JP3521902B2 - 冷蔵庫の給水装置 - Google Patents

冷蔵庫の給水装置

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JP3521902B2
JP3521902B2 JP2002077695A JP2002077695A JP3521902B2 JP 3521902 B2 JP3521902 B2 JP 3521902B2 JP 2002077695 A JP2002077695 A JP 2002077695A JP 2002077695 A JP2002077695 A JP 2002077695A JP 3521902 B2 JP3521902 B2 JP 3521902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に関するも
ので、特に製氷皿へ水を供給して製氷する自動製氷装置
の如く給水タンクを有するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動製氷装置を有する冷蔵庫とし
て、例えば特開平6−300402号公報に記載された
ものがある。図13は従来の自動製氷装置を有する冷凍
冷蔵庫の外観図であり、図14は従来の自動製氷装置を
示した概略図、図15は従来の自動製氷装置の要部詳細
断面図である。図13において冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2
とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えてい
る。そして、冷蔵室2の下部には給水タンクコーナー4
が設けられ冷凍室3の上部には製氷コーナー5が設けら
れており、これら給水タンクコーナー4と製氷コーナー
5とに自動製氷装置が装備されている。
【0003】図14に示すように、給水タンク140は
給水タンクコーナー4内に取り付けられており、給水タ
ンク140の下側には手が入る程の大径の取付口141
が設けられている。そして、この取付口141に定量室
142が装着されている。定量室142は図15に示す
ように、取付口141に螺合され中心部に流出口143
を有するキャップ144と、上部に流入口146を有す
る中ケース145と、活性炭148を有する上ケース1
47とで構成されている。キャップ144の流出口14
3には、流出口143と流入口146を開閉するための
連動弁149が装着されている。連動弁149は、流出
口143を塞ぐ流出弁150と、流入口146を塞ぐ流
入弁151とを有し、バネ152によって図の下方に付
勢されている。すなわち、連動弁149に下方から力が
加わらない場合には、バネ152によって、連動弁14
9が下げられるので、流入口146が開き、流出口14
3が閉じた状態になる。
【0004】また、中ケース145は、キャップ144
にネジ止めまたは嵌め合い等で固定されており、その上
部にはエア抜き145aが設けられている。そして、こ
の中ケース145上に上ケース147がネジ止めまたは
嵌め合い等で取り付けられ、活性炭148を介して、給
水タンク140内の水を定量室142内に流入させるよ
うになっている。
【0005】定量室142が装着された取付口141の
下側に、受け皿154が配設され、この受け皿154に
設けられ下降傾斜した給水路153に、駆動装置として
の駆動機構155が装着されている。駆動機構155
は、内部の電磁ソレノイドの電磁作用によって作動軸1
56を上下させ、作動軸156の先端に取り付けられた
カサ157によって、定量室142の連動弁149を上
方に押すようになっている。カサ157は、流出口14
3からの水が給水路153の取付孔153a内に侵入し
ないようにするためのもので、シリコン系の材質で形成
されている。これにより、駆動機構155を作動させ
て、作動軸156を上昇させると、連動弁149が上方
に押されて、流出口143が開くと共に流入口146が
流入弁151によって閉じこめられることになる。
【0006】駆動機構155が装着された受け皿154
には、図14に示すように、給水ポンプ158が設置さ
れ、この給水ポンプ158の上端に押出ホース159が
取り付けられている。押出ホース159は、冷凍室3の
製氷コーナー105まで延出しており、その先端が製氷
コーナー105内の製氷皿127の上に至っている。な
お、給水ポンプ158は、渦巻き式ではなく、自給式の
ポンプである。自給式のポンプは、ポンプモータ回転数
