JPH09271216A - 播種機 - Google Patents

播種機

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Publication number
JPH09271216A
JPH09271216A JP8085061A JP8506196A JPH09271216A JP H09271216 A JPH09271216 A JP H09271216A JP 8085061 A JP8085061 A JP 8085061A JP 8506196 A JP8506196 A JP 8506196A JP H09271216 A JPH09271216 A JP H09271216A
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JP
Japan
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seeding
nozzle
seedling raising
soil
supply
Prior art date
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Application number
JP8085061A
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English (en)
Inventor
Mizuki Tanaka
瑞樹 田中
Retsu Fujioka
烈 藤岡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜・花卉類の種子を育苗箱の床土表面に一
粒ずつ所定間隔を隔てる状態に精度よく播種できる野菜
・花卉類用の播種装置を提供する。 【解決手段】 育苗箱1を所定ピッチで間歇送り搬送す
る搬送装置7と、前記育苗箱1の床土表面に対して播種
ノズル27の供給口aから種子を所定間隔を隔てる状態
に落下供給する播種装置8とを備えるとともに、前記播
種装置8に、前記供給口aが前記育苗箱1の前後壁1
A,1B上端より低位の前記床土表面に近接する状態に
前記播種ノズル27を下降付勢する付勢手段34と、前
記供給口aが前記前後壁1A,1Bを乗り越える状態に
前記前後壁1A,1Bとの接当に伴って前記播種ノズル
27を前記付勢手段34に抗して上昇させる上昇案内部
35を装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送手段により搬
送される育苗箱の床土表面に対して播種を行う播種機に
関する。
【0002】
【従来の技術】播種機には、搬送手段により連続送り搬
送される育苗箱に供給された床土の表面全域に対して水
稲の種子を略均一に播くよう構成された水稲用の播種装
置を備えたものと、育苗箱に載置された状態で搬送手段
により間歇送り搬送される育苗トレーの各苗ポットに供
給された床土表面に対して野菜・花卉類の種子を一粒ず
つ播くよう構成された野菜・花卉類用の播種装置を備え
たものと、それら水稲用の播種装置と野菜・花卉類用の
播種装置の双方を備えたものとがある。播種装置は、水
稲用および野菜・花卉類用にかかわらず、播種ノズルの
供給口から種子を落下供給することによって播種を行う
よう構成されている。野菜・花卉類の種子は一粒ずつ所
定間隔を隔てる状態に播く必要があることから、複数の
苗ポットが縦横に整列する状態に形成された育苗トレー
が使用されるようになっている。また、この育苗トレー
の各苗ポットは、育苗トレーの上端面に種子投入用の開
口を備える状態で下方に向けて膨出形成されたものであ
ることから、育苗トレーの上端面に播種ノズルを近接さ
せるのに伴って、各苗ポットの床土表面に播種ノズルの
供給口を近接させることができ、これによって、播種ノ
ズルの供給口から育苗トレーの苗ポットへ落下供給した
種子が苗ポットから跳ね出ることを阻止できるようにな
っている。しかも、搬送手段による育苗トレーの間歇送
り搬送は、制御手段が、育苗トレーの苗ポットの有無を
検出する検出手段からの検出情報に基づいて搬送手段の
作動を制御することにより行われるようになっている。
つまり、播種機により野菜・花卉類の種子を精度よく一
粒ずつ所定間隔を隔てる状態に播くためには、複数の各
苗ポットが縦横に整列する状態で形成された育苗トレー
を使用しなければならないようになっていた。しかしな
がら、野菜・花卉類の種子は種類が豊富で大小様々であ
り、それらの種類や大小に応じてある程度は播種間隔を
変更する必要があることから、上述にように野菜・花卉
類の播種を行う際に育苗トレーを使用するようにした場
合には、苗ポットの大きさや配列ピッチの異なる複数種
の育苗トレーを用意する必要があり、設備コストが嵩む
不都合が生じるようになる。
【0003】そこで上記の不都合を解消するため、従来
