JP3796738B2 - 定植機の苗床ブロック分離装置 - Google Patents

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既に発芽している水耕栽培の稚苗を配列した苗付ウレタンマットから、一株の苗である苗床ブロック毎に千切り取り、これを育成パネルのより大きな株間を空けて配列されたポット穴の中に移植する水耕苗の定植機の苗床ブロック分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような移植作業は人間の手により行われていたが、非常に手数が掛かり、また、労働条件も厳しいものであった。
また、最近は都市近郊で水耕栽培が行われており、そのことは自動化し機械化を進め生産性を上げることにある。しかし、スムースに連続して作動する機械はないに等しく、特に苗床ブロックを分離する際に苗付ウレタンマットを固定する機構は定植機において最も重要な部分であるが、満足するような固定する装置は未だなかった。
先行技術の苗付ウレタンマットを固定するものとして、固定針が上方及び前方から、苗付ウレタンマット上面及び正面に向かって突き刺すもの、台板の下方に付いた押え杆や止め杆で苗付ウレタンマットの1列目の全体の上面と2列目苗床ブロック両側を押さえるもの等がある(特許文献1及び特許文献2を参照)。なお特許文献2については、それ以前(平成9年3月)、それと同一の発明である千葉県四街道市大日1637−18所在 株式会社大日エンジニアリングが製造し販売した際の定植機の製作図面等の資料があり、当時前記会社の従業者であった本発明の発明者が開発したものであり、公知にはしたが、特許を受ける権利を他人に譲渡した事実はない。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−171840公報(請求項1、図3、図4)
【特許文献2】
特開2000−4699号公報(3頁、図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来技術によれば、特許文献1の場合、固定針で苗を突き刺した所が黒く枯れたり、衝撃や衝突により針が折れることがあり、扱う材料が食材であることから折れた針が紛失した場合には重大な問題となる。また、特許文献2の場合、苗床ブロックの1列目の全体の上面を押さえた上で苗床押え具の正面に開けられた狭い開口部から苗床ブロックを水平に取り出すことは不具合があり、これは本発明の発明者が開発したものであるが、上面の押圧の力を調節するのが困難であるという欠点もあった。
本発明は、前記のような理由から、苗をなるべく傷めずに、各部の作動が淀みなく、潤滑に行える水耕苗の定植機の苗床ブロック分離装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、基台3に下段コンベヤ8を張設し、前記基台3の上流側にあるパネル積載部6から育生パネル7を1枚ずつ基台3の下流側にある移植部12に搬送し、その上方に上段コンベヤ9を張設し、その上流側に載置した苗付ウレタンマットWを前記移植部12に搬送して、移植部12で苗付ウレタンマットW,W,・・を把持針44,44,・・で苗床ブロックW′,W′,・・毎に千切り、移植針47,47,・・で前記育生パネル7の複数のポット穴7a,7a,・・に移植する水耕苗の定植機2において、
前記上段コンベヤ9はスラットコンベヤとし、苗付ウレタンマットWの長さに複数のスラット9b,9b,・・を並列し、前記各スラット9b,9b,・・群の間には空間を開け、その各後端のスラット9b,9b,・・に苗付ウレタンマットWの載置位置を決める複数のマット係止ピン9d,9d,・・を配置し、前記苗付ウレタンマットWが到着したことを検知する光電センサ13,13を上段コンベヤの下流端9aの両側に設置し、後続スラット9b,9b,・・群の先頭のスラット止めボルト9cを検知する近接スイッチ14とを配設することにより、苗付ウレタンマットWが正確な位置に停止するよう構成したことを特徴とする定植機の苗床ブロック分離装置1としたものである。
【0006】