と吐出流量が比例するので、ポンプモータの駆動時間に
より製氷皿への水の供給量を制御することができる。
【0007】次に動作について説明する。駆動機構15
5を作動させない状態では、定量室142の連動弁14
9にバネ152の下方付勢力のみが働くので、流出口1
43が流出弁150によって閉じられ、流入口146が
開放された状態にある。したがって、この状態では、給
水タンク140内の水が、活性炭148を通って上ケー
ス147内に入り、流入口146を通って中ケース14
5内に入り込み、定量室142は満水となる。この中ケ
ース145内への水の流入は、エア抜き145aの作用
によってスムーズに行われる。
【0008】次に、駆動機構155を作動させると、作
動軸156が上昇し、カサ157が連動弁149の下端
をバネ152の付勢力に抗して押上げる。この結果、流
出口143が開き、流入口146が流入弁151によっ
て塞がれるので、中ケース145内の水が流出口143
から受け皿154に流出する。この受け皿154上の水
は、給水ポンプ158の作用によって、押出ホース15
9から製氷皿127内に供給される。このとき、流入口
146が塞がれているので、受け皿154に流出する水
量はほぼ中ケース145の容積に等しい。このため、中
ケース145の容積に対応した定量の水が製氷皿127
に供給されることになる。なお、流出口143には、エ
ア抜き用の孔がないので、水の流出時間は一定ではな
く、受け皿154内の水量の変位は一定ではないが、自
給式の給水ポンプ158によって直ちに吸入するので、
受け皿154に水は残らない。すなわち、水の流出時間
にバラツキがあっても、水は受け皿154に留まること
なく、製氷皿127に定量給水される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫は以上の
ように、冷蔵室2内または冷凍室3内に突出して給水タ
ンクコーナー4または製氷コーナー5が設けられている
ので、本来食品を貯蔵するスペースを減少させてしまう
という問題があった。また、給水タンクコーナー4とし
て別部品のケースが必要であり、コストアップを招いて
いた。また、自動製氷装置、特に給水タンクまわりの構
造が複雑で、ユーザーがさわりにくく、例えば、ユーザ
ーが中ケース145をキャップ144に固定する際に緩
みがあると、流入口146または流出口143が確実に
閉じず、製氷室127に定量の水が供給できなくなると
いう問題があった。更に、タンク内をユーザーが外して
洗浄できず、また、押出ホース159内に水が残り、水
の腐敗によってホース内が汚れる恐れがある等、給水タ
ンク内部から流出口に至る多くの機器の汚れや清掃の問
題があった。また、給水タンクと自給式ポンプの接続は
必ず必要で接続部のシールの信頼性維持、異物侵入の防
止など、品質面、コスト面で抱える問題が少なくなかっ
た。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、冷蔵庫の自動製氷装置等の搭載
による食品貯蔵スペースの減少を大幅に抑えることがで
きると共に、安価でかつユーザーが簡単に給水タンクま
わりを取り扱うことができ、かつ誤取り扱いが発生して
も致命的な故障にはつながらずに均一な給水量を確保す
ることができる給水タンクが得られる。さらに、簡単な
構造で汚れを解消できる給水タンクを有する冷蔵庫を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る冷蔵庫
の給水装置は、冷蔵庫の貯氷箱に溜まる氷の量を検知し
給水の信号を出力して、この給水の信号がONの時間給
水タンクの外に設けたモーターに接続された磁石を回転
させ、給水タンク内に配置された磁石に接続されて給水
タンクの壁を介して非接触にてモーターの回転力を伝達
されて駆動するポンプの吐出口から給水タンクの外部へ
給水し、吐出口から製氷皿へ供給する。第2の発明に係
る冷蔵庫の給水装置は、給水タンクには着脱可能な蓋が
設けられており、蓋を閉めることにより吐出口がセット
されポンプの位置が決められる
【0012】第3の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、給
水タンク及びポンプに設けられポンプの位置ずれを抑制
するガイド及びガイド受けと、を備え、ガイドはガイド
受けにはまり込み位置ずれを抑制するものである。
【0013】第4の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、ポ
