JP2015169343A - 給水装置およびそれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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智一 平石
豊嶋 昌志
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
昌哉 弦巻
Masaya Tsurumaki
昌哉 弦巻
範昭 尾花
Noriaki Obana
範昭 尾花
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Hisao Waki
久郎 脇
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Abstract

【課題】製氷容器に供給される水の量を安定させることを可能とする給水装置およびそれを備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】本発明の給水装置20は、水が貯留される第1タンク部26と、第1タンク部26に貯留された水が流入する第2タンク部28と、第1タンク部26と第2タンク部28とを区画する第1タンク部26の底面と、第2タンク部28に空気を送風するブロア44と、その底面を貫通して設けられて第1タンク部26から第2タンク部28に流入する水が通過する孔部46と、第2タンク部28から製氷容器に供給される水が通過する導水管37と、を具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、製氷容器に所定量の水を供給する給水装置およびそれを備えた冷蔵庫に関する。
最近の冷蔵庫では、氷を自動的に作る製氷装置を備えていることがある。この種の冷蔵庫は、給水タンクと製氷容器とを備えている。具体的には、冷蔵庫内に給水タンクが配置され、冷凍庫内に製氷容器が配置され、両者はパイプを介して接続されている。製氷装置が氷を自動的に製造する方法は、まず、給水タンクからパイプを経由して水が製氷容器に供給され、冷凍庫で冷却されることにより製氷容器に供給された水は氷となる。その後、駆動装置等により製氷容器を捻る等して氷を製氷容器から離氷させ、氷は貯氷ケースに蓄えられる。その後、再び給水タンクから水を製氷容器に供給する。これらの各行程は貯氷ケースに一定量の氷が蓄えられるまで行われる。
具体的な製氷装置の構造が以下の特許文献1から特許文献3に記載されている。
特許文献1では、図5を参照して、水を蓄える貯水容器9は、製氷用水を貯溜する主タンク容器9B、主タンク用意期9Bの下側で1回の製氷に要する製氷用水を貯溜する計量タンク部9Cを備えている。また、主タンク容器9Bの上面開口は蓋で閉じられており、計量タンク部9Cと主タンク容器9Bの上方空間とを連通する空気管9E、主タンク容器9Bの製氷用水を計量タンク部9Cへ供給する供給孔9H、ポンプの吸込み部に着脱自在に連結される吸い込み側パイプ9Fを備えている。これにより、計量タンク部9Cに貯留された一回の製氷に要する量の水を製氷器に供給することが可能となる。
特許文献2では、図2を参照して、給水タンク100の近傍に空気を送風する送風手段140が配設されており、送風手段140の吐出部142に導管121が連結されている。また、減圧手段130が導管121に形成され、給水タンク100の水を吸引するための吸入管113が給水タンク100に形成されており、製氷装置の製氷皿182に水を導く給水配管160が配置されている。これにより、送風手段と減圧手段がタンク外に配置されるので、タンクの洗浄が容易となる効果が奏されている。
特許文献3では、図2を参照して、給水ポンプ40をモータ46と非接触で給水タンク10内に配置し、モータ46は給水タンクコーナー4、またはタンクホルダ60に給水タンク10とつながりのない形で設置している。これにより、タンクからの給水がスムースに流れ、タンク等を清掃しやすい、という効果が奏されている。
特開2005−106348号公報 特開2005−326117号公報 特開2002−286338号公報
しかしながら、上記した特許文献に記載された発明によっては、所定量の水を製氷容器に供給することが必ずしも容易でないことがあった。
具体的には、特許文献1に記載された発明では、図5およびその説明箇所を参照すると、水が貯留されるタンクの外部に配置されたポンプ52の吸引力で水をタンク外に吸い出している。よって、ポンプ52の稼働状況等によっては、製氷皿に供給される水の量が不安定となる恐れがある。
特許文献2に記載された発明では、送風手段140の加圧力により所定量の水をタンクから製氷皿に供給しているが、加圧力で水の量を制御するため、送風手段140が稼働する状況によって、供給される水の量が変動してしまう恐れがあった。
