JP2003116307A - 鉢上げ装置 - Google Patents

鉢上げ装置

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JP2003116307A
JP2003116307A JP2001317691A JP2001317691A JP2003116307A JP 2003116307 A JP2003116307 A JP 2003116307A JP 2001317691 A JP2001317691 A JP 2001317691A JP 2001317691 A JP2001317691 A JP 2001317691A JP 2003116307 A JP2003116307 A JP 2003116307A
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Japan
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tray
seedling
seedlings
pot
planting
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Application number
JP2001317691A
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English (en)
Inventor
Kensuke Omae
健介 大前
Haruhiko Takano
治彦 高野
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Yanmar Co Ltd
Keibunsha Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Keibunsha Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の鉢上げ装置を改造させるなどの
煩わしさなくそのまま利用して移植トレイ3の1ポット
3aに対し3株分の苗など複数株の苗を容易に植付け可
能とさせて、作業能率や作業の対応性を向上させると共
に、鉢上げ商品の価値を向上させる。 【解決手段】 育苗搬送ライン5上の育苗トレイ1の
1株分苗43を1対の箸形移植爪7で取出して移植搬送
ライン6上の移植トレイ3まで爪移動機構8で移動させ
て植付けるようにした鉢上げ装置において、移植トレイ
3の1ポット3aに対し複数株の苗43を所定間隔を有
し順次植付ける植付制御手段4・8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば発芽させた稚
苗を適正大きさまで育成するために、育苗トレイから移
植トレイに苗の移植を行う鉢上げ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の鉢上げ装置にあ
っては、育苗搬送ラインの育苗トレイから取出した苗を
移植搬送ラインの移植トレイの各ポットに1株毎に植付
けているが、ユーザによっては1ポットに対し2或いは
3株など複数株の苗の植付けが要求される場合があり、
従来の鉢上げ装置ではこの要求に適正に対処させること
ができなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、育
苗搬送ライン上の育苗トレイの苗を1対の箸形移植爪で
取出して移植搬送ライン上の移植トレイまで爪移動機構
で移動させて植付けるようにした鉢上げ装置において、
移植トレイの1ポットに対して複数株の苗を所定間隔を
有し順次植付ける植付制御手段を設けるもので、従来の
鉢上げ装置を改造させるなどの煩わしさなくそのまま利
用して移植トレイの1ポットに対し3株分の苗など複数
株の苗を容易に植付け可能とさせて、作業能率や作業の
対応性を向上させると共に、鉢上げ商品の価値を向上さ
せるものである。
【0004】また、育苗トレイを取外し自在に装填させ
るアンダートレイに複数株苗植付用の検出穴を形成する