ンプの吐出口の給水タンクの外部へ給水する先端は給水
タンク内の最大水位よりも上方に位置している。第5の
発明に係る冷蔵庫の給水装置は、ポンプの吐出口の給水
タンクの外部へ給水する先端の近傍に吐出口から流出し
た水を受け製氷皿へ供給する水受部を設けたものであ
る。第6の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、給水タンク
の蓋により水受部を覆う。第7の発明に係る冷蔵庫の給
水装置は、前記ポンプの内部が分割可能で、洗浄でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態の一例について図面を参照して説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る自動製氷装置を有
する冷蔵庫の横断面図であり、図2は本発明の実施の形
態の自動製氷装置を示す横断面図である。図1におい
て、冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵室2の下に配設
された冷凍室3とを備えている。そして、冷蔵室2と冷
凍室3とを区画する仕切壁を折り曲げて形成した凹部に
給水タンクコーナー4が配設され、それによって生じた
冷凍室3の凸部の後方に製氷コーナー5が配設されてい
る。
【0015】図2は本発明の実施の形態に係る自動製氷
装置を示す横断面図であり、図3は図2の要部拡大図で
ある。図2において、冷蔵室2と冷凍室3とを区割する
仕切壁6に設けられている給水タンクコーナー4に給水
ポンプ40と給水ポンプ40とつながっている吐出口4
7がセットされた給水タンク10がセットされていて、
給水タンクコーナー4に一体で設けられた水受け部48
に吐出口47が差し込まれている。なお、給水タンク1
0には着脱可能にふた12が設けられており、ふた12
を閉めることによりこの給水タンクは密閉される。さら
にこのふた12には吐出口47がセットされ給水ポンプ
40の位置が決められて固定されている。水受け部48
には一体で設けられた流出口49が冷蔵室2と冷凍室3
を貫通する形で設けられており、流出口49の先には製
氷皿27が位置している。また、吐出口47の先端は給
水タンク10内の最大水位よりも上方に位置し水受け部
48の上方の淵は吐出口47の先端よりも上方に位置し
ている。
【0016】次に図3を用いて給水ポンプ40周辺を説
明する。給水ポンプ40の中にはマグネット42と着磁
板43およびSUS303製の軸57とSUS304製
のボール56を有したインペラ41が給水ポンプ40と
一体で成形された軸受52に軸57が差し込まれる形で
固定されている。給水ポンプ40には、軸受側に吸込口
81があり、その先端にはメッシュフィルター111が
取り付けられている。給水ポンプ40には、給水ポンプ
40の円周方向に吐出口47がある。給水ポンプ40の
軸受側と反対側にはボール56がインペラ41側に固定
され、給水ポンプ40のケーシングと接している。な
お、ポンプ40を駆動するモータ46は図2の如く給水
タンクコーナー4の中に収納され、仕切壁6に外側がネ
ジ等で固定されたり、図3の如く仕切壁内に収納され仕
切壁6に内側からネジ等で固定されている。
【0017】次に動作について図4,5および図6を用
いて説明する。図4は給水ポンプ40の動作状態を示
す。図5はモータ46の動作を制御する制御基板50を
示す概略図、図6はそのタイムチャート図である。図5
において、50は制御基板であり、モータ46、電源5
1が接続されており、冷凍冷蔵庫1内に設けられてい
る。検知装置が貯氷箱に溜まる氷の量を検知し、氷の量
が不足していることを検知すると、制御基板50から給
水開始信号が出力される。制御基板50から給水開始信
号が出力されると、モータ46がOFFから一定時間O
Nになる。モータ46がONになるとモータ46に接続
された着磁板45と着磁板45に接着されたマグネット
44が回転する。マグネット44と給水ポンプ40側の
マグネット42は磁界を形成しており、磁力によってお
互いに引き合っているため、マグネット44とマグネッ
ト42は同回転数で回転し、マグネット42が取り付い
ているインペラ41も同様に回転する。図に示すような
方向にインペラ41が回転すると吐出口47から水が流
出すると共に給水口81から給水タンク10内の水を吸
い込むが、給水タンク10内の0.4×0.4mm以上
の物体はメッシュフィルター111によってメッシュフ