特許文献3に記載された発明でも、タンクから供給される水の量は給水ポンプ40の稼働量により制御されるので、水の供給量を安定させることが容易でない問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製氷容器に供給される水の量を安定させることを可能とする給水装置およびそれを備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明の給水装置は、水が貯留される第1タンク部と、前記第1タンク部に貯留された前記水が流入する第2タンク部と、前記第1タンク部と前記第2タンク部とを区画する隔壁と、前記第2タンク部に空気を送風する送風手段と、前記送風手段により前記第2タンク部に送風される前記空気が通過する給気管と、前記隔壁を貫通して設けられ、前記第1タンク部から前記第2タンク部に流入する前記水が通過する孔部と、前記第2タンク部から製氷容器に供給される前記水が通過する導水管と、を具備することを特徴とする。
本発明では、製氷容器に供給される水が貯留される第1タンク部と、この第1タンクから水が流入する第2タンク部とを設け、第1タンク部と第2タンク部とを隔離する隔壁に孔部を形成している。更に、製氷容器へ水を供給する際には、送風手段を用いて空気を第2タンク部に供給し、第2タンク部に貯留された水を、導水管を経由して製氷容器に供給する。これにより、第2タンク部に貯留された所定量の水が製氷容器に供給されることになり、供給量の安定化が図られる。
本発明の給水装置を有する冷蔵庫を示す正面図である。 本発明の給水装置が内蔵される部分の冷蔵庫を示す断面図である。 本発明の給水装置を示す図であり、(A)は給水装置を示す斜視図であり、(B)および(C)は断面斜視図であり、(D)および(E)は断面図である。 本発明の給水装置を示す分解斜視図である。 本発明の給水装置を示す図であり、(A)は給水装置を示す斜視図であり、(B)はブロアユニットを示す斜視図である。 (A)から(J)は、本発明の給水装置による給水動作を示す断面図である。 本発明の給水装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る給水装置および冷蔵庫を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る冷蔵庫1の概略構造を示す正面外観図である。冷蔵庫1は、本体としての断熱箱体2を備え、断熱箱体2の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室を形成している。貯蔵室の内部は、保存温度や用途に応じて複数の冷蔵室3等に区分されている。最上段が冷蔵室3、その下段左側が製氷室4で右側が上段冷凍室5、更にその下段が下段冷凍室6、最下段が野菜室7である。
断熱箱体2の前面は開口しており、前記各冷蔵室3等に対応した開口部には、各々扉8〜12が開閉自在に設けられている。扉8は、冷蔵室3の前面を塞ぐもので、扉8の右側上下部が断熱箱体2に回転自在に支持されている。また、扉9〜12は、引き出し式の扉であり、冷蔵庫1の前方に引出自在に、各々断熱箱体2に支持されている。
尚、断熱箱体2は、鋼板製の外箱と、その内側に間隙を持たせて配設される合成樹脂製の内箱と、前記外箱と前記内箱との間隙に充填発泡される発泡ポリウレタン製の断熱材と、から構成されている。各扉8〜12も、断熱箱体2と同様の断熱構造を採用している。
また、図示を省略するが、冷蔵庫1は、冷却手段として、例えば、イソブタン(R600a)等を冷媒とする蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を備えている。そして、前記冷凍サイクル回路の冷却器で冷却された空気を前記各冷蔵室3等に強制循環させて、そこに貯蔵される食品等を冷却する。
図2を参照して、本形態に係る給水装置20が冷蔵庫1に取り付けられる構成を説明する。図2は、給水装置20と製氷容器30が配置される部分の冷蔵庫を示す断面図である。
この図を参照して、給水装置20は、冷蔵室3の底部に配置されており、給水装置20から製氷用の水を供給する導水管34は、冷蔵室3から製氷室4まで延在している。製氷室4の内部に於いて、導水管34の端部の下方には製氷容器30が配置されている。また、製氷容器30の下方には氷14を貯留するためのケース32が配置されている。
氷14の製造方法は次の通りである。先ず、給水装置20から所定量の水が製氷容器30に供給される。ここで、製氷容器30には、氷を製造するための凹状領域が行列状に配置されており、この凹状領域の全てに水が供給される。次に、製氷室4が氷点下に冷却されているので、製氷容器30に貯留された水が凍って氷となる。氷が製造された後は、製氷容器30を反転させた後に捻る等して、氷14をケース32に落下させる。その後、再び導水管34を経由して給水装置20から製氷容器30に水を供給し、ケース32に貯められた氷14が所定の量になるまで、製氷の行程を繰り返す。
