JPH05262789A - α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法 - Google Patents

α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法

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JPH05262789A
JPH05262789A JP21317592A JP21317592A JPH05262789A JP H05262789 A JPH05262789 A JP H05262789A JP 21317592 A JP21317592 A JP 21317592A JP 21317592 A JP21317592 A JP 21317592A JP H05262789 A JPH05262789 A JP H05262789A
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crystal
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crushed
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Tsugio Murakami
次雄 村上
Yohanesu Buoterusu Fuaamaisu Uinfuriido
ヨハネス ブオテルス ファ−マイス ウインフリ−ド
Hidetaka Egashira
英孝 江頭
Kengo Okajima
健吾 岡▲じま▼
Hidetoshi Wakamatsu
英敏 若松
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニン
メチルエステル結晶を粉砕し、該粉砕結晶を種晶として
用い、成長させることを特徴とするα−L−アスパルチ
ル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。 【効果】本発明では、APM結晶を粉砕し、該粉砕結晶
を種晶として用いてこれを成長させる。その為、微細な
二次核発生が抑制され、長さに対する幅の比が大きくな
り、全体として大きなAPM結晶が得られ、その濾過性
は向上し、乾燥性は良好となり、製造上,品質上及び取
扱い上すぐれたAPM結晶の晶析法が可能となる。そし
て、用いる粉砕種晶は少量で済み効率的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良質な甘味性を呈し、
甘さは砂糖の約200倍であることから、低カロリ−の
新甘味剤として幅広い利用が期待されているα−L−ア
スパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(以
後、APMと略称)の冷却による晶析方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】APMは、良質な甘味性を呈し、甘さは
砂糖の約200倍であることから、低カロリーの新甘味
剤として幅広い利用が期待されている有用な物質であ
る。
【0003】APMは種々の方法により合成されるが、
工業的に製造する方法としては、例えば、次の方法があ
る。
【0004】即ち、N−置換アスパラギン酸とフェニル
アラニンメチルエステルを酵素の存在下に縮合させ、次
いで置換基を脱離する方法(特公昭55−13559
5),N−置換アスパラギン酸無水物とフェニルアラニ
ンメチルエステルを有機溶媒中で縮合させて、常法によ
り置換基を脱離させる方法(USP 3,786,03
9)等が知られている。
【0005】いずれの製造方法においても、反応液より
APMを脱離し最終的に製品とするためには、晶析工程
は不可欠である。この晶析工程は、通常、合成、精製工
程を経たAPM溶液を冷却して析出させたり、粗製品を
水、有機溶媒又は含水有機溶媒に再溶解し、冷却により
APM結晶を析出させたりして、これを遠心分離機等で
固液分離、脱水し、乾燥して製品とすることにより行な
われている。
【0006】この晶析方法として、通常、冷却伝熱面を
有する攪拌式晶析槽や外部循環型熱交換器を有する晶析
槽が用いられる。また、結晶粒径を改善する目的で強制
流動を与えることなく、熱伝導による冷却で晶析を行う
方法もある(特開昭58−177952)。
【0007】しかしながら、APMは通常の攪拌や外部
循環、等の強制流動を伴う晶析槽にて冷却晶析を行うと
固液分離性及び脱水性の極めて悪い針状微結晶となる。
また、この場合、冷却伝熱面に結晶が容易に析出して、
所謂スケーリングを起こし、伝熱効率を急速に悪化させ
る。そのため、晶析操作を中断して頻繁にスケールを除
