JPH06185842A - 自動製氷装置の給水装置 - Google Patents

自動製氷装置の給水装置

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JPH06185842A
JPH06185842A JP4311970A JP31197092A JPH06185842A JP H06185842 A JPH06185842 A JP H06185842A JP 4311970 A JP4311970 A JP 4311970A JP 31197092 A JP31197092 A JP 31197092A JP H06185842 A JPH06185842 A JP H06185842A
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water supply
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裕人 川平
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勝彦 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水受け部をなくし、水が空気中にさらされな
いようにすることで、空気浮遊菌の侵入をなくす装置を
得ることを目的とする。 【構成】 製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ
水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前記製
氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、
流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記
水の流入時は該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる
弁装置を有する定量装置を内蔵した水タンクと、前記水
タンク内の前記定量室の水を前記製氷皿へ供給させる
際、前記流出弁を開閉するために前記水タンク下方に設
けられ、前記弁装置を駆動して前記弁装置に当接する当
接部近傍が、水の侵入を遮断する遮断手段を有する駆動
手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動製氷装置の製氷皿
へ水を供給するための給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開平3−137473
号公報に示された従来の自動製氷装置の給水部分であ
り、図において、35は水受容器で、35は計量容器3
6とスリット39と受け部35aとで構成されている。
受け部35aには、バルブ34aとキャップ34をもっ
た給水タンク33が配置される。計量容器36にはモー
タ45を羽根46とケース44と水路47bを持つポン
プが設置されている。動作についてだが、給水タンク3
3中に入っている水は、バルブ34aを通って水受容器
35内へたまっていき、スリット39を通って計量容器
36へ入っていく。給水時は計量容器36の部分の水が
ポンプアップされるが、補給される水は、スリット39
を通るため、一定時間内での通過水量は少なく、結果と
して、計量容器36から水は一定量製氷皿へ供給される
ことになる。従来の給水装置は以上のように構成されて
いるため、製氷皿の位置と給水装置の位置の上下関係が
どうであろうとも給水可能だが、ポンプ等コスト的に高
くかかり又、音も大きかった。
【0003】そこで図21は例えば、特開平3−221
769号公報に示された自動製氷装置の給水部分であ
り、図において、3は製氷室、5は冷蔵室、6は製氷
皿、12は給水装置、13は水タンク、14は貯水容
器、16は貯水部、18は流入口、20は流出口、23
は電磁ソレノイド、25は流入弁、26は流出弁、27
は給水管を示している。給水装置12は冷蔵室5の中に
配置され、給水装置12より低い位置の製氷室3内に製
氷皿8が配置され給水管27でつながっている。給水装
置12は水タンク13と貯水容器14と水受け15から
構成され、特に貯水容器14は上下に孔があり、上部の
流入口18と下部の流出口20及びそれぞれ流入口18
と流出口20を閉じる流入弁25と流出弁26を有して
おり、流入口18は水受け15と接続し、流出口20は
給水管27を接続している。又、流入弁25と流出弁2
6は連続され更に上端は電磁ソレノイド23と連結さ
れ、流入口18が開の時は流出口20は閉となり、流入
口18が閉の時は流出口20は開となるように連続さ
れ、電磁ソレノイド23の動作によりそれが可能となっ
ている。
【0004】次に動作について説明する。水タンク13
から出た水はいったん水受け15にたまり、流入口18
より貯水部16へ水は流れる。この時、流入弁25は開
いており流出弁26は閉じているため、貯水部16へ流
れた水はそこで貯まりはじめ貯水部16に水は満水にな
る。製氷皿へ水を流す時は、電磁ソレノイド23を作動
させると流出弁26は開き、流入弁25は閉じる。この
時水は貯水部16の中の水のみが給水管27を通って製
氷皿8へ流れていき、一定量の給水となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の給水装置は以上
のように構成されているので水受け部にたまる水が、空
気中にさらされ、空中浮遊菌が侵入して長期間水をその
まま放置しておくと、ぬめりがでたり腐敗のもととなる
可能性が高いなどの問題点があった。
【0006】また従来の給水装置は、カサの裏を伝わっ
てソレノイド部へ水がかかったり、冷凍室から冷蔵室へ
冷気が風圧で洩れて霜がついたり、開放形の水路部分へ
汚れがついたり、水がなくなった時の検知ができないな
どの問題点があった。
【0007】さらに、従来の給水装置は、冷蔵庫内の食
品の臭いが、水受け部の水に移るなどの問題点があっ
た。また、特開平3−137473号公報に記載された
ポンプを使用した給水装置では、給水時にポンプの回転
音が大きかったり、ポンプの回転数のバラツキ、又、冷
蔵庫設置時の冷蔵庫の傾きや、部品組立時のバラツキに
より、定量容器が傾き、これによる定量容器内の水位変
化により、給水量が均一にならないなどの問題点もあっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、水受け部をなくし、水が空気中
にさらされないようにすることで、空気浮遊菌の侵入を
なくす装置を得ることを目的とする。
【0009】また、ソレノイド部へ水がかからないよう
にし、冷凍室から冷蔵室へ冷気が流れないようにし、開
放形の水路部分へ汚れがつかないようにし、かつ水がな
くなった時の検知ができるようにすることを目的として