図3を参照して、本形態の給水装置20の構成を説明する。図3(A)は給水装置20を斜め上方から見た斜視図であり、図3(B)は給水装置20のB−B線での断面斜視図であり、図3(C)はC−C線での断面斜視図であり、図3(D)はD−D線での断面図であり、図3(E)はC−C線での断面図である。
以下の説明では、X方向、Y方向およびZ方向の各方向を用いて説明する場合もある。X方向とは冷蔵庫の幅方向であり、Y方向とは冷蔵庫の奥側−扉側に沿う方向であり、Z方向とは高さ方向である。
図3(A)を参照して、給水装置20は、冷蔵室の例えば角部付近に固定された台座38に据え付けられた外タンク22と、外タンク22の上部開口を塞ぐ蓋部40と、蓋部40の一部を開閉可能にした開口部42と、給水装置20の内部に供給される空気が流通する給気管36と、給水装置20から製氷容器に供給される水が流通する導水管37と、を有している。また、不図示であるが、外タンク22には、外タンク22よりも小さい内タンクが内蔵されており、蓋部40は両者の開口を上方から塞いでいる。給水装置20の機能は、所定のタイミングで予め決められた量の水を製氷容器に供給することに有る。
台座38は、射出形成等された樹脂材料から成り、冷蔵庫1の冷蔵室3(図1参照)の隅部等に据え付けられる。台座38の役割は、水が貯留される外タンク22等を冷蔵室3の内部で支持することにある。また、台座38には、給水装置20の内部に空気を送風するブロア等も内蔵される。
図3(B)および図3(C)を参照して、外タンク22は、射出成形された透明な樹脂材料から成り、上端が開口されたタンク形状を呈している。換言すると、外タンク22は、平面視で四角形形状の底面と、この底面の側辺から上方に立設された4つの側面とを有している。また、外タンク22の底面の奥側は平坦面であり、底面の手前側の部分は上方に湾曲する形状を呈している。更に、外タンク22の底面の平坦面は、導水管37が接近する箇所に向かって下方に僅かに傾斜する傾斜面としても良い。
内タンク24は、外タンク22に内蔵されたタンクであり、その外形サイズは外タンク22よりも小さい。内タンク24も、外タンク22と同様に射出成形された透明な樹脂材料から成り、平面視で四角形形状の底部と、底部の側辺から上方に立設された4つの側面を有している。内タンク24の上端は、図3(E)に示すように、外タンク22の上端とよりも若干高い位置に配置されている。また、詳細は後述するが、内タンク24には導水管37および給気管36の一部が一体的に配設されている。更に、内タンク24の底面の平坦面は、孔部46が配置される中央部付近に向かって下方に僅かに傾斜する傾斜面としても良い。
本形態の給水装置20は、製氷容器に供給される水の大部分が貯留される第1タンク部26と、一回の動作で製氷容器に供給される量の水が貯留される第2タンク部28とを有している。第1タンク部26は、内タンク24の内部空間として形成されている。第2タンク部28は、外タンク22と内タンク24との間隙として形成されている。即ち、第2タンク部28は、外タンク22の底面と側面および内タンク24の底面により囲まれた空間である。第2タンク部28に貯留された水が一回の供給動作で製氷容器に供給されるので、第2タンク部28は製氷容器に一回の供給動作で供給させるべき水の量を計量する計量手段の役割も有している。また、内タンク24の底面が、第1タンク部26と第2タンク部28とを区画する隔壁として機能している。
ここで、内タンク24の側面外側と、外タンク22の側面内側とは、ほぼ密着している。これにより、使用状況下にて両者の間隙には水が殆ど侵入しないようになるので、第2タンク部28に充填された水を製氷容器に導入することで、水の供給量の変動が少なくなる。
蓋部40は、平面視で四角形形状を呈しており、内タンク24および外タンク22の上端部を被覆している。また、蓋部40、内タンク24、外タンク22の間には軟質の樹脂から成るガスケットが介装される。これにより、内タンク24および外タンク22の内部空間の気密性が確保される。
蓋部40の一部分を開閉可能とした四角形状の開口部42が設けられている。蓋部40の+Y側の端部はX軸を中心に回転可能に蓋部40の本体に接続されており、その−Y側の端部は蓋部40の本体には接続されていない。これにより、給水装置20に水を供給する際には、内タンクと外タンク22とが一体となったタンクユニットを台座38から取り外し、開口部42を回転して開口させ、この開口した部分から水道水を内タンク24の内部に導入する。