去する必要があった。
【0008】更に、結晶が微細で、その含水率が高い為
に、種々の問題が生じる。例えば、乾燥工程において、
不純物を含有する母液がAPM結晶に付着することによ
り、製品中に好ましくない不純物が混入する。又、乾燥
した製品は多くの微粉を含み、微粉の形で飛散すること
などの問題が生じる。
【0009】このような問題を回避する方法として、前
述した特開昭58−177952には機械的攪拌等の強
制流動を与えることなく伝導伝熱によりAPM水溶液を
冷却し、疑似固相を形成させ、その後更に必要に応じて
冷却する方法が開示されている。
【0010】この方法によれば、固液分離性、脱水性の
改善されたAPM結晶を得ることができる。しかしなが
ら、強制流動を与えることなく、伝導伝熱により冷却
し、しかも疑似固相を形成した後も冷却することから、
冷却効率が極めて悪い。そのため、晶析槽容積を小さく
し、数を増すか、長時間かけて冷却するか、又は同公報
に開示されている様に、特殊な晶析槽を用いることなど
が必要で、工業的操作の面で難点があり、その実用的実
施は困難性大である。
【0011】またこの方法は、強制流動のない状態で伝
導伝熱により冷却するので、冷却伝面付近の温度はより
低くなり、伝面より遠い部分では温度は高くなる。した
がって、溶液全体は不均一になり、過飽和濃度(溶液中
のAPM濃度−APMの飽和濃度)も不均一となる。そ
の為、得られる結晶粒径は不均一で粒度分布の大きいも
のとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、結晶
が大きく、濾過性及び乾燥性が良好であり、製造上、品
質上及び取扱い上優れたAPM結晶の経済的な冷却によ
る晶析方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成する為、APM結晶形の改善について鋭意研究を
重ね、種々検討を行った結果、実に驚くべき新事実、即
ちAPM結晶を粉砕し、これを種晶として用い成長させ
るとサイズが大きく、濾過性の良いAPM結晶が得られ
ることを見い出し、本発明に到達した。
【0014】即ち、本発明は、APM結晶を粉砕し、該
粉砕結晶を種晶として用い、APM結晶を成長させるこ
とを特徴とするAPMの晶析方法である。
【0015】更に、本発明のAPM晶析方法において、
一部結晶が析出した時点で該結晶を粉砕し、更に冷却を
行いこれを種晶として用い成長させると効率良く、大き
くて濾過性の良いAPM結晶が得られることも見出だし
た。即ち、APM溶液を冷却し、最終析出予定量の5〜
50wt%のAPM結晶が析出した時点で、該結晶を粉
砕し、更に冷却を行い粉砕結晶を種晶として成長させる
ことを特徴とするAPMの晶析方法も、本発明の範囲に
含まれる。
【0016】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。
【0017】本発明者等は、APM結晶の粉砕について
研究したところ、実に興味深い事実を発見した。それ
は、粉砕するとAPM結晶はある一定の方向、即ちAP
M結晶の幅方向にほぼ選択的に折れ、幅は粉砕前とほぼ
同じで、長さが均一に短くなっていった。これは、AP
M結晶特有の性質であり、粉砕によって現われ、単なる
攪拌では現われない。
【0018】次に、この粉砕結晶を種晶として用いたと
ころ、新たな核発生(二次核発生)は抑えられ、短時間
の内に実に大きなAPM結晶へと成長していった。
【0019】即ち、本発明は、APM結晶を粉砕するこ
と、そしてそれを種晶として用い、成長させることを骨
子とする。
【0020】APM結晶としては、どの様な方法で製造
された結晶でも良い。水溶液,有機溶媒,含水有機溶媒
のいずれの溶液でも構わない。しかしながら、APMの
結晶成長,操作,取り扱い面から、実質的にAPM水溶
液から晶析製造することが望ましい。この時のAPM濃
度としては、2〜6wt%が望ましく、pHは3〜6が
望ましい。また、晶析方法としては、、溶媒を蒸発させ
APMを濃縮する方法や温度による溶解度差を利用した
APM水溶液を冷却する方法でもよい。又、粉砕種晶を
成長させて得られたAPM結晶の一部を用いても良い。
この場合、種晶となるAPM結晶を別に製造する必要が
ないので効率的である。更に、本発明のAPM晶析にお
いて、一部結晶が析出した時点で該結晶を粉砕し、更に
冷却を行いこれを種晶として用い成長させると効率良
く、大きくて濾過性の良いAPM結晶が得られることも
見出だした。即ち、APM溶液を冷却し、最終析出予定
量の5〜50wt%のAPM結晶が析出した時点で、該
結晶を粉砕し、更に冷却を行い粉砕結晶を種晶として成
長させることを特徴とするAPMの晶析方法も、本発明
の範囲に含まれる。 又、冷却は、本発明者が既に出願
している特許に記載している様に(特願平3−2037