ィルター表面にホールドされる。これによりポンプの可
動部と固定部との隙間に異物がつまらない。一方吐出口
47から流出した水は、水受け部48、流出口49を通
って製氷皿27へ供給される。
【0018】マグネット42,44は図4(C)の如く
平板状に2極以上で構成されており、必要な磁力が得ら
れる材質、フェライト系や希土類系等が選択して選ばれ
る。給水タンク10は凹部に形成した給水タンクコーナ
ー4に挿入されるが、例えば数mm程度の隙間を持って
挿入しやすい構成となっている。一方給水ポンプ40が
タンク10に差し込まれた状態では給水タンク10のフ
タの吐出口差し込み位置によりタンク内の位置が決めら
れるが、磁力により吸引され、ポンプのケーシングがタ
ンク壁に接触してもポンプの回転には影響を与えない構
造となっている。
【0019】すなわち、インペラ41とケーシングとの
間にはボール56が存在し、しかもポンプが回転すると
ポンプ負圧によりインペラは軸受52側へ引かれるため
回転体すなわちボール56と固定部分であるケーシング
との摩耗を抑える構成となっている。タンクはプラスチ
ックや非磁性体、例えばステンレス、ガラス等で2mm
程度の厚みがある。また、モータ46側の磁石44とタ
ンク間は充分な隙間を設け、直接接触をさけ、かつ仕切
壁を介してもよい隙間としている。このようながたを含
めた全隙間、約10mm位を介してフェライト磁石4
2,44を対向させることで、モータの駆動力をポンプ
に伝えられると共に、一方ユーザーがタンクを凹部から
着脱したり、あるいはタンク内からポンプおよび吐出口
を着脱する際、磁力に妨げられずに簡単に行えるように
している。また、ポンプをセットしたことは磁気力で吸
引されるので、わかるという効果もある。
【0020】また、給水タンクまわりの清掃は吐出口4
7を含めたタンクを凹部から外へ取り出して簡単に行え
る。なお、フィルタ111はポンプへ圧入してあり、こ
れを引き抜いて清掃することができる。また、ポンプは
吐出口と一体のまま出入口を介して洗浄することができ
る。
【0021】以上のように、本例の自動製氷装置によれ
ば、給水ポンプ40は給水タンク10の中に設置されて
いるため、給水ポンプ40はユーザーが簡単に扱えて任
意に洗浄することができる。また、吐出口47と水受け
部48、流出口49、製氷皿27は図2のように位置し
ているので、水受け部48と吐出口47の間にはシール
等が要らない。そして、図3,4のようにモータ46と
給水ポンプ40は非接触なので非常に静かなシステムを
構成でき、メッシュフィルター111が吸込口81に取
り付けられているので、氷への異物混入を防ぐと共にイ
ンペラ41がロックするような異物の流入を抑えること
ができる。
【0022】なお、上記の例では仕切壁6に設けられた
給水タンクコーナー4に給水タンク10がセットされて
いるが、外付けの給水タンクコーナー4でもよい。
【0023】この発明に係る冷蔵庫においては、着脱可
能な給水タンクの中に着脱可能なポンプを配置し、その
ポンプを駆動するためのトルクをポンプとは非接触で給
水タンクの外部に配置したものであるので、ユーザーが
給水ポンプを含めた給水経路のほとんどが取り扱い簡単
で、任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと
何ら接続がないため、安全、静音化が図れる。
【0024】また、この発明に係る冷蔵庫においては、
遠心式ポンプのインペラに磁石を設けて、この磁石を給
水ポンプのケーシングと給水タンクの壁体を介してモー
タにより駆動される磁石と対向させてモータの回転トル
クを磁力でインペラに動力伝達させたので、手入れの不
要なモータ部を冷蔵庫に固定し、清掃の必要な給水ポン
プをやはり清掃の必要なタンクと一体にしているので、
ユーザーの取り扱いが簡単になる。
【0025】実施の形態2.本例は上記実施の形態1の
構成に対し、給水タンクコーナー4の取付方法を変更し
たものである。前例1において、モータ46は給水タン
クコーナー4の仕切壁に設置されていて、給水タンクコ
ーナー4と仕切壁6は一体であった。このままだと、冷
凍冷蔵庫1と比較して一般的に寿命の短いモータ46が
交換できない場合も考えられる。そこで、給水タンクコ
ーナー4を仕切壁6と別体としたタンクホルダー60を
設け、タンクホルダー60の裏側に図7の如くモータケ
ース62に固定されたモータ46をネジ63にて取り付
ける。そして、そのタンクホルダー60を仕切壁6に全