内タンク24の底面を部分的に貫通させて孔部46が設けられており、この孔部46を経由して第1タンク部26と第2タンク部28とは連通している。孔部46の役割は、水が給水装置20に供給された時に、第1タンク部26から第2タンク部28に移動される水を通過させることに有る。具体的な孔部46の平面視での大きさは、例えば、直径が0.8mm以上1.2mm以下の円形状である。孔部46の直径を0.8mm以上とすることで、一つの孔部46を経由して第2タンク部28に供給される水の量が一定以上とされる。また、孔部46の直径を1.2mm以下とすることで、第2タンク部28に空気を供給して製氷容器に水を供給する際に、孔部46を経由して第1タンク部26から第2タンク部28に水が進入することが抑止される。これにより、給水装置20の給水量が安定化する。ここでは、第1タンク部26の底面には4個の孔部46が互いに離間して配置されているが、形成される孔部46の数は3個以下でも良いし、5個以上であっても良い。
図3(D)および図3(E)を参照して、第1タンク部26の内部を縦方向に貫通するように給気管36が設けられている。給気管36の上方の端部は、蓋部40とパッキンを介して接続され、台座38に内蔵されたブロア44の近傍に配置されており、その下端は第1タンク部26の底部下面とほぼ同じ高さに配置されている。ブロア44で−Y方向に送風された空気は、給気管36を経由して第2タンク部28の内部に供給される。
ブロア44は、給気管36を経由して第2タンク部28に空気を送風する送風手段である。具体的には、ブロア44としては、薄い板状の振動板を振動させることで−Y方向に送風するマイクロブロアが採用可能である。
図3(B)および図3(E)を参照して、給気管36と離間した箇所で、第1タンク部26を縦方向に貫通するように導水管37が設けられている。第2タンク部28に貯留された水は、導水管37を経由して、図2に示す製氷容器30に供給される。導水管37の内側の下端は、外タンク22の底部上面の近傍まで配置されている。これにより、第2タンク部28に貯留された水の全部または殆どを、導水管37を経由して外部に供給できる。また、導水管37の外側の端部は、図2に示したように、製氷室4の内部において製氷容器30の近傍に配置される。
図4を参照して、上記した給水装置20を構成する、蓋部40、内タンク24および外タンク22の関連構成を説明する。ここでは、蓋部40、内タンク24および外タンク22を、縦方向に分解して斜視図で示している。
先ず、内タンク24は外タンク22に収納される。内タンク24の底面と、外タンク22との底面とは密着せずに離間することで、図3(D)に示すような第2タンク部28が形成される。
具体的には、内タンク24の底面は、+Y側の平坦面を呈する平坦部56と、−Y側の湾曲部52を有している。ここで、湾曲部52は、−Y側の方が上方に隆起する湾曲形状を呈している。同様に、外タンク22の底面も、+Y側の平坦面を呈する平坦部58と、−Y側の湾曲部54を有している。外タンク22の湾曲部54の断面形状は、内タンク24の湾曲部52と同様である。従って、内タンク24を外タンク22に収納させると、内タンク24の湾曲部52の下面が、外タンク22の湾曲部54の上面に隣接することで、内タンク24の平坦部56と、外タンク22の平坦部58とが離間される。この結果、図3(D)に示すような第2タンク部28が形成される。また、内タンク24の外側側面は、外タンク22の内側側面と隣接しており、これにより使用状況下では両者の間には殆ど水が入らない構成が実現される。尚、孔部46は、内タンク24の平坦部56に形成される。ここで、上記した湾曲部52および湾曲部54が省いた構成が実現されても良い。
内タンク24の+Y側の内側側面には、一体的に第1導水管37Aと第1給気管36Aが形成されている。即ち、第1導水管37Aと第1給気管36Aは、内タンク24の本体と共に射出成形された樹脂材料から成る。係る構成により第1導水管37Aの相対的位置が固定されるので、第1導水管37Aの下端と、外タンク22の底面との距離が一定に確保され、両者の間に僅かな間隙が形成されることになるので、使用状況下に於ける水の導出が確実に行われるようになる。
蓋部40の+Y側端部には第2給気管36Bおよび第2導水管37Bが、蓋部40の本体と一体的に形成されている。ここで、使用状況下では、第2給気管36Bの内側の端部はパッキンを介して第1給気管36Aの上端と接続され、第2導水管37Bの内側の端部はパッキンを介して第1導水管37Aの上端と接続される。また、これらの接続箇所では空気や水の漏洩を防止するためにガスケットが介装されている。第2給気管36Bの+Y側の端部は、図3(D)を参照して、台座38の孔部にガスケットを改装して挿入されている。第2導水管37Bの+Y側の端部はパイプ等を経由して製氷容器の近傍まで延伸される。
このように、複数のタンクおよび蓋部40から給水装置を構成することにより、使用者が内タンク24等を分解して洗浄することが可能となり、清潔な使用環境が保持される。