いる。
【0010】さらに、水受け部をなくし、水が空気中に
さらされないようにすることで、空中浮遊菌、臭いの侵
入をなくすとともに、低騒音、かつ給水量が均一な自動
製氷装置の給水装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動製氷装置
の給水装置は、製氷室に配設された自動製氷装置の製氷
皿へ水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前
記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けら
れ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、
前記水の流入時は該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉
じる弁装置を有する定量装置を内蔵した水タンクと、前
記水タンク内の前記定量室の水を前記製氷皿へ供給させ
る際、前記流出弁を開閉するために前記水タンク下方に
設けられ、前記弁装置を駆動して前記弁装置に当接する
当接部近傍が、水の侵入を遮断する遮断手段を有する駆
動手段と、を具備したものである。
【0012】請求項2の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる弁装置を有す
る定量装置と、水タンクと、該流出孔を解放することに
より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
させる前記弁装置を駆動する駆動手段を具備し、前記駆
動手段が冷蔵庫のドアの開閉スイッチと連動し、該ドア
が開いた時は前記流出弁を閉じることを特徴とするもの
である。
【0013】請求項3の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる弁装置を有す
る定量装置と、水タンクと、該流出孔を解放することに
より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
させる前記弁装置を駆動する駆動手段を具備し、前記収
納室から製氷室への水路において開放形の水路を形成
し、フロート弁にて該水路の出口の開閉を行うことを特
徴とするものである。
【0014】請求項4の自動製氷装置の給水装置は、請
求項第1項記載の自動製氷装置の給水装置において、弁
装置を駆動する駆動手段が水平方向に移動し、連結機構
を介して上下方向に前記流出孔を開閉することを特徴と
するものである。
【0015】請求項5の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる定量室を備え
た水タンクと、前記流出孔を開閉するように設けられ、
該流出孔を解放することにより前記定量室の水を前記流
出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段とを備え、該
駆動手段と連動して動く可撓性のゴムの一端を、前記収
納室から製氷室への水路において形成した開放形の水路
の一端と嵌合したものである。
【0016】請求項6の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の収納室から製氷
室への水路の一部に冷気の通風を防ぐ水ためを設けたも
のである。
【0017】請求項7の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の定量室又は水タ
ンクと開放形の水路とを冷気の通風を防ぐようシールす
るものである。
【0018】請求項8の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の開放形の水路に
おいて、前記開放形の水路とほぼ同一形状の清掃皿を前
記水路へ置き可撓性のゴムの一端と嵌合したものであ
る。
【0019】請求項9の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の定量室内におい
て磁性体を移動可能にとりつけたものである。
【0020】請求項10の自動製氷装置の給水装置は、
製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿に水を供給す
る自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別
の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出
孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時
に該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を閉じる定量室を
備えた水タンク組立と、前記流出孔を開閉するように設
けられ、該流出孔を開放することにより前記定量室の水
を前記流出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段と、
前記流出孔を有するキャップと、該キャップに締結した
定量室、流入孔及び円筒状のエア抜きを具備する中ケー
スと、該中ケースの流入孔部に嵌着された、ゴム等弾性
を有する材料で作られた流入弁、該中ケースの上部に配
設されたエア抜き穴浄水フィルターを具備する上ケース
と、前記キャップ及び上キャップに保持され上下に摺動
することに依り、前記流入孔、流出孔を開閉するゴム等
弾性を有する材料で作られた流出弁を有する連動シャフ
トとを備えたものである。
【0021】請求項11の自動製氷装置の給水装置は、
製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿に水を供給す
る自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別
の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出
孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時
に該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を閉じる定量室を
備えた水タンク組立と、前記流出孔を開閉するように設
けられ、該流出孔を開放することにより前記定量室の水
を前記流出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段と、
前記流出孔を有するキャップと、該キャップに締結した
定量室、流入孔及び円筒状のエア抜きを具備する中ケー
スと、該中ケースの上部に配設されたエア抜き穴、浄水
フィルターを具備する上ケースと、前記キャップ及び上