では、育苗トレーの代わりに検出手段により検出される
複数の被検出部が一定ピッチで搬送方向に沿って並設配
備された被検出体(育苗トレーよりも構成の簡素化が図
られたもの)を採用することによって、設備コストの低
減を図れるようにするとともに、播種機により野菜・花
卉類の播種を行う場合においても、水稲用の播種を行う
場合と同様に育苗箱の床土表面に種子を直接播くように
しながら、育苗箱の床土表面に野菜・花卉類の種子を一
粒ずつ所定間隔を隔てる状態に配列できるようにしたも
のが考えられていた(特願平7‐342278号参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、野菜・
花卉類の播種において、上記従来技術のように育苗トレ
ーを使用せずに育苗箱の床土表面に種子を直接播くよう
にした場合には、育苗箱の周縁に立設された周壁によっ
て、育苗トレーを使用する場合のように播種ノズルの供
給口を床土表面に近接させることはできないことから、
播種ノズルの供給口から育苗箱の床土表面における所定
供給箇所へ落下供給した種子が所定供給箇所から跳ね出
す不都合が生じ易くなり、育苗箱の床土表面に野菜・花
卉類の種子を一粒ずつ所定間隔を隔てる状態に精度よく
播種することができないようになっていた。
【0005】本発明の目的は、野菜・花卉類の種子を育
苗箱の床土表面に一粒ずつ所定間隔を隔てる状態に精度
よく播種できる野菜・花卉類用の播種装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、育苗箱を
所定ピッチで間歇送り搬送する搬送装置と、前記育苗箱
の床土表面に対して播種ノズルの供給口から種子を所定
間隔を隔てる状態に落下供給する播種装置とを備えると
ともに、前記播種装置に、前記供給口が前記育苗箱の前
後壁上端より低位の前記床土表面に近接する状態に前記
播種ノズルを下降付勢する付勢手段と、前記供給口が前
記前後壁を乗り越える状態に前記前後壁との接当に伴っ
て前記播種ノズルを前記付勢手段に抗して上昇させる上
昇案内部を装備した。
【0007】上記請求項1記載の発明によると、播種装
置に、供給口が育苗箱の前後壁上端より低位の床土表面
に近接する状態に播種ノズルを下降付勢する付勢手段
と、供給口が育苗箱の前後壁を乗り越える状態に前後壁
との接当に伴って播種ノズルを付勢手段に抗して上昇さ
せる上昇案内部を装備していることから、搬送装置によ
り所定ピッチで間歇送り搬送される育苗箱が播種装置の
配設箇所に到達すると、その前壁が播種装置の上昇案内
部に接当するとともに、その接当に伴って、播種装置の
播種ノズルが付勢手段に抗して上昇するようになり、播
種ノズルの供給口が前壁を乗り越える状態になる。播種
ノズルの供給口が前壁を乗り越えると、前壁と上昇案内
部との接当が解除されるとともに、その接当解除に伴っ
て、付勢手段の作用により播種ノズルが下降するように
なり、供給口が前壁上端より低位の床土表面に近接する
状態になる。播種ノズルの供給口が床土表面に近接する
と、搬送装置により所定ピッチで間歇送り搬送される育
苗箱の一旦停止ごとに、野菜・花卉類の種子が播種ノズ
ルの供給口から床土表面の所定箇所に向けて落下供給さ
れる。そして、搬送装置により所定ピッチで間歇送り搬
送される育苗箱の後端に播種ノズルが位置すると、育苗
箱の後壁が播種装置の上昇案内部に接当するとともに、
その接当に伴って、播種装置の播種ノズルが付勢手段に
抗して再び上昇するようになり、播種ノズルの供給口が
後壁を乗り越える状態になる。播種ノズルの供給口が後
壁を乗り越えると、後壁と上昇案内部との接当が解除さ
れるとともに、その接当解除に伴って、付勢手段の作用
により播種ノズルが下降するようになる。
【0008】つまり、播種装置に付勢手段と上昇案内部
とを装備したことによって、野菜・花卉類の種子を播種
ノズルの供給口から床土表面の所定箇所に向けて落下供
給する際には、播種ノズルの供給口を育苗箱の床土表面
に近接させることでき、これによって、播種ノズルの供
給口から床土表面の所定供給箇所へ落下供給された種子
の所定供給箇所からの跳ね出しを防止できて、各種子を
床土表面の各所定供給箇所に確実に位置させることがで
きるようになる。また、播種ノズルを付勢手段と上昇案
内部とで昇降させるようにしていることから、構成の簡
素化および製造コストの低減を図れるようになる。
【0009】従って、構成の簡素化および製造コストの
低減を図りながらも、野菜・花卉類の種子を育苗箱の床
土表面に一粒ずつ所定間隔を隔てる状態に精度よく播種
できる野菜・花卉類用の播種装置を提供し得るに至っ
た。
【0010】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
育苗箱を所定ピッチで間歇送り搬送する搬送装置と、前
記育苗箱の床土表面に対して播種ノズルの供給口から種