図5を参照して、給水装置20の内部に送風動作を行うブロア44に関して説明する。図5(A)は給水装置20を全体的に示す斜視図であり、図5(B)は台座38に備え付けられるブロアユニット48を示す斜視図である。
ブロアユニット48は、台座38の+Y側端部に配置された枠状の部材であり、その内部にはブロア44と、このブロア44を制御する制御ユニット62が配置されている。ブロアユニット48の−Y側の側壁を開口して開口部64が設けられており、ブロア44はこの開口部64が形成された箇所の内側側面に配設されている。ブロア44は、ブロアユニット48の−Y側の内壁に接着テープを介して接着されている。ここで、ブロア44の接着に用いられる接着テープは、開口部64を塞がないような円環形状を呈している。また、この接着テープは防振性を有しており、送風の為にブロア44が振動しても、この振動は接着テープで吸収される。
ブロアユニット48の+Y側の側面を開口させて開口部60が形成されており、この開口部60は、厚みが0.1mm程度の不織布が機械室の防塵目的として配置されている。これにより、ブロアユニット48の内部の密閉性と通気性が確保される。
ブロア44は、制御ユニット62から供給される制御信号に基いて、送風のための振動動作を行い、この振動により発生した気流は開口部64および給気管36を経由して、図3(D)に示す第2タンク部28に供給される。ブロア44の振動動作は、図3(D)に示す第2タンク部28に貯留された水の殆どが製氷容器に供給するまで一定時間、連続して行われる。

図6に基づき、上記した各図も参照しつつ、上記した構成を備えた給水装置20の動作を説明する。先ず、紙面上にて左側に示された図6(A)、図6(C)、図6(E)、図6(G)および図6(I)は、図3(A)のD−D線での断面図であり、給気管36を経由して空気が供給される状態を示す。一方、紙面上にて右側に示された図6(B)、図6(D)、図6(F)、図6(H)および図6(J)は、図3(A)のB−B線での断面図であり導水管37を経由して水が導出される状態を示す。また、同じ高さに配置された図(例えば図6(A)と図6(B))は同じ時点での状態を示している。
先ず、図6(A)および図6(B)を参照して、第1タンク部26に水を外部から供給する。具体的には、図3(A)に示す外タンク22を台座38から取り外して、開口部42を開口させた箇所から水道水等の水を第1タンク部26に導入する。所定量の水が第1タンク部26に導入された後は、外タンク22は台座38に再び据え付けられる。
図6(C)および図6(D)を参照して、第1タンク部26に貯留された水は、内タンク24の底面を貫通して形成された孔部46を経由して第2タンク部28に供給される。上記したように、孔部46の平面視での大きさは直径が1mm程度の小さな円形状であるが、複数の孔部46を経由して同時に水が第1タンク部26から第2タンク部28に供給されるため、本行程は比較的短時間で終了する。
図6(E)および図6(F)を参照して、本形態では、第2タンク部28の全域に水が充填される。そして後の行程にて第2タンク部28に充填された水の殆どが製氷容器30(図2)に供給される。よって、第2タンク部28の全域に水を充填されることは、1回の動作にて製氷容器30に供給される水の量を計量することになる。内タンク24と外タンク22との間隙として形成される第2タンク部28の容量は不変であるので、この第2タンク部28で水を計量することで、製氷容器30に供給される水の量が安定化される。
図6(G)を参照して、第2タンク部28に貯留された水を製氷容器に供給する。具体的には、ブロア44を稼働させることにより風を発生させ、給気管36を経由して空気を第2タンク部28に供給する。このことにより、図6(H)を参照して、第2タンク部28に供給された空気に対応した量の水が、導水管37を経由して第2タンク部28から製氷容器30(図2参照)に供給される。上記したように、導水管37の下端は外タンク22の底面の直近に配置されている。よって、第2タンク部28に空気を供給して圧力を加える事により、第2タンク部28に貯留された水の殆どは、導水管37を経由して製氷容器30(図2参照)に供給される。
また、本行程では、水の供給が進行することにより、第2タンク部28の内部は水が存在しない空間が大きくなっていく。よって、仮に第2タンク部28の圧力が低いとすると、本行程にて孔部46を経由して第1タンク部26から第2タンク部28に水が侵入してしまい、水の供給量が不安定となる懸念が有る。そこで本形態では、この進入を抑止するために、先ず、孔部46の大きさを小さくしている。具体的な孔部46の大きさは、ブロア44から送風される空気量を考慮して、例えば1.2mm以下である。更に、本行程では、水を第2タンク部28から輸送している間は、ブロア44から給気管36を経由して空気を送風することで、第2タンク部28の内部気圧を大気圧よりも高くしている。よって、本行程にてブロア44で第2タンク部28に送風を行っている間は、孔部46を経由して第1タンク部26から第2タンク部28に水が進入することが抑止されている。これにより、第2タンク部28に充填された水が製氷容器に供給され、供給量の一定化が図られる。