ケースに保持され、上下に摺動する連動シャフト、該連
動シャフトに嵌着し、上下に摺動することにより、前記
流入・流出孔を開閉するゴム等の弾性を有する材料で作
られた流出入弁とを備えたものである。
【0022】請求項12の自動製氷装置の給水装置は、
請求項10、11記載のものにおいて、中ケースの天面
に、エア抜き穴に向って高くなるように傾斜面を形成し
たものである。
【0023】請求項13の自動製氷装置の給水装置は、
請求項10、11記載のものにおいて、エア抜き穴を円
筒状に高く形成したものである。
【0024】
【作用】請求項1の自動製氷装置の給水装置は、密閉さ
れた水タンク内へ定量室を配設したため、空中浮遊菌が
侵入することがなく、ぬめりや腐敗のものとなる可能性
が少なくなると共に、清掃・メンテナンスが楽になる。
【0025】請求項2の自動製氷装置の給水装置は、安
全性が向上しかつ水タンクの無理な取りはずしによる破
損がなくなる。
【0026】請求項3の自動製氷装置の給水装置は、給
水装置と製氷皿の水平方向の位置がずれていても、また
給水管のひきまわしが困難な構成の時でも、給水が可能
となり、かつ冷凍室と冷蔵室の間の空気漏れがなくな
る。
【0027】請求項4の自動製氷装置の給水装置は、ソ
レノイドに水滴が侵入する可能性が少なくなり、信頼性
が向上する。
【0028】請求項5の自動製氷装置の給水装置は、ソ
レノイドと開放形の水路とを可撓性のゴムでシールした
ため、水の侵入がなくなりソレノイドの異常停止がなく
なる。
【0029】請求項6の自動製氷装置の給水装置は、水
路の一部に水ためを設けたため、冷気の通風を防ぎ、霜
の成長をなくすことができる。
【0030】請求項7の自動製氷装置の給水装置は、水
タンクと開放形の水路とをシール構造で接触させたた
め、冷気の通風を防ぎ、霜の成長をなくすことができ
る。
【0031】請求項8の自動製氷装置の給水装置は、開
放形の水路とほぼ同一形状の清掃皿を置いたため、清掃
性が向上する。
【0032】請求項9の自動製氷装置の給水装置は、リ
ードSWがある一定時間以上ONの時は水が入っていな
いことを検知する。
【0033】請求項10の自動製氷装置の給水装置は、
従来の水受部をなくし、密閉された水タンク内に定量室
を配設したため、空中浮遊菌が侵入することがなく、ぬ
めりや腐敗を防止するとともに、食品から水への臭い移
りが防止できる。更に、ポンプを無くし、ソレノイドで
給水する方式の為、ポンプの回転音を無くせ、低騒音化
できる。また流入弁、流出弁をゴム等の弾性を有する材
料で構成しているので、製氷皿へ水を供給する際、流入
弁が流出孔に密着し、定量室へ水が洩れるのを確実に防
止でき、より給水量が均一になる。更に、ソレノイドは
作動時に動作ストロークの途中でソレノイド軸が拘束さ
れると、振動し、ウナリ音を発生するが、流入弁は弾性
を有するのでソレノイドの軸が動作ストロークの途中で
流入弁が流入孔に密接しても流入弁が変形することによ
り、ソレノイドの軸は正規のストロークまで動作し、振
動、ウナリ音を防止できるとともに、給水タンク内の水
が少量の場合でも、給水タンクが浮き上がることを防止
できる。
【0034】請求項11の自動製氷装置の給水装置は、
流入弁、流出弁を一体にして連動シャフトに嵌着してい
る為、請求項1の構成に対して、部品点数が減り安価に
できるとともに、請求項1における流入弁の取付け不良
による水洩れを防止できる。
【0035】請求項12の自動製氷装置の給水装置は、
中ケースの天面にエア抜きに向って高くなるよう傾斜面
を形成しているので、定量室に流入孔から水が流れ込む
際に、エアーが天面に留ることを防止でき、給水量をよ
り均一化することができる。
【0036】請求項13の自動製氷装置の給水装置は、
上ケースの天面にエア抜きを円筒上に高く形成している
ので水が上ケース内に流入する際、全て浄水フィルター
を通過するので浄水効果が十分に発揮される。
【0037】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において51は冷蔵室、52は冷蔵室51の
下方にくる冷凍室であり、冷蔵室51と冷凍室52の間
の仕切りにはドアスイッチ62が設置されている。冷蔵
室51の下段には給水タンクコーナー54が設置されて
おり、冷凍室52には製氷機55が設置されている。
【0038】図2において、給水タンクコーナー54の
中に計量機構60を含んだ水タンク組立58とソレノイ
ド57とカサ61を含む給水路63があり、ソレノイド
57は駆動手段であり給水路63の外側から配設してお
り、ソレノイド57の作動軸は給水路63の壁を通って
内部へ露出し、かつ上下方向に稼働可能となっており、
又、作動軸の先端にはカサ61が配設されている。カサ
61は遮断手段でシリコン系の材質であり、連動シャフ
ト69の下端と同軸線上に位置している。給水路63の
下で冷凍室52には製氷皿56がある。水タンク組立5
8は水タンク59と計量機構60を含んだキャップ70
からなっており、計量機構60は流出孔67と流入孔6
5とエア抜き74を持つ中ケース71と、活性炭73を
もつ上ケース72と、中ケース71内に流入孔65側に
流入孔65を塞ぐ流入弁66を持ち、流出孔67側に流
出孔67を塞ぐ流出弁68と2つの弁をつなぐ連動シャ
フト69と、流出弁67側の延長上にスプリング75を
配設している。連動シャフト69に下方から力がかから
ない時は、スプリング75により流入弁66は下がり、
流出弁68も下がるため流入孔65は開き、流出孔67
は閉じている。給水路63内のソレノイド57が作動す
ると接続したカサは上方へ動き連動シャフト69を下方
より上方へ押す。連動シャフト69に下方から力がかか
っている時はスプリング75が縮み流入弁66は上り流
出弁68が上るため、流入孔65は閉じ、流出孔67は
開いている。上ケース72は中ケース71とネジ又はハ
メアイにより固定され、中ケース71はキャップ70へ
ネジ又はハメアイにて固定されている。
【0039】図1及び図2より動作としては、ソレノイ
ド57が動作していない時はカサ61は下において状態
でこの時スプリング75は伸びて連動シャフト69は下
がった状態にある。この時流入孔65は開いているため
水タンク59内の水は活性炭73を通って、上ケース7
2内へ入り、流入孔65を通って計量室64の中へ入る
が流出孔67は閉じているため計量室64の中は水で満
水になる。この時、エア抜き74により流入孔65の水
の流れはスムーズである。次にソレノイド57が作動す
るとカサ61は上り接触して連動シャフト69も上昇
し、この時流入孔65は閉じ流出孔67は開くため、計
量室64の中の水は流出孔67より排出されるが、新し
く水タンク59の中からは水は補充されないため、計量
室64の中の水のみが、給水路63を通って製氷皿56
へ流れるため、定量給水となるが、流出孔67には(エ
