JPH09271350A - 甘味料塩 - Google Patents
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Abstract
により製造方法が限定されることなしに、その甘味料塩
が得られるより一般的で簡単な方法。 【解決手段】アスパラギン酸に由来する甘味料及びアス
パラギン酸に由来しない強化甘味料に相当する有機酸甘
味料の誘導体からなる甘味料塩を液体媒体中で製造する
方法。 (a)アスパラギン酸由来の甘味料の成分(i)の添加 (b)アスパラギン酸に由来しない増量甘味料に相当す
る有機酸甘味料の成分(ii)の添加 (c)強酸の成分(iii )の添加 (d)場合によっては、撹拌をしながら、少なくとも1
分間反応して甘味料塩を生成するためにその系に存在す
ることが出来る成分の添加 (e)反応混合物からの甘味料塩の単離
Description
から成る甘味料塩を製造する方法に関する。特にアスパ
ラギン酸由来の甘味料及びアスパラギン酸に由来しない
強化甘味料に相当する有機酸甘味料から出発する二つの
甘味料成分から成る甘味料塩を液体媒体中で製造する方
法に関する。特に、本発明はアスパルテーム及びアセス
ルファミン酸から成る甘味料塩の新規な結晶改良と同様
に良好な熱安定性を示し、含水量が低い新規な甘味料塩
に関する。付け加えて、この甘味料塩の食料品の成分、
菓子、甘菓子、チューインガム等への適用にも関する。
更に、その様な甘味料塩の製造法にも関する。
ば、アスパラギン酸由来のアスパルテーム甘味料(α−
L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
ル;以降、“APM”と略記する)と糖酸(3−オキソ
−2,3−ジハイドロ−1,2−ベンジイソチアゾール
−1,1−ジオキシド)とからなる塩の製造方法が記載
されている。この出願には、アセスルファミン酸とグリ
シジック酸を出発原料として記載している。この特許に
よれば有機酸甘味料の誘導体(実際は、糖酸の場合しか
実施されていない)として、その酸に等量のアスパルテ
ームを加え、その混合物の溶液が出来るまで、40〜5
0℃で加温した後で、その有機酸甘味料はメタノールに
溶解する。その溶液は回転式蒸発器で、固体が生成する
迄、又は設定濃度になるまで蒸発させ、場合によって
は、メタノールに混和する有機溶媒の添加により、生成
した塩を、不溶性生成物、又はその有機溶媒中に、又は
得られる溶媒系中で回収することが出来る。この製造法
の主な欠点は、有機酸を使用することである。結果とし
て、他の有機酸、即ち、糖酸以外の有機酸は通常は不安
定であり、塩が得られにくいため、この方法は糖酸塩の
製造に限定される。本発明者等は、ES−A−8604
766の製造方法で、糖酸塩と同様にして、糖酸以外の
有機酸甘味料の塩を製造すると良い結果が得られないこ
とを確認した。現在迄に、その様な塩を製造する適切な
方法が知られていない。付け加えて、本出願の実施例で
説明するが、発明者等はES−A−8604766の製
造法により得られる塩は、比較的高い含水量を有し、熱
安定性が劣っていたことを明らかにした。このことは、
ES−A−8604766の製造法によりアスパルテー
ムとアセスルファミン酸の塩を製造する場合に顕著であ
る。
いる。これらの多くはアスパラギン酸に由来している。
例えば、アスパルテーム(α−L−アスパルチル−L−
フェニルアラニンメチルエステル;以降、“APM”と
略記する)は、現在最も重要な強化甘味料の一つであ
る。APMの甘味度は砂糖の約200倍である。アスパ
ラギン酸由来の他の甘味料の例は、APMの他のアルキ
ルエステル化合物、L−アスパルチル−D−セリン及び
L−アスパルチル−D−スレオニンのエステル(有吉
等、Bull. Chem. Soc. Jap.,4
7,p.326(1974))、L−アスパルチル−D
−アラニノール及びL−アスパルチル−D−セリノール
のエステル(US−A−3,971,822)、3−L
−α−アスパルチル−D−アラニルアミド−2,2,
4,4−テトラメチルシエタニルアミン(アリテーム;
EP−A−0034876;砂糖の約2000倍の甘味
度)及びその他の甘味料である。
の有機酸由来の種々の他の合成強化糖が知られている。
本出願において、これらの甘味料を有機酸甘味料と記載
する。その例は、以前から知られている甘味料アセスル
フェーム−K(6−メチル−1,2,3−オキサチアジ
ン−4(3K)−1−2,2−ジオキシド;以降、Ac
eKと略記する;砂糖の200倍の甘味度;US−A−
3,689,486)、サッカリン−Na(2,3−ジ
ハイドロ−3−オキソベンジイソスルフォナゾールN
a;砂糖の300倍の甘味度)及びシクラメート(シク
ロヘキサスルファメート;砂糖の30倍の甘味度)であ
る。特に、それらの酸のNa,Ca及びK塩は好ましい
甘味性を有することが実証された。これらの甘味料もま
た、アスパルテームと同様に、ソフトドリンク、ダイエ
ット食品、チューインガム、菓子及び甘菓子の様な食料
品の甘味剤として大量に使用されている。それらの有機
酸甘味料は、それらが不安定であり、好適な呈味性を有
しないために、甘味料としては好ましくない。さらに、
有機酸甘味料は僅かしか水に溶解しない。強化甘味料の
使用の可能性は、その様な甘味料を含有する製品の製造
及び/又は貯蔵の間に化学的不安定性及び/又は熱的不
安定性の結果により、制限されたものとなる。例えば、
甘味料の熱的安定性は菓子製品に使用する甘味料の選択
に対する判断材料となる。例えば、アスパルテーム又は
その誘導体をその様な用途に使用する場合は、比較的熱
に対して不安定であることにより限定されてしまう。こ
のことは、US−A−4,439,460の第1欄30
行に、アスパルテーム塩は一般的に熱安定性が十分でな
いという欠点を有していることが認知されている。その
後で、アスパルテームの硫酸塩及び有機硫酸塩のみが十
分な熱的安定性を有していると結論付けられている。
の強化甘味料成分は、大きな溶解速度等の長所と同様
に、固体でも溶解させても、酸では知覚される苦みがな
く相乗的な甘味性を有しているが、適用が限定されてお
り、熱安定性で制限されているために、その様な塩は現
在のところ実際的な使用は見出だすのは困難であったこ
とが記載されている。
酸由来の甘味料とアスパラギン酸由来ではない強化甘味
料に相当する有機酸から構成された二つの甘味料成分か
ら成る甘味料塩であり、熱的に安定な形で含水量が低
く、前述の欠点、特に有機酸の原因により製造方法が限