周にシール61を配した形で取り付ける。タンクホルダ
ー60と仕切壁6との固定は再現性のあるネジ、爪、リ
ベット等々のもので行うこととする。シール61は水密
性を有したものである。
【0026】これにより凹部は、仕切壁6より若干高い
タンクホルダー60のフランジ部により庫内から異物や
水が入りにくくなる。また、タンクホルダー60を底面
にいくほど狭くすれば、このテーパーに沿ってタンクを
入れることができ挿入しやすく、かつ、タンクとホルダ
ーの隙間も小さくすることも可能である。
【0027】この例によれば、タンクホルダー60を仕
切壁6と別体で構成したので、モータ46の交換が可能
なうえで、タンクホルダー60と仕切壁6の間に水密性
を有したシール61を設けたのでモータ46部への水の
侵入は抑えられたままとなる。また、タンクは水的につ
ながりのないタンクホルダーの位置に設置されると共
に、タンクホルダーに固定したモータとタンクホルダー
にセットする給水タンクとの位置精度が出しやすい。
【0028】実施の形態3.図8はタンク10、給水ポ
ンプ40の位置決めを説明するもので、給水タンク10
には図8(b)の如く、吐出口47をモータを挿入する
タンク突出部に合わせて配置している。この拡大図
(a)にはポンプの位置決めを、拡大図(c)にはタン
クの位置決めを示している。前述の実施の形態の例と同
じ構成の自動製氷装置において、給水ポンプ40の位置
精度に対しての配慮を付加しているが、図8において7
0は給水ポンプ40と一体で設けたガイドであり、タン
クのガイド受72にはまりこみスラスト方向と図示方向
のラジアル方向の位置ずれを抑制する。また、給水タン
ク10にはガイド73が設けられていて、タンクホルダ
ー60もしくは給水タンクコーナー4に設けられたガイ
ド受74にはまりこみ図示した2方向の位置ずれを抑制
する。図9に示すように、給水ポンプからは吐出口47
が給水タンク10のフランジ穴部110にはまりこんで
いる。図9に示すように、給水タンク10の上部にフタ
12があり、フタに一体に成形された押付部12bによ
って吐出口47を固定し、給水ポンプ40の図示方向の
位置ずれを抑制している。一方フタ12により水受け部
48も一緒に覆うことができる。
【0029】この例によれば、給水ポンプ40と給水タ
ンク10がガイド70およびガイド受、フタ12に設け
た押付部12bによって、位置ずれを防止しており、ま
た給水タンク10とタンクホルダー60がガイド73お
よびガイド受74によって位置ずれを防止しているので
タンクホルダー60に先の形態2に示すようなモータ4
6を取り付けた時に、マグネット間の位置ずれを防止で
き、磁石の中心ずれ等により磁力が変化して脱調するこ
とがなく確実に動力を伝達できる。またこの発明では、
給水タンクには吐出口が設けられており、タンクホルダ
ーにはその水受け部がタンクホルダーと一体で設けられ
ていて、吐出口先端と給水タンク内の最大水位の関係が
吐出口の方が上で、水受け部上部の淵は吐出口先端の方
が下であり水受け部には製氷皿へつながる流出口が水受
け部と一体で設けられているものである。
【0030】給水ポンプと給水タンクの間の位置決めと
してラジアル方向の一方とスラスト方向にガイドを設
け、90゜異なる方向のラジアル方向の位置決めとして
は、給水タンクのフタで決めた。また、給水タンクとタ
ンクホルダーの間と位置決めとしてラジアル方向の一方
とスラスト方向を決めるガイドを設けたので、モータ部
の中心と、給水ポンプの中心がずれにくくなり、例えば
第2の発明に係る自動製氷装置において、マグネット間
の脱調現象が起こりにくくなる。なお、本例ではホルダ
ーにモータを固定する例を説明したが、前述の如くモー
タは仕切壁に固定しておいてもよい。これによりモータ
配線の接続端子、すなわちホルダー着脱時の接続端子が
不要になる。しかも、ホルダーを冷蔵庫の大きさ、形
状、取付け構造の違いに合わせても、内部のタンク他は
標準化が可能になる。
【0031】またさらに、給水タンクには吐出口が設け
られており、タンクホルダーにはその水受け部がタンク
ホルダーと一体で設けられていて、吐出口先端と給水タ
ンク内の最大水位の関係が吐出口の方が上で、水受け部
上部の淵に対しては吐出口先端の方が下であるので、給
水ポンプ停止時に吐出口先端で水が切れ、かつ水受け部
から水があふれでることはない。
【0032】次に上記と同じ構成の自動製氷装置におい
て、給水ポンプ40の構造を変更したものである。図1
0において53はインペラフタ、59はキャップ、58