ア抜き用の孔がないため流出時間は一定ではない。)つ
まりソレノイド57の動作時間が流出時間のバラツキが
あっても、常に定量給水を行なうことが可能である。
又、全て密閉水タンクの中であり、外気と常にさらされ
る水の部分はないため、空中浮遊菌はほとんど入らず、
結果として菌の発生はほとんどない。又、キャップ70
の径が大きく手が入る大きさのため、水タンク59内の
清掃も楽にできる。他に電気接続のソレノイド57を水
タンク組立58と別にしているため、水タンク組立58
は自由に取り出せることが可能で、メンテナンスが容易
である。また、カサ61はシリコン系の材質であり、ソ
レノイド57への水の侵入を遮断すると共に、流出弁へ
当接する時の騒音が発生しない。
【0040】実施例2.なお、上記実施例1では、ソレ
ノイド57の動作は独立だったが、ドアスイッチ62と
連動させたものを図3及び図4に示す。図3は簡易的な
配設図であり、図4はタイミングチャート図である。図
3において、冷蔵庫の制御基板76よりソレノイド57
とドアスイッチ62が配設され一方では電源77へとつ
ながっている。この時図4において給水開始信号が制御
基板76より出るとソレノイド57がOFFから一定時
間ONするが、この時ドアスイッチ62が開になると、
ソレノイド57はOFFするようなタイミングとなる。
【0041】ソレノイド57が動作中にドアを開き給水
タンクコーナー54の中の水タンク組立58をとり出そ
うとすると、仮にソレノイド57がONの状態でカサ6
1が上ったままだと、カサ61とキャップ70とが接続
し、キャップ70又はカサ61の破損又はソレノイド5
7の軸の偏き等が懸念されるが、ドアスイッチ62と連
動しているため、ドアが開くと常にカサ61は下がった
状態のため、水タンク組立58は破損することもなくと
り出せる。
【0042】実施例3.上記実施例では冷凍室52と冷
蔵室51とが遮蔽するものもなく直通となっているた
め、冷気漏れが生じ、霜などが発生する可能性があるが
その対策としているのが図5である。すなわち図5にお
いて給水路63内の途中を開放形にし、フロートケース
81を設け、その出口にフロート80を置く。
【0043】この時、冷凍室52と冷蔵室51はフロー
ト80にて遮蔽され、なおかつ水が流れてくる時は、フ
ロートは浮力にて浮くため、水は多少貯まったあと給水
路63へと流れていく。つまり、冷気は遮蔽するが、水
は通水する構成ができている。
【0044】なお、上記実施例ではフロート80を用い
たが図6に示すようにカサ61と接続させ、連動棒82
にてフロートと同じ機能をもたせてもよい。すなわち、
ソレノイドOFF時はカサ61は下り、接続した連動棒
82も下がるため、冷凍室と冷蔵室との冷気は遮蔽され
るが、ソレノイドON時、つまり水が流れている時は、
カサ61は上り接続した連動棒82も上るため、給水路
63を水は流れる。
【0045】実施例4.上記実施例ではソレノイド57
の作動方向が上下方向となっているため、カサ61と接
続している部分より水滴が侵入し信頼性がおちる可能性
があるが、その対策としているのが図7である。図7に
おいて、カサ61と給水路63との間にスプリング84
を設け、L字形のアーム83の一端に前記カサ61の下
端を接し、またもう一端に水平方向にソレノイド57を
接続させている。
【0046】この時、ソレノイドOFFの時は、スプリ
ング84によりカサ61は下の位置にあり、ソレノイド
ONの時は、アームが支点を中心に動いてスプリング8
4が縮みカサ61が上がる。つまり、本構成においても
ソレノイドを上下方向に作動させるときと同じ構成とな
っている。
【0047】実施例5.図8において、ソレノイド57
に相接し、ソレノイド57と連動して動く可撓性のゴム
カサ90があり、その一端をソレノイド57のシャフト
が通る開放形の水路63の穴部の周囲とはめあわせる。
【0048】この時、ソレノイド57が上に昇った状態
のBであっても、下に下った状態のAであっても可撓性
のゴムゴムカサ90のため開放形の水路63の穴部の周
囲とのはめあわせは、外れることがなく、つまり、ソレ
ノイド57がどの状態であっても水がソレノイド57部
分へ入ることがない。
【0049】実施例6.上記実施例5では冷凍室52と
冷蔵室51とが遮蔽するものもなく直通となっているた
め、冷気漏れが生じ、霜などが発生する可能性があるが
その対策としているのが図9である。すなわち図9にお
いて給水路63の一部にトラップ(水溜め)92を設け
ている。
【0050】この時、冷凍室52と冷蔵室51はトラッ
プ92にて水が入ってくると、トラップ92内の水が出
て流れていく。つまり冷気は遮蔽するが、水は通水する
構成ができている。
【0051】なお上記実施例では給水路63の一部に一
体となったトラップ92を設けたが、一体にできない時
は図10(a)に示すように給水路63の一部にトラッ
プカバー93を設け、一体としてトラップ92が構成さ
れるようにする。その斜視図を図10(b)に示す。こ
の時、トラップ92に水がたまっており、水が入ってく
るとトラップ92内の水が出て流れていき、結局冷気は
遮蔽するが水は通水する構成となる。またトラップカバ
ー93の固定方法として図10(c)に示すように凸部
をトラップカバー93につけて固定することもできる。
【0052】実施例7.上記実施例では冷凍室52と冷
蔵室51とを遮蔽するものとして給水路63を利用して
いたが、キャップ70と給水路63との間を利用しよう
としているものが図11である。すなわち図11におい
て、キャップ70の一部から出ているキャップシールリ
ブ95と、給水路63の一部より出ている給水路シール
リブ94とでセット時に嵌合をなしている。
【0053】この時、キャップ70も含む水タンク組立
58の全自重が給水路シールリブ94へかかっているた
め冷気のシールができる。つまり冷気は遮蔽するが水は
通水する構成ができている。又、タンク59の厚さt1
よりキャップ70の厚さt2を充分厚くすることによ
り、タンク59が歪んでもキャップ70は平坦なままで
いることができる。又、水タンク組立58の重量が多い
ため、水が入っていなくても、ソレノイド57からの突
き上げがあっても給水路シールリブ94とキャップシー
ルリブ95の間にスキが生じることはない。又図11
(b)に示すように給水路シールリブ94にパッキン1
02を取り付けて同等の効果を出すことができる。又、
キャップシールリブ95へパッキン102を取り付けて
もよい(図示せず)。
【0054】実施例8.上記実施例では、可撓性のゴム
の一端を開放形の水路の一端と嵌合しているが、別の部
品と嵌合したものが図12である。図において開放形の
水路63とほぼ同一形状の清掃トレイ91を前記水路に
おき、かつゴムカサ90を清掃トレイ91嵌合させたも
のである。
【0055】この時、ゴムカサ90と清掃トレイ91と
を嵌合させているため、水タンク組立58より出た水は