定されることなしに、その甘味料塩が得られるより一般
的で簡単な方法が求められていた。
料成分から成る甘味料塩が、アスパラギン酸に由来する
甘味料及びアスパラギン酸に由来しない強化甘味料に相
当する有機酸甘味料の誘導体を液体媒体に以下の工程
で、(但し、(a),(b)及び(c)はどの様な順番
でもよい)非常に好ましい方法で、熱的に安定な形で、
しかも含水量が低い状態で液体媒体中で製造でき、 (a)アスパラギン酸由来の甘味料の成分(i)の添加 (b)アスパラギン酸に由来しない増量甘味料に相当す
る有機酸甘味料の成分(ii)の添加 (c)強酸の成分(iii )の添加, その後、以下の工程を経て、二つの甘味料成分から成る
甘味料塩が製造できることが見出だされた。
少なくとも1分間反応して甘味料塩を生成するためにそ
の系に存在することが出来る成分の添加 (e)反応混合物からの甘味料塩の単離 この様にして、一般的に適用可能で簡単な方法が、出発
原料に使用できる有機酸甘味料の多くが有している不安
定という欠点を有さずに甘味料塩の製造に適用できるよ
うになった。
内で出発原料として使用できるアスパラギン酸由来の甘
味料の何種類かのリストは既に挙げてある。これらの物
質は本出願において、便宜的に成分(i)又は出発原料
(i)として表現される。これらの化合物の中で、アス
パルテーム及びアリテームが呈味性、含水量及び熱安定
性において良好な性質を有している為に出発原料(i)
として使用されることが好ましい。
相当する有機酸甘味料及びその塩の例も既に記載されて
いる。以降、これらの物質は便宜的に成分(ii)又は
出発原料(ii)として表現される。本発明のプロセス
に使用される有機酸甘味料の塩はカリウム塩、ナトリウ
ム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩及び二級又は三級
アミン塩の中から選択されるのが好ましい。好ましい出
発原料は、アセスルファミン酸、糖酸又はシクラミン酸
の有機酸の塩である。
(i)及び出発物質(ii)は乾燥状態は見ため乾燥状
態で使用しなくてもよい。即ち、例えば、2〜6重量%
のAPMスラリー、又は遠心分離又は他の方法で固液分
離により得られる30〜70重量%の含水量のAPM結
晶ケーキの様な、アスパラギン酸由来の甘味料を製造す
る製造法において得られる湿った結晶塊を使用すること
も可能である。また、分散剤を有する懸濁水溶液、例え
ば、市販されているNutraSweetCusrom
Liquid(商標)の様な10〜70重量%のAP
M懸濁水溶液を出発原料として使用することも可能であ
る。
な液体媒体中で実施することができる。当業者にとって
は、使用する反応条件下で、その媒体が出発原料及び得
られ製造物に対して不活性であり、即ち、不可逆的にそ
れらと反応しないことは明らかである。従って、本発明
においての液体媒体は、反応物、即ち、出発原料として
使用される成分(i)及び(ii)及び最終製品や強酸
に対して不活性であり、選択された温度で液体である全
ての溶媒を意味する。製造方法の一つ又はそれ以上の工
程の間に、選択された液体溶媒により、出発物質(i)
及び(ii)及び/又はプロセスの間に生成する所望の
甘味料塩又は無機塩とから構成される固体が液体溶媒中
に存在する場合、本発明の範囲において、スラリーとい
う用語もまた使用する。本発明の製造法においては、多
くの場合でスラリーが存在する。このスラリーは製造法
に対して障害とはならない。工程(d)の後に、反応混
合物中に少なくとも1.0重量%の固形物質が存在して
いても問題ない。従って、通常、その様なスラリーは、
液体溶媒、使用する出発物質及び強酸の全重量の少なく
とも1.0重量%の固形分を有している。しかしなが
ら、さらに高い固体含有量でも良く、系の振動が不可能
にならなければ、例えば、液体溶媒、使用する出発物質
及び強酸の全重量の50または60重量%の固体含有量
を有するスラリーでも構わない。従って、固体含有量の
上限を決めるのは困難である。それは、プロセスの間及
び終了時点での系の撹拌性及び粘度に関する実務上の考
慮により決定される。この決定は当業者により容易に成
し得ることである。系の撹拌性は、例えば、ヘキサエチ
ルセルロース(HEC)の様な分散剤を添加すれば改良
することが場合によっては可能である、選択した液体溶
媒及び反応条件により、本発明の製造法は固体が存在し
ないで溶液中で実施することも可能である。
及び高純度の最終製品を得ることの観点から、場合によ
っては工程(c)の前、少なくとも工程(d)の終了時
には少なくとも1.0重量%の固形物質が存在する様な
条件下で実施することが好ましい。その固体は必ずしも
所望の甘味料塩それ自身である必要はなく、選択した液
体溶媒により、無機塩であってもよい。このことは以下
に詳しく説明する。実施上及び経済的理由から、液体溶
媒は、特に水、炭素数1〜8の低級アルコール弱極性有
機溶媒又は極性有機溶媒、アセトン又はメチルイソブチ
ルケトン(MIBK)の様なケトン、炭素数1〜6のハ
ロゲン化炭化水素、エチル酢酸の様なエステル、メチル
−3級ブチルエ−テル(MTBE)、ジブチルエーテ
ル、ジエチルエーテル及びテトラヒドロフランの様なエ
ーテル、アルカン、例えばペンタン、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、石油エーテルの様な極性有機溶媒及びトルエ
ンやベンゼンの様な芳香族の群から選択され、また、水
混和性溶媒、又は水非混和性溶媒、例えば、メタノール
とメチルエチルケトン(MEK)、MIBK、MTBE
又は水溶性媒体を含む上記の液体溶媒を好ましい比率で
混合した溶媒でも構わない。液体溶媒に実際に水を含ま
れる場合、例えば、液体溶媒の全重量の少なくとも50
%が水である場合、本発明においては、水溶性溶媒と表
現する。液体溶媒には、成分(iii)として強酸を含
有してもよい。
が好ましい。水溶性溶媒の使用は、有機酸甘味料のアル
カリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を使用する場合、所
望の甘味料塩が固体として直接水溶性溶媒から回収する
間に、無機塩はプロセスの最後に水溶性溶媒に残存する
ことから好ましい。本発明のプロセスを水溶性溶媒中で
実施する時には、一般に、スラリーは成分(i)を添加
した後に既に得られ、プロセスの最後に殆どの固形分は
存在し、従って、水溶性溶媒でプロセスを実施する場合
は、通常“スラリー転化プロセス”と呼ばれる。選択さ
