JP2017067337A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】調湿能力を高めること。【解決手段】実施例の冷蔵庫は、貯蔵室内に設けられたものであって食品が投入される食品容器と、食品容器内に設けられた調湿部材と、食品容器の壁面および調湿部材間に設けられたものであって当該壁面および調湿部材間に隙間を形成するスペーサ部材を備えたものである。【選択図】図3
Description
実施例は冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には食品容器を備えたものがある。この食品容器は食品が投入されるものであり、貯蔵室内に収納されている。
上記従来の冷蔵庫の場合には食品容器内が貯蔵室内の冷気で乾燥し易く、食品容器内を食品の保存に適した湿度にコントロールすることが困難である。
実施例の冷蔵庫は、冷気が供給される貯蔵室と、前記貯蔵室内に設けられたものであって食品が投入される食品容器と、前記食品容器内に設けられた調湿部材と、前記食品容器の壁面および前記調湿部材間に設けられたものであって当該壁面および前記調湿部材間に隙間を形成するスペーサ部材を備えたものである。
図1のキャビネット1は外箱および内箱間に断熱材を介在してなるものであり、断熱性を有している。このキャビネット1は前面が開口するものであり、Rドア2およびVドア3を有している。このキャビネット1内には冷蔵室4および野菜室5が形成されている。これら冷蔵室4および野菜室5は水平な非断熱性の仕切壁6を挟んで上下方向に隣接するものであり、冷蔵室4の前面はRドア2が操作されることに応じて開閉され、野菜室5の前面はVドア3が操作されることに応じて開閉される。この冷蔵室4は貯蔵室に相当するものである。
冷蔵室4内には、図1に示すように、水平な棚板7が装着されている。この棚板7は透光性を有するものであり、棚板7および仕切壁6間には前面が開口するチルドスペース8が形成されている。このチルドスペース8は冷蔵室4内に区画されたものであり、冷蔵室4内のうちチルドスペース8を除いた残りの部分に比べて低温度にコントロールされる。
キャビネット1内には、図1に示すように、ダクトカバー9が固定されており、キャビネット1の後壁およびダクトカバー9間には冷気ダクト10が形成されている。この冷気ダクト10は冷蔵室4および野菜室5を跨ぐ縦長なものであり、入口11とチルド出口12と冷蔵出口を有している。入口11は野菜室5内に開口するものであり、チルド出口12はチルドスペース8内に開口するものであり、冷蔵出口はチルドスペース8に比べて上で冷蔵室4内に開口している。
冷気ダクト10内には、図1に示すように、ファン装置13が固定されている。このファン装置13はファンモータの回転軸にファンを固定したものであり、ファン装置13の運転状態では野菜室5内の空気が冷気ダクト10の入口11から冷気ダクト10内に吸引される。この空気は冷気ダクト10内を上昇し、チルド出口12からチルドスペース8内に吐出され、チルドスペース8に比べて上で冷蔵出口から冷蔵室4内に吐出される。この冷蔵室4は野菜室5に通じるものであり、チルド出口12から吐出された空気および冷蔵出口から吐出された空気は野菜室5内に進入する。
冷気ダクト10内には、図1に示すように、エバポレータ14が固定されている。このエバポレータ14はコンプレッサからコンデンサを通して冷媒が供給されるものであり、チルド出口12および冷蔵出口の双方に比べて下に配置されている。このエバポレータ14は冷気ダクト10内を上昇する空気を冷却するものであり、ファン装置13およびエバポレータ14の運転状態ではチルド出口12からチルドスペース8内に冷気が吐出され、冷蔵出口から冷蔵室4内に冷気が吐出される。
チルドスペース8はチルド出口12から冷気が供給されることに応じて2℃前後の凍結直前の温度帯域に冷却されるものであり、図1に示すように、チルドスペース8内にはチルドケース20が収納されている。このチルドケース20はRドア2の開放状態でチルドスペース8の前面を通して前へ引出されるものであり、チルドスペース8の前面を通して後へ押込まれる。このチルドケース20は食品容器に相当するものであり、次のように構成されている。
チルドケース20は透明な合成樹脂を材料とするものであり、図2に示すように、前板21と後板22と底板23と左板24と右板25を有している。このチルドケース20は上面が開口する四角箱状をなすものであり、手掛部26を有している。この手掛部26は使用者がチルドケース20をチルドスペース8内に対して出し入れする場合に手指を掛けるものであり、前板21の前面から前へ突出している。
チルドケース20は、図3に示すように、2つの摺動部27を有している。これら2つの摺動部27のそれぞれは底板23の下面から下へ突出するものであり、図1に示すように、仕切壁6の上面に載せられている。これら2つの摺動部27のそれぞれは、図3に示すように、前後方向へ指向する細長なものであり、一方の摺動部27は底板23の左端部に配置され、他方の摺動部27は底板23の右端部に配置されている。
チルドケース20は、図3に示すように、複数の突部28を有している。これら複数の突部28のそれぞれは底板23の上面から上へ突出するものであり、高さ寸法が互いに同一に設定されている。これら複数の突部28のそれぞれはスペーサ部材に相当するものであり、左右方向の幅寸法に比べて前後方向の長さ寸法が大きな細長な形状をなしている。
