JPH09272467A - スペアタイヤ設置構造 - Google Patents

スペアタイヤ設置構造

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JPH09272467A
JPH09272467A JP8693496A JP8693496A JPH09272467A JP H09272467 A JPH09272467 A JP H09272467A JP 8693496 A JP8693496 A JP 8693496A JP 8693496 A JP8693496 A JP 8693496A JP H09272467 A JPH09272467 A JP H09272467A
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JP
Japan
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spare tire
mounting frame
bumper
tire mounting
installation structure
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Application number
JP8693496A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kawakami
祥央 川上
Morihiro Takada
守広 高田
Katsutoshi Ishikawa
克敏 石川
Norio Yuasa
寛夫 湯浅
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、オフロードカー等のいわゆるRV
車に用いて好適のスペアタイヤ設置構造に関し、荷物収
納スペースを減少させることなく且つ後方視界を狭める
ことなくスペアタイヤを設置できるようにするととも
に、スペアタイヤの取り付けや取り外しを容易に行なえ
るようにする。 【解決手段】 スペアタイヤ7を装着されるスペアタイ
ヤ取付フレーム8をそなえ、スペアタイヤ取付フレーム
8を、車両の端部に設けられたバンパ4を被覆するよう
に起立した第1の位置と、バンパ4の下方へほぼ水平に
倒伏した第2の位置とをとりうるように、ほぼ水平な軸
心線回りに旋回可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフロードカー等
のいわゆるRV車に用いて好適の、スペアタイヤ設置構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車にはスペアタイヤが装備される
が、このスペアタイヤは、乗用車の場合には一般にトラ
ンクルーム内に収納設置されるが、いわゆるRV(レク
レーショナルビークル)と称される車両(以下、RV車
という)では、例えばリアドア等の車体の背面に設置さ
れるものもある。また、RV車や商用車には、床下(通
常は、トランクルーム部分の床下)にスペアタイヤを設
置したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
のスペアタイヤ設置構造では、それぞれ以下のような課
題がある。つまり、トランクルーム内にスペアタイヤを
設置する構造では、トランクルーム内の荷物収納スペー
スがスペアタイヤによって大幅に減少してしまうという
不具合がある。また、トランクルーム内のスペアタイヤ
を出し入れする際に、トランクルーム内の荷物を一旦取
り出しておかなくてはならない場合もあり不便であり、
トランクルームの構造によっては、トランクルームから
のペアタイヤの出し入れが困難な場合もある。
【0004】車体の背面にスペアタイヤを設置する構造
では、スペアタイヤがリアウインドウを通じた後方視界
エリヤに入ってしまって、スペアタイヤが後方視界を狭
めるおそれがある。また、このような背面式のスペアタ
イヤ設置構造では、リヤバンパの上方にスペアタイヤを
設置する構成のものが多いが、背面式スペアタイヤ設置
構造は、いわゆるRV車の中でもオフロード車に多く採
用されており、このような車両では、リヤバンパの位置
が高いためスペアタイヤの設置位置が必然的に高くなっ
てしまう。また、オフロード車では、スペアタイヤの重
量か大きいため、スペアタイヤの設置位置が高いと、こ
のスペアタイヤ設置箇所からのスペアタイヤの取り付け
や取り外しが困難なものになる。
【0005】この背面式スペアタイヤ設置構造につい
て、例えば実公平3−48955号公報では、リヤバン
パの上方に設置したスペアタイヤをバンパの後下方にバ
ンパと干渉することなく移動させることができるように
した技術が開示されているが、かかる技術では、スペア
タイヤ設置箇所からのスペアタイヤの取り付けや取り外
しは容易になるものの、リヤバンパの上方のスペアタイ
ヤが後方視界を狭めるおそれがある。
【0006】また、床下にスペアタイヤを設置する構造
では、スペアタイヤの取り付けや取り外しが困難になる