れた液体溶媒の様な要因により、全プロセス又はプロセ
スの大部分において、固形分が存在せずに、所望の甘味
料塩が溶液中に残存するような本発明のプロセスをより
一般的な用語において、そのプロセスを“移動塩化プロ
セス”と表現される。本発明の転化は例えばメタノール
又はエタノール中で実施される場合は、プロセス終了時
には無機酸が沈殿し、生成した甘味料塩は一般には溶液
中に残存する。その場合、そのプロセスも“スラリー転
化プロセス”と呼ぶことができる。
工程(e)は固液分離で実施される。工程(d)の終了
時に、甘味料塩がそれ自身、固体として存在する場合
は、固液分離を直接実施するか、場合によっては、液体
溶媒の一部を蒸発させて、反応混合物をある程度濃縮し
てから固液分離を実施し、この蒸発は減圧下で実施する
ことが好ましい。例えば、プロセスをメタノール又はエ
タノール中で実施し、甘味料塩が工程(d)の終了時に
溶液中に存在し、無機塩が固体として存在する場合に
は、最初に無機塩を固液分離により取り除き、濾液を冷
却するか、または別の液体溶媒を濾液に添加して甘味料
塩を晶析し、場合によっては、例えば、スプレードライ
ヤーにより完全に液体溶媒を除去するか、又は沈殿が生
成するまで溶媒の一部を蒸発して濃縮しても構わない。
沈殿した甘味料塩は固液分離により得られる。その得ら
れる甘味料塩は時には乾燥してもよい。従って、全ての
場合、甘味料塩の選択的晶析は実際に実行していると言
える。
機塩の全部又は一部の除去は、本発明の製造法に対して
必要でない。溶媒中での生成した甘味料塩および無機塩
の両方の溶解度が20〜40℃でも比較的高い様な液体
溶媒を選択することにより、得られる反応混合物は最も
便宜的に例えばスプレードライヤープロセスに直接使用
することができる。生成する甘味料塩及び無機塩の比較
的高い溶解度は、例えば、メタノール又はエタノールの
含有量を例えば60〜95容量%と高い水/メタノール
又はエタノールの混合溶媒を使用すれば達成することが
可能である。当業者は、スプレードライヤープロセスが
無機塩を除去することなく好ましく実施できる条件を容
易に決定することができる。
る甘味料塩は最良の性質、特に低い含水量及び良好な熱
安定性を有する為に、水溶性溶媒が液体溶媒として好ま
しい。水の中では固液分離に好適である大きな結晶が得
られ為に、最適な水溶性溶媒は水である。以下に説明す
る様に、液体溶媒として水を使用して、本発明のプロセ
スを実施する場合、特に、アスパルテームとアセスルフ
ァミン酸との甘味料塩は新規で非常に好ましい結晶形状
で得られる。付け加えて、微量の液体が残ることとは別
に、最終生成物中に有機溶媒が残らないという理由で、
水は液体溶媒として特に好適である。有機酸のアミン塩
又はアンモニウム塩を出発物質として使用される場合、
本発明のプロセスは水溶性溶媒でも、より有機性を有す
る溶媒中でも実施できる。
分(ii)の濃度は広い範囲で適用可能である。固体物
質が系に存在する場合、例えば、10重量%以上存在す
る場合でも、製造コストの理由から、高濃度の成分
(i)及び成分(ii)を使用することが好ましいのは
明白であり、30〜50重量%がより好ましく、さらに
高濃度、例えば、60重量%でもよい。さらに、可能な
最高濃度は、いわゆる“スラリー転化プロセス”でも選
択された液体溶媒及び温度でプロセスの全体または大部
分が溶液中で実施される場合でも好ましい。
及び(ii)の比は、広範囲に変化することができる。
一般的には、出発物質(i)及び(ii)の比は0.
2:1〜5:1の範囲で選択することができ、0.5:
1〜2:1の範囲が好ましい。当該範囲で、出発物質
(i)及び(ii)、強酸、液体溶媒及びその他のプロ
セス条件を好適に選択することにより、アスパラギン酸
由来の甘味料及び有機酸甘味料が1:1の構成からなる
実際に純粋な甘味料塩を固体の形で最終的に得ることが
可能であることが実証された。a)出発物質であり、過
剰に存在し、プロセスの最後に残存する成分(i)又は
成分(ii)が溶液中に存在し、甘味料塩が沈殿として
存在するか、又はb)甘味料塩が溶液中に残存し、成分
(i)及び(ii)が固体として存在する様に液体溶媒
を選択すると、出発物質(i)及び(ii)の比が1:
1からずれたにも拘らず、依然として1:1の甘味料塩
は主として得られる。a)の場合は、水溶性環境下で実
施され、b)の場合はメタノール又はエタノール中で実
施される。
実際に得られる生成物が所望の甘味料塩の乾燥重量の少
なくとも90重量%、好ましくは95重量%から成る様
に選択される。無機塩は、甘味料塩に対して約15重量
%まで存在しても何等影響しないことは注目すべきこと
である。
により、出発物質(i)及び(ii)の比は1:1モル
比が好ましい。当業者は、以下に説明する様に、強酸の
量と同様に成分(i)及び(ii)の使用量及び比を好
ましく選択することにより、特別な味及び安定性を創出
させるために、成分(i)又は(ii)を固体として残
す様にして、甘味料塩をプロセスの終了時に好ましい生
成物として残存している固体として得ることを慎重に任
意に目指すことが可能である。
とする試みを通して達成される効果は、一番好ましい比
較ではあるが、種々の甘味料をある量で混ぜ合わせるこ
とにより得られる効果とは同じではない。強化甘味料の
組み合わせ、例えば、甘味度の相乗効果に結び付くかも
しれない組み合わせ、又は味を改良するか、苦い後味又
は他の好ましくない現象を取り除くために他の成分を組
み合わせることは実際に実施されている。その様な甘味
料の混合は、個々の成分を混合することにより一般的に
実施される。その様な甘味料の混合の主な欠点は、固体
の形で不均一化が起こることである。
部が例えば撹拌又は振動により、存在する種々の成分の
比較的均一な分布が達成され、場所により強酸が高過ぎ
て好ましくない濃度にならない様に防止できるようにす
ることを意味する。この強酸が高濃度になると加水分解
の様な好ましくない副反応を引き起こすかもしれない。
しかしながら、非常に強い撹拌は必要なく、その撹拌強
度は反応の間に存在するスラリーの厚さ及び撹拌性によ
り決定される。一般には、弱い撹拌のみ必要であり、移
動塩化プロセスの間に晶析が起こっており、特に、水溶
性溶媒中で進行する反応が撹拌の無い方が進行し易い場
合は撹拌の無くても良い結果がむしろ得られる。特に、
強酸を序々に加える場合は、撹拌の必要がないか、また
は殆どない。さらに、スラリーが存在する場合、一般的
に、強酸を急激に添加するとスラリーが厚くなり、この