複数の突部28は、図2に示すように、左右方向に複数列および前後方向に複数段に配列されたものであり、複数の突部28のうち最も左端の一列は左板24の内面に隙間を介して対向し、最も右端の一列は右板25の内面に隙間を介して対向している。これら複数の突部28のそれぞれは隣の列の突部28および隣の段の突部28の双方に隙間を介して対向するものであり、複数の突部28のうち最も前の一列は前板21の内面に隙間を介して対向し、最も後の一列は後板22の内面に隙間を介して対向している。
チルドケース20内には、図3に示すように、四角板状の吸湿シート29が収納されている。この吸湿シート29は合成ゴムおよびポリマーの混合物をシート状に成形したものであり、調湿部材に相当する。この吸湿シート29のポリマーは湿度が高いに場合に水分を吸収し且つ湿度が低い場合に水分を放出するものであり、乾燥させることで繰返し使用することが可能なものである。
吸湿シート29は、図4に示すように、複数の突部28上に着脱可能に載せられたものである。この吸湿シート29はチルドケース20内に水平に収納されたものであり、複数の突部28は吸湿シート29の下面およびチルドケース20の底面間に隙間を形成している。この吸湿シート29の前後方向の長さ寸法は、図3に示すように、前板21および後板22間の間隔寸法に比べて小さく設定されており、吸湿シート29の前端面および前板21間には隙間が形成され、吸湿シート29の後端面および後板22間にも隙間が形成されている。この吸湿シート29の左右方向の幅寸法は左板24および右板25間の間隔寸法に比べて小さく設定されており、吸湿シート29の左端面および左板24間には隙間が形成され、吸湿シート29の右端面および右板25間にも隙間が形成されている。即ち、調湿シート29の外周面およびチルドケース20の周壁面間には全域に渡って隙間が形成されている。
チルドケース20内には、図3に示すように、食品皿30が収納されている。この食品皿30はアルミニウムを材料とするものであり、図2に示すように、皿板31および周板32を有している。皿板31は肉および魚等の食品が載せられるものであり、吸湿シート29に対して面積および輪郭形状のそれぞれが略同一の四角形状をなしている。この皿板31は吸湿シート29上に着脱可能に載せられたものであり、チルドケース20内に水平に収納されている。周板32は皿板31の外周部を取囲む四角筒状をなしている。この周板32は食品が皿板31から水平方向にはみ出すことを防止するものであり、周板32の外周面およびチルドケース20の周壁面間には全域に渡って隙間が形成されている。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
チルドケース20内に調湿シート29を収納した。従って、調湿シート29がチルドケース20内から水分を吸収すると共にチルドケース20内に水分を放出するので、チルドケース20内が食品の保存に適した湿度にコントロールされる。
チルドケース20内に調湿シート29を収納した。従って、調湿シート29がチルドケース20内から水分を吸収すると共にチルドケース20内に水分を放出するので、チルドケース20内が食品の保存に適した湿度にコントロールされる。
チルドケース20の底面および調湿シート29の下面間に突部28を設けることに応じて両者間に隙間を形成した。従って、調湿シート29をチルドケース20の底面に直接的に載せる場合に比べて調湿シート29のうち冷気に接触する面積が増えるので、調湿シート29の湿度調節能力が高まる。しかも、チルドケース20内に水が溜った場合に調湿シート29が水に濡れることを防止できるので、調湿シート29の湿度調節能力が水に濡れる影響で損われることを防止できる。
調湿部材として吸水性を有する材料をシート状に成形した調湿シート29を用いた。従って、調湿部材の厚さ寸法が最小限に抑えられるので、チルドケース20の食品収納容積が調湿部材の影響で大きく削減されることを防止できる。
調湿シート29の外周面およびチルドケース20の内周面間に隙間を形成した。このため、チルドケース20内の冷気が両者間の隙間を通して調湿シート29の下面に回り込むので、調湿シート29の下面に沿って冷気が流動する。従って、調湿シート29に接触する冷気の量が増えるので、調湿シート29の湿度調節能力が高まる。
調湿シート29の下面およびチルドケース20の底面間に複数列および複数段に突部28を設けたので、調湿シート29が食品の荷重で局部的に大きく凹むことが抑えられる。しかも、複数の突部28のそれぞれを隣の列の突部28および隣の段の突部28の双方に隙間を介して対向させた。従って、左右方向に隣接する突部28間および前後方向に隣接する突部28間のそれぞれに冷気が流通するので、調湿シート29の下面に対する冷気の接触量が複数の突部28の影響で大幅に減ることを防止できる。
調湿シート29のうちチルドケース20の底面とは反対側の上面に食品皿30を載せたので、食品を調湿シート29の上面に直接的に載せる必要がなくなる。従って、調湿シート29が食品からの水分で濡れることを防止できるので、調湿シート29の湿度調節能力が水に濡れる影響で損われることを防止できる。
食品皿30の外周面およびチルドケース20の内周面間に隙間を形成したので、チルドケース20内の冷気が両者間の隙間を通して調湿シート29の下面に回り込む。従って、調湿シート29に接触する冷気の量が食品皿30の影響で減ることが抑えられるので、調湿シート29の湿度調節能力が食品皿30の影響で低下することを防止できる。