もので、育苗搬送ラインで搬送する育苗トレイの正確な
位置決めを検出穴に基づいて行って、育苗トレイからの
正確な苗取出しを行って1つの移植ポットに対し精度良
好な複数株の苗植付けを可能とさせると共に、移植ポッ
トに対する苗品種や育苗トレイ形状に応じた植付条件な
どを検出穴に基づいて設定して、苗品種などに良好に対
応させた自動鉢上げ作業を可能とさせるものである。
【0005】さらに、育苗トレイより移植爪で取出す苗
状態を検出する苗センサを上下及び左右方向に多段状に
複数設けて、育苗トレイから移植爪で取出される苗の適
正・不適正など最少数(3つ)の苗センサで正確且つ確
実に判別して、鉢上げ精度を向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は鉢上げ装置の全体側面図、図2は
同正面図、図3は同平面図、図4は搬送部の平面図であ
り、苗トレイである育苗トレイ1を搬送するチェン式育
苗トレイコンベア2と、鉢上げ用トレイである移植トレ
イ3を搬送するベルト式移植トレイコンベア4とを平面
視で平行に隣接配備させ、これらトレイコンベア2・4
によって近接する2つの平行な育苗搬送ライン5と移植
搬送ライン6とを構成するもので、育苗トレイ1は稚苗
を収容する例えば12列×24行の288の育苗ポット
1a数を、また移植トレイ3は例えば4列×5行の20
の移植ポット3a数を有して、各コンベア2・4の所定
位置で育苗トレイ1の苗を苗取出爪及び苗植付爪を兼用
する単一の移植爪7によって移植トレイ3に移植して鉢
上げ作業を行うように構成している。
【0007】図4、図5に示す如く、前記トレイコンベ
ア2・4は矢印方向に各ポット1a・3aのピッチP1
・P2毎に間欠的に搬送させ、コンベア2・4の送り略
中央に直交状に設ける移植爪7の横移動機構8の下方位
置で移植爪7の爪上下動機構9を動作させて、育苗トレ
イ1からの苗取出し及びこの苗の移植トレイ3への植付
けを行うように構成している。
【0008】図4に示す如く、前記移植爪7は横移動機
構8によって左右のコンベア2・4間を移動自在とする
と共に、爪上下動機構9によって上下動自在として苗取
り及び苗植付けを可能とさせたもので、前記移動機構8
は各コンベア2・4上方で機枠10の左右方向に直交さ
せるタイミングベルト或いはチェン11に移動テーブル
12を左右移動自在に連結させて、エンドレス状の前記
タイミングベルト或いはチェン11を左右のタイミング
プーリ或いはスプロケット13・14に巻回させ、左プ
ーリ或いはスプロケット13の回転軸15にベルト伝動
機構16などを介し連結するACサーボ形爪移動モータ
17の正逆駆動によってベルト或いはチェン11を左右
方向に往復移動させて、テーブル12に上下動機構9を
介し支持する移植爪7の左右移動を行うように構成して
いる。
【0009】図6乃至図11に示す如く、前記爪上下動
機構9は前記移動テーブル12にシリンダフレーム18
を介し連結固定する空圧式爪昇降シリンダ19と、該昇
降シリンダ19のピストンロッド20先端の連結杆21
に上下縦長の空圧式プッシャ上下用シリンダ22を連結
固定させる正面視略門形の第1シリンダベース23と、
該第1シリンダベース23にボルト24を介し取外し自
在に固定させる側面視略門形の第2シリンダベース25
と、該第2シリンダベース25の上部折曲板25aに固
設する空圧式第2爪開閉シリンダ26と、該開閉シリン
ダ26下側のピストンロッド27先端に結合部材28及
びガイド部材29を介し連結固定する空圧式第1爪開閉
シリンダ30と、該シリンダ30下側のピストンロッド
31に枢軸32を介し連結させる左右に横長の爪開閉板
33と、前記第1シリンダベース23の左右側板23a
間に固設する上下2本の軸34・35に固定支持させる
左右の爪開閉支点部材36と、左右の支点部材36の下
端側に回動自在に貫通支持させて一端側を移植爪7に固
設する爪開閉軸37と、該開閉軸37の他端側に一端側
を固定させて前記開閉板33左右両側の長孔38内に嵌
合するローラ39のローラ軸40を他端側に取付ける左
右の爪開閉アーム41と、前記移植爪7の外側に上下動