03)、氷による冷却が更に望ましく、結晶形の良い、
APM結晶を得ることができる。
【0021】冷却方式としては、間接冷却又は直接冷却
のどちらでも良く、直接冷却としては、例えば氷を使用
する冷却方法があり、間接冷却としては、晶析槽にジャ
ケットを設けても、晶析槽内にエレメントを設けても、
又外部循環形熱交換器を設けても良く、これらに導入す
る冷媒は、水でもブラインでも良い。
【0022】バッチ式においては、冷却開始時のAPM
溶液にAPM結晶が存在すると、種晶が十分に成長しな
い為に、好ましくない。
【0023】冷却開始の温度は、APM溶液からAPM
結晶が析出しない温度で良く、それは溶解度曲線より容
易に見積もられる。例えば3.5wt%のAPM水溶液
の場合、57℃以上であれば良い。又、APM溶液に於
いては過飽和現象が比較的大きく、溶解度曲線よりも低
い温度でAPM結晶が析出する。
【0024】冷却速度は、別に問わないが、2℃/hr
よりも大きくすると、冷却時間を短くできる。又、その
間のAPMの分解を小さくでき、更に過飽和濃度を大き
くでき、結晶の成長速度が速くなる等の効果がある。さ
らに好ましくは、5℃/hr以上である。
【0025】バッチ式に於いては、冷却時、APM溶液
(結晶存在状態ではスラリ−)に、攪拌機、ポンプ循環
といった強制流動を与えても、与えなくても良い。強制
流動を実施すれば、冷却効率が向上し、冷却装置が小さ
くて済み、好ましいが、反面、APM結晶が小さくな
る。一方、強制流動を実施しなければ、冷却効率が低下
して、冷却装置が大きくなり、APM結晶の粒径は不均
一になるが相対的に大きな結晶が得られ、好ましい。
又、氷を使用する直接冷却する場合、強制流動を実施し
なくても冷却効率が良く、APM結晶が大きくなる為
に、強制流動を実施しない方が好ましい。
【0026】一方、連続式に於いては、液又はスラリ−
の均一性を保つために、強制流動を与える事が好まし
い。
【0027】バッチ式に於いては、APM水溶液からの
APM結晶の析出に於いては、最終析出予定量の50w
t%を超えると、通常、スケ−リングが生じる。ところ
が、本発明のAPM結晶析出法によれば、最終析出予定
量の50wt%を超えても、スケ−リングが起きない。
このことは本発明の大きな効果の一つである。
【0028】APMの種晶の製造方法としては、種晶を
別のAPM溶液から冷却等で晶析させて製造しても良い
し、元のAPM溶液から冷却により一部のAPM結晶
(最終析出予定量の5〜50重量%)を晶析させて、当
該結晶を含むスラリ−を粉砕しても良いが、後者の方法
の方が、種晶の濾過工程が省略出来る事等により、経済
的な効率が良い事から望ましい。
【0029】バッチ式においては、通常のAPM結晶析
出において、間接冷却でしかも強制流動下ではAPM結
晶のスケ−リングが起こり易いが、本発明によるとスケ
−リングが起こりにくい。この理由は、本発明では、最
終析出量の5〜50wt%の範囲で、結晶を粉砕し、種
晶として成長させることにより、スケ−リングを回避す
るからである。この粉砕開始時間に対しては、スラリ−
を濾過した濾液中の未析出APM量等で決定することが
可能である。APMの析出量が最終析出量の5wt%未
満の場合、粉砕後の種晶が少なく、結晶が十分に成長せ
ず、新たな微細結晶が多数発生し、スケ−リングが起こ
り、好ましくない。逆に、APMの析出量が最終析出量
の50wt%よりも多いの場合、種晶が大きくならず、
結晶が十分に成長せず、効果が無く、かえって、種晶粉
砕時にスケ−リングが発生し、好ましくない。
【0030】又、結晶析出は、APM結晶の成長が十分
であり、しかも析出率が十分に高い時点で終了すれば良
い。通常、温度で溶解度が決定される為、溶液の温度に
より析出率が見積もられる。従って、温度により晶析終
了時間が決定される。しかしながら、余り温度を低下さ
せると、多大な冷却エネルギ−が必要となり、APM結
晶の収率もわずかしか増加しない為、通常は0〜20
℃、好ましくは5〜10℃迄冷却して、晶析を終了す
る。この様な晶析操作を通して、バッチ式での一態様の
APM成長結晶のスラリ−が得られる。
【0031】粉砕後、種晶として使用するAPM結晶の
形状は、針状でも棒柱状でも構わないが、より大きな成
長APM結晶を効率良く得る面から棒柱状晶が好まし
い。棒柱状晶を得る方法は、前述の様に種々の方法があ
るが、強制流動なしで氷で直接冷却する方法が比較的効
率的であり好ましい。
【0032】APM結晶の粉砕は、物理的粉砕が良く、
例えば、衝撃・摩擦によるミル,切断によるミキサー,
せん断によるホモジナイザー,音波衝撃による超音波粉
砕機等が挙げられる。APM結晶を幅方向により選択的
に粉砕する機器としては、超音波又はミキサー又はホモ
ジナイザーが望ましい。