子を所定間隔を隔てる状態に落下供給する播種装置とを
備えるとともに、前記播種装置に、前記育苗箱の前後壁
を検出する検出手段と、該検出手段からの検出情報に基
づいて、前記供給口が前記前後壁上端より低位の前記床
土表面に近接する状態と、前記供給口が前記前後壁上端
より高位に位置する状態とに前記播種ノズルを昇降させ
る昇降機構を備えた。
【0011】上記請求項2記載の発明によると、播種装
置に、育苗箱の前後壁を検出する検出手段と、該検出手
段からの検出情報に基づいて供給口が前後壁上端より低
位の床土表面に近接する状態と供給口が前後壁上端より
高位に位置する状態とに播種ノズルを昇降させる昇降機
構を装備していることから、搬送装置により所定ピッチ
で間歇送り搬送される育苗箱が播種装置の配設箇所に到
達すると、先ず、検出手段が育苗箱の前壁を検出すると
ともに、その検出情報に基づいて、昇降機構が播種ノズ
ルを供給口が育苗箱の前壁上端より高位に位置する状態
に上昇させる。その後、搬送装置の搬送により育苗箱の
前壁が検出手段による検出箇所を通過して検出手段によ
り検出されなくなると、その検出情報に基づいて、昇降
機構は播種ノズルを供給口が育苗箱の前壁上端より低位
の床土表面に近接する状態に下降させる。この下降によ
り播種ノズルの供給口が床土表面に近接すると、搬送装
置により所定ピッチで間歇送り搬送される育苗箱の一旦
停止ごとに、野菜・花卉類の種子が播種ノズルの供給口
から床土表面の所定箇所に向けて落下供給される。そし
て、搬送装置の搬送により床土表面の後端が播種ノズル
の配設箇所に到達すると、検出手段が育苗箱の後壁を検
出するとともに、その検出情報に基づいて、昇降機構が
播種ノズルを供給口が育苗箱の後壁上端より高位に位置
する状態に上昇させる。その後、搬送装置の搬送によっ
て育苗箱の後壁が検出手段による検出箇所を通過して検
出手段により検出されなくなると、その検出情報に基づ
いて、昇降機構は播種ノズルを供給口が育苗箱の後壁上
端より低位に位置する状態に下降させるようになる。
【0012】つまり、播種装置に検出手段と昇降機構と
を装備したことによって、野菜・花卉類の種子を播種ノ
ズルの供給口から床土表面の所定箇所に向けて落下供給
する際には、播種ノズルの供給口を育苗箱の床土表面に
近接させることでき、これによって、播種ノズルの供給
口から床土表面の所定供給箇所へ落下供給された種子の
所定供給箇所からの跳ね出しを防止できて、各種子を床
土表面の各所定供給箇所に確実に位置させることができ
るようになる。また、昇降機構を採用していることから
播種ノズルの昇降を迅速に行え、しかも、播種ノズルの
昇降を育苗箱との接当で行うのではなく非接当で行える
ことから育苗箱との接当時に生じる衝撃などを考慮する
必要もないので、播種装置による播種作業の高速化を図
れるようになる。
【0013】従って、播種作業の高効率化を図りながら
も、野菜・花卉類の種子を育苗箱の床土表面に一粒ずつ
所定間隔を隔てる状態に精度よく播種できる野菜・花卉
類用の播種装置を提供し得るに至った。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1には播種機の全体側面が示されてお
り、この播種機は、育苗箱1を連続送り搬送する搬送装
置2と、育苗箱1に対して床土3を供給して育苗箱1の
底部全体に床土3を浅く均一に敷き詰める床土供給装置
4と、育苗箱1に敷き詰めた床土3の表面全域に対して
ロックウールなどの床材を一定形状に裁断してなる床土
3の代用品としての育苗マット5を敷き詰める育苗マッ
ト供給装置6などからなる床土供給部A、育苗箱1を床
土供給部Aより受け取って播種間隔二つ分を1ピッチと
した所定ピッチで間歇送り搬送する搬送装置7と、育苗
箱1における床土表面となる育苗マット5の表面に対し
て二列分ずつの播種を行う播種装置8などからなる播種
部B、育苗箱1を播種部Bより受け取って連続送り搬送
する搬送装置9と、播種された育苗箱1に対して覆土を
供給する覆土供給装置10などからなる覆土供給部C、
および、育苗箱1を覆土供給部Cより受け取って連続送
り搬送する搬送装置11と、育苗箱1に供給された覆土
に対して給水する噴霧式の灌水装置12などからなる灌
水部Dのそれぞれが、育苗箱1の搬送方向上手側からそ
の順に配設されることによって構成されている。
【0016】図2に示すように、各搬送装置2,7,
9,11は、左右一対の支持フレーム13、左右の支持
フレーム13に掛け渡された状態で搬送方向に所定間隔
を隔てて並設された複数の回転ローラ14、各回転ロー
ラ14を外囲する状態で搬送方向両端の回転ローラ14
に渡って張設された無端搬送ベルト15、および、搬送
方向下手側端部に位置する回転ローラ14をチェーン式
伝動機構16を介して駆動する電動式の搬送モータ17
によってベルト搬送式に構成されている。
【0017】床土供給部Aの構成について詳述すると、