自在に設けて下動時底板部42aで当接する苗43の根
鉢43a上面を下方に押圧するプッシャ42と、前記シ
リンダ22のピストンロッド44先端に固設する連結杆
45とプッシャ42を連結する線条体46と、前記開閉
板37に下部基端を固設して第2シリンダベース25の
上下部折曲板25a・25bに上端側を上下動自在に案
内支持させる左右の開閉ガイドロッド47とを備え、図
8に示す如く第1及び第2爪開閉シリンダ30・26の
伸張時には移植爪7を構成する左右爪体7a・7bを閉
とさせると共に、図9に示す如く第1階段の第1爪開閉
シリンダ30の縮小時には左右爪体7a・7bを開閉軸
37を中心として回動させ略平行状態に開とさせ、図1
0に示す如く第2段階の第2爪開閉シリンダ30の縮小
時にはさらに回動軸37を中心に左右爪体7a・7bを
開方向に回動させて全開状態とさせるように構成してい
る。
【0010】図11にも示す如く、前記爪体7a・7b
は対向する内側面を凹部48に形成すると共に、各爪体
7a・7bの先端を二股部49に形成して断面八の字形
に形成し、左右爪体7a・7bの閉時にはこの二股部4
9間に苗43を挾持すると共に、左右爪体7a・7bの
開時には苗43を開放するもので、爪体7a・7bの先
端を二股部49に形成することによって、苗43の根鉢
43aの出来具合いに関係のない苗43の確実な挾持を
行って、苗取出精度を向上させるように構成している。
【0011】図5、図6、図7に示す如く、前記昇降シ
リンダ19の左右両側を連結固定する左右シリンダフレ
ーム18の下端側にセンサ台50を固設して、育苗トレ
イ1の苗43が移植爪7によって挾持され昇降シリンダ
19によって上動するときの苗43を検出する3つの光
電式苗センサ51・52・53をセンサ台50に上下及
び左右方向に多段状に取付けるもので、移植爪7の移動
方向aと直交する方向に検出光bを投射する発光ダイオ
ードなどの発光素子51a・52a・53aとこの検出
光を受光するフォトダイオードなどの受光素子51b・
52b・53bとを苗センサ51・52・53は備え、
前記センサ台50下面の左右一側に発光素子51a・5
2a・53aを、他側に受光素子51b・52b・53
bを配設して、育苗トレイ1より移植爪7によって苗4
3が引抜かれ上昇する間の一定時間を苗センサ51・5
2・53の検出時間とし、この時間中発光素子51a・
52a・53aから受光素子51b・52b・53bに
投射される検出光が苗43によって遮光されるときの累
積遮光時間や2つの検出光が苗43によって同時に遮光
されるときの累積遮光時間を苗センサ51・52・53
で検出して正常苗・不良苗・欠株などを判別するように
構成している。
【0012】また、前記苗センサ51・52・53は移
植爪7の中心部に検出光を一致させる中央の苗センサ5
1に対し、左右の苗センサ52・53を一定高さ低位置
に設け、移植爪7より苗43がはみ出る状態或いは変形
苗などを検出して正常苗のみ正確な植付けを行うように
構成している。
【0013】さらに、前記発光素子51a・52a・5
3a及び受光素子51b・52b・53bの上方には、
各発光面54及び受光面55に向け空気を噴出させるエ
アブロー56を設けると共に、本体に内装するエアコン
プレッサにエアホース57を介しエアブロー56を接続
させて、各発光面54及び受光面55に泥が付着しても
空気の噴出で吹き飛ばして誤検出を防止するように構成
している。
【0014】図1乃至図4に示す如く、育苗トレイコン
ベア2の移植トレイコンベア4とは反対側の右側位置で
横移動機構8の右移動終端位置下方に断面凹形状の不良
苗排出ガイド58を有する不良苗排出部59に設けるも
ので、排出ガイド58のガイド面60を60゜以上の傾
斜角を有するように設けて、水分の多い根鉢43aの苗
43や異形の苗43でも詰まることなくスムーズにガイ
ド面60を流下させて、育苗トレイコンベア2の下方に
配置させる回収容器61などに回収するように構成して
いる。
【0015】図4、図5、図12に示す如く、前記育苗
トレイ1は各種ポット1aのトレイ毎に準備する防錆材