ことがスラリーの撹拌を困難にする。
的速く進行する。原則的に、この速度では、成分が室温
でも工程(d)で反応し、プロセスが“スラリー転化反
応”として進行する場合、少なくとも1分間で全転化が
終了する。
い強酸とは、一般的に、アスパラギン酸由来の甘味料の
pKaよりも低いpKaを有する有機酸又は無機酸であ
る。しかしながら、この強酸は塩酸、硫酸又は燐酸の群
から選択されるのが好ましい。工程(c)で使用される
強酸、成分(iii)は、希薄濃度から濃厚濃度の溶液の形
で、本発明で使用され得る様な液体溶媒に適用すること
ができる。特に、プロセスで使用される液体溶媒と同じ
溶媒中の溶液として使用される。塩酸を強酸として使用
される場合、工程(c)での添加は、ガス状塩化水素ガ
スを導入しても可能である。
し、さらに工程(d)に、好ましくはゆっくりと添加す
る。
場合によっては、強酸の一部は、液体溶媒中に既に存在
している強酸の量及び好ましくは強酸の添加がゆっくり
している工程(d)に使用される強酸の量は、広い範囲
内で特に限定されるものではないが、一般的には、成分
(i)のH+当量で少なくとも25%である。使用され
る強酸の全量がアスパラギン酸由来の甘味料のH+当量
よりも少ない場合は、その甘味料の所望の甘味料塩への
100%の転化が不可能であり、その甘味料の一部が、
生成する甘味料塩の他に固体として最終生成物中に残存
する。
100%を超えても別に構わない。過剰な強酸は一般的
に溶液中に存在する。しかしながら、強酸の量は、加水
分解の様な副反応が起こるようなpHまで落ちない様な
量に抑えなければならない。使用される強酸の全量がア
スパラギン酸由来の甘味料に相当するH+当量よりも大
きい場合は、強酸の不必要の消費し、中和しなければな
らない理由により更に工程が必要となり、経済的観点か
ら受入れ難い。例えば、アスパルテームとアセスルファ
ミン酸との塩(即ちAceK)の製造において、APM
に対して過剰のアセスルファミン酸を使用する場合に、
得られる固体生成物中に残存しているAceKの存在が
味覚の面で好ましくないと思われる時には、少なくとも
使用するAceK量に相当する量の強酸を使用すること
を勧める。既に説明した様に、このことは、選択した溶
媒により左右される。
する順序はどの順番でも構わない。液体溶媒に添加する
順番をどのようにしても得られる生成物には何等実質的
な効果はない。しかしながら、三つの成分の内一つの成
分、好ましくは強酸を、他の二成分を液体溶媒に添加し
た後にその二つの成分に添加することが好ましい。場合
によっては、例えば、アスパルテーム−アセスルファミ
ン酸塩の製造において、アスパルテームと強酸を同時に
添加するか、又はアセスルファーム−Kと強酸とを同時
に添加する様に、三成分の内、二つの成分を同時に液体
溶媒に添加してもよい。後者のアセスルファーム−Kと
強酸とを同時に添加する場合、別々でも、混合物として
でも添加することが可能である。系内に存在していない
成分の添加は序々に行うのが好ましい。
(c)又は(d)の一つ以上の工程において、一つ以上
の成分を序々に添加すること、特に、強酸を序々に添加
することとは、系の濃度及び添加する全量に応じて、場
所により高濃度、特に強酸が場所により高濃度にならな
い様に、この成分を系に連続的または少量づつ5分間か
ら2時間の間にゆっくりと添加することを意味する。こ
の添加は当業者により簡単に最適化される。
いては、成分(i)と成分(iii)は別々には添加せず、
アスパラギン酸由来の甘味料及び強酸、例えばAPM塩
酸塩を添加する。この添加は、その塩の溶解度以上に添
加することが好ましい。その後、成分(ii)を添加し、
系内に存在する成分が少なくとも1分間反応し、所望の
甘味料塩を生成させる。逆に、最初に成分(ii)を添加
してから、アスパラギン酸由来の甘味料塩に強酸を添加
することも可能である。この特に好ましい実施方法を水
溶液中で実施する場合、APM塩の濃度が少なくとも
3.5重量%以上、好ましくは、それよりも高濃度、例
えば、10重量%以上、さらに高濃度、30重量%以
上、例えば50重量%である“スラリー転化プロセス”
の採用が好ましい。
るプロセスは、水溶性中で実施する場合に関しては、明
細書及び特に好ましい実施態様において、本発明に類似
しているが、この特許の明細書によれば、水溶性中で実
施されるプロセスは、すべての反応物が溶液中に存在す
るために、最高2.5重量%までの低濃度で実施しなけ
ればならない。さらに、溶媒を除去するために、最終生
成物は所望の甘味料塩を90%以下しか含有せず、経済
的に魅力がない。従って、このプロセスは好適ではな
い。
(b)に使用される有機酸甘味料の塩が、有機酸甘味料
と塩基とを反応させて製造される。好適な塩基は、一
級、二級及び三級アミンやアンモニアと同様にアンモニ
ウム水酸化物及び/又はアルカリ金属水酸化物、アルカ
リ土類金属水酸化物である。
又は撹拌が可能であれば、−20〜90℃の範囲であれ
ば何度で実施しても構わない。水溶液中では、温度が低
過ぎると氷結の恐れがあり、温度が高過ぎると、出発物
質及び生成物の分解、例えばエステルの加水分解が重大
な程度で起こる恐れがある。プロセスを全て室温で実施
すれば、熱安定性が良く、含水量が低い固体生成物が得
られると言う良い結果が得られる。しかしながら、水溶
性溶媒中で反応を実施する場合、非常に良い濾過性及び
良好な取扱い性を有する甘味料塩が最終的に得られるた
め、工程(d)を高温、特に、40〜70℃で実施した
後、0〜20℃の温度迄徐々に冷却するのが好ましい。
得られる甘味料塩を濾過の後、公知の方法により、洗浄
して乾燥することが可能である。その後で、さらに再結
晶及び/又は洗浄することも可能である。液体溶媒の選
択により、無機塩の分離が必要でなく、甘味料塩の乾燥
で非常に好ましい方法はスプレードライングである。本
発明は、アスパラギン酸由来の甘味料及びアスパラギン
酸由来ではない強化甘味料の二つの甘味料成分から成
り、耐熱性が120℃で60分間での劣化率が0.5%
以下であるか又は70℃で70時間での劣化率0.5%
以下であり、含水率が0.5重量%未満であり、特に
0.25重量%未満である良好な特徴を有する新規な甘
味料塩にも関する。その様な甘味料塩は、本発明のプロ
セスを液体溶媒としての水の中で実施する場合に得られ
る。驚くことに、水から得られるその様な甘味料塩は、
他の甘味料と比較して良好な耐熱性を示し、含水率が
0.5重量%未満、特に0.2重量%未満、さらに0.