ゴムカサ90を通って清掃トレイ91を通り冷凍室52
へ流れていき、ソレノイド57や開放形の水路63へは
水がはいらず、品質上、又、衛生上も良い。
【0056】実施例9.上記実施例では水無し検知はな
かったが、水無し検知をつけたものを図13に示す。図
においてキャップ70に水無し検知ケース96を取り付
けており、上面及び下方に流入出孔100があいてい
る。水無し検知ケース96の中にはマグネット98の入
った水無し検知ボール97が入っており図の上下方向に
移動可能である。また、マグネット98の下方側の相対
する部分にはリードSW99があり水路63に配設して
ある。
【0057】この時、従来の制御例より給水時は水が一
時的になくなるため水無し検知ボール97が下がるため
リードSW99がONするが、すぐ水が補給するためO
FFする。しかし、水が無くなってしまうと、補給され
ないためOFF時間が長くなる。そこでOFF時間があ
る一定時間(t)以上になると水無しと判定するのであ
る。
【0058】図14に簡易的な配設図及び図15にタイ
ミングチャート図があるが、図14において制御基板7
6よりリードSW99と給水LED101があり、水無
しと判定すると給水LED101が点灯する(設置場所
は省略)。
【0059】実施例10.以下、この発明の一実施例1
0について説明する。図16において給水タンクコーナ
ー54の中に定量機構60を含んだ水タンク組立58と
ソレノイド57とカサ61を含む給水路63があり、ソ
レノイド57は給水路63の外側から配設しており、ソ
レノイド57の作動軸161は給水路63の壁を通って
内部へ露出し、かつ上下方向に摺動可能となっており、
又、作動軸161の先端にはカサ61が配設されてい
る。給水路63の下で冷凍室52には製氷皿56があ
る。水タンク組立58と定量機構60を含んだキャップ
70からなっており、定量機構60は、流出孔67を含
むキャップ70と、流入孔65、定量室64、円筒状の
エア抜き74を持つ中ケース71、流入孔65に嵌着し
たゴム等弾性を有する材料で作られた流入弁177と、
浄水フィルター73を内蔵し、天面にエア抜き穴170
をもつ上ケース72と、上記キャップ70と上ケース7
2に保持され、上下に摺動可能な連動シャフト69から
構成され、連動シャフト69は中程に、円板173が形
成され、その下方に流出孔67を塞さぐ流出弁174を
もち、さらにその下方にスプリング75が配設され、連
動シャフト69とソレノイド57の作動軸161は同一
線上になるよう配設されている。連動シャフト69に下
方から力がかからない時は、スプリング75により円板
173は下がり流出弁174も下がる為、流入孔65は
開き、流出孔67は閉じている。給水路63内のソレノ
イド57が作動すると接続したカサ61は上方へ動き、
連動シャフト69を下方より上方へ押す。連動シャフト
69に下方から力がかかっている時はスプリング75が
縮み、円板173が上がり流入弁177に密着するので
流入孔65が閉じ流出孔67は開いている。上ケース7
2は中ケース71とネジ又はハメアイにより固定され、
中ケース71はキャップ70へネジにて固定されてい
る。
【0060】図16より動作としては、ソレノイド57
が動作していない時はカサ61は下におりた状態で、こ
の時スプリング75は伸びて連動シャフト69は下がっ
た状態にある。この時流入孔65は開いているため水タ
ンク59内の水は浄水フィルター73を通って、上ケー
ス72内へ入り、流入孔65を通って定量室64の中へ
入るが流出孔67は閉じている為定量室64の中は水で
満水になる。この時、エア抜き74により流入孔65の
水の流れはスムーズである。次にソレノイド57が作動
するとカサ61は上り連動して連動シャフト69も上昇
し、この時流入孔65は円板173が流入弁177に密
着するので閉じ、流出孔67は開くため、定量室64の
中の水は流出孔67より排出されるが、新しく水タンク
59の中からは水は補充されない為、定量室64の中の
水のみが給水路63を通って製氷皿56へ流れるため、
定量給水となる。又、流入弁177は弾性を有している
ので、ソレノイド57の作動軸161が動作ストローク
の途中で円板173が流入弁177に密接しても流入弁
177が変形することにより、ソレノイド57の軸16
1は正規のストロークまで動作し、振動、ウナリ音を防
止できるとともに、定量室64への水洩れも確実に防止
する。更に給水される水は全て密閉された水タンク組立
58の中であり、外気と常にさらされる水の部分はない
為、空中浮遊菌はほとんど入らず、結果として菌の発生
はほとんどなく、食品の臭い移りも防止できる。上ケー
ス72に穿設したエア抜き穴170は、上ケース72内
の空気を抜く為のもので、水タンク59に水を入れ定量
機構60を含むキャップ70をネジにて嵌める際、上ケ
ース72内、及び、定量室64内は空気が留っているの
で、この空気をエア抜き穴170より、水タンク59内
に逃がし、水タンク59内の水が、上ケース72内にス
ムーズに浄水フィルター73を通って通過できるように
したものである。
【0061】実施例11.なお上記実施例では、流入弁
177を中ケース71の流入孔65部に配設したものを
示したが、流入弁177と流出弁174を一体化したも
のを図17に示す。図において、178はゴム等の弾性
を有する材料で成形された流出入弁であり、連動シャフ
ト69に嵌着されており、連動シャフト69が上下に摺
動することにより、流入孔65または流出孔67を開閉
し、上記実施例10と同様な効果を奏するとともに、部
品点数が減り安価にできるとともに、実施例10におけ
る流入弁177の取付不良による水漏れも防止できる。
【0062】実施例12.なお、上記実施例10、11
では、中ケース71天面が平板状になっているので、中
ケース71の天面に気泡が残り易く、定量室64に留る
水の量が不均一になりやすく、その対策とした実施例1
2を図18にて説明する。図において、中ケース71の
天面には、エア抜き74に向って高くなるように傾斜面
179が形成されており、中ケース71天面に残った気
泡は全て、傾斜面179に沿って、エア抜き74から水
タンク59内に排出され、定量室64内は水で満たされ
るので、給水量がより均一にできるという効果が得られ
る。
【0063】実施例13.また上記実施例10,11,
12では、上ケース72内の空気を逃がすエア抜き穴1
70を上ケース72の天面に穿設したものを示したが、
この構造では水タンク59内の水が上ケース72内に流
入する際、一部水タンク59内の水が浄水フィルター7
3を通過せずに、エア抜き穴170から上ケース72内
に入り、定量室64に流入する為、浄水フィルター73
の効果を充分発揮できないという問題がある。この対策
とした実施例13を図19にて説明する。図において、
170は上ケース72の天面に円筒状に形成したエア抜
き穴であり、水タンク59内の水位より高く伸ばすこと