【0033】粉砕機は、晶析槽内に取り付けても、スラ
リ−を外部循環し、その途中に粉砕機を取り付けても良
い。取り扱い性、粉砕機費用、粉砕効率等から決定する
ば良い。一般には、小型晶析槽では槽内取付、大型晶析
槽では、外部循環系の途中への取付が好ましい。更に、
小型の場合は、可動式粉砕機でも良い。
【0034】粉砕条件は特に限定しない。何故ならば、
粉砕機種でその能力が異なる為である。しかしながら、
粉砕の目安は、APM結晶の粉砕状態を顕微鏡観察によ
り容易に判断できる。即ち、粉砕が始まるとAPM結晶
は、幅方向にほぼ均等に折れていく。時間を経るにつ
れ、短く折れて行き、更に続けると、長さ方向に割れ始
める。この長さ方向に割れていく直前で粉砕を終えるの
が好ましい。早過ぎると粉砕種晶量を多く必要とし、長
過ぎると成長結晶が小さくなってくる。即ち、粉砕種晶
の成長で得られるAPM結晶を効率良く大きくする為に
は、幅方向に短く折れ、長さ方向には割れない粉砕種晶
がより好ましい。
【0035】その調節は、ミキサー,ホモジナイザーの
場合、羽根の形,回転数,時間等で、超音波粉砕機の場
合、周波数,発信子面積,発信子とAPM結晶の距離,
出力,時間等で行うことができる。又、過飽和が大きい
場合、粉砕中に結晶量が増えるが、殆ど種晶の成長に費
やされるので、スケ−リング等の問題は発生しない。
【0036】こうして、粉砕結晶が得られるが、次に該
結晶を種晶として用いて成長させると、粉砕種晶の成長
は良く、短時間の内に大きな成長結晶が得られる。
【0037】この時使用する種晶量は、その形状,大き
さ,成長条件によって異なり、限定することは難しい
が、最終的に得られる結晶量の5〜50wt%が望まし
く、更には10〜35%が望ましい。ここでの最終析出
予定量とは、APM溶解度と結晶析出終了時の温度との
関係から見積もられる。5wt%よりも少なければ、種
晶製造は容易になり、大きな成長結晶が得られ効率は良
くなるが、種晶の成長だけでなく、新な核が発生するこ
とがあり好ましくない。
【0038】逆に50wt%を超えると、新たな核が発
生することはないが、種晶製造負荷が増し、又大きな成
長結晶を得るのが困難となる。
【0039】従って、最も好ましい種晶量とは、実質的
に新な核発生がなく、種晶が成長するのみで、しかも種
晶量が少い量であり、大きく、且つ濾過性の良いAPM
結晶が得られる場合の種晶量のことである。
【0040】別系から種晶を添加する場合、循環ケーク
でもスラリーでも粉末でも構わないが、スラリーで添加
することが好ましい。又、連続的に添加しても、間欠的
に添加しても、又一度に添加しても良い。添加時期は、
APM溶液がAPMで飽和ないし過飽和になっているこ
とが望ましい。APMで未飽和だと添加した種晶の一部
が溶解してしまう、しかしながら、溶解が若干であれ
ば、むしろ微細な種晶が溶解消失するので構わない場合
もある。連続式で種晶を成長させる場合、常に過飽和に
なるので問題ない。
【0041】種晶が成長する晶析槽内の温度は、0〜5
0℃が好ましく、更には3〜20℃が好ましい。温度が
高いと、APMの分解が起り、不純物が生成する為、好
ましくない。一方、温度が低いと冷却負荷が大きくな
り、又種晶の成長が小さくなる為、この場合も好ましく
ない。
【0042】成長させる形式は、バッチ式,半連続式,
連続式いずれでも良い。
【0043】又、バッチ式で冷却してAPM結晶を得る
場合、バッチの前半を種晶製造、後半を種晶の成長とし
ても良い。即ち、バッチ式で冷却していくとAPM結晶
が析出するが、最終析出量の望ましくは、5〜50%、
更に望ましくは10〜35%析出した時点で、APM結
晶を粉砕し種晶を製造する、次いでそのまま冷却を続
け、種晶を成長させ終了する。
【0044】得られたAPM成長結晶のスラリーの濾過
は、回分式,連続式のいずれでもよく、短い時間で高脱
水率を達成できる。濾過機としては、遠心分離機,フィ
ルタープレス,ベルトフィルター,ドラムフィルター等
通常工業的に使用されている濾過機であればいずれでも
適用できる。また、必要に応じて水又はAPM溶液で洗
浄しても良い。洗浄は容易であり、洗浄により付着母液
を除去できるので品質の向上につながる。得られた湿潤
ケークは造粒後乾燥しても、そのまま乾燥しても良い。
乾燥機は気流乾燥機,流動層乾燥機,回転乾燥機等を用
いることができる。
【0045】本発明では、結晶が大きい、即ち、濾過性
及び乾燥性の良好なAPM結晶が効率良く得られる。そ
の理由は必ずしも明らかではないが次の様に推察してい
る。
【0046】APM結晶を粉砕しないで、そのまま種晶
として用いる試みは、特開昭63−183554号公
報,Chemistry and Industry
February 16 1987,p.127−12
8,J.chem.Tech.Biotechnol.