製(ステンレス鋼など)のアンダートレイ62に装填さ
せてトレイコンベア4上に載置させるもので、前記アン
ダートレイ62は、育苗トレイ1の載る底板63と、底
板63上の育苗トレイ1の左右移動を規制する門形状の
左右側枠64と、側枠64上部に固設して底板63上の
育苗トレイ1の上動を規制する断面L形の規制ガイド6
5と、底板63の前後一端側に調節ボルトなどを介し前
後取付位置調節自在に固設するトレイ当て板66とを備
え、前記当て板66の反対側より左右側枠64間及び底
板63と規制ガイド66間に育苗トレイ1を差込んで、
アンダートレイ62に育苗トレイ1を装填するように構
成している。
【0016】また、前記側枠64の一側外面には各種ポ
ット1aの行ピッチに合わせた複数の検出穴67を開設
して、アンダートレイ62の停止位置近傍に設ける近接
スイッチなど近接センサである育苗位置センサ68で検
出穴67を検出して、アンダートレイ62の移動方向の
位置合せを行うもので、近接スイッチなど育苗位置セン
サ68でトレイ62を検出することによって、トレイ1
・62に泥などが付着していてもこの影響を受けること
のない正確な検出を行うように構成している。
【0017】図1乃至図3に示す如く、鉢上げ装置の本
体69下部には左右の前輪及び後輪ブラケット70・7
1を固設させ、大径の移動用前後輪72・73と小径の
補助輪74とレベル調節自在な固定台75とをブラケッ
ト70・71に取付け、前輪72側の方向を固定とする
のに対し後輪73側を方向自在な自由輪として、ハウス
内が舗装路でなくても容易に移動可能とさせて鉢上げ物
搬送の省力化など図るように構成している。
【0018】そして図4、図5、図15に示す如く、前
記移動爪7の育苗側移動終端位置を検出する爪移動位置
センサ76と、各コンベア2・4上での育苗トレイ(ア
ンダートレイ62)及び移植トレイ3の苗取出及び苗植
付位置を検出する育苗及び移植位置センサ68・77
と、前記苗センサ51・52・53における苗検出光の
遮光累積時間を調節設定する苗検出設定器78と、自動
鉢上げの開始や1つの移植ポット3aに植付ける3株の
苗43間の左右方向(列方向)及び前後方向(行方向)
の距離(ピッチ)K1・K2,L2・L3などを設定す
るタッチパネル79と、前記トレイコンベア2・4を間
欠及び連続的に駆動する育苗及び移植トレイ用コンベア
モータ80・81と、前記爪昇降シリンダ19を操作す
る爪昇降用電磁バルブ82と、前記第1つ目開閉シリン
ダ30を操作する爪開閉用電磁バルブ83と、前記第2
つ目開閉シリンダ26を操作する爪開閉用電磁バルブ8
4と、前記プッシャ上下用シリンダ22を操作するプッ
シャ用電磁バルブ85とを備え、各センサ51〜53,
68・76・77,設定器78,タッチパネル79をコ
ンピュータで構成するコントローラ86に接続させると
共に、各モータ17・80・81,各バルブ82〜85
にコントローラ86を接続させて、各センサ51〜5
3,68・76・77,設定器78,タッチパネル79
に基づいた自動制御による鉢上げ作業を行うように構成
している。
【0019】なお、移植トレイコンベア4の植付位置の
送り方向上手側には鎮圧装置87を装備させて、植付け
る苗43が大きく植付時の抵抗も大きい条件のときに
は、鎮圧装置87の鎮圧棒87aによって移植トレイ3
の養土表面に予め移植穴を形成しておくものであり、鎮
圧棒87aは横1列4つの移植ポット3aに対応して4
つ横1列状に連設させ、一括同時に4つの移植穴を形成
させるものである。
【0020】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、図16に示す如く、育苗及び移植トレイ1・3が所
定の苗取り及び苗移植位置にあることをトレイセンサ7
7・78が検出するとき、コンベアモータ80・81を
停止させ、テーブル2を育苗トレイ1側にプログラムに
設定される所定距離だけ移動させて停止させ、前記昇降
シリンダ19を駆動して、爪7を第1段階の一定巾だけ
開とさせて下動させると共に、第1爪開閉シリンダ30
によって爪7を開から閉とさせてポット1a内の苗43