により、水は全て浄水フィルター73を通過して定量室
64に入る為、浄水フィルター73の能力を十分に引き
だすことが可能となる。
【0064】
【発明の効果】請求項1の自動製氷装置の給水装置は、
製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給す
る自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別
の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出
孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時
は該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる弁装置を有
する定量装置を内蔵した水タンクと、前記水タンク内の
前記定量室の水を前記製氷皿へ供給させる際、前記流出
弁を開閉するために前記水タンク下方に設けられ、前記
弁装置を駆動して前記弁装置に当接する当接部近傍が、
水の侵入を遮断する遮断手段を有する駆動手段と、を具
備した構成にしたので、密閉された水タンク内へ定量室
を配設したため、空中浮遊菌が侵入することがなく、ぬ
めりや腐敗のものとなる可能性が少なくなると共に、清
掃・メンテナンスが容易に行える。
【0065】請求項2の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる弁装置を有す
る定量装置と、水タンクと、該流出孔を解放することに
より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
させる前記弁装置を駆動する駆動手段を具備し、前記駆
動手段が冷蔵庫のドアの開閉スイッチと連動し、該ドア
が開いた時は前記流出弁を閉じる構成としたので、安全
性が向上しかつ水タンクの無理な取りはずしによる破損
がなくなる。
【0066】請求項3の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる弁装置を有す
る定量装置と、水タンクと、該流出孔を解放することに
より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
させる前記弁装置を駆動する駆動手段を具備し、前記収
納室から製氷室への水路において開放形の水路を形成
し、フロート弁にて該水路の出口の開閉を行う構成とし
たので、給水装置と製氷皿の水平方向の位置がずれてい
ても、また給水管のひきまわしが困難な構成の時でも、
給水が可能となり、かつ冷凍室と冷蔵室の間の空気漏れ
がなくなる。
【0067】請求項4の自動製氷装置の給水装置は、請
求項第1項記載の自動製氷装置の給水装置において、弁
装置を駆動する駆動手段が水平方向に移動し、連結機構
を介して上下方向に前記流出孔を開閉する構成にしたの
で、ソレノイドに水滴が侵入する可能性が少なくなり、
信頼性が向上する。
【0068】請求項5の自動製氷装置の給水装置は、製
氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給する
自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別の
収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出孔
をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時は
該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉じる定量室を備え
た水タンクと、前記流出孔を開閉するように設けられ、
該流出孔を解放することにより前記定量室の水を前記流
出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段とを備え、該
駆動手段と連動して動く可撓性のゴムの一端を、前記収
納室から製氷室への水路において形成した開放形の水路
の一端と、嵌合した構成にしたので、ソレノイドと開放
形の水路とを可撓性のゴムでシールしたため、水の侵入
がなくなりソレノイドの異常停止がなくなる。
【0069】請求項6の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の収納室から製氷
室への水路の一部に冷気の通風を防ぐ水ためを設けた構
成にしたので、水路の一部に水ためを設けたため、冷気
の通風を防ぎ、霜の成長をなくすことができる。
【0070】請求項7の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の定量室又は水タ
ンクと開放形の水路とを冷気の通風を防ぐようシールす
る構成にしたので、水タンクと開放形の水路とをシール
構造で接触させたため、冷気の通風を防ぎ、霜の成長を
なくすことができる。
【0071】請求項8の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の開放形の水路に
おいて、前記開放形の水路とほぼ同一形状の清掃皿を前
記水路へ置き可撓性のゴムの一端と嵌合した構成にした
ので、開放形の水路とほぼ同一形状の清掃皿を置いたた
め、清掃性が向上する。
【0072】請求項9の自動製氷装置の給水装置は、請
求項5記載のものにおいて、給水装置の定量室内におい
て磁性体を移動可能にとりつけた構成にしたので、リー
ドSWがある一定時間以上ONの時は水が入っていない
ことを検知する。
【0073】請求項10の自動製氷装置の給水装置は、
製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給す
る自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別
の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出
孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時
に該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を閉じる定量室を
備えた水タンク組立と、前記流出孔を開閉するように設
けられ、該流出孔を開放することにより前記定量室の水
を前記流出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段と、
前記流出孔を有するキャップと、該キャップに締結した
定量室、流入孔及び円筒状のエア抜きを具備する中ケー
スと、該中ケースの流入孔部に嵌着された、ゴム等弾性
を有する材料で作られた流入弁、該中ケースの上部に配
設されたエア抜き穴浄水フィルターを具備する上ケース