という課題がある。本発明は、上述の課題に鑑み創案さ
れたもので、荷物収納スペースを減少させることなく且
つ後方視界を狭めることなくスペアタイヤを設置できる
ようにするとともに、スペアタイヤの取り付けや取り外
しを容易に行なえるようにした、スペアタイヤ設置構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のスペアタイヤ設置構造は、スペアタイヤを装
着されるスペアタイヤ取付フレームをそなえ、該スペア
タイヤ取付フレームが、車両の端部に設けられたバンパ
を被覆するように起立した第1の位置と、該バンパの下
方へほぼ水平に倒伏した第2の位置とをとりうるよう
に、ほぼ水平な軸心線回りに旋回可能に構成されている
ことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造は、請求項1記載の構造において、該スペアタイヤ
取付フレームが、該バンパを取り付けるためのバンパ取
付フレームに、回転可能に取り付けられていることを特
徴としている。請求項3記載の本発明のスペアタイヤ設
置構造は、請求項1又は2記載の構造において、該バン
パの車幅方向中間部に凹所が形成されて、該スペアタイ
ヤ取付フレームが、該第1の位置で該バンパの一部とし
て機能するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造は、請求項1又は2記載の構造において、該バンパ
が左側バンパ部と右側バンパ部とに二分割されて、該ス
ペアタイヤ取付フレームが、該第1の位置で上記の左右
のバンパ部の間に位置して該バンパの一部として機能す
るように構成されていることを特徴としている。請求項
5記載の本発明のスペアタイヤ設置構造は、請求項1〜
4のいずれかに記載の構造において、該スペアタイヤ取
付フレームを該第1の位置に保持する保持部材が設けら
れていることを特徴としている。
【0010】請求項6記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造は、請求項1〜5のいずれかに記載の構造におい
て、該スペアタイヤ取付フレームを該第2の位置に保持
する保持部材が設けられていることを特徴としている。
請求項7記載の本発明のスペアタイヤ設置構造は、請求
項1〜6のいずれかに記載の構造において、該スペアタ
イヤ取付フレームの該第1の位置又は該第2の位置への
旋回時に該第1の位置又は該第2の位置で該スペアタイ
ヤ取付フレームの旋回を規制するストッパが設けられて
いることを特徴としている。
【0011】請求項8記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造は、請求項1〜7のいずれかに記載の構造におい
て、該バンパがリヤバンパであって、該スペアタイヤ取
付フレームが該第1の位置にあるときに、該スペアタイ
ヤ取付フレームに装着された該スペアタイヤが、該リヤ
バンパの上方に設けられたリヤガラスの視野を狭めない
ように配設されていることを特徴としている。
【0012】請求項9記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造は、請求項1〜8のいずれかに記載の構造におい
て、該スペアタイヤ取付フレームを、該第2の位置から
該第1の位置へ向けて付勢する付勢手段が設けられてい
ることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図8は本発明の一実
施形態としてのスペアタイヤ設置構造を示すものであ
り、図1,図2は本設置構造を有する車体後部の模式的
な側面図、図3はその車体後部の模式的な斜視図、図4
〜図7は本設置構造の要部構成を示す模式的な斜視図,
平面図,側面図,正面図、図8はその使用例を示す側面
図である。
【0014】図1〜図3に示すように、このスペアタイ
ヤ設置構造は、自動車のボディ1の後端部に設けられ
る。これ例では、自動車ボディ1の後端部には、ボディ
フレーム2,3に支持されてリヤバンパ4が備えられ
る。特に、この実施形態では、リヤバンパ4は左右に二
分割されており、左側バンパ部4Lは左側ボディフレー
ム2に結合され、右側バンパ部4Rは右側ボディフレー
ム3に結合されている。また、図1〜図3中、符号5は
リヤドアであり、6はリヤドア5に形成されたリヤウイ
ンドウガラス(リヤガラス)である。
【0015】本スペアタイヤ設置構造は、これらの左右
のバンパ部4L,4Rの間に設けられており、スペアタ
イヤ7を装着されるスペアタイヤ取付フレーム8をそな
えている。このスペアタイヤ取付フレーム8は、図2,
図3に示すような位置(第1の位置)に起立した状態
と、図1に示すような位置(第2の位置)に倒伏した状
態とをとりうるようにほぼ水平な軸心線回りに旋回しう
るようになっており、第1の位置では、バンパ4の一部
(中央部)として機能するようになっている。
【0016】つまり、スペアタイヤ取付フレーム8は、
図4〜図7に示すように、ボディフレーム2,3間に介