1988,43,p.71−82でなされているが、効
果は得られていない。これは、APM結晶が針状である
ことから、その成長点である先端面積は非常に小さくな
る。そのため、成長よりはむしろ溶液からの二次核発生
が主となり、微細結晶が多数析出することにより効果が
得られないものと考えられる。
【0047】ところが、本発明ではAPM結晶を粉砕
し、該粉砕結晶を種晶として用いる。この時、前述した
如く、APM結晶は幅方向に選択的に折れ、成長点であ
る長さ方向の面が多く現われ、又、長さに対する幅の比
が大きくなり幅の広い形の粉砕種晶が得られる。この種
晶を成長させると、成長面が多い為、二次核発生は抑制
され、長さ方向がより成長するにしても、未粉砕の種晶
法と比べて成長結晶の長さに対する幅の比は大きくな
り、全体として結晶は大きくなり、濾過性及び乾燥性の
良好なAPM結晶が効率良く得られるものと考えられ
る。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により説明
するが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0049】なお、以下の実施例及び比較例において、
結晶の濾過速度は次の方法によって測定した。
【0050】晶析したAPM結晶を含むスラリー500
ミリリットルを計り取り、通気量5ミリリットル/cm
2 ・sec(12mmH2 O)のポリプロピレン製濾布
を装着した吸引濾過器(リーフテスター)を用いて、濾
布上で液切れを起さない様にスラリーを注ぎながら−4
00mmHgで濾過した。濾過開始から全量を注ぎ終わ
って濾布上にもはや液が存在しなくなるまでの時間とそ
の時の濾液量から、濾過速度を計算した。
【0051】実施例1 2リットルのガラス製フラスコに60℃,3.5wt%
のAPM水溶液(pH=4.5)1kgを張り込み、約
30mm×30mm×25mmの角氷500gを一度に
投入した。60分後氷はほぼ溶解し、APM結晶の析出
がほぼ終了したので、攪拌し均一なスラリーとした。こ
の時の温度は、16.5℃であり、得られたAPM結晶
は、幅が5〜35μm,長さが100μm以上の棒柱状
であった。
【0052】次に、このスラリーを(株)東芝製家庭用
ミキサーMX−B30G(W)に入れ、1分粉砕処理し
種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が3〜35μm,
長さが30〜150μmであり、APM結晶濃度は1.
4wt%であった。
【0053】次に、外部冷却ジャケットと攪拌機を有す
る内容積2.5リットルのガラス製フラスコに、60
℃,3.5wt%のAPM溶液(pH=4.5)1.5
6kgを張り込み、300rpmの攪拌速度にて、1時
間当り15℃の冷却速度で冷却した。APMで過飽和
で、且つAPM結晶が析出していない52℃の時点で、
前述の粉砕APMスラリー780gを一度に添加し、1
0℃になるまで冷却をそのまま続けた。
【0054】粉砕種晶の成長は良く、スケールもほとん
どなかった。得られたAPM結晶は、幅が5〜50μ
m,長さが100μm以上であり、スラリー濃度は2.