上記実施例1においては、アルミニウム製の食品皿30に換えてセラミック製の食品皿を用いても良い。このセラミック製の食品皿は調湿機能を有するものであり、チルドケース20内が調湿シート29および食品皿の双方で調湿される。
上記実施例1においては、調湿シート29の外周面およびチルドケース20の内周面間のうちの一部に隙間を形成しても良い。
上記実施例1においては、食品皿30の外周面およびチルドケース20の内周面間のうちの一部に隙間を形成しても良い。
上記実施例1においては、食品皿30の外周面およびチルドケース20の内周面間のうちの一部に隙間を形成しても良い。
上記実施例1においては、食品皿30に換えて周板32が廃止された平板を用いても良い。
上記実施例1においては、食品皿30に複数の突部を設けても良い。これら複数の突部のそれぞれは食品皿30の皿板31から下へ突出するものであり、皿板31の下面および調湿シート29の上面間に隙間を形成する。この構成の場合には調湿シート29の上面に対する冷気の接触力が増えるので、調湿シート29の湿度調節能力が高まる。
上記実施例1においては、食品皿30に複数の突部を設けても良い。これら複数の突部のそれぞれは食品皿30の皿板31から下へ突出するものであり、皿板31の下面および調湿シート29の上面間に隙間を形成する。この構成の場合には調湿シート29の上面に対する冷気の接触力が増えるので、調湿シート29の湿度調節能力が高まる。
上記実施例1においては、調湿シート29の上面に合成樹脂製または金属製のコーティング層を設けても良い。この構成の場合には調湿シート29の上面が食品からの水分で濡れることを防止できるので、食品皿30を廃止することができる。
上記実施例1においては、調湿シート29をチルドケース20の前板21と後板22と左板24と右板25のいずれかに設けても良い。この構成の場合にはチルドケース20の前板21〜右板25に調湿シート29に向けて突出する1以上のスペーサ部材を設け、調湿シート29を調湿シート29の配置面に対して浮かせることが好ましい。
上記実施例1においては、野菜容器内に調湿シート29を設けても良い。この野菜容器は上面が開口する四角箱状をなすものであり、野菜室5内に収納されている。この構成の場合には野菜容器の壁面に調湿シート29に向けて突出する1以上のスペーサ部材を設け、調湿シート29を調湿シート29の配置面に対して浮かせることが好ましい。
以上、本発明の実施例を説明したが、この実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
4は冷蔵室(貯蔵室)、20はチルドケース(食品容器)、28は突部(スペーサ部材)、29は調湿シート(調湿部材)、30は食品皿である。
Claims (5)
- 冷気が供給される貯蔵室と、
前記貯蔵室内に設けられたものであって、食品が投入される食品容器と、
前記食品容器内に設けられた調湿部材と、
前記食品容器の壁面および前記調湿部材間に設けられたものであって、当該壁面および前記調湿部材間に隙間を形成するスペーサ部材を備えた冷蔵庫。 - 前記調湿部材は、吸水性を有する材料をシート状に成形したものである請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記食品容器は、前記壁面を取囲む周壁面を有するものであり、
前記調湿部材の外周面および前記食品容器の周壁面間には、隙間が形成されている請求項1または2に記載の冷蔵庫。 - 複数列および複数段に配列された複数のスペーサ部材を備え、
前記複数のスペーサ部材のそれぞれは、隣の列のスペーサ部材および隣の段のスペーサ部材のそれぞれに隙間を介して対向している請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 前記調湿部材には、前記食品容器の壁面とは反対側の面に位置して食品皿が設けられている請求項1から4のいずれかに記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015191256A JP2017067337A (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 冷蔵庫 |
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JP2015191256A JP2017067337A (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
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JP2017067337A true JP2017067337A (ja) | 2017-04-06 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070484A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
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2015
- 2015-09-29 JP JP2015191256A patent/JP2017067337A/ja active Pending
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