設されたほぼ水平な軸9に回転自在に支持されて、十分
な強度でスペアタイヤを支持することができるようにな
っており、この軸9に枢着した一対の基部10,11を
そなえている。また、本実施形態では、スペアタイヤ取
付フレーム8は、パイプを屈曲して結合した構造になっ
ており、基部10,11からそれぞれ屈曲形成された左
右のメインアーム部12,13は、側面視でほぼU字型
のスペアタイヤ装着用凹所14を形成している。
【0017】さらに、これらのメインアーム部12,1
3を左右相互に結合する結合アーム部15,16,1
7,18かそなえられ、スペアタイヤ取付フレーム8の
剛性が確保されている。ここでは、メインアーム部1
2,13と両メインアーム部12,13の各先端を結合
するアーム部15とが一本のパイプを屈曲形成すること
で一体形成され、結合アーム部16,17,18は、両
メインアーム部12,13に溶着等により結合されてい
る。かかる構成で、スペアタイヤ取付フレーム8が、バ
ンパ4の一部として機能しうるだけの剛性及び強度が確
保されている。
【0018】そして、このスペアタイヤ取付フレーム8
の凹所14内にスペアタイヤ7が装備されるようになっ
ている。また、スペアタイヤ取付フレーム8には、凹所
14内に装備したスペアタイヤ7を固定するための固定
部20がそなえられ、この固定部20に嵌着する固定部
材21を通じて凹所14内のスペアタイヤ7を固定でき
るようになっている。
【0019】また、スペアタイヤ取付フレーム8及び自
動車ボディ1(主として、ボディフレーム2,3)との
間には、スペアタイヤ取付フレーム8を第1の位置に固
定する第1ラッチ機構(保持部材)22と、スペアタイ
ヤ取付フレーム8を第2の位置に固定する第2ラッチ機
構(保持部材)23とがそなえられている。これらのラ
ッチ機構22,23の詳細は図示しないが、トランクリ
ッドやテールゲットやエンジンフード等を閉鎖状態に固
定するための既存のラッチ機構を適用することができ
る。
【0020】なお、図4〜6中に示す22A,23Aは
ラッチ機構22,23を構成するフックであり、22
B,23Bは、フック22A,23Aの係止されるラッ
チ部材である。また、24,25は、ラッチ機構22,
23の固定を解除するラッチ解除レバーであり、各ラッ
チ解除レバー24,25を操作すると対応したラッチ機
構22,23を解除しうるようになっている。また、ラ
ッチ解除レバー24については、リヤドア5のラッチ解
除レバーを兼ねており、ラッチ解除レバー24の操作で
リヤドア5のラッチ解除と連動して第1ラッチ機構22
も解除されるようになっている。
【0021】なお、ラッチ解除レバー24,25は、図
示するようにワイヤ24A,25Bを通じてラッチ機構
22,23に接続されており、ラッチ解除レバー24,
25の操作力を機械的に伝達してラッチ解除を行なえる
ようになっているが、勿論、ラッチ機構22,23の解
除を電磁バルブで行なえるようにすれば、ラッチ解除レ
バー24,25に代えてラッチ解除用電気スイッチを設
けるようにする。
【0022】そして、図1〜図3に示すように、スペア
タイヤ取付フレーム8が第1の位置にある時には、スペ
アタイヤ取付フレーム8に装備されたスペアタイヤ7
が、リヤバンパ4の上方のリヤガラス6まで達しないよ
うに、スペアタイヤ取付フレーム8の構造及び位置が設
定されており、これにより、運転席からリヤガラス6を
通して視認しうる後方視界がスペアタイヤ7により狭め
られないようになっている。
【0023】また、図1,図2,図5,図6に示すが、
スペアタイヤ取付フレーム8及び自動車ボディ1側との
間には、スペアタイヤ取付フレーム8を第2の位置側か
ら第1の位置側へ付勢するスプリング(付勢手段)26
が介装されており、重量のあるスペアタイヤ7を装備し
たスペアタイヤ取付フレーム8の操作上の重量をほぼ0
とするよう軽減できるようになっている。
【0024】さらに、図4〜図6に示すように、自動車
ボディ1側には、第1の位置側から第2の位置側へ旋回
したスペアタイヤ取付フレーム8を第2の位置以上に旋
回しないように規制するストッパ27が装備されてい
る。つまり、ボディフレーム2,3間にはストッパブラ
ケット28が介設されており、ストッパブラケット28
の下面に一対のストッパ27,27がそなえられ、第2
の位置となったスペアタイヤ取付フレーム8のメインア
ーム部12,13がそれぞれ当接するようになってい
る。これらのストッパ27にはゴム等の所要の剛性と弾
性とを有する材料が適している。
【0025】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ
設置構造は、上述のように構成されているので、通常時
には、図2,図3に示すように、スペアタイヤ7を装着
したスペアタイヤ取付フレーム8を第1の位置に起立さ
せた状態とする。この時には、第1ラッチ機構22によ
り、スペアタイヤ取付フレーム8が第1の位置に固定さ
れる。
【0026】この第1の位置では、スペアタイヤ取付フ
レーム8がバンパ4の一部として機能する。特に、この