4wt%であった。又、該スラリーの濾過速度は、34
0リットル/m2 ・minと非常に良かった。
【0055】比較例1 粉砕種晶を添加しないで、且つAPM溶液2リットルを
用いること以外は、実施例1と同様に操作した。
【0056】APM結晶は、幅が10μm以下,長さが
30〜100μmの微細な針状晶であり、スケールは非
常に多かった。スケールをはがし均一なスラリーとし、
濾過速度を測定したところ88リットル/m2 ・min
と小さい値であった。
【0057】実施例2 2リットルのビーカーに60℃,3.5wt%のAPM
水溶液(pH=4.5)1.5リットルを張り込み、サ
ランラップで封をして、約10℃の冷蔵庫に放置した。
【0058】一夜後、冷蔵庫より取り出したものはシャ
ーベット状になっており、これを攪拌羽根で解きほぐ
し、均一なスラリー状とした。APM結晶は、幅が5〜
40μm,長さが100μm以上の棒柱状であった。
【0059】次に、このスラリーを実施例1と同様に粉
砕処理し、種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が3〜
40μm,長さが30〜150μmであり、APM結晶
濃度は2.65wt%であった。
【0060】次に、該種晶スラリー420gを用いて実
施例1と同様に操作し成長させた{但し、3.5wt%
APM水溶液(pH=4.5)1.58kg使用}。
【0061】種晶の成長は良く、スケールもほとんどな
かった。得られたAPM結晶は、幅が5〜50μm,長
さが100μm以上であり、スラリー濃度は2.7wt
%であった。又、該スラリーの濾過速度は、370リッ
トル/m2 ・minと非常に良かった。
【0062】実施例3 内径32mm,長さ400mmの冷却ジャケット付円筒
容器に、pH4.5,60℃,3.5wt%のAPM水
溶液300ミリリットルを張り込み、静置状態で5℃の
冷却水を流した。
【0063】1時間後、シャ−ベット状になったAPM
スラリーを容器下部から抜き出し、攪拌羽根で解きほぐ
した、温度は8℃。APM結晶は、幅が5〜40μm,
長さが100μm以上で実施例2とほぼ同じ棒柱状であ
った。この次に、このスラリーを実施例1と同様に粉砕
処理し、種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が3〜4
0μm,長さが30〜150μmであり、APM結晶濃
度は2.7wt%であった。
【0064】次に、該種晶スラリー410gを用いて、
実施例1と同様に操作し成長させた{但し、3.5wt
%APM水溶液(pH=4.5)1.59kg使用}。
【0065】種晶の成長は良く、スケールもほとんどな
かった。得られたAPM結晶は、幅が5〜50μm,長
さが100μm以上であり、スラリー濃度は2.7wt
%であった。又、該スラリーの濾過速度は、360リッ
トル/m2 ・minと非常に良かった。
【0066】実施例4 比較例1で得られたスラリーを実施例1と同様の操作で
粉砕処理し、種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が1
0μm以下,長さが20〜50μmであった。
【0067】次に、該種晶スラリー200gを用いて、
実施例1と同様に操作し成長させた{但し、3.5wt
%APM水溶液(pH=4.5)1.8kg使用}。
【0068】種晶の成長は良く、スケールもほとんどな
かった。得られたAPM結晶は、幅が15μm以下,長
さが50〜150μmで、スラリー濃度は2.7wt%
であった。又、該スラリーの濾過速度は、135リット
ル/m2 ・minであった。
【0069】比較例2 比較例1で得られたスラリー200gを粉砕せず、その
まま種晶として用いて、実施例4と同様に操作した。
【0070】種晶の成長は悪く、得られたAPM結晶
は、幅が10μm以下,長さが30〜110μmの微細
な針状晶で、スケールもかなり発生した。スケールをは
がし均一なスラリーとし、濾過速度を測定したところ9
0リットル/m2 ・minと小さい値であった。
【0071】比較例3 実施例1に於て、棒柱状APM結晶を粉砕しないこと以
外は実施例1と同様に操作した。
【0072】その結果、得られたAPM結晶は、幅が3
5μm以下,長さが30μm以上であり、微細な針状結
晶が多数存在し、又スケールもかなり発生した。スケー
ルをはがし均一なスラリーとし、濾過速度を測定したと
ころ145リットル/m2 ・minであった。
【0073】比較例4 実施例2に於て、棒柱状APM結晶を粉砕しないこと以
外は実施例2と同様に操作した。
【0074】その結果、得られたAPM結晶は、比較例
3と同様幅が、40μm以下,長さが30μm以上であ
り、微細な針状晶が多数存在し、スケールもかなり発生
した。スケールもはがし、均一なスラリーとし、濾過速
度を測定したところ、150リットル/m2 ・minで
あった。
【0075】実施例5 実施例1の棒柱状APM結晶スラリー800gをビーカ
ーに入れ、超音波洗浄器(海上電気(株)SONO C
LEANER CA−20)で、1.5分粉砕処理し、
種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が3〜35μm,
長さが20〜150μmであり、APM結晶濃度は1.
4wt%であった。該種晶スラリー780gを実施例1
と同様に操作し成長させた。
【0076】種晶の成長は良く、スケールもほとんどな
かった。
【0077】得られたAPM結晶は、幅が5〜50μ
m,長さが100μm以上であり、スラリー濃度は2.