は給水ポンプ40に一体で設けたネジ部58である。イ
ンペラ41にはフランジを有した軸57とボール56と
着磁板43とマグネット42が取り付けられ、インペラ
フタ53によって完全に封入される。インペラフタ53
はインペラ41に接着もしくは材料がPL 樹脂ならば熱
溶着等によって完全に接着されている。以上のように構
成されたインペラ41の軸57が給水ポンプ40の軸受
52に挿入され、軸受52と反対側の開放部はキャップ
59によって閉じられ、ネジ部58によって締結され
る。
【0033】インペラの軸57はインペラ41に回転自
在に支持され、かつそのフランジにより一方への抜け止
めが、またボ−ルを介してフランジふたが他方への抜け
止めがあり、インペラはその内部に収納した軸と一緒に
なって軸受け52に差し込まれている。更にボ−ル56
はキャップ59に接触して回転するので、結局インペラ
は軸受け52とキャップ59に支持されて回転できる。
この形態によれば給水ポンプ40の内部は分割可能なた
め万が一給水ポンプ40内に異物が混入しても洗浄除去
することが可能となる。また必要以上に分解部品が多く
はならない。すなわち、少なくとも給水ポンプのケーシ
ングが2分割、インペラ部と合計3分割もしくはこれ以
上に分解可能であるので、ユーザーはキャップをはずし
て給水ポンプの内部を洗浄することができるとともに、
場合によってはインペラフタをネジ止めなどにして分割
可能にすればこのインペラの内部まで洗浄することもで
きる。
【0034】次に、主に冷蔵庫の部屋構成を変形したも
のを図11に示す。冷蔵室2は冷凍室3の下方に位置し
ており、既に述べたものと同じ構成のタンクユニット1
4の吐出口先端にJOINT部13を有し、冷蔵庫本体
側のJOINT部13とJOINTする。
【0035】さらに、冷蔵庫の部屋構成を変形した例を
図12に示す。冷蔵室2と冷凍室3は隣り合わせで配置
されていて、給水構造は実施の形態1と同様である。
【0036】図11、図12の例の如く、タンクユニッ
ト14は、モータ46とタンク10をタンクホルダー6
0にて一体に構成したユニットであり、これを庫内側壁
に設けてある案内リブ15に取り付けることにより簡単
にしかも一体として着脱が可能となる。これによって外
部に取り出してからの洗浄も容易に行える。
【0037】なお、モータ46はタンクホルダーとは別
個に庫内壁に設けてもよいことは前述の説明であきらか
である。このようにモータを分けることによりモータ電
源の配線に端子が不要になり簡単化できる。また、案内
リブは鍵形とし、上下2本の方向を逆にしておき、タン
クもしくはホルダーにこの鍵に引掛けられる係合部を設
けると取付が簡単になる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通りこの発明に係る冷蔵庫
の給水装置は、使用スペースの減少が抑えられ、かつユ
ーザーが取り扱いやすく、また清掃しやすいものが得ら
れる。
【0039】この発明に係る冷蔵庫の給水装置は、構造
が簡単になり、部品の標準化が得られる。
【0040】この発明に係る冷蔵庫の給水装置は、ポン
プと駆動手段の位置精度が得られ信頼性の高い装置が得
られる。
【0041】この発明に係る冷蔵庫の給水装置は、それ
ぞれの磁石を少なくともタンク壁との間の隙間を介して
対向させ、非接触でトルクを伝えるようにしたため、駆
動手段を水とは縁のないケ所に設けられ、安全で、音が
小さい冷蔵庫とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における全体構成を
示す図面である。
【図2】 この発明の自動製氷装置を示す断面図であ
る。
【図3】 図2のような自動製氷装置の要部拡大説明図
である。
【図4】 この発明の給水ポンプの動作を示す説明図で
ある。
【図5】 この発明の給水ポンプの制御部を示す図であ
る。
【図6】 この発明の給水ポンプの動作を示すタイムチ
ャート図である。
【図7】 この発明の実施の形態2における自動製氷装
置を示す斜視断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における自動製氷装
置を示す斜視図である。
【図9】 この発明の自動製氷装置を示す局部断面図で
ある。
【図10】 この発明の給水ポンプの他の形態を示す断
面図である。
【図11】 この発明の他の形態の自動製氷装置を示す
図である。
【図12】 この発明の他の形態の自動製氷装置を示す
図である。
【図13】 従来の冷蔵庫を示す断面図である。