を挾持する。その後前記昇降シリンダ19を駆動して、
苗43を上動位置に上昇させ、この上昇中の一定時間苗
センサ51・52・53によって苗43の検出を行い、
爪7に正常な苗43の挾持されるときは移植トレイ3側
にプログラムで設定される所定距離だけ移動させて停止
させ、前記昇降シリンダ19を駆動して爪7を下動させ
ると共に、爪7を閉から第2段階の全開とさせ、このと
き前記昇降シリンダ22を駆動してプッシャ42を下動
させてポット3aに苗43を確実に移植させ、移植後は
爪7を再び上動して育苗トレイ1の次回ポット1a取出
位置まで所定距離センサだけ移動させるものである。
【0021】なお、前記移植爪7の苗移植後にあっては
爪開度を全開より狭めて上動させる構成とすることによ
って、苗やポット3aの持ち上がりを防止することがで
きる。
【0022】また、前記苗センサ51・52・53にあ
ってはオートチューン機能を有し、センサ51・52・
53が設定回数(例えば100回)だけ苗43の検出動
作を行うとき、苗センサ51・52・53の0点調節や
設定値の補正を自動的に行うもので、例えば0点調節の
場合苗43を強度していない状態での検出を行ってセン
サ51・52・53の0点を調節し、作業中泥や埃など
でセンサ51・52・53の発光面54及び受光面55
が汚れた状態にあってもこの影響を受けることなく精度
の確保を図っている。またこの場合オートチューンの設
定回数は任意に変更可能とさせ、作業条件の違いに対応
させて0点調節や設定値の補正を行うものである。
【0023】また、前記移植トレイ3の1ポット3aに
対し1株毎の3回の植付けを行って3株の多数植えを可
能とさせるもので、図13、図14、図17に示す如
く、移植トレイコンベア4の駆動時にあって位置センサ
78が移植ポット3aを検出したときよりポット3aが
距離L1移動したときコンベア4を停止させ、移植ポッ
ト3aを移植位置とさせ、このポット3aの移植位置の
とき、前記苗位置センサ68の検出穴67の検出で育苗
トレイコンベア2を停止させるときの育苗ポット1aの
中心部を一致させて苗取り位置とさせて、育苗ポット1
aから取出した苗43を横1列4つの移植ポット3aに
順次1株目として植付ける。
【0024】そして1列のポット3a全てに1株目の苗
43の植付けが終了するとき、横移動機構8による移植
爪7の2株目の初期植付位置を距離K1だけ右移動、ま
たコンベア4を駆動してポット3aを距離L2だけ前移
動させて2株目の苗43を順次植付け、1列のポット3
a全てに2株目の苗43の植付けが終了するとき、移植
爪7の3株目の初期植付位置を2株目の初期植付位置よ
り距離K1+K2だけ左移動、またコンベア4を駆動し
てポット3aを距離L3だけ前移動させて3株目の苗4
3を順次植付け、1列のポット3a全てに3株目の苗4
3の植付けが終了するとき、移植爪7を元の初期中央位
置に戻すと共に、移植位置センサ77が2列目のポット
3aを検出するまでコンベア4を駆動して、以降所定の
1列目同様の作業を行って2列目のポット3aの全てに
3株分の苗43を植付ける。
【0025】また図12に示す如く、前記アンダートレ
イ62の送り始端側の検出穴67上部位置に植付株数・
植付苗43間の距離L2・L3,K1・K2、ポット3
aの検出端部と1株目苗43間の距離L1など複数苗植
えデータを穴形状或いは穴数或いは穴位置などより設定
する検出穴であるデータ穴87を開設していて、移植位
置センサ77或いは別途設置するセンサでデータ穴87
を検出することによって、各種苗品種や移植ポット3a
に応じた複数株の鉢上げ作業を可能とさせている。
【0026】このように前後方向(行方向)の距離L1
・L2・L3と左右方向(列方向)の距離K1・K2の
組合せで1つの移植ポット3aに対し3株分など複数株
の苗43の植付けを可能とさせることができるもので、
従来の1株植付用の自動鉢上げ装置などを改造させるこ
となくそのまま利用して、植付制御手段であるコンベア
4及び爪移動機構8を駆動する制御ソフトを変更するだ
けの簡単な操作で複数苗43の植付けを容易に可能とさ