15重量%未満である甘味料塩が簡単に得られることが
明らかとなった。従って、良好な耐熱性とは、得られた
生成物が120℃で1時間加熱した場合又は70℃で7
0時間加熱した場合の劣化率が0.5%以上を示さない
ことを意味している。140℃で1時間加熱した時に起
こる分解が0.5重量%を超えない場合、耐熱性が非常
に良好であるということになる。
少させると、熱安定性が良くなることを見出だしてい
る。この様な甘味料塩を菓子製品に適用すると好適であ
る。
ァミン酸との甘味料塩の新規な結晶形にも関する。この
新規な結晶形のX線回折パターンを図1に示す。付け加
えて、その回折ピークの強度比は、他の結晶形が含有し
ていなくても変化する。比較をのために、図2はES−
A−8604766のプロセスを適用して得られた甘味
料塩のX線回折パターンを示す。この比較は、本明細書
の実施例において詳細に説明する。新規な結晶形のX線
回折パターンは、D値が11.8オングストローム、
6.04オングストローム及び5.02オングストロー
ムである場所に特徴的なX線回折ピークが存在し、1
3.5オングストローム及び6.76オングストローム
付近には、X線回折ピークが存在しない(Cu−Kα線
を使用するX線回折により測定)ことを特徴とする。
が2θ値で容易に読み取ることが可能である。D値はブ
ラッグ式を基にして以下の式により2θ値から簡単に導
き出せる。
線) 以下のD値と2θ値の換算表から、図1及び図2におい
て、それぞれのD値に対応するX線回折ピークが存在す
るかどうか明らかとなる。
環境内でこのプロセスを実施すると、良い耐熱性、高純
度及び含水率が低い甘味料塩は新規である。この良い耐
熱性、高純度及び含水率が低いことは、得られる生成物
を広範に使用することに関し、重要でありまた予期し得
ない利点であることが立証される。
ギン酸に由来しない甘味料に相当する有機酸甘味料から
成る数種類の甘味料塩に対して、本発明は非常に可能性
の高い用途を提供する。従って、本発明は、本発明によ
り製造される甘味料塩を、食品材料、菓子製品、甘菓子
及びチューインガム等に使用することにも関し、特にア
スパルテームとアセスルファミン酸との甘味料塩の新規
な結晶形をその様な用途に使用することに関する。所望
なら、その甘味料塩を製造した形、他の成分との混合
物、又は甘味の発生効率を上げる為に、親水性被覆を施
して使用してもよい。
えば、30〜35%の水を添加後、湿式顆粒化により顆
粒ができる。それらの甘味料塩は、圧縮により錠剤にす
ることに非常に適しており、例えば、甘味料塩と錠剤の
他の成分と、又は、スプレードライングにより得られる
乳糖との甘味料塩と錠剤の他の成分とを直接圧縮して錠
剤を得ることができる。
かの利点を有している。甘味成分同士が非常に溶け合う
という利点と同様に、得られる乾燥生成物の残存含水量
が少ないために、特に、生成する無機塩を甘味料塩の回
収の前に除去する場合、個々の甘味成分の混合物より
も、又は個々の甘味成分よりも非常に高い甘味度を有す
る生成物が得られる。この点において、本発明による甘
味料塩は甘味力に貢献しないか、殆ど貢献しないアルカ
リ金属及びアルカリ土類金属を含有していないことも重
要である。また、吸湿性の為、通常の方法では、その様
に低い含水率では、個々の甘味料成分を得ることは非常
に困難であることも注目される。例えば、サッカリンの
Na塩は15%迄の水分を有し、シクラメートのCa塩
は9%迄の水分を有する。本発明の製造法で得られる甘
味料塩は吸湿性でない。従って、過剰の無機塩が存在し
ないなら、本発明の甘味料塩1g当りの甘味度は高く、
例えば個々の甘味料を混ぜて製造される生成物の等量に
対して10〜15%甘味度が高くなる。乾燥状態では、
その甘味料塩は70〜80℃の温度、それ以上の、例え
ば、パンを焼く用途に重要な110〜140℃の温度で
耐熱性がよく、甘味度の高い維持率で表現される安定性
はアスパラギン酸由来の甘味料、例えばAPMの耐熱性
よりも優れている。その甘味料塩の溶液中での甘味の質
は、例えばAPMの様な、100%アスパラギン酸由来
の甘味料の甘味溶液の甘味の質よりもバランスが取れて
おり、溶解速度が速いという利点は種々の用途、水及び
緩衝溶液でも発揮される。この効果は、甘味料塩の粒子
分布を選択することにより、溶解速度を変化させること
により、より顕著になる。さらに、甘味感覚における変
動はサンプルの任意採取において測定されるために、そ
の甘味料塩の固体としての使用は、成分を1:1で混合
して使用する場合と比較すると、個々の粒子が同じ甘味
を与え、構成成分の分離が起こらない。このことは、チ
ューインガム、甘菓子及び混合粉の様な物に使用する場
合に重要である。
て使用されている有機酸の塩、例えばカリウム塩の密度
よりも通常は低いアスパラギン酸由来の甘味料塩の密度
と見た目は同じなので、過剰のアスパラギン酸由来の甘
味料が残存固体生成物中に存在しても、その固体生成物
中での分離は多くならない。さらに、この分離の影響
は、粒径分布を選択することにより軽減することができ
る。甘味料塩は通常、特に混合粉体への使用に適してい
る。
造する粒子分布を決定して、疎水性被覆により、水の甘
味料への拡散を遅くすることにより非常に好ましい様に
することが可能である。その様な被覆の例は、植物性又
は動物性の可食性脂肪、モノ、ジ及びトリグリセリド、
脂肪酸及びそれらのハロゲン化物誘導体、リポ蛋白は、
蜜ロウ、パラフィン又はポリエチレンロウの様な自然の
ロウ及び合成ロウと同様に使用可能である。
さらに説明するが、本発明はこれらの実施例により何等
制限されるものでない。
下の技術を使用した。
いわゆる逆相カラムを使用する高圧液体クロマトグラフ
ィーにより定量した。4%テトラブチルアンモニウムの
pH=4の緩衝水溶液中で0.002モルの甘味料塩を
調製し、溶出液として80容量/20容量の水−アセト
ニトリル混合液を使用した。APM含有量は210nm
での分光光度法で定量し、サッカリン塩又はアセスルフ
ァミン酸塩は227nmの分光光度法で定量した。この
方法の精度は±2%である。
00MHz:Bruker社製)を使用して、更なる物
性分析を目的として記録した。
ィッシャー水分分析により定量した。 c. 溶解速度は、0.1重量%の生成物を23℃で1
リットルのpH=5のメルク滴定緩衝液に連続的に撹拌
しながら滴下したときに溶解曲線を通して得られた。
に熱制御された炉に設置された皿に或る一定時間保持
し、例えばAPM塩の場合は、ジケトピペラジン(DK
P)及びアスパルチル−フェニルアラニン(AP)の様
な考えられる分解生成物の濃度を最初と最後に測定して
実施した。
(回折角:2θ=5〜30°,速度=0.05°/分、
測定頻度:1秒/ポイント)で、フィリップスX線発生
器(型式:PW1730)を設置し、Bragg−Br
enntano幾何を使用するフィリップス社製ゴニオ
メーターを使用して記録した。回折線中でのグラファイ
トモノクロメーターを有するCu−Kα放射線源(Ni
フィルター、40kV−50mA,LFF)を使用し、
みぞ間及び分散が1°、受像みぞが0.2mmであっ
た。D値はブラッグの原理に基づく以下の式から容易に
導くことが可能である。
α線)) Dが10オングストロームを超えると、D値の精度が
0.1オングストロームであることに注意すべきであ
る。10オングストローム未満のD値の精度は、0.0
1オングストロームである。
る。
cH及びCycHとの塩の製造を示す。
0モル、3.0重量%の水を含有)及び21.0gのS