図1に示すように、搬送装置2における搬送方向上手側
に床土供給装置4が配備され、搬送装置2における床土
供給装置3よりも搬送方向下手側には、育苗箱1に供給
された床土を均す第一均平ブラシ18と第二均平ブラシ
19、育苗箱1のコーナー部で盛り上がった床土を鎮圧
するコーナープレス20、および、育苗マット供給装置
6のそれぞれが搬送方向上手側からその順に配備されて
いる。図3に示すように、育苗マット供給装置6は、多
数の育苗マット5を積み重ねた状態で収容する育苗マッ
ト収容部21、育苗マット収容部21の下部から育苗マ
ット5を一枚ずつ取り出して落下させる育苗マット取り
出し機構22、取り出された育苗マット5を搬送装置2
の直上方箇所で受け止めて育苗箱1の搬送方向と同じ方
向に搬送する育苗マット搬送機構23、および、育苗箱
1に浅く敷き詰められた床土3の表面上に育苗マット搬
送機構23により搬送された育苗マット5をその先端側
から押し込む状態に供給する育苗マット供給機構24な
どによって構成されている。
【0018】つまり、床土3の一部に床土3より軽量の
育苗マット5を採用することによって、マット苗全体と
しての軽量化を図ることができてマット苗搬送時などに
おける労力の軽減を図ることができるとともに、床土3
の消費を少なくすることができて経済的に有利にするこ
とができるようになる。また、育苗箱1の底部に床土3
を敷き詰めることによって、育苗マット5のみを敷き詰
めた場合に比較して吸水性や保温性などの向上を図るこ
とができ、育苗箱1に床土3のみを敷き詰めた場合に近
い良好な苗の成育が得られるようになる。しかも、育苗
マット5のみを敷き詰めた場合のようにマット苗が軽く
なり過ぎて植え付けの際に浮き苗になる不都合をも防止
できる利点を有するようになる。
【0019】播種部Bの構成について詳述すると、図1
に示すように、搬送装置7における搬送方向上手側に播
種装置8が配備され、搬送装置7における播種装置5よ
りも搬送方向下手側には、播種装置8にエアーを供給す
るエアー供給装置25、および、播種機に装備された各
種機器の作動を制御する制御装置26のそれぞれが搬送
方向上手側からその順に配備されている。
【0020】図1、図2、図4および図5に示すよう
に、播種装置8は、搬送装置7による間歇送り搬送中に
一旦停止した育苗箱1の床土表面に対して二列分の野菜
・花卉類のコーティング種子を下端の供給口aから落下
供給するよう垂直姿勢で搬送方向に前後二列で八個ずつ
所定間隔を隔てる状態に配列装備された合計十六個の播
種ノズル27、種子補給ロート28を介して供給された
野菜・花卉類のコーティング種子を貯留する種子皿29
Aと、種子皿29Aの搬送方向上手側に横一列に配列装
備された十六個の種子排出筒29Bとからなる種子貯留
部29、種子貯留部29に貯留された野菜・花卉類のコ
ーティング種子を一粒ずつ吸着して取り出す十六個の吸
着ノズル30Aを横一列に配列装備してなる種子取出部
30、および、種子取出部30の各吸着ノズル30Aに
より取り出された一粒ずつの野菜・花卉類のコーティン
グ種子を種子貯留部29の種子排出筒29Bから各播種
ノズル27へ供給案内する種子供給路31Aを形成する
十六本の供給ホース31などによって構成されている。
種子貯留部29は、種子皿29A上の野菜・花卉類のコ
ーティング種子を種子取出部30の各吸着ノズル30A
に吸着させる吸着位置(図4に実線で示す種子貯留部2
9の位置)と、各吸着ノズル30Aに吸着させた野菜・
花卉類のコーティング種子を各種子排出筒29B内に落
とし込ませる排出位置(図4に二点鎖線で示す種子貯留
部29の位置)とに、図示しない駆動機構の作動によっ
て移動するよう構成されている。種子取出部30の各吸
着ノズル30Aから各種子排出筒29B内に落とし込ま
れた野菜・花卉類のコーティング種子は、エアー供給装
置25から供給されるエアーによって、各種子供給路3
1Aを介して各播種ノズル27へ移送されるようになっ
ている。各播種ノズル27は、搬送方向下手側の列に位
置する播種ノズル27が搬送方向上手側の列に位置する
播種ノズル27よりも縦長に形成されるとともに、それ
ぞれの下端が面一でかつ搬送方向下手側の列に位置する
播種ノズル27の上端部が搬送方向上手側の列に位置す
る播種ノズル27の上端部よりも上方に位置する状態に
連結され、さらに、それらの搬送方向上手側に面する各
背面上部に、供給ホース31が互いの種子供給方向が交
差する状態に接続されている。また、各播種ノズル27
の上面にはエアー抜き用の開口27aが形成されてい
る。
【0021】以上の構成から、種子供給路31Aに供給
された野菜・花卉類のコーティング種子を播種ノズル2
7へ移送するエアーは、播種ノズル27内に達すると播
種ノズル27の上面に形成された開口27aから外部へ
流出するようになる。また、エアーにより播種ノズル2