スペアタイヤ取付フレーム8は所要の剛性及び強度が確
保されているので、バンパ部分の剛性及び強度を向上さ
せることができる。また、この第1の位置の時は、スペ
アタイヤ7が上方のリヤガラス6まで達しないので、運
転席からリヤガラス6を通して視認しうる後方視界がス
ペアタイヤ7により狭められない利点がある。
【0027】そして、リヤドア5を開放する場合には、
ラッチ解除レバー24を操作することで、リヤドア5の
ラッチ解除とスペアタイヤ取付フレーム8を第1の位置
に固定する第1ラッチ機構22の解除とが同時に行なわ
れる。これにより、リヤドア5を開放しうるようにな
り、同時にスペアタイヤ取付フレーム8を第2の位置側
へ旋回させることができるようになる。
【0028】このラッチ解除で、スペアタイヤ7を装備
するスペアタイヤ取付フレーム8は自重で降下しようと
するが、スプリング26の付勢力がこれを相殺して、ス
ペアタイヤ7を装備したスペアタイヤ取付フレーム8の
操作上の重量をほぼ0とされているので、単にラッチを
解除しただけではスペアタイヤ取付フレーム8は加工し
ない。そこで、リヤドア5の開放操作前に、第1ラッチ
機構22の解除後には、スペアタイヤ取付フレーム8を
手動で第2の位置へと旋回操作する。
【0029】このとき、スプリング26の付勢力がスペ
アタイヤ取付フレーム8の急旋回を抑制し、また、スペ
アタイヤ取付フレーム8が第2の位置に到達すると、ス
トッパ27,27がスペアタイヤ取付フレーム8の旋回
動を弾性的に規制し、これとともに第2ラッチ機構23
が作動して、スペアタイヤ取付フレーム8が第2の位置
に固定される。
【0030】この第2の位置では、スペアタイヤ取付フ
レーム8に装備されたスペアタイヤ7は、図1に示すよ
うに、車体の後方へ大きく突出することなくほぼ水平な
状態になる。したがって、リヤドア5の開放することが
できるようになり、リヤドア5の開放後に、その開口を
通じた荷物の出し入れの際もスペアタイヤ7が妨げにな
らない。
【0031】また、図8に示すように、ルーフ上に荷物
を設置する場合には、スペアタイヤ取付フレーム8を第
2の位置にしてスペアタイヤ7をステップ代わりに使用
することができ、ルーフ上に荷物の出し入れを容易に行
なえるようになる。さらに、スペアタイヤ取付フレーム
8を第2の位置にすることでスペアタイヤ7を地面に近
い位置まで降下させることになるため、スペアタイヤ7
をスペアタイヤ取付フレーム8から取り外したり取り付
けたりする場合にも、スペアタイヤ取付フレーム8を第
2の位置にすることで、その作業性を大きく向上させる
ことができる。
【0032】そして、開放したリヤドア5を閉鎖した後
や、スペアタイヤ7をスペアタイヤ取付フレーム8に取
り付けた後等には、スペアタイヤ取付フレーム8を第2
の位置から第1の位置へと復帰させる。このとき、スプ
リング26を通じてスペアタイヤ7を装備したスペアタ
イヤ取付フレーム8の操作上の重量がほぼ0に低減され
ているので、この第1の位置への復帰操作を容易に行な
うことができる。
【0033】なお、この発明のスペアタイヤ設置構造の
各部は、図1〜図8に示すような本実施形態の形状に限
定されるものではない。また、スペアタイヤ取付フレー
ム8の第1の位置については、スペアタイヤ取付フレー
ム8自体がバンパを兼ねる構造に限定されるものではな
く、少なくとも、運転席からリヤガラス6を通して視認
しうる後方視界がスペアタイヤ7により狭められないよ
うな位置に設定すればよい。もちろん、スペアタイヤ取
付フレーム8自体をバンパ兼用とするには、バンパに適
した外面形状に構成すればよく、実施形態の形状に限定
されない。
【0034】また、スペアタイヤ取付フレーム8の第2
の位置については、スペアタイヤ7の後方への突出量を
適当に設定することで、リヤドア5の開口を通じた荷物
の出し入れにスペアタイヤ7がより妨げにならないよう
にすることもでき、スペアタイヤ7をステップ代わりに
使用するのに適したようにすることもできる。もちろ
ん、これらを相互に満たすように設定してもよい。
【0035】また、この実施形態では、バンパ4を左側
バンパ部4Lと右側バンパ部4Rとに二分割しているた
め、スペアタイヤ取付フレーム8の後方への突出を縮小
できて、車両長を短くできる利点もあるが、バンパ4自
体は分割しないで、バンパ4の車幅方向中間部に凹所を
形成して、スペアタイヤ取付フレーム8が第1の位置を
とったときに、フレーム8がこの凹所内に位置するよう
に構成してもよい。
【0036】また、本実施形態では、スペアタイヤ取付
フレーム8を第2の位置に規制するストッパ27が設け
られるが、スペアタイヤ取付フレーム8を第1の位置に
規制するストッパを設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のスペアタイヤ設置構造によれば、スペアタイヤを
装着されるスペアタイヤ取付フレームをそなえ、該スペ
アタイヤ取付フレームが、車両の端部に設けられたバン
パを被覆するように起立した第1の位置と、該バンパの
下方へほぼ水平に倒伏した第2の位置とをとりうるよう