acNa(0.10モル)を撹拌機付の500ミリリッ
トルのビーカーに順番に供給してスラリーが得られた。
2分間で、10gの37%塩酸水溶液を上記スラリーに
添加し、暫くの間撹拌した。最初は、透明な溶液が得ら
れた。撹拌を30分間続けると、嵩の大きな白い沈殿が
生成した。ブフナー濾過器を使用してその沈殿を濾別
し、5℃の少量の冷水で洗浄し、40℃で真空炉で1晩
乾燥した。40.1gの白い生成物が得られ、APMと
SacHとの1:1塩の 1H−NMRのパターンと一致
した。含水量は0.03%であり、APM及びサッカリ
ン酸塩は各々60%及び39%であった(理論値は62
%及び37%)。得られた生成物の量は0.084モル
であり、84%の収率を意味する。X線回折により、比
較例1、比較例2及び実施例15の生成物と同じX線パ
ターンとなった。
ル、3.0重量%の水を含有)、21.0gのCycN
a(0.10モル)及び10gの37%塩酸水溶液(2
分間)を200ミリリットルに連続的に添加してから3
0分間撹拌した。0℃まで冷却するだけで、かさ張った
スラリーが得られた。このスラリーを0℃で濾過し、得
られた沈殿を少量の氷水で洗浄し、40℃で真空炉で1
晩乾燥した。25.0gの乾燥生成物(含水量=0.1
6%)が得られ、APMとCycHとの1:1塩の 1H
−NMRのパターンとは一致した。得られた生成物の量
は53%の収率に相当する。この低い値は、その甘味料
塩の高い溶解度と関連している。
gのAPM(0.10モル及び21.0gのAceK
(0.10モル)を撹拌機付の500ミリリットルのビ
ーカーに室温で順番に供給してスラリーが得られた。2
分間で、10gの37%塩酸水溶液を上記スラリーに添
加し、暫くの間撹拌した。最初は、透明な溶液が得られ
た。撹拌を30分間続けると、嵩の大きな白い沈殿が生
成した。ブフナー濾過器を使用してその沈殿を濾別し、
5℃の少量の冷水で洗浄し、40℃で真空炉で1晩乾燥
した。40.2gの白い生成物が得られ、APMとAc
eKとの1:1塩の 1H−NMRのパターンと一致し
た。含水量は0.11%であり、APM及びアセスルフ
ァミン酸塩は各々62%及び35%であった(理論値は
64%及び36%)。得られた生成物の量は0.088
モルであり、88%の収率を意味する。
どの場合でも見た目は同じ結果が得られた。
湿結晶を遠心分離して得られる65%の含水量を有する
いわゆる湿ケーキを使用しても同じ結果となった。
に実施した。
は同じ結果が得られた。
し、10分間で添加し、スラリーを濾過、洗浄及び乾燥
する前に10分間撹拌して、実施例3と同様に実施し
た。その撹拌の間、スラリーは常に存在していた。3
8.9gの白い結晶性生成物が得られ(0.085モ
ル)、1:1塩の 1H−NMRパターンと一致した。収
率は85%であった。純度は98%以上で含水量は0.
10%であった。
添加する場合、少々高い温度で、反応終了時の固体含有
量が約40%で実施した。使用量は、50gの水、37
%の塩酸10g、21.0gのAceKおよび30.4
gのAPMであった。室温、5分間で、2gを五回AP
Mを添加し、混合物の温度が除々に50℃になるまで上
昇する間に、APMの全量が添加するまで2gづつ15
分間に添加した。その後、30分間撹拌をしてから30
分間室温迄冷却し、通常の精製処理をして、43gの所
望の1:1塩(純度:97%、含水量:0.07%)が
得られた。
メタノールを使用すること以外は、実施例3と同様に実
施した。30分間撹拌した透明溶液において、37%塩
酸水溶液した後、白いKClの沈殿が生成した。この沈
殿を濾過してから、母液を回転蒸発器を使用し、むるま
湯中で蒸発して乾燥し、40℃で真空炉で1晩乾燥し
た。45.2gの白い固体が得られ、APMとアセスル
ファミン酸との1:1塩であることが 1H−NMRによ
り同定された(収率=99%)。含水量は2.5%であ
り、APM及びアセスルファミン酸塩は各々62%及び
33%であった(理論値は64%及び36%)。
同じに実施した。この実施例において、40℃で真空炉
で1晩乾燥すると53.3gの含水量が0.5%である
白い固体が得られた。APM及びアセスルファミン酸塩
は各々54%及び31%であった(理論値は55%及び
31%)。
7.0g(0.10モル)を80/20(容量比)のM
IBK/メタノール混合溶媒500ミリリットルに室温
で溶解した。その後、スラリーを得るために30.4g
のAPMを添加し、40%HClのメタノール溶液の
9.5g(0.10モル)を2分間で添加した。その
後、存在するスラリー系を1時間撹拌した。得られた固
体生成物は濾過により分離し、MTBEにより洗浄し、
40℃で真空乾燥して35.8gのAPMとサッカリン
酸塩との1:1塩(収率=75%)が得られ、純度は9
5%を超えたいた。 1H−NMRにより、トリ−(n−
ブチル)アンモニウム塩又は溶媒が残存していないこと
が判明した。含水量は0.27%であった。
%HClのメタノール溶液の0.65g(7ミリモル)
及び1.65gのSacK(7ミリモル)を100ミリ
リットルのエタノールに連続的に添加し、スラリーが生
成した。このスラリーを1時間撹拌して、沈殿として生
成したKCl及び他の成分が溶液に移動した。固体のK
Clを濾別してから、母液を回転蒸発器を使用して完全
に蒸発させ、残った固体物質を一晩40℃で真空炉で乾
燥した。残存した固体物質の3.20g(6.21ミリ
モル;収率=88%)は 1H−NMRによりアリテーム
とサッカリンの1:1塩であることが特定された。
05gのAceK(5ミリモル)及び40%HClのメ
タノール溶液の0.48g(5ミリモル:2分間)を5
0ミリリットルのエタノールに連続的に添加し、スラリ
ーが生成した。このスラリーを1時間撹拌して、沈殿と
して生成したKCl及び他の成分が溶液に移動した。固
体のKClを濾別してから、母液を回転蒸発器を使用し
て完全に蒸発させ、残った固体物質を一晩40℃で真空
炉で乾燥した。残存した固体物質の2.30g(4.6
5ミリモル;収率=93%)は 1H−NMRによりアリ
テームとアセスルファミン酸の1:1塩であることが特
定された。
を2リットルの水に連続的に添加し、得られたスラリー
の温度を50℃に調整し、370gの20%塩酸水溶液
をスラリーを撹拌しながら20分間で添加した。最初は
むしろかさ張っていたスラリーは、後ではかさ張らなく
なった。HCl添加の最後に、得られたスラリーは、0
℃の冷媒を使用する間接冷却により約30分間で10℃
にまで冷却し、濾過した。得られた結晶性塊を再少量の
氷水で洗浄し、真空下、40℃で乾燥した。この様にし
て、全量820gの白い生成物(収率=90%)が得ら
れ、 1H−NMRによれば、完全にAPMとアセスルフ
ァミン酸の1:1塩で構成されており、純度が99%を
超えた。含水量は0.12%であった。生成物は図1で
示される様なX線回折パターンにより特徴付けられた。
APM−アセスルファミン酸塩の結晶形は新規であり、
図2で示される比較例3及び比較例4で得られた生成物
のX線回折パターンとは非常に異なっている。実施例3
でえられた様な生成物は、D値で約11.8オングスト
ローム、6.04オングストローム及び5.02オング
ストロームにX線ピークが存在し、13.5オングスト
ローム及び6.76オングストロームにX線ピークが存
在しない図1のX線回折パターンを示す結晶形を有す
る。
0.1モル)を200ミリリットルの水に連続的に添加
し、得られたスラリーの温度を60℃に上げて、19g