7へ向けて移送される野菜・花卉類のコーティング種子
は、播種ノズル27内に達すると播種ノズル27の内面
に衝突してエアー移送される際の勢いが殺されるように
なる。つまり、種子供給路31Aにおいては野菜・花卉
類のコーティング種子をエアー移送することにより、播
種ノズル27への種子供給速度を速めることができて播
種作業効率の向上を図れるようになり、また、播種ノズ
ル27の供給口aからの野菜・花卉類のコーティング種
子の床土表面への落下供給は、野菜・花卉類のコーティ
ング種子の播種ノズル27内面への衝突とエアーの外部
流出により、エアー移送する際の勢いが殺された緩い速
度で行うことができて、床土表面の所定供給箇所に供給
されるはずの野菜・花卉類のコーティング種子が床土表
面の所定供給箇所から勢い良く飛び跳ねて床土表面の所
定供給箇所から外れてしまう不都合や育苗箱1から飛び
出してしまう不都合を抑制できるようになっている。
【0022】図2、図4および図5に示すように、播種
ノズル27の下端には、野菜類のコーティング種子を床
土表面に落下供給する際には供給口aとなる落下口27
bが形成されている。この落下口27bには、花卉類の
コーティング種子を床土表面に落下供給する際には供給
口aとなる落下口32aが下端に形成された供給管32
が着脱自在に連通接続されるようになっている。供給管
32は、上端に形成された接続口32bと下端の落下口
32aとが変位する状態に屈曲形成されるとともに、播
種ノズル27の落下口27bに対しては、搬送方向に沿
って前後に位置するもの同士の落下口32aが近接する
状態に接続されるようになっている。つまり、播種間隔
を比較的に狭くする必要のある花卉類のコーティング種
子を床土表面に供給する際においては、図4に示すよう
に播種ノズル27に供給管32を上述したように接続し
て供給管32下端の落下口32aを供給口aとすること
により、床土表面に対して花卉類のコーティング種子を
比較的に狭い所定播種間隔で供給することができ、ま
た、播種間隔を比較的に広くする必要のある野菜類のコ
ーティング種子を床土表面に供給する際においては、図
5に示すように播種ノズル27から供給管32を取り外
して播種ノズル27下端の落下口27bを供給口aとす
ることにより、床土表面に対して野菜類のコーティング
種子を比較的に広い所定播種間隔で供給することができ
るようにしている。
【0023】図2、図4および図5に示すように、播種
装置8には、一体連結された各播種ノズル27を昇降可
能に支持する支持フレーム33、各播種ノズル27の各
供給口aが搬送装置7により間歇送り搬送される育苗箱
1の前後壁1A,1B上端より低位の床土表面に近接す
る状態に各播種ノズル27を一体的に下降付勢する付勢
手段の一例である左右一対のコイルバネ34、各播種ノ
ズル27の各供給口aが前後壁1A,1Bを乗り越える
状態に搬送装置7により間歇送り搬送される育苗箱1の
前後壁1A,1Bとの接当に伴って各播種ノズル27を
コイルバネ34の付勢に抗して一体的に上昇させる上昇
案内部35が装備されている。支持フレーム33は、一
体連結された各播種ノズル27を昇降自在に案内支持す
る左右一対の支持杆33Aと、左右一対の支持杆33A
の上下両端を支持するよう略逆コ字状に屈曲形成された
支持板33Bとから構成されている。コイルバネ34
は、播種ノズル27の上端から支持板33Bの上端に渡
る状態で各支持杆33Aに外嵌されている。また、播種
ノズル27の落下口27bを供給口aにした場合と、播
種ノズル27の下端に接続される供給管32の落下口3
2aを供給口aにした場合とでは、供給口aの高さ位置
が変化するようになることから、支持フレーム33は、
播種装置8を支持するよう搬送装置7に立設された固定
フレーム7Aに対して、取り付け高さ位置を上下二段階
に変更できるよう連結されている。つまり、花卉類のコ
ーティング種子を床土表面に落下供給する際には、図4
に示すように固定フレーム7Aに対する支持フレーム3
3の取り付け高さ位置を高く設定することで、播種ノズ
ル27の下端に接続した供給管32の落下口32aを育
苗箱1の床土表面に近接させることができ、また、野菜
類のコーティング種子を床土表面に落下供給する際に
は、図5に示すように固定フレーム7Aに対する支持フ
レーム33の取り付け高さ位置を低く設定することで、
播種ノズル27の落下口27bを育苗箱1の床土表面に
近接させることができるようになっている。搬送方向上
手側の列に位置する各播種ノズル27の下部における搬
送方向上手側部位には、搬送方向上手側ほど上方に位置
する傾斜面27Aが形成されており、野菜類のコーティ
ング種子を床土表面に落下供給する際には、この傾斜面
27Aが上昇案内部35として機能するようになってい
る。また、左右両端に位置する播種ノズル27の下部に
は、搬送方向上手側ほど上方に位置するとともに最下端
が供給管32の落下口32aよりも下位に位置する傾斜