と、前記キャップ及び上キャップに保持され上下に摺動
することに依り、前記流入孔、流出孔を開閉する。ゴム
等弾性を有する材料で作られた流出弁を有する連動シャ
フトとを備えた構成にしたので、空中浮遊菌が侵入する
ことがなく、ぬめりや腐敗を防止するとともに、食品か
ら水への臭い移りが防止できる。更に、ソレノイドで給
水する方式なので、従来のポンプの音が無いうえ、流入
弁、流出弁をゴム等の弾性を有する材料で成形している
ので、開閉時の音も小さくでき、低騒音になるととも
に、水洩れも確実に無くせ、給水量もより均一にできる
という極めて優れた効果を奏する。
【0074】請求項11の自動製氷装置の給水装置は、
製氷室に配設された自動製氷装置の製氷皿へ水を供給す
る自動製氷装置の給水装置において、前記製氷室とは別
の収納室に該製氷室よりも上方に設けられ、流入・流出
孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、前記水の流入時
に該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を閉じる定量室を
備えた水タンク組立と、前記流出孔を開閉するように設
けられ、該流出孔を開放することにより前記定量室の水
を前記流出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動手段と、
前記流出孔を有するキャップと、該キャップに締結した
定量室、流入孔及び円筒状のエア抜きを具備する中ケー
スと、該中ケースの上部に配設されたエア抜き穴、浄水
フィルターを具備する上ケースと、前記キャップ及び上
ケースに保持され、上下に摺動する連動シャフト、該連
動シャフトに嵌着し、上下に摺動することにより、前記
流入・流出孔を開閉するゴム等の弾性を有する材料で作
られた流出入弁とを備えた構成にしたので、請求項10
の効果に加え、部品点数の減少による低コスト化がで
き、さらに流入弁の取付不良による水洩れを防止できる
効果を奏する。
【0075】請求項12の自動製氷装置の給水装置は、
請求項10、11記載のものにおいて、中ケースの天面
に、エア抜き穴に向って高くなるように傾斜面を形成し
た構成にしたので、定量室に流入孔から水が流れ込む
際、空気が天面に留ることを防止できるので、給水量を
より均一にすることができる。
【0076】請求項13の自動製氷装置の給水装置は、
請求項10、11記載のものにおいて、エア抜き穴を円
筒状に高く形成した構成にしたので、水タンク内の水
が、上ケース内に流入する際、全て浄水フィルターを通
過するので浄水効果が十分引き出せる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による自動製氷装置の給水
装置を設けた冷凍冷蔵庫の全体図である。
【図2】この発明の実施例1による自動製氷装置の給水
装置の全体構成図と詳細図である。
【図3】この発明の実施例1による自動製氷装置の給水
装置を設けた冷凍冷蔵庫の制御部の簡易モデル図であ
る。
【図4】この発明の実施例1による自動製氷装置の給水
装置のタイミングチャート図である。
【図5】この発明の実施例3による自動製氷装置の給水
装置の全体構成図である。
【図6】この発明の実施例3による自動製氷装置の給水
装置の全体構成図である。
【図7】この発明の実施例4による自動製氷装置の給水
装置の部分詳細図である。
【図8】この発明の実施例5による自動製氷装置の給水
装置の部分詳細図である。
【図9】この発明の実施例6による自動製氷装置の給水
装置の全体構成図である。
【図10】この発明の実施例6による自動製氷装置の給
水装置の他の実施例の全体構成図である。
【図11】この発明の実施例7による自動製氷装置の給
水装置の全体構成図である。
【図12】この発明の実施例8による自動製氷装置の給
水装置の全体構成図である。
【図13】この発明の実施例9による自動製氷装置の給
水装置の全体構成図である。
【図14】この発明の実施例9による自動製氷装置の給
水装置の制御部の簡易モデル図である。
【図15】この発明の実施例9による自動製氷装置の給
水装置のタイミングチャート図である。
【図16】この発明の実施例10による自動製氷装置の
給水装置の全体構成図と詳細図である。
【図17】この発明の実施例11による自動製氷装置の
給水装置の詳細図である。
【図18】この発明の実施例12による自動製氷装置の
給水装置の詳細図である。
【図19】この発明の実施例13による自動製氷装置の
給水装置の詳細図である。
【図20】従来の自動製氷装置の給水装置の断面図であ
る。
【図21】従来の自動製氷装置の給水装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
51 冷蔵室 52 冷凍室 56 製氷皿 57 ソレノイド 59 タンク 60 計量機構 61 カサ 62 ドアスイッチ 63 給水室 64 計量室 65 流入孔 66 流入弁 67 流出孔 68 流出弁 69 連動シャフト 74 エア抜き 80 スタート 82 連結棒 90 ゴムカサ 91 清掃トレイ 92 トラップ 93 トラップカバー 94 給水路シールリブ 95 キャップシールリブ 96 水無し検知ケース 97 水無し検知ボール 98 マグネット 99 リードSW 161 作動軸 170 エア抜き穴 173 円板 174 流出弁 177 流入弁 178 流出入弁 179 傾斜面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷室に配設された自動製氷装置の製氷
    皿へ水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前
    記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けら
    れ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、
    前記水の流入時は該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を
    閉じる弁装置を有する定量装置を内蔵した水タンクと、
    前記水タンク内の前記定量室の水を前記製氷皿へ供給さ
    せる際、前記流出弁を開閉するために前記水タンク下方
    に設けられ、前記弁装置を駆動して前記弁装置に当接す
    る当接部近傍が、水の侵入を遮断する遮断手段を有する
    駆動手段と、を具備した自動製氷装置の給水装置。
  2. 【請求項2】 製氷室に配設された自動製氷装置の製氷
    皿へ水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前
    記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けら