の20%塩酸水溶液(0.1モル)を撹拌しながら30
分間で添加した。最初はむしろかさ張っていたスラリー
は、後では稀薄になった。HCl添加の最後に、得られ
たスラリーは、0℃の冷媒を使用する間接冷却により約
30分間で10℃にまで冷却し、濾過した。得られた結
晶性塊を再少量の氷水で洗浄し、真空下、50℃で乾燥
した。この様にして、全量39.1gの白い結晶性生成
物(収率=82%、含水量=0.04%)が得られ、 1
H−NMRによれば、完全にAPMとアセスルファミン
酸の1:1塩で構成されており、純度が98%を超え
た。含水量は0.05%であった。生成物をX線回折で
したが、比較例1及び比較例2で得られた生成物と違わ
なかった。
ゆっくりと添加すること以外は実施例6と同様に実施し
た。濾過性のよいスラリーが得られ、上述の処理によ
り、38.0gの白い結晶性生成物(収率=83%が得
られ、 1H−NMRによれば、明らかにAPMとアセス
ルファミン酸の1:1塩であった。含水量は0.04%
であった。APM含有量とアセスルファミン酸塩含有量
は各々63%と35%であった(理論値:64%及び3
6%)。X線回折は、生成物が、D値で約11.8オン
グストローム、6.04オングストローム及び5.02
オングストロームにX線ピークが存在し、13.5オン
グストローム及び6.76オングストロームにX線ピー
クが存在しないことを示した。
の水、15.2gのAPM(0.05モル)及び21.
0gのAceK(0.10モル)を室温で順番にビーカ
ーに添加した。この様にして得られたスラリーに、2分
間で5gの37%塩酸水溶液(0.05モル)を添加
し、暫くの間撹拌した。その後、実施例3の様に実験を
進行し、含水量が0.09%である19.0gの白い生
成物(収率=83%)が得られ、 1H−NMRによれ
ば、明らかにAPMとアセスルファミン酸の1:1塩で
あった。過剰のAceKは炉液中に残存した。
ceK(0.05モル)及び10gの37%塩酸水溶液
(0.10モル)と出発原料の量を変えて、実施例3と
同様に実施した。18.3gの白い生成物(収率=80
%)のAPMとアセスルファミン酸の1:1塩が得られ
た。
ス) 34.0gのAPM・HClを室温で200ミリリット
ルの水に添加して、スラリーが生成した。次に、21.
0gのAceKを撹拌しながら、2.1gづつ10回に
分けて10分間添加した。撹拌をその後、1時間続け
た。得られた固体生成物の濾過、洗浄及び乾燥後、3
8.4gの白い生成物(収率=84%)のAPMとアセ
スルファミン酸の1:1塩が得られ( 1H−NMR;純
度>98%)、含水量は0.15%であった。
3と同様に実施した。この実施例においては、撹拌の間
はずっとスラリーが存在していた。濾過及び通例の処理
をした後、 1H−NMRによれば、APMがアセスルフ
ァミン酸塩の2倍存在している76.3gの固体物質が
得られた。
SacH及びAPMを使用して、ES−A−86047
66の実施例1及び実施例2(各々比較例1及び比較例
2)を実施し、この特許には記載されていないが、Ac
eKをメタノール中でHClで精製し、生成したKCl
を濾別し、回転蒸発器を使用して濾液を蒸発して得られ
たAceKを使用して比較例3及び比較例4を実施し
た。
ットルのメタノールに添加し、15.2gのAPM(5
センチモル)を添加すると、スラリーが生成し、このス
ラリーを透明にするには、記載している様な40〜41
℃よりはむしろ45℃に加熱しなければならない。35
分間、36〜37℃で回転蒸発をすると24.3gの白
い物質が得られ、 1H−NMRによれば、APMとSa
cHの1:1塩であることが確認された。融解温度は2
03℃であった。得られた生成物の量はおおまかに5セ
ンチモルであり、この値は収率が100%であることを
意味する。生成物のX線回折によれば、X線回折パター
ンは、例えば実施例1及び実施例15で得られた生成物
のX線回折パターンと同じであった。
450ミリリットルのメタノールに添加し、30.4g
のAPM(10センチモル)を添加し、50ミリリット
ルのメタノールで洗浄し、白いスラリーが得られ、この
スラリーを45℃で6分間加熱すると透明な溶液が得ら
れた。この溶液を6分間で26℃迄冷却し、40分間、
36℃で回転蒸発した。38.6gの白い物質が得ら
れ、 1H−NMRによれば、APMとSacHの1:1
塩であることが確認された。融解温度は203℃であっ
た。得られた生成物の量はおおまかに10センチモルで
あり、この値は収率がほぼ100%であることを意味す
る。生成物のX線回折によれば、X線回折パターンは、
実施例1で得られた生成物のX線回折パターンと同じで
あった。ES−A−8604677にも記載されている
が、比較例1及び比較例2では生成して最終生成物にお
いて全く違いが認められなかった。
センチモル)を使用する以外は比較例1と同様に実施し
た。白い固体生成物は23.1g得られ、 1H−NMR
によれば、APMとアセスルファミン酸の1:1塩であ
ることが確認された。含水量は0.76%であり、AP
M含有量とアセスルファミン酸塩含有量は各々62%と
35%であった(理論値:64%及び36%)。約5セ
ンチモルに相当する得られた生成物量は、収率が約10
0%であることを意味する。得られた生成物のX線回折
パターンは図2に示されている様なX線回折パターンで
あった。この生成物の結晶形は実施例16、実施例3〜
6で得られた生成物の結晶形とは明らかに異なる。
(10センチモル)を使用する以外は比較例2と同様に
実施した。白い固体生成物は46.4g得られ、1H−
NMRによれば、APMとアセスルファミン酸の1:1
塩であることが確認された。含水量は0.89%であ
り、APM含有量とアセスルファミン酸塩含有量は各々
63%と34%であった(理論値:64%及び36
%)。約10センチモルに相当する得られた生成物量
は、収率が約100%であることを意味する。得られた
生成物のX線回折パターンは図2に示されている様なX
線回折パターンであった。
を使用して(a)耐熱性(70℃及び/又は120℃)
及び(b)溶解速度を測定した。比較の為に、参考物質
も同じ測定を実施した。APMの耐熱性に関しては、ジ
ケトピペラジン分解生成物(DKP)の重量%における
増大に注意をはらった。それらの結果を以下の表1及び
表2に示す。
も明らかとなった。これらの結果は、本発明のプロセス
により得られる生成物及びAPMとアセスルファミン酸
との塩の結晶形は特に良い性質を有することを明らかに
証明している。
ン酸との塩の新規な結晶形のX線回折パターンを示す。
酸との塩の結晶のX線回折パターンを示す。
Claims (26)
- 【請求項1】アスパラギン酸に由来する甘味料及びアス
パラギン酸に由来しない強化甘味料に相当する有機酸甘
味料の誘導体からなる甘味料塩を液体媒体中で製造する
方法において、以下の工程(a),(b)及び(c)は
どの順序でもよく、以下の工程で、成分(i)〜(iii)
を液体媒体に添加することを特徴とする甘味料塩の製造
方法。 (a)アスパラギン酸由来の甘味料の成分(i)の添加 (b)アスパラギン酸に由来しない増量甘味料に相当す
る有機酸甘味料の成分(ii)の添加 (c)強酸の成分(iii )の添加 (d)場合によっては、撹拌をしながら、少なくとも1
分間反応して甘味料塩を生成するためにその系に存在す
ることが出来る成分の添加 (e)反応混合物からの甘味料塩の単離 - 【請求項2】請求項1に記載の甘味料塩の製造方法にお
いて、少なくとも(d)の工程の最後に少なくとも1.