面36Aを備えるよう屈曲形成されたガイド板36が、
供給口aと種子供給方向で重ならない状態で着脱自在に
装備されており、供給管32を使用して花卉類のコーテ
ィング種子を床土表面に落下供給する際には、このガイ
ド板36の傾斜面36Aが上昇案内部35として機能す
るようになっている。
【0024】以上の構成から、供給管32を使用する場
合にはガイド板36を取り付けておくことによって、ま
た、供給管32を使用しない場合にはガイド板36を取
り外しておくことによって、搬送装置7により所定ピッ
チで間歇送り搬送される育苗箱1が播種装置8の配設箇
所に到達すると、育苗箱1の前壁1Aが播種装置8に装
備された上昇案内部35(各播種ノズル27の傾斜面2
7Aまたは各ガイド板36の傾斜面36A)に接当する
とともに、その接当に伴って、播種装置8の各播種ノズ
ル27がコイルバネ34の付勢に抗して上昇するように
なり、各播種ノズル27の供給口a(各播種ノズル27
の落下口27bまたは供給管32の落下口32a)が前
壁1Aを乗り越える状態になる。各播種ノズル27の供
給口aが前壁1Aを乗り越えると、前壁1Aと上昇案内
部35との接当が解除されるとともに、その接当解除に
伴って、コイルバネ34の付勢により各播種ノズル27
が下降するようになり、供給口aが前壁1A上端より低
位の床土表面に近接する状態になる。各播種ノズル27
の供給口aが床土表面に近接すると、搬送装置7により
所定ピッチで間歇送り搬送される育苗箱1の一旦停止ご
とに、野菜または花卉類の種子が各播種ノズル27の供
給口aから床土表面の所定箇所に向けて落下供給される
ようになる。そして、育苗箱1の後端に各播種ノズル2
7が位置すると、育苗箱1の後壁1Bが播種装置8の上
昇案内部35に接当するとともに、その接当に伴って、
再び播種装置8の各播種ノズル27がコイルバネ34の
付勢に抗して上昇するようになり、各播種ノズル27の
供給口aが後壁1Bを乗り越える状態になる。各播種ノ
ズル27の供給口aが後壁1Bを乗り越えると、後壁1
Bと上昇案内部35との接当が解除されるとともに、そ
の接当解除に伴って、コイルバネ34の付勢により各播
種ノズル27が下降するようになる。
【0025】つまり、播種装置8に、付勢手段の一例で
ある左右一対のコイルバネ34と、各播種ノズル27の
傾斜面27Aまたは各ガイド板36の傾斜面36Aから
なる上昇案内部35とを装備したことによって、野菜・
花卉類の種子を各播種ノズル27の供給口aから床土表
面の所定箇所に向けて落下供給する際には、各播種ノズ
ル27の供給口aを育苗箱1の床土表面に近接させるこ
とでき、これによって、各播種ノズル27の供給口aか
ら床土表面の所定供給箇所へ落下供給された種子の所定
供給箇所からの跳ね出しを防止できて、各種子を床土表
面の各所定供給箇所に確実に位置させることができるよ
うになる。また、各播種ノズル27を左右一対のコイル
バネ34と各播種ノズル27の傾斜面27Aまたは各ガ
イド板36の傾斜面36Aとで昇降させるようにしてい
ることから、構成の簡素化および製造コストの低減を図
ることができるようになる。
【0026】従って、上記構成による播種装置8は、構
成の簡素化および製造コストの低減が図られながらも、
野菜・花卉類の種子を育苗箱1の床土表面に一粒ずつ所
定間隔を隔てる状態に精度よく播種できるのである。
【0027】図1、図2および図4〜図6に示すよう
に、播種装置8における搬送方向下手側の各播種ノズル
27が横一列に整列装備された播種位置には、搬送装置
7の左側の支持フレーム13に固着されたリミットスイ
ッチ(近接スイッチまたは反射式の光センサなどでもよ
い)からなる検出手段37が装備されている。一方、育
苗箱1における搬送方向に沿う左右の横側壁1Cには、
それぞれ、検出手段37により検出される複数の突出片
38Aが搬送方向に沿って一定ピッチに並設配備された
被検出体38が装着されている。左右の被検出体38
は、育苗箱1に対して着脱自在に外嵌可能な枠体38B
に固着されており、育苗箱1に枠体38Bを外嵌させる
ことによって育苗箱1の横側壁1Cに装着できるように
なっている。一方の被検出体38に並設された突出片3
8Aの並設ピッチは、搬送方向に沿って配設された各播
種ノズル27の落下口27b同士の搬送方向での配設間
隔の二倍の距離に設定されている。また、他方の被検出
体38に並設された突出片38Aの並設ピッチは、搬送
方向に沿って配設された各供給管32の落下口32a同
士の搬送方向での配設間隔の二倍の距離に設定されてい
る。検出手段37は、搬送装置7により育苗箱1が搬送
されるのに伴って突出片38Aの有無を検出するととも
に、その検出情報を制御装置26へ出力するようになっ
ている。制御装置26は、検出手段37により突出片3
8Aが検出されるごとに、搬送装置7の搬送モータ17
を所定時間停止させるとともに、その所定時間経過後に