また、請求項2に係る発明は、前記移植部12には、苗床ブロックW′,W′,・・を千切る時に苗付ウレタンマットWを一時固定するため、上流側の両側に配設したエアシリンダ25,25により昇降し、苗付ウレタンマットWを上から押圧固定するための下流側に突出した2本の押え棒28,28を配列した複数のマット押え具26,26,・・と、下流側の両側に配設したエアシリンダ31,31,・・により駆動し、上流側に突出した4本の押え棒34,34,・・により、千切る苗床ブロックW′,W′,・・の脇の苗床ブロックW′,W′,・・を押圧固定する複数のマット押え具32,32,・・を設け、ブロック分離具40の把持針44,44,・・によって、苗付ウレタンマットWから苗床ブロックW′,W′,・・を1個ずつ分離し、移植針47,47,・・に受け渡す構成としたことを特徴とする請求項1に記載の定植機の苗床ブロック分離装置1としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の定植機の苗床ブロック分離装置1を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の定植機の苗床ブロック分離装置1を装備した定植機2の側面図を示す。図2は、本発明の定植機の苗床ブロック分離装置1を装備した移植部12の側面図を示したものである。図3の(a)図は水耕苗21を移植済みの育生パネル7の正面図を示し、(b)図はその平面図を示し、(c)図は播種していないウレタンマットを示す図であり、(d)図は苗付ウレタンマットWから切り離された1個の苗床ブロックW′を示す図である。
【0008】
図4は、苗付ウレタンマットWが上段コンベヤ9上を搬送途中であるところを示す図であり、マット押え具26及びマット押え具32が上方で待機した状態である。図6は、ウレタンマットWが上段コンベヤ9の下流端9aに到着した図であり、マット押え具26及びマット押え具32が下降して苗付ウレタンマットWの先端部を上流側、下流側両方から押圧固定した状態を示す図である。図7は、近接スイッチ14を説明するための上段コンベヤ9を上流側から見た部分斜視図である。図8は、上流側から見た上段コンベヤ9の部分斜視図である。図9は、ブロック分離具40を下流側から見た図である。
【0009】
先ず本発明の定植機の苗床ブロック分離装置1を装備する定植機2の構成の概略を図1を参照して説明すると、基台3の上流端4近傍には搬送するための空の育生パネル7,7,・・を段積みにするパネル積載部6を設け、上流端4にあるスプロケット10と下流端5にあるスプロケット10′との間には、搬送用駒(図示せず)を所定の間隔に設けた無端チェーンによる下段コンベヤ8を張設し、前記パネル積載部6に段積みにされた育生パネル7,7,・・を最下段から1個ずつ下流側にある移植部12に搬送する。図中の矢印Aは上流側を示し、矢印Bは下流側を示す。
【0010】
図1及び図2に示すように、下段コンベヤ8の上方にはスラットコンベヤである上段コンベヤ9(図4、図5、図8を参照)を配設し、この上段コンベヤ9の下流側に載置された苗付ウレタンマットW,W,・・を上段コンベヤ9の下流端9aつまり移植部12に搬送する。前記移植部12では、前記上段コンベヤ9によって搬送されてきた苗付ウレタンマットW,W,・・を単体の苗床ブロックW′,W′,・・毎に千切り、前記下段コンベヤ8で搬送されてきた育生パネル7,7,・・の株間を大きく開けた小円孔であるポット穴7a,7a,・・の中に移植する。なお、この定植機2本体の構成は前記したように、特許文献2以前から公知のものである。
【0011】
前記上段コンベヤ9上を搬送される苗付ウレタンマットWの形態は、既に一般に市販されているものであり、柔軟なウレタンマット製で、図3の(c)図に示すように、上面には方眼の角部に切込み35,35,・・が形成され、その各切込み35,35,・・間は軽く接続した状態にしてあり、移植する際に、ブロック分離具40の把持針44,44,・・(図2、図9参照)により容易に引き千切られ、図3の(d)図に示すように、小立方体の苗床ブロックW′,W′,・・に分離されるようにしてある。苗付ウレタンマットW,W,・・を構成する各苗床ブロックW′,W′,・・の平面視中央の播種穴36,36,・・には、野菜の種が機械により播かれ、この工程では既に発芽して稚苗の状態である水耕苗21,21,・・が配列されている。
【0012】