0重量の固体物質が反応混合物中に存在することを特徴
とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項3】請求項1及び請求項2に記載の甘味料塩の
製造方法において、アスパラギン酸由来の甘味料及びア
スパラギン酸に由来しない強化甘味料をモル比0.2:
1〜5:1の範囲、特にモル比0.5:1〜2:1の範
囲で添加することを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の
甘味料塩の製造方法において、アスパラギン酸由来の甘
味料及びアスパラギン酸に由来しない強化甘味料をモル
比1:1で添加することを特徴とする甘味料塩の製造方
法。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの請求項に記載の
甘味料塩の製造方法において、液体媒体が、水、非極性
溶媒、極性溶媒、水混和性溶媒又は水非混和性溶媒と同
様な極性溶媒及び水溶性媒体を含有する上述の液体成分
の混合物からの群から選択されることを特徴とする甘味
料塩の製造方法。 - 【請求項6】請求項5に記載の甘味料塩の製造方法にお
いて、液体媒体が水溶性媒体、特に水であることを特徴
とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの請求項に記載の
甘味料塩の製造方法において、強酸が塩酸、硫酸及び燐
酸の群から選択され、工程(c)に使用される強酸が、
その酸が塩酸の場合、強酸の溶液の形態又は塩酸ガスと
して適用されることを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかの請求項に記載の
甘味料塩の製造方法において、強酸のH+の全モル数が
アスパラギン酸由来の甘味料のモル数の少なくとも25
%、特に等しいことを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれかの請求項に記載の
甘味料塩の製造方法において、工程(d)の成分の反応
が撹拌下で実施されることを特徴とする甘味料塩の製造
方法。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれかの請求項に記載
の甘味料塩の製造方法において、3成分(i)〜(iii)
の一つ又は二つの成分を液体媒体に添加し、その後、添
加していない成分を添加することを特徴とする甘味料塩
の製造方法。 - 【請求項11】請求項10に記載の甘味料塩の製造方法
において、添加していない成分を徐々に添加することを
特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項12】請求項10または請求項11のどちらか
に記載の甘味料塩の製造方法において、成分(i)と成
分(iii)を液体媒体に添加する場合に成分(i)と強酸
の塩が生成されることを特徴とする甘味料塩の製造方
法。 - 【請求項13】請求項10または請求項11のどちらか
に記載の甘味料塩の製造方法において、工程(b)で使
用される有機酸甘味料の塩が有機酸甘味料を塩基と反応
させて製造されることを特徴とする甘味料塩の製造方
法。 - 【請求項14】請求項1〜11のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、工程(c)で強酸の
少なくとも一部を添加し、工程(d)の間に、ゆっくり
とした強酸の添加を続けることを特徴とする甘味料塩の
製造方法。 - 【請求項15】請求項1〜14のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、工程(d)におい
て、成分の反応が昇温した温度で、特に40〜70℃で
実施し、得られた反応系を0〜20℃の範囲に除々に冷
却することを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項16】請求項1〜15のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、甘味料塩を、工程
(e)において、選択した溶媒により、液体媒体中で既
に沈殿した製品の形態で濾過により単離するか、又は生
成した無機塩の沈殿を分離してから、甘味料塩を液体媒
体から公知の方法で晶析して分離することを特徴とする
甘味料塩の製造方法。 - 【請求項17】請求項1〜16のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、工程(e)で単離さ
れた甘味料塩を洗浄し、公知の方法で乾燥し、場合によ
っては、再結晶により精製するか及び/又は公知の方法
により精製することを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項18】請求項1〜17のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、アスパラギン酸に由
来しない強化甘味料に相当する有機酸甘味料の塩がカリ
ウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩
及び第二又は第三アミン塩の群から選ばれることを特徴
とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項19】請求項1〜18のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、アスパラギン酸に由
来する甘味料がアスパルテームまたはアリテームである
ことを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項20】請求項1〜19のいずれかの請求項に記
載の甘味料塩の製造方法において、アスパラギン酸に由
来しない強化甘味料に相当する有機酸甘味料がアセスル
ファミン酸、糖酸又はシクラミン酸の群から選択される
ことを特徴とする甘味料塩の製造方法。 - 【請求項21】アスパラギン酸由来の甘味料とアスパラ
ギン酸に由来しない強化甘味料に相当する有機酸から成
る甘味料塩で、120℃での60分間の加熱による劣化
率が0.5%未満、又は70℃での70時間の加熱によ
る劣化率が0.5%未満であり、含水量が0.5%未
満、特に0.2%未満である甘味料塩。 - 【請求項22】アスパルテームとアセスルファミン酸か
らなる請求項21に記載の甘味料塩の結晶が、Cu−K
αのX線回折により測定したD値が約11.8オングス
トローム,6.04オングストローム及び5.02オン
グストロームの位置にX線ピークが存在し、D値、1
3.5オングストローム及び6.76オングストローム
の位置にX線ピークが存在しないことを特徴とする甘味
料塩の結晶。 - 【請求項23】請求項1〜20のいずれかの請求項に記
載の製造方法により得られる甘味料塩又は請求項21又
は請求項22に記載の甘味料塩を食料品の成分、菓子、
甘菓子又はチュウーインガムに使用すること。 - 【請求項24】請求項22に記載の甘味料塩の結晶を食
料品の成分、菓子、甘菓子又はチュウーインガム、特に
菓子に使用すること。 - 【請求項25】請求項21または請求項22に記載の甘
味料塩の製造。 - 【請求項26】明細書及び実施例に実際に記載され、説
明されている製造方法、製品及び用途。
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