    れ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、
    前記水の流入時は該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を
    閉じる弁装置を有する定量装置と、水タンクと、該流出
    孔を解放することにより前記定量室の水を前記流出孔か
    ら前記製氷皿へ供給させる前記弁装置を駆動する駆動手
    段を具備し、前記駆動手段が冷蔵庫のドアの開閉スイッ
    チと連動し、該ドアが開いた時は前記流出弁を閉じるこ
    とを特徴とする自動製氷装置の給水装置。
  3. 【請求項3】 製氷室に配設された自動製氷装置の製氷
    皿へ水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前
    記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けら
    れ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、
    前記水の流入時は該流出弁を閉じ、流出時は該流入弁を
    閉じる弁装置を有する定量装置と、水タンクと、該流出
    孔を解放することにより前記定量室の水を前記流出孔か
    ら前記製氷皿へ供給させる前記弁装置を駆動する駆動手
    段を具備し、前記収納室から製氷室への水路において開
    放形の水路を形成し、フロート弁にて該水路の出口の開
    閉を行うことを特徴とする自動製氷装置の給水装置。
  4. 【請求項4】 前記弁装置を駆動する前記駆動手段が水
    平方向に移動し、連結機構を介して上下方向に前記流出
    孔を開閉することを特徴とする請求項1記載の自動製氷
    装置の給水装置。
  5. 【請求項5】 製氷室に配設された自動製氷装置の製氷
    皿へ水を供給する自動製氷装置の給水装置において、前
    記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設けら
    れ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有し、
    前記水の流入時は該流出弁を閉じ流出時は該流入弁を閉
    じる定量室を備えた水タンクと、前記流出孔を開閉する
    ように設けられ、該流出孔を解放することにより前記定
    量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給させる駆動
    手段とを備え、該駆動手段と連動して動く可撓性のゴム
    の一端を、前記収納室から製氷室への水路において形成
    した開放形の水路の一端と、嵌合したことを特徴とする
    自動製氷装置の給水装置。
  6. 【請求項6】 前記給水装置の収納室から前記製氷室へ
    の水路の一部に冷気の通風を防ぐ水ためを設けたことを
    特徴とする請求項5記載の自動製氷装置の給水装置。
  7. 【請求項7】 前記給水装置の前記定量室又は前記水タ
    ンクと前記開放形の水路とを冷気の通風を防ぐようシー
    ルすることを特徴とする請求項5記載の自動製氷装置の
    給水装置。
  8. 【請求項8】 前記給水装置の開放形の水路において、
    前記開放形の水路とほぼ同一形状の清掃皿を前記水路へ
    置き可撓性のゴムの一端と嵌合したことを特徴とする請
    求項5記載の自動製氷装置の給水装置。
  9. 【請求項9】 前記給水装置の前記定量室内において磁
    性体を移動可能にとりつけたことを特徴とする請求項5
    記載の自動製氷装置の給水装置。
  10. 【請求項10】 製氷室に配設された自動製氷装置の製
    氷皿に水を供給する自動製氷装置の給水装置において、
    前記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設け
    られ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有
    し、前記水の流入時に該流出弁を閉じ、流出時は該流入
    弁を閉じる定量室を備えた水タンク組立と、前記流出孔
    を開閉するように設けられ、該流出孔を開放することに
    より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
    させる駆動手段と、前記流出孔を有するキャップと、該
    キャップに締結した定量室、流入孔及び円筒状のエア抜
    きを具備する中ケースと、該中ケースの流入孔部に嵌着
    された、ゴム等弾性を有する材料で作られた流入弁、該
    中ケースの上部に配設されたエア抜き穴浄水フィルター
    を具備する上ケースと、前記キャップ及び上キャップに
    保持され、上下に摺動することに依り、前記流入孔、流
    出孔を開閉するゴム等弾性を有する材料で作られた流出
    弁を有する連動シャフトとを備えたことを特徴とする自
    動製氷装置の給水装置。
  11. 【請求項11】 製氷室に配設された自動製氷装置の製
    氷皿に水を供給する自動製氷装置の給水装置において、
    前記製氷室とは別の収納室に該製氷室よりも上方に設け
    られ、流入・流出孔をそれぞれ塞ぐ流入・流出弁を有
    し、前記水の流入時に該流出弁を閉じ、流出時は該流入
    弁を閉じる定量室を備えた水タンク組立と、前記流出孔
    を開閉するように設けられ、該流出孔を開放することに
    より前記定量室の水を前記流出孔から前記製氷皿へ供給
    させる駆動手段と、前記流出孔を有するキャップと、該
    キャップに締結した定量室、流入孔及び円筒状のエア抜
    きを具備する中ケースと、該中ケースの上部に配設され
    たエア抜き穴、浄水フィルターを具備する上ケースと、
    前記キャップ及び上ケースに保持され、上下に摺動する
    連動シャフト、該連動シャフトに嵌着し、上下に摺動す
    ることにより、前記流入・流出孔を開閉するゴム等の弾
    性を有する材料で作られた流出入弁とを備えたことを特
    徴とする自動製氷装置の給水装置。
  12. 【請求項12】 前記中ケースの天面に、エア抜き穴に
    向って高くなるように傾斜面を形成したことを特徴とす
    る請求項10,11いずれか記載の自動製氷装置の給水
    装置。
  13. 【請求項13】 前記エア抜き穴を円筒状に高く形成し
    たことを特徴とする請求項10,11いずれか記載の自
    動製氷装置の給水装置。
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