4wt%であった。又、該スラリーの濾過速度は360
リットル/m2 ・minと非常に良かった。
【0078】実施例6 外部冷却ジャケットト攪拌機を有する内容積2.5リッ
トルのガラス製フラスコに、2リットルのAPM水溶液
(60℃,3.5wt%,pH4.5)を張り込み、3
00rpmの撹拌速度にて、1時間当り15℃の冷却速
度で冷却した。42℃でAPM結晶が析出し、冷却を中
断した。
【0079】得られたAPM結晶は、幅が5〜15μ
m,長さ20〜100μm以上の棒柱状であった。
【0080】次に、このスラリ−全量を素早く、60℃
に加温した家庭用ミキサ−(東芝製形式:MX−B30
G(W))に入れ、1分間粉砕処理し種晶とした。粉砕
後のAPM結晶は、0.95wt%で幅が3〜15μ
m,長さ20〜100μmであった。
【0081】次に、この粉砕スラリ−ヲ前述の2.5リ
ットルのガラス製フラスコに戻し、300rpmの撹拌
速度にて、1時間当り15℃の冷却速度で10℃まで冷
却した。粉砕した種晶の成長は良く、スケ−ルハ生じな
かった。
【0082】得られたAPM結晶は、幅が5〜20μ
m,長さ50〜200μmであり、スラリ−濃度は2.
7wt%であった。又、該スラリ−の濾過速度は、15
0リットル/m・minであった。
【0083】実施例7 APM結晶の粉砕処理を、40℃で行った以外は、実施
例6と同様に操作した。その結果、粉砕前後の結晶形状
は実施例6とほぼ同じであり、種晶濃度は1.2wt%
で粉砕した種晶の成長は良く、スケ−ルは全くなかっ
た。
【0084】得られたAPM結晶は、幅が5〜20μ
m,長さ50〜200μmであり、スラリ−濃度は2.
7wt%であった。又、該スラリ−の濾過速度は、14
0リットル/m・minであった。
【0085】比較例5 APM結晶の粉砕処理をしないこと以外は、実施例6と
同様に操作した。
【0086】その結果、得られたAPM結晶は、幅が1
0μm以下,長さが30〜100μmの微細な結晶であ
り、スケ−ルは非常に多かった。スケ−ルをはがし均一
なスラリ−とし、濾過速度を測定したところ、140リ
ットル/m・minと小さい値であった。
【0087】実施例8 外部冷却ジャケットを有する内容積2.5リットルのガ
ラス製フラスコに、1.5kgのAPM溶液(60℃,
3.5wt%,pH4.5)を張り込み、強制流動しな
いで槽内に約30mmX30mmX25mmの角氷30
0gを一度に投入した。1時間後氷はほぼ完全に溶解
し、上部に幅が5〜35μm、長さが100μm以上の
棒柱状結晶が析出し、これを攪拌羽根で均一なスラリ−
としたところ、温度は37.2℃であった。
【0088】次に、この槽内にホモミキサ−(特殊機化
工業(株)製)を投入し、10,000rpmにて1分
間粉砕処理し、種晶とした。粉砕後のAPM結晶は幅が
3〜35μm,長さが30〜160μmであり、スラリ
−濃度は0.57wt%であった。
【0089】次に、該槽に攪拌機を取り付け、300r
pmの撹拌速度にて、1時間当り15℃の冷却速度で1
0℃まで冷却した。粉砕した種晶の成長は良く、スケ−
ルは生じなかった。
【0090】得られたAPM結晶は、幅が5〜50μ
m,長さ100μm以上であり、スラリ−濃度は2.1
wt%であった。又、該スラリ−の濾過速度は、345
リットル/m・minであった。
【0091】比較例6 APM結晶の粉砕処理をしないこと以外は、実施例8と
同様に操作した。
【0092】その結果、得られたAPM結晶は、幅が3
5μm以下,長さが30μm以上であり、スケ−ルは非
常に多かった。スケ−ルをはがし均一なスラリ−とし、
濾過速度を測定したところ、150リットル/m・m
inと小さい値であった。
【0093】実施例9 外部冷却ジャケットと攪拌機を有する内容積2.5リッ
トルのガラス製フラスコに、2リットルのAPM溶液
(60℃,3.5wt%,pH4.5)を張り込み、撹
拌せずに、外部冷却ジャケットに10℃の冷水を流し
た。槽内の冷却伝熱面付近から結晶が析出し、該伝熱面
から遠い部分では、結晶の析出が遅かった。冷却を開始
してから、0.5時間後伝熱面上のスケ−ルヲ剥がし、
均一なスラリ−としたところ、槽内の温度は39.5℃
で、幅が5〜40μm、長さが100μm以上の棒柱状
のAPM結晶を得た。
【0094】次に、該槽の外部ジャケットニ40℃の温
水を流しつつ、槽内に日本精機製作所社製超音波発振機
(型式:US300)の発振子を入れ、APM結晶の粉
砕処理を1分間行った。粉砕処理で得られたAPM結晶
は幅が3〜40μm、長さが30〜50μmで、スラリ
−濃度は0.95wt%であった。
【0095】次に、300rpmの撹拌速度にて、1時
間当り15℃の冷却速度で10℃まで冷却した。粉砕し
た種晶の成長は良く、スケ−ルは生じなかった。
【0096】得られたAPM結晶は、幅が5〜50μ
m,長さ100μm以上であり、スラリ−濃度は2.7
wt%であった。又、該スラリ−の濾過速度は、360
リットル/m・minであった。