せることができる。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、育苗搬送ライン5上の育苗トレイ1の1株分苗43
を1対の箸形移植爪7で取出して移植搬送ライン6上の
移植トレイ3まで爪移動機構8で移動させて植付けるよ
うにした鉢上げ装置において、移植トレイ3の1ポット
3aに対し複数株の苗43を所定間隔を有し順次植付け
る植付制御手段4・8を設けたものであるから、従来の
鉢上げ装置を改造させるなどの煩わしさなくそのまま利
用して移植トレイ3の1ポット3aに対し3株分の苗な
ど複数株の苗を容易に植付け可能とさせて、作業能率や
作業の対応性を向上させると共に、鉢上げ商品の価値を
向上させることができるものである。
【0028】また、育苗トレイ1を取外し自在に装填さ
せるアンダートレイ64に複数株苗植付用の検出穴67
・87を形成したものであるから、育苗搬送ライン5で
搬送する育苗トレイ1の正確な位置決めを検出穴67に
基づいて行って、育苗トレイ1からの正確な苗取出しを
行って1つの移植ポット3aに対し精度良好な複数株の
苗植付けを可能とさせると共に、移植ポット3aに対す
る苗品種や育苗トレイ1形状に応じた植付条件などを検
出穴87に基づいて設定して、苗品種などに良好に対応
させた自動鉢上げ作業を可能とさせることができるもの
である。
【0029】さらに、育苗トレイ1より移植爪7で取出
す苗状態を検出する苗センサ51・52・53を上下及
び左右方向に多段状に複数設けたものであるから、育苗
トレイ1から移植爪7で取出される苗43の適正・不適
正など最少数(3つ)の苗センサ51・52・53で正
確且つ確実に判別して、鉢上げ精度を向上させることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】全体の正面図。
【図3】全体の平面図。
【図4】搬送ラインの平面説明図。
【図5】搬送ラインの正面説明図。
【図6】移植爪部の側面説明図。
【図7】移植爪部の正面説明図。
【図8】移植爪の閉説明図。
【図9】移植爪の開説明図。
【図10】移植爪の全開説明図。
【図11】移植爪の全開説明図。
【図12】アンダートレイの説明図。
【図13】移植トレイに対する苗植付状態を示す側面
図。
【図14】移植トレイに対する苗植付状態を示す平面
図。
【図15】制御回路図。
【図16】鉢上げ制御フロー。
【図17】3株植えの制御フロー。
【符号の説明】
1 育苗トレイ 3 移植トレイ 3a ポット 4 コンベア(植付制御手段) 5 搬送ライン 6 搬送ライン 7 移植爪 8 移動機構(植付制御手段) 43 苗 51・52・53 苗センサ 64 アンダートレイ 67 検出穴 87 データ穴(検出穴)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 治彦 広島県高田郡吉田町大字山手739番地の6 株式会社啓文社製作所内 Fターム(参考) 2B060 AA01 AB06 AD07 CB06 CB23 CB27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗搬送ライン上の育苗トレイの1株毎
    の苗を1対の箸形移植爪で取出して移植搬送ライン上の
    移植トレイまで爪移動機構で移動させて植付けるように
    した鉢上げ装置において、移植トレイの1ポットに対し
    て複数株の苗を所定間隔を有し順次植付ける植付制御手
    段を設けたことを特徴とする鉢上げ装置。
  2. 【請求項2】 育苗トレイを取外し自在に装填させるア
    ンダートレイに複数株苗植付用の検出穴を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の鉢上げ装置。
  3. 【請求項3】 育苗トレイより移植爪で取出す苗状態を
    検出する苗センサを上下及び左右方向に多段状に複数設
    けたことを特徴とする請求項1記載の鉢上げ装置。
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