触させて上記給水タンクの3方向の位置
    を固定する位置決め手段を設けたことを特徴とする請求
    項13又は14又は15又は16又は17又は18記載
    の自動製氷装置。
  20. 【請求項20】 ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受
    に回転自在に支持され、また他端は、インペラに回転自
    在に保持されていることを特徴とする請求項13又は1
    4又は15又は16又は17又は18又は19記載の自
    動製氷装置。
  21. 【請求項21】 仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁
    より高い、横方向に仕切る土手部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は10又は13記載の自動製氷装置。
  22. 【請求項22】 仕切壁の凹部の淵全周を覆うフランジ
    を給水タンクに設けたことを特徴とする請求項1又は2
    又は10又は13記載の自動製氷装置。
  23. 【請求項23】 給水タンク上部に給水タンク内部のタ
    ンク内水量を目視可能な水位表示窓を設けたことを特徴
    とする請求項1又は10又は13記載の自動製氷装置。
  24. 【請求項24】 冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る
    仕切壁と、この仕切壁に形成され給水タンクを収納する
    凹部と、上記仕切壁に仕切られた上記給水タンクを設け
    た貯蔵室とは異なる貯蔵室に配置され、上記給水タンク
    からの給水を受けて製氷する製氷皿と、を備えたことを
    特徴とする冷蔵庫。
  25. 【請求項25】 仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたこと
    を特徴とする請求項24記載の冷蔵庫。
  26. 【請求項26】 仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を
    決める突起を設けたことを特徴とする請求項24記載の
    冷蔵庫。
  27. 【請求項27】 仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けら
    れた冷媒凝縮パイプからの熱を伝える熱伝導手段を設け
    たことを特徴とする請求項24記載の冷蔵庫。
  28. 【請求項28】 仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒ
    ータを設け、このON/OFFを冷蔵庫の逆転同期とす
    ることを特徴とした請求項24記載の冷蔵庫。
  29. 【請求項29】 仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部
    に、給水タンクに直接冷気が当たらないように冷気を遮
    る扉ポケットを設けたことを特徴とする請求項24記載
    の冷蔵庫。
  30. 【請求項30】 上記扉ポケットに、仕切壁に密着する
    冷気遮蔽手段を設けたことを特徴とする請求項29記載
    の冷蔵庫。
  31. 【請求項31】 給水ポンプに一体に設けられたL形の
    アングルに、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定
    する位置決め手段を設け、給水タンクに上記位置決め手
    段を係合して固定する係合部を設けることを特徴とする
    請求項13記載の自動製氷装置。
  32. 【請求項32】 給水ポンプのケーシング内上部にあっ
    て、吐出口より回転方向の位置に、吐出口の直径と同程
    度以下のエア抜き穴を設けることを特徴とする請求項1
    3又は14又は15又は16又は17記載の自動製氷装
    置。
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