【0097】比較例7 APM結晶の粉砕処理をしないこと以外は、実施例9と
同様に操作した。
【0098】その結果、得られたAPM結晶は、幅が4
0μm以下,長さが30μm以上であり、スケ−ルは非
常に多かった。スケ−ルをはがし均一なスラリ−とし、
濾過速度を測定したところ、155リットル/m・m
inと小さい値であった。
【0099】
【発明の効果】本発明では、APM結晶を粉砕し、該粉
砕結晶を種晶として用いてこれを成長させる。その為、
微細な二次核発生が抑制され、長さに対する幅の比が大
きくなり、全体として大きなAPM結晶が得られ、その
濾過性は向上し、乾燥性は良好となり、製造上,品質上
及び取扱い上すぐれたAPM結晶の晶析法が可能とな
る。そして、用いる粉砕種晶は少量で済み効率的であ
る。
【0100】本発明のその他の効果を次に列記する。 (1)種晶使用量は、少量で済みその製造装置はコンパ
クトにできる。又、成長結晶の一部を粉砕して種晶とし
て用いても良く、その場合より効率的となる。 (2)種晶の成長は一工程で行うことができ、強制流動
下でも容易に操作でき、装置はコンパクトにでき、又操
作も容易であり、更にエネルギーも少なくて済み、工業
的、大規模生産が可能である。 (3)同一の晶析槽において、種晶の生成、粉砕及び成
長を実施することも可能となり、エネルギ−効率の良
く、工業的規模の生産が可能となる。 (4)種晶の成長により得られたAPM結晶は大きく、
長さに対する幅の比が大きいため、その濾過,洗浄は極
めて容易であり、短時間の内に付着水分が少なく、従っ
て不純物の少ないAPM湿潤ケークを得ることができ
る。 (5)APM結晶成長時、スケ−リングが抑制できる。
特に、強制流動下での晶析においてもスケ−リングを抑
制できる。 (6)APM湿潤ケークの付着水分含量が少いので、乾
燥は容易であり、少い乾燥エネルギー、低い温度で短時
間の内に乾燥し、製品とすることができる。更には、乾
燥時の製品劣化が少く、高品質のAPMを得ることがで
きる。又、乾燥工程での微粉も少く、運転操作上有益で
ある。 (7)乾燥品、即ち製品の粉立ちが少く、取り扱い上極
めて有利である。
【0101】以上の様に、本発明は運転操作上,経済
上,品質上、そして取り扱い上、多くの重要な特徴を有
してるAPM晶析方法を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 英敏 オランダ国 エイスデ−ン CJ 6245 ウルスリ−ネン通 40番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α−L−アスパルチル−L−フェニルアラ
    ニンメチルエステル結晶を粉砕し、該粉砕結晶を種晶と
    して用い、成長させることを特徴とするα−L−アスパ
    ルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方
    法。
JP21317592A 1991-07-29 1992-07-20 α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法 Pending JPH05262789A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-210469 1991-07-29
JP21046991 1991-07-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05262789A true JPH05262789A (ja) 1993-10-12

Family

ID=16589857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21317592A Pending JPH05262789A (ja) 1991-07-29 1992-07-20 α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法

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JP (1) JPH05262789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001081100A (ja) * 1999-08-18 2001-03-27 Daesang Corp アルファ−l−アスパルチル−l−フェニルアラニンメチルエステルの結晶化

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001081100A (ja) * 1999-08-18 2001-03-27 Daesang Corp アルファ−l−アスパルチル−l−フェニルアラニンメチルエステルの結晶化

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