【図14】 従来の自動製氷装置を示す図である。
【図15】 従来の自動製氷装置の主要部を示す図であ
る。
【符号の説明】
40 給水ポンプ、41 インペラ、42 マグネッ
ト、43 着磁板、44マグネット、45 着磁板、4
6 モータ、47 吐出口、48 水受け部、49 流
出口、52 軸受、53 インペラフタ、56 ボー
ル、57 軸、58 ネジ、59 キャップ、60 タ
ンクホルダー、61 シール、62 モータケース、6
3 ネジ、70 ガイド、72 ガイド受、73 ガイ
ド、74ガイド受、80 フランジ、81 吸込口、1
10 穴、111 メッシュフィルタ、12b 押付
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横内 宏明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 山本 和 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−77371(JP,A) 特開 平4−312414(JP,A) 特開 平5−133654(JP,A) 特開 平6−181845(JP,A) 実開 平5−94670(JP,U) 実開 昭53−64358(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/24 309 F25C 1/22 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の貯氷箱に溜まる氷の量を検知し
    給水の信号を出力して、この給水の信号がONの時間給
    水タンクの外に設けたモーターに接続された磁石を回転
    させ、前記給水タンク内に配置された磁石に接続されて
    前記給水タンクの壁を介して非接触にて前記モーターの
    回転力を伝達されて駆動するポンプの吐出口から給水タ
    ンクの外部へ給水し、前記吐出口から製氷皿へ供給する
    冷蔵庫の給水装置であって、 前記ポンプの吐出口の前記給水タンクの外部へ給水する
    先端は前記給水タンク内の最大水位よりも上方に位置さ
    せ、前記給水ポンプ停止時には吐出口先端で水が切れる
    ようにすると共に、前記ポンプの吐出口の前記給水タン
    クの外部へ給水する先端の近傍に前記吐出口から流出し
    た水を受け前記製氷皿へ供給する水受部を設けることを
    特徴とする 冷蔵庫の給水装置。
  2. 【請求項2】 前記給水タンクには着脱可能な蓋が設け
    られており、前記蓋を閉めることにより前記吐出口がセ
    ットされ前記ポンプの位置が決められることを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫の給水装置。
  3. 【請求項3】 前記給水タンク及びポンプに設けられ前
    記ポンプの位置ずれを抑制するガイド及びガイド受け
    と、を備え、前記ガイドは前記ガイド受けにはまり込み
    位置ずれを抑制することを特徴とする請求項1記載の冷
    蔵庫の給水装置。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫の貯氷箱に溜まる氷の量を検知し
    給水の信号を出力して、この給水の信号がONの時間給
    水タンクの外に設けたモーターに接続された磁石を回転
    させ、前記給水タンク内に配置された磁石に接続されて
    前記給水タンクの壁を介して非接触にて前記モーターの
    回転力を伝達されて駆動するポンプの吐出口から給水タ
    ンクの外部へ給水し、前記吐出口から製氷皿へ供給する
    冷蔵庫の給水装置であって、 前記ポンプの吐出口の前記給水タンクの外部へ給水する
    先端の近傍に前記吐出口から流出した水を受け前記製氷
    皿へ供給する水受部を設け、前記給水タンクの蓋により
    前記水受部を覆うと共に、前記ポンプは前記給水タンク
    内から着脱可能に設けられていることを特徴とする冷蔵
    庫の給水装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプの内部が分割可能で、洗浄で
    きることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫の給水装
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