図6(I)および図6(G)を参照して、ブロア44の稼働時間が一定以上に達すると、第2タンク部28内部の水の殆どは導水管37を経由して装置外部に導出されている。これにより、図2を参照して、第2タンク部28内部の水と、導水管37内部の水が製氷容器30に供給される。導水管37内部の水が製氷容器30に供給されることで、導水管34内部に水が残留しないので、導水管34の内部で水が凍って閉塞することが防止される。
上記行程により第2タンク部28内部の水が輸送された後は、ブロア44を停止させる。そうすると、第2タンク部28の圧力が低くなり、第1タンク部26内部の水が孔部46を経由して第2タンク部28に導入されて充填される(図6(E)参照)。そして、再度の製氷作業の際には、上記行程が繰り返される。
図7を参照して、上記した給水装置20の他の形態を説明する。ここでは、内タンク24の底面部上面に支持部50を設けている、この支持部50は、中心部に向かって上部が側方に突出する鍵形状を呈しており。使用状況下にて板状の活性炭を固定する機能を有する。第1タンク部26に活性炭が配置されることにより、第1タンク部26に貯留された水に含まれる不純物を活性炭に吸着させ、水の純度を高めることができる。
上記した本形態は例えば以下のように変更することが可能である。
図3(B)を参照して、第1タンク部26と第2タンク部28とを一つのタンクで構成することも可能である。この場合は、タンクを第1タンク部26と第2タンク部28とに区画する隔壁を設け、この隔壁に上記した孔部46を形成する。係る構成によっても、上記した効果が奏される。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 製氷室
5 上段冷凍室
6 下段冷凍室
7 野菜室
8 扉
9 扉
10 扉
11 扉
12 扉
14 氷
20 給水装置
22 外タンク
24 内タンク
26 第1タンク部
28 第2タンク部
30 製氷容器
32 ケース
34 導水管
36 給気管
36A 第1給気管
36B 第2給気管
37 導水管
37A 第1導水管
37B 第2導水管
38 台座
40 蓋部
42 開口部
44 ブロア
46 孔部
48 ブロアユニット
50 支持部
52 湾曲部
54 湾曲部
56 平坦部
58 平坦部
60 開口部
62 制御ユニット
64 開口部

Claims (7)

  1. 水が貯留される第1タンク部と、
    前記第1タンク部に貯留された前記水が流入する第2タンク部と、
    前記第1タンク部と前記第2タンク部とを区画する隔壁と、
    前記第2タンク部に空気を送風する送風手段と、
    前記送風手段により前記第2タンク部に送風される前記空気が通過する給気管と、
    前記隔壁を貫通して設けられ、前記第1タンク部から前記第2タンク部に流入する前記水が通過する孔部と、
    前記第2タンク部から製氷容器に供給される前記水が通過する導水管と、を具備することを特徴とする給水装置。
  2. 外タンクと、前記外タンクに内蔵される内タンクと、を更に具備し、
    前記第1タンク部は、前記内タンクの内側から成り、前記第2タンク部は前記外タンクと前記内タンクとの間隙から成る、ことを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記孔部の大きさは、前記送風手段から前記第2タンク部に空気を送風した際に、前記孔部を経由して前記第1タンク部から前記第2タンク部に前記水が流入しない大きさであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給水装置。
  4. 前記導水管の端部は、前記第2タンク部の底部付近まで延在することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の給水装置。
  5. 前記製氷容器に供給される前記水の供給量は、前記第2タンク部の容量で決定されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の給水装置。
  6. 前記送風手段は振動動作により前記空気を送風することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の給水装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された給水装置を備えた冷蔵庫。

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