図4、図5及び図7に示すように、上段コンベヤ9は、ほぼ苗付ウレタンマットWを1枚ずつを載置するに相当する枚数のスラット9b,9b,・・群が無端チェーンの上に複数個架設されており、先行のスラット9b,9b,・・群と、後続のスラット9b,9b,・・群との間にはスラット9b,9b,・・のない間隙が設けてある。各スラット9b,9b,・・群の最後端のスラット9bの上面には、マット係止ピン9d,9d.・・が一列に複数配列されており、苗付ウレタンマットWの播種穴36,36,・・の下面側をこのマット係止ピン9d,9d,・・に刺して載置する。これは正確な位置に載置するための目安であるのと、苗付ウレタンマットWが1個ずつ苗床ブロックW′,W′,・・に引き千切られていき、残る最後列の苗床ブロックW′,W′,・・を把持針44,44,・・で把持するとき、弾かれ転倒することを防ぐ役目をする。図7に示す先頭のスラット9b,9b,・・群には苗付ウレタンマットWが載置されていない状態を示し、符号9eは上段コンベヤ9上に苗付ウレタンマットWを載置する際の縁決め突起である。
【0013】
上段コンベヤ9上に載置された先頭の苗付ウレタンマットWが搬送されて上段コンベヤ9の下流端9aに到着したことを上段コンベヤ9の枠上に設置された光電センサ13,13(図4の(a)図及び図5参照)が検知するとともに、上段コンベヤ9の枠上にブラケットで固着された近接スイッチ14(図1、図4、図5、図7参照)が、後続スラット9b,9b,・・群の先頭のスラット9bの上面に突出したスラット止めボルト9cを検知し上段コンベヤ9が停止するように設定してある。これにより、各スラット9b,9b,・・は正確な位置で停止する。図1における矢印Aは下流側を示し、図1、図4、図5、図7における矢印Bは共に走行方向である下流側方向を示す。
このように、スラット9b,9b,・・の停止位置を正確にすることは、後述するように、上段コンベヤ9上の苗付ウレタンマットWから苗床ブロックW′,W′,・・を一個ずつ把持針44,44,・・で把持して分離するという本発明の定植機の苗床ブロック分離装置1にとっては必要なことである。
【0014】
搬送されてきた苗付ウレタンマットWが上段コンベヤの下流端9aに停止すると、移植部12の下流側両側に固着したエアシリンダ31,31が作動してマット押え具32の「コの字」状板33,33,・・が降下し、その「コの字」状板33,33,・・に所定間隔に配列された4本の押え棒34,34,・・が、苗付ウレタンマットWのこれから把持針44,44,・・で千切ろうとする苗床ブロックW′,W′,・・の脇の残りの各2個の苗床ブロックW′,W′,・・とその2列目の苗床ブロックW′,W′,・・とを、押え棒34,34,・・2本ずつでそれぞれ上面から軽く押圧し固定する。
【0015】
それとほぼ同時に、マット押え具を構成する押え棒支持軸27が降下し、その押え棒支持軸27に所定間隔に配列された2本一組の「逆さへの字」状の押え棒28,28,・・が、苗付ウレタンマットWのこれから把持針44,44,・・で千切ろうとする苗床ブロックW′,W′,・・の上流側の苗床ブロックW′,W′,・・の各上面に降下し、押え棒28,28,・・の水平部分で苗付ウレタンマットWを上から軽く押圧する。これで把持針44,44,・・で千切ろうとする苗床ブロックW′,W′,・・の周囲の苗付ウレタンマットWの上面は全て押圧固定されることになる。
【0016】
前記押え棒28,28,・・及び押え棒34,34,・・の各周囲には水耕苗21,21,・・を傷めないように合成ゴム等の緩衝材でコーティングしてあり、押え棒28,28,・・及び押え棒34,34,・・は押圧時に苗付ウレタンマットWの水耕苗21,21,・・の中心を外し、その両脇部分を軽く押圧するので水耕苗21,21,・・を傷めることはなく、仮に葉先部分を押え棒28,28,・・及び押え棒34,34,・・で押圧しても、従来技術のように、水耕苗21,21,・・がウレタンマット固定針で突き刺した所が黒く枯れるようなことはなく、また、ウレタンマット固定針が振動や衝撃によって折れる事故が生ずる場合があったが、対象物が食材であることから「草の根を分けても探さなければならない」という重大な事故となった。図6及び図8中の符号29は押え棒28,28,・・の角度調節用ネジであり、押え棒28,28・・の角度の補正を行う。このれによって苗付ウレタンマットWに対する押圧力の加減調節が容易にできるようになった。
【0017】