に、ほぼ水平な軸心線回りに旋回可能に構成されること
により、荷物収納スペースを減少させることなく、ま
た、後方視界を狭めることなくスペアタイヤ設置できる
ようになり、且つ、スペアタイヤの取り付けや取り外し
を容易に行なえるようになる。
【0038】請求項2記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1記載の構造において、該スペア
タイヤ取付フレームが、該バンパを取り付けるためのバ
ンパ取付フレームに、回転可能に取り付けられるという
構成により、十分な強度でスペアタイヤを支持すること
ができる。請求項3記載の本発明のスペアタイヤ設置構
造によれば、請求項1又は2記載の構造において、該バ
ンパの車幅方向中間部に凹所が形成されて、該スペアタ
イヤ取付フレームが、該第1の位置で該バンパの一部と
して機能するように構成されることにより、スペアタイ
ヤ取付フレームを通じてバンパの強度や剛性を向上させ
ることができるようになる。
【0039】請求項4記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1又は2記載の構造において、該
バンパが左側バンパ部と右側バンパ部とに二分割され
て、該スペアタイヤ取付フレームが、該第1の位置で上
記の左右のバンパ部の間に位置して該バンパの一部とし
て機能するように構成されることにより、スペアタイヤ
取付フレームを通じてバンパの強度や剛性を向上させる
ことができるようになる他、車両の全長を短縮しうる利
点もある。
【0040】請求項5記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の構造に
おいて、該スペアタイヤ取付フレームを該第1の位置に
保持する保持部材が設けられるという構成により、スペ
アタイヤ取付フレームの姿勢を適正に保つことができ
る。請求項6記載の本発明のスペアタイヤ設置構造によ
れば、請求項1〜5のいずれかに記載の構造において、
該スペアタイヤ取付フレームを該第2の位置に保持する
保持部材が設けられるという構成により、スペアタイヤ
取付フレームの姿勢を適正に保つことができる。
【0041】請求項7記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1〜6のいずれかに記載の構造に
おいて、該スペアタイヤ取付フレームの該第1の位置又
は該第2の位置への旋回時に該第1の位置又は該第2の
位置で該スペアタイヤ取付フレームの旋回を規制するス
トッパが設けられるという構成により、スペアタイヤ取
付フレームを第1の位置又は第2の位置に確実に操作し
うるようになり、スペアタイヤ取付フレーム自体の車体
等との干渉も回避しうる。
【0042】請求項8記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1〜7のいずれかに記載の構造に
おいて、該バンパがリヤバンパであって、該スペアタイ
ヤ取付フレームが該第1の位置にあるときに、該スペア
タイヤ取付フレームに装着された該スペアタイヤが、該
リヤバンパの上方に設けられたリヤガラスの視野を狭め
ないように配設されるという構成により、車両の後方視
界が広く確保される利点がある。
【0043】請求項9記載の本発明のスペアタイヤ設置
構造によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の構造に
おいて、該スペアタイヤ取付フレームを、該第2の位置
から該第1の位置へ向けて付勢する付勢手段が設けられ
るという構成により、重量の大きなスペアタイヤ取付フ
レームを容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造を示す車体後部の模式的な側面図であり、スペアタ
イヤ取付フレームが第1の位置から第2の位置へ旋回し
たところを示している。
【図2】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造を示す車体後部の模式的な側面図であり、スペアタ
イヤ取付フレームが第1の位置にあるところを示してい
る。
【図3】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造を示す車体後部の模式的な斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造の要部構成を示す模式的な斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造の要部構成を示す車体後部の模式的な平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造の要部構成を示す車体後部の模式的な側面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造の要部構成を示す車体後部の模式的な正面図(背面
図)である。
【図8】本発明の一実施形態としてのスペアタイヤ設置