搬送モータ17を再起動させるようになっている。つま
り、左右の被検出体38が装着された育苗箱1を播種機
へ供給する際に育苗箱1の向きを変更するだけで、播種
するコーティング種子の種類に応じて予め設定変更され
た各播種ノズル27の供給口a同士の搬送方向での配設
間隔に対応する所定ピッチで育苗箱1を間歇送り搬送す
る状態に搬送装置7の作動状態を切り換えられるように
なっている。また、制御装置26は、搬送装置7の搬送
モータ17を所定時間停止させるごとに播種装置8を作
動させて、その停止ごとに定められる育苗箱1の床土表
面における所定間隔を隔てた各所定供給箇所に対して、
一粒ずつの野菜・花卉類のコーティング種子を各播種ノ
ズル27から供給させるようになっている。尚、搬送モ
ータ17を停止させる所定時間は、播種装置8の種子貯
留部29から野菜・花卉類のコーティング種子を取り出
して育苗箱1の床土表面へ供給するまでに要する時間を
考慮して設定されている。
【0028】ちなみに、図7に示すように、野菜類の播
種を行う際において複数の苗ポット39Aが縦横に整列
する状態に形成された育苗トレー39を使用する場合に
は、固定フレーム7Aに対する支持フレーム33の取り
付け高さ位置を高く設定するようにすれば、播種ノズル
27を育苗トレー39の上端面に近接させることができ
るとともに、播種ノズル27の落下口27bを各苗ポッ
ト39Aの床土表面に近接させることができて、播種ノ
ズル27の落下口27bから育苗トレー39の各苗ポッ
ト39Aへ落下供給した種子が苗ポット39Aから跳ね
出ることを阻止できるようになっている。この場合、検
出手段37は、搬送装置7により搬送される育苗箱1に
載置された育苗トレー39の苗ポット39Aの有無を検
出し、制御装置26は、検出手段37からの検出情報に
基づいて搬送装置7の搬送モータ17を間歇駆動するよ
うになる。また、搬送方向上手側の列に位置する各播種
ノズル27の傾斜面27Aは、搬送装置7による育苗箱
1の搬送に伴って育苗箱1から浮き上がった育苗トレー
39を播種ノズル27の下方へ摺接案内する案内部とし
て機能するようになる。
【0029】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 播種機としては、水稲用の播種装置を備えたもので
あってもよい。 上記の実施形態における床土供給部Aにおいては、
育苗箱1内に床土3と育苗マット5を敷き詰めるように
したが、育苗箱1内に床土3のみを敷き詰めるようにし
てもよく、また、育苗箱1内に育苗マット5のみを敷き
詰めるようにしてもよい。 播種機における播種装置8よりも搬送方向上手側
に、育苗箱1に敷き詰められた床土3または育苗マット
5の表面に対して、野菜・花卉類の種子を落とし込むた
めの種子孔を所定ピッチで形成する型付けローラを装備
するようにしてもよい。 播種部Bを、播種間隔一つ分を1ピッチとした所定
ピッチで育苗箱1を間歇送り搬送する搬送装置7と、育
苗箱1の床土表面に対して一列分ずつの播種を行う播種
装置8とから構成してもよい。 播種部Bの搬送手段7としては、チェーン式伝動機
構を介して回転駆動される複数のローラ軸が搬送方向に
所定間隔を隔てて並設されたローラ搬送式のものなどで
あってもよい。 播種ノズル27を下降付勢する付勢手段34を板バ
ネで構成するようにしてもよい。 上昇案内部35として機能する播種ノズル27の傾
斜面27Aおよびガイド板36の傾斜面36Aをそれぞ
れ湾曲面に変更してもよく、また、搬送方向に回転する
ガイドローラに変更してもよい。 図8および図9に示すように、上昇案内部35に代
えて育苗箱1の前後壁1A,1Bを検出するリミットス
イッチからなる検出手段40を装備するとともに、付勢
手段34に代えて検出手段40からの検出情報に基づい
て、供給口aが前後壁1A,1Bの上端より低位の床土
表面に近接する状態と、供給口aが前後壁1A,1Bの
上端より高位に位置する状態とに播種ノズル27を昇降
させるリフトシリンダからなる昇降機構41を装備する
ようにしてもよい。
【0030】上記の構成においては、搬送装置7によ
り所定ピッチで間歇送り搬送される育苗箱1が播種装置
7の配設箇所に到達すると、先ず、検出手段40が育苗
箱1の前壁1Aを検出するとともに、その検出情報に基
づいて、昇降機構41が播種ノズル27を供給口aが育
苗箱1の前壁1A上端より高位に位置する状態に上昇さ
せる。その後、搬送装置7の搬送により育苗箱1の前壁
1Aが検出手段40による検出箇所を通過して検出手段
40により検出されなくなると、その検出情報に基づい
て、昇降機構41は播種ノズル27を供給口aが育苗箱
1の前壁1A上端より低位の床土表面に近接する状態に
下降させる。この下降により播種ノズル27の供給口a
が床土表面に近接している状態では、制御装置26の制
御作動によって、搬送装置7により所定ピッチで間歇送