周囲を押え棒28,28,・・及び押え棒34,34,・・によって押圧された苗床ブロックW′,W′,・・を把持針44,44,・・で引き千切り下流側の移植針47,47,・・に搬送する。上段コンベヤ9はエアシリンダ15の作動により横方向に複数段階の間欠的摺動(実施例では3段階)をするように設定されており、その都度、押え棒28,28,・・と押え棒34,34,・・も上下動して、苗付ウレタンマットWの上面の固定と解除をくり返し、横列に並列した苗床ブロックW′,W′,・・を分離して順次移植針へと搬送していく。
【0018】
苗ブロックW′,W′,・・は、図5に示すように、エアチャック43,43,・・の駆動で開閉する前記把持針44,44,・・により把持され、エアシリンダ42,42,・・の作動で昇降することにより、単体の苗床ブロックW′,W′,に分離される。更に、ロッドレスシリンダ41が駆動して搬送され、移植具46の移植針47,47,・・に引き渡される。苗付ウレタンマットWの先頭列の苗床ブロックW′,W′,・・が全て千切られ搬送されると、上段コンベヤ9は前進して苗付ウレタンマットWの2列目の苗床ブロックW′,W′,・・が先頭列となる。そこで再び、苗付ウレタンマットWから苗ブロックW′,W′,・・を1個ずつ分離し、移植針47,47,・・まで搬送する動作が繰り返される。従来の装置では、苗床ブロックW′,W′,・・の最後の1列は前後の押さえが効かなくなり、一個が千切られるとき、残りの苗床ブロックW′,W′,・・が弾かれたり倒れたりするので、絶えず注意が必要で人手を患わす不具合があったが、本発明の苗床ブロック分離装置1では押え棒28,28,と押え棒34,34,・・及びマット係止ピン9d,9d,・・の効果により、苗床ブロックの最後の一個まで把持針で掴み取ることができ、定植作業を円滑に遂行することができる。
【0019】
基台3の上流側にあるパネル積載部6に段積みされた育生パネル7,7,・・が1個ずつ、所定の間隔に搬送用駒(図示せず)を設けたチェーンコンベヤ(図示せず)による下段コンベヤ8によって搬送されてくると、下流端5近傍に配置された穴検知センサ52,52が上方を通過する育生パネル7のポット穴7a,7a,・・を検知し、下段コンベヤ8は移植に合わせた間欠駆動となる。それと合わせて穴位置決め具50,50がエアシリンダ51,51の作動により伸長縮退してポット穴7a,7aに出入し、移植針47,47,・・が移植する動作に見合うポット穴7a,7a,・・の正確な位置決めと時間的移動を行っていく。穴位置決め具50,50がポット穴7a,7aに嵌入する時、育生パネル7の後端を押し搬送してきた搬送駒(図示せず)は僅かに後退し、穴位置決め具50,50が育生パネル7の前進しようとする慣性を排除して正確にポット穴7a,7aの位置決めができるようにする。
【0020】
移植が完了した育生パネル7,7,・・は、基台3の下流端5より先方に接続して設けた仮設受台53上に徐々に押されて整列される。下流端5には複数の散水口55,55,・・を有する散水管54が上方に横方向に設けられ、仮設受台53上の育生パネル7の水耕苗21,21,・・に向け散水する。その下方には前記散水された水を受ける水盤56が配置されている。これは前記移植部12において、把持針44,44,・・と移植針47,47,・・とに把持され受渡しをされる際に苗床ブロックW′,W′,・・に含む水分が絞り出されるのでそれを補給するためのものである。
【0021】
下段コンベヤ8はギヤモータM、上段コンベヤ9はギヤモータM′をそれぞれ駆動源とするが、装置各部の作動は、コントロールボックス57内に備えたメモリ(図示せず)に予め入力設定されている。前記装置各部のシリンダはエアシリンダとしたが、油圧シリンダでもよく、電磁シリンダとしてもよいことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、前記したように、マット係止ピン、光電センサと近接スイッチを配備したことにより、苗付ウレタンマットから苗床ブロックを把持針で千切るための正確な位置決めができるという効果を奏する。
【0023】
請求項2に係る発明は、上流側、下流側の2つの方向から押え棒により、千切ろうとする苗床ブロックの周囲の苗付ウレタンマットを、上面から押圧することにより効果的に固定できるので、苗付ウレタンマットから苗床ブロックを把持針で容易に分離することができ、苗床ブロックの最後の1列まで乱すことなく、把持針で掴み定植作業を円滑に遂行できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定植機の苗床ブロック分離装置を装備した定植機の全体配置を示す側面図である。
【図2】本発明に係る定植機の苗床ブロック分離装置を装備した移植部の側面図を示す。
【図3】(a)図は水耕苗を移植済みの育生パネルの正面図を示し、(b)図はその平面図を示すものである。(c)図は播種していないウレタンマットの平面図を示し、(d)図は苗付ウレタンマットから切り離された1個の苗床ブロックを示す。
【図4】苗付ウレタンマットが上段コンベヤ上を搬送途中であるところを示す図であり、2つのマット押え具が上方で待機した状態を示す。
【図5】苗付ウレタンマットが上流コンベヤの下流端に到着した図であり、2つのマット押え具が下降して苗付ウレタンマットの先端部上面を上流側、下流側両方から押圧固定した状態を示す図である。
【図6】2つのマット押え具の押え棒が苗付ウレタンマットの先端部を押圧固定した状態を示す平面図である。
【図7】近接スイッチ近傍を示す上段コンベヤの部分斜視図である。
【図8】苗床分離装置の概略を示す上段コンベヤの部分斜視図である。
【図9】ブロック分離具を下流側から見た図である。
【符号の説明】
A 上流側
B 下流側
W 苗付ウレタンマット
W′ 苗床ブロック
M ギヤモータ
M′ ギヤモータ
1 定植機の苗床ブロック分離装置
2 定植機
3 基台
4 上流端
5 下流端
6 パネル積載部
7 育生パネル
7a ポット穴
8 下段コンベヤ
9 上段コンベヤ
9a 上段コンベヤの下流端
9b スラット
9c スラット止めボルト
9d マット係止ピン
9e 縁止めピン
10,10′スプロケット
11,11′スプロケット
12 移植部
13 光電センサ
14 近接スイッチ
15 エアシリンダ
21 水耕苗
25 エアシリンダ
26 マット押え具
27 押え棒支持軸
28 押え棒
29 角度調節用ネジ
31 エアシリンダ
32 マット押え具
33 「コの字」状板
34 押え棒
35 切込み
36 播種穴
40 ブロック分離具
41 ロッドレスシリンダ
42 エアシリンダ
43 エアチャック
44 把持針
46 移植具
47 移植針
48 エアシリンダ
49 エアチャック
50 穴位置決め具
51 エアシリンダ
52 穴検知センサ
53 仮設受台
54 散水管
55 散水口
56 水盤
57 支持脚
58 コントロールボックス

Claims (2)

  1. 基台(3)に下段コンベヤ(8)を張設し、前記基台(3)の上流側にあるパネル積載部(6)から育生パネル(7)を1枚ずつ基台(3)の下流側にある移植部(12)に搬送し、その上方に上段コンベヤ(9)を張設し、その上流側に載置された苗付ウレタンマット(W)を前記移植部(12)に搬送して、移植部(12)で苗付ウレタンマット(W)を把持針(44)で苗床ブロック(W′)毎に千切り、移植針(47)で前記育生パネル(7)の複数のポット穴(7a)に移植する水耕苗の定植機(2)において、
    前記上段コンベヤ(9)はスラットコンベヤとし、苗付ウレタンマット(W)の長さに複数のスラット(9b)を並列し、前記各スラット(9b)群の間には空間を開け、その各後端のスラット(9b)上に、苗付ウレタンマット(W)の載置位置を決める複数のマット係止ピン(9d)を配置し、前記苗付ウレタンマット(W)が上段コンベヤの下流端(9a)に到着したことを検知する光電センサ(13)と、後続スラット(9b)群の先頭のスラット止めボルト(9c)を検知する近接スイッチ(14)とを配設することにより、苗付ウレタンマット(W)が正確な位置に停止するよう構成したことを特徴とする定植機の苗床ブロック分離装置。
  2. 前記移植部(12)には、苗床ブロック(W′)を千切る時に苗付ウレタンマット(W)を一時固定するため、上流側の両側に配設したエアシリンダ(25)により昇降し、苗付ウレタンマット(W)を上から押圧固定するための下流側に突出した2本の押え棒(28)を配列した複数のマット押え具(26)と、下流側の両側に配設したエアシリンダ(31)により昇降し、上流側に突出した4本の押え棒(34)により、千切る苗床ブロック(W′)の脇の苗床ブロック(W′)を押圧固定する複数のマット押え具(32)を設け、ブロック分離具(40)の把持針(44)によって、苗付ウレタンマット(W)から苗床ブロック(W′)を1個ずつ分離し、移植針(47)に受け渡す構成としたことを特徴とする請求項1に記載の定植機の苗床ブロック分離装置。
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