構造の使用例を示す車体後部の模式的な側面図である。
【符号の説明】
1 自動車のボディ 2,3 ボディフレーム 4 リヤバンパ 4L 左側バンパ部 4R 右側バンパ部 5 リヤドア 6 リヤウインドウガラス(リヤガラス) 7 スペアタイヤ 8 スペアタイヤ取付フレーム 9 軸 10,11 基部 12,13 メインアーム部 14 スペアタイヤ装着用凹所 15,16,17,18 結合アーム部 20 固定部 21 固定部材 22 第1ラッチ機構(保持部材) 23 第2ラッチ機構(保持部材) 22A 23A フック 22B,23B ラッチ部材 24,25 ラッチ解除レバー 24A,25B ワイヤ 26 スプリング(付勢手段) 27 ストッパ 28 ストッパブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 寛夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペアタイヤを装着されるスペアタイヤ
    取付フレームをそなえ、 該スペアタイヤ取付フレームが、車両の端部に設けられ
    たバンパを被覆するように起立した第1の位置と、該バ
    ンパの下方へほぼ水平に倒伏した第2の位置とをとりう
    るように、ほぼ水平な軸心線回りに旋回可能に構成され
    ていることを特徴とする、スペアタイヤ設置構造。
  2. 【請求項2】 該スペアタイヤ取付フレームが、該バン
    パを取り付けるためのバンパ取付フレームに、回転可能
    に取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載
    のスペアタイヤ設置構造。
  3. 【請求項3】 該バンパの車幅方向中間部に凹所が形成
    されて、該スペアタイヤ取付フレームが、該第1の位置
    で該バンパの一部として機能するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のスペアタイヤ
    設置構造。
  4. 【請求項4】 該バンパが左側バンパ部と右側バンパ部
    とに二分割されて、該スペアタイヤ取付フレームが、該
    第1の位置で上記の左右のバンパ部の間に位置して該バ
    ンパの一部として機能するように構成されていることを
    特徴とする、請求項1又は2記載のスペアタイヤ設置構
    造。
  5. 【請求項5】 該スペアタイヤ取付フレームを該第1の
    位置に保持する保持部材が設けられていることを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれかに記載のスペアタイヤ設
    置構造。
  6. 【請求項6】 該スペアタイヤ取付フレームを該第2の
    位置に保持する保持部材が設けられていることを特徴と
    する、請求項1〜5のいずれかに記載のスペアタイヤ設
    置構造。
  7. 【請求項7】 該スペアタイヤ取付フレームの該第1の
    位置又は該第2の位置への旋回時に該第1の位置又は該
    第2の位置で該スペアタイヤ取付フレームの旋回を規制
    するストッパが設けられていることを特徴とする、請求
    項1〜6のいずれかに記載のスペアタイヤ設置構造。
  8. 【請求項8】 該バンパがリヤバンパであって、該スペ
    アタイヤ取付フレームが該第1の位置にあるときに、該
    スペアタイヤ取付フレームに装着された該スペアタイヤ
    が、該リヤバンパの上方に設けられたリヤガラスの視野
    を狭めないように配設されていることを特徴とする、請
    求項1〜7のいずれかに記載のスペアタイヤ設置構造。
  9. 【請求項9】 該スペアタイヤ取付フレームを、該第2
    の位置から該第1の位置へ向けて付勢する付勢手段が設
    けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれ
    かに記載のスペアタイヤ設置構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1650115A3 (en) * 2004-10-21 2006-06-21 Ford Global Technologies, LLC Spare wheel carrier for a motor vehicle
JP2009073304A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Hyundai Motor Co Ltd スペアタイヤ着脱装置および方法
CN106741234A (zh) * 2016-12-26 2017-05-31 荣成康派斯新能源车辆有限公司 一种房车备用轮胎架
CN114715297A (zh) * 2022-05-13 2022-07-08 浙江戴德隆翠汽车有限公司 一种拖挂房车备胎架及房车

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