り搬送される育苗箱1の一旦停止ごとに、野菜・花卉類
の種子が播種ノズル27の供給口aから床土表面の所定
箇所に向けて落下供給されるようになる。そして、搬送
装置7の搬送により床土表面の後端が播種ノズル27の
配設箇所に到達すると、検出手段40が育苗箱1の後壁
1Bを検出するとともに、その検出情報に基づいて、昇
降機構41が播種ノズル27を供給口aが育苗箱1の後
壁1B上端より高位に位置する状態に上昇させる。その
後、搬送装置7の搬送によって育苗箱1の後壁1Bが検
出手段40による検出箇所を通過して検出手段40によ
り検出されなくなると、その検出情報に基づいて、昇降
機構41は播種ノズル27を供給口aが育苗箱1の後壁
1B上端より低位に位置する状態に下降させるようにな
る。
【0031】つまり、播種装置8に検出手段40と昇降
機構41とを装備したことにより、野菜・花卉類の種子
を播種ノズル27の供給口aから床土表面の所定箇所に
向けて落下供給する際には、播種ノズル27の供給口a
を育苗箱1の床土表面に近接させることでき、これによ
って、播種ノズル27の供給口aから床土表面の所定供
給箇所へ落下供給された種子の所定供給箇所からの跳ね
出しを防止できて、各種子を床土表面の各所定供給箇所
に確実に位置させることができるようになる。また、昇
降機構41を採用していることから播種ノズル27の昇
降を迅速にすることができ、しかも、播種ノズル27の
昇降を育苗箱1との接当で行うのではなく非接当で行え
ることから育苗箱1との接当時に生じる衝撃などを考慮
する必要もないので、播種装置8による播種作業の高速
化を図れるようになる。
【0032】従って、上記の構成によると、播種作業
の高効率化を図りながらも、野菜・花卉類の種子を育苗
箱1の床土表面に一粒ずつ所定間隔を隔てる状態に精度
よく播種できるのである。
【0033】ちなみに、上記における検出手段40と
して近接スイッチや光センサなどを採用するようにして
もよい。また、昇降機構41として電動モータにより駆
動されるピニオンギヤとラックギヤとから構成されたラ
ック・ピニオン式のものなどを採用するようにしてもよ
い。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種機の全体側面図
【図2】搬送装置および播種装置の構成を示す縦断正面
【図3】育苗マット供給装置の構成を示す縦断側面図
【図4】花卉類の播種を行う際の播種装置の状態を示す
縦断側面図
【図5】野菜類の播種を行う際の播種装置の状態を示す
要部縦断側面図
【図6】被検出体の構成を示す斜視図
【図7】育苗トレーを用いて野菜類の播種を行う際の播
種装置の状態を示す要部縦断側面図
【図8】別実施例における播種装置の構成を示す縦断正
面図
【図9】別実施例における播種装置の構成を示す縦断側
面図
【符号の説明】
1 育苗箱 1A 前壁 1B 後壁 7 搬送装置 8 播種装置 27 播種ノズル 34 付勢手段 35 上昇案内部 40 検出手段 41 昇降機構 a 供給口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱(1)を所定ピッチで間歇送り搬
    送する搬送装置(7)と、前記育苗箱(1)の床土表面
    に対して播種ノズル(27)の供給口(a)から種子を
    所定間隔を隔てる状態に落下供給する播種装置(8)と
    を備えるとともに、前記播種装置(8)に、前記供給口
    (a)が前記育苗箱(1)の前後壁(1A),(1B)
    上端より低位の前記床土表面に近接する状態に前記播種
    ノズル(27)を下降付勢する付勢手段(34)と、前
    記供給口(a)が前記前後壁(1A),(1B)を乗り
    越える状態に前記前後壁(1A),(1B)との接当に
    伴って前記播種ノズル(27)を前記付勢手段(34)
    に抗して上昇させる上昇案内部(35)を装備してある
    播種機。
  2. 【請求項2】 育苗箱(1)を所定ピッチで間歇送り搬
    送する搬送装置(7)と、前記育苗箱(1)の床土表面
    に対して播種ノズル(27)の供給口(a)から種子を
    所定間隔を隔てる状態に落下供給する播種装置(8)と
    を備えるとともに、前記播種装置(8)に、前記育苗箱
    (1)の前後壁(1A),(1B)を検出する検出手段
    (40)と、該検出手段(40)からの検出情報に基づ
    いて、前記供給口(a)が前記前後壁(1A),(1
    B)上端より低位の前記床土表面に近接する状態と、前
    記供給口(a)が前記前後壁(1A),(1B)上端よ
    り高位に位置する状態とに前記播種ノズル(27)を昇
    降させる昇降機構(41)を備